全14件 (14件中 1-14件目)
1
遅くなってしまいましたが、ECL84 シングル・パワーアンプの電気的特性を拙ブログにupします。出品中のラクマSHOPBacchus Antiquesには、詳細データを載せているんですけどね。出力:0.95W 歪率7%ゲイン:約10倍で20.8dB。周波数特性(f特):10Hz~60kHz (-3dB 125mW 8Ω)ダンピング・ファクタ(DF):5.0残留ノイズ:15uV(Rch 最悪値)拙アンプとしては、ややゲインが高く仕上がりました。だいたい7倍を目処に仕上げているのですが、オーバーオールのNFBで調整できないのでこれで良しとします。f特の低い方は測定限界以下で、20Hzでも-1.5dBの低下に留まります。なのであくまでも予想値です。高域はこのクラスのトランスとしては、頑張った方ですね。20kHzでも低下は-0.05dBですので、ハイレゾにも充分対応可能でしょう。歪成分は第2高調波成分が主体で、出力0.5W時における第3高調波は、第2の1/40程度と非常に好ましい特性です。この様子はクリップ寸前まで続きます。歪成分の特徴が、聴きやすい音質に繋がっているのでしょう。五極管でも回路を練り上げれば、十分実用になるという証です。残留ノイズが10uVを切らなかったのは残念!電源トランスとヒータートランスに、それぞれショートリングを装着すれば半分ほどに低下するはず。そうは言いますが、92dBのスピーカーに耳を近付けてもハムは皆無です。製作中のアンプ群が完成しましたら、ECL84のチョークインプット電源版、OPTにPMF-6WSを実装したセミ・チョークインプット電源版もリリース予定です。いつかは専用トランスを巻いてもらって、究極のECL84 シングルアンプを製作したいなぁ。
January 30, 2021
コメント(0)
ECL84 真空管式アンプの音質調整は、いよいよ最終局面である。今日はカップリングコンデンサがテーマ。低域の量感が、若干ではあるが物足りないかな、という不満がある。筋肉質で非常に引き締まった低音を出すからかもしれない。現状では、ERO MKT1913 0.15uFが搭載されている。そこでCross Cap 0.33uFをパラってみると・・。低域の量感がだいぶ改善されたけど、ややドンシャリな音に。0.1uFくらいのCross Capが良いのかもしれない。手持ちには0.33uFしかないので、今回は却下。そんなに悪くないので、将来の課題に残しておこう。続いて、超貴重なヴィンテージのERO KP1832 0.056uF 1.5kVをパラ。高域がより自然に高いほうへ伸び、分解能もやや向上。しかし、容量が小さいせいか低域の量感upには寄与せず。それ以前に、デカくて実装上の問題がある。底板が閉まらないのだ(笑)しかも、MKT1813が小さすぎて、それのリードに負担が掛かり過ぎ。これも却下だけど、KP1832の実力を垣間見ることができたので、収穫はあった。最後は単純に、容量up。同じコンデンサをパラってみた。やはりという結果で、低域の量感が向上。これが一番無難なので決定。将来の課題として、より細かい音の出るヴィンテージのERO MKT1813を仕入れて実装するか。その容量は、0.2~0.3uFが狙い目だろう。Cross Cap 0.1uFを新たに仕入れ、パラった場合の結果も確認したい。他の部品とグレードがアンバランスとなるが、ASC X363 0.33uFが非常に気になる。これよりも小容量のを、ECL84 シングル・パワーアンプのチョークインプット方式電源で採用し、好結果を得たんだよね。その時の出力トランスは、春日無線のKA-5730。+B電源整流部には、最初から転流防止のセラコンを実装してあるし、パスコンも投入済みなので、これで出品としよう!後ほど、電気的特性を公表。ラクマSHOP Bacchus Antiquesに出品中です。
January 28, 2021
コメント(0)
ECL84 真空管式パワーアンプ、ここでいわゆる『ハラワタ』を公開。真空管回りの部品が混み合って、半田付け作業はかなり難儀した。CR類のリードは先をペンチでU字に曲げ、リード同士はペンチで圧着。そこに半田を盛るという、本当の半田付け作業を実施。真空管回りの信号経路は、決してプリント基板を使わず立体配線が、Bacchus Antiques真空管パワーアンプの特徴。この作業により、半田付け不良とはオサラバである。垂直の青いコンデンサがニチコン LXZ。出力段カソード抵抗器と初段プレート抵抗器は、タクマン REY 1W。実際の発熱は共に0.1W以下なので、かなり余裕を持たせてある。そのせいか、音楽は思いの外スケールが大きいと感じるのは・・、気のせい?カップリングコンデンサは、音質に定評のあるERO MKT1813。※カップリングコンデンサ調整前音楽の情報量の多さと音の厚みがあると感じる、侮れないコンデンサ。この音を嫌いな人は、いないんじゃないかな。調整が完了しましたら、ラクマSHOP Bacchus Antiquesに出品致します。
January 27, 2021
コメント(0)
完成して数日、エージングもこなれてきた感のECL84 シングルアンプ。出力段局部帰還に、ニチコン 2200uF16V KAが使用されている。今までの印象は、中庸でどちらかと言うとクールな感じ。そつなくまとまりの良い雰囲気とでも。次に、エージング済みのニチコン 8200uF10V LXZに交換。手落ちの関係で容量と耐圧はこれしかないので、厳密な比較にはならないが、傾向はつかめるだろう。こちらは一転、低域が出るときはズバッと力強く、KA以上に筋肉質。ティンパニなんか、出力トランスの見た目以上に生意気な鳴りっぷりである(笑)スピード感があるとでも言えよう。キャッチーな音の傾向で、ある意味解りやすいとでも言える。次はニチコン 3300uF16V FGに。今度は低域の主張がやや後退した感じ。フォーカスも僅かに甘い感じだが、聴きやすい音質は高評価。かといって、LXZが耳に刺さるという感じでもなく。美音という評価では、FGが一番。これは最早、好みの範疇だろう。意外な音を出すLXZに、今回は軍配が上がった感じ。次回は、カップリングコンデンサに手を加える。調整が完了しましたら、ラクマSHOP Bacchus Antiquesに出品致します。
January 25, 2021
コメント(0)
無事に完成したECL84 シングル・パワーアンプは、一晩通電して問題がない事を確認できました。初期不良の殆どはこの通電で発生するので、整流ダイオードやCR類に問題は無いでしょう。今日はオシロで入力ショート時の出力波形を確認し、測定限界以下のノイズのみが出ていることも確認。A補正のノイズ電圧は、Lchが10uV、Rchが15uVとまずまずの低ノイズです。そこで、ちょっと音楽を観賞してみました。果たして第一印象は??驚いたのは、低域の質感です。非常にダンピングが効いており、このサイズの出力トランスからは想像できないほどの筋肉質な低音です。ティンパニの皮革はパリッと乾いた質感で、音程もハッキリ聞こえます。全体的に明るめなサウンドで、ヴォーカルの芯もやや太めです。高域は若干シャープさがあるものの、嫌みな感じはしません。信号経路に大容量の電解コンデンサを使用しているので、音が安定するまで数日は必要でしょう。特に低域の量感と高域の素直さは、これから増していくはずです、経験から。そこから音質を調整していこうと思います。調整が完了しましたら、ラクマSHOP Bacchus Antiquesに出品致します。
January 23, 2021
コメント(0)
全ての配線作業を終え、ご配線が中をチェックした後に火入れ。炎や煙がどこからともなく発生といった事態は起きず、各部の電圧はほぼ設計通りでハムも皆無。ポケットFMラジオから、澄んだ綺麗な音楽が流れだした。無事に完成である。パッと聴きでは、陽性で張りのある快活なサウンド♪低域のバシッと来る強靭さが惚れ惚れする。ここから音質を調整して、出品用アンプとして追い込んでいこう。
January 22, 2021
コメント(0)
もう少しで完成する、ECL84 真空管式パワーアンプ。チョークインプット電源版などで何台も製作しているにも拘らず、相変わらずCR類部品の取り付けに難儀している。チョークインプット電源版は、シャーシサイズが200×150×50mmと余裕があったから楽だったのかも。それに比べ今回のシャーシサイズは、180×120×50mmと一回り小型。オマケにスピーカー端子がデカくて、場所を占有し過ぎ!次作は、長年使ってきた連結タイプの端子に戻すべ。若しくはONのターミナルにするか・・。スピーカー端子は、選択に悩むところである。
January 18, 2021
コメント(0)
トランスの実装が完了したので、完成イメージの写真をup。ハンドルは傷が付かないよう、エアキャップで保護してある。出力トランスもキャップで保護だが、撮影用に一時的に外してある。これからCR類部品の取り付けに。
January 16, 2021
コメント(0)
ECL84パワーアンプに限った事でないが、拙が製作するアンプ全て、CR類の部品は消磁機で消磁をしている。トランスやコイルはしていないが。この作業を行うと、気持ち歪感が減ったような・・、気がする!!プラシーボ効果もあるかもしれないが、せっかく装置を所有しているのだから、消磁処理をした方が良いだろう。大手メーカーじゃ、こういった作業は手間が掛かるからやらないんだろうな。拙のようなガレージメーカーの強みである。最後に、CR類など出来るだけ非磁性品を使うようにしている。
January 15, 2021
コメント(0)
昨日は製作をお休みしていた、ECL84 シングル・パワーアンプ。今日はリップルフィルタ基板を、アンプ内部に組み込み作業であるアルミLアングルと六角スペーサーを組み合わせ、基板を取り付け。途中、スペーサーが長すぎて具合が悪かったり、ラグ板の取付キャップボルトの長さを変えたりと、紆余曲折があり。何だかんだで結構時間を要してしまった。2台目はサックリ製作できるよう、組み込みの問題点は洗い出しておかね
January 11, 2021
コメント(0)
製作中のECL84 真空管シングル・パワーアンプはいよいよ、トランスの実装に突入。+B用電源トランスとヒータートランス、天板に出力トランスを取り付け。AC回路は配線も完了し、いよいよリップルフィルタ基板とCR類。ECL84は複合管なので、立体配線の順番を予め決めないと、部品実装が困難になってしまう危険性をはらんでいる。カソード帰還の電解コンデンサは、試聴を重ねて銘柄選定する予定なので、簡単に交換できるようにしないといけない。初段のカソードバイパスコンデンサも、簡単に交換できるようにしよう。そこまで来たら、カップリングコンデンサもだ。各コンデンサには、小容量のフィルムコンデンサをパラうつもり。音質に定評のある、EROのヴィンテージフィルムコンを投入しよう。メーカー製アンプがやらない事を、このアンプでは音質改善の為に実施する。先のECL84 チョークインプットVerと比べ、回路をマイナーチェンジしており、新たに実態配線図を起こさないといけない。これが結構楽しいもんである。
January 9, 2021
コメント(0)
ECL84 真空管アンプの製作も、そろそろ佳境に入る。内部配線作業の第一歩である、電源部リップルフィルター基板の内部取付用のアングルが完成。アルミアングルを加工し、出力トランス取付ねじと合体。次作はもう少し加工工程を見直して、工数を削減させよう。
January 5, 2021
コメント(0)
出品予定のECL84 真空管シングル・パワーアンプは、超ローノイズを目指した高安定のリップルフィルタを搭載する意欲作。チョークコイルによるパイ型フィルタでは得られない、リップル除去率を誇る。+B電源によるハムはこれで皆無、ゼロハムアンプが出来上がる。そのフィルタ基板が完成。トランジスタを用いてフィルタ回路を厳重に施しながら、レギュレーションも考慮した仕様。今回はゆとりある部品配置で、基板の穴という穴を使い尽くしてギュッと、コンパクトにまとめ上げた拙の手法とは異なってしまった。次作は2/3くらいに縮小させたいな。次はこの基板をシャーシ内に固定すべく、アルミアングルの製作。これが意外にも難儀なんだな、毎回アンプ作ってて思うことに。
January 4, 2021
コメント(0)
昨年から休止していた、ECL84 真空管パワーアンプの製作。重い腰を上げ再始動。先ずは+B電源用リップルフィルタ回路の基板を製作。回路図と照らし合わせ、最適な部品配置を検討。しかも、スピーカー端子と干渉しない部品配置も要求される。拙アンプは部品をシャーシ内に出来るだけ押し込み、天板はスッキリさせるデザインなので、部品配置はミリ単位で追い込む場合も。この配置がベストっぽそうなので、はんだ付け作業に移るとしよう。
January 3, 2021
コメント(0)
全14件 (14件中 1-14件目)
1