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今週、面白いプロモーションを2つほど見つけました。1つめは“伊右衛門”のお茶屋さん。京急の品川駅の売店が伊右衛門ののれんをかけられてあたかも一軒のお茶屋さんのように変身していました。外観がすべて緑色の布で覆われて、あたかも江戸時代の峠の茶屋が出現したかのような演出です。私は品川駅しか見ていないわけですが、あれ、いろいろな駅でやっているのでしょうか。だとしたら駅売店をメディアにしてしまうという発想の大がかりなプロモーションとして、とても面白いと思います。その売店では他のお茶を買うくらいなら伊右衛門を選んだほうがなんとなくよさそうな気がしますし、何よりこうやって色々な人間が話題にするところに広告としての広がりがありますね。2つめは島耕作とプレミアムモルツのタイアップ。『課長島耕作』として始まったあのシリーズ、島耕作はついに社長に就任したんですよね。それと同期させるように、いろいろな媒体に彼は登場しています。私が見かけただけでも、モーニング本誌はもちろん、各種の雑誌の企画記事、電車の中吊り広告、5/29日経新聞「今、若者たちへ」の特別編などなど。日経新聞のやつは「今、若者たちへ~君に伝えたい私の経験~」として、一部上場企業を中心とした経営者の方達が毎回若者に向けたメッセージを掲載する広告企画シリーズです。その特別編として、島耕作という架空の経営者があたかも自分の経験(コミックのストーリー)を踏まえて若人にメッセージを送っているような仕立てになっているわけです。紙面を広げたとき、素直に「面白い」と思ってしまいました。作者の弘兼憲史さんには一度だけお会いしたことがあります。たまたま私と同じ料理屋さんに来ていらっしゃったところを女将の紹介でごあいさつさせていただいただけなのですが、漫画家の方って作品の主人公らの生き方を通して様々な人生を疑似体験しているから、見識が深いのだと思います。それはもちろんただ描くだけではなく、入念な取材の裏打ち等があるのかもしれません。いずれにしても島耕作から若者に向けたメッセージは素晴らしいものでした。本文記事はこちらからご覧いただくことができます。⇒http://netplus.nikkei.co.jp/nikkei/advproject/young/young/you080529.htmlその初芝五洋(HG)ホールディングス社長 島耕作が乾杯のときに持つビールが、プレミアムモルツなんですね。ネット上の、プレミアムモルツのサイトにも、講談社のサイトにも特別ページが設けられてあります。これを、私は電車の中吊り広告で知ったわけです。様々なメディアを横断する形で仕掛けられたプロモーション、こういう単なる商品宣伝の羅列に留まらない訴求の仕方は、それを受け取る消費者側にも楽しみを与えてくれると思います。しかし伊右衛門もプレミアムモルツも、良く考えたらどちらもサントリーですね。うーん、さすが。楽天 中村晃一←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。
2008年05月31日

「最後の一詰め」。仕事をするときに、最後の一詰めをできるかどうかで、大きな差が生まれるような気がします。大勢のメンバーがいてそれぞれの持ち場持ち場で仕事をするときに、基本が全く分かってなくて目茶苦茶な仕事をする人なんてまずいません。だけどそれでもアウトプットには優劣があり、デキる人とデキない人の差が生じます。この差を生むのが、最後の一詰めだと思うのです。もうこれくらいで十分だろうな、と思うとき、「いやあと一歩」「いやあとひと頑張り」と思って妥協を許さないかどうか。自分の担当先が100社あれば、大体ケアできてるからいいやと思う人と、いやこの担当先のマネジメントはもうひと押しできるはずだと妥協しない人がいます。クリエイティブを作るとき、リソース考えたらこんなものだよねと思う人と、いやユーザビリティ考えると面倒でもここまでやるべきだとこだわる人がいます。シーンは違えど、職種に応じた最後の一詰めがありますよね。そのこだわりが重要なのだと思います。なぜなら仕事は足し算というよりは、乗数だからです。つまり、「1」のものごとを、「あともうひと踏ん張り」と考えられる人は「1.1」の仕事をするのだと思うんですね。「1.1」までやれる人の仕事は、1.1×1.1=1.21の拡がりをみせます。しかし「まあこれくらいでいいだろう」と思ってしまう人の仕事は、すなわち「0.9」です。「0.9」しか考えられていないと、0.9×0.9=0.81と減少し負のスパイラルに入ります。この連続が、1.1×1.1×1.1・・・と続く人と、0.9×0.9×0.9・・・となってしまう人の間に生じる大きな溝となるのではないでしょうか。私が新人の頃、当時の支店長が「丁寧な仕事をしろよ」とおっしゃってくださいました。丁寧な仕事って、慎重でスローな仕事のことではなくて、最後の一詰めをおろそかにしない仕事のことだと、今になって思うんですね。自分本位でこだわるのではなく仕事の意味を考えるとき、最後の一詰めこそが、関わる人達をハッピーにできるかどうかを決めることもあります。最後の一詰めこそが、大気圏を突破するサービスになるかどうかを決めることもあります。お客様のことをとことん考えると、最後の一詰め、絶対にあきらめることなんてできないんです、っていう台詞が吐けるようになったら一人前なのかなと思ったり。今日はちょっと観念的な話ですみません。楽天 中村晃一←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。
2008年05月27日

今日は「サービスのカジュアル化」について考えることを少し。社会が成熟しサービスの多様化と深化が進み、基本的に日本のサービス業のレベルは上がってきていると思います。従来なかったようなハイタッチなサービスがいくつもの分野で登場していますし、必ずしも高級なものだけでなくそれぞれのレイヤーで期待値を超えていくようなものがあることが、豊かな社会づくりの重要な要素となっている気がします。しかし一方、一部の業態ではまるでそれに逆行するようにカジュアル化しそれに伴ってレベルまでもを低下させつつあると聞きます。有名ファミリーレストランやチェーンの居酒屋等のサービスレベルに関してはもはや消費者の側があきらめをもってそこに慣れつつあるので、声高にその改善が求められるというよりはそういった業態の企業業績の伸長鈍化がすなわち世間の評価だと考えられます。しかしまだそうはなっていないもの。消費者側が高いコストを払い続けているにも関わらず見合ったサービスを提供できないような、移行調整期にあるサービスがあります。知り合いから聞いた話なのですけれど、たとえば銀座のクラブ。これが一部で急速にカジュアル化を進行させつつあるのではないかと言います。見た目はカジュアルじゃないんです。以前に比べると一層豪華絢爛な店が多く出来ていますし、見た目は華やかで美しい女性達が多くいらっしゃいます。でも彼女たちと話をすると、すぐにそのレベル感というものが露呈してしまい白けることも多いとか。(彼女たちの名誉のために申し添えておくとレベルの高い方も多くいらっしゃいます。でも一部にそうじゃない人たちが出てきてしまって全体の評判を落としてしまう、サービス業ってそもそもそういう宿命のものです。)彼が話をしていたのは、ある日、自分を接客してくれたのは和服を着た凛とした佇まいの女性で、遠目には息をのむくらいの美しさだったそうです。ところが席に来ると、その雰囲気を崩していけないと思っているのかニコリともしないんだそうで、明らかにお客を楽しませるというよりは自分の容姿のことばかりに気が行っているんですね。つまらないなあと思いながら、いくつか話題を振ってみると唯一同じ高級しゃぶしゃぶ店を利用したことがあるというところに共通点があったそうで、その話には彼女が乗ってきました。「○○(しゃぶしゃぶ店の名前)でしょ、私よく行きますよ。」と始まり、その店のことを彼女が批評します。たれが美味いが、野菜が少ない。仲居さんの間に派閥があって大変らしい・・・云々。いろいろなことを並べたあとに、彼女が「まあ、料金も安いですしね。」と発言したところで、彼は「???」と思いました。お客さんの接待に使えばひとり2万は下らないお店です。決して安くはありません。どうして安いと思うのか、いくつか質問をして彼ははじめてわかりました。彼女はランチの時間にしか行ったことがないんですね。それでその店のすべてを知ったかのように批評をする彼女は、同じサービス業に携わる人間としてどうかと彼は思ったわけです。本格的な料理店を、ランチの時間だけで語るのは、絶対に無理です。料理屋さんというのは出てくる食べ物だけが問題なのではなく、そこに至る全ての総合的なサービスをもって評価をされるべき存在です。ランチで気に入ったお店があれば、いつか夜の本格的な顔も見てみて、それで初めてそのお店のことがわかるようなものだと思います。試しに彼はこう訊いてみました。「あのお店の棟方志功はさすがだよね。」案の定、彼女は「むなかたしこう?なにそれ?」という反応だったそうです。その店は、全ての個室に棟方志功の版画が飾ってあるのですが、その手のお店のプロデュースの仕方は受け側にある程度の教養を求めてしまいます。そういったものを含めてそのお店の良さというものは語られるべきで、残念ながら彼女にはまだそれだけの受容能力が不足していたということなのでしょう。彼が憂いていたことは、彼女のレベルの低さよりも、銀座という場所で最高クラスのサービスを提供していくべき当事者の目線が低いという点にあります。クラブの女性に何を提供すべきかをお店側がしっかりと教えてあげないと、ただ綺麗なだけの女性を集めただけではいずれ「銀座のクラブ」がつくり上げてきたブランドはすたれてしまうと。政治も経済もわかったうえで、それを気働きのヴェールに包んだ空間を提供するのが銀座のはず!・・・と力説されても私はあまり詳しくないのでふーんと答えるにとどめておきましたけれど(笑)。たしかに、でもこの場合、提供すべきは決して知識教養ではありません。知識がなくてもいいから、お客さんにゆっくり寛いでほしい、会話を楽しんで帰ってほしいという心構えがあれば、つーんとお酒を機械的に作りながら他店の批評をするなんてことはないと思います。高級でゴージャスなお店であっても、お客さんと相対したらそこはパーソナルでカジュアルなもてなしが喜ばれるはずなのに、彼女は自分がどう美しく見えるかというところばかりに関心があり、お客様のほうへ気が至っていないわけです。むしろ逆に彼女の教養レベルがカジュアルであることを露呈してしまっては、銀座のクラブという上級の舞台に立つものとしてレベルが低いと言われても仕方がないと思います。カジュアルにすべきものと、そうでないもの。サービス業の変化を考えるうえでは重要な視点かもしれません。加えてこのケースについて彼女に欠けていたものがあるとすれば、それは「自分の振る舞いによってお客さんがどう思うかどう感じるか」というサービス業の根本を支える“想像力”なのではないでしょうか。うーむ。他山の石としたいものですね。楽天 中村晃一←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。
2008年05月26日

ここのところ毎日会食続きだったせいでしょうか。いつもはそんな気にもならないのに、今日はついついスポーツクラブの体脂肪計に乗ってしまいました。メタボという言葉がすっかり世間に定着した感のある近頃ですが、私はあまり自らの健康に対する意識が高くなく無頓着な日常を送っています。そんな私でも計測結果を器械がはじいてくるまでの数秒間はドキドキするものですね。「ひどい数値が出たらどうしよう。」・・・って、そう気になるんだったら最初から乗らなければいいわけですけれど、つい魔がさしてしまったものは仕方がないです。と思考を巡らせるのも数秒。気になる結果は、19%でした。ちょっとほっとしました。これだけ不摂生をしているのに体脂肪率19%で済んでいるのは、まずよしとしなくてはいけないでしょうね。ご説明しておくと、スポーツクラブの表によれば男性35歳~39歳の標準値は21%だそうです。19%というのは男性25歳~29歳の値ということで、まあ年よりも10歳若いということなんですが喜んでばかりはいられない事情があるわけです。それは「変化」の問題であります。フルコンタクト空手の現役時代、私の体脂肪率は「11%」だったんですよね。それを考えると、この十数年間で倍増ということです。胸囲の減少・胴回りの増加等と合わせもって考えると、我ながらひどいものだと思います。格闘技をやっている人の身体ってそういう意味ではかなり特殊なんですね。大学生の頃は±5kg程度の増減量なら数日で可能だと考えていました。あの頃は自分の身体を自分でコントロール出来ている感がありましたよね。今はそんな感覚、微塵もないです(笑)。しばらく缶ビールはカロリーオフのやつにします。楽天 中村晃一←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。
2008年05月24日

物事はシンクロするもので、先日の差別化するサービスに関連する話題をTHE NIKKEI MAGAZINEの中に見つけました。“たかが包み紙 されど 包装紙”というコピーのつけられた見開き記事は、三越・高島屋・紀ノ国屋・京王百貨店・千疋屋といった老舗の包装紙にスポットを当て、「包装紙こそブランド価値を体現」するものと解説してあります。読んでいると、戦後の復興期に一新されたものが多いのですね。時代の空気や希望のようなことをイメージし体現されたものだと聞けば、なんだかまさに軽視すべからざる存在に思えてきます。かの有名な三越の包装紙は、洋画家猪熊弦一郎氏の手によるものだそうです。海岸を散歩していて浜辺に散らばる様々な石の形に着想を得て、包まれるものの大小にかかわらずどの角度から見ても図柄が美しく見えるように配慮してある、とのこと。そしてその図案原画に「Mitsukoshi」の文字を書き入れたのは、当時三越宣伝部にいたやなせたかしさんなんだそうです。言わずと知れたアンパンマンの作者でいらっしゃいます。色々な隠れた価値がそこにあるわけですけれどブランドという視点で考えるとき、包装紙のクオリティのみが百貨店のブランドを決定するわけではもちろんなく、品揃えや安心感そしてその商品ならびにサービスの品質がユーザーに支持されるものであってはじめて、車の両輪のようにその包装紙がふさわしくなるのではないでしょうか。やがてそれは記号のように象徴化され、その包装紙を持っていること・贈ることがすなわち、その人がそういった上質の商品・サービスを理解し、また贈答先の相手のことを慮っているということを表すようになってくるのだと思います。そういった意味で、“たかが包み紙 されど 包装紙”。至言ですね。楽天 中村晃一←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。
2008年05月20日

新緑が目にも鮮やかな風景。実はここはゴルフ場です。昨日“もと第一営業本部ゴルフコンペ”が大々的に開催され私もそこに参加を致しました。・・・って要するに同じ会社の3人でプライベートでゴルフに行っただけなんですけどね。7:22スタートだったので、早朝から出かけました。車を運転している間はなんだか曇ってはっきりしない天気だったのですが、ホールをいくつか回った頃にはこの快晴!と、喜んでいるうちにまるで夏日のような陽射しになってきて、後半はかなり暑かったです。執行役員プレミアム事業部長の鎌田は、アグレッシブなゴルフをします。ゆえに結構、フェアウェイじゃないところに姿を消します(笑)。社長室長の神山は、顔に似合わず慎重なタイプです。あまり飛ばないのですが、昨日もスコアが一番良かったですね。優勝、おめでとう。ちなみに、これがもと第一営業本部の3人であります。楽天 中村晃一←いつもクリックありがとうございます。1日1回有効です。
2008年05月18日

前回の話題、サービスの差別化について、ちょうどこんな事例に遭遇したので皆様に共有したいと思います。こちらをご覧ください。私が楽天市場で日本酒を購入したら、それが配送されてきた包装の中に封入されていた手書きのお礼状です。「山々が緑色に染まって、それは美しい若葉の季節がやって参りました。春の花々が咲き乱れ、のどかな田舎の風景が広がっています。間もなく田植えが始まり、また緑一色に包まれます。この度は日本酒のご注文をいただきまして、ありがとうございました。ご指定の商品お送り致します。ご贈答用になさるようですが、きっと先方様にも喜んでいただけることでしょう。また何かの折には是非ご用命ください。時節柄なお一層ご自愛なされますよう。」と書いてあります。これを送っていただいたのは新潟は南魚沼の酒蔵八木という店舗さんなのですが、私がここでお酒を買うのは二度目になります。初めて買ったのは三月頃でしたが、特にこのお店のことを知っていたわけではありません。行きつけの鮨屋の大将が「なかなか手に入らない酒を無理言って酒屋から2本仕入れたんで」と言って飲ませてくれた八海山の純米吟醸がすごく美味しくて、自分でも買おうと思い楽天市場で検索して出てきたいくつかのもののひとつがこのお店でした。そうしたら届いた一升瓶の横に、新潟は今雪が多く積もっていてまだスキーのシーズンですといった文章で始まる手書きのお礼状が添えてあったんですね。手に入りにくいお酒ではあるけれどちょうど入荷があったのでお届けしますというニュアンスの一文もそこにあり、なんというか数十年の付き合いの酒屋の親父が私向けの酒が入ったから送っとくよ、と言ってくれているかのような錯覚に陥った次第です。これは、すごい。と素直に感じました。裏側を説明すると、いちいち全ての文章を書いているわけではなくて、手書きで書いたものの一部を差し替えてコピーを取っていらっしゃるのではないかと想像します。効率化しつつ、でも少しだけ手間をかけた結果がユーザーにしっかり響いている事例です。で、今回はお世話になっている鍼の先生に持参するためにもう一本これを買うことにしたのですが、私はもはや商品を検索して値段を比較検討してということはしていません。もう最初からこのお店で買おうと思ってしまっているのですね。これが他店と差別化するブランドだと思います。インターネット通販はマスマーケティングというよりは、One to Oneマーケティングを実現する究極の対面販売ですとECコンサルタントは説明するわけですが、こちらのお店はそれをしっかり実行されて私のようなファンを今日も全国に作り続けていらっしゃるのではないでしょうか。なんだかうれしくなりました。楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月18日

今日のお昼はお鮨にしてみました。ちょっと歩いたところにあるお鮨屋さんまで買いに行ってもらったのですが、どうして今まで利用しなかったんだろうと悔やまれるくらい、特に「えんがわ」が美味しかったです。ぼたんえび、うに、その他ひととおりネタが大きくて、とても770円とは思えませんでした。良心的ですね。が、しかし。「ガリ(しょうが)」があまりに味気なかったんです。うーむ。ネタが良かっただけに、この落差は残念でした。とんがるブランドを考えるとき、実はこういう部分って重要なポイントだと思います。 ・お鮨屋さんにおける「ガリ」 ・とんかつ屋さんにおける「キャベツ」や「ごはん」ちょっと次元は違いますけれど、 ・メルセデスを売るお店の「販売員のアプローチ」 とか ・高級スーパーの「紙袋」などにも、共通する要素があるように感じます。車はどこで買っても同じなのだけれど、お店で試乗した翌日、家の郵便受けをのぞいてみると「昨日はありがとうございました」という手書きのお礼状に名刺が添えてあるというような芸当をされると、もはや他の販売店と価格比較をしようというような発想にはなりにくいわけですよね。販売店にとってみるとメルセデスはメルセデスだから、商品そのものに差別化の要素はありません。でもお客様側から見るとき新しい車を買うという一連のプロセスは、最初にその店に試乗予約の電話を入れたときからもう既に始まっています。どのような電話応対をし、ショールームではどのような笑顔でどのような会話ができるのか、はたまた迷っているお客様の背中を押しに行くのかしないのか。そのアプローチの仕方の中に、他店と大きく差をつけるチャンスが潜んでいます。とんかつ屋さんがお肉で勝負する、お鮨屋さんがネタで勝負する、というのはそもそも必要なことではありますが、常にそれは過当競争へのリスクをはらみ行き着くところ最上のものは複数存在しえない世界だということを想像すると、その他の部分でとんがることの重要性がわかります。マーケティング的な観点から考えるとき、“その他の部分”をないがしろにすることは、思っている以上にトータルな意味でのブランドを損なってしまう危険性があるということです。逆にそういった領域にチャンスを見出し活用することが、ブランド力を高めサービスの品質を向上させることに直結するのではないでしょうか。まあ、つまり、もうちょっと美味いガリを添えてほしかっただけなんですけど。 楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月15日

本日5月13日付の読売新聞朝刊に、私のブログをとり上げていただきました。15面『緩話急題』のコーナー、文化部尾崎真理子さんによる「CMと消費者 豊かさとは30秒の訴え」というタイトル記事で、このような引用がされています。“(略)インターネットで検索すると、このCMを評したブログが見つかった。楽天トラベル副社長の中村晃一氏は、「心を砕かなくてはいけない対象が個々の家庭の経済的裕福さからより広い範囲の将来、環境等へ大きくシフトしているように思います」と、30秒のCMの中に時代の行方を見ている。”皆様、よろしかったら今日の読売新聞ご覧になってください。楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月13日
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今、時計の針は夜中の3時になろうとしています。もう寝ようと思って歯磨きをしながら、買いためた何冊もの本の中から何気なく手に取ったこの本が強烈に面白くて、ついつい230ページ一気に読み抜いてしまいました。しかも、私が本当に「響く」本に出会った時にやってしまう、ペンを片手にがしがし書き込みしながら読むというやり方を無意識に行動させられた一冊であります。谷山雅計さんが書かれた『広告コピーってこう書くんだ!読本』。もともと私は乱読で、目についた本は片っぱしから楽天ブックスで購入しいくつもの本を同時並行で読むのですけれど、最近特に精力的に本を読んでいるせいでしょうか、良い本に“当たる”ことが多い気がします。ラッキーです。この『広告コピーってこう書くんだ!読本』は、こんな序章で始まります。・「発想法ではなく、発想体質を。」・「なんかいいよね」禁止。つまり、作品の受け手とつくり手の違いは、ただその享受に甘んじるかその面白さの「なぜ」を考え続けられるかの違いである、といったことが書かれています。もう、私は序章を読んだだけで「ぐわ。」と思ってしまいました。全編通してやはりその直感は確信となったわけですけれど、この本は広告コピーの技術論を書いた本ではありません。もっと深層的な、上質のクリエイティブやサービスを生み出していくフレームワークを非常に平易な言葉で表現している本であります。谷山さんは超一流のコピーライター・クリエイティブディレクターでいらっしゃいますから、今までの仕事の事例なども示されながらわかりやすく解説がされていて勿論そういった部分は非常に学びが多く私などは唸るばかりなのですけれど、もし敢えて非常におこがましい言い方を許していただけるとするならば、しかしこの本に書かれている骨格の部分は私自身が常々ぼんやりと思って言いたかったことをまさに見事に言語化されたものでありました。だから強烈なインパクトを受けたのかもしれません。この本は読み方により広告という範疇を超えて、「経営」だったり「マーケティング」だったり「インターネット」だったり「営業」だったり、様々な分野に置き換えて気づきがあると思います。平易な文章で綴られていますが、読み流すことなく経験と想像力に照らして読みたいすごい一冊だと思います。楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月11日
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もう夏に向けての話題ですが、楽天トラベルサマーフォーラム2008の基調講演者が決定致しました。なんと、250万部を売り上げた『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者、樋口裕一先生です。樋口先生を基調講演にお迎えし、サマーフォーラム2008は“言葉のちから~お客様の心を動かす表現術~”をテーマにお送りします。言葉の神様とも言われる樋口先生のお話は、文字表現によって消費行動を促すWEBマーケティングならびに、実地にお客様と対面してホスピタリティを発揮する場面を持つ宿泊施設の皆様にとって、大いに役立つものになると考えております。WEBのご担当者のみならず、経営層を含め宿泊産業に関わる様々な方にご聴講いただきたいプログラムです。実際に私も幾度も打ち合わせの場を持たせていただき、技術的な表現という範疇に留まることのない先生の骨太な発想のフレームワークが、日本におけるサービス産業のレベルを底上げすることに繋がると確信している次第です。楽天トラベルご参画の宿泊施設の皆様、奮ってご参加ください。また楽天トラベルをご利用のユーザーの皆様、そしてホテル旅館等の宿泊施設をご利用の皆様、更なるサービスレベルの向上にご期待をいただければと思います。日程・分科会詳細等については別途担当ITCからご参画施設様向けにご案内を申し上げますが、まずは取り急ぎ。『頭がいい人、悪い人の話し方』楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月08日

しばらく前にはきれいな花を咲かせていた桜の木、下からのぞくとさくらんぼが実をつけていました。かわいいですよね。Wikipediaでひくと、サクランボの項にはこんな記述があります。「サクランボは有史以前から食べられていた。桜桃の一種である甘果桜桃(セイヨウミザクラ)はイラン北部からヨーロッパ西部にかけて野生していた。古代ギリシア時代に栽培されていた記録が残されている。また別の品種である酸果桜桃(スミノミザクラ)の原産地はアジア西部のトルコ辺り。紀元前65年にルキウス・リキニウス・ルクッルスによってイタリア半島へもたらされたという。」有史以前から食べられていた、ってすごいと思いませんか。楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月07日
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この画像、ちょっと遠目すぎてわかりづらいかもしれません。ちょっとクリックしてみてください。ものすごいラベルだと思いませんか。とてもまともな(というと叱られそうですが)ワインとは思えない、とんでもないデザイン。ヘビメタバンドのジャケットみたいですねえ。またネーミングがすごい。ZINZILLAって・・・。葡萄のジンファンデルとゴジラを掛け合わせた造語のようです。1868年から続くカリフォルニアのワイナリー、Mcnab Ridgeの作品だと聞いて二度面白いと思ったのですけれど、中身はかなりしっかり作ってあります。ベリーの中にチョコレートの味わいが強く、私の好みからするとややスパイシーに過ぎるという印象でしたけれど、バーベキューとかカジュアルな肉料理に合わせて仲間内で楽しく飲むといった場面に良いのではないでしょうか。年間生産量が6,000本ということですから目にする機会も多くないと思いますが、しかしレストランでこんなラベルのボトルが出てきたら驚くだろうなあと思います。何を唐突にこんなワインの紹介をしているかというと、この休みに社用で贈答品の手配をする必要があって、珍しく私がそのおつかいに高島屋に足を運んだんですね。で、その用事を済ませたあと、地下のお酒コーナーに行ってみたらちゃんとソムリエの方がいらっしゃったのでいろいろ話をしてワインを見繕ってきたのですが、話の最中にどうしても目につくボトルがこいつでありまして、ついでに買ってみたというわけです。メインの目的はムルソーのようなとろ~り系の白を飲みたくなって、何か良いのがありませんかと探しに行ったのですね。そうしたら、スペインはリオハのALLENDE(アレンデ)というワインを薦めてくれたので買ってみました。2004年で5千円弱。この味わいであればコストパフォーマンス高いと思います。残念ながら、現在楽天市場に白の在庫がないようです。このブログをお読みの店長さんがいらっしゃいましたら、是非入れてくださーい。今日もワインの話になってしまいました。楽天 中村晃一←クリックよろしくお願いします。1日1クリック有効です。
2008年05月05日

皆様、イタリアのワインだったら何がお気に入りでしょうか。フランスはもちろん王道として素晴らしいですけれど、イタリアワインは多品種少量生産で知れば知るほど奥が深いと、最近特に感じます。ご存知のようにイタリアのワインはDOC法という法律により上からDOCG・DOC・IGT・VdTという規格に分類されるわけですが、その分類さえ銘柄によっては覆すような発見があるところも実はイタリアワインの面白いところだと思います。しかし先日はその最高規格DOCGの代表銘柄であるバルバレスコの中で、さすが、と思うような一本に出会いました。BARBARESCO CURRA。聞けば作り手は、ワイン・アドヴォイケイド、ワインスペクテーター、ガンベロロッソなどワイン専門誌に絶賛されているバルバレスコの名手ソッティマーノです。この方、全てのヴィンテージでイタリアトップ5に選ばれるほどの腕前なんですね。華やかな香りと、濃いルビー色。そして複雑で奥深い果実味が、ちょっと真似できない感じで素晴らしいです。そんなにカジュアルなワインではないので、特別な日に大切な方への贈り物などに良いかもしれません。楽天 中村晃一←今日は何位でしょう?
2008年05月04日
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今日から暦は4連休ですね。ゴールデンウィークです。皆様どんな予定を立てられていますか?私はこの休み中に次の3冊の本を読もうと思っています。まず最初は、またもやモバイル事業部の曽根君がいつものごとく「中村さん、この本読んだほうがいいすよ」と押し売りのように持ってきた一冊。山本高史著『案本』それから、渡部昇一著『自分の品格』最後に、世界の政治権力に携わった人物ルポタージュであるというこの本。手嶋龍一著『葡萄酒か、さもなくば銃弾を』お休みって、何しようかなって考えているような時間が実は一番楽しい気分だったりしませんか。まだ手つかずの時間がフルに残っていて、そこで色々なことができるなあと思う感覚が良いんですよね。皆様よいお休みをお過ごしください!楽天 中村晃一←今日は何位でしょう?
2008年05月03日

今日のお昼に、うな重弁当を食べました。私はいつも買いに行ってもらうので自分で見たことはないのですけれど、ここのお店で鰻を焼いているのはマレーシア人の男性だそうです。美味いんですよね。ここのうな重。代表的な日本料理のひとつである鰻を、マレーシアの方にとても上手に焼いてもらって食べているというのがなんだか不思議な感じです。インターナショナルな時代になりつつあるのかなあと思ったら、なんとなく鰻の産地や消費量なども気になりまして、調べてみました。11万トン。これが、日本で一年間に消費される鰻の量だそうです。むー。イメージしづらいですけれど、結構食べられてるってことですね。ちなみに、マグロの消費量は年間に61万トンで、世界のマグロ消費の4分の1を日本が占めているらしいです。'90年代から輸入鰻の割合がどんどんと増加をし、今や約80%が中国・台湾を中心とする輸入物だといいますから、鰻ってやはりインターナショナルな食材なのですね。土用の丑の日、今年は7月24日と8月5日ということです。“丑の日に「う」のつくものを食べると夏バテしない”という民間伝承をもとに、あの平賀源内が売上不振の鰻屋に「本日丑の日」という張り紙をすることをアドバイスしたことがはじまりだという説が有力とのこと。江戸時代のマーケティングが、日本人の風俗習慣として根づいてるんですね。 いや、鰻は奥が深い(笑)。ちなみに、うな重もいいですけど個人的には「せいろ蒸し」が最も好きな食べ方であります。錦糸たまごがふわっと乗っかって蒸気の中から漂ってくる香ばしい鰻の匂いが、食欲をそそりますよねえ。楽天 中村晃一←いつもありがとうございます。1日1クリック有効です。
2008年05月02日
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