全47件 (47件中 1-47件目)
1

今年の夏も、フルーツの入ったティーカクテル、ティーソーダですごします。パイナップルやマンゴーの香りの、トロピカルティーは水出しなので、楽にいれられます。マンゴージュースと割りました。リプトンのミックスベリーティーは、冷凍のベリーを加えてソーダ割りに。ラズベリーシロップも入れて。暑い時は、酸味のきいたレモンティーもいいもの。アールグレイのレモンティーをオレンジジュースで割りました。レモンの砂糖漬けのドライフルーツを入れて。ローズヒップティーのソーダ割りにはりんご(ニュージーランド産のジャズ)を入れて。クラッシュしたゼリーを入れても。
July 31, 2019
コメント(0)

貌…ボウ神津恭介はギリシャ彫刻のような美男子 日本の三大名探偵と言えば、明智小五郎・金田一耕助に加えて神津恭介だそうです。 神津恭介は、明智や金田一のようにモジャモジャ頭をかき回す癖とは無縁の、イケメン探偵です。高木彬光の著。日本犯罪史上、屈指の名探偵といわれる神津恭介は、東大医学部法医学科を卒業、医学と数学の学位を持つ。家代々の財産もあり、しかもギリシャ彫刻を見るような日本人離れした美男子。こんな完璧な探偵がいていいものでしょうか。6カ国語を話し、ピアノもプロの腕前です。案外と思われるほど多情多感な、友情にも信義にも篤い人物なのだ。しかも性格もいいわけです。余りに完璧すぎて、読む方が、頭をかきむしりたくなります。 『人形はなぜ殺される』 題名から「?」です。作者の序に、生命を持たない人形がなぜ「殺される」という表現になっているのかは、物語が進行するうちにわかるだろうと予告されています。 その通り、人形が「殺される」ことがトリックの大切な要素であり、その意味がわかると、はっとします。 日本アマチュア魔術協会の新作魔術発表会で使われるはずだった、人形の首が盗まれてしまいました。 成城の家でギロチンで首を斬られた女、その首が見つからず、代わりに置いてあったのが、人形の首でした。 それだけではなく、続いて第二、第三の人形事件も…。 トリックもプロットもしっかりしています。結末は結構衝撃的です。昭和のよき時代の本格派推理小説。 神津恭介の推理も冴えていますが、明智小五郎・金田一耕助ほどの存在感がないのが残念です。作者自身も「あまりに天才過ぎて現実から浮いてしまいました」と評している人物です。 引用および参照元:高木彬光『人形はなぜ殺される』光文社文庫
July 31, 2019
コメント(0)

溝…コウ、みぞ ひとたび「虫が好かない」相手だと思ってしまうと、修正がきかず溝が深まるばかり、ということがままあります。 『鳥辺野』の私も大学時代からの友人、由希子に対して劣等感を持っていて、それは歳と共に深く刻まれていきました。5月の鳥辺野で私は瞳だけがよく磨かれた墓石のように輝いて印象的な探偵の隣に座り、思わず由希子と私の間にあったことの謎解きを依頼してしまいました。 大手出版社に採用された由希子に対して、中堅商社にしか内定をもらえなかった私。編集部でばりばり仕事をこなしながら結婚した由希子に対して、恋愛に失敗して商社も辞めた私。 私はたまたま書いた小説が賞をもらい、そこそこ売れる小説家になりました。由希子は私の担当編集者になり、私たちはさまざまな話をするうちに、友情のようなものを感じ始めていました。 けれど、同じ男と恋愛関係になってしまい…。 ロシアンルーレットを言い出した由希子が絶対の自信を持っていたのは、何故だったのか、私はそれが知りたかったのです。 探偵は、謎を解いただけでなく、由希子と私の心理まで深く読み取り、言います。「目を開こうとしてください」 探偵は背中を向け、去って行きました。鳥野辺は葬送の地だった。その入り口にあるのが六道の辻。そこは現世と来世を繋ぐ細い橋である。 この探偵が、往年の金田一耕助だったのですが、どんでん返しがあり、最後まで気が抜けない作品です。由希子と私の心理描写がさすがです。 オリジナルの金田一耕助は、最後の事件の後アメリカへ渡り、消息不明になりますが、横溝正史曰く、後に日本に帰国して余生は日本で送ったそうです。 柴田よしきの描く金田一耕助のように、「もじゃもじゃ、がりがり」の頭かきはやめて、上品な紳士に納まったのでしょうか。 引用および参照元:『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲』角川書店 から 柴田よしき『鳥辺野』
July 30, 2019
コメント(0)

富士山五合目から八合目に群生する、高山植物の「はまなし」の、赤い小さな実は、健康維持の妙薬とされてきたそうです。「はまなし」を洋酒につけ込んで、ゼリー菓子にしたものを、お土産に買ってきました。上品なお菓子です。洋酒の味もしっかりするので、アルコールに弱い方にはお勧めできませんが。酸味も少しありますが、甘みが濃いです。メレンゲやコーヒーフレッシュを添えてもいいそうです。凍らせるとまた違った食感が味わえます。お茶は、ルピシアの「香ばし黒豆麦茶」です。国産の黒豆を大麦にブレンドしてあります。
July 30, 2019
コメント(0)

危…キ、あぶ(ない)、あや(ぶむ)、あや(うい) 惧…グ 興奮すると髪の毛をモジャモジャかき回す癖は、初期の明智小五郎探偵でしたが、彼以上に映像で有名になったのが、金田一耕助です。 『犬神家の一族』は知らない人の方が珍しいでしょう。 日本の生糸王と呼ばれる犬神佐兵衛は、生涯正妻を持ちませんでした。3人の妾はそれぞれ娘を産み、松子・竹子・梅子と名付けられました。その3人とも養子を迎え、男児を産んでいました。佐清(すけきよ)・佐武(妹あり)・佐智です。 佐兵衛の死後公開された遺言状は、お互いの敵対心をあおるような内容でした。『近くこの犬神家の一族に、容易ならぬ事態が勃発するのではないか』という弁護士事務所の若林の危惧は当たり、金田一耕助に相談しようとした彼は殺害されてしまいます。 遺産を受け取る可能性のある者も次々に殺されて…。那須湖のモデルとされる諏訪湖 那須湖で佐清の死体が見つかるシーンは映画・ドラマのハイライト。それはひとであった。しかし…‘とひ’といったほうが正確だったかもしれない。なぜならば、そのひとは胴から上を氷の中につっこみ、まっさかさまに突っ立っているのである。そして、ネルのパジャマのズボンをはいた二本の足が、八の字を逆さにしたように、ぱっと虚空に開いているのだ。原作だとパジャマを着ていたんですね。映像の、裸の足が二本にゅっと突き出しているシーンは、衝撃的でした。原作は、作品全体に、映像ほどのおどろどろしさがありません。 犯人はじめ登場人物の感情も理解できます。おかしな遺言状がなくても、巨額の財産を目の前にしたら紛争は起こったんだろうな、と思うような家族です。 最後は希望が少し残ったので、読後感は悪くありませんでした。それにしてもうれしいときのこれがくせで、金田一耕助は五本の指で、雀の巣のようなもじゃもじゃの頭をかき回しながら…がりがり、がりがり、しばらく蓬髪をかきまわしつづけていたが…この、もじゃもじゃ、がりがりは、明智小五郎を超えたではありませんか。やり過ぎですよ、金田一さん。 引用および参照元:横溝正史『金田一耕助ファイル5ー犬神家の一族』角川文庫
July 29, 2019
コメント(0)

興…コウ、キョウ、おこ(る)おこ(す) 奮…フン、ふる(う)D坂(現在の団子坂) 今日は江戸川乱歩の命日です。 乱歩と言えば、今や古典中の古典と言っていい日本の名探偵、明智小五郎の生みの親です。小五郎が初めて登場するのが『D坂の殺人事件』ですが、私は次の作の『心理試験』こそ名作だと思っています。 明智小五郎は、一作品だけ登場して終わる予定が、評判がいいのでシリーズでの登場となりました。「ありがとう」明智はモジャモジャと伸ばした髪を指でかきまわしながら嬉しそうに言った。これは彼が興奮したときにやる一種の癖なのだ。この動作、見覚えがありますね。金田一耕助もやっていました。江戸川乱歩を尊敬する横溝正史に「モジャモジャ」は受け継がれました。 『心理試験』 蕗屋は、同級生の下宿先の大家である老女が大金を家に置いている事を知りました。あんな老女より自分の方が金を使うにふさわしい人間だ、何とか自分の学費に振り替えられぬものかと考え、蕗屋は策を練ります。用意周到計画を立て、強盗殺人はうまくいったと思えました。 笠森判事の心理試験も事前の予習で乗り切ったのですが、明智の問いに…。 引用および参照元:『THA 名探偵』実業之日本社ジョイノベルズ から 江戸川乱歩『心理試験』
July 28, 2019
コメント(0)

顕…ケン 剥…ハク、は(がす)、は(ぐ)、はが(れる)、は(げ)る有楽町駅にて「化けの皮が剥がれる」(嘘や隠し事が露顕すること)という言葉はよく使われます。同じように使われる言葉がいくつかあります。尻が割れる…悪事が露見する。←人に化けた狐の尻が割れて尻尾が見え、狐だと いうことがばれてしまったことから。馬脚を露(あらわ)す…嘘が露見する。←芝居では二人の男が馬の役を演じます が、ちょっとしたはずみで人の足を見せてしまったことから。付け焼き刃はすぐ剥がれる…後からつけた刀の刃は剥がれやすい。→うわべだけの 粉飾はすぐ剥がれて、中身がばれる。 外国でも、こんなことわざがあります。黄金の鞘に鉛の刀(西洋)…外見だけよくても、中を見れば…嘘は雪のようにすぐ消える(イギリス)…嘘はすぐばれる嘘は後からすぐばれる(ドイツ)中身を磨いておきたいものです。
July 27, 2019
コメント(0)

スーパーの九州おいしいもの市で買ってきたおやつ。「博多の女(ひと)」はちみつレモンです。パッケージは、かわいい女の子のイラストが入って夏らしい爽やかさ。お茶はルピシアのテ・デ・フルータス。 ヒースフラワーにローズの花びらが入って、桃や苺の香りがする紅茶です。女子力がアップしそうな…。
July 27, 2019
コメント(0)

妻…サイ、つま 若竹七海の『船上にて』は短編集。標題作は、ニューヨークから帰国する途中イル・ド・フランスに乗船した私が盗難騒ぎに巻き込まれる話です。 私は話す人もなく、デッキで本を読んで過ごしていましたが、O・ヘンリーの本を見た紳士が話しかけてきます。引退した宝石商である彼、ジェームス・ハッターは、妻と二人で世界旅行をするはずでした。が、妻の死によってひとりで来ているのだと話します。 私と彼は気が合って、船上で話し込むようになりました。昔、えん罪で刑務所に入れられたジェームスは、同房になったビルに、消えた宝石の謎を解いてもらった話をしてくれました。 そこに、偶然乗船していたジェームスの甥がやってきて「すごい宝物」を手に入れたと打ち明けます。しかし、その宝が消えて私は疑われる羽目に…。 作品全体にも仕掛けがあって、O・ヘンリーを読んだことがある人なら、にやっとしてしまうでしょう。 参照元:若竹七海『船上にて』立風書房
July 26, 2019
コメント(0)

成城石井のチーズケーキ。 夏はマンゴーと杏仁のチーズケーキが販売されていました。包装を解くとふわっと杏仁の香りがします。通常のチーズケーキより柔らかくて、甘酸っぱさが、夏にぴったりです。水出しのトロピカルティーと。
July 26, 2019
コメント(0)

滝…たき 大納言公任滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほきこえけれ滝の流れは涸れ、水音も聞かれなくなってから大分時も流れましたが、見事だったという評判は世に流れ、今もなお伝わっていることです。 滝は、元嵯峨天皇の御所にあった庭の滝のことと言われます。大覚寺の一隅になった庭にあったらしい滝も、公任の時代には既になくなっていました。 水の間に怪木・奇石を配置する趣向の庭でしたが、その石も何も残っていませんでした。滝の姿も音も想像するしかありません。 「音」といえば、この歌自身が、た・た・な・な・なと各句頭音がきれいに揃って、耳に入りやすい歌です。技巧の高さがうかがわれます。現代の大堰川(嵐山周辺の桂川) 公任は「三船の才」と言われました。道長が大堰川に船を三艘浮かべ、それぞれに和歌・漢詩文・管弦の達人を乗せて川遊びを催しましたことがあります。 遅れてきた公任は「あなたはどの船に乗るのか」と尋ねられたという話です。 和歌の船に乗った公任は朝まだき嵐の山の寒ければ紅葉の錦着ぬ人ぞなきと詠みました。後になって、“漢詩の船に乗れば良かった。その方が名が上がったのに”とぼやいたともいいます。(当時は漢詩文のほうが格が上でしたから) 公任の名声もまた、亡くなってから後に「名こそ流れて聞こえけれ」です。 参照元:中西進『百人一首の京都』京都新聞出版センター
July 25, 2019
コメント(0)

辺…ヘン、あたり、べ 「海辺」「浜辺」の「辺」は、曖昧な境目を指す言葉です。長田弘氏は「海辺」は私たちの日々に残されている最も古い世界ではないかと言います。ぴったり海だ、陸だと分けられない世界は、私たちの先祖が暮らしてきた民俗学の世界です。 「辺」「あたり」は境目であり、トワイライトゾーンかもしれません。人が現世に暮らし、亡くなった後しばらく時間をおいてから「あの世」に行って「カミ」になる、中間の時間のように。 参照元:長田弘『なつかしい時間』岩波新書
July 24, 2019
コメント(0)

脅…キョウ、おど(す)、おど(かす)、おびや(かす) 喝…カツ 7月23日はレイモンド・チャンドラーの誕生日です。チャンドラーはアメリカの推理作家。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公にしたハードボイルド物で知られますが、『大いなる眠り』『さらば愛しき人よ(さよなら愛しい人)』に続くブラッシャー・ダフルーン(高い窓)』もたいした評判になりませんでした。 『高い窓』は、アメリカよりむしろイギリスでの評判が高かったくらいです。 依頼人は、裕福な未亡人エリザベス・ブライト・マードックです。息子の嫁が持って逃げた金貨をとりもどしてほしい、というのが今回の依頼でした。 息子も未亡人の秘書も何か隠している様子です。マーロウは次々に死体に遭遇する羽目に…。ハードボイルドお約束の、脅迫・恐喝に嘘が続出です。 正直、裏取引をしたり、危険を顧みず突っ込むハードボイルド物は好きではないのですが、ミステリーとしての整合性に乱れがないので、読みがいがありました。 内面まで見通すような人物描写もうまいなと思います。…鼻孔は白く、貧血症のように見えた。顎は小さく尖っていて、不安定な印象を与えた。…コバルト・ブルーで虹彩が目立っていたが、その表現するものは漠然としていた。…秘書のマールに初めて会ったときの描写です。 虐げられている存在に対しても、マーロウはずけずけ物を言っているようでいて、さりげない優しさを見せます。ハードな話の中、そのあたりが救いです。 引用および参照元:レイモンド・チャンドラー 村上春樹・訳『高い窓』 ハヤカワミステリ文庫
July 23, 2019
コメント(0)

差…サ、さ(す) 蝉丸これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸の歌は調子が良く、わかりやすいので百人一首の中でも覚えやすい歌です。蝉丸本人については伝承の人で、はっきりした出自はわかっていません。 『今昔物語』によると、宇多天皇の皇子、敦実親王の雑色(下級従者)ということになっています。親王は琵琶をよく弾かれ、蝉丸も親王の元で琵琶の音を覚えたといいます。 盲目になってから法師となり逢坂の関に庵を結んだと伝えられます。 他にも、光孝天皇・醍醐天皇・仁明天皇の皇子説があります。 『今昔物語』によると、源博雅は琵琶の秘曲「流泉」「啄木」を聴くために、三年間蝉丸の庵に通ったそうです。三年目の八月十五夜の晩、あわれ深い夜に蝉丸は歌を詠みつつ琵琶をかき鳴らします。 同好の士はいないものか、とつぶやく声に博雅は名乗りを上げ、蝉丸に二つの秘曲を聴かせてもらったそうです。 「逢坂の関」は、男女の「遭う」にもがあります掛けられて歌に多用されます。百人一首にも、もう一首清少納言の歌が入っています。(百人一首に同じ歌枕が登場するのは、逢坂の関とあと1例だけだそうです) 旅人たちは、それぞれの事情、思いをかかえて関所を通過していきます。お互いの思いを知るよしもなく。 関所は一瞬の人生の交差点です。 逢坂山には、蝉丸を祀った神社が残っています。 参照元:中西進『百人一首の京都』京都新聞出版センター 田辺聖子『田辺聖子の百人一首』
July 22, 2019
コメント(0)

賭…ト、か(ける) 懸…ケン、か(ける) 浅草のオレンジ通り。ひっそりと佇む和菓子屋がありました。一人息子はちょい悪でしたが、両親の事故死をきっかけに、和菓子店を継ぐことを決意します。友人も、なじみのご近所さんたちも猛反対でした。が、栗田は言います。俺には俺の人生を賭けて知らなきゃならないことがある。それは、両親がどんな思いで日々働いてきたか、ということでした。本気で納得できる生き方をしたい、と栗田は店を継いだのです。 当然茨の道で、先代の餡の味を再現できずに悩む栗田に助言し、助けてくれたのが葵でした。 似鳥航一の『下町和菓子栗丸堂』は全4巻。最終巻では、葵の過去も明かされ、栗田との関係にも進展が…ありそうですが、またまた和菓子に関する試練が続きます。 水羊羹 今回は、マスターから紹介された「ちょっとしたお茶屋の跡取り息子」が日本茶に合う水羊羹を発掘しに栗丸堂を訪れます。「ちょっとした」はくせ者で…。 有名な大手和菓子屋の鳳凰堂に勝るような水羊羹が作れるのでしょうか…。水羊羹は練り羊羹から派生したもので、基本的な材料は同じです。違いは水分。水分を多く含む水羊羹は甘さ控えめになり、濃茶の主菓子としては物足りなくなります。そこで、しつこくない甘さを出すには…、 葵が作ってみたかったが作れなかったという水羊羹を作ることになりました。なるほど、のアイディアで、食べてみたくなる水羊羹です。 引用および参照元:似鳥航一『下町和菓子栗丸堂 第4巻』メディアワークス文庫
July 21, 2019
コメント(0)

顧…コ、かえり(みる) 省…ショウ、セイ、はぶ(く)かえり(みる)かえりみる… 「顧」と「省」は訓読みではどちらも「かえり(みる)」になります。「顧みる」は、元々は「ふりかえってみる」ことで、そこから「過去をふりかえる=回顧」「気に懸ける=顧慮」「目をかける=愛顧」のような意味が生まれました。 「省みる」は、「自分のしたことが悪くなかったか、よく考えてみる=反省」の意味です。 「危険をかえりみず」は、危険を反省している場合ではなく「危険を気に懸けず」なので「危険を顧みず」です。 「半生を顧みる」は普通に過去を振り返るときですが、私のように過去に反省点が多々あると「半生を省みる」ことになります。ヒヤヒヤ
July 20, 2019
コメント(0)

世界を旅するチョコパイシリーズの第2弾はニューヨークでした。ニューヨーク・チーズケーキ味です。挟まれたクリームは、チーズの塩味が効いて甘さが抑えられています。ちなみに第1弾はパリでした。
July 20, 2019
コメント(0)

東高根森林公園は百合の花盛りでした。ビジターセンター前出会いの広場桔梗百日紅 ここの百日紅は、やさしいピンク色です。半夏生 今年は梅雨明けが遅れそうですね。日照時間が短くて植物にも気の毒です。 *写真は7月18日撮影。半夏生と百日紅は11日です。 小杉コアパークは、昨日・今日が盆踊りなのですが、今晩は雨が降らずにすみそうです。いずれも準備中の写真。7月17日。
July 19, 2019
コメント(0)

ルピシアのルイボス・レモンティーは爽やかです。レモンマートル、レモンピール入り。お菓子は甘めのカスタードケーキで。ベリーの味が余りしないのが残念。 ポンパドールのオレンジの香りのするルイボスティーもアイスティーにぴったりです。お菓子はレモンクリームサンドビスケット。ルピシアのグランマルシェで買ってきた「瀬戸内リモーネ」ルイボスティーに、レモンマートル、ジンジャーが入って、とてもさっぱりします。ルイボスティーは苦みがないのとカフェインがないのが魅力。夏の水分補給にいいですね。
July 19, 2019
コメント(0)

宮…キュウ、グ、グウ、みや 今日は二階堂黎人氏の誕生日です。氏の作品には、二階堂蘭子シリーズほかがあります。ジョン・ディクスン・カーや横溝正史の世界、復古調の探偵小説を打ち出しています。 「ランの家の殺人」 洋蘭の栽培をする賀来慎児の父は有名な洋画家でしたが、12年前に青酸カリで不審死を遂げました。その直後に母も服毒死しました。 そして今、慎児のもとに脅迫状が…。相談を受けた蘭子と義兄の黎人が捜査に乗り出します。慎児の両親の十三回忌に集まった人々の中に蘭のように美しく見えるけれど、実は正体はカマキリがみつかるでしょうか。 一見オカルトっぽい状況も、蘭子はきちんと現実的に解説してくれます。冷静な判断力が持ち味の名探偵です。 犯人はひねりが利いていますが、無理なく伏線が張られています。王道を行く本格推理物。探偵の蘭子は、三冊の本を同時に読むことが出来るという特技を持っています。寒がり。綿のように柔らかな髪の毛が優雅に揺れる。耳元の髪の房を右手の人差し指に絡め、と、髪に関する描写が多いです。これだけでも、柔らかな巻き毛の美人が想像できてしまいます。才色兼備。女性としてはちょっと嫉妬してしまいそうな名探偵です。 引用および参照元:二階堂黎人『ラン迷宮』講談社ノベルズ
July 19, 2019
コメント(0)

割…カツ、わ(る)、わり、わ(れる)さ(く)崇徳院御製瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ瀬の流れが速いので、岩にさえぎられる滝川が分かれてもまた下流で一つになるように、いつかはきっと恋しい人に逢おうと思います。 滝川の流れの速さとイメージが重なって、何と力強い、激しい歌だろうというのが第一印象でした。 作者崇徳院は、保元の乱を起こして讃岐に流され、彼の地で亡くなりました。乱に至るまでには、崇徳院ご自身がまねいたのではない「不義の子」という要因が関わっていて、気の毒な人生でした。 崇徳院は鳥羽天皇と璋子の間の子となっていますが、実際の父親は鳥羽院の祖父、白河院だと言われます。白河院は璋子の養父でしたが、鳥羽天皇に入内させる前に手をつけていたという忌まわしい噂がありました。 鳥羽天皇自身もそう思っていて、崇徳院に対しては冷淡でした。崇徳院は、白河院の後ろ盾で即位しましたが、白河院亡き後、鳥羽院と美福門院の皇子に譲位させられてしまいました。わが子の重仁親王の即位を望みましたが、次の皇太子も美福門院の皇子とされ、鬱屈した思いが高じて保元の乱を起こしたものの、敗北して配流の憂き目に遭ったのです。 憤…フン、いきどお(る) 慨…ガイ讃岐平野 讃岐の地で重仁親王死去の報を受けてから二年間、自ら崩御されるまで、怒りのため髪をとかすことも爪を切ることも亡く国家を呪ったといいます。死後も天狗になったり怨霊となったという伝説も伝わります。 上田秋成の『雨月物語』「白峯」にも怨霊となった院の浅ましい姿を西行が嘆き、供養したという話が載っています。 しかし、配流後の歌には恨み辛みはなく、詠まれるのは心細さです。崇徳院も歌の名手であり『詞花集』は院の勅命によって編纂されました。出生の不透明さがなければ、鳥羽天皇との仲もこじれず、保元の乱も起こることがなかったのかもしれません。
July 18, 2019
コメント(0)

刹…セツ 那…ナ 瞬…シュン、またた(く) 石原裕次郎は昭和を代表する俳優・歌手・声優です。実業家でもあり、ヨットマンとしても活躍しました。 映画『太陽の季節』で一躍有名になりましたが、それまではちょい悪フリーターといった無名人でした。 兄の慎太郎が裕次郎の将来を心配して『太陽の季節』の映画化承諾の条件として、弟の裕次郎を使うこと、をあげたため、映画に関係することになりました。学生言葉とヨットのアドバイザーという位置づけだったのが、水の江滝子の目に留まって俳優として参加することになりました。 脇役ながら堂々とした存在感を示し、次の『狂った果実』の主演から人気俳優になっていきました。 わたしがリアルタイムで知っている裕次郎氏は『太陽にほえろ』のボス。晩年でも存在感は抜群でした。肝臓がんに罹って亡くなるまでの様子を慎太郎氏がエッセイに綴っています。 末期には、寝ているようで眠れない、だるいつらさを訴えていたそうです。体がきりなくずるずると沈んでいく、それをどうにも手前で支えきれないてえことのつらさというものがあるんだ。(裕次郎氏) 臨終について慎太郎氏は語ります。海の上や水の中で長く暮らしていると、あれほど大きなものなのに、ある瞬間を岐点に海全体に上げていた潮が止まり、そして次の瞬間から引いていくのがはっきりわかることがある。裕次郎氏が風に乗るために、その生から離れていった刹那も、はっきりと感じ取られたと。 毎年の命日は、裕次郎氏が好きだった紫陽花の花に因んで「紫陽花忌」と呼ばれています。 引用および参照元:新潮文庫編集部・編『あの人ー傑作随想41編』から 石原慎太郎『虹』
July 17, 2019
コメント(0)

担…タン、かつ(ぐ)、にな(う) 任…ニン、まか(せる)、まか(す) 夏休み中、担任と教頭が密かに海外旅行に出かけた間に、女児がひとり崖から転落して死亡する事故が起こります。不倫旅行だった二人の教師は、道義的責任を問われますが、女児がなぜ他の四人の同級生と同行したのか、事件の真相は曖昧にされてしまいました。 事件を調べていくうち、女教師は奥深い真相に行き着きます。 「アンボス・ムンドス」は担任と教頭がハバナで泊まったホテルの名前です。「新旧二つの世界」の意味とか。この場所で蜜月を過ごしながら、女教師はこんな幸せが続くはずはない、きっと何か不幸が起こると、漠然と予感していたのです。 時として、ストレートな子どもの悪意はおとなよりも怖いと思わせられます。「担任」は文字通り「担わされ」「任せられる」もの。 その重さに震撼させられます。 参照元:池内紀ほか・編『日本文学100年の名作・第10巻』新潮文庫から 桐野夏生『アンボス・ムンドス』
July 16, 2019
コメント(0)

昔…セキ、シャク、むかしももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり宮中の古い軒端にはしのぶ草が繁っています。その「しのぶ」のように、偲んでも偲んでも偲びきれない昔なのです。 百人一首最後尾には、順徳院の歌が置かれます。順徳院は後鳥羽院の第三皇子。異母兄の土御門帝の穏やかな性格に対して、順徳院は闊達明朗、才気ある父に似て歌の才能にも恵まれました。 後鳥羽院は、自分に似ている順徳院をかわいがったと言われます。 承久の乱の折も、父に付き、佐渡へ配流になりました。佐渡では仏道に明け暮れ、帰京を待たれましたが、かなうことなく崩御されました。 参照元:田辺聖子『田辺聖子の百人一首』角川書店
July 15, 2019
コメント(0)

ロクシタンからヴァーベナのDMが届きました。涼しげなDMです。ヴァーベナは今だけパッケージが特別仕様です。7月23日発売。表参道にカフェ併設の店舗が登場するそうです。ヴァーベナティーなんて飲んでみたいな。ポストカードのおまけ付きでした。
July 14, 2019
コメント(0)

廃…ハイ、すた(る)、すた(れる) 藩…ハン 県…ケン 7月14日は廃藩置県の日です。 明治4年のこの日(旧暦)に「藩」が廃止され「県」を設置する旨の詔書が出されました。当初は3府302県という数でした。 が、飛び地も多く煩雑であったため、明治4年には3府72県に統合されました。明治22年には3府42県にまでまとめられました。(沖縄・北海道は除く) 「廃藩置県」は、特定の領主が土地を治める制度の廃止であり、以後領地は全て中央政府の采配下に置かれることになりました。 廃藩置県当時、私の住む神奈川県の名前はありましたが、ほかにに「小田原県」「六浦県」「荻野山中県」なる県も分かれて存在しました。故郷、信濃国は12もの県があったこともわかりました。 初めて聞くような名前もあって興味深く思いました。
July 14, 2019
コメント(0)

トワイニングのフルーティーなハーブティー、「アップル&ブラッドオレンジ」をいれました。ローズヒップとハイビスカスに、りんごとオレンジの香りで、ちょっと贅沢な気分。 オレンジジュースで割ってみました。駄菓子をいろいろとりまぜて一緒に。大玉チョコボールに、日焼けコアラのマーチです。
July 14, 2019
コメント(0)

型…ケイ、かた 帝…テイ 7月13日は後鳥羽院が承久の乱に破れ、隠岐の島に配流になった日です。後鳥羽院は高倉天皇の第四皇子。後白河法皇が安徳天皇の次の天皇候補として、第三皇子と第四皇子を呼び寄せたところ、第四皇子のほうが院になついたので4歳で即位したと伝えられます。 建久九年に土御門天皇に譲位してから承久の乱までの二十余年間にわたって、後鳥羽院は政治と文化の中心でした。 院は型破りにエネルギッシュな人でした。文武両道に秀で、和歌と琵琶の名手である一方、武芸全般、狩猟、水練も好まれました。それだけでなく、ギャンブル好き、色好みで身分の低い白拍子も召され、ご自身が鍛えたという刀まで残っています。 承久の乱後は『後鳥羽院御口伝』という歌論書を書き、歌も残しています。人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身はこの一首が百人一首に採られた歌です。 承久の乱の後の歌のようにとれますが、実際は三十代前半の作です。豪放で精力的に活躍していた院の歌と思えない、悩み、心揺れる歌です。 院の代表作はほかにあるのに、なぜ定家がこの弱々しく悩める歌を採ったのか、疑問に思うむきが多勢です。 定家は、百首歌が認められて院に昇殿を許されてから親密な交わりがありましたが、勅勘に触れることがあり、関わりを絶ったまま、院は配流になってしまいました。 百人一首に採られた定家の歌も代表格ではない「来ぬ人を~」です。定家は今ひとたび院の作られた雅の世界に会いたいと「身もこがれつつ」「待つ」のです。院の屈折した思いを伝えるために、定家はこの一首を置いたと思われます。我こそは新島守よ隠岐の海の荒き浪心して吹け同じ世に又すみの江の月や見ん今日こそよそに隠岐の島守 後鳥羽院『遠島百首』隠岐の島での詠歌。院は『隠岐本新古今集』を改編し、崩御されました。 引用および参照元:田淵句美子『新古今和歌集ー後鳥羽院と定家の時代』角川選書 田辺聖子『田辺聖子の百人一首』角川書店
July 13, 2019
コメント(0)

以前、ルピシアのグランマルシェで買ってきた「テ・デ・フルータス」をいれました。サンフランシスコ限定茶だそうです。 ヒースフラワーとローズの花びらが入っていて、桃やいちごの香り付きの紅茶です。久しぶりにフラワー系のお茶を入れた気がします。不二家のミニパイ・シリーズのレモンパイと。
July 13, 2019
コメント(0)

藻…ソウ、も 権中納言定家来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつついくら待っても来ない愛しい人を待ち続けています。松帆の浦の夕なぎの頃、焼く藻塩草のようにじりじりと焦がれながら。 恋人を待つ「恋の歌」の形をとっていますが、定家が待っていたのは、後鳥羽院を中心とする雅の世界が再び戻っては来ないかということ。 元は歌合の時の詠歌で、対するは順徳院のよる浪もおよばぬ浦の玉松のねにあらはれぬ色ぞつれなきでした。 他に定家の秀歌は数多いのに、わざわざこの歌を採って、百首は後鳥羽院と順徳院の歌で締めくくられます。優れた歌人兼歌壇庇護者であった後鳥羽院への畏敬と鎮魂が深く感じられます。 参照元:中西進『百人一首の京都』京都新聞出版センター
July 12, 2019
コメント(0)

頻…ヒン 繁…ハン アガサ・クリスティといえば、エルキュール・ポワロですが、こんな短篇も書いています。『夜鶯荘』です。 有能で実際的だったアリクスは、思いがけず会ったばかりのジェラルド・マーティンと恋に落ちて結婚しました。 会社で同僚だったディック・ウィンディフォードは、「お互いぼくたちは惹かれていると思ってたのに。あんな素性もわからない男と」と怒ります。 一ヶ月経ってアリクスは、夫が亡くなり、ディックの腕の中に飛び汲む夢を頻繁に見るようになります。不安に駆られる中、ディックから電話が…。 テンポ良く進むサスペンスです。映像が目に浮かぶような。 参照元:江戸川乱歩・篇『世界推理短篇傑作集』創元推理文庫 から アガサ・クリスティ 中村能三・訳『夜鶯荘』
July 11, 2019
コメント(0)

栽…サイ 培…バイ、つちか(う)地方裁判所 7月10日は和久峻三の誕生日です。和久峻三は弁護士でもある推理作家。中日新聞社勤務を経て弁護士事務所を開きました。作品には法曹界の知識を生かした「赤かぶ検事」シリーズ、「告発弁護士」シリーズなどがあります。 『疑わしきは罰せよ』は、赤かぶ検事が初めて登場する作品で、「赤かぶ検事」の名前の由来も書かれています。 椎茸栽培用のビニールハウスの中で、農家の婦人が一酸化炭素中毒死します。夫の自供で事件は解決するはずでしたが…。 柊茂検事は、ご飯にちりめんじゃこを振りかけ、赤かぶを味わう朝食が大好きなのですが、あいにく2つとも切らしていた第二回公判の日、朝市で赤かぶとちりめんじゃこを買い込みます。 公判中、何気なく置いていたのですが、机の上から落としてしまい、ちりめんじゃこと赤かぶの袋が散乱する始末でした。黒い法服に身を包み厳粛な面持ちで壇の上に並んでいた三人の裁判官は、とつぜん開けた眼の下の賑やいだ光景に一瞬戸惑ったが、笑いをかみ殺すすべもなく、けたけたと腹をかかえて笑いころげた。この日から誰言うともなく「赤かぶ検事」の呼び名が定着することになったのです。 引用および参照元:和久峻三『疑わしきは罰せよ』角川文庫
July 10, 2019
コメント(0)

寺…ジ、てら 侶…リョ向日葵も影もひとつや鴎外忌 水原秋桜子 今日は森鴎外の命日です。『寒山拾得』は唐代の伝承を元にした小品です。閭丘胤という官吏が任国へ赴く前日、頭痛に悩まされます。訪ねてきた乞食坊主に治してもらいますが、僧は謝礼を受け取りません。国清寺にいた豊干と名乗るその僧は、丘胤に問われて「国清寺に拾得と申すものがおります。実は普賢でございます。それから寺の西の方に、寒巌という石窟があって、そこに寒山と申すものがおります。実は文殊でございます。」と教えてくれました。 赴任後、閭は国清寺を訪ねました。道翹という僧が出迎え、寒山、拾得のいる厨へ案内してくれますが、閭が役職・氏名を名乗って丁寧に挨拶すると、笑って逃げて行ってしまいました。 厨にいたほかの僧侶が閭にたかり、道翹は真っ青な顔で立ちすくんでいました。 鴎外は文中で道・宗教というようなものに対する世の人の態度には、三通りあると言います。全く顧みないか、常に心にかけて道を求めるか、その中庸だと。 中間の人物は、積極的に自分から求めるわけではないが、自分が会得できないものに尊敬の念を抱きます。 ですが、盲目の尊敬では何もならないと言っています。 閭はまさに、その中間の人でした。寒山と拾得に対して役職を告げて名乗るところが俗物なのでしょう。高い地位にある人とわかると、閭にたかってくる僧侶たちにも幻滅ですが。 豊干は何故閭丘胤に、寒山・拾得のことを教えたのでしょう。元の伝承では、寒山拾得は普賢・文殊の化身とは言われますが、これは例えであって、実際は詩作に励んだ自由人だったようです。鴎外も、二人を普賢・文殊の化身とは考えていないと思われます。(「寒山拾得縁起」に「ぱっぱも文殊なんだよ」とありますから) 普賢・文殊の化身と言われて、恭しく役職を告げても、世俗の欲得に属さない寒山拾得には笑われるだけでした。尊敬の念があっても、「名」や見かけだけでの尊敬は何にもならないという事なのでしょうか。 考えさせられる作品でした。 引用および参照元:水原秋桜子 堀口星眠・選『水原秋桜子集』朝日文庫 『日本の文学3 森鴎外(2)』中央公論社 から『寒山拾得』
July 9, 2019
コメント(0)

ミントのお菓子もいろいろです。サロン・ドゥ・ルックのシリーズから。ごく小さなキャンディーの粒が入っていてパチパチします。ミントシェイク味だそうですが、普通のルックチョコのミントのほうが好きです。お茶は杏の麦茶です。
July 9, 2019
コメント(0)

向日葵は枯れつつ花を捧げおり父の墓標はわれより低し 寺山修司 子どもの頃見た向日葵は、高々としてりっぱでした。身長を超え、太い茎とびっしり詰まった種を持つ向日葵は、とにかく大きかったと記憶されています。大人になってみると、そこまで圧倒されるような大きさではないのですが。 寺山修司の父は、修司が5歳の時召集され、戦死しました。目標とする父がない中で成長した修司は「墓標を越え」ました。背丈だけではなく、生きてきた歴史が父を越えたという自負があるのでしょう。目標に向き合う強さが感じられます。
July 8, 2019
コメント(0)

催…サイ、もよお(す) 涙…ルイ、なみだ催涙雨(さいるいう)…7月7日に降る雨。天の川を渡れなくなり、織り姫と彦星が流す涙になぞらえているとされる。7月6日に降る雨は「洗車雨」と呼ばれ、織り姫に会うため彦星が自分の牛車を洗っている水だとされる。 “七夕の夜に降る雨を「洒涙雨(さいるいう)」と言うの。彦星と織り姫が別れを惜しむ雨なのよ。”小学校の頃、母が少年に教えてくれたこと。 そのときの少年は、遠い夏の秘密を白髪交じりの頭の中に抱え込んで、今は認知症になった母とひっそり暮らしています。 窓の外には一匹の白い蝶。児童公園の茂みに隠れて、オニが探しに来るのをずっと待っている少年の姿も見えました。(「隠れ鬼」) 誰にも探されずに終わり、少年は帰って妹とふたり留守番をします。二人の密かな楽しみは、夜川の土手に出てする虫取り。ふたりも秘密をかかえることに…。 虫に詳しいホームレスのおじさんは、ふたりの秘密を知っていました。(「虫送り」) おじさんの回想。遠い日のサチとの思い出が切なく胸に迫ります。世界を閉じ込めていたサチは飛べたでしょうか。(「冬の蝶」)…以下 道尾秀介氏の『光媒の花』は、一匹の蝶にほんの一筋だけつなげられていく、6編の連作群像劇です。どの一話を読んでも、ずっしりとした中身があります。それでいて、さらっとして気持ちよく読めるのは、文章が洗練されているからでしょう。 生きる現実は厳しく、哀しみに満ちています。不条理なこと、理不尽なことに。それでも、蝶の舞った後の一筋の光を信じたくなる話です。判子屋のおじさん、ホームレスのおじさん、サチ、幼い兄弟、その心が少しでも平安でありますようにと、祈らずにはいられませんでした。 参照元:道尾秀介『光媒の花』集英社文庫
July 7, 2019
コメント(0)

試…シ、こころ(みる)、ため(す) 験…ケン、ゲン 7月6日は推理作家・SF作家の都筑道夫の誕生日です。都筑道夫は、早川書房で『エラリー・クイーンズ・ミステリー・マガジン』の編集長も務めました。退社後本格的な執筆活動に入り、『キリオン・スレイ』シリーズ、『なめくじ長屋』シリーズ、そして数多くのショート・ショートで知られるようになりました。『退職刑事』シリーズは、いわゆる安楽椅子探偵もの。刑事を退職した後アパート経営で悠々自適の生活をおくる〈退職刑事〉の末の息子は〈現役刑事〉。ときどき息子の家を訪ねると、話題はやはり事件のことになります。〈退職刑事〉の言葉が事件を解決へ導きます。 『連想試験』では、現役刑事の息子が連想ゲームを持ち出し、ふたりはひとしきり思い出話をしたあと、本題に入ります。 プロの殺し屋が捕まりました。依頼人に裏切られる予感があった彼は、依頼の内容がわかる証拠を誰かに預け、合い言葉を言った者に渡してくれるように頼んであると言います。 ①頼まれた人が誰であるか、②合い言葉は何か、の二つは刑事が解けというのです。ヒントは「風呂敷」と「キングコング」(他にも候補者リストなどあり)「風呂敷」から頼まれた人は簡単に連想できますが、「キングコング」は解説されてもピンときませんでした。時代背景がわからないせいか。特撮好きな人なら知っていることかもしれませんが。 現場に出向いたり、死体を見ることもないので、ゆったりしたミステリーゲームを味わえます。テンポものんびりしたもので、いい時代だったんだな、と思える作品です。サスペンスの要素や血なまぐさいミステリーが好きでない方にはお勧めです。 参照元:都筑道夫『退職刑事健在なり』徳間文庫から 『連想試験』
July 6, 2019
コメント(0)

なつかし・涼しのラムネ菓子 昔なつかしいラムネ。お茶はオレンジ・ローズヒップティーです。
July 6, 2019
コメント(0)

枕…まくら 乃南アサの「枕香」。恋人の好きなところは人それぞれですが、主人公の恭子がひかれるのは枕の匂い。 私の歳だと枕の香り=加齢臭などと思ってしまいますが、若い恋人ですから違いますね。 恭子は愛らしく耐えることをして、恋人に飽きられてしまう経験を繰り返してきました。今度こそはと、晋平には強気で出ることにしています。けんかしても折れず、会わずにいたのですが、イライラが昂じて、真夜中に晋平の家を訪ねます。 この後は…。晋平のほうに同情したくなりました。 参照元:結城信孝・編『私は殺される―女流ミステリー傑作集』角川春樹事務所 から 乃南アサ『枕香』
July 5, 2019
コメント(0)

ミントは何と言っても涼しげです。ブランチュールのチョコミントです。ココア味のラングドシャ・クッキーの間にミント味のホワイトチョコが挟んであります。さっくりしています。アイス・ウーロン茶と。
July 5, 2019
コメント(0)

戻…レイ、もど(る) 隣家のブロック塀と生け垣の間に、いつからか花が置かれるようになりました。交通事故の現場にお供えするように。 でも、このあたりで事故が起こったという話は聞かないのです。誰が置いていくのか、見張ってみましたが、捕まえられません。 ジュースの空き缶に挿してあった花は、竹筒や陶壺に入れられるようになり、胡蝶蘭や薔薇、トルコキキョウになっていきます。 この「お供え」は一体何のため? 『小川洋子の偏愛短篇箱』に収録されている短篇です。作品ごとに書かれる小川氏のエッセイも読みがいがあります。この小説の恐ろしさは、どんどんエスカレートし、決して後戻りできないところ(小川)ラヴェルの「ボレロ」のように話はクレッシェンドしていきます。 引用および参照元:『小川洋子の偏愛短篇箱』河出書房新社 から 吉田知子『お供え』・小川洋子『後戻りできない』
July 4, 2019
コメント(0)

もちもちショコラ・ミントというもの、ありけりうっすらとミントの色がついた、もちもちショコラ・ミントです。カシス&ブルーベリーの紅茶と。ミントはきつすぎず、ちょうどいい感じでした。
July 3, 2019
コメント(0)

墜…ツイ 落…ラク、お(ちる)、お(とす) 哲学者キケロは全ての根源は水と火と説いたが…と始まる、それを実証するようなセンター家の事件。読み終わってみると、なるほど解決のキーワードは「火」「水」でした。 ニューヨークは6月21日に暦の上での夏が始まります。夏になって10日も経たないのに、太陽はセンター家の庭園を焼きすぎたパイの皮のようにカリカリに照らし、庭園の石塀を地獄にふさわしい温度で丸焼きにしていたのだ。 そんな暑い庭園から見上げる「天使」と呼ばれる、建物の屋根から突き出たガーゴイル像は、人目を驚かすものでした。 当主マイルズ・センターの夫人と友人であるニッキー(エラリーの秘書)は館に招かれ、夫人に「夫ではない人を愛している」とただならぬ告白をされます。 庭園に出てきたマイルズの頭すれすれに、塔の天使が墜落してきます。命の危険を感じたマイルズはエラリー・クイーンに調査を依頼しますが、天使の墜落に続いて銃の発砲も…。 引用および参照元:エラリー・クイーン『犯罪カレンダー〈7月~12月〉』 ハヤカワミステリ文庫
July 3, 2019
コメント(0)

夏はミント。チョコミントのお菓子です。おなじみ不二家LOOKチョコのミント。普通のチョコミントと超ミントが入っています。お茶はミントンのオリジナルブレンドをアイスで。 私は普通のチョコミントのほうが好きです。「超」バージョンはかなりミントの辛さが利いています。これは去年のバージョン。こちらのほうがよかったです。
July 2, 2019
コメント(0)

獲…カク、え(る) 7月2日はアーネスト・ヘミングウェイの命日です。ヘミングウェイはシカゴ生まれの作家。幼少時、父から狩猟や釣りを教わりましたが、それがこの作品の土台になっています。自家用漁船ピラール号を購入するほどの釣り好きです。代表作に『誰がために鐘は鳴る』『武器よさらば』『日はまた昇る』があります。『老人と海』発表後、1954年にノーベル文学賞を受賞しました。 『老人と海』 老サンチャゴはメキシコ湾で漁をする漁師でしたが、このところ84日間1匹も釣れていませんでした。同行していたマノーリン少年も、親の言いつけで他の船に乗るようになりましたが、少年はサンチャゴに同行したいのでした。 少年は夕食を差し入れたり、餌をもってきたりと世話を焼く代わりに、朝は老人に起こしてもらっています。 ある日老人はいつもより沖に出てみます。少年がいなくなってから独り言を言うようになりおいでなすった…よろしく頼むぜ…いよいよだな。獲物がかかりました。ロープをぐいぐいたぐり寄せますが魚は1インチたりともあがってきません。老人は背中にロープを回してロープを離しません。魚との力比べが始まります。こんな我慢するやつ、偏屈なやつは初めてだ。魚が動いてつんのめり、目の下が切れました。おれは死ぬまでつきあうぞ。ロープがせりあがって魚が姿を見せます。この舟より2フィートはでかい魚は舟を引っ張り回し、跳びます。老人は二度気が遠くなりかけました。手の平は皮膚がずたずたに破れているし、目もおかしくなって…最後の死闘。老人は銛を振り絞って渾身の力で突き降ろしました。ついにしとめたのです。 ですが、血のにおいに集まってきたサメどもに次々に獲物を食われ、港に帰り着く頃には、大カジキは頭だけになっていました。 3日間老人が戻らなかったので、捜索隊が出ていました。 朝小屋をのぞきにきた少年は老人の手を見たら泣けてきた。コーヒーをもってきて、老人の目覚めを待っていた少年に老人は言います。やられたよ、マノーリン。すっかりやられた。少年は再び老人と漁に出ることを決めます。早く良くなってくれないと困るよ。…何でも教えて欲しいんだからね。再び眠りに落ちた老人は、ライオンの夢を見ていました。 老人は大カジキに友情のような気持ちを抱いています。漁師としてのプライドは持っていても、決して人間の方が上だという奢りはもっていません。 だからこそ、魚との死闘が爽やかに読めるのでしょう。 すばらしいのがマノーリン少年の存在。人は、自分を信じ慕ってくれる人が、ひとりいれば生きられるんだ、と思いました。 「ライオンの夢を見ていた」の一文が利いています。
July 2, 2019
コメント(0)

神奈川県立歴史博物館(旧横浜正金銀行本店) 7月1日は銀行の日です。1893年のこの日に「銀行条例」が施行されました。英語の〈bank〉バンクは、イタリア語の〈banco〉=机・ベンチからできました。 ルネッサンス期に、緑の布をかけた机の上で取引がされたことから。 日本語の〈銀行〉は、明治時代に英語の〈bank〉を翻訳するのに、中国の熟語を借りてきたものです。「行」は「店」のこと。当時のアジアでは、銀が共通の価値基準であったため、「銀」の字が用いられました。 黙…モク、だま(る) 『花咲舞が黙ってない』 銀行を舞台にした小説と言えば池井戸潤氏です。半沢直樹シリーズもですが、花咲舞の活躍ぶりもすかっとします。TVドラマの『花咲舞が黙ってない』は『不祥事』が原作で、小説の『花咲舞が黙ってない』は、その続編になります。 背景になる時代は、20世紀末の経営破綻が続出した頃。東京第一銀行事務部臨店指導グループの舞と相馬は、顧客情報漏洩疑惑や事務処理ミス連発のチェックに、支店を訪れる日常です。舞は相変わらず、暴走しがちで花咲ならぬ「狂咲(くるいざき)」と相馬に言われながら。「相手がどれほど偉いとか、そんなこと関係ありませんよ」 その中で、過去の不適切な会計と隠蔽工作に気がつく舞ですが、報告書は握りつぶされます。「確かにあなたと私とでは地位も立場も違うでしょう。でも、東京第一銀行の一行員として、この銀行を良くしようという思いは一緒のはずです。」企画部長の懐刀といわれる実力者、昇仙峡玲子にもくってかかる舞。さて、結果は… 産業中央銀行の企画部若手行員の、半沢直樹も登場、重要な役割を果たします。銀行関係の専門用語だけでなく著者の語彙の広さがうかがわれ、熟語の勉強になります。 もちろん、知らなかった借り入れの仕組みなど、興味深い内容もあります。 ですが、何と言っても正しいことは正しいと信念を持って貫く、舞の行動が痛快です。 引用および参照元:池井戸潤『花咲舞が黙ってない』中公文庫
July 1, 2019
コメント(0)

アイス緑茶ですっきり とても爽やかなマスカット緑茶です。 抹茶入りのこくのあるアイスグリーンティー。八つ橋を食べ比べてみました。聖護院のほうが、皮がやわらか、小豆の粒がしっかりしています。抹茶の色が濃く、粉が多い右上が「おたべ」。左と右下は「聖護院八つ橋」です。
July 1, 2019
コメント(0)
全47件 (47件中 1-47件目)
1


![]()