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今週は色々盛りだくさんだった。1997年3月25日に私とダンナは初めて出会い、2000年3月26日に結婚したので(ラスベガス!Jon Bon Joviと同じチャペル!)、「記念日」は毎年この2日にまたがってお祝いすることが多い。 今年は更に、25日に晴れて歯科矯正終了! これで、食べ物・飲み物の制限がほぼなくなった(の丸かじりはまだちょっと難しいが)。 この日に外されることは予定になっていてわかっていたのだが、ダンナに内緒にしておきたかったので、彼のサイドの家族や友達にも全部黙っていることに。数日前に購入して車内に隠しておいた電子レンジポップコーン(禁止された食べ物のひとつ)の箱がダンナに見つかり、「あ、それ、職場のアクティヴィティ用に買ったの」と大嘘を。 矯正が外れたのがようやっと分かったダンナは、25日の夜、ポップコーンを食べている私を見ながら、「これが一番の記念日のプレゼントだ」とコメント。キスしても安全に感じるようになったと(爆)。 私は液晶HDテレビのためにお金を貯めたいなと思っているので、特に高価なものは買わずに、コーヒーのグラインダーとそろいのマグカップと「アニバーサリーブレンド」という豆を、Seattle’s Blendという、書店チェーンのBoarders の中にあるコーヒーショップで買って、書店でラッピングを全部揃えて、ホールマークで買ったカードをつけて全部帰りの車内でささっと準備。それをすかさず25日の夜にダンナに差し上げた(でも二人のために買った、と主張しておいた)。 グラインダーは前から興味はあったのだけど、買わずじまいでいた。実際使ってみると、味の差はすぐ分かる。濃く作らないのに、風味がとても豊かになる。本当に買ってよかったと思った。 さて、26日の「結婚記念日」の方は、夕ご飯を外食した。Ruby Tuesdayというチェーンのレストランだけれど、これがなかなかまともで美味しい食事を出してくれる。行ったのはこれで2度目だが、かなりまともなハンバーガー(注:マクドナルドを想像しないように)を食べられて嬉しかった。お肉が柔らかくて(焼き方ミディアムで注文)、レタスとトマトが新鮮で、バンズがしっかりしていて、ちゃんと軽くトーストしてあった。チーズも選択があるし(スイスチーズを注文)、フレンチフライ(フライドポテト)はちゃんと「じゃがいも」から作ってあって、外はクリスピー、中は柔らか、になっている。ダンナはステーキを注文したのだけど、ぺろりと平らげてしまっていた。 食後のデザートには、Gelato Fiasco (http://gelatofiasco.com/)という去年の8月にオープンしたばかりのジェラートアイスクリーム屋へ。東京あたりだと分からない感覚だと思うのだけれど、メイン州では秋から春にかけて、普通はどのアイスクリーム屋もしまってしまうのが当たり前だ。寒すぎて商売にならないからである。そこにあって、冬じゅう開いていたこのお店はちょっと異質の存在みたいに見受けられる。サイバーカフェの隣にあるので、それがいいのかもしれない。営業時間が朝の7時から夜の10時までとなっている(金曜日は夜中の12時まで)。それもアイスクリーム屋らしからぬ時間帯である。 中に入ると、「アイスクリームショップ」というより「コーヒーショップ」的な雰囲気。テーブルが濃い色の木で、やや高級感が漂っている。ジェラートとソルベットと合わせて全部で20種類以上はあったに違いない。それを、注文する前に味見させてくれる。私はチョコレート系が好きではあるが、この系統は種類によって味ががらっと変わってしまうので、味見できたのは好感が持てた。Bacio というチョコとヘイゼルナットのミックスされたフレイバーと、バニラのダブルを小さいカップに入れてもらった。ダンナはBrownie Batter とRaspberry Sorbetto をダブル。 味は文句なく美味しくて、夏にハーレー乗った後で帰路に立ち寄りたいお店になった(バイクに乗ると、無性にアイスクリームが欲しくなる。他のハーレーライダーにすり込まれた習慣)。
2008.03.26
今日は、もはやクラシックになりつつある、「クルージング」という映画を観た(1980年作)。監督はあの「エクソシスト」のフリードキン。 今まで観たことはなかったのだが、「NYのゲイシーン」「ボンデージ系」「アル・パチーノ」というようなキーワードは頭に入っていた。パチーノは好きな俳優の一人(Dog Day Afternoonが特に好き)でもある。 昔々(c. 1983年)、「セーラー服と機関銃」いう映画で、薬師丸ひろ子が組員の一人に「おたく、もしかして、クルージング…?」(意味:あなたは同性愛者ですか?)言うシーンがあったが、その「クルージング」の語源の映画というわけだ(映画自体ではゲイのセックス相手を引っ掛ける行為をさしていたけれど)。 ゲイバーのシーンがかなり生なましかった。特に美化して描かれていないから、リアリスティックな分、ちょっと目を背けたくなるところも。一緒につきあって観ていたダンナは、「気持ちわる!」を連発していた。 さらに、80年代にティーンになった私は、どうも革ジャンとサングラスと口ひげと革の警官みたいな帽子を見ていると、♪YMCA♪(by Village People)と歌いたくなるので困った。 パチーノはUndercoverでゲイを狙った殺人鬼の捜査にでるわけだが、自分も精神的に参ってきて、最終的には彼が犯人だったかもしれない可能性を思わせる作りになっている。一応容疑者(ファザコンのゲイの大学生)は捕まるのだが、その直後にも殺人は起こるし、その被害者はパチーノが一時的に捜査のために住んでいたアパートの隣の住人である。Open Endingの映画は好きなので、これもとても気に入った。 個人的に知り合いがあるわけではないので、想像するしかないが、今現在のゲイシーンは映画のように暗くてアングラではなくて、お日様の下で明るくなったような気がする。エイズのおかげで不特定多数との性交渉も、あまりもてはやされなくなったであろうし、となると、この映画のような「プライベート・ゲイバー」も今はあまり存在しないのではないか、と、思った。 映画の前にはPCと携帯と格闘して、ウォーキングエクササイズに備えるべく、好きな音楽を携帯にダウンロードしていた。小指の先ぐらいの大きさのカードに1 GBのメモリが積めるなんて、自分がPCを使い始めたころに比べると(ほぼ10年前だ)すごいと思う。 Bon Jovi の曲が、CDで持ってる分(ブートレッグを除く)は入るかと思って、CDを全部(CDシングルだとか、ソロだとかをかき集めると、全部で400曲ぐらいになる)ダウンロードしたものの、その半分も携帯には入らない。けれど主要なアルバムは押さえて、更にライヴ盤なども積めたので、よしとした。カードにダウンロードしてから、カードを携帯にセットして、さらにPlay Listを作成するのにまた時間とバッテリー(笑)がかかった。 早く外を歩ける季節にならないかな。ま、トレッドミルでも歩けることは歩けるわけだけれど…。
2008.03.23
はい、まだ今日は土曜日ですが。 今年は復活祭とMaine Maple Sundayが重なった為(http://portlandme.about.com/cs/maplesugaring/a/MEMapleSyrup.htm)、多くのSugar Shack (Sugar House)が前日の土曜日や一週間前に開いたりしていると聞いたので、ネットで調べて、Jillson's Farmという所へSugar Shackの見学と朝食に行くことにしたのだ。私、ダンナ、彼の友人、そしてその彼の娘さんという4人連れ。 去年はもう少し近場の農場(http://www.mainemaplekitchen.net/)へ行ったが、そこは朝食はやっていなくて、スナックを無料で配ってメイプルシロップの味見をさせてくれるだけだった。敷地でMaple Sap(シロップの元になる液体)をメイプルの木から集めているので、その何百とあるバケツを実際見れたのは面白かったが。 Jillson's Farm (http://www.jillsonfarm.com/index.html)の朝食はバッフェ式で、パンケーキ、フレンチトースト、ハッシュドポテト、ホームフライ、ブレックファストソーセージパティ、スクランブルエッグ、ベイクドビーンズとフルーツ味のパウンドケーキが食べたいだけ食べられて8ドルである。メイプルシロップはミディアムアンバーのクウォートサイズの瓶がテーブルにどかんと乗っていて、好きなだけ惜しみなく使える。 メイプルシロップをパンケーキやホットケーキに使う人ならわかると思うが、これは「○○ホットケーキシロップ」とは桁違いに美味しい。私は日本でもカナダ産のメイプルシロップを、わざわざナショナルマーケットや明治屋で買って使っていたのだけれど、日本に入ってくるメイプルシロップはほぼダークアンバーあたりだと思う。これは色が濃いわけであるが、シロップの旬の後のほうになって出来るもので、味も色にしたがって濃い目になるのである。 (http://en.wikipedia.org/wiki/Maple_syrup 参照) メイン州でのグレードわけはLight Amber, Medium Amber, Dark Amber, Extra Dark Amberとなっているようである。小売に出回るものはほぼみなグレードAである。値段もグレードAでさえあれば、特に色によって変わることはない。しかし、私は去年うまれてはじめてミディアムを農場で買ってみて、あまりの味のよさにびっくりした。あまりしつこくないので、バニラアイスにかけて食べるのがとても病みつきになった。というわけで、今年はライトアンバーのクウォート瓶を購入することにした。 Sugar Houseの見学をしたが、去年見たような湯気もうもうで作っている最中ではなかった。男の人がひとりでメイプルタフィーをガスコンロで作っている。今日明日はSapからシロップを作る作業が出来ないとのこと。シロップを作るのに必要な量のSapが採れないとのことだった。 サップが良く出る為には夜の気温が華氏25度(摂氏零下4度)ぐらいで日中気温華氏40度(摂氏4.5度)ぐらいになることが必要なのだそうである。よって、春先の、3月中旬-下旬から4月中旬ぐらいまでのほぼ4週間がシーズンでそのあとにはもう採れなくなってしまうのだそう。今日は最高気温も0度あたりをうろうろしており、木も寒がってサップを全然出してくれないのだということであった。天候にとても左右されるのである。シロップ作りの男性は、今年はようやっと先週4日間ぐらい作ったぐらいで、後は寒すぎて作っていないと言っていた。それでまだ(先物の)ライトアンバーが売られているのか、と、納得。 メイプルサップのボイラーの写真をとったが、これは自動的にシロップを作ってくれる機械だそうで、温度さえきちんと見ていれば、ちゃんと作ってくれるのだそう。大体500ガロンのサップから1ガロン(ほぼ4リットル)ぐらいのシロップが作れるみたいで、時間と手間がかかるのである。そこまで煮詰めるので、蒸気もとてもあがるわけで、Sugar Shackの屋根は開け閉め可能になっている(写真参照→home画面でみるか、photoをクリックして見てください)。 シュガーハウスを観た後は、道をへだてた納屋・厩へ行って、農場の動物たちと戯れた。ガチョウ、鶏、七面鳥、羊(お母さんと子供たち)、山羊、豚、鶉、そしてもちろん馬などがいた。猫も2匹ほど住んで、ネズミが出ないように見張っているらしい。お母さん羊は子供をかばって、全然写真撮らせてくれなくて困った。馬はおとなしくてよい気性。山羊は異常に人懐こくて、七面鳥はうるさくて、豚は食べるのに一生懸命だった(笑)。
2008.03.22
3月17日はSt. Patrick’s Day だった (http://en.wikipedia.org/wiki/St._Patrick%27s_Day)。 メインでもポートランド近辺にはアイルランド系の人が多く、よって、まともなアイリッシュパブもいくつかある。というわけで、仕事が終わった後、家に1時間かけて帰ってから、ダンナを連れて更に40分ほどドライヴしてポートランドのOld Portと呼ばれる地区へ繰り出した。ダンナの友人たちとBull Feeney's (http://www.bullfeeneys.com/)というパブで会うことに。 ボストンなどとは違って、昼間にパレードがあったりするわけでもないし、特に聖パトリックのミサがあるわけでもなし、この辺だとただただ緑色(アイルランドのシンボルカラー)を着て、カタバミかまたは四葉のクローバーを身につけて、ビールを沢山飲んで(銘柄はやっぱりギネス)、お祝いすることになっている(笑)。本場アイルランドとは様子がかなり違うんじゃないかと思うのだが。 このパブへ来たのは初めてだったが、以前行ったことのあるRi Ra(フードが美味しいパブである、音楽もまずまず)とは形相が異なり、学生の戯れるブロックにあるせいか、お客は若くてやせている男女が大多数である。ものすごく込んでいて、飲んでる間中フロアーに立ちっぱなしだった。満員電車並み。または、全盛期のハードロック六本木のバー並み(笑)。 「飲んでいる」と言っても、私はアルコールで喘息が出るので(ホント!)、自分に出来る「呑む」行為は、歯の矯正中に最悪の、コークを飲むことぐらいである(ダイエットコークならまだしも)。 私達のいた2階でも、ライブ演奏が1階とは全く違ったバンドで行われていたが、いまいち典型的ケルティック(アイリッシュ)音楽ではなくて、もっとロックっぽい、若い人向けのように聞こえた。私はフィドルとアコーディオンと小さいハープとドラムを期待していたんだけれど…。 ま、とにかく、思ったより楽しめて10時半に帰宅。ダンナがCrock Potでぐつぐつと煮ていたBoiled Dinnerは半煮えで、硬くてあまり歯が立たなかったので、後日までお預けになってしまった。 この料理も多分アメリカン・アイリッシュ料理だと思うのだが、コーンビーフ(日本の缶に入ったものとは全く違って、脂肪がごっそりついている牛肉という感じのもの)、キャベツ(ほぼひとたまざっくり切って塊のままいれてしまう)、人参、パースニップ(白い人参みたい、食感は微妙に異なる)、ジャガイモ、ターンナップ(オレンジ色の蕪のようなもの、味は随分異なるが)が水でぐつぐつ何時間も煮られるわけである。それぞれの食材からスープが出て、それぞれに味を与え、食べるときは水は軽く切って食べる。私はシチュー系ポトフ系の食べ物が好きなので、これも好物である。 というわけで、St. Patrick’s Day Feastはまだまだ続くのである。
2008.03.17
もしこの日記を読んで、かーっと頭に血が上ったら、コメントする前に一晩寝かせてくださいませ。 Pro LifeかPro Choiceか。 結論を先に言ってしまうと、私はPro Choiceである。これは20代の頃から変わらないスタンスだ。 アメリカは平たく言えばクリスチャン国家であるから、当然この論議が盛んになるわけで、一家庭の平均の子供の数も日本より多いわけである。多くの人が「モラル的に間違っている」と思っているみたいだ。その意見は間違いではないと、私も思う。 しかしながら、今の世の中、モラル的に正しいことをしたいだけで子供が21になるまでちゃんと育つわけがない。 大体、高校生の年齢で子供を生むティーンが多すぎる。双方に避妊の意識が低いからそうなるわけで、無料のコンドーム配ったぐらいじゃ全然追いつかなくなっている。パーティーやって酔っ払ったときに作った、とか、そういうのも多いわけで。もはや中学校でピルを出すか否かで議論になるくらいのレベル。しかも中学・高校生に性病が流行っている始末。 高校生の年齢で妊娠した場合、「モラル的に間違ってるから」女子の親は生ませることが結構多い。結婚はせずにシングルマザーとなる。父親はいるのかいないのかよく分からないこととなり…。まだ学生だった頃、昼間にマックなどへ行くと、よくそういう感じの「子供みたいな母親たち」に子供連れで出くわしたことがある。 そしてそのような家庭には補助が出る。そのための税金を余計に払っているのは、うちみたいな子なし共稼ぎ家庭である(または子供がきっちり育って自立したあとの共稼ぎ家庭)。 TVでは親が育て切れなかった子供たちを「養子」に引き取ってくれとCMで流している。 クリントンもオバマも「すべての子供たちに健康保険を」と言う。シングルマザーの子供たちは、基本的に母親が常勤の仕事を持っていなければ保険がないわけである(Medicaidは出ると思う)。生活保護をもらうには、仕事があっては駄目だから、パートでも仕事していれば保護もろくにない。地元の小病院は、Medicaidで下りなかったコストが大きすぎて、産科を閉めるはめになった。結構よい産科だと聞いていたので(私は婦人科の患者なのでまだかかっている)、普通の家庭の、普通の健康保険を使っているお母さんたちに同情する。 Pro Lifeと叫ぶのはよいけれど、その結果をちゃんと受け入れる体制はあるのか?私はそれは今の状況では整っていないと思う。 さらによく分からないのは、男性がPro Lifeを叫んで、中絶を(どのような理由で妊娠したのであっても)違法化しようとする時だ。彼らに一体何が解るのだろう、と、首をひねってしまう。彼らにはレイプされたものの苦しみは解らないだろうと思う。親に妊娠させられた子供の思いは解らないだろうと思う。幸せな妻が妊娠したものの、子供の心音が全くなく、堕胎せざるを得なかった彼女の気持ちは解らないだろうと思う。大体、「モラル的に間違ってるから」という理由だけで違法化するのは、末恐ろしいことになりそうで、いやだ。「ゲイ」が昔違法だったのは、まさしく同じ理由だったのではなかろうか。 というわけで、私はPro Choiceである。
2008.03.15
あまりにくたびれているので、もはや、下書きもせず書いてしまう(いつもはワードで下書きして、一応投稿前に推敲するのだが――これでも)。 月曜日に物々しい集団が職場に現れた。州のCMS--Center for Medicare and Medicaid Service (http://www.cms.hhs.gov/)の査察官たちであった。ま、そろそろ観に来るだろうと思っていたので、あまりびっくりはしなかったが…。 私はナーシングホーム勤務のActivities Coordinatorである。他州のことは分からないが、メインでは査察がほぼ一年に一度ある。チャートを片っ端から調べて(すでに亡くなった人も)、ミスをみつけたり(重箱の隅を本当によくつつく)、実際に働いている人がちゃんとした仕事をしているか、建物に不備はないか、などなど、東京だと健康保険局と衛生局がいっぺんにやってきて一週間居座って、さらに消防署まで便乗して消防法違反がないか調べに来るようなものだ。 しかも、東京で病院で働いていたときは査察があっても2年に一度だったと思うし、前もって来る日が分かっていたと思う。さらに、特別養護老人ホームは福祉課の管轄なので、健康保険と関係がないということで、査察なんてなかったように思う。 アメリカはきつい。無駄なお金を請求してないか、(安い賃金と少ないスタッフで)どれだけきちんと入居者のニード(ってか、時々はかなり非現実な要求だったりする)に答えてるかが州は不安らしい。よって、予告なしに突然現れる。去年なんて、同僚が交通事故死した直後にやってきて、大半のスタッフがお葬式に参列しなきゃいけなくて、てんやわんやだった。 そういうわけで、ここ3日間、昼休みの30分以外は視線を感じながら仕事をしていた。こういうときに限って、同僚(60になる女性。片づけが出来ないとか、配慮に欠けるとか、一緒に働くと余計疲れる)が査察官の目の前でへまをやったりする。ああああ。 もう本当にとことん疲れた。でも明日の午後には査察官たちも去っていく予定である。うちの課(アクティヴィティ)が黒星もらわなければもういいや、という気持ちになっているが、ほかの部分でも恐ろしい結果をもらうと、新しい入居者の受け入れを認めてもらえなくなったり、色々後で困ることになるので、良い結果をただ祈るしかない。
2008.03.12
http://www.amazon.com/Liseys-Story-Novel-Stephen-King/dp/1416523359/ref=pd_bbs_sr_3?ie=UTF8&s=books&qid=1205196846&sr=8-3 2日前に読み終わった"Lisey's Story"。Stephen King作品である。誕生日のプレゼントとして上司からいただいたので、かれこれ7ヶ月半かけて読んだことになる。職場で昼休み(30分)にちまちまと読んでいたので、こういうことになったのだが(しかも、クリスマス時期には、日本のアマゾンで購入した村上春樹作品を読んでいた)、実を言うと、半分を過ぎたあたりから、面白くて読むのを止めたくなくなって、寝る前に「明るすぎて眠れない!」とダンナに文句を言われながらベッドで読んでいたのだった。 私がホラー映画ファンだと知っている人なら多分察してしまうだろうと思うが、キング氏の関わった映画なら、ほぼすべて片っ端から観ていたりする。が、「原文で読みたい」「でも英語で読むと速度が日本語の1/2ぐらいに落ちてしまう」というジレンマの為、彼の小説や短編は、実はそれほど沢山は読んでいないのだ。 主人公がはっきり奥さんのタビサさんがモデルとわかる。彼女の小説家の夫はすでに死んでいる。いくつかテーマがあって、死の受容、父と子の複雑で虐待的な愛情、精神病との闘いなどなど…、どう考えても典型的な「キングのホラー小説」ではない。ま、最近、ただ怖がらせるだけのホラーからは、離れている感があったキング氏ではあるけれど(Green Miles, Heart of Atlantis, Desperation, Kingdom Hospitalなど)。私が途中からのめりこみだしたのは、キング氏の描く世界が「こっちの世界」と「あっちの世界」に分かれたからだ。こういうのは、私は村上春樹の世界で既に親しみを持っている。小説家のスコット・ランドンは「こっち」と「あっち」を自由に行き来できる人だった。そして今、寡婦のリーシーが「あっち」へ行って一度なくしたものを取り返さなければいけない。頭のおかしいファンと対決しなければいけない。 リーシーがスコットとの最後の会話を交わすシーンなんて、悲しくて涙が出てきたぐらいだ。 この本は日本語にはもう訳されているのだろうか?もし訳されたらぜひ読んでいただきたい。 一箇所、キング氏が自分の意見を述べているようなところがあったので(そしてとても素敵な表現なので)、ここで紹介したい。 She didn’t believe Scott had exactly planned all this; he didn’t even plan his books, as complex as some of them were. Plotting them, he said, would take out all the fun. He claimed that for him, writing a book was like finding a brilliantly colored string in the grass and following it to see where it might lead. Sometimes the string broke and left you with nothing. But sometimes -- if you were lucky, if you were brave, if you preserved -- it brought you a treasure. And the treasure was never the money you got for the book; the treasure was the book. 私も明るい色の糸を草むらに見つけて、それを手繰るように楽しく文章を書いていきたいと思う。
2008.03.10
ポソールではなくて、「ポットホール」と読む。この辺りでは春先の風物詩。(http://en.wikipedia.org/wiki/Potholes) 日本語訳を調べてみたのだが、日本語のポットホールは、私がここで話していることとかなり違う模様なので、ご注意を。 冬に気温が零下に下がることが殆ど、というような地方では、道路でもアスファルトの下の水分が凍結することになる。そうすると体積が大きくなるので表面が盛り上がる。それが春先になって日中の気温も0度よりかなり上がるようになると、凍結した部分が解凍されて(笑)、へこんでしまうわけである。 特にこの辺は雪が多いので、雪が降るたびに、除雪車が出る。あれは重いし、路面を削る勢いで除雪するわけだし(実際春にはありとあらゆる白線が路面から消えてしまう)、道を傷めてしまうので、余計ポットホールが出来やすくなる。特に今年の冬はありとあらゆる雪が降ったので、さらにポットホールに貢献しているわけだ。 そういうわけで、先週あたりから路面ががたがたで、普通に制限速度で運転していると、まだ100パーセントでないお腹の傷に障ってしょうがない。穴のほうも場所によってはとても大きかったり、避けようのないところにあったりして、穴の上を徐行して運転するしかないこともある。 去年の春にポットホールに気づかなくて、45mphでぼこっ!と突っ込んでしまったことがある。結果、シャフトのアライメントが狂ってしまって修理する羽目に。ここ暫くは路面の修繕はろくにしてくれないだろうから(すぐまた別のが出来る)、気をつけて通勤するしかない。 ポットホールもだが、フロスト・ヒーヴ(http://en.wikipedia.org/wiki/Frost_heave)も春先に出来て、車(の特に底の部分)をいためる原因になるので気をつけなければいけない。
2008.03.09
最近聴いているもの。 Ted PoleyのSmileというアルバム。80年代ロックを聴く人なら分かると思うが、Danger Dangerのヴォーカリストのソロアルバムである。 Danger Dangerの…、といっても、私は彼と知り合いになったのは、彼がくびになってからだから、持っているソロアルバムの枚数の方が、DDのアルバムより断然多かったりする(笑)。彼も今は確かDD完全復帰でレコーディング中のはず。先週末はNew Jerseyでバンドのショウがあったはずだ。 私はBon Joviファンを長いことやっていて(1987年以来)、彼らのアルバムは新作が出るたびに日本版を買って(ボーナスが豊富だから)聞き倒すのだが、この前のアルバムはあまりにも酷くて(ロックファンじゃなくて、カントリーファンだったら好きになれただろうけど、私はカントリーとは全然ウマが合わない)、聴いていたら苛々してきた。 Tedのアルバムは、傾向として、ポップになりすぎるきらいはあるにしても、彼と私は似たようなバンドを聞いていたりするせいか(Journey, Queen, Kissなどなど)、彼の音楽はあまり変に裏切らない。聴けば聴くほどこのアルバムが好きになってきた。Bon Joviの最新作なんかより、よっぽどまともなロックのアルバムだ。If I Can’t Change Your Heartなんて秀逸だと思う。 彼のサイトにはこのブログのホームからおすすめリンクを張ってあるので、もし良かったら訪ねていただければ、と思う。********************「ブロガー様へのサービス向上のため調査にご協力下さい」をクリックして、アンケートに答えていたら、最後に「都道府県」を入力しなくてはいけなくて、あっけなくアウト。10年も住んでいないところを入力したくはないし、「国外」とは入力が出来ない。そのように思慮に欠けるから、サービス向上なんて出来ないんだよ、と、思ってみた。
2008.03.08
今週観た映画。 Session 9。これは一応ホラーということになっているが、あまり典型的なホラーではない。どちらかというとサスペンスっぽい気がするが、でも、Jacob’s Ladderがホラーだと言う人にはこれもホラーに映るに違いない。そういうひねりのある顛末。 舞台は古い精神病院の建物。アスベスト除去の業者作業員たちに降りかかる災難(といっていいのかな)と、多重人格者のセッションテープが発見されるさまを絡めて話を運んでいるので、途中までは全部「人災」だって全く気づかなくて、病院のたたりだと思い込んでいたぐらい。 舞台になる建物は実在のものだそうで、かなり気味が悪い。このような雰囲気で攻めてくる映画はCGIものよりよっぽどよい。 主演がDavid Carusoという俳優さんだが、この人はCSI MiamiでHoratio “H” Caineとして主演していて、私の最近のお気に入りである。 Metallica: the Videos: 1998-2004(んて、これは「映画」ではないけども…)。要するにMetallicaのプロモヴィデオ集である。しかもクロノジカルに”One”から”Some Kind of Monster”まで並べてあるだけ。でも、余計なことしていないのがいいし、音のほうもそれなりにデジタルに耐えうるようにきちんとしてあって、ステレオのサラウンドスピーカーを通して聴いていても負けないそこそこ良い音をしていた。 久しぶりにヘッドバンギングさせてもらい(笑)、体中の血がたぎって、アドレナリンが駆け巡った。つくづく良いバンドだと思う。Jason Newsted がいた頃のMetallicaがとても恋しくなった。1989年当時のインタヴューで、Lars Ulrichがファンのことを”Kids”と呼んでいたのを見て、とても80年代だなぁ、と、懐かしかった。そういえば、ロックファンはそう呼ばれていたのだ、あの頃は。
2008.03.07
今日の午後にはJettの飼い主が彼を引き取りに来ることになっているが、昨日からの雨・雪で彼らの飛行機が実際フロリダから飛んだかどうかも怪しい。 ダンナが「Jettのさよならパーティでもする?」と言うので、ふと思いついて、「そうだ、PETCO(http://www.petco.com)へ行こうよ!」と提案した。そういうわけで昨夜は犬を連れて、車で15分と離れていないチェーン店のペットストアへ出かけた。PETCOだけでなくて、大概の大手ペットストアは普通ペット同伴の買い物歓迎であるが、実際それをやって楽しそうなのはやはりPETCOである。後はPetSmartというチェーンもあるが、あれは職場の近くまで行かないといけないので実用性では問題外だ。 Jettの飼い主は、実際こんなことはしたことないのだろう。彼はものすごく興奮して、車を降りると、とりあえずおしっこしてマーキング。店内に入るとリーシュごと私を引っ張る勢いで(お前は犬ぞり犬かい?)、マウスやフェレットやうさぎのケージへ直行。匂いをさんざんかいだ後、彼をそこから引っぺがして犬のコーナーへ行くと、全てのおもちゃの匂いをかぎ、すべてのドッグフードの匂いをかぎ、ビスケットの匂いをかいでいる。 昨晩はなぜか各種のペット犬たちがお買い物をしていて、Jettはミニチュアダックスだかに向かっていく。それをば必死で「NO!」と止めて、さらに猫コーナーへ行くと、今度はキャットフードの匂いをかいでいる。 そして床はありとあらゆる犬の匂いで満ち満ちている様子で、時々立ち止まってはくんくんとやっているので、そのうち「しゃー」としてしまうんじゃないかと心配になってくる(実際、別の犬による乾いた黄色いしみも床に見うけられる)。 今度は「Woof!」(アメリカの犬なので「わん」とは言わない、何故だろうかちゃんとそう聞こえる)という声が別の列から聞こえてくる。ハスキーの中ぐらいの子犬だ。Jettと遊びたくてしょうがない様子だ。Jettもそれに一応応答して、彼女(だったと思う)のお尻の匂いをかぎにいく。まだ子供だと分かると、Jettはあっさり興味を失う(笑)。 最後は「クッキーバー」。20種類ぐらいのビスケット(メーカー品でなくて、PETCOオリジナル。中国製でもない)がグラム売りされていて、「試食」も出来る。さすがに、いくら小さく作られていても、20種類の試食はやりすぎなので、いくつかよさそうなのを試食させる。ダンナが選んだのは、なぜかまずかったらしく、口に入れても「ぺっ」と吐いてしまう(笑)。結局、ピーナツバターのやつと、「チョコチップに見えるけど実はキャロットチップ」のビスケットを数枚ずつ買う。 そこで、まだおもちゃをどれにするか決めてなかったのを思い出して、3人で(笑)おもちゃ選びに行く。適当に、家で遊べてSqueakerが搭載されていて(笑)、安価なものに決める。 犬のおもちゃは馬鹿にならない値段だ。とくにこの犬は片っ端からおもちゃを壊してしまうので、単価が12ドルだなんて言われるとたまったものではない。おまけに、あまり安いのだと、大概「中国製」だったりするので、安全性のことが怖くなる。 レジを済ませて帰路に着くと、JettはOutbackのハッチでぐたっと丸くなっている。ダンナは「ああ楽しかった。これ思いついてくれてよかったよ。」と言う。私たちはDINK(もう死語かな)なので、まるで子供と買い物に行くみたいだったなぁ、と思ってみる。
2008.03.05
今日もまた雪だ。 ダンナは楽しそうにJettと散歩に出かけた。散歩と言っても、家の前の林の中のトレイル歩きに行くので(もちろん雪なんてぜんぜん掻かれていないこの冬)、Snowshoesを履いて出かけた。トレイルの入り口も、道路の雪掻き後で雪がうずたかく積もっていて、地元の人じゃないとトレイルがあることさえ分からないくらいになっている。 Snowshoesは雪国の人なら分かると思うが、要するに「かんじき」である(http://en.wikipedia.org/wiki/Snowshoe)。L.L.Beanに勤める友達にもらったもので(メインに住んでいると、「道を歩けばL.L.Bean社員にあたる」という感じだ)、大変気に入っているらしい。雪深い中木々の間をぼこっぼこっと歩いている。私も喘息さえなければやってみたい趣味ではある。トレッドミルで歩くよりよっぽど健康的なエクササイズだと思う。 こうも雪が降り続いて、暫く「じべた」がみられないと、人は憂鬱になるものらしい。この辺だと「二月病」みたいなものがあるそうだ。日本だと「木の芽時」と言うが、このころに抑うつ状態になる人が増える。自分も数年前にわけもなく怒りっぽくなったり、涙もろくなったり、何もかも楽しくなかったりするクリスマスから初春までを過ごしていたことがある。後になって思えばあれも「二月病」だったのかな、と、思う。 むかーしむかし、「ブッシュマン」という映画があった(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E4%BA%BA)。主演のニカウさんが日本へプロモに来た時、「嫌いなものは何ですか?」と聞かれて、「白い大地」と答えたそうである。彼には「地べたの見えない憂鬱」のことがあっという間に理解できたんだろうな、と、今思う。
2008.03.01
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