吟遊映人 【創作室 Y】

吟遊映人 【創作室 Y】

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

吟遊映人

吟遊映人

カレンダー

2010.09.01
XML
カテゴリ: 映画/TVドラマ

「会いに来ないと死ぬって言うから」
「何で同じ夢をみるんだろう。僕たちがもう会えなくなるのは、僕の死刑が執行された時以外ありえないと思ってた。まさか、君が先に死ぬなんて・・・」

ドル箱作品を生み出すハリウッド映画に押されぎみの日本映画界も、最近はすばらしい作品がめじろ押しだ。
CG技術などハリウッドには到底及ばない特撮にも果敢に挑み、日本ならではの行間を重視した叙情的な作品を次々と打ち出している。
本作でも、サスペンス物にはありがちな、結末の分かり易いストーリー展開を避け、視聴者を飽きさせない構成を取っている。
そのため、二転三転するストーリー展開に、年甲斐もなくワクワクさせられた。
主人公である宇佐木玲子役を演じたのは米倉涼子であるが、いつのまにこれほどの演技力を身につけたのであろうか。
米倉涼子と言えば、もともと国民的美少女コンテストにおいて特別賞を受賞しており、その後、モデルとしてデビューをした女優さんなのだ。

そんなワンパターンを見事に払拭し、本作では格好良い警視庁の交渉人として登場する。

ある日、羽田空港近くのショッピングモールで、人質約50名を取る立てこもり事件が発生した。
事件発生から12時間が経過し、交渉人である宇佐木玲子が犯人側と交渉に入るが、いきなり電話交渉が中断される。
その後、警視総監命令を受けたSAT部隊に現場は引き継がれるが、なんといきなり店が大爆発。
結局、犯人である御堂啓一郎は逮捕されるのだが、事件はそれで終わらなかった。

この作品の見どころは、やっぱり上空10000mでの緊迫した機内のシーンであろう。
20100901b

犯人が2人と思っていたら3人、3人と思っていたら4人という具合に、実行犯が次々に浮かび上がるところなど見ものだ。
さらに、黒幕が予期せぬ人物であったことなど、大どんでん返しが楽しめる。
脇を固める役者陣も、津川雅彦や橋爪功など錚々たる顔ぶれで、見事な演技だった。
本作はTVドラマの延長としても、単独のサスペンス物としても、多いに楽しめる作品なのだ。

2010年公開

【出演】米倉涼子、筧利夫、陣内孝則

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.09.01 20:41:52 コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: