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棺…カン アリス・グレイはアンティークの仲買人ですが、両親の残した莫大な遺産があり、道楽で骨董品を扱っていると言われています。年齢不詳の容姿と、つきあっている男性が70代の高名な医者というのも、ちょっとミステリアス。 彼女が開催する年末のパーティーは、ロスアンジェルスでも選ばれた上流者に招待状が送られます。 今回のサプライズはマリーアントワネットのサロンの再現と、ライティング・ビューローのオークションでした。その夜、アリスの知り合いの仕入れ屋が殺害され、コロンボ刑事の登場です。 コロンボ刑事、事件はきっちり解決しますが、大晦日の外食の約束をすっぽかし、「カミさん」に口もきいてもらえない状態です。 冒頭の殺人シーンがない変則的な一作です。 参照元:W・リンク/R・ロビンソン著 北沢遙子・訳 『新・刑事コロンボ 奇妙な棺(ひつぎ)』二見文庫
December 31, 2019
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来年も、ららテラスで1月1日からロクシタンの福袋が販売されます。予約券が贈られてきたので、今年は予約してきました。受け取りは一般販売より遅く、3日からですが、並ばなくてすむので。公式通販サイトでも、中味の見える福袋が数種類出ていましたが、今ひとつ欲しいものがなかったので、店頭の中味のわからない?福袋にしました。これは一昨年の内容です。大体シャンプー&コンディショナーとハンドクリームは入っていそうです。今回はサンプルサシェ入りのようです。サンプルは意外と便利に使っています。そして、シアのDM。「すみれ」にひかれて、ボディークリームとハンドクリームを予約しました。1日から販売の、イモーテルのセット、ハッピーセットのお知らせも。8日からはWポイントデーになります。おまけの塗り絵カードです。毎年、バスタオルをくれる(商品購入が前提)バースデイプレゼント。
December 30, 2019
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煩…ハン、ボン、わずら(う)、わずら(わしい)増上寺の鐘 除夜は、大晦日の夜で、その時つくのが「除夜の鐘」です。よく、人間の煩悩(人を惑わす心の働き)が百八つあり、それを払うために百八回つくと説明されます。 仏教の考えですが、煩悩の数については宗派や教派によって異なります。百八の根拠は次のように言われます。 目・耳・鼻・舌・身・意の六根(五感と心)にそれぞれ苦楽・不苦・不楽があり、また、それぞれに浄・染が存在します。そして、それが前世・今世・来世に渡るので、掛け合わすと百八という数になります。 漢字の「煩」は、「頁(おうがい)」=頭+「火」で、元は「頭が熱くなって痛くなる」という意味だそうですが、まさに、人の頭を悩ませ、痛くするのが「煩悩」です。 煩悩は必ずしも悪いものではありません。「食べたい」など生命の維持に欠かせない欲求も煩悩に含まれるからです。煩悩はほどほどにするように、年の終わりに払っておきましょう。
December 30, 2019
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励…レイ、はげ(ます)市民ミュージアムの看板 (「のらくろ」展は残念ながら台風後の浸水被害で中止になってしまいました。) 田河水泡は『のらくろ』で一世を風靡した漫画家・落語作家です。新作落語が認められ落語作家になりましたが、『面白倶楽部』の編集長から「絵が描けるのだから、落語のような滑稽な漫画を描いてみては」という勧めで漫画を描き始めました。 田河水泡の本名は高見澤。ローマ字でTAKAMIZAWAをTAKAMIZ(たかみず)+AWA(あわ)と読ませようと「田河水泡」をいう字を当てましたが、みな「たがわすいほう」と読むので、あきらめてこのペンネームになったということです。 当時はまだ社会全体が貧しく、誰もが雑誌を買って読める訳ではありませんでした。『少年倶楽部』を借りてしか読めないこどもたちを励ましたいとの思いから、誰もが優越感を持てる、野良犬キャラが誕生しました。 体が真っ黒で手足の先だけ白い犬は「四つ白」と言って、縁起が悪いので捨てる習慣がありました。そんな捨て犬でも、元気に明るく活躍する漫画で、少年たちを励まそうと考えたのです。 水泡自身が、生まれてすぐ母を亡くし、親戚に預けられて育ちました。決して不幸ではありませんでしたが、父母のいる家庭で育たなかったというさみしさを負っていたのです。 「のらくろ」は明るく機知に富んだ性格で、二等卒(二等兵)から一等卒、上等兵、伍長、軍曹、曹長、小隊長…と順調に出世していきます。子供たちは大声援を送り、昇進の度におめでとう!の手紙が届き、身寄りのないのらくろを「正月はうちにおいでよ」と誘う手紙も送られてきました。「のらくろ」のキャラクターグッズもでき、大ブームを巻き起こしました。 「のらくろ」は軍隊を部隊にしていますが、決して戦争を肯定、鼓舞するものではありません。反対に、平和を愛する漫画です。戦後、復刊して「のらくろ」は活躍を続けています。 参照元:田河水泡・高見澤潤子『のらくろ一代記 田河水泡自叙伝』講談社 「NHKあの人に会いたい」刊行委員会・編『あの人に会いたい』新潮文庫
December 29, 2019
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潟…カタ マイラの一家は、転勤で宮﨑から新潟に来ました。冬になると一面の灰色世界、湿気が多く洗濯物は乾かない、暗い台所、色彩のない街にマイラの神経は参ってしまいます。 フィリピン生まれのマイラには、雪が段々「悪魔の羽根」に思えてくるのです。雪は、今日も音もなく降り続いていた。それは、悲しみ、憎しみ、恨み、後悔――そんな感情と似ていた。喜びは、すぐに弾け飛び、周囲にきらきらと散らばっていく。だが、雪は寒々と、ただ降り積もっていくのだ。心理描写が巧みで、心に響きます。 新潟で冬を過ごした経験がありますが、降り続く雪は、銀世界ではなくて灰色世界でした。半端ではない湿気も、南の国育ちの人には堪えるのが納得できます。 自然の厳しい貌を見せられる新潟の雪です。 引用および参照元:乃南アサ『岬にて――乃南アサ短編傑作選』新潮文庫 から 『悪魔の羽根』
December 28, 2019
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地名のいわれは…八重洲通り東京駅 八重洲口 「八重洲」…家康に仕えたオランダ人のヤン・ヨーステンが住んだため、周囲が「ヤンヨース」と呼ばれ、「ヤヨス」→「ヤエス」に変わったと言われます。 ヤン・ヨーステンは、1600年に日本に漂着したリーフデ号の船長。アメリカから東方貿易開拓のため太平洋を横断する途中でした。オランダはプロテスタントの国で、カトリックとは対立していました。 布教に努めたカトリックに対して、オランダは布教せずカトリックの排斥を進言し、長崎で貿易することに成功しました。有楽町駅 「有楽町」は、織田信長の弟、小田有楽斎(うらくさい)の邸があったことからついた地名です。 有楽斎は、豊臣秀吉に仕え重用されましたが、関ヶ原後は、徳川方に仕えました。 参照元:武光誠『語源に隠された日本史』河出書房新社
December 27, 2019
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カステラ生地の中に餡が入って、キャラクターの形に焼かれたお菓子が人形焼き。スカイツリーのキャラの人形焼きです。ツリーの形と、キャラクターの「ソラカラちゃん」「テッペンペン」(「いっぺんテッペン行ってみて!」がくちぐせのペンギン)「スコブルブル」(「今日もすこぶるいい感じ」がくちぐせのブルドッグおじいちゃん)の形。中はチョコレートクリームです。キャラのネーミングに笑えます。お茶はルピシアの「知覧ゆたかみどり」さっぱりした緑茶です。こちらは「サザエさん焼き」。形もさることながら、中味が変わっています。期間限定の「てりやきチキン」「もんじゃチーズ」は、甘くないホットケーキの感覚です。サザエさんとタマ、波平さんの形ですが、波平さんはあの1本残った毛が立っていないと今ひとつ気分が出ないかも。 桜新町駅から「長谷川町子美術館」ヘ続くサザエさん通りにあるお菓子屋さんの製品です。
December 27, 2019
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悠…ユウ石の魚と自分の間を。いま。時間が流れる。草野心平『石の魚』から。化石になった1億年前の魚に寄せて。1億年前は悠悠と泳ぎ回った魚です。水成岩に固められ、生きた姿を見せてくれる魚です。時間と空間を越えて出会った“自分”は、刹那を生きる者ですが、石になった魚は遙かに長い時を生き、これからも生きることでしょう。石の魚と自分の間を。いま。時間が流れ、雲が流れる。 初めて化石という物を知ったとき、本体が残ったわけではないけれど、生きたときの儘の姿が写し取られる不思議に感動しました。自然の行う何という奇蹟。 そして、草野心平の見た・感じた情景もまた、詩の中に写し取られて、これからも生き続けるのです。 引用および参照元:『入沢康夫・編 草野心平詩集』岩波文庫
December 26, 2019
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エラリー・クイーンの国名シリーズの中でも『エジプト十字架の謎』は傑作といわれる作品です。 ウェストヴァージニア州の寒村アロヨ近くの丁字路でクリスマスの早朝、小学校校長がT字型の道標にはりつけにされているのがみつかりました。首は斬られて見つかりませんでした。 事件に興味を示すエラリーの元に恩師のヤードリー教授から、隣人が首無し死体になってトーテムポストにはりつけになっているという知らせが入ります。 全く違う場所で、連続殺人? 父のリチャード警視はエラリーをべた褒め、警視のおかげで自由に現場に出入りできるエラリーがちょっと天狗気味なのは気になります。 けれど、犯人の残した些細な手掛かりを見逃さず、そこから論理的な結論を導き出すエラリーの手腕はさすがです。『オランダ靴の謎』を読んだときも、小さなことから推理することが的確で感心した記憶があります。言われてみればなるほど、でも気づかないものです。 参照元:エラリー・クイーン『ギリシャ十字架の謎』創元推理文庫
December 25, 2019
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毎年、マンションの玄関をクリスマスにしてくださる方がいます。今年は、ベリームースのケーキを予約しました。こちらは何年か前のケーキ。のび太君に選んでもらうと毎年ベリー系に(^^;)クリスマスにぴったりのお茶、ルピシアの「クッキー」。アーモンドとバニラの香りがする紅茶です。いただいたお菓子と。完全復活したニカッパ君のサンタ姿。懐かしの長野駅。父母がいたころのツリーです。 今年も無事1年が終わりますよう。また、来年も平安がありますように…。
December 24, 2019
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陶…トウ 小さなフレンチレストラン“ビストロ・パ・マル(悪くない)”の12月は、忙しさのピーク、クリスマスを迎えました。 三舟シェフについて料理を習う、志村の妻はシャンソン歌手ですが、急に仕事がキャンセルになったため、ビストロで歌ってもらうことになりました。 何だか苦い顔の志村。 クリスマスのミニコンサートは大成功でした。大輪の薔薇のような麻美を交えて、閉店後お疲れ様会がもたれました。 その席上、麻美はガレット・デ・ロアに入れたはずのフェーブ(陶器の人形)が消えた話を持ち出します。 王様のお菓子「ガレット・デ・ロア」は、フランスで1月6日の公現祭に食べるお菓子。陶器の人形を一個だけ入れて、それにあたった人が1日王様または女王様になります。好きな相手を指名してパートナーにできる特権があります。 昔、麻美が志村や友人たちと食べたガレット・デ・ロアに入っていたはずのフェーブはどこに行ったのでしょう…。 クリスマスらしいハッピーな話です。
December 24, 2019
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12月21日はクロスワードパズルの日です。1913年「ニューヨーク・ワールド」紙が、日曜版に初めてクロスワードパズルを掲載しました。制作者は、イギリス生まれの記者アーサー・ウィンでした。当初の名称は「ワールド・クロス・パズル」と言いました。 パズル自体は以前からありましたが、この掲載が世界中に広まるきっかけになりました。 日本では、1925年3月から「サンデー毎日」誌に掲載されました。 父母が存命の頃は、新聞の日曜版に掲載されるパズルを競って解いていました。晩年、自宅で過ごす最後の正月には、正月のパズル特集を一緒に解きました。 のび太君が、アニメ由来のマニアックな言葉を並べ立てて笑わせてくれました。言葉はそれぞれの経験から出てくるものだと、しみじみ思いました。 今はわたしがボケ防止に、また賞品につられて、母の得意だったナンプレに挑戦しています。
December 23, 2019
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監…カン 美術ミステリーの第一人者、原田マハの『モダン』は、ニューヨーク近代美術館のアートに関わる人たちを主人公にした連作短編集です。アートを愛する人たちの、人生の断面をきらっと見せてくれます。 生活の底に、9.11(アメリカ同時多発テロ事件)と3.11(東日本大震災)を繋ぐ軸が、ぴんと張られています。 中でも『ロックフェラー・ギャラリーの幽霊』を興味深く読みました。 セキュリティー・スタッフとして美術館に勤めるスコット・スミスは、冬至の日に風変わりな青年を見かけました。 閉館時間間際に「アヴィニョンの娘たち」の絵の前に立った青年は「どう思います?この作品」といきなり尋ねててきたのです。 足音も立てず、いつの間にか展示室にいた青年…。スコットは、仕事帰りのパブで、マスターや常連さんに、この青年の話をします。マスターは、かつてピカソ展を見たときの感動を語ります。鑑賞者(ヴィジター)っていうより目撃者(ウィットネス)ピカソっていう事件。それの目撃者。スコットは、ピカソの「鏡の前の少女」の前で、再び青年に会いました。ふたりは言葉を交わしますが…。 話し合う中で、スコットと飲み仲間たちのアート観が深まり、スコットの仕事への思いも変わってきます。 青年の正体は最後まで謎。その謎の余韻が気持ちよく受け止められます。 引用および参照元:原田マハ『モダン』文春文庫 から 『ロックフェラー・ギャラリーの幽霊』
December 22, 2019
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クリスマスのパンといえば、シュトレン(日本ではシュトーレン)。今年は小ぶりのものを東急ストアで購入しました。パウンドケーキをぎゅっと固くして砂糖をたぷりまぶして甘くしたケーキのようなパン。甘いので一切れで充分。一編に食べられるものではありません。クリスマスまで時間をかけて、一切れずつ食べるパンです。「シュトレン」はドイツ語で、「坑道」の意味だそうです。こちらは手軽にちょこっと気分が味わえる、一口サイズのシュトーレン。来年は、ドライフルーツよりナッツがたくさん入ったものにしようかな。
December 22, 2019
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柱…チュウ、はしら氷柱(つらら) 乾くるみの『六つの手掛かり』は、「六つの玉」「五つのプレゼント」「四枚のカード」「三通の手紙」「二枚舌の掛軸」「一巻の終わり」の6編から成る短編集です。題名からして「仕掛け」臭がぷんぷんですが、至って真面目な本格推理ものです。 探偵役の主人公は林。大道芸のプロモーターのような仕事をしているらしいのです。丸顔にちょび髭を生やし、頭にソフト帽を被って片手にステッキを突いた格好は、さしずめ『太ったチャップリン』といったところか。という風貌です。人の良さそうなおっとりした外見からは、想像のつかない鋭い推理を働かせるところは、ブラウン神父を彷彿とさせます。 「六つの玉」では、タクシーに乗った林が、ヒッチハイカーを乗せた北見の車と共に道に迷い字偲谷(あざしのびだに)という所に出てしまいます。 ただ一軒だけ残っている、真壁の家に泊めてもらいますが、そこで殺人が…。死体のポケットに入っていた六つの玉は何を語ってくれるでしょうか。トリックも推理の道筋も正統派です。 今日は奇術の日だそうです。素直にだまされて、はっとするのも楽しいもの。 引用および参照元:乾くるみ『六つの手掛かり』双葉社
December 21, 2019
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梶尾真治は短編の名手として知られます。「亜美の真珠」はちょっと切ないSF恋愛譚ですが、この「百光年ハネムーン」は、「クリスマス・キャロル」へのオマージュという通り、明るい未来を予感させる終わり方です。 ヤポニウム・コンツェルンの会長、五堂勝は一代にして巨万の富を築いた老人です。未だ現役で、146階のオフィスで端末ディスプレイを通して、檄を飛ばしています。 或る日尋ねてきた玄孫(やしゃご)からトリスタンへの宇宙旅行に誘われます。当然断った老人ですが、コンピューターの判断で宇宙船に乗ることに…。 トリスタンから見る地球は100年前の地球。百年かけて地球からトリスタンへ、今光たちがたどりついたのだ。 老人が生まれ育った町。今はもう存在しないあの風景が眼に入りました。そして、若き日の老人に駆け寄る妻の姿が…。 老人は全人類が自分の発明したヤポニウムの恩恵を享受できる制度を残そうと決意します。 会社を大きくすることに縛られてきた老人の心が、過去に置いてきてしまったものを、取り戻します。そっと寄り添う妻の一言一言がやさしく、最後は希望に満ちています。 享…キョウ 「クリスマス・キャロル」も本作も、書かれた年代は古くても、今に通じる温かい話です。 引用および参照元:日本SF作家クラブ・編『日本SF短編50 Ⅱ』早川書房 から 梶尾真治『百光年ハネムーン』
December 20, 2019
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わたしが初めて文庫本で読んだのが、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』でした。それまでは児童書しか読んだことがなかったので、とても大人になった気分でした。 転校生の文学少女、池田晃子さんの影響でした。 それから、文芸部で一緒に創作童話を書こうと誘ってくれた横井睦代さん、このお二人のおかげで、読書が好きな今のわたしがいます。お二人に感謝です。 お元気にしていらっしゃるといいな。 『嵐が丘』 イングランドのヨークシャー。嵐が丘の邸の主人に拾われたヒースクリフと、主人の娘キャサリンは互いに引かれ合っていました。が、主人亡き後を継いだ兄のヒンドリーは、ヒースクリフを使用人の地位に墜とし、虐待します。 キャサリンは鶫が辻のエドガーと結婚し、ヒースクリフは嵐が丘を出て行きました。やがて、富を手にしたヒースクリフは、ヒンドリーとエドガーへの復讐心に燃えて帰ってきました。 復…フク このどろどろの恋愛かつ復讐劇を小学生が読んだのか…。当時は、理解できなかっただろうな、と思います。今でも、心身への暴力と執着する心情が怖いと思うだけで、ふたりの恋愛など肯定できません。 本能のまま行動し、周囲を巻き込んでいくキャサリンは、立派なトラブルメーカー。次の世代に至るまで復讐するヒースクリフにも同情はできないし、性格破綻者としか思えないです。不幸の源は、ヒンドリーがヒースクリフから教育を奪い、人間の尊厳を踏みにじったことにあるのですが。 ヒースクリフのねじけた心で、無教養で粗野に育てられたヘアトンは、本来の向上心をもってキャシーから読みを習うと、性格まで変わってきました。顔つきにも品の良さが戻ります。文化は人を救う力になるのです。 作者のエミリーも教育者でした。教養と文化を伝える教育の大切さは身を以てわかっていたのでしょう。 ヒースクリフの死後、若い世代のヘアトンとキャシーが幸せになれそうなのが救いです。 12月19日はエミリー・ブロンテの命日です。『嵐が丘』は29歳の時「エリス・ベル」名義で発表されましたが、当時の評価は散々でした。出版の翌年にエミリーは亡くなりました。 姉は『ジェーン・エア』の作者シャーロット・ブロンテ。妹のアンも作家でした。 参照元:エミリー・ブロンテ 鴻巣友季子・訳『嵐が丘』
December 19, 2019
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除雪車のきらめく燈にも積もる雪雪の山夜空をせばめ立ち並ぶ 水原秋桜子 ここにあるのは、否応なく生活の中に入り込んでくる雪です。観光パンフレットや絵はがきに載る、真っ白に積もったきれいな雪はほんの一面。 生活人の目にする雪は、重く、苦しく、寒さをもたらすものです。生活を圧迫し、閉ざす厳然たる存在。夜の鉄路乗りかへてより雪深き雪原を焚きけぶらして鉄路守る(妙高高原) 橋本多佳子 雪国には、雪から生活を守るために働く人の存在があります。時に自然に抗い生命を守る、人の営みの力強さが感じられます。 引用および参照元:堀口星眠・選『現代俳句の世界2――水原秋桜子集』朝日文庫 『現代俳句の世界11――橋本多佳子・三橋鷹女集』朝日文庫
December 18, 2019
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完…カン 璧…ヘキ 勝則は良き夫であり良き父ですが、水曜日だけは妻に内緒で寄る場所があります。妻は若い女性との密会を疑いますが、実は…。 勝則にとって至福の時である水曜日、最近いつまで続けられるか、ふと不安も。 勝則以外が見れば、何ということもない情景ですが、これは結構怖い話です。 短編集『天窓のある家』の一編。どれも常識的な見方で読んでいくと、いきなり足をすくわれたり、はっと気づかされるものがある話です。 参照元:篠田節子『天窓のある家』から『密会』
December 17, 2019
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台風の後、倒れてしまったニカッパ君が復活しました。ニカッパ君不在白いニカッパ君。完全復活の予告が。そして、今日12月16日に緑のニカッパ君に会えました。ずっと気になっていたので、嬉しい再臨です。以下、先代のニカッパ君。その時々でコスチュームも替わるニカッパ君。密かなファンです。
December 16, 2019
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クリスマスシーズンのライトアップは珍しくありませんが、小杉南口も少しだけライトアップされています。右は昨年のバージョンです。こちらも昨年。 土台になる木が細く、何だか気の毒だなと思います。格別なライトアップがなくても、夜景はきれいです。
December 16, 2019
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12月はクリスマスに因んだパンが店先に並びます。今まで食べたことがなく、ちょっと面白いと思ったパンです。リトルマーメイドの「こぐまの足あと」ヘーゼルナッツのクリームが普通のチョコクリームよりいいです。形を足跡に見立てているんですね。発想が楽しいです。同じく「苺とチョコのマフィン」イチゴもチョコもそんなに主張しすぎないマフィン。東急100円パンの「こびとの切り株」ネーミングがいいです。底と切り口が下。年輪がありました。(^o^)神戸屋の「イチゴパイ」粒々も生きています。お茶は、「アップルパイ」のミルクティーです。
December 16, 2019
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筆…ヒツ、ふで湊かなえの、宝石が表題になった短編集の二編です。 わたしは、修一に人生初のおねだりをしました。二十歳の誕生日のプレゼントにサファイアの指輪がほしいと。けれど、修一は駅のホームから転落してなくなりました。彼の姉から、わたしはサファイアの指輪を受け取りました。 隣室のタナカが来て、修一と一緒にしていたアルバイトの話を打ち明けます。わたしは、激しくおねだりを後悔します。(サファイア) わたしは、憑かれたように、最愛の人を失った女の復讐劇を小説に書きました。デビュー長編『墓標』は、賛否両論あったものの、30万部を突破するヒット作になりました。 ファッション雑誌の企画で、わたしは「自分の人生を変えた品」というテーマで、女優の麻生雪美と対談することになりました。わたしは当たり障りなく万年筆を持ち出しましたが、雪美はサファイアの指輪に目をとめて言いました。「指輪は人生を変えてくれなかった?」「いいえ、人生そのものです」 雪美は安っぽいガーネットらしき指輪を出します。そして、指輪にまつわる話を始めます…(ガーネット) 『サファイア』と『ガーネット』は連作短編になっています。恋人の死が事故と思いきれないわたしは、自分を責め、人を恨み、筆をたたきつけるように小説を書きます。 この小説で有名になったわたしは、雪美とファンの女性から、恋人の死を肯定できる言葉をもらったのです。 『ガーネット』で最後のピースがはまって、温かな気持ちにさせられます。 宝石のようにきらりと輝く短編揃いでした。 参照元:湊かなえ『サファイア』角川春樹事務所
December 15, 2019
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拒…キョ、こば(む) 小さい頃から私は、画家の母に突き放され、抱き締められた記憶もありませんでした。 母の個展を見に行くと、ほとんどが日本の風景画でした。四角い額の中で雪が降っていました。白い紙の地を塗り残した雪です。 そして、私は母に拒絶されていたわけを知ります。 実は、どんな事情があったにせよ、今目の前にいる子に愛情を注がないのは、間違っているだろう、と腹が立ちました。亡くなった子と今元気でいる子は、同じ人格ではないのです。 禁欲的にわが子への愛情表現を拒んだからこそ、画家として成功したのかもしれませんが。私には肯定できません。 話の運びは好きです。 参照元:『アンソロジー 隠す』仮称アミの会 文藝春秋社 から 松村比呂美『水彩画』
December 14, 2019
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ルピシアの紅茶グレナダ。グァバと花の紅茶です。思ったよりあっさりしていました。クランキービスケットは、クランキーチョコほどではありませんが、サクサク感があります。アーモンドクッキーと。
December 14, 2019
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シュークリームのお店、ビアードパパが小杉の東急スクエアに開店しました。シャッター街のようだった、東急線武蔵小杉駅南口にシュークリームのお店がオープンしました。開店記念の6個セットを買ってきました。期間限定の「芳醇生クリーム」と定番の「パイシュークリーム」が3個ずつ入ったセットです。1,200円のところ、オープニング記念で1,080円と少しだけお得でした。 「芳醇生クリーム」は、濃い、どっしりしたクリームでお腹にたまります。カスタードも生クリーム入り。私はこちらのほうが好みです。どちらもシュー皮のパリパリ感がいいです。しっとりクリームとパリパリの対比が面白いシューです。 小さな店舗で持ち帰りだけのお店です。12月から1月にかけて、麺類のお店やマックのオープンするので、お昼を食べた後お土産にいいかも。
December 13, 2019
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挫…ザ 冒頭の「定年って生前葬だな」のつぶやきが刺さります。大手銀行の出世コースから外され、子会社に出向・移籍して、田代は定年を迎えました。田代は、定年後の居場所を探してあがきます。 カルチャーセンターに通ってみたり、大学院をめざしてみたりと、いささか迷走気味。再び生き甲斐を見出したと思いきや、運命は二転三転するのでした。 歯に衣着せずずけずけものを言う娘、道子がすごい。内舘氏の分身かと思う位、一番言いたいことを言っています。 内舘氏は還暦過ぎて、人生の着地点は誰も彼もそんなに差がないと実感したそうです。「衰え、弱くなることを、受け止める品格を持つ」ことが頭に残ったと。 自分がマウンドに立つ日が、終わったことを自覚しなければ、挫折感しか残らないでしょう。引き際が難しいものです。 参照元:内館牧子『終わった人』講談社文庫
December 13, 2019
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和のダクワーズ「黒糖きなこ」緑茶でいただきました。そして、北海道小豆のダクワーズ。お茶はルピシアの「葡萄烏龍」岡山限定茶です。台湾烏龍に葡萄の香りがついて、ブルーマロウ、コーンフラワーがちりばめられたお茶。葡萄のいい香りがします。
December 13, 2019
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朗…ロウ、ほがら(か)すてきにいいお天気だった。空がまっ青で、お日様があったかくて、しかも土曜日だなんて最高だ。 コーヒーこと杉岡君と図書館へ出かけたぼくは、偶然捨て猫を拾い、飼ってくれそうな近所の家を訪ねて歩きました。たまたま、戸が開いたままの家で血を見てしまいます。 仁木悦子氏の短篇『一匹や二匹』は、小学6年生の男の子が、謎を解く探偵役を務めます。勇敢で思慮深い少年の弱点は、あこがれの…。明朗なミステリーは、青空とお日様の匂いです。 参照元:日本推理作家協会・編『謎003 恩田陸・選』講談社文庫から 仁木悦子『一匹や二匹』
December 12, 2019
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虜…リョ 囚…シュウ 粉雪舞う中、札幌刑務所を出ると、奥村は建物に向かって一礼しました。そこに3人の不良少年が絡んできます。つきまとっては「前科者」とはやし立てるのですが、一人だけ真剣に「…おじさん、罪って受け継ぐものかな?」と問う少年がいました。 殺人犯が死刑になれば、息子も赦される気がすると言います。少年は殺人犯の子だと打ち明けました。 奥村は、絡んできた金髪の少年に手を出してしまい、警察に連行されますが…。 死刑廃止が論議されつつ、まだ存在する日本。死刑を容認するか否かを、真剣に考えさせられる話でした。あっと思う、ミステリーの要素も入っていますが、それだけに留まりません。死刑囚が託したという手紙にも考えさせられます。 参照元:『ベスト本格ミステリ2015』講談社ノベルス から 下村敦史『死は朝はばたく』
December 11, 2019
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星は すばる。ひこぼし。夕づつ。よばひ星、すこしをかし。… 『枕草子』第二百三十九段 「昴(すばる」は、プレアデス星団。肉眼でも5~7個の星の集まりが確認できます。比較的近くにあるので目立ったのでしょう、昔から多くの民族の記録・神話に登場します。 ギリシャ神話では、巨人アトラースと、ニンフのプレーイオネーの間に生まれた7姉妹が「プレアデス7姉妹」で、星団の名前の由来になっています。 日本名は「すばる」ですが、これは首飾りなど、玉をまとめてつなげた状態を指す「みすまるのたま」から来たとされます。 「統べる=全体をまとめる」に対して「統まる=全体がまとまる」の言葉がありました。その「すまる」が「すばる」に変化しました。 中国では「昴(ぼう)」です。日本でも「昴」の漢字を用い、大和言葉の「すばる」を読みに当てました。 参照元:工藤力男『季語の博物誌』和泉書院
December 10, 2019
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雪の日や炬燵をすべる土佐日記 漱石 12月9日は夏目漱石の命日に当たります。 森鴎外も漱石と並び賞される同時代の大作家。二人が直接顔を合わせたのは二回程度だったらしいのですが、鴎外は『夏目漱石論』で漱石を賞賛しています。(漱石の)今の地位としては、低きに過ぎても、高きに過ぎることはないことは明白である。立派な紳士であると思う。(創作家として)立派な技倆短所が目につかないという内容です。 漱石が偉大な作家であったのは、鴎外も認めるところだったのですね。 『吾輩は猫である』などの小説で有名ですが、漱石は英語にも堪能で、漢詩も“中国語できいても美しい”と評されました。 俳句は、生涯の親友、正岡子規に学びました。冒頭の句も、子規に書き送って忌憚ない感想を教えてほしいと言っています。 ユーモラスな句を多く残しています。 引用および参照元:『夏目漱石全集』ちくま文庫 森鴎外『歴史其儘と歴史離れ――森鴎外全集14』ちくま文庫
December 9, 2019
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「プチタミ」は、フランス語で「彼氏」の意味です。彼への思いを胸に飲むお茶…でしょうか。ライチとベリーの香りがします。茶葉にブルーマロウの青とローズレッドのピンクが交ざって、見た目もやさしいお茶です。チーズブッセと。
December 9, 2019
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お財布にやさしい100円以下の箱菓子が、ヨーカドーに売っていました。クレープロール2種。ベル・エポックをいれて。ベル・エポックはルピシアのブレンドティーで、くせがなく飲みやすいお茶です。
December 8, 2019
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溝の口駅前のライトアップです。以上11月22日。雨でした。12月6日です。例年こんな感じですが、オリンピックへ向けてのアピールは今年らしいです。イルミネーションは今年で20回目だそうです。今年は宇宙がモチーフになっていますが、去年は雪でした。下が去年のバージョンです。
December 8, 2019
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グランツリーのライトアップです。雪の結晶が降ってくるイメージです。そして、ツリー。5周年を記念して、5輪の薔薇の絨毯が登場です。薔薇は折り鶴でできています。グランツリーが出来たときも折り鶴の木がシンボルでした。
December 7, 2019
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系…ケイ 森博嗣氏曰く「宇宙人はほぼ確実に十進法を採用していない」確かに、ヒトの手の指が10本でなかったら、十進法はできなかったでしょう。 子供の頃、算数で初めて習うのは十進法なので、鉛筆が1箱に12本入って1セットなのが不思議でした。「時間」も、なぜ1時間が100分じゃないんだ、と疑問でしたが、そもそも十進法が当たり前だと思っている頭が固かったのですね。 10は2と5しか約数を持ちませんが、12は2・3・4・6の約数を持ちます。現在は1ポンド=100ペンスになっていますが、かつてイギリスでは1ポンド=240ペンス、1シリング=12ペンス、1ポンド=20シリングという貨幣単位が使われていました。 ヤード・ポンド法もプラモデルのスケールも十二進法系です。 H・GウェルズはSFの中で人類と異なる文明を持つ者が十二進法を使っていると書いています。宇宙的には十二進法系の法がメジャーなのです、きっと。 参照元:森博嗣『つぶさにミルフィーユ』講談社文庫
December 7, 2019
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相…ソウ、あい 「相聞」は万葉集の部立ての1つから、恋人・夫婦で交わす恋の歌の意味で、広く使われるようになりました。 ご夫婦揃って歌を詠まれる、永田和宏氏と河野裕子氏の歌と文章を収録した『たとへば君 四十年の恋歌』は、現代の相聞歌集です。たとへば君ガサっと落ち葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬかは、河野裕子氏の代表作。題名はここから。 二人の学生時代の出会いから、家庭を築き子を育て、やがて河野氏が先に旅立つまでの相聞歌と永田氏の挽歌が収録されています。たとへば君ガサっと落ち葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか 裕子きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり 和宏噴水のむこうのきみに夕焼けをかえさんとしてわれはくさはら 和宏 ブラウスの中まで明るき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり 裕子結婚し二人の子が生まれます。子育てで疲弊し、諍うような歌もありますが、子供ができても恋人である二人がまぶしいです。 河野氏は、子供はかりそめの存在と言います。自分のものではないという意識は、子と親が互いに自立するためにとても大切なことだと思いました。たったこれだけの家族であるよ子を二人あひだにおきて山道のぼる 裕子広すぎる歩幅と思ひ並びゆくわたしは今も小さすぎるか 裕子君が歩幅を考えず歩きいたる頃せっぱつまりしように恋いいし 和宏けれど、河野氏は乳がんの告知を受けました。小康状態から転移が見つかり、別れを意識するふたり。一日に何度も笑ふ笑ひ声と笑ひ顔を君に残すため 裕子一日が過ぎれば一日減ってゆく君との時間 もうすぐ夏至だ 和宏河野氏最期の一首。手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が 裕子最愛の妻が去ってから詠まれた永田氏の挽歌。たったひとり君だけが抜けし秋のコスモスに射すこの世の光 和宏 妻は、家族の愛に恵まれず、心に空洞を持つ夫を気遣い、夫は歌集を通して妻のさびしさを理解しました。 四十年変わらぬ恋を続け、お互いに歌にして言葉を届けるという営みが、心にしみます。 引用および参照元:河野裕子・永田和宏『たとへば君 四十年の恋歌』文春文庫
December 6, 2019
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期間限定のカスタードケーキのあまおう苺です。アールグレイにオレンジの皮をつけたオレンジティーと。ビタミンCを摂って風邪予防♪こちらは以前のバージョン。
December 6, 2019
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雰…フン 12月5日は群ようこの誕生日です。群ようこは作家・随筆家。日本大学藝術学部出身で、林真理子の一年後輩にあたります。 『別人 群ようこのできるまで』『ホンの本音』『ネコの住所録』などのエッセイ、『パンとスープとネコ日和』『かもめ食堂』などの小説ほか多数の著作があります。 『かもめ食堂』は、フィンランドを舞台に、日本人のサチエ・ミドリ・マサコという30~50代の女性が奏でる室内楽のようなお話。 サチエは単身ヘルシンキで食堂を開業します。至ってマイペース、商売っ気もないサチエは、店の宣伝をする訳でもなく、地元の人たちも遠巻きに眺めているだけの日が続きました。 そこへ日本オタクの貧乏学生トンミが現れ、訳ありのミドリ、マサコがやってきます。その間に、地元のお客も増えてきました。 おにぎりへのこだわりにはちょっと閉口しますが、ごく自然体のサチエの醸し出す雰囲気が、ミドリ・マサコの心をほぐしていきます。無理なく自分が手伝えることがみつかり、感謝されて働く二人は生き生きしています。自分の歩まなければならなかった道を一途に歩み、気がついてみれば「わたしって何だったのだろう」と思うミドリ・マサコ。ある程度の経験を積んだ年齢の女性なら、境遇は違っても共感できます。 参照元:群ようこ『かもめ食堂』冬幻社文庫
December 5, 2019
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玩…ガン 弄…ロウ、もてあそ(ぶ) ふらっと訪れた商店街。ショーウィンドウにプラモが並ぶ、古い玩具店にひかれて、彼は入ってみます。掘り出し物はなかったものの、古民家シリーズのプラモを買って帰りました。 「故郷の家」という名のジオラマ。自身の祖父母の家のことなど思い出しながら、彼は早速組み立ててみます。 組み立てるうち、不思議な事に気がついて…。 結末はホラーですが、これもいいのでは、と思われました。 参照元:太田忠司『伏木商店街の不思議』河出書房新社
December 4, 2019
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冬といえば、正月といえば、こたつにみかん。 今「みかん」と言われるのは「温州(うんしゅう)みかん」です。名前こそ中国の地名ですが、日本原産です。 タンジェリン、マンダリン・オレンジと近い種になります。中国から渡来した金柑やこうじは薬用にされ、日本古来の橘やシークヮーサーも食用にはされませんでした。 同じみかんでも、最初に広まったのは中国原産の「キシュウミカン(小みかん)」でした。温州みかんは、種がないことから武家社会では縁起が悪いとされ、栽培されませんでした。まだ青いキシュウミカン(皇居東御苑) 温州みかんは、明治27年から栽培されキシュウミカンに取って代わりました。 愛媛県はみかんの一大産地です。「愛媛では蛇口をひねるとポンジュースが出てくる」という有名なジョークがあります。 「みかん」の名前は甘い柑橘で「蜜柑=みつかん」が「みっかん」→「みかん」になったとされます。 11月3日と12月3日は「いい(=11or1×2個)+みかん(みっか)」の語呂合わせで、蜜柑の日です。
December 3, 2019
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嫌…ケン、ゲン、きら(う)、いや 「わたし」は探偵事務所を開いています。助手の夏野君を通じて、日本にホームステイ中のリンジーから相談を受けました。 リンジーは、今まで仲良く掃除をしてきたホストの奥さんから、床の間の掃除をきつく止められるようんいなりました。スープカップ(お椀)も日本的な素敵な物から、自分だけ急に安っぽい物に変えられてしまいました。 リンジーは、はホスト夫妻から嫌われてしまったのかと悩んでいます。ですが、直接聞いてみようにも、リンジーは日本語がうまく聞き取れず、ホスト夫妻は英語が話せません。通訳をしてくれる息子さんも留守なのです。 「わたし」はマンゴーが食べられないというリンジーの話から真相に思い至ります。リンジーは納得できる答を示されて、安心して帰国できました。 別れの日、リンジーは夕暮れの一瞬だけの空のような、人の心をくすぐるすみれ色の瞳で私の顔をのぞき込んで、私の心の秘密を言いあてます。 最後に層になった秘密が明かされます。秘密を、のぞき窓から見ている気分…。 引用および参照元:アミの会(仮称)編『アンソロジー 隠す』文藝春秋社
December 2, 2019
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グランマルシェのおまけのクッキー(サクサク、ほろっとしたロンポワンのヘーゼルナッツとピスタチオでした)と、のび太君の施設のバスハイクのお土産、枇杷ゼリーで今日のお茶タイムです。お茶はルピシアの「ニセコアンヌプリ」バスハイクは、千葉・房総でした。
December 2, 2019
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東高根森林公園の木々の紅葉がきれいでした。入り口 駐車場なんとも言えない、自然の色のグラデーションです。ビジターセンターの蔦も、秋の最後を飾る輝きに見えました。山茶花と椿は、色寂しい冬の庭に鮮やかな華を添えてくれます。今年も残すところ一ヶ月になりました。 *写真は11月28日の撮影です。
December 1, 2019
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