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2016.07.29
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受験を振り返る

受験は6年生(ミドルスクール1年目)の11月の土曜日に実施される。新学期が始まってからおよそ2ヵ月後。ISEEと呼ばれる共通テストで、教科は数学と英語(国語)のマークシート方式。うちの娘が時間が足りずに一部空欄で出したヤツである。

娘が現在通っている学校も、合格して来年度から通うことになる学校も共にBPS(Boston Public Schools ボストン市公立区・教育委員会)の一部であり、願書提出などは学校が一括でやってくれて、いわば内部受験みたいなものだが、だからといって合格に有利というわけでは一切ない。

ISEE対策問題集というのも市販で出回っており、それに沿った2週間ほどの夏期講習が受験した学校の有志によって無料で開催された。娘はそれに参加したのだが、その頃娘は受験に対して非常に神経質になっていて、具体的にどんな勉強をしているのかがまともに聞けない状態だったので、その講習任せにしてしまっていて内容は全く把握していなかったのだが。

受験が終わってよくよく考えてみると、このISEEのスコアが高くて、学校の内申書が良ければ合格するという、私がその昔、愛知県で高校受験した時と選考基準はほぼ同じなのだが、事前に統一模試などは一切なく、自分の子供がだいたいどのぐらいのランクにいるとか、合格率はどのぐらいなのかは一切分からない。まあ、分かったからといって合格する保証もないのだが、これはもう本番一発勝負である。

でまあ、それでいて、受験すると合否結果とともに、スコアと順位が個人宛に通知されて来るというのがまたビックリである。記憶が確かならば、高校・大学あわせた私の受験人生で、試験のスコアと順位が送付されてきたことは一度もない。ちなみに、それによると、一部空欄で提出したにも関わらず、娘のスコアも順位もそれほど悪くなかった。いやもう要らぬ心配しましたよ。白髪増えただけ。

そしてまた合格発表までの期間が長い。6年生の前期の内申書が選考の基準になるという点も影響しているのかもしれないが、11月初旬に受験して合格発表は3月半ば。しかも合格発表は何日に「予定(は未定)」されています、みたいな表記。。。

しかし、内申書は日頃の勉強の成果を反映するとして、ISEEのスコアに関しては、時間の配分も含めテクニックを磨いたもん勝ちのような気もする。そう思ってネットを検索してみると、実はISEE対策の家庭教師派遣のウェブサイトなども色々あることが(受験が終わってからw)分かった。なんだ、それだったら進学クラスで3年近くもひーひー勉強させずに家庭教師を雇えばよかったのか(雇うお金ないけど)と思っても後の祭り。まあ、合格したからいいんだけど。

それでもう一度、夏期講習の案内を見てみたら、「これは生徒を取り巻く経済格差(要するにISEE対策の家庭教師を払うお金のない家庭とある家庭の格差)をなくすため、本校の有志が無料で提供するものである」といった内容が記されていた。なるほど。












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最終更新日  2016.07.30 05:00:44


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