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2015.07.29
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https://www.bostonglobe.com/metro/2015/07/26/harvard-brief-analyzes-pros-and-cons-advanced-work-classes/EYP7HvknYa044phxzmWfeI/story.html

BPS(ボストン公立校区)には独自のAWC(Advanced Work Class)というシステムがある。
これは、小学校3年生の時点で統一試験を受け、一定の成績を受けた生徒が参加の資格を得るもので、
4年生から6年生にわたり、より難しい勉強をさせ、ゆくゆくはその後7年生から始まるxam Schoolと呼ばれる
進学校3校(ボストンラテン、ボストンラテンアカデミー、オブライアント)に合格する学力をつけるというのが目的らしいが、このシステムに入ったからといって、この3校に入れる保証はない。

この度、BPSの教育委員長が変わることになり、それを機にこのAWCを見直そうという動きがある。
上記の記事を読むと、AWCを限られた生徒だけではなく、他の生徒にも広く応用するという方向とのことである。

このAWCの実際の内容については次回の記事に譲るとして、今回は、このシステムによって転校をせざるを得ない場合が多いという問題点について指摘してみたい。

AWCのクラスはボストン市内の公立校全校にあるわけではない。したがって、3年生までAWCのない学校に通っていた子はAWCを受けられるという資格を得てそれを受け入れた場合、AWCのある学校に転校するしかない。上の娘もその例だった。



娘は幸い、同じ地区のAWCのある学校に転校することが出来たが、これも基本的に抽選によって決まるので、下手するとスクールバスで1時間近くかけて通う学校になってしまったりする。

娘は社交的な性格なので、新しい学校にもすぐ馴れて友達も出来たが、これが、新しい環境になじみにくい子供だったら、勉強面のほかに、そういったことで苦労することにもなってしまうとおもう。

また、息子を娘と同じ学校に転校させればいいのに、と何人かに言われたりしたが、それほど簡単なことではない。特に息子の方は新しい環境に馴れるのが難しい子で、毎年度、同じ学校でも初日は学校に行かないと言って泣き喚くくらいなのだ(笑)。それをただ、親の送り迎えが楽だから、という理由だけで振り回すのは忍びなかった。とりあえず1年間は様子を見ようと思っていたのだが、結局、息子は転校させなかった。

しかし、そうすると、スクールバスも10分違いぐらいで違う場所、行事も同じようなのが2回ずつ、と色々と面倒が生じた。2年間、何とか切り抜けたが、同じ小学校だったらどんなに楽かと思ったものである。

次回はAWCの実際の内容については書いてみようとおもう。





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最終更新日  2015.07.29 09:54:29


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