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『マイケル・クロッタ』 それでは今回は日本ハムが獲得を発表した二人の新外国人投手のうちの一人であるマイケル・クロッタ投手について見ていきたいと思います。日本ハムはケッペルとウルフが在籍していましたが、ケッペルとは契約を結ばないことが決定し、ウルフも退団が必至とのことです。それではどんな選手なのか見ていきたいと思います。 クロッタは最速は153キロを計測する直球とスライダーとツーシームを投げ分ける投球スタイルの投手で、球種自体はそれほど豊富ではなく、チェンジアップやカーブは殆ど投げてはいないようです。ただし、これは2011年のデータですパイレーツからドラフトで指名され、2011年にメジャー登板を果たしたものの、全くと言って良い程通用せずに終わり、2012年は登板なしに終わり、今年はナショナルズ3Aに所属し、リリーフ投手として登板していました。今年の成績を見てみますと、51試合に登板して奪三振率は6.83、与四死球率は3.88、防御率は3.57とあまりパッとした成績ではありません。それ以前は先発として起用されており、それぞれ5.91、4.93と3Aでもあまり奮わない成績が続いていました。それではもう少し細かく見ていきたいと思います。 まず奪三振率ですが、6.83、4.22、6.10と過去を見渡しても低い数字で、三振を奪えるタイプではないことが分かります。サファテやマシソンなど日本で活躍する外国人リリーフ投手は皆奪三振率の高い投手ばかりであることを考えると、リリーフで7.00すら切るこの数字はかなり低いと言えます。また、先発での登板時は4.22、6.10、2A時代は5.68、6.01とこちらも低い成績で、先発として活躍しているバリントンやディクソンは一度こそ6.00を記録したこともありましたが、それ以外は7.50前後で推移しており、寧ろここまでの奪三振率の低さは中日を途中解雇となったバーゲセンを思い起こさせます。この数字が低いと、当てることには長けている安打にするとは言っていない日本の打者に粘られてしまう危険性があります。こういうところを見ると2011年のデータでは直球とスライダーやツーシームのみの投球でしたが、今でも変わってなさそうですね。 次に与四死球率ですが先発時代の与四死球率は1.69と2.54を記録していますが、リリーフを務めた今年は3.88と若干悪化気味してしまいました。これはひとえに打ち取る術がないので粘られてしまい、悪化してしまったのではないかと推測しています。現に選球眼の良いメジャーでの与四死球率は4.22と低い数字を記録しています。とはいえ、日本の打者は身体能力上選球眼があまり良くない傾向があるだけにここはあまり気にする必要はないかもしれませんが、欧米外国人選手相手だと苦労するかもしれませんね。ちなみにK/BBは当然ながら低い1.76で、現状はただひたすら三球種を投げているだけの印象があります。 最後に球威面ですが、今年こそ1本も本塁打を打たれませんでしたが、被安打数は59本と投球回数である58回を越え、先発時代の2010年も131.1回投げて被安打数は何と160安打で被本塁打数も10本、メジャーでは10.1回投げて何と被安打数20と2倍近くで被本塁打率も1.69と打ちこまれる傾向があり、球威はない方だと思われます。 先発をやるにしても球種が少なく、リリーフとして見ても奪三振率が極端に低く、球威面がないということを考えるとかなり厳しいのではないかなと感じてしまうところです。ただし、batted ballは1年だけですがGBが圧倒的に多く、ひょっとするとゴロを打たせて取る投球ができるのかなと思います。日本ハムもそこに注目して獲ったのかもしれませんね。成績があまり芳しくないところは退団が濃厚なウルフと似ている感がありますが、二人が決定的に違う部分が球威面、ウルフの場合はメジャーでの登板でも内野フライを打たせる率が高く、3Aでも球威面があったのに対し、クロッタの場合はないのが特徴かなと思います。日本のプロ野球界でも最先端を走る日本ハムなだけに何かを見込んで獲ったのかもしれないものの、個人的に活躍はかなり厳しいのではないかなと感じます。選手評価:D(先発としてもリリーフとしても厳しいか)各セット期間限定1752円!【楽天総合ランキング1位(2012年3月16日)】【期間限定!】 冬限定★お...価格:1,980円(税込、送料込)
2013.11.29
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『バーバロ・カニザレス』 それでは今回はソフトバンクが獲得したカニザレスについて見ていきたいと思います。カニザレスはメジャーでの出場は一塁しか守れないということもあり、ブレーブスでの僅か5試合のみで、近年はメキシカンリーグでのプレーが続いていました。それでは成績を見ていきたいと思います。 上記に書かせてもらった通り、2011年からはメキシカンリーグでプレーしています。そこでは3年間で最高打率.396、最多本塁打数は29、OSPは1.15と我が目を疑う程の凄まじい成績を残しています。しかし、水を差すようで申し訳ありませんが、メキシカンリーグのレベルは一応3Aレベルとされてはいるものの、明らかにレベル自体は低いことが明らかで、正直この数字は参考程度に見た方が良さそうです。なので、2010年、2009年、2008年のブレーブス傘下時代の打撃内容はどうだったのかを見ていきたいと思います。 まず長打力ですが、ISOPは2008年から見ていきますと、.133、.140、.162と外国人選手としては控えめな部類で、それほど長打力を売りにする選手ではなさそうですが、年々数字は上昇傾向にあります。次にミート力は7.30、7.56、7.87と常にほぼ7.50をキープし、ミート力はかなり高い選手です。これならば三振の山になることもなく、打率を残せる可能性を感じさせます。そして選球眼ですが、.623、.776、.741とこちらも高い数字を残し、選球眼も非常に優れている選手であることが分かります。つまり当てる力にも球の見極めにも優れており、高打率を残せる選手であることを窺わせる選手であり、非常に巧打に長けている選手だと思われます。 ちなみにメキシカンリーグでも両方とも8.41、1.49と最高成績で非常に高い数字を記録しており、現在でも健在であることを感じさせます。長打力も.250以上で、最高で.300を越すなど長打力にも磨きがかかり始めているのかもしれません。また、今年本塁打王を受賞した日本ハムのアブレイユが.197、.235、.308という成績だったのに対し、カニザレスは.256、.314、.276と3年の平均ではアブレイユよりも高く、更にミート力と選球眼共に高数字ということはひょっとするととんでもない化け物の予感があり、非常に大きな掘り出し物のような気がいたします。 次に守備走塁ですが、まず盗塁数を見ていきますと、メキシカンリーグでも4個が最高なのでそれほど足を売りにする選手ではなさそうです。守備はメジャーで僅か5試合のみの出場だったのでサンプル不足で分かりませんでした。 打撃内容はかなり優れた選手なので、活躍する可能性は非常に高いのではないでしょうか。ただし、私が高評価した選手は皆故障してしまうジンクスがあるだけに来年は一体どうなるのかが非常に気になってしまうところです。しかし、それを無視すれば非常に楽しみな選手ではないかと思います。現在、紹介している選手の中で最も期待できる選手ではないでしょうか。選手評価:A(中軸として期待)4枚選べてこの価格!!どれにしようか迷っちゃう!?※生地のタイプ◇ソ:もちもちのナポリ風ソ...価格:3,024円(税込、送料込)
2013.11.28
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『ルイス・クルーズ』 今回も引き続き、本日千葉ロッテが獲得を発表したルイス・クルーズ内野手について見ていきたいと思います。クルーズはパイレーツやブルワーズ、レンジャーズにも所属していましたが、中々芽が出ず昨年ドジャースへ移籍、ところがそこで打撃が突如爆発して78試合に出場、.297、6本塁打40打点を記録して一気にメジャーに定着かと思わせましたが、今年は開幕から不振を極め、40人枠を外されてFAとなり、ヤンキースと契約したものの、そこでも不振を極めてFAとなり、無所属の身となっていました。それではどのような選手か見ていきたいと思います。 まず長打力ですが、高かったのは突然変異かの如く爆発した2012年の.211のみで、それ以外は2011年が.160、2010年も.133、2009年は.105、2008年は.158と大体.150前後で推移しており、特別長打力のあるタイプではなさそうです。ちなみに今年はメジャーのみの出場でISOPが.035とボロボロでした。続いてミート力ですが2012年3Aで8.50、6.88、8.71と高い数字を記録しており、大型扇風機のような可能性はなく、打率を残せる可能性を感じさせます。ちなみに2012年、2013年のメジャーでのミート力は8.32、5.24とメジャーでも高めの数字を記録しているだけに元々ミート力に定評のあるタイプのようです。次に選球眼を見ていきますと、2012年3Aで.382、2011年が.250、.268とこっちは打って変わってかなり低い数字を記録しています。ちなみにメジャーでも.265、.182とかなり低い数字を記録しています。つまり当てる力はあるものの、ボール球を見極める力は不足しており、打つ時は打ち出の小槌のように打ちまくり、駄目な時は駄目で安定感のないタイプだと思われます。3Aの打率でもあまりパッとしなかったのはこの為ではないでしょうか。やはり2012年は打ち出の小槌状態になっていたのかなという印象です。最後に打球傾向ですが、この選手はゴロを打つ割合よりも外野フライやライナーの方が多い傾向があります。フライやライナーが多めの選手で、一定の長打力があるので極端に打率が低いといったことはなさそうですが、どちらに転ぶか難しいタイプです。ミート力が高く、選球眼が極端に低いこういったタイプは広島の松山や岩本を感じさせる選手です。ちなみに岩本も昨年一時.320の高打率を残しましたが、打ち出の小槌状態でなくなるとみるみるうちに下がって最終的に.268 次に守備走塁ですが、まず走塁面から見ていきますと盗塁は殆どしないタイプでしかもマイナス、しかしベースランニングでは微妙にプラスを記録しています。次に守備ですが、主に遊撃手を守る機会が多かったのですが、ここ2年は三塁を守る機会が圧倒的に多くなっており、二塁も守れます。ちなみに一塁と左翼も申し訳程度にそれでは守備力はと言いますと、遊撃手ではUZRでもDRSでも常にプラスを記録し、UZR/150では29.3を記録する程高い数字を記録しています。三塁でもUZRが2012年と今年で6.8と7.7、DRSが8と6で両方共高い数字を記録、UZR/150では22.4、31.5とかなり高い数字を記録しています。二塁でも微妙にプラスを計測し、DRSでも0か1を計測しており、どうやら守備力を売りとする選手のようです。まあだからメジャーでもちょくちょく出てこれるわけですこの選手は打撃力よりも守備力での貢献が非常に高い選手で、あまりショートやセカンドで守備力の高い選手がいない千葉ロッテでは非常に重宝されそうな選手です。この守備力ならばメジャーでもお声がかかりそうですが 打撃はあまりにも低すぎる選球眼ですが高いミート力を持つタイプで、これまで分析してきた新外国人選手の中でこういったタイプがいなかっただけに正直どう転ぶか分かりません千葉ロッテは今年難しい選手を獲ってくれますね。しかし、今年規定打席に達した選手の中で打撃で好成績を残した選手を見渡すと、やはり選球眼はどんなに低くとも.450前後は記録しているだけにこれぞ助っ人!という活躍は微妙かなという気はしなくもありません。しかし、それ以上に守備面での貢献は間違いない選手で、千葉ロッテには突出した二遊間の選手がおらず、打撃や守備共にマイナスを垂れ流しているポジションなだけにクルーズが入れば一気に改善してくるかもしれません。しかし、引っ掛かってくるのが外国人枠の問題、現在はブラゼルとハフマン、クルーズと外国人野手が三名となり、誰か一人が溢れる可能性がありますが、果たして伊東監督はどうするのか注目してみたいところですね。選手評価:B(守備面に期待)各セット3504円→1980円期間限定で43%OFFの1980円!【楽天総合ランキング1位(2012年3月16日)】...価格:1,980円(税込、送料込)
2013.11.27
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『もしかするとこの選手が?』 前回、広島が人的補償を選択した場合に誰を選ぶのかを考えて私的に考えたプロテクトリストを作ってみましたが、どうやら本日の報道で人的補償を選択することが決定的となったようで、「若くて良い選手を獲る」とのことです。しかし、このコメントを鵜呑みにしてはならず、かつて投手を獲ると言っておきながら赤松を選択した過去もあるだけに誰を選択するかはリスト次第といったところでしょう。今回はそれとは関係なく、もしもシリーズをしていきたいと思います。 前回のプロテクト外選手の中に大田を加え、そのままスルーさせていただきました。しかし、大田はわざわざ長野を差し置いて一巡目指名した巨人の秘蔵っ子ともいうべき選手で、高校も東海大相模出身で原監督の母校、更に背番号も55を付けるなど並々ならぬ待遇で大田を迎えた経緯があるだけにひょっとするとプロテクトされる可能性があります。そこで、プロテクトされた選手から外れるかもしれない選手を挙げてみたいと思います。「小山雄輝」 2010年ドラフト4巡目で指名された大卒投手、下位指名ながら比較的早い段階で頭角を現して一軍登板も果たしましたが、今年も10試合の登板に留まるなど殻を破り切れないでいる印象、巨人は早い段階で出てきた期待の投手でも中々芽が出ないケースが続く場合は広島へ移籍してきた小野のようにあっさりと放出するきらいがあります。なので大田をプロテクトした場合、ひょっとすると外れている可能性もありえます。「実松or河野」 実松は二番手捕手、河野は育成出身でしたが二軍で結果を残して支配下登録を勝ち取り、現状ではドラフト2巡目ではいった鬼屋敷を完全に追い抜いた格好です。ところが今年のドラフトで小林誠司を指名し、ポスト阿部候補としてかなりのVIP待遇で出迎えられています。そういったこともあるので一軍出場も小林が優先されそうな可能性があり、どちらが外れている可能性もあり得ます。「松本哲也」 育成ドラフト出身でありながらも新人王とゴールデングラブ賞を受賞した外野手、しかし打撃が非力で、以降レギュラーを取れるには至っておらず、大田が外野手ということもあり、更に同じタイプでしかも若手の橋本がいるだけに、もしかすると外れている可能性もあり得る選手です。 以上の4名が外れているかもしれない候補です。まず小山ですが、最速148キロを計測するとフォークを売りとする投手で、今年は一軍で10試合に登板(先発、リリーフは共に5:5)し、投球の攻勢も直球とフォークで90%近くあるだけにどちらかと言えばリリーフの方が向いてそうな印象です。まだまだ年齢も若く、リリーフ陣も高齢化していて丁度良いだけに選択しても面白いのではないでしょうか。 次に実松と河野ですが、実松は元々日本ハムでレギュラー争いしていた捕手で、少ない試合数ながら意外な長打力も持っているだけに石原や倉とレギュラー争いのできる捕手なので、獲得しても面白いのではないかと思います。河野も打撃に定評のある若い捕手で、ドラフトでの捕手補強も省けますし、磯村と競わせても面白い選手ではないかなと思います。 最後に松本ですが、この手のタイプは広島にはたくさんおり、年齢層も被っています。打力も非力で今一つで、守備力も守備得点ではマイナスであることが多く、正直天谷や中東と比べるとちょっと落ちるかなと感じ、あまり広島にとっては必要な選手ではないかなと思います。 上記3選手と前回の4選手合わせて7選手が面白い選手かなと感じました。どのようなリストになっているのかは我々には分かりませんが、しっかりと調査して決めてもらいたいなと思います。【VANS】バンズ SLIP ON(スリッポン) V98CL M.BLACK /ABCマート楽天市場店 10P06jul13価格:3,990円(税込、送料別)
2013.11.26
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『非常な痛手!人的補償を探る』 本日、大竹が巨人へのFA移籍が決まりました。二桁を計算できる投手が巨人へ移り、広島にとっては非常な痛手となってしまいました。ただ大竹本人にとっては打線が強力なチームへと移り、勝ち星も増えていくのではないかと思われます。ちょっと本塁打の出やすい東京ドームへと変わり、大竹本人も長打を打たれやすいタイプなだけにそこはどうなのかなといった懸念もあるでしょう。いずれにせよ広島にとっては非常な痛手であることは変わりありません。しかし、広島は獲られて終わりというわけではなく、人的補償が発生します。では、人的補償にはどんな選手が残っているのかを色々な方々がされてるような検証を暇なのでしてみたいと思います。 まずFAで選手を獲得した球団は定められている28人を選んで人的補償の対象から外さなければならず、これを一般的にプロテクト枠と言われています。また、プロテクト枠以外にも新人選手や外国人選手は対象外となります。従って上記以外の選手を一人獲得することができるのです。それでは実際どのような感じになるのかを見ていきたいと思います。『プロテクト枠・レギュラー』投手:菅野、澤村、内海、西村、山口、杉内捕手:阿部内野:坂本、村田外野:長野、高橋合計:11名『プロテクト枠・控え』投手:青木、宮國、小山、今村、高木捕手:実松内野:寺内、中井外野:亀井、矢野、松本合計:11名『プロテクト枠・プロスペクト』投手:一岡、公文、笠原捕手:河野内野:坂口外野:橋本合計:6名 以上の選手達が私がGMなら絶対ならねーよ個人的に選ばせていただいた28名です成績調べるの大変でした。この中には代走要員の鈴木やドラ1の内野手藤村が外れていますが、鈴木は年齢が既に35歳で脚力に衰えが出てくる頃合いである点、藤村は前年での守備得点が低いことと盗塁成功確率が低い点に加え、打力にもあまり成長が見られないところに加え、FAや自由契約選手で片岡や井端ら獲得の噂もあって外させていただきました。それではプロテクトから外れた選手を見ていきたいと思います。『プロテクト外』投手:久保、香月、福田、田原、松本、星野、江柄子、須永、田中太、阿南、越智捕手:井野、加藤、鬼屋敷内野:藤村、脇谷、石井、大累、立岡、辻外野:鈴木、横川、加治前、隠善、大田 以上がプロテクトから外れた選手一覧です。まず投手では久保や越智、福田辺りなど実績のある投手らが漏れていますが、久保や越智は故障明けの選手なので重々調査を重ねてから獲得した方が良いように思います。左投手はと言いますと、いずれも二軍で結果の出ていない選手や阿南のように制球難のある投手、ましてや一度も登板していない松本しかいないのでちょっと厳しいように思います。なので、投手を獲得しようと考えるならば上記三人と田原辺りではないかなと思います。次に捕手ですがパッとした選手はおらず、これなら磯村や中東辺りを第三捕手として起用した方が将来的にも良く、獲っても石原と倉がいるのでこのメンバーならば三番手捕手の扱いになり、正直三番手捕手を獲るならきちんと一軍戦力になり得る選手を獲った方が良いと思います。次に内野手ですが、広島はドラフトで田中広輔を獲得し、菊池や堂林といったレギュラー選手も鈴木誠也といったプロスペクトも内野手に集まっているのであまり獲得の必要性はなさそうです。外野手では長打力や身体能力もある大田なら獲っても面白そうですが、二軍でもBB/Kがかなりの低水準で選球眼が致命的になく、大成するかどうかはかなり微妙なだけに個人的にはあまりお勧めはできかねます。隠善も二軍では結果を残していますが、巨人があまり起用してこない通り特徴のない選手、即ち小窪を左にした外野版タイプといったところでしょうか。内野ならば重宝されますが、外野では厳しいかなと思うので、それなら若い土生や中東辺りを起用していった方が良いように思います。 結論としてやはり久保、越智、福田、田原の投手4名のうちの誰かとなるのではないかなと予想したいと思います。ただ、故障歴や不調の原因の調査次第では人的補償ではなく、金銭補償となりそうです。金銭補償なら金銭補償で今FAしている久保の獲得に動いた方が良さそうに思いますが果たしてどうなるでしょうか。PS:次回は人的補償についてのMAYBEシリーズを暇なのでやっていきたいと思いますので、お楽しみに。【送料無料】マネー・ボール完全版 [ マイケル・ルイス(ノンフィクション作家) ]価格:987円(税込、送料込)
2013.11.25
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『チャド・ハフマン』 それでは前回のゴメスに続き、千葉ロッテが実施した入団テストに見事に合格して契約に至ったチャド・ハフマンについて見ていきたいと思います。ハフマンは2010年にヤンキースで9試合に出場したのみでメジャー経験が殆どなく、典型的なマイナーリーガーの外野手です。この選手はパワーを秘めたスラッガーというわけでも打率.300を記録するといったアベレージタイプでもなく、.270で15本塁打といった中距離タイプの打者です。今年はナ・リーグチャンピオンに輝いたカージナルスの3Aに所属して108試合に出場、打率は.280、13本塁打55打点といった成績、パッとしないように見えますがOPSは.852を記録しており、全然見劣りする成績ではありません。それでは打撃の詳細を見ていきたいと思います。 まずISOPですが、3年間の成績は.169、.171、.191と.200を越えるほどではなく、やはりルナと同じような中距離タイプの打者と見えますが、年々数字がひき上がっており、上昇傾向にあります。次にミート力ですが、4.03、4.03、4.41と5.00を切る数字で、中距離タイプにしては低い数字です。では選球眼の方はと言いますと、.626、.396、.671と2012年を除いてはやや高い数字を記録しており、選球眼はまずまず良い方だということが分かります。こういったタイプはマートンやラロッカ、カーターらのようにどちらも高い選手が日本球界で活躍する傾向にあるのですが、ハフマンの場合はミート力が低く、選球眼もまあ高いかなといった選手で、ちょっとどうなのかなと感じる点はあります。しかし、彼ら三人と違う部分は長打力、本塁打の数やISOPは上記三人よりも高く、特に今年キャリアハイの成績と打撃内容を残すなどようやくこれから成熟してくるのかなという面もあるので、非常に評価の難しい選手です。 次に守備と走塁に関してですが、盗塁の数は3年間合わせて8個と売りにする程ではなく、守備もメジャーでライトとレフトを守っています1イニングだけ一塁を守るが、サンプルが少なく過ぎるのでよく分かりません。なので現状では打撃で勝負するタイプなのかなと印象です。 一番充実したシーズンの後なのでこの成長が本物なのかどうかといったところでかなり迷ったのですが、やはりスラッガータイプではないのにミート力が4.00というのは低いかなということと、長打以外ハフマンよりも打撃内容が上回っていた福留が散々だった成績を加味し、今回評価は控えめにしようかと思います。ただハフマンは選球眼がやや高めでパワーもやや高め福留のISOPは.100であり、違反球でなくなったことを考えると、もしかしたら活躍するかもと思います。本当に評価の難しい選手を獲ったなと思います。この選手の成績次第では今後の外国人選手分析に大きな影響を与えてきそうです。選手評価:B(これは難しい・・・)除湿シート シングル 除湿マットの王様ベルオアシス送料無料でお届け!センサー付!布団・ベッ...価格:4,980円(税込、送料込)
2013.11.24
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『マウロ・ゴメス』 それでは広島の新外国人選手に続き、今年のオフに新外国選手獲得を発表した阪神の新外国人選手について見ていきたいと思います。記念すべき他球団選手第一号はマウロ・ゴメス選手です。 マウロ・ゴメスはブルージェイズ3Aに所属していた一塁を守る内野手で、2012年にはレッドソックスでメジャーデビューして.275、2本塁打を記録、今年は3Aでシーズンを過ごし、打率.249、29本塁打73打点を記録しました。それではこれまでと同じように3年間の打撃内容を見ていきたいと思います。 まずISOPですが、.272、.279、.217とこれまで入ってきた3A出身の外国人選手と比べても高い数字を記録しています。しかし、それだけで活躍できたのは違反球の時代までです。その頃の野球は強烈な投高打低となり、投手自体もこれまでと比べて四隅を突く投球ではなく、やや甘めのコースに行っても良いので、バンバンストライクゾーンに投げ込んでいたように感じます。今村もそんな感じでしたね。で、今年やられたとそんなこともあってエルドレッドやペーニャなど通用してきましたが、今は違反球ではなくなり、統一球へと変わった今の野球では再び四隅へ突く本来のスタイルに戻り、ペーニャは故障もあったとはいえさっぱりの成績に終わってしまいました。なのでISOPだけでは評価できないようになってしまいました。 ミート力ですが2011年から見ていきますと、3.87、4.40、3.09とかなり低い数字、2012年の4.40ならばスラッガーなのでOKですが、4.00を切る程の数字やましてや今年の3.00付近の数字はいくらなんでも低すぎるきらいがあります。次に選球眼ですが、2011年から見ていくと、.290、.400、.328とこれまたかなり低い数字を記録しています。これまで日本で活躍したスラッガーは皆選球眼は最低でも.500以上あるタイプでキラも例外ではありませんでした。しかし、ゴメスは.400どころか.300をうろつく程低い数字を記録しており、これでは打率や出塁率はかなり低いものとなりそうで、いくら長打力に秘めたものがあったとしてもこの打撃では大型扇風機となってしまう可能性が大ではないかと感じます。 次に守備ですが、メジャーでは主に一塁手を守り、サブで三塁を守っていました。一塁は可もなく不可もなくといった数字を残していますが、三塁はちょっと無理ではないかなといった印象です。盗塁もあまり積極的な選手ではなく、あくまでも打撃で勝負といった選手です。 長打力は見るべきものがありますが、いくらなんでもミート力や選球眼が低すぎるきらいがあり、ルナのようにその1年だけが不振だったというわけではなく、スピリーと同じく元々その水準が低いタイプの選手であることを考えると、正直この打撃内容では活躍できるかどうか甚だ疑問符がついてしまうように思います。正直、同じブルージェイズ3Aに所属していたヒメネスの方が活躍できそうな気がするのですが・・・。まあ指名打者の選手ですが^^;選手評価:D(打撃水準が低すぎる)PS:前回の新外国人選手結果にキラが抜けていました。 A Aでした。【送料無料】【DVD3枚3000円5倍】マネーボール [ ブラッド・ピット ]価格:1,000円(税込、送料込)
2013.11.23
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『ボールの影響で変化が!新たなジンクス誕生!?』 前回はドラフト選手予想と結果について書かせていただきましたが、今回は今年入団してきた新外国人選手の結果について見ていきたいと思います。前回と同じく左は予想ランクを書き、右側に実際の結果のランク付けを行っていきたいと思いますので、御覧ください。『巨人』ロペス B A 3割19本塁打と活躍アコスタ A D 5.54と奮わず『阪神』コンラド B D 懸念が当たった格好に・・・『広島』ルイス C C 終盤活躍見せるも出たり出なかったりソコロビッチ B C 成績は良いが、故障続き『中日』ブラッドリー A C 助っ人としては物足りず途中解雇カブレラ B B 見事に復活を遂げるルナ C S 故障するまで首位打者クラーク A A 25本塁打、セリーグ11位のOPS『横浜』モーガン B A 3割11本塁打、OPS.795『東北楽天』ジョーンズ A S OPS.845マギー A S OPS.891でジョーンズと並ぶ活躍『西武』スピリー D D 不振で精彩を欠く『ソフトバンク』ラヘア A B 後半は不振で更に故障離脱パディーヤ S C いきなり故障、復帰してまた故障でパッとせず『オリックス』ディクソン B A 防御率2.70で8勝をあげるロッティーノ S D この選手も故障してしまう『日本ハム』アブレイユ C S 本塁打王を獲得 今回は昨年の外国人選手分析とは違って大きく外してしまった格好となりました。特に残念だったのがパディーヤとロッティーノの二人、成績自体がパッとしない成績で大きく外してしまった格好です。ただ二人とも故障してしまって本来の状態ではなかったことも事実、パディーヤは二度も故障で離脱し、ロッティーノは俊足と好守が売りの選手にもかかわらず、守備固めの際に途中交代するなどひょっとしてどこか足も痛めていたのか?二軍でも盗塁数が伸びませんでした。ただミート力と選球眼は良く、慣れてくれば打ちそうですが解雇となってしまいました。逆に私の低評価とは裏腹に大活躍を見せたのがルナとアブレイユの二人、ルナは直近の成績に騙された格好となったものの、それほど突出したわけでもなく、アブレイユは3A時代はISOにそれほど高いわけではありませんでしたが、それぞれ首位打者目前と本塁打王受賞したのは印象的です。しかし、ルナのミート力と選球眼は5.77と.456で打率.350を記録する程高いわけではなく、アブレイユもISOPは凄まじい物でしたが、ミート力が3.81、選球眼も.432と低い数字で来年どうなのかなという感は拭えないところですが、どうなるか注目してみたいところですね。また、違反球ではなく、統一球に変わったことで多少変わってきたのかもしれず、この二人を参考として考えていきたいところです。また、今回分かった点はやはりメジャー出身の選手はレベルが高いという点、どの選手も主力選手、またはまずまずの成績を残すなどメジャーのレベルの高さを見せつけた格好です。昨年はこの手の選手はいなかっただけに今後の評価付けとして参考になりそうですね。 逆に投手は中々法則が見出せず、昨年同様あまり合致しませんでした。現状まだまだ手探り状態と言ったところですね。 また、新たなジンクスとして私が高評価した選手はかなり故障離脱してしまうジンクスが生まれつつあります。昨年はカーター、そして今年は上記両名と立て続けに故障しています。ひょっとすると、今年も最高評価をした選手が故障するかも?縁起でもないですね^^;これにくじけず今年も外国人選手の評価をしていきたいと思います。★59%OFF★【訳あり特価】エーグル レイン ブーツ AIGLE レインブーツ エーグル 長靴 ラバーブ...価格:6,780円(税込、送料込)
2013.11.22
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『中村恭平、再び迷走』 先日、行われた西武との練習試合第二戦を振り返ってみたいと思います。結果は8-0と完敗で、スポーツ新聞でも野村監督の嘆きが掲載されていました。ちょっと話は逸れますが、この嘆きこそが広島は育成力で他球団に劣っている部分だなと感じました。広島は資金力がなく、地道に選手を練習させて経験値をこつこつ積み重ねていかねばならないにもかかわらずすぐに結果を求めたがる。ちょっと秋季キャンプをやればすぐに結果を求めたがってしまうチーム体質、その傾向が監督のコメントから見ても読み取れてしまいます。毎度毎度指摘している「前倒し育成」もひとえにすぐに結果を求めてしまう故に起こってしまうことなのでしょう。結局、本来の育成プランを前倒ししてしまうことで、選手が故障か成長曲線が狂ってしまって結局おっと思わせる素材型投手が出てきても物にならずにいつの間にか忘れ去られた存在へと変わり、戦力外になってしまう・・・今年の伊東が良い例だと思います。努力はすぐに成果として現れるわけではない・・・それを一番良く知っているのはプロ野球選手として先輩の立場である自分自身ではないのでしょうか。この体質を変えない限りはいつまで経っても上位指名の選手しか戦力になることはなく、たたき上げの選手が出てこず、5割前後の戦いから抜け出せません。 それでは話を戻して試合の詳細を見ていきたいと思います。まず先発した中村恭平は3回を投げて2奪三振2四球で2失点ですが自責点は1点、batted ballは6:2(うち安打1本不明)とシーズン通りの投球、しかしアブレイユに一発を浴びるなどあまり長打を打たれないはずの中村恭平が被弾、どうも再び制球を気にしだしスピードがガタ落ちしているそうで、気候が寒いこともあるでしょうが最速は141キロに留まりました。今年前進したにもかかわらず、またまた元の悪い状態へと後退してしまった形です。もうそろそろ年齢的にも若手だと言い切れる程ではなくなりつつありますし、来年は今年よりも上の段階を求められる投手なだけに今のままでは寂しいところですね。 二番手は今井、3回1奪三振1与四球で6失点、batted ballは5:3で長打は2本と打ちこまれてしまいました。ところで、今井は何しに来てるの?と疑問に感じます。今井を責めているわけではありません。私が言いたいのはそもそも今井を秋季キャンプに連れてくる必要があるのか?このような練習試合に出す意義があるのか?という点です。もう今井は言うまでもなく広島投手陣の一軍戦力の投手、一軍の投手です。若手選手ならば例え一軍の主力選手であったとしても秋季キャンプに参加させていますが、個人的にはこの事自体がそもそも疑問に感じます。一軍で結果を残したような選手ならばいつまでもコーチの指導を仰ぐだけでなく、自立して自分なりの裁量でスタイルを確立していかなければならないのではないでしょうか?現にMLBには秋季キャンプは存在せず、皆独自で練習に励んで自立しています。それでも若手選手の指導を行うことができる秋季キャンプは個人的に意義があるものではないかなと感じています。しかし、一軍選手が秋季キャンプに来たところでどうでしょうか?若手の基礎練習にいちいち付き合うよりも個人個人がやりたいことを行う方が有意義なのではないでしょうか?今更今井を連れてくる意味が個人的には分かりかねます。今村も丸も菊池もしかりです。なので、個人的には今更今井の練習試合での投球結果は気にしていません。今井ならばしっかりとシーズンに合わせてくると信じています。三番手は岩見、2回を投げてbatted ballは4:1:1(内F)で2奪三振2与四球無失点、三振を奪える力とゴロを打たせる力があるところはやはり魅力的な投手ですが、2四球に暴投と相変わらずの制球難、フェニックスリーグで見せた制球力改善はいずこへ・・・。四番手は池ノ内、1回を投げて1奪三振無失点、batted ballは1:1(安打1本不明)と投げていた投手の中では1イニングだけでしたが課題の四球もなく、良かったのではないでしょうか。リリーフ投手は高齢化と外国人頼みな現状なだけに今村と並ぶ投手の台頭が欲しいところなだけに岩見と池ノ内には期待したいところです。 野手陣は僅か4安打と沈黙、その中でも堂林が四球を選び、フルカウントまで粘るなどシーズン中の打撃が改善傾向にあるのではないかなと感じます。今回の詳細は以上です。やはり一番残念なのは中村恭平の後退でしょうか。せっかく迷走から抜け出してスピードを取り戻したにもかかわらずまた逆戻りしてしまった格好となりました。やはりこの手の投手の育成は本当に難しく、今後はあまりこの手のタイプの指名はしない方が良いのではないかなと思った今日この頃でした。PS:次回は外国人選手の予想と結果を見ていきたいと思います。【送料無料】クオリティピッチング [ 黒田博樹 ]価格:1,575円(税込、送料込)
2013.11.21
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『大型トレード!フィルダーがレンジャーズへ!』 本日、今年のオフ一番のビッグトレードがありました。何と三冠王カブレラとバズーカコンビを組むタイガースの主砲プリンス・フィルダーとレンジャーズが誇る脅威のトップバッターのイアン・キンスラーのトレードが発表されました。レンジャーズの補強ポイントが主軸打者である点と期待株のプロファーをレギュラーとして起用していきたいという思惑があったのではないかと思います。確かに噂ではキンスラー、アンドラス、プロファーとだぶついているので誰かを放出する可能性があると報じられていましたが、まさかフィルダーとトレードになるとは思ってもみませんでした。 ただ個人的にキンスラーは自分の好きな選手だっただけに正直レンジャーズから離れてしまうのはかなりショックではあります・・・T_T。しかし、チーム的には今年ベルトレしか頼れる選手がいなかった現状を考えると、フィルダーの加入はレンジャーズにとって非常に大きなプラスとなるのではないでしょうか。今年の成績はフィルダーにしてはあの成績で^^;多少成績を落としていたものの、OPSは.800を越えるなどその打撃力は強力、特にレンジャーズは左打者には有利な球場なだけにその利点もあるように思います。 来年は3番、4番で新たなバズーカコンビを形成してレンジャーズを優勝に導いてくれる活躍を期待したいと思います。[お勧め度★★★★★5.00]Majestic(MLB) テキサス レンジャーズ #11 ダルビッシュ ネーム...価格:3,990円(税込、送料別)
2013.11.21
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『キャンベラ・キャルベリー優勝!豪州初制覇!』 本日行われたアジアシリーズ決勝でキャルベリーが14-4で統一ライオンズを破り、アジアシリーズ優勝を決め、日韓に次ぐ3カ国目のアジアシリーズ制覇となりました。打撃レベルは日本や韓国よりも勝り、ペ・ヨンスの145キロ前後の直球も難なく打ち返し、かつて三本柱を担っていた永井からも3点を奪うなど今回出場していたメンバーの中で最も高かったのではないでしょうか。特に4番のバーンズやBCリーグに所属しているデニング、そしてヒゲがトレードマークで準決勝に続き決勝でも満塁本塁打を放ち、2試合続けてMVPに輝いたマーフィーなどが印象に残りました。マーフィーはキャッチャーで5番に座るという近年の日本では絶滅危惧種となっている打てる捕手、しかも中々のイケメンでした。^^; 今回の大会ではアジア野球のトップを走っていた日本と韓国が決勝に進出できずに敗れるという大きな出来事が起こりました。やはり各国野球のレベルが上がっているように感じ、危機感と同時に嬉しくもあります。やはり日本の課題は打撃力の向上、私が小学生だった頃に比べて打撃のレベルは明らかに下がっているように思います。防御率1点台の投手が毎年現れていることがその証拠、あの時代のエースが今の時代に来たら一体どうなるでしょうか?「柔よく剛を制す」と言われ、日本では積極的に使われる言葉ですが、実はこの言葉には続きがあり、「剛よく柔を断つ」と続きます。この言葉の意味は柔も剛も両方大事だよという意味であり、近年の日本野球は剛の部分が決定的に欠落し、そればかりか打撃では柔もなくなりつつあります。昨日の先発フィゲロアはツーシームやチェンジアップなどで低めに集めてゴロを打たせて取るちょっと日本人打者の苦手なタイプではありましたが、そこまで打てない投手ではなかったように思います。にもかかわらず全く歯が立たずに100球にも到達することなく完投を喫しました。これはWBC台湾戦での王やプエルトリコ戦のサンティアゴとダブります。この手のタイプの投手は苦手なのかもしれませんが、日本プロ野球にはこの手の外国人投手が随分増えてきて久しいだけにそろそろ攻略する術を身につけたいところですが、一向にその気配が見えてきません。小技といった緻密な野球は日本がやらなければいけない野球ではありますが、肝心の打撃が駄目では野球ではいくら小技を使ってもいとも簡単にねじ伏せられてしまいます。そのことはWBCのプエルトリコ戦やキューバ戦でも身に染みたことです。今回は決勝にすら進めずに敗退したことを忘れずに胸に刻むべきです。 なんだかんだでアジアシリーズは最後まで白熱した良い大会でした。いつかこの大会が大きくなっていき、やがてキューバやMLBなど真のワールドシリーズへとなっていくことを信じてこれからも続けていってもらいたいと思います。今回出場した6チームの選手の皆様、お疲れさまでした。豪州はこれからですね^^;【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(2) [ 岡田友輔 ]価格:2,520円(税込、送料込)
2013.11.20
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『マーフィー、流出濃厚』 レンジャーズからFAとなっているデービット・マーフィー外野手が2年契約を結ぶ運びとなっていることを英文から確認しました。 レンジャーズは秋信守やエルズベリーらの長打力のある中軸打者の獲得を狙っており、更に期待株のマーティンがセンターの定位置についたことやマーフィー自身が不振であることを踏まえると、レンジャーズ残留の可能性はなさそうだっただけに移籍が現実的になってきましたね。 ただ今年こそ不振でしたが、レンジャーズ2連覇の年には下位に座って自慢の巧打で活躍を見せ、アメリカンリーグ優勝に貢献してくれた選手であり、感謝の気持ちで一杯です。違う球団に行っても頑張ってください。レンジャーズ戦以外で【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(2) [ 岡田友輔 ]価格:2,520円(税込、送料込)
2013.11.20
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その前にアジアシリーズもいよいよ決勝を残すのみとなりましたね。私は殆どの試合中継を見させていただきましたが、結構白熱していました。韓国の三星ライオンズ対台湾統一ライオンズの試合は観客も大勢いてかなりの熱戦となり、昨日行われた三星ライオンズ対豪州のキャルベリー・キャンベラの試合も延長戦までもつれ込む熱戦となり、最後はそれまで全く良い所なく2併殺打のマーフィーが決勝2ランを打って勝利し、チアも勝利の瞬間喜びを爆発させていました。今日の試合は統一ライオンズが楽天を破り、決勝進出となり、決勝戦は統一ライオンズとキャルベリー・キャンベラの対決で、どちらが勝っても初のアジア王者となります。楽天はあまりにも主力選手を欠きすぎで、今日の試合でも岡島と銀次、枡田ぐらいしかおらず、油断が過ぎたように思います。見ていて感じましたが、かつてのような主力選手を欠いても勝てる時代は終わったのではないかなと思います。 『攻撃陣優先』 レンジャーズはロサレスと1年契約を交わしたことを発表、これで内野のサブ選手の枠が埋まりました。また、田中将大の獲得は撤退することが現実的となり、GMも攻撃陣の補強が優先というコメントも出しているようです。確かにポスティングでの獲得はレンジャーズにとってはかなりの支出となり、補強が廻らなくなってしまうので個人的にも反対なので賛成です。 その肝心の攻撃陣の補強として名前が挙がっているのがレッドソックスからFAとなっているエルズベリーと、レッズからFAになっている韓国の至宝秋信守の両外野手です。エルズベリーは52盗塁を誇る俊足選手ですが、過去に30本塁打(30本は1年だけ)を放ったこともあり、長打力も持ち合わせた選手です。一方秋信守は21本塁打を記録した長打力を持ち味とした打者で、出塁率も4割を越え、OPSは.885とレンジャーズが泣いた中軸打者の役割を担ってくれる選手です。どちらが補強ポイントとマッチしているかと考えるとやはり秋の方であり、球団も秋の獲得を優先しているとのことです。秋が入れば3番打者として起用することが濃厚であり、上位打線が固まってきますね。カードOK ◆新品◆ルイヴィトン キーケース がお買い得!ルイヴィトン 4連キーケース ダミエ ミ...価格:19,800円(税込、送料込)
2013.11.19
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『相変わらずと期待と』 随分前の話ですが、西武との練習試合が行われ、結果は4-2で広島が勝利しました。また、この試合では西武の主力である秋山や浅村、坂田らも出場、一方広島は堂林や岩本、アカデミーから秋季キャンプに参加しているロサリオらが出場しました。それでは成績を見ていきたいと思います。 まずこの試合でで先発したのは福井、初回にいきなり二塁打を打たれた後に送られて一死三塁のピンチ、しかし浅村をセカンドライナーに抑え、最後は坂田を一塁ゴロに抑えて無失点。2回はショート内野安打の後、三振を取りますが米野、炭谷に連続安打を打たれて1失点、3回はショート失策の後に浅村にセンター前タイムリーを浴びて結局3回を投げて2失点でした。初回もライナーというラッキーな形で無得点だっただけにあまりピリッとした内容ではありませんでしたが、収穫としては3奪三振無四球と四球は出さなかった点でしょうか。二番手は戸田、4回に死球、6回に安打を浴びた以外は抑えましたが、batted ballは4:3(安打1本不明)、三振は一つも奪えずとまだまだ課題の残る内容、最速は143キロと平凡で空振りを奪える球種もなさそうなだけにパワーアップと決め球の習得が必要かなと思います。このままだと特徴のない投手になりそうなだけに何か欲しいところ。三番手小野は7回から登板、四球と安打を浴びましたが、それ以降は抑えました。batted ball(安打1本不明)は6:0とゴロを打たせる投球を見せるなど一番安定した投球内容を見せましたが、主力打者は全員交代していただけに評価しづらいところです。 野手では会沢が2安打1四球、庄司が2安打とやや立場が危うい二人が躍動、それ以外では岩本が1安打、ロサリオと美間も1安打を打ちました。ただし、打った殆どの安打は西武のテスト生からであり、一軍投手から打ったのは会沢の二塁打ので、後は三振の山(堂林、ロサリオ共に2三振)と課題の残る試合で、実質的にはこちらの負けかなと思います。 練習試合の総括ですが、何とも微妙な試合となりました。この秋でしっかりと鍛錬を積んで戦力へとなてもらいたいですが、ちょっと今のままではシーズン中とあまり変わってないかなと思いますが・・・。★にんじんランキング脅威の120週連続1位★畑買いなのでA品B品混載!キレイで新鮮な訳ありにん...価格:2,890円(税込、送料別)
2013.11.18
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『ドヤ顔^^』 それでは今回は開幕前に予想した新人選手の予想と実際の成績をランクで照らし合わせてみたいと思います。左側が私が予想したランクで、右側が実際に残した成績のランクです。『巨人』菅野 S S 予想通りの好成績、来季からはエースとして坂口 D C 来季に期待を抱かせる選手へと成長『日本ハム』鍵谷 A B 日本ハムの便利的存在として活躍新垣 A D 一軍には僅か1試合、二軍でも奮わず屋宜 D D 二軍で経験積むもまだまだこれから『中日』福谷 D D 二軍でも7試合の登板のみ杉山 A D 二軍でも26試合ほどの出場井上 D C 二軍では防御率0点台で来季に期待『西武』金子 D D 4月爆発もその後は二軍でも尻つぼみ『ヤクルト』石山 A A クローザーに定着、60試合に登板して2.78小川 A S 16勝をあげて最多勝に輝く。文句なしのS谷内 D C 二軍で頭角を現すも特徴が欲しいところ大場 D D 一軍では5試合のみで、二軍では防御率6点台『ソフトバンク』東浜 B C 二桁予想されるも二軍暮らしで、最後に完封勝利をあげる伊藤 B D 故障でもしたか?2試合のみの登板高田 C C 二軍で頭角現し、来季に期待山中 D C やはり一軍では厳しかったが、二軍では1.71『広島』上本 B C 二軍ではまずまずの成績を残し、一軍では守備固めとして出場『楽天』則本 S S 15勝をあげて田中との二本柱を形成『阪神』金田 D D 二軍ではまずまずの成績を残す緒方 D D 大学時代そのままにプロでも低い成績だった『千葉ロッテ』川満 D※D 故障か?5試合のみの登板『横浜』白崎 B D 一二軍共に奮わず三嶋 D※A 途中から先発に転向して規定投球回に入る井納 B C 防御率5点台なものの、先発として積極起用される赤堀 B C 二軍で8本塁打と長打力で台頭安部 B D 社会人投手だが二軍でも平凡な成績宮崎 B B 二軍では.343、7本塁打と好成績で一軍でも2本塁打『オリックス』松葉 A B 先発としてそれなりの成績伏見 S B 二軍では.333と好成績戸田 D D 社会人投手だが二軍でも平凡で来季正念場 サブタイトル通り、個人的に評価していた選手がそのまま活躍して新人王候補となっているのはうれしい限りです。特にセリーグは菅野や小川、石山がそのままセリーグ新人王候補として名を連ねているのはサブタイトル通りの「どやぁ!」と言いたいです^^;。特にヤクルトのドラフトは当時、野球ファンの間からは「最悪の指名だ!」「何でこの投手が一、二巡目?」と言われていましたが、私としては十二分に上位で獲る投手だと判定させていただいただけに小川は秋のデータがないということで泣く泣くSではなくAにした経緯がありましたね、特にこの二人の活躍は嬉しいものでした。逆にソフトバンクの東浜は野球ファンやプロ野球OBの方々から二桁確実!と言われてきましたが、成績を見た限りではそれほどのものではなく、Bという評価をさせていただきましたが、それも今年の成績を見た限りでは当たった格好となりました正直、選手の不振はあまり嬉しいものではないのですが・・・。それとは反対に則本は高いK/BB通り、プロでも活躍しました。逆に新垣はA評価をさせていただきましたが、二軍でも奮わずに全くの見込み違いとなってしまいましたここまで駄目とはちょっと予想外でした。他では鍵谷が期待通り戦力になり、松葉や宮崎、井納(先発で起用とは驚きました)辺りもまあまあの成績を収め、個人的にはK/BBによる予想は当たらずとも遠からずかなと思います。 打者はやはりプロに入ると戸惑うのか?若干外れている感がありますが、宮崎や伏見、赤堀、高田辺りは二軍での成績は光るものがありました。特に宮崎は石川や梶谷と二遊間の選手が多いこともあり、若干一軍での試合に恵まれませんでしたが、一軍でも力を出せたのではないでしょうか。伏見は捕手ということもあってやはり最初は勉強といったところでしょうか。しかしやはり一年目から活躍するのは余程のことでない限りは難しそうですね。 また、新しい試みで行ったノビシロランプも千葉ロッテの川満こそ故障?なのか5試合のみの登板に終わりましたが、横浜の三嶋はものの見事に急成長を遂げ、横浜の先発ローテーションに定着するまでに至っただけに今後ともノビシロランプは採用していこうと思います。逆に球威面での評価は違反球ではなくなった為、外国人のようなアドバンテージは日本人投手では期待でいなくなり、あまり意味をなさなくなってしまいました。現に横浜の安部はK/BBが2.87と3.50より0.63低かったのですが、被安打率が低かったこともあってDからBに引き上げたものの、物足りない結果となりました。球威面での評価は今後からは外国人投手は続けますが、日本人投手の評価対象からは外さざるを得ないかなと思います。 個人的なベストジャッジは則本と石山、菅野の三人、逆にワーストジャッジは日本ハムの新垣といったところでしょうか。これからもこのやり方で新人選手を見ていきたいと思います。今年指名された新人選手たちの分析はもうしばらくお待ちください。【英語・英会話教材】【公式】スピードラーニング英語1〜16巻一括セット+防水CDプレーヤープレ...価格:53,760円(税込、送料込)
2013.11.17
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『ザック・フィリップス』 広島はシーズンも終わり、秋季キャンプも中盤に差し掛かり、いよいよストーブリーグへと突入することとなりました。広島はFA補強などとは無縁で特別あまり書くこともなくなってしまい、ファンにとっては暇な時期ですね。ちょっと早いですが、今回はオフ恒例の新外国人選手調査をしてみたいと思います。記念すべき2014年の一人目は広島が獲得したザック・フィリップス投手です。マーリンズに所属していた投手で年齢も27歳と若く、球団は中継ぎ左腕としてフィリップスを獲得した模様です。しかし、100敗を記録する程の弱小球団のマーリンズでしかも左投手にもかかわらず、登板機会に恵まれないということはどこかに問題があるのかな?と疑ってしまうところですが、そういったことは排除して成績を見ていきたいと思います。 まずフィリップスの投球ですが、最速は148キロの直球(平均は145キロ)にスライダー、シンカー、チェンジアップ、カーブ、ツーシームを投げ込むようですが、実質的な投球は直球、スライダー、シンカーと比較的速い球速帯で勝負し、6割以上が直球系統の球種で占めているだけに確かにリリーフタイプだと思われます。この投手は変化球を決め球にする投手で、スライダーのv-movementは-5.4、シンカーがx-movementが4.9、v-movementが0.6と変化が大きい点が特徴的です。直球のキレは2011年が9.4、2012年が8.7、(2013年は調子が悪かったのか0.7程)とリリーフとしては中~中の上といったところでしょうか。それでは成績の詳細を見ていきたいと思います。 まず奪三振率ですが、3年間の推移は3Aで4.61、7.50、11.29と年々上昇傾向にあり、与四死球率も4.61、3.67、3.66と改善傾向にあり、そのこともあって2013年はキャリアハイの成績を残すこととなりました。多少制球力には課題を残すものの、サファテやマシソン、ソーサ、ミコライオらもそれほど与四死球率は良くなく、個人的には不安を感じさせたものの、日本球界ではメジャーリーガーらとは違ってそれほど長打力のある打者がいないだけに球威で押していける為、積極的にストライクゾーンに放っていける強みがあります。なのでこれくらいの与四死球率ならばこれだけの成功者がいるだけに何の問題にもないかなと思います。ただし、それは球威面がしっかりしている投手の場合であり、フィリップスの場合はどうなのかが焦点となります。その球威面はHR/9で見ていきますと、0.00、0.17、0.46とかなり球威面に強みがあることが分かり、彼ら4人と同じく問題になることはないでしょう。 スピードは最速こそ148キロとまあそこまで速いというわけではないものの、平均は左投げで145キロを計測し、奪三振率にも長けて制球力にも改善が見られて球威も満点、間違いなく活躍できる投手ではないでしょうか。ひょっとするとミコライオよりも安定しているかもしれませんが、外国人枠の問題があり、恐らく球団は野手2人、投手2人で臨むことが予想されます。そうなってしまうと実績のないフィリップスが溢れてしまいそうであり、今年のソコロビッチのように力はあるのに中々出れない(ソコロビッチは故障がちでしたが)という懸念があるかもしれませんが、純粋な力を見ればかなり良い投手を獲れたのではないでしょうか。選手評価:A(リリーフとしての活躍を期待)ツールバー利用で全品ポイント10倍【要エントリー】11/18(月)23:59迄!【送料無料】●エーグ...価格:7,680円(税込、送料込)
2013.11.16
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『甦れ栗原!』 その前に阪神スタンリッジの退団が決定的となったと報じられています。何と防御率3位の安定した先発投手を放出し、クローザーの呉を獲得する阪神の構想により、煽りを喰らった格好です。投手陣において最も重要な先発、しかもセリーグでも屈指の安定感を誇るスタンリッジを放出してまで呉を獲るのは個人的には謎ですが、これにより他球団が動くのは確実となりました。楽観的に考えていきますと、巨人は中田にも動くそうですし、スタンリッジにも調査をしていると報じられており、ソフトバンクも中田や鶴岡獲得に向かっており、先発投手も狙っているそうですが、客観的に見ると実力は悔しいですがスタンリッジ>大竹だろうと思います。スタンリッジ獲得にデメリットはせいぜいマネーゲームになるくらいしかありませんがソフトバンクなら問題ないでしょう。しかし大竹には右肩の不安や人的補償などのリスクが伴い、複数年契約などの障壁もあります。更にウルフも退団が決定しており、大竹とほぼ同じ実力を持った久保もFA宣言しています。しかし、右肩などに不安のない分同じ実力で同じく人的補償を求められるのならば久保の方が良いと判断してもおかしくはなく、もしかすると大竹から手を引くのでは?と考えています。何とか広島に残ってもらいたいが故の楽観的思考ですが、待ちたいと思います。 それでは本題に戻りますが、栗原はFA宣言せずに残留することが決まりました。やはり成績が奮わない上にAランクの選手ですからFA宣言しても獲得する球団は現れないと判断したのではないでしょうか。何はともあれ来季も栗原は広島の選手として残ってくれました。しかし、果たして来年こそは復活できるのか?それを見ていきたいと思います。 まず一軍での成績は.203、0本塁打と散々な成績でしたが、ミート力は4.92、選球眼は.833と打撃の根幹部分は悪くなく、二軍でも.263、2本塁打と成績自体は平凡ですが、ミート力は6.78、選球眼は.811と打撃内容は悪くありません。しかし、以前と違う部分として挙げられるのはやはり長打力の面、二軍のISOPは.084、一軍に至っては.017とかつての長打力は全くもって影も形もありません。やはり栗原が復活するか否かは長打力の復活に懸かっています。逆に言えばそれさえ復活すればかつての4番は帰ってくるだろうと思っています。何とか復活して再び主軸の座に返り咲いてもらえるよう、このオフしっかりと調整してもらいたいと思います。永川と同じく、栗原もまだ死んではいません!人参ジュースランキング連続1位★朝掘りたての完熟人参をそのまま生搾り!酵素イキイキ冷凍にん...価格:5,512円(税込、送料別)
2013.11.14
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『次を考えている』 広島の大竹がFA宣言することを正式発表し、今後は他球団との交渉も始まります。尚、これまではFA宣言しての残留は認めていなかったものの、今回は宣言残留も選択肢に残っているとのことです。 このことを受けてファンからは非難や批判が相次いでいますが、FA権は本人がしっかりと結果を残してきたことへのご褒美であり、本人の努力の賜物です。それを我が物顔で「~はわしが育てた」というような恩着せがましい行為は個人的にはあまり好きではありません。ここら辺りは日本にはまだまだ自立精神というものが根付いておらず、国際試合などで結果が奮わなかった時などにすぐ「監督が~」「コーチが~」などという論調になりがちな部分ではないかなと思います。勿論周囲のサポートがあったことも事実ですが、やっぱりここまで来れたのは自分自身が頑張ったからに他なりません。なので大竹には自分が納得いく決断を出せば良いのではないかなと思います。個人的にはレンジャーズファンでもありますので、あまりFAというものに抵抗感が全くないんで^^;勿論残って欲しいという思いは変わりません。 しかし、これで大竹が移籍する可能性が遂に現実のものとなりました。オーナーが言っていた「次のことを考えている」という言葉通り、編成陣が今やらねばならないことはこの穴埋めをどうするかということあり、一憂している場合ではありません。某ドラマの「植物になっている場合じゃないんですよ!!」と同じく今年は久保や涌井、中田賢一らFA宣言した投手に動くのかないか・・・、はたまたスタンリッジやウルフ辺りの来季契約されずに溢れそうな外国人投手、あるいは先発タイプの外国人投手などの補強に動くなど今年は各部門で優秀な投手がいるだけに選択肢はいくらでもあると思われます。また、大竹が移籍した場合に仮に人的補償を選択した場合はどうするのかなど、来季優勝を目指すとコメントした以上、しっかりと補強やプランを立てて動いてもらいたいと思います。【送料無料】クオリティピッチング [ 黒田博樹 ]価格:1,575円(税込、送料込)
2013.11.12
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『危機管理』 その前に一つ大きなニュースがありました。3年契約が終了し、FA権を保有していた石原がFA宣言せずに残留することがこの度正式発表されました。来季も広島で更なる活躍を期待しています。 それでは今年のドラフトをもう一度大雑把に振り返り、選手の実力予想詳細と戦略的な面を大まかに見ていきたいと思います。多少同じような内容が入っているかもしれませんが、そこはご了承ください。 「大瀬良大地」AorB 大学NO.1右腕、成績を見た限りでは一軍戦力になりうる投手だと思いますが、菅野や小川、則本、野村らのような投手陣の柱と呼べるような期待は現状では厳しく、あくまでも先発ならオリックスの松葉や三嶋のような実力的には四、五番手、リリーフならば今年の石山のような成績を期待したいところです。また、大学3回生まではスライダーとカットボールのみと球種自体がかなり少なく、同じような変化球しかなく、投球の引き出しが少なかったようですが、日米野球でカーブを習得し、どうもチェンジアップも実は4回生の秋に習得したばかりとのことで、まだまだ技量を伸ばしていける部分を持ち合わせているところは非常に期待したいところです。また、いずれ前田健太がポスティング、もしくはFA宣言で海外移籍が予想されうるだけに、そういった意味では次世代のエースの台頭が重要な補強ポイントでした。大瀬良は『ポストマエケン』になり得る投手なだけにこの指名は広島にとっても非常に大きなプラスをもたらしてくれるのではないでしょうか。今のうちに前田健太や野村らに学ぶところをしっかりと学び、将来的には投手陣の柱となれる投手へと駆け上って欲しいですね。 「九里亜蓮」 BorA 亜細亜大学のエース、最後多少躓いてフォーム変更を繰り返してしまったものの、制球力に長けたこれまで広島があまり獲ってこなかったタイプです。少なくとも制球力を伸ばすよりはスピードやパワーを伸ばす方が育ちやすいことは前田健太や今村らこの二人はレベルが高かったでしたがを見ても明らかですし、まずはフォームを固めることから始めたいところです。将来的には前田健太やバリントンが抜ける可能性も高く、大竹も右肩に不安を抱えており、将来的な先発陣の見通しは実は全く目処が立っていないだけに2巡目で即戦力投手が欲しいという理由は筋は通っていると思います。ただ今年は広島が名前を挙げた投手の中にそれほど即戦力投手と言い切れる投手が中々いなかっただけにどうなるかと思いましたが、その中で九里は高い実力を持っていそうだったので期待してみたいところです。フォームさえしっかりと固めればそれまで高いK/BBを残していただけにひょっとすると将来は大瀬良以上になり得る可能性もあるのではないでしょうか。 「田中広輔」 不明 社会人NO.1打者とも評されている内野手、てっきり俊足巧打タイプかなと思いましたが、実際見てみるとミート力が低めで、ドラフト候補の浦野から場外本塁打を放つなど打撃は長打力の方に魅力のあるタイプで、梵のようなタイプなのかなという印象です。ファンの間では梅野といった捕手が獲れたのではないかという話もありましたが、二遊間はライバルが多いものの、梵や木村は33歳、菊池以外の若手選手は少々頼りない感があるだけに噂の範囲も出ませんが、実績のある田中を野村監督が獲得を要望した理由も分からなくはないかなと思います。ここは賛否両論分かれるところですが、石原が残ってくれるだろうという見立てと、磯村の評価がファン以上に高いのかもしれません。 「西原圭大」 BorC 直前まで名前が全く出てこなかった完全ノーマークの社会人右腕、50試合登板を目指すとコメントしている通り、恐らくリリーフ投手としての指名だと思われます。ただK/BBを見た限りでは一軍戦力ギリギリ、もしくはそれ以下の微妙なラインの投手で、更に一軍に入るにはまず中田、もしくは今井のどちらかを追い抜く必要があります。更に来年は大瀬良や九里も加入し、中崎や福井、小野辺りもひょっとするとリリーフに流れてくる可能性があるだけに一年目から早くもアピールする立場ではないかと思います。 「中村祐太」 - かつてはドラフト1巡目候補と目されていましたが、股関節の故障があったそうでこの順位での指名という形になった高校生右腕です。触れ込みによりますと最速はまだ142キロとそれほど速くはないものの、変化球はスライダーやカーブにスプリットと変化球を一通り持ち合わせており、どちらかと言えばまとまったタイプの投手とのことです。夏場には復帰して141キロを計測するなど大丈夫な様子で、故障の間に変化球を磨くことに成功したとのことで、このように変化球も持ち、勢いではなく投球らしい投球ができるまとまったタイプの投手ならば前田健太や今村らのように意外と早く出てくるかもしれませんね。かつての失敗を反省したのか、最近指名する高卒投手はこういったタイプの投手が多いですね。育成段階の右腕投手も山野が抜け、辻や今年入った久里ぐらいしかいない為、実力次第では実践登板のチャンスもあるかと思われますが、この順位での指名ということはまだまだ体力面などに課題がありそうなので、まずは焦らずじっくりと体力強化から始めて欲しいところですね。 確かに左腕や捕手は獲れなかったものの、意外と広島の補強ポイントとマッチした選手が多く、更に指名した選手も個人的に高めの評価の選手が多いので非常に良い指名だったのではないしょうか。大竹が退団濃厚とのことなので尚更上位指名二人には期待がかかりそうですね。勿論、私の評価を上回る活躍をしてくださって大いに結構です。是非とも頑張ってください!!除湿シート シングル 除湿マットの王様ベルオアシス送料無料でお届け!センサー付!布団・ベッ...価格:4,980円(税込、送料込)
2013.11.11
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『3:2』 それでは今回は新しい企画、2013年の広島東洋カープのドラフト予想と実際行われたドラフト結果を見比べて検証し、今後のドラフト予想の精度を高めていこうという内容のものとなっています。まずは以前拝見された方もおられるかと思いますが、ドラフト前に私がこのような指名展開になるのではないかと考えた予想をご覧いただければと思います。ドラフト予想1巡目:即戦力投手2巡目:準即戦力投手3巡目:捕手4巡目:右の強打者5巡目:高校生投手 以上が今回私が予想させていただいたものです。次に実際広島が指名したドラフト結果をご覧ください。ドラフト結果1巡目:即戦力投手(大瀬良)2巡目:準即戦力投手(九里)3巡目:左打ち内野手(田中)4巡目:無名社会人投手(西原)5巡目:高校生投手(中村) 以上がドラフトの結果となっています。見ても分かる通り、サブタイトルの題名の通り、当たったのが3つ、外れたのが2つという形になりました。まず今回改めて分かった点として挙げられるのが、直前に上位候補をどういったポジションの選手で固めるのかをコメントした場合、そのまま行く傾向があるということでしょうか。今回はスカウトの方が「即戦力投手を上位で固める」と発言しており、それがそのまま反映された形となっています。また、もう一つ分かった点としては今まで名前が出ていなかったにもかかわらず、終盤になって突然名前の挙がった選手はブラフ、もしくは外れ一巡目の可能性が高いという点です。古くは土本(元巨人)や七篠(ヤクルト)、十亀(西武)、増田(西武)などが挙がりますが、今回単独指名、もしくは上位候補として突然名前が挙がったのが岩貞(阪神)と金平(日本ハム)でした。ブラフか外れ一巡目なのかは他球団の評価を比べていく必要性がありそうですね。もう一つ判明した点としてはやはり高校生を確実に一人は指名するという点、昨年は高校生内野手(美間)だったので今回は高校生投手と予想させていただきましたが、見事に当たった形となりました。 反省点としては捕手と右の強打者にあります。どうも私が名前を挙げた選手はいずれも上位で指名されており、どうも中下位で指名されるような選手ではなかったということです。また、この二つのコメントが挙がったのは春の時点であり、やはり春の時点でのコメントは余程のこと出ない限りはアテにならないのかなと思います。考えてみれば捕手の上位指名などそれ以降パッタリと見なくなってしまいましたね。まあ考えてみれば、昨年あれほど右の強打者を指名したのに今年指名するわけないか・・・ また、今回挙がるのが広島独自の社会人投手枠復活か?という点、これまで広島は他球団が評価していない、もしくは名前が全く挙がってこない投手を指名してきました。古くは筒井、仁部、田中、川口など下位、もしくは最下位での指名で行われてきましたが、今回は西原という投手を指名しました。私自身もリリーフ投手は下位で指名するべきだと思いますが、これまで全く戦力にならずに失敗してきただけに今度こそ当たって欲しいものです^^;。3巡目の田中指名はどうも野村監督の要望という噂もあり、情報自体も全くありませんでした。 もう一つ気をつけねばならないことはより踏み込んだ予想にあります。カテゴリーは3つ当たりましたが、指名予想選手の名前は外しており、鈴木翔太に至っては私自身5巡目候補として組み込みましたが、何と外れ一巡目で指名される始末。ドラフトに詳しい方が見れば「こいつ何考えてんだ」と思われたことでしょう。ただ個人的にドラフト自体あまり詳しくないのでそこは大目に見てください^^;。 今回の収穫と反省を考えて次のドラフト予想を考えてみたいと思います。次回はドラフトの詳細と合わせた総括を書いてみたいと思います。まずは揃えたい、不動の人気モデルスニーカー! 【VANS】バンズ ローカットスニーカー ERA(エ...価格:3,990円(税込、送料別)
2013.11.10
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最後を飾る選手は皆様もご存知の侍ジャパンに選ばれた投手です。今日の登板日まで待っていました。 『大瀬良大地』 2013年の大学生ドラフト候補の中でも大学NO.1投手と評された投手、最速153キロの直球にスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップを操る投手で、今日の台湾との強化試合で二番手投手として登板、いきなり最速に並ぶ153キロを計測するなど直球を思う存分投げ込んでいました。一方変化球ですが、大きく曲がるスライダーとこれまたスライダーのように曲がるカットボールを投げ、どうやらカットボールが決め球のようですね。てっきりスライダーかチェンジアップなのかなと想像してましたがそれでは実際に成績を見ていきたいと思います。 まず通算K/BBを見ていきますと3.75と高めの数字ですが4.00を僅かに下回っていますが、通算K/BBで4.00を越えるような投手は滅多におらず、寧ろ順調に上昇曲線を描いて4.00を越えているのかが焦点となります。とはいえ、徐々に成長を重ねていき、2011年春の段階でK/BBが6.42と4.00を越え、それ以降も6.67、3.94、5.285とほぼ4.00を越えるK/BBを記録しており、これならば文句なしでドラ1候補だろうという見立てでした。 ところが2013年春に急失速、K/BBは2.41と1回生だった2010年秋に次ぐワースト2位を記録し、もし秋も同じような成績ならば大瀬良に対する評価を下げねばならないと書かせていただきました。しかし大瀬良は立ち直り、2013年秋のK/BBは4.40と再び復調し、立ち直ることに成功しました。 とはいえ、一時期に比べるとK/BBが下がってしまっているのが少し気掛かりです。これは恐らく長年の疲労や今日の登板を見させていただいた印象としては、球種の少なさに原因があるのかなと感じます。やはり今日投げていたスライダーとカットボールは球速帯こそ違いますが、変化は同じ斜めに大きく曲がる変化球であり、チェンジアップを一球も投げなかったことから恐らく試合で使える程の精度はないのかなと思います。その二球種だけだったこともあり、さすがの大学生打者も対応し始めたのかなと思います。ただ2013年の夏頃、日米野球の試合でカーブを新たに投げ始めたことで投球の幅が広がり、そのことが復調へと繋がったのではないでしょうか。 これまで九州リーグで圧倒してきた大瀬良、春こそ失速しましたがカーブを習得して4.00と復活を遂げました。菅野や野村のようなすぐに投手陣の柱となれるかと言われると躊躇はしてしまうものの、この出来ならば充分に一軍戦力としてやっていけるのではないかなと思います。ただし、カーブがプロ相手に使えないのだとすれば春のように慣れられてしまい、打ちこまれる可能性が出てくるでしょう。そういった意味では先発投手陣が比較的安定している広島に入れたのは大きいのではないかなと思います。変に投手陣の柱と見るのではなく、あくまでも先発五番手投手として考えれば、五番手に泣かされた広島にとっては救世主と言えるのではないかなと思います。なので大竹投手、是非とも残留してください^^;選手評価:AorB(スライダー、カットボール以外の球種次第)【送料無料】クオリティピッチング [ 黒田博樹 ]価格:1,575円(税込、送料込)
2013.11.09
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『究極の選択となるのか?』 現在、侍JAPANの強化試合である日本対台湾が行われていますが、若手主体でも充分に選ばれるであろう選手もおり、改めて見ると中々強い布陣ですね。また、台湾の投手も先発の王が好投を見せており、とても1A+所属の投手とは思えない程の力量でしたね。日本のプロ野球に来ても充分やっていけそうな感じがあり、スピードも速い投手が多いですね。以前までの日本と台湾の力関係は、こちら側の視点から見て「台湾ならほぼ勝てるかな」という印象でしたが、今年のWBCを見ても分かる通り、実力が拮抗し出してきたのかなと思います。それでは話を戻したいと思います。 広島は来年のドラフト1巡目候補として早稲田大学の有原航平と法政大学の石田健太の両投手をマークするということが記事で掲載されました。両投手共に広島出身の地元選手であり、有原は広陵高校時代でもドラ1候補として騒がれた投手で、現在では最速154キロを計測する速球とスライダーやツーシーム、チェンジアップなどを駆使する投手で、フォームも特異で外国人のような投手です。石田は広島工業高校出身の投手で、大学に進んでからは最速150キロを計測する速球派左腕で、こちらはスライダー、カーブ、チェンジアップと正統派タイプでしょうか。それでは実際ドラフト1巡目候補としての力があるのかを見ていきたいと思います。 まず有原のここまでの通算K/BBは2.85とプロで活躍する基準となると勝手に思っている4.00を大きく下回っています。2013年の春までは2.00を越える程度でパッとしない投手でしたが、今年の2013年秋に本格的な開花の兆しが見られ、K/BBは6.57とかなり高水準の数値を記録しました。問題なのはこの成長が本物なのかどうかにあり、現時点では今年の秋の数字だけで高い評価はちょっと出来かねます。しかし、この成長が本物ならば文句なしのドラフト1巡目候補として各球団から熱視線を浴びることは確実となるでしょう。 次に石田ですが、通算K/BBは2.97とこちらも下回っています。しかし、この投手は徐々にK/BBが引き上がっていき、今年の2013年春に大きく飛躍し、K/BBは6.25と高水準を記録し、2013年の秋でも6.40と一年通して6.00と4.00を大きく越えるK/BBを記録しており、こちらは文句なしのドラ1候補だと言っても良く、しかも左投手ですから現時点の評価もかなり高いのではないでしょうか。 二人とも順調に来ているだけにこのまま順調に成長していけば残念ながら恐らくどちらか一方しか指名できない可能性が高そうです。できれば両方欲しいところですが、中々それは難しいものがあるかなと思います。ただ来年はこの二人に限らず高校生や大学生に候補が揃っているそうなので、ひょっとしたら単独指名はできるかもしれないそうです。以前の岩本と上本の件や野村と井上の件もあり、この二人のどちらかがそのまま一巡目指名される可能性が高いかなと思います。最後の一年、二人の投手がどのような成長を見せるかによってどちらを一巡目指名するのか変わってくるのではないかなと思います。二人が成長して悩ましてくれる程の成長を期待したいですね。特に石田は広島が不足している左腕投手であり、これ程の完成されたレベルの高い左腕投手はいないだけに是非とも獲得したいところです。『選手評価』有原:B(来年も維持していけば本物ではないかと思われる)石田:A(来年もこの調子を維持していけば最高ランクのS)【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(2) [ 岡田友輔 ]価格:2,520円(税込、送料込)
2013.11.08
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『中軸としての期待と新外野手候補』 今回は後半と言う形で残りの選手達を見ていきたいと思います。まず田中の加入によって分が悪くなりつつある庄司ですが、フェニックスリーグでも打率.242とパッとしない成績でした。また、それ以上に問題なのが打撃内容、ミート力は6.60、選球眼は.400、スラッガーや長打力を持った打者ならばともかく、庄司は長打力はない功打者です。足もあまり速くなく、つまり率を稼がねば一軍への突破口は開けません。しかし、今のままのミート力と選球眼ではかなり厳しいでしょう。また、ISOPも.030といくら巧打者とはいえ低すぎ、これでは一軍の投手と対戦しても力負けしてしまうでしょう。一軍へ昇格するにはまだまだかかりそうですが、そろそろ正念場なだけに奮起を期待したいところです。 次に去就が微妙なルイスは二軍だと別格の存在のようで、打率.4545とかなり高い成績を残しました。選球眼は1.00と四球を選べる部分もルイスの特徴ですが、如何せんミート力が低いことでどうしてもそこまで高い打率を残せる土壌がない点が痛いところですね。また、ミート力が低く、選球眼が高いタイプならば長打力があれば多少詰まっても押し込んで安打にできるのですが、ISOPは.090と低い数字です。それでも出塁率は打率の割に高くなるので戦力にはなるとは思いますが、あくまでもこの選手は日本人ではなく外国人であるという点、その観点から見てみるとやはり助っ人としては少々物足りなさが否めないかなと思います。 また、森下と中東、中村憲は試合数や打数こそ少なめですが、打率はそれぞれ.4545と.500、.45454と高い数字を残しています。鈴木将光は少ない打数でしたが、11打数1安打と低迷、森下がアピールできただけにいくらドラ1とはいえ、少々立場が危うくなってきたのではないでしょうか。栗原は代打中心の起用法で8打数2安打と平凡な成績、二軍の成績を見てみると長打力がそのままスッポリなくなってしまった感じですね。長打力を取り戻さない限りは一塁専門なだけに中々一軍へ上がれないかなと。 最後に来年最も期待できそうな選手として挙がるのが堂林と土生の二人、堂林は打率.333、1本塁打を記録し、土生は.270、1本塁打の記録を残していますが、それ以上にミート力と選球眼の高さにあります。堂林はミート力が6.00、選球眼は1.00としっかりと引き上げられており、課題の三振の多さもこれを維持すれば確実に減りますし、打率も出塁率も上昇するでしょう。土生はミート力が何と37.00、選球眼も4.00と異次元のような数字を残し、また長打力にも磨きがかかり分かり得る範囲では二塁打1本、三塁打2本、本塁打1本を打ち、ISOPは.216と打撃のレベル引き上がっています。また、走力にも向上?が見られ、三塁打2本だけでなく、盗塁も2個決めるなど長打に足に存分にアピールに成功した形となりました。土生も鈴木誠也と同じく、外野のレギュラーを狙える存在になってきたのではないでしょうか。 来年は堂林の覚醒と土生の二人が最も期待できる立場にいるように思います。堂林は『フェニックスリーグで台頭した選手は活躍し、そしてその後失速し、そして開花する』という丸ルートただの偶然かもにしっかりと乗っているだけに来年覚醒するのではないかなと楽観的な期待も抱かせます。土生はこれまでの丸や堂林、菊池らと同様に打撃内容での成長が見られ、特に土生はかつての三人よりも遥かに高い数字を残しているだけに来年台頭するのでは?という期待を抱かせます。それ以外にも鈴木誠や磯村、高橋ら若手センスにも明るい展望が見え、今回のフェニックスリーグは非常に収穫の多いものだったのではないでしょうか。是非とも広島のレギュラー選手になってチームを支えてください!
2013.11.07
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ドラフト選手の話を書く前に少し小言を書きたいと思います。大竹に続き石原も球団との交渉を行い、結論は出さずに保留という形になりました。二人とも「お金ではない」というコメントを残しており、金額についてはどうこうなさそう?ではないかと思います。では何を求めているのか?そう問われるとやはり優勝なのでしょう。今年初めてクライマックスシリーズに出場し、Aクラスを経験しました。つまり、来年の目標はAクラスではなく優勝へと切り替わらねばなりません。その気概が球団にあるかどうかということではないでしょうか?要するにドラフトだけでなく、しっかりと補強をする姿勢があるかどうかではないかと思います。 よくアスレチックスを持ち出して「自前だけのチーム」という話を球団はしていますが、実際のアスレチックスはセスペデスの争奪戦にも勝利し、西武の中島を獲得し、FAのローリーを獲得するなどできる範囲内での補強も積極的に行っており、決して自前のみのチームではないのです。長年の呪縛を解き、今年ワイルドカードでプレーオフに出場したパイレーツにしても後半戦に一気呵成をかけた補強を行いました。つまり言いたいことは『優勝するにはドラフト補強だけではダメである』ということです。何も今年FA権を取得した選手を根こそぎ獲れとかそんな無謀なことを言うつもりは毛頭ありません。しかし、やれる範囲での補強をする姿勢があるかどうか、優勝する気があるのかどうかを二人は見ているのではないでしょうか。そういった意味で今年補強できそうな選手として名前が挙がるのがCランクとされている中日の中田賢一投手でしょうか。正直FAで獲得する程かどうかはちょっと微妙な選手ではありますが、今後も出来る範囲での補強はしっかりとしてもらいたいなと思います。 『田中広輔』 今回の取り上げるドラフト選手は3巡目に指名された田中広輔遊撃手です。触れ込みによりますと走攻守三拍子揃った好選手で、若獅子賞やアジア選手権で守備賞も受賞するなど社会人でも屈指の存在だったようですね。それでは野手を見極める上で重要だと勝手に思っているなミート力と選球眼をどうなのかを見ていきたいと思います。 ・・・と言いたいところだったのですが、集められる情報の範囲では僅か数試合程の成績しかなく、残念ながら計算はできませんでした。ただ2012年の都市対抗と日本選手権大会の合算では3.45と.364と低めの数字なだけにここからどこまで成長しているのかがカギとなりそうです。ちなみに2013年の都市対抗のみの場合は4.67と1.667と選球眼には改善の兆しがあっただけに実際はどうだったのかを見てみたかったのですが・・・。この選手の特徴として挙げられる点が長打力、ISOPが各大会の成績で.154、2012年と2013年の都市対抗や日本選手権大会との通算でも.193と低身長の割に意外なパンチ力を秘めた選手であり、梵を想像させる選手ではないでしょうか。盗塁も5試合に1回程決めており、大学時代も最後の秋に10盗塁を決めているだけに足も武器にできる可能性も秘めている点も梵と似た感じを受け、現状では梵を左にしたような打者なのかなという印象を受けます。 見た感じではミート力にはまだ課題が残ってそうな印象でしょうか。いずれにせよちょっとこれだけの試合数では評価を下せませんが、左打ちであるという点と、足だけでなく長打力を持っている点は他の遊撃手候補(小窪、安部、上本など)にはない点なので、充分アピールしていける素質は持った選手ではないでしょうか。それだけに評価が下せないのは残念でなりませんね。ただ田中がショートとして頭角を現せば一気に二遊間の世代交代が進み、しっかりとした基盤が出来上がります。選手評価:不明【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(2) [ 岡田友輔 ]価格:2,520円(税込、送料込)
2013.11.06
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『ソトと1年契約!来季は正捕手へ』 昨日の話でソトは退団かと書かせていただきましたが、現地5日にソトと1年契約を結んだことを発表しました。今年は二番手捕手で出場試合数は僅か60試合でしたが、打率は.245、9本塁打の成績を残し、OPSは.794バッティングランもと正捕手だったピアジンスキーを上回る打撃成績を見せてました。と同時に完全なる起用法ミスとなってしまいました。 ジョン・ダニエルズGMも「正捕手なってくれることを期待した」とコメントしており、恐らくマキャンの獲得もなくなったのではないでしょうか。あるとすれば控え捕手これで来年の正捕手はほぼ決まったも同然になり、センターラインは固まりました。後はどういった野球を目指すのかが焦点となってきそうです。何とかネーサンとの契約も延長できればと思いますが・・・。★サイズ交換可★MLB全チーム網羅!【ダルビッシュ有選手 着用モデル】 NEWERA CAP Texas Range...価格:5,250円(税込、送料別)
2013.11.06
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『クルーズにオファー提示』 レンジャーズはネルソン・クルーズにQオファーを提示しました。それに対して今年正捕手を務めたピアジンスキー、二番手捕手のソト、クローザーのネーサン、外野手のマーフィー、元広島のエースだったルイス、バークマンの6人には提示せず、事実上の退団となりそうです。 ネーサンとソトは残念ですが、それ以外の選手はまあ妥当といったところでしょうか。打撃が売りだったピアジンスキーはその打撃でマイナス得点、バークマンは全く戦力にならず、マーフィーは不振だったところでジェントリー、マーティンらの台頭で押し出される格好となってしまいました。報道では正捕手候補としてマキャンがリストアップされているようですが、まずはクルーズを慰留してもらいたいところですね。来年は果たしてどんなチームになるのか注目ですね。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:2,539円(税込、送料込)
2013.11.05
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この3連休の間、旅行に行っていましたが、帰って早々書きたいと思います。 『期待は二人』 投手陣で期待できる投手は岩見と発表させていただきましたが、それでは野手の方はどうだったのか?特に野手は一昨年が丸、昨年は堂林、そして今年は菊池と皆フェニックスリーグで確かな打撃の成長を見せた選手が翌年に活躍その翌年には失速するというパターンが続いている為、ある意味では来シーズンを大きく左右すると言っても過言ではありません。それでは見ていきたいと思います。 まずフェニックスリーグで高打率を残したのが2007年高校生ドラフト一巡目、そして昨年のドラフト1巡目で指名を受けた安部と高橋のドラ1コンビです。一軍を経験している安部は打率.355、2本塁打とさすがの成績、高橋はシーズンでは鈴木に水を空けられましたがフェニックスリーグでは打率.333、2本塁打と大暴れを見せ、来季に期待を持たせました。しかし、フェニックスリーグにおいて重要なのは打撃の成長であり、打率などではなくミート力や選球眼にあります。その面で二人を見てきますと、安部のミート力と選球眼は3.21と.214とかなりの低水準、高橋は6.43と.429と大きく成長したものの、まだまだ課題の残る数字となっている為、たまたま打ち出の小槌となった感が残ります。特に安部は立場上厳しくなってきているだけにそろそろ打撃面での成長を見せないと苦しい立場になってしまうのですが、この数字ではかなり厳しいと言わざるを得ません。ただISOPは.200と長打力を身につけつつあります。高橋は順調に成長し、ISOPも分かった範囲での数字は.244とスラッガーとしての可能性を感じさせる数字を残しました。来年は即一軍というわけにはいかないかもしれませんが、非常に楽しみな和製大砲候補となりうるのではないでしょうか。 次に高卒一年目ながら一軍に昇格して安打を放った鈴木誠也と同じく新人の美間の二人はそれぞれ打率は.222と.256と平凡な成績に終わりました。美間はミート力3.60、選球眼は.000とやはり高卒の下位指名選手なだけにまだまだ時間がかかりそうですね。ただし、本塁打は1本打つなど長打を見せたので焦らずに一歩一歩階段を昇って欲しいなと思います。鈴木は最初からフェニックスリーグに参加していたわけではなく、途中まで一軍にいて準備もままならない中だったこともあり、打率こそ平凡でしたがミート力は6.50、選球眼も.667と相変わらず高卒一年目とは思えない数字を残しました。しかし今回それ以上に驚いたのが急激な長打面での向上にあり、分かる範囲でのISOPは.1795と大幅にアップしています。シーズンでの数字を見る限りでは俊足巧打の選手なのかなと思いましたが、今回のフェニックスリーグで長打を打てる丸のような選手にもなり得る可能性を秘めた選手であることを確認できたのは非常に嬉しい出来事でした。やはり体の出来上がっていない高校生を判断するのは難しいものですね。どうも外野での起用が増えており、レギュラー候補と目されている感があるだけに是非とも来年はレギュラーを獲るつもりで臨んでもらいたいですね。 三番手捕手争いを繰り広げる会沢、磯村、中村亘の三人は見事に上中下で分かれました。まず『上』の成績を残したのは磯村、打率は.263でしたがミート力は19.00、選球眼は1.00と打撃面での急成長が見て取れ、ISOPも.263と長打も身につけ始めており、三番手と言わずに一気に石原を脅かす存在にまで昇り詰めそうな勢いです。次に会沢ですが、打率は.136とボロボロでいくらなんでも低すぎますね。それでもミート力は7.33、6四球を選ぶなど選球眼は2.00と高水準を記録していますが、シーズンの栗原のように当てに行ってしまっている可能性があります。最後に中村ですが、打率は.125、ミート力と選球眼はそれぞれ2.67、.000といずれも低水準、池ノ内は支配下登録されたものの、未だに中村は支配下登録できずにいます。この数字ではかなり危ないだけに何とか奮起を期待したいところです。 今回取り上げた中で楽しみな選手は高橋、鈴木、磯村の三人です。高橋はここに来て大きく成長し、広島が必要としているスラッガーの素質を充分に秘め、鈴木と磯村はレギュラー獲りを窺わせる存在になりつつあるのではないでしょうか。是非ともレギュラーを掴んで広島の野手陣を引っ張る存在へとなってもらいたいですね。PS:楽天イーグルス、日本一おめでとうございます。田中は160球投げた次の試合で登板、にもかかわらず球速は150キロを越えるなどもう化け物のような投手になりつつありますね。ただアジアシリーズでは主力選手が外れるとのことで個人的には少々残念ですね。せっかくの国際化を図る為の試合なのですからもっと大きな大会へと成長させることができれば良いのにと思うのですが・・・サッカーのクラブ大会のように。正直侍ジャパンの強化試合よりこっちの大会が盛り上がるべきだと思うのですが・・・。【32,000円オフ!】優勝おめでとうセール!ロゼッタストーン【話せる英語教材・英会話教材・英...価格:47,800円(税込、送料込)
2013.11.04
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『岩見に期待』 今回は前回紹介できなかった投手たちをピックアップして見ていきたいと思います。しかし、以前にも書かせていただきましたがフェニックスリーグでの投手成績というのは野手とは違って満遍なく登板機会が与えられてしまうだけにどうしても「揺らぎ」が大きくなってしまい、偶然の産物となってしまう可能性が大きいと言わざるを得ません。そのことを念頭に置いて見ていただければと思います。 まずは斉藤、かつて9勝をあげたものの左肩痛を発症してからはみるみる球速が下がり、今年は一軍登板がなく、背番号も変更されて来年は正念場となっている立場ですが、最高球速は132キロと全くスピードがなく、ちょっと有望な中学生投手と同レベルの球速帯では何とも寂しい感がありますね。そのこともあってかやはり球威面が無く、被安打数が投球回数と同数を記録しており、奪三振率も4.50と低い数字、しかし与四死球率は2.70と好成績ですがK/BBは1.67、過去の成績から察するに真ん中付近に集まって後はどうにでもなれの投球である感が否めないのですが・・・、篠田もそうですがいっそのこと大幅なフォーム変更など大胆な改革が必要ではないかと・・・正直現状では・・・。 次は今年ついに支配下登録された池ノ内、サイド気味のフォームながら最速148キロを叩き出す速球派で、今年四国アイランドリーグへ派遣されて落ちる球をマスターして帰ってきたとのことです。その甲斐あってかフェニックスリーグでは7試合に登板して7奪三振を記録するなど奪三振率が非常に高く、batted ballでもゴロを多めに打たせているなど持っている力は非常に魅力的なものを感じさせる投手です。ただし、課題は制球力にあり、四死球の数は7試合に登板して何と6を記録し、暴投なども見受けられました。一軍入りへは制球力の向上が必須だと思いますが、それさえ改善すればリリーフ投手の人材が枯渇気味なだけに速球派の池ノ内は首脳陣にとっても大きな魅力だと思います。ただ制球力の向上というのは球速を引き上げるよりも中々難しいもので・・・、広島ファンならば理解されておられる方も多いのではないでしょうか。 斉藤と並んで来年正念場ですが、その正念場の最先端にいるのが大島、本人も意識しているのか6試合に登板して防御率1.50、奪三振率も6回を投げて5奪三振、四死球ゼロと素晴らしい投球を披露しました。恐らく戦力外通告を受けた金丸と天秤にかけられて大島が残ったのでしょう。ただし、斉藤同様球威面に課題を残しており、4回投げて5安打、知り得る限りのbatted ballでもフライやライナーを打たれるなど球威がないにもかかわらずゴロを打たせられない投球はやはり怖さを感じます。来年のドラフト候補は優秀な左腕投手が多いだけに恐らく広島は獲得を狙っていると思われるだけに来年駄目なら覚悟した方が良いと思われます。大竹がFA権を取得できるまでに成長した裏で10年以上燻り続けてきましたが、最後のあがきを見せてもらいたいと思います。 今回のフェニックスリーグで最も成長を感じさせたのが岩見、公式HPによりますと「少し腕を下げたことでコントロールが安定し、変化球でストライクが取れるようになった。スピードも上がってきた」とのことですが、事実球速は最速145キロを記録し、それ以外の登板でも140キロ前半を記録していてスピードが引き上がっています。課題とされている制球力も10回を投げて3四死球と与四死球率は2.70と好成績を残し、元々この投手の魅力である奪三振率も11.70と健在ぶりを見せています。昨年のフェニックスリーグでは奪三振率は12.38を記録したものの、与四死球率は7.88と池ノ内と同じような数字を記録しており、前回のフェニックスリーグでは誰も成長を感じなかったと書かせていただきましたが、今年ははっきりと成長した姿が見て取れます。制球力だけが足枷となっていましたが、ついにその足枷がなくなる可能性が出てきたことは非常に大きなことです。是非とも来年は左の中継ぎとして出てきてもらいたいところです。 というわけで来年注目してみたいのは岩見ということになりました。今までのフェニックスリーグでは太鼓判を押せる成績を残した投手が皆無でしたが、岩見は本当に素晴らしい成績を残していたので期待してみたいところです。勿論、他の投手も中田のように課題を克服して一軍戦力となれるように成長していくことを期待していますので頑張ってください。私は統計を取ってデータを見ることしかできませんが、応援しています!【英語・英会話教材】【公式】スピードラーニング英語1〜16巻一括セット+防水CDプレーヤープレ...価格:53,760円(税込、送料込)
2013.11.01
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