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ディクスン・カーは、著書のほとんどが日本語に翻訳されているくらい、日本でも人気の高い作家です。カーは、「蜜室の王者」の異名を持ちます。 ギデオン・フェルは、ヘンリー・メリヴェール卿と並ぶ、カーの創作した探偵。ずんぐりした巨体で、顔は「大きな赤ら顔」で、「山賊風の口ひげ」「小さな艶のいい鼻」「幅広の黒いリボンで眼鏡をとめて」います。髪は「白髪まじりのふさふさした髪」です。『盲目の理髪師』『曲がった蝶番』などで活躍しています。 『緑のカプセルの謎』 小さな町の菓子店で、チョコレートボンボンを買った子供が亡くなる事件が起きました。蓋のない箱に入っていたボンボンに、10個の毒入りボンボンが交ざっていたのです。 疑われたのは、町の実業家マーカスの姪、マージョリー。マーカスは一笑に付すと、事件の真相がわかったので心理テストをしてみよう、と提案しました。 「100人中99人は目の前で何が起きているか見ていない」というのがマーカスの主張でした。テストの結果は…。 マーカスが鉛筆の次に手にしたものを、3人の証人が「万年筆」「鉛筆」「吹き矢」と証言します。 なるほど、見ているようで見ていないことが多いかもしれません。 参照元:ジョン・ディクスン・カー 三角和代・訳『緑のカプセルの謎』創元推理文庫
November 30, 2019
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日本大通りの公孫樹並木は11月下旬から12月上旬が黄葉の見頃です。久しぶりの快晴になった今日、行ってきました。風は冷たいのですが、何日かぶりの日差しが嬉しい一日でした。県庁の建物、キングの塔も見えます。青空に公孫樹の黄が映えます。横浜公園の日本庭園へ。横浜公園は、日本で一番古い公園だと説明板にありました。明治9年からあり、初めは神奈川県の管轄だったそうです。こちらの紅葉もきれいでした。この燈籠は、オレゴン州のポートランドに贈られた平和と友好の印の燈籠のレプリカです。ポートランドでは、「ピース・ランタン」と呼ばれているそうです。黄色の紅葉。横浜スタジアムは改修工事中です。横浜は、何回でも来たくなる場所です。
November 29, 2019
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達…タツ 毛色の違う短編8作がぎゅっと詰まった短編集が、泡坂妻夫の『煙の殺意』です。表題作は、アリバイ崩しの本格ミステリー。犯行の動機の大胆さに驚かされます。 高級デパート華雅舎(かがや)に史上最悪の火災が起こる中、望月警部は殺人現場に駆り出されます。被害者は32歳のホステスで、加害者は既に犯行を認めていました。上階に住む被害者の洗濯機の水が溢れて、加害者の部屋を水浸しにしたというトラブルが動機でした。 けれど、鑑識の斧技官は、いくつかおかしなことに気づきます。死体は浴槽から裸で見つかったのに、右手の中指に朱肉がついていました。宅配の荷物を受け取ったのでしょうが…いつ? 本格的な謎解きですが、大胆不敵な話の運びが泡坂氏らしいです。 参照元:泡坂妻夫『煙の殺意』創元推理文庫
November 29, 2019
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おなじみの「たけのこの里」ですが、ちょっと変わったバージョンを2種。いちごのショートケーキ味というネーミングですが、まあ苺ミルク味といったところです。ルピシアの「ジュテーム・ミスティーク」と。適度な酸味のあるグレープ&ベリージュースのようなハーブティーです。こちらは「Wナッツのチョコケーキ」の名前。ヘーゼルナッツとピスタチオが香ばしく、こちらのほうが好みです。お茶は「ベル・エポック」ルピシアのオーソドックスなブレンドティー。くせがなく、何にでも合います。 普通のバージョンだったら「きのこの里」のほうが好きですが、「Wナッツの~」はよかったです。
November 29, 2019
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宇野千代は小説家、随筆家、着物デザイナー、編集者と多彩な肩書きを持ち、結婚遍歴でも有名な作家です。『時事新報』に投稿した小説『脂粉の顔』がコンクールの一位になり、出版社で知り合った二位入選者の尾崎士郎と恋に落ち、すぐ同棲を始めました。この時、千代氏は既に従兄弟と結婚していました。その後も、馬込文士村で知り合った画家、東郷青児と一緒になり、四十二歳で小説家、北原武夫と結婚しました。相手がもう嫌なんだとわかるとやめる。それが“恋愛の武士道”だな。 宇野千代ほど幸福にこだわった作家はいないと言われます。「私は幸せ 昔も今もこれからも」が、宇野千代が亡くなる4年前に開催された「九十五歳宇野千代幸せ展」のテーマでした。幸せをみつけるのが誰より上手な人でした。 桁…けた宇野千代氏の晩年のエッセイから引いてみます。あなたの欲望を、ほんの一桁、ちょっと格下げしただけで、あなたは倖せになれるのだとは思いませんか。「みんなと同じ」がよいという価値観が強い時代、難しいことですが、背伸びしない、人と比べないを心がけたら、ずいぶん楽になりそうです。「世間一般」に外れても、迷惑かけなければ別にいいさ、です。不幸は好きではない。しかし、正確に言うと、自分を不幸だと思うことの方がもっと好きではない。人からどう見られようと、自分の幸せ度は自分で決めるもの。不幸な顔をしていると、不幸しか来ない。私たちはいつでも来る日のために生きているのです。いま、現在がどんなに苦しくても、ひょいと眼を上げて、愉しい明日の日を夢見ることが出来るのです。心にとめておこうと思います。11月28日は、宇野千代の誕生日です。 引用および参照元:宇野千代『幸福は幸福を呼ぶ‐―人生の叡智235篇』集英社文庫 『NHKあの人に会いたい』刊行委員会・編『あの人に会いたい』新潮文庫
November 28, 2019
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褒…ホウ、ほ(める) マスターと新人バーテンダーの私が暇を持て余していると、奇妙な客が入ってきました。11月だというのに半袖シャツ姿で。 マスターは顔見知りのようです。「お、いいねえ。きれいな泡。…ビール注ぐのはマスターより上手」客は褒めてくれました。 客が帰った後で、私はマスターから謎を明かされます。彼が、ビールをあんなにおいしそうに飲むことの。 私はまた彼の「うまい!」の一言がまた聞きたくなっていました。 クライム・ストーリーですが、暑い日のビールのように爽やかな話。誰だって褒められるのはうれしいものです。 引用および参照元:『このミステリーがすごい!』編集部・編『10分間ミステリー』 宝島社 から森川楓子『11月の客』
November 27, 2019
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錦…キン、にしき 中三のぼく、金田耕一は推理小説の大ファン。近所の推理作家、錦田一(にしきだはじめ)先生を訪ねては、推理小説談議に花を咲かせるのが楽しみでした。 ぼくはひそかに錦田先生を「キンダイチ先生」と呼んでいました。 近所のミュージシャン、佐久良が殺されると言う事件が起こりました。佐久良は電話ボックスから短い電話を何回もかけ、一方的にしゃべっているところを、ぼくは目撃していたのです。 話を聞いたキンダイチ先生は電話の謎を解き、犯人も推理してしまいます。 先生に探偵の才能があるのは嬉しいけれど、本は相変わらず売れないままです…。 名前からしてパロディーですが、推理は真面目で本格的な短編。『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲』の一編です。 参照元:『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲』角川書店 から 有栖川有栖『キンダイチ先生の推理』
November 26, 2019
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件…ケン 11月25日は三島由紀夫の命日「憂国忌」です。『憂国』について、三島はもし、忙しい人が三島の小説の中から一編だけ、三島のよいところ悪いところすべてを凝縮したエキスのような小説を読みたいと求めたらこの一編を読んでもらえばいいと勧めています。 近衛歩兵聯隊(れんたい)の武山中尉は、二・二六事件突発後に、反乱軍に親友が三人加わっていたことを知ります。中尉は、親友を討たなければならない立場ですが、とてもできません。 中尉は自宅で割腹自殺を遂げ、夫人も殉じて自刃を遂げました。 三島自身の解説によると、愛と死の光景、エロスと大義の完全な融合と相乗作用がテーマだそうです。 武山と妻の麗子にとって、天皇・皇室・神への厳粛な忠誠と、セックスの快楽は相反するものではありませんでした。 大義に守られながら、二人は最後の熱い交わりの時を持ちます。「官能小説」ばりの描写で喜びが書かれた後、克明で凄惨な割腹のシーンが出てきます。実際体験していない割腹の痛みをこれだけ鮮明に描けるのが不思議なくらい迫真の描写です。 究極の「生」の喜びと「死」の痛みは、対照的な出来事なのに、違和感なく高揚した心はつながっていきます。 中尉は、この自死を戦場での死に等しいと、喜んで向かえます。三島が求めた男性らしい肉体と行動、戦場での死(三島は戦地へ発つ直前、肺湿潤の誤診で軍医に止められ、戦地へ向かった兵士はほとんど戦死しました。戦いに参加できなかったという負い目を持ち続けたとおわれます。)が、中尉を通して実現します。 話の筋ははっきりしていますが、奥は深そうです。言葉遣いもほかの三島作品同様、品格があり、きれいです。 参照元:三島由紀夫『花ざかりの森・憂国』新潮文庫
November 25, 2019
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鈴木真砂女は、明治三十九年の今日、千葉県鴨川市の旅館吉田屋(現鴨川グランドホテル)に生まれました。結婚して長女も生まれましたが、夫が突然失踪して、実家に戻りました。 実家では長姉が急逝し、4人の遺児を真砂女が育てることになりました。周囲に勧められ義兄と再婚しましたが、真砂女には密かに思う人がいました。 俳句は亡き姉の影響で始め、久保田万太郎に師事しました。脳溢血で倒れた夫(義兄)の世話をしつつ吉田屋の女将として働き作句に励みました。しかし、海軍士官Mさんへの思いは断ちがたく、旅館と夫を後に故郷を出て、銀座で小料理屋を開きました。 真砂女の句は、全霊をこめて詠むような激しさがあります。同時に、感情に飲み込まれず、秘めた過去の罪を客観的に見つめる句もたくさんあります。 被…ヒ、こうむ(る)、かぶ(る)草を焼く心ほとほと疲れけり淋しさも草を焼く日もひろごりぬ草焼く火海を恋うかに海へ伸ぶ草を焼く心いつまで罪を被てあはれ野火の草あるかぎり狂ひけり己が放つ野火ふりかぶるさみしさよ「疲れ」「さみしい」に、共に暮らせぬ恋しい人への思いや、負い続けなければならない罪の自覚が感じられます。「焼く」という行為も象徴的です。 一連の句には物語性が感じられ、どんな出来事があったのか、知りたいと思わせます。捨てきれぬものにふるさと曼珠沙華振り切るように出てきた故郷ですが、海と曼珠沙華に重なるイメージで、真砂女の句によく出てきます。捨てきれないところにさみしさがあります。敬老日ビーフステーキミディアムに「敬老の日」に「ビーフステーキ」何というユーモラスな句でしょう。真砂女は、いつもいつも過去の中に沈んではいません。晩年までつややかに生きました。初夢は顔を洗って忘れけり初日の出待つときめきは恋に似て80代も後半と思えない若さに脱帽です。 引用および参照元:『鈴木真砂女全句集』角川書店
November 24, 2019
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ロッテの「バッカス」や「ラミー」の洋酒シリーズに、「カルヴァドス」が加わりました。冬季限定です。中はアップル・ブランディー。 アルコールはそんなにきつくありません…と言おうとしましたが、わたしは呑兵衛ですので、アルコールに弱い方は避けた方がよいですね。そして、東急限定のカントリーマアムの「2つのベリー」。11月13日、南町田に「東急クランベリーパーク」がオープンしたことを記念したものです。ストロベリーとラズベリーの味の生地にチョコチップが入っています。レギュラーのバニラやチョコは好きではないですが、りんごやベリーのカントリーマアムは、おいしいと思います。お茶はダージリン。
November 24, 2019
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料…リョウ 赤川次郎は多種多様な名探偵を生み出していますが、この刑事ドラマの設定は突き抜けています。 警視庁捜査一課に配属された光月弓江は、大谷努警部の下で働くことになりました。誰もが同情してくれるので気が重かったのですが、会ってみると大谷警部はスマートで垢抜けした容姿、行動も素早く指示も的確、申し分ない上司に思えました。 しかし、事件現場にママが現れて… いくら警視庁長官の甥でも、いやむしろ、それなら余計あり得ないだろうというマザコン設定です。もう、フィクションを楽しむしかない。『死体置き場の恋人たち』では、大谷の母が特大のフライパンを手に立っていた。「いい、オムレツはまず充分に油をひくのがコツなのよ」と説明していますが、その前に犯人をぱこんとしていたような…。 人間味あふれるストーリー、ユーモアが持ち味の赤川ミステリーですが、トリックも動機も納得できます。ミステリーとしての整合性がきちんとしていて、その骨組みあってこその笑える話なのです。いつもながら、各話のネーミングもセンスがいいです。 引用および参照元:赤川次郎『マザコン刑事の事件簿』徳間文庫
November 23, 2019
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侵…シン、おか(す) 11月22日は「いい夫婦の日」を始めいろいろな日になっていますが、「ペットに感謝する日」でもあります。 わたしはペットを飼っていませんが、原田マハの「一分間だけ」にはしてやられました。何気なく読むうちに、涙が止まらなくなり、多量のティッシュペーパーを消費する羽目になりました。 ファッション雑誌の編集者の藍は、取材で知り合った、保健所行きを目前にしたゴールデンレトリバーを飼うことになりました。仕事帰りの藍を喜んで迎えてくれる従順なリラは、藍の癒やしでした。 が、日々の仕事に忙殺され、恋人との仲も終わりを迎える頃、藍はリラを疎ましく思うこともあるのでした。 やがて、リラはがんに侵され、藍は仕事上の地位をなげうっても、リラを看取る決心をします。 ペットショップの店長も、藍を応援してくれるアシスタントの奈津美も、寝たきりの母が居るというタクシー運転手の斎藤さんも、やさしい人たちです。 頭が切れ、仕事にシビアーな女性の上司のキャラも素敵です。 リラのひたむきな愛と、周囲の人の優しさを知って、仕事人間の藍の価値観が変わっていく過程が自然に描かれます。 読むときにはティッシュペーパーかタオルのご用意を。 参照元:原田マハ『一分間だけ』宝島社
November 22, 2019
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ルピシアのマルシェで買ってきた、北海道限定のお茶「ニセコアンヌプリ」をいれました。 ニセコアンヌプリは、北海道の活火山の名前なのですね。世界四大スキー場の一つがある場所。写真でしか見たことがありませんが、雪を頂いた山の形は佳麗です。ブルーマロウ・マリーゴールド・コーンフラワーにメロンの香料が入っています。かなり個性的で香りが強めでした。ポッキー二種と。アーモンドと粒々いちごのポッキーです。
November 22, 2019
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癒…ユ、い(える)、い(やす)萬両や癒えむためより生きむため 11月21日は、俳人石田波郷の命日にあたります。波郷は、愛媛県立松山中学校(今の高等学校)時代に、同級生の勧めで俳句を始めました。この同級生は、後に俳優として大成した大友柳太朗です。 隣町の五十崎(いかざき)古郷に入門し、波郷の号をもらいます。「ホトトギス」次いで「馬酔木」に投句ののち「鶴」を創刊し、中村草田男・加藤楸邨・篠原梵と共に「人間探求派」と呼ばれることになりました。 肺結核による入退院を繰り返し、昭和44年11月21日に永眠しました。俳句は生活のあらはれであるべきである。が波郷の持論で、生活に順い自然にしたっがって生まれるのが俳句だと言います。悴(かじか)み病めど栄光の如く子等育つ 『惜命』句集『惜命』から。妻子をかなしく思う句も多いのですが、その思いの中、顔を上げて詠んだようなこの一句が好きです。萬緑は過ぎ来し方も押しつつむ 『惜命』冬山に轍や還らざるごとく 『酒中花』雪降れり時間の束の降るごとく 『酒中花』萬両や癒えむためより生きむため 『酒中花 以降』命継ぐ深息しては去年今年 『酒中花 以降』 訪れる死の予感をもって詠み、それでも生きる意志を持って詠んだ句の強さが心に響きます。 引用および参照元:『現代俳句の世界7 石田波郷』朝日文庫
November 21, 2019
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二子玉川の駅に今年もクリスマスツリーが登場しました。今年のテーマは「エレクトリックムーンクリスマス」UFOにロケットサンタも登場です。ファミマの「お母さん食堂」がリボンストリートに出張してきました。11月12日から24日までだそうです。晴れた日は屋上庭園の散歩が気持ちいいです。
November 20, 2019
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照…ショウ、て(る) 『柿におもふ』は、評論家、唐木順三のエッセイです。裏庭の柿を採ってきて、しげしげと眺め、手に取って、書き留めた心情ですが、なかなか深いものがあります。 筆者は、柿の実に生命の充実を見ます。また、八木重吉の『素朴な琴』に触れ、私たちは「素朴な心」あるいは、吉野秀雄氏が言う「やわらかな心」を持っているだろうかと、問います。 日常の喧噪の中でも、私たちは、柿を見ているでしょうか。柿の木のたどってきた歴史や、柿の実の生命の充実に思い至る時を、持っているでしょうか。今日は11月20日、日曜日。さんさんと秋の日の照りかがやく、よき日であった。 引用および参照元:大岡信ほか・監修『花の名随筆 十一月の花』作品社 から 唐木順三『柿におもふ』
November 20, 2019
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「長谷川町子美術館」は、東京都世田谷区の桜新町駅近くの小さな美術館です。 本来、長谷川町子と姉の毬子が集めた美術品を、世間の人に公開して社会に還元したいとの思いでできた美術館です。 ですから、サザエさん関係の原画や写真などが、たくさん展示されていることを期待して行くと、ちょっと拍子抜けします。 メインの展示室には、収蔵作品が並びます。現在の展示は「楊紹良 九寨溝(きゅうさいこう)」です。 九寨溝は、中国四川省・チベット高原の渓谷で、世界遺産に登録されています。楊紹良(ヤンシャオリン)氏の絵は、水の色が深く澄んだきれいな色で、魅了されました。美術館外壁から 町子ルームの原画も今は「いじわるばあさん」で、サザエさんの原画はありませんが、アニメを放映したり、いかに『サザエさん』ができたかが、漫画を交えて展示してあります。 『サザエさん』一家の家系図や、家の模型は必見です。波平さんに双子の弟、海平さんがいて、そっくりの二人が並んでいる図に笑ってしまいました。頭のてっぺんの毛が一本が波平さん、二本が海平さんです。 「長谷川町子美術館」は12月26日から翌年4月13日まで改修工事のため休館です。一般600円、高校~大学生500円、小中学生400円、月曜休館です。隣は公園、サザエさん一家もいます。 美術館自体は本当に「小さな町の小さな美術館」ですが、桜新町から美術館に至る「サザエさん通り」はサザエさんであふれています。駅のホームからして、家族でお出迎え。サザエさんだけでなく、プレートごとに違う家族の顔がついています。地下から地上に出るとここでも。商店街全体がサザエさん一色です。さりげなく、タラちゃん。「サザエでございま~す。お薬はこちらでございま~す。」右はお菓子屋さん。商店街の振興会事務所のようです。ノリノリ。そして、交番の前でも堂々と道案内をしてくれるサザエさんでした。
November 19, 2019
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慶…ケイ 弔…チョウ、とむら(う) 弟を援助して大学に通わせながら、ひっそりと暮らす京子。香典泥棒を追っていた刑事のゲンさんは、京子が自分と無関係な葬式に出向いては、故人の好みそうなぬいぐるみや花を、棺に入れていくのを不審に思います。 今日のお葬式では、京子はちょっといびつな形のラグビーボールを、そっと棺の方に差し出しました。 最後に、なるほどそういうことだったのか、と納得。怖い話です。 参照元:阿刀田高『遠い迷宮』から『趣味を持つ女』
November 19, 2019
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熊本フェアで買ってきたカスタードケーキ・ストロベリーチョコ。ご当地に行かなくても、おいしい物が手に入る時代に感謝です。甘さほどほど、おいしくいただきました。 お茶は、プラム&グレープ、ルピシアの紅茶です。香りは控えめなので、お菓子の邪魔にならないお茶という感じです。 熊本城は今も修復中ですね。くまモンがんばれ。
November 19, 2019
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多摩川 二子玉川あたり 10月嵐(台風)の後、二子玉川の鉄橋を渡る電車から見下ろした川は代赭(たいしゃ)色に濁って、中洲の緑も心細く見えるほどの勢いでしたが、流れはいつのまにか濁りをしずめて穏やかな表情に返ろうとしている。じっと仰いでいると、空はゆっくりと下りてくるようにも思われる。竹西寛子『詞華断章』から。 川崎の地に根付いてから、一番身近な川が多摩川になりました。水上も河口も知らず狭い範囲の多摩川ですが、日常の風景に欠かせない川です。多摩川 中原区3月多摩川 多摩川台公園から 5月 川は時に人知を超えて思いがけない貌を見せます。台風で被害を受けられた方々に心から御見舞い申し上げます。 摩…マ 磨…マ、みが(く) 引用および参照元:竹西寛子『詞華断章』岩波現代文庫
November 18, 2019
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東急線の高津駅からすぐにある「パティスリーパーク」に行ってみました。ショーウィンドウに並ぶ袋は、メレンゲ。その量にちょっとびっくりです。店内でもイートインできるスペースがあります。フルーツたっぷりのタルトを買ってきました。リーズナブルでおいしい。溝ノ口周辺で人気スイーツの店というのに、うなづけます。メレンゲ菓子二種。左:ヘーゼルナッツとカカオの「ロッシェ」大粒のヘーゼルが香ばしくてさくさく。右:フルーツ・メレンゲ。ピンクはいちご、白はパッションフルーツ。パッションフルーツは酸味がきいています。フルーツ感いっぱい。ダージリンティーと。 今度行く機会があったら、大袋のメレンゲに挑戦してみようか…と思います。
November 18, 2019
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滞…タイ、とどこお(る) 井上ひさしは、1934年山形県西町の生まれ。上智大学フランス語学科卒業。放送作家として「ひょっこりひょうたん島」などを手がけて有名になりました。『手鎖心中』で直木賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞して作家としても活躍しました。 『モッキンポット師の後始末』は、井上ひさし氏自身の体験を踏まえたフィクションです。 高卒後、東北のカソリック系孤児院から紹介状を持った小松が、S大学文学部の教授モッキンポット神父を訪ねるところから話は始まります。甚だ風采の上がらない、目付に険のある、天狗鼻のフランス人で、ひどく汚らしい人だった。と、最初から散々な言われようです。しかも、話す日本語はコテコテの関西弁。 小松は、モッキンポット師が世話するカソリックの学生寮に入り、2人の悪友と知り合いました。寮長である東大医学部生の土田と、教育大学理学部の日野です。 エリート学生ではあるものの、お金がなくていつも腹を空かせている3人は、悪知恵を絞っておかしなバイトを考え出します。捨てられるパンの耳を使ったパン粉販売など、初めは周囲の人にも喜ばれうまくいきますが、そのうち手が回らなくなり、最後はモッキンポット師が、関係者に怒鳴り込まれるという始末。 師はあきらめることなく、バイトを紹介してくれます。(滞納した寮費を払わせるためでもあるらしいのですが) 相変わらず小松たちは、出版社の夜警をすれば、通風口からレール棒を差し出して突き、隣のとんかつ屋のジャガイモから肉まで盗むなどということをします。 寮生の滞納した寮費を立て替えているらしい、お人好しのモッキンポット師ですが、賠償金を負けてくれと交渉したり、大衆演劇一座の倒れた座長の代理をしたり、なかなか面白い人物です。 この出来事が上司の耳に入って、強制的に長期休暇を取らされ、モッキンポット師は帰国します。S大学の掲示板には、モッキンポット教授(休職中)は、このほどソルボンヌ大学から文学博士の称号を授与された。なお教授の論文の題は「日本の大衆演劇における即興性――首都東京の近郊巡回旅芝居一座に於ける――」と掲示されました。 ハチャメチャですが大真面目で失敗へ向かう、何だか憎めない学生たちと、人間的でもあり鷹揚な神の心も具現するモッキンポット師との、掛け合いが愉快です。 肩の凝らない話ですが、後に残る物があります。 引用および参照元:井上ひさし『モッキンポット師の後始末』講談社文庫
November 17, 2019
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否…ヒ、いなひとりは寂しい群衆の中はさらに寂しい自分ばかりか否おお寂しい人間よかくも生(いのち)はさびしいものか 山村暮鳥の詩『或る日の詩』の冒頭です。突き詰めると、生きることはやがて終わりの時を迎えることに他なりません。聖書に「裸で胎を出た」わたしたちは「裸で天へ還ろう」というような言葉がありましたが、誰でもいつかは死を迎えます。 それも、ひとりで旅立つのです。 わたしたちは皆根源的な寂しさをかかえています。生きるのも結局はひとり、生きることは寂しいことです。人類共通の寂しさです。 詩は、秋の夕暮れに散る木の葉を描き、この真実に生きよと告げます。 引用および参照元:萩原昌好・編『日本語を味わう名詩入門4 山村暮鳥』あすなろ書房
November 16, 2019
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救…キュウ、すく(う) 11月15日は内田康夫氏の誕生日です。内田康夫といえば、浅見武彦。2時間ミステリードラマでよく放送されていましたが、私は好きではありませんでした。浅見役の役者さんがスマートすぎて、軽い感じに思えたので。こんなにかっこよく、お金もある(本人ではなく、実家の)男がもてないわけがない、探偵ごっこなどしなくても、逆玉でも何でもあるだろう、と思っていました。 短編集の標題作『他殺の効用』を読んで、浅見武彦のイメージが変わりました。筋立ても推理も真面目で浮ついたところがなく、好感が持てました。 会社社長が首つり自殺をしました。ドアも窓もロックされ、蜜室状態であったこと、会社も倒産の危機にあったことから、警察は自殺と断定しました。専務ほか会社の人間は、あと2日で保険金が受け取れるという直前に、自殺するはずがないと疑惑を感じ、浅見武彦に助けを求めてきました。 浅見は部屋でごく小さなことに気がつきます。それは…。 どんでん返しと、最後のひねりが効いています。罪は罪でも、残された人たちへの愛が感じられ、悲しい罪です。救いは、社長と古参の老役員の篤い信頼の情。 参照元:内田康夫『他殺の効用』祥伝社文庫
November 15, 2019
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朽…キュウ、く(ちる) 11月14日はアストリッド・リンドグレーンの誕生日です。リンドグレーンは、「長くつしたのピッピ」シリーズ、「名探偵カッレくん」シリーズなどの児童文学でおなじみです。 「ピッピ」も「カッレくん」も不朽の名作。 ピッピは、小さな町のはずれの〈ごたごた荘〉で一人で暮らしています。パパは一緒に乗っていた船が遭難して行方不明なのです。 左右違う色の靴下にダボダボの靴を履き、髪の毛は両側にピンと張り出すようにきつく三つ編みにした、そばかすだらけのピッピは超個性的。学校へ行かないので字を書くのは苦手ですが、身のまわりのことは全て自分でこなしてしまうのが、すごいところ。隣の家のトミーとアニカと大の仲よしです。 さて、ピッピ・シリーズの2作目が『ピッピ船に乗る』。ピッピはトミーとアニカと一緒に、町へチョッピングに行ったり、遠足に行ったり、無人島に泊まったりします。もちろん、そのたびに一騒ぎ、二騒ぎ。 ピッピの魅力の一つは、キャンディーを18キロ買い占めるなどという、子供の憧れワザをしっかりやってのけるところ。ひいきなく、無条件で周囲の子供たちに配ります。 常識破りのおかしなピッピですが、まっすぐな正義感を持って、自分の力は良いことの為にしか使いません。遠足先で、年老いた馬をこき使う男に会うと、ピッピは馬を荷車から外し、ひょいと肩に担いで馬小屋まで運んであげました。 男はピッピに空中に投げられて空中遊泳するはめになりました。 先生も「実に正しい行いでしたよ」とほめたたえます。「わたしたちは、他の存在に対してやさしくするために、生まれてきたのです」という先生の言葉は、リンドグレーンの心からのものでしょう。 或る日、行方不明だったパパが現れます。ピッピは、再びパパと船に乗って、クレクレドット島を目指すことになりました。トミーとアニカは…。 参照元:アストリッド・リンドグレーン 作 菱木晃子 訳『ピッピ 船に乗る』 岩波書店
November 14, 2019
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シャッター街状態だった、東急スクエアの耐震強化工事が終わり、開店するお店が決まりました。閉店した店(2018年) マックやつけめん、おにぎりのお店。庶民的です。シュークリーム専門店…これは誘惑が大きい…です。
November 13, 2019
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喩…ユ秋の日に踊るすすきといふ比喩をよろこぶまでに穂はみづみづし 佐藤佐太郎は斎藤茂吉に師事した歌人です。『歩道』を主宰して、正岡子規以来の万葉調・写生を基調とした「純粋短歌」を完成させました。連結をはなれし貨車がやすやすと走りつつ行く線路の上を写生を基本におきながら、佐太郎氏の歌は内面からにじみ出るものがあります。連結を離れた貨車は、束縛を解かれた軽やかさで走っていくようです。「やすやすと」走る姿は佐太郎氏の心がとらえているのでしょう。とどまらぬ時とおもひし過去(ゆきすぎ)は音なき谷に似つつ悲しむ今しばし麦うごかしてゐる風を追憶を吹く風とおもひし派手さも大仰な表現もありません。ですが、読んだ後、一拍おいてから心ひかれるような歌に出会えます。ひたすらにいそしむ音がきこえをり飯煮ゆる電気炊飯器よりえ?こんな歌もあるんだ、とびっくりした歌です。生活の中の当たり前の風景が、歌の世界にしっくり入っています。「ひたすらにいそしむ」には、心を引き締められる思いもします。いのちある物のあはれは限りなし光のごとき色をもつ魚生と死は、究極の歌の題です。生きとし生けるものの命が輝きます。 佐太郎氏は、晩年を蛇崩(目黒~世田谷区)近くで生活し、蛇崩の遊歩道散策を日課にされました。蛇崩を歌った歌も多く残っています。蛇崩を尋ねてから味わってみたいと思います。中空の無数の星の光にも盛衰交替のとき常にあり最晩年の歌です。 引用および参照元:佐藤志満・編『佐藤佐太郎歌集』岩波文庫
November 13, 2019
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即…ソク、すなわ(ち)ひろいひろい空にはだんだんがある。空気天。透明天。青天。玄天。玄玄天。即ち深い八方天。草野心平の詩『玄玄天』から。 私が見ている空は、無限の宇宙のほんの僅かの部分。空の全てを見上げている気分になってはいても、上には上があります。 深い深い存在。見ようと思っても見えないほどの距離。 普段は意識しないような遙かな世界の広がりが、確かにあるのです。 空だけではないかもしれません。見ているつもりで、実は表面しか見ていない物がたくさんありそうです。知っているつもりで知らないことも多くあるでしょう。 11月12日は、草野心平の命日です。 引用および参照元:入沢康夫 編『草野心平詩集』岩波文庫
November 12, 2019
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11月11日は、いろいろな日になっていますが、最近はプリッツ・ポッキーの日というのが有名?でしょうか。大型のご当地プリッツといつものプリッツプリッツは1962年発売。わが幼少時ですが、当時田舎住まいで、こんな進化したお菓子は食べていませんでした。 今回10年ぶりにリニューアルされたそうです。昔はサラダ味党とロースト党に分かれましたが、今は「旨サラダ」と「香りロースト」ですね。加えて「熟トマト」です。
November 11, 2019
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唯…ユイ 11月10日は詩人、長田弘の誕生日です。 スマホやパソコンに向かっていると、呼吸は自然に浅くなってしまうのだそうです。だから、意識して深呼吸をする必要があるのですね。 言葉通りの深呼吸も、言葉の深呼吸も。 長田弘の散文詩集『深呼吸の必要』は、言葉を深呼吸する。あるいは、言葉で深呼吸する。そうした深呼吸の必要を覚えたときに、立ち止まって、」黙って必要なだけの言葉を書きとめた本だそうです。1984年の刊行。流行の言葉は消えていきますが、そうでない言葉は生き続けます。ただ歩く。手に何ももたない。急がない。『散歩』から。 目的の場所に着くために歩くのではなく、歩くことを楽しむために歩く、この簡単なことこそ難しいのです。狭い道を選んだり、敷石に乗ってみたり、歩くことを楽しめなくなったときが、大人になってしまったときだと、長田氏は別の散文詩で言っています。何もない原っぱには、ほかのどこにもないものがあった。きみの自由が。何もない原っぱ、懐かしいです。ドラえもんのマンガに出てきた、土管の積んである空き地も、最近はアニメの中からさえ消えてしまいました。 何もなければ、こどもは想像力で何でも作ってしまうものですが。きみは黙って、きみの失くしてしまった想い出の数を算える。それはきっと、両掌に拾い集めた団栗の数に等しい。『団栗』から。団栗を集めることもなくなってしまいましたが、せめて目にとめて歩こうと思います。 引用および参照元:長田弘『深呼吸の必要』晶文社
November 10, 2019
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霧…ム、きり寂蓮法師むらさめの露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕ぐれ 寂蓮法師は定家の従兄弟にあたり、『明月記』で「奇異之逸物」と評されています。俊成の弟、俊海の子。俊成に子がなかった時に養子になりましたが、後に成家・定家が生まれたため自ら俊成の家を辞し出家したといいます。 晩年、息子の保季(やすすえ)が鎌倉武士の妻と密通する事件を起こしましたが、この歌は、事件後余り時間が経たないうちに詠まれました。「村雨」「霧」「露」といえば当然秋の景物でしたが、わざわざ並べて「秋の夕暮れ」とまとめる、他に類を見ない歌です。 霧は「たち渡る」ものであって「立ち昇る」ものではないことも指摘されます。「村雨」も万葉集に一例を見るだけで歌語として一般的ではありませんでしたが、これを歌語として定着させたのが定家周辺だったといわれています。 三夕の歌の1つです。 参照元:田辺聖子『田辺聖子の百人一首』 関幸彦『百人一首の歴史学』NHKブックス(日本放送出版協会) 吉海直人『百人一首で読み解く平安時代』角川選書
November 9, 2019
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大山街道の溝の口~高津方面を歩いてきました。溝の口駅から出発。溝の口神社は、七五三参りでにぎわっていました。紅葉もみられます。大山街道ふるさと館に寄りました。ふるさと館の前の碑。昔の街道図。二か領用水にかかる大石橋。昔は一枚の石でかけられていたそうです。タナカヤさんの旧店舗。残念ながら、灰吹屋さんの旧店舗はなくなりそうです。この二枚は2017年4月の撮影です。2017年にこの蔵も解体されました。 前時代の建物を保存するのは大変な事業なのですね。残念ですが、今まで保存してくださった努力に感謝です。 *写真は11月7日撮影です。一部は2017年です。
November 8, 2019
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眺…チョウ、なが(める)良暹法師さびしさに宿を立ち出でて眺むればいづくも同じ秋の夕暮この「秋の夕暮」の歌はかなり早い時期に作られ、『新古今』時代の「秋の夕暮」歌のさきがけといえます。「秋の夕暮」は、古くからの日本の美意識のように思えますが、この頃はまだ一般的ではありませんでした。 「春の曙」と共に「枕草子」の第一段以降、定着したようです。 良暹法師は勅撰集に三十二首入選している一流歌人ですが、生没年も父祖も未詳です。平明とも言える素直な詠みです。 後世、源俊頼が友人と大原に遠乗りに出かけた際、急に馬を降りました。どうしたのかと問われると、「ここは良暹法師が、住んでいたあたりではないか。どうして馬に乗ったままというような無礼ができようか」と答えたと言います。 友人たちも感心して皆で馬を降りたというエピソードが残っています。 参照元:田辺聖子『田辺聖子の百人一首』 吉海直人『百人一首で読み解く平安時代』角川選書
November 8, 2019
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今年も福袋の予約券が届きました。税込み11000円です。お正月に店頭で売り出すものと同じだと思います。別にネットでも、中身の見える福袋が販売されるのですが、今年は?どうでしょう。裏面は購入者へのプレゼントのチケットでした。同封されていた「フルールグラヴィオラ」のリーフレットは、♡型の花びらに因んで♡型。ホリデーギフトのリーフレットから。 クラシック・シアシリーズは、シアの配合率が高めなので、乾燥の時期にうれしいです。クラシック・シアのリッチボディークリームの200mlと、100ml+ハンドクリームのセットを予約しました。たまったポイントを使用しました。予約特典は、DMが届く頃にはいつも公式通販では品切れです。狙うのでしたら、ウェブでチェックかラインでお友だち登録しておく必要があります。 福袋も購入するか迷っています。
November 7, 2019
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ミステリーのジャンルの一つに「安楽椅子探偵」というものがあります。英語でも同意義で、アームチェア・ディテクティヴ。探偵が自ら現場へ出向いたり聞き込みをしたりせず、事件に遭遇した人物から話を聞くだけで、推理して犯人を当てるというパターンです。 松尾由美の『安楽椅子探偵アーチー』もその1つで、…しかし、探偵は安楽椅子そのものです。大胆不敵なこの設定に、のけぞって椅子から落ちるところでした。 小学校5年の衛は、誕生日プレゼントに、ゲームのハードとソフトを買ってもらうはずでした。ところが、アンティークのお店で、椅子がため息をつき、寝息を立てるのを聞いて、安楽椅子を買ってしまいました。 肝…カン、きも 胆…タン しゃべる安楽椅子はアーチーと名つけられました。衛と、唯一椅子の秘密を知る、ミステリー好きの美紗は、アーチーに頼まれて、横浜で会うはずだった元の持ち主を探します。それは、衛の前に1回だけアーチーが話しかけた相手でした。 冒険の末、衛はその人、鈴木老人を探し出しました。鈴木氏は、肝胆相照らす仲の、椅子を懐かしがります。「あの時は世話になった。すまない。そして、ありがとう」そして…。「肝胆相照らす」(肝は肝臓、胆は胆嚢)は、お互いに心の底まで深く理解し合った親密な関係を言います。 引用および参照元:松尾由美『安楽椅子探偵アーチー』創元社推理文庫
November 7, 2019
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描…ビョウ、えが(く)、か(く) 「怪盗ルパン」は、フランスの作家モーリス・ルブランが、イギリスのシャーロック・ホームズに対抗して生み出した泥棒紳士です。ルブランは晩成の作家で、四十歳を過ぎてから売れ出しました。 純文学・心理小説家を目指していたことから、「ルパン」という大衆小説で売れたことには葛藤があったようです。 一回は自殺という形で、ルパンを葬っています。 後に、文学界から作家として高い評価を得て、レジオンドヌール勲章も授与されてから、受け入れられるようになったそうです。「ルパンとの出会いは事故のようなものだった。しかし、それは幸運な事故だったのかもしれない。」と述べています。カリオストロ ルパンが初めて登場する短編集が『怪盗紳士ルパン』です。わたしも、子供向きの本は、シャーロック・ホームズ物と並んでシリーズ全部を読みましたが、冒険・スリルの要素が強かったイメージです。 今回読んだ平岡敦・訳は大人のための本格ミステリーでした。ルパンがまんまと予告した物を盗んだり、脱獄したりという裏には、変装のテクニックもありますが、心理的な思い込みをうまく利用するうまさがあります。 偶然、ルパンの活躍の記録係になった「わたし」はルパンをこう描写します。あらわれたのは毎回違う人間だった…いやむしろそれは同じ一人の人間を二十の鏡が映し出した二十の歪んだ像なのかもしれない。ルパン本人も「鏡を見ても、自分だと気づかないんだ」と言います。自分のあり方に、ルパン自身も悩んでいるのですね。子供の頃読んだ、自信たっぷりな怪盗紳士のイメージが変わりました。「わたし」がルパンと出会った事件『ハートの7』はトリックが冴えています。全く古さを感じさせないミステリーなのが、すごいところです。 ルパンの少年時代を描いた『王妃の首飾り』は、ほろ苦い読後感です。盗まれた側には同情できないのですが、犯罪は犯罪だし。才能があっても、法律に引っかかるような才能は手放しで賞賛できないですし。 ルパン物を読むなら、まずこの一冊から、と言える一冊です。 引用および参照元:モーリス・ルブラン『怪盗紳士ルパン』平岡敦・訳 ハヤカワミステリ文庫
November 6, 2019
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気温も下がってきたので、体を温めてくれる紅茶をいれました。ルピシアの「生姜な紅茶」です。ネーミングにちょっと笑ってしました。ティーバッグですが、中に生姜がごろごろ。お菓子は、セブンプレミアムの小さなチーズタルトとルックチョコです。この4色のチョコ、昔からある懐かしい味。
November 6, 2019
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久しぶりにコンビニスイーツを買ってきました。ファミマの新製品、安納芋のパフェです。まさに芋・芋・芋。 大学芋に芋羊羹が粒あんとクリームと同居しています。かなりの甘さで、渋めの煎茶がほしくなります。 1個でお腹いっぱいになりました。しっかり薩摩芋の色をした安納芋のシュークリームです。クリームが多い割りにカロリーは控えめ。ローソンのシュー・ア・ラ・クレーム。オーソドックスなシュークリームです。クリームは甘さ控えめで、砕いたバニラ・ビーンズがたっぷり。酸味のあるベリーの紅茶と。ごちそうさまでした。
November 5, 2019
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怒…ド、おこ(る)、いか(る) 11月5日は作家、佐藤愛子の誕生日です。愛子氏は、父である作家の佐藤紅緑に認められ作家になりました。『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を受賞しています。戦後の世相の乱れを厳しく批判したことから「憤怒の作家」と呼ばれました。 『愛子の日めくり総まくり』は1日ごとに連載されたエッセイですが、とてもユーモラスです。 11月5日のバースデイには、ユーハイムから“私たち元気一杯の若者が作りました”とバウムクーヘンが届いたのに、娘は「あれ、ママの誕生日って今日だったっけ。天地真理と一緒ね」で終わったとか。 憤怒は大晦日に届いた年賀状に。配達員曰く「分量の多い家だけ今日から配っているんです」正月に届くところに意味がある年賀状が、前の年に届いたら怒りますね。 怒るに怒れない、遠藤周作からの賀状。「バアサン、大丈夫か、長生きしろよ」その昔、遠藤氏はエッセイで「灘中学時代、通学電車で乗り合わせた彼女は、我々のマドンナ的存在だった」と書いているんですが…。 「歳々年々人同じからず」は若いころは無感動ですが、年をとるとわからせられるものだそうです。 参照元:佐藤愛子『愛子の日めくり総まくり』集英社文庫
November 5, 2019
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ルピシアの「ジュテーム・エレガン」はフルーツ・ジュースのようなハーブティーです。少し寒くなってきたのでホットで。 小さな洋菓子とばかうけクリームチーズ味をお茶請けに。クリームチーズ味は初めて。
November 4, 2019
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のび太君が、はまっているのドラマが『シャーロック』。一緒に見てみると、おディーンさま(誉獅子雄=ホームズ)の偏屈さが突き抜けています。 原作のホームズも、天才ではありますが、知識は偏り、コカインやモルヒネ(昔ですから)で退屈さを紛らわすような、常人離れした性格でした。 ヴァイオリンとボクシングの腕はプロ級。 ドラマの誉獅子雄も、原作の設定を忠実に受け継いで、ヴァイオリンの演奏やボクシングシーンが出てきました。 のび太君いわく「ディーン・フジオカでなければ、ヴァイオリンのシーンは決まらない」だそうですが、確かにディーンのヴァイオリンは様になっています。 誰に聞かせるでもない突き放したような話し方もいいです。 残念なのが、ワトソン役の岩田さん(若宮氏)。ワトソンはもっとホームズを包み込むような、常識もある人だと思うのですが、このドラマでは、違う設定なのでしょう。もっと年上の落ち着いた役者さんがよかったな。 推理ドラマとしての構成は無理なくよくできていると思います。原作とは国も時代も違うので、全く違う話の運びになりますが、犯罪の裏の、人間の嫉妬だとかプライドだとか…そんな感情は普遍的なのでしょう。楽しく見ています。
November 4, 2019
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しづかなる落葉の下にわれは在り 水原秋桜子落葉踏む今日の明るさ明日もあれ 高浜虚子 晩秋の東高根森林公園は、静かな落葉が降っていました。木々も色づきつつあります。緑の中の輝く黄色は石蕗。「つわぶき」は、艶のある葉からきた名前だそうです。ビジターセンターの壁を這う蔦の赤が鮮やかでした。 早くも11月。季節は冬へと傾いていきます。 引用および参照元:堀口星眠・選『現代俳句の世界2――水原秋桜子』朝日文庫 『虚子五句集(下)』岩波文庫 *写真は10月31日撮影。一枚目のみ2018年撮影。
November 3, 2019
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11月3日は文化の日です。同時に「サンドウィッチの日」「ゴジラの日」「レコードの日」でもあります。 マリー・アントワネットが、それまで決まりのなかったハンカチの形を、正方形に統一したことから、マリーの誕生日に近いこの日は「ハンカチーフの日」にもなりました。 「漫画を文化に」という考えから「マンガの日」でもあります。 そして、「文化と文具は歴史的に同じ意味を持ってきた」という考えから11月3日は「文具の日」です。 時代によって文具の種類も変わります。 昭和の筆記具といば万年筆。高校に入学する頃やっと買ってもらえるくらいの、憧れの存在だったような記憶が。 小学校の高学年で、誕生日プレゼントに、シャープペンシルをもらったときのときめきも覚えています。まだ市場に出始めの頃でした。 鉛筆はトンボか三菱。uniの鉛筆は高級品でした。HBが基本ですが、女の子は気取ってFとかHを使っていたような。 今は基本シャープペンシルで、三菱のクルトガを愛用しています。筆圧の関係でB。 ちくま文庫の『書斎の宇宙』は、机・原稿用紙・万年筆・鉛筆など身近な文具にまつわるエッセイ集です。作家さんたちのこだわりの後ろに、贈ってくれた人の思い出、執筆の苦労などが見えて、面白い本です。 内館牧子さんの場合は、6Bの鉛筆を50ダースまとめて文房具屋に注文し、全部削ってクッキーの空き箱に入れておくそうです。使って先が丸くなった鉛筆はもう一つの箱に入れ、また削る、という繰り返しで作品が書き上がるそうです。 600本の鉛筆は壮観ですね。 参照元:高橋輝次・編『書斎の宇宙』ちくま文庫
November 3, 2019
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フルーティーな紅茶ととろけるチョコレートで、癒やしのひとときを。ルピシアのマルシェだけの紅茶「プラム&グレープ」です。香りは、あっさり目でした。
November 3, 2019
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児…ジ 北原白秋は、日本の近代を代表する詩人で、三木露風と並び評されます。その、生きた時代は「白露時代」と呼ばれました。 詩のほか今も歌い継がれる童謡、短歌を残しています。 白秋の詩集『第二海豹と雲』に「童話の月」という一連の歌があります。月の燻しになりました。ちらばる色も、逢ふ影も。 「月に飛ぶもの」澄みきつた中天にめり込んだ小ひさな月 「月夜」「めり込んだ月」が新鮮に感じられます。はっとする表現がちりばめられています。「月夜」の後半は、坊や、起きてきて見てご覧という呼びかけになっています。「月夜孟宗の図」の中の「月光の曲」も、みどり児と月が詠まれています。 子供の頃見た月は、形も変わり、宿る場所も変わる不思議な存在でした。今でも、地球の影が映って満ち欠けすることなど、知識としてはわかっていても、不思議さには変わりありません。 参照元:北原白秋『白秋全集5』岩波書店から 『第二海豹と雲』
November 2, 2019
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股…コ、また 故郷が信州なので、小さい頃から殻付きのクルミが側にありました。くるみ割りなんてしゃれたものはなく、父がトンカチで割っていた思い出があります。 岸田衿子さんの『山のクルミ』はやさしい小品です。 木の股に成った部分に、置いてあるクルミや栗はリスの忘れ物。後で集めるために置いてわすれたものだそうです。 各…カク、おのおの 大風が吹くときは、木は各々の性質を表すものだ。というのが岸田衿子さんの観察。 栗は上下に枝を揺すって笑いが止まらないように揺れ、クルミは輪を描くように揺れるそうです。詩人らしい観察眼に、はっとします。 風がある日は木の揺れかたも見てみようと思います。 引用および参照元:大岡信ほか・監修『花の名随筆 十一月の花』作品社 から 岸田衿子『山のクルミ』
November 1, 2019
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