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時計を見る。 2:50。「――そろそろ寝ようか。」夏恋もうなずき、歯を磨くため静かに部屋を出た。その間に布団を2組用意する。10月も末になると明け方は少し肌寒い。夏恋が部屋に戻り、「私、タオルケットと掛け布団で大丈夫だから。」そう言うと布団にもぐりこんだ。私も寝支度をして部屋の明かりを落とす。オレンジ色に薄暗くなる。私も隣の布団に入り目を閉じた・・・。「・・・初子さん。 ・・・私、先生とエッチしてみたいって思ってる。 これって、先生の事好きってことなのかな。」「そう思ってるって事は、少なからず嫌いじゃないよ。 ただ、今の先生とのエッチは好きだからじゃない、 体験してみたいだけ。」「・・・。」「まっ、今は高校生じゃそれも有りか。 いいんじゃない。ボクちゃんとやっちゃえば。」「そんなの無理だよ。」「じゃ、無理なんじゃない。」「先生は私なんか相手にしないよ。 ルミちゃんなら有りかもしれないけど。。。」「喜春も。」「・・先生は、ママとエッチしたいって思ってるのかな?」「・・・夏恋、さっきはどうして泣いたの?」「だから、先生がママに触るのが・・・。」「夏恋、もうやめな。 私に綺麗事並べてもしょうがないよ。」「・・・先生はママを喜春さんって呼ぶの。 私の事は渡良瀬って・・・。」夏恋の声が少し涙声になる。「先生は胸で泣いてるママの頭をなでてた。 先生の・・・先生のママを見守るような目や横顔が やわらかくてセクシィで。 そんな先生に私、体が熱くなってきて、私・・・。」「抱かれたくなっちゃったってわけ。」「本当は・・ずっと前からそう思ってたんだと思うの。 でもそれだけじゃない。 先生は初子さんの言う通り。 だから・・どうして私じゃないの、何が駄目なの。 どうしてルミちゃんじゃないの。どうしてママなの。 ・・・そしたら、先生を憎むようにもなって。 だから一生懸命柏田君好きになろうと努力して。 柏田君の事も本当に好きなの。 なのに先生がどうしても気になって。 私、先生がA高に来てからメチャクチャ。 もう嫉妬深くて、私が私じゃないみたい――。」夏恋は再び泣いた・・・。―つづく―いつもお読み頂きましてありがとうございます! \(^―^)人(^0^)/やっとあと8月も終わりますね。来月は余裕ができるといいな!なるべく早くアップしますのでどうぞ次回をお楽しみに~!毎日の励みに、ポチッとして頂けたら嬉しいです。。。
Aug 31, 2007
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「・・・どうして先生だったら 素敵にリードしてくれるって思うの?」「それは・・・、 色々経験してるだろうし・・・。」「そっ。経験ってところで話したら コロちゃんとボクちゃん比べるのは酷ってもんでしょ。 それに、ビューティーちゃんはボクちゃんより コロちゃんとしたいんじゃないかな。 だって、コロちゃんが好きなんだろ? だったら、ビューティーちゃんはコロちゃんとして、 夏恋はボクちゃんとセックスできれば、丸く収まるんだ。」「それはダメ! ・・・だって、柏田君は私の彼氏なんだもん。」“――はぁ?”「じゃ、柏田君は夏恋に優しくして勉強見てくれて セックスも上手にリードしなきゃならないんだ。」“夏恋、アンタ何様?”「――じゃ、夏恋はどうなの? セックスは男の奉仕活動じゃないよ。」私の少しの声の変化に、夏恋がビクッと震える。「・・・夏恋、私、すごく良く分かるよ。 私も高校生の頃は頭の中セックスの事でいっぱいだった。 未経験ゾーンだったからね。 ――私は親じゃないから言えるよ。 夏恋、セックスしてみたらいいよ。 ・・ただ、今の夏恋の理想を満たすならコロちゃんも ボクちゃんもどっちにしてもNGだよ。 コロちゃんの経験のないのをバカにしてるし、 ボクちゃんとそうなったら、こんなはずじゃなかったって始まるよ。 分かるよ。夏恋ぐらいの頃は、大人の男・・・ それこそ経験による余裕や落ち着きに憧れるものだから。 コロちゃんにはないものでいっぱいだ。 その憧れのボクちゃんは、はっきり言わせてもらえば 夏恋より喜春やビューティーちゃんに気持ちが向いてる。 それも、あくまで私が思ってるだけで、 他に女がいるかもしれない。 いてもおかしくないよ、あの美形だもの。 で、夏恋は今コロちゃんと付き合ってる。 それは前から付き合ってるし、もちろん好きだろうし。 満たされないボクちゃんへの憧れを誤魔化す為かもしれないし。 コロちゃんの彼女という優越感を手放したくないのかもしれないし。 ・・・これを機会に、コロちゃんと自分の気持ちを ゆっくり時間をかけて考えてごらんよ。 じっくり考えて、許すのもいい・・・。 まだ進むのが早すぎると思えば、そう言って話し合ったらいい。 話によっては別れなきゃならないかもしれない。 ただ、コロちゃんの真剣さや必死さをバカにするのは、 絶対してはいけないことだよ。」「・・・バカになんて、してないよ。」「してないなら、それでいいよ。」高校生の恋って・・・こんなものなのかもしれない。忘れてしまったけど、私も高校生の頃は危なっかしかったのかもしれない。今は慎重になりすぎて、寂しいけど――。 ―つづく―みなさま、いつもお読みいただきましてありがとうございます!仕事とか暑さとか遊びとかでヘトヘトで、なんだかんだで気づいたら10日以上更新できなくて・・・。すみませぬ~~~。。。残暑厳しいですが、皆さんも夏バテしないように気をつけてくださいね~!我が家の鈴虫ちゃんが昨日初めて鳴きました♪まだへたっぴですけど、とっても和みます。。。(^-^)~♪♪♪
Aug 22, 2007
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・・・泣き止んだのか、夏恋が顔からタオルをはずし、おにぎりをほおばり始める。“・・・ヤケ食いか?”お茶を入れて、私もおにぎりを食べ始める。「・・・私、よく分からなくなる。柏田君と付き合ってるのに、どうして先生の事がこんなにも気になるのか・・。かといって、、柏田君よりどこが好きなのかって聞かれても、よく分からない・・・。」“――えっ、どういう事? ボクちゃんへの思いって・・・。” 高校生の恋なんて、こんなものなのだろうか・・・。「・・ルミちゃんて、柏田君の事好きなの。」「へぇー、ビューティーちゃんはボクちゃんじゃないんだ。」「違うよ。その柏田君は私と付き合ってるの。」夏恋は誇示するように自分の胸を叩く。「柏田君は優しいし、勉強もできて・・・。」夏恋がおにぎりを食べながら、考えるような表情になる。「・・・やっぱいいや。」「何だよ、言いかけといてさ。」「ママには秘密にしてくれる?」私はうなずく。「でも・・・。」何の話をしようとしてるか、見当がつく。「コロちゃんとエッチしたって話?」「してないよ!!」夏恋が、慌てたのか夜中に大声で否定する。「ばかっ!シ――――ッ!」2人で声を殺して大笑いする。この大笑いのおかげで話し易くなったのか、夏にコロちゃんの部屋へ行った事を話し始める。「・・・いつも冷静なコロちゃんも、 その時は空気やムードなんて、そんな余裕もないだろうし、 必死になっちゃった・・ってところかな。」「その、必死ってのが嫌なの。 ・・・で、私その時思ったの。先生だったら、もっと素敵に上手にリードしてくれるって・・・。」この、性への憧れを大真面目に語る夏恋に、幼さと可愛さを感じる。「前にルミちゃんが、先生とエッチしたって冗談を言ったの。 その時、先生とロストヴァージンなんてすごくうらやましいって思ったの。 この間友達とランチしながら、ルミちゃんと先生がエッチしたら・・ って話したの。 私、話聞いてるだけでまたうらやましくて・・・。」「どうして、先生だったら素敵にリードしてくれるって思うの?」「それは―――。」 ―つづく―いつもお読みいただきありがとうございます!立秋を過ぎて厳しい残暑が汗を搾り取っていきますね。もうカラカラになりそう・・・。皆さんもどうか体調に気をつけて!!!毎日の励みに、ポチッとして頂けたら嬉しいです。。。
Aug 11, 2007
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「・・・ママは、パパを過去のできるの?」「・・・できないでしょ。 ――ただ、ボクちゃんの言葉で、大きい心の氷が ほんの少しだけ溶けたんだよ。 本当に上手に泣かせてくれたって思ってる。 私は、ちょっとボクちゃんを見直しちゃったな。」「娘の前で泣かないで、先生の前で泣いて――。」「違う。 だから喜春は、渡瀬先生の急死を 現実のものとして受け入れるには時間がかかったんだろうし、 喜春が泣いたら夏恋を不安にするし・・・、 無理して気丈に頑張ってたら、タイミングを失っちゃったんだよ。 たまたま先生がきっかけで・・・。」夏恋は明らかに納得してない。「ママ、先生の顔叩いたんだよ。 先生、パパの事死んだほうがいいって言ったんだよ。 それに――。」しばらくの間、夏恋に心を吐き出させる。“・・・・さて、そろそろいいかな。”「・・・夏恋が泣いて、 先生に抱きしめてほしかったよね。」「――えっ!?」これ以上ないくらい、優しい笑顔を夏恋に向ける。「答えを出されちゃ、困るよね。」「・・・答え?」「喜春と先生の事は、一生懸命あいまいにしておいたのにね。」夏恋がじっと私を見る。「先生の事・・・、好きなんでしょ。」夏恋の顔がスローモーションでゆがみ、涙が流れ落ちる。「こっちの気持ちも知らないで、 2人で抱き合っちゃったら、やってらんないよね。」私はタンスからタオルを出し、夏恋に渡す。夏恋は受け取ると、小さく声を出して泣いた――。夜中に泣き声が聞こえ、心配したのか恋相棒が部屋を見に来る。「どうした?」私と目が合うと、納得したように部屋の戸を閉める・・・。 ―つづく―いつもお読み頂きましてありがとうございます! \(^―^)人(^0^)/切ないね、夏恋ちゃん・・・。次回をお楽しみに~!携帯HPのチャレンジ版【ビロードの背中】です♪【http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/15350】携帯から『投票』していただましけたら、嬉しいです♪毎日の励みに、ポチッとして頂けたら嬉しいです。。。
Aug 2, 2007
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話を聞きながら、別の事を考える。“――喜春、やっと泣けたんだ・・・。ボクちゃんは、そんなつもりじゃなかったかもしれないけど。ボクちゃん、泣かせてくれてありがとう・・・。“夏恋の話が再び大きく耳に入る。「――で、先生がママをギューって抱きしめたの。 初めはママも先生の手を払ったけど・・・、 先生がギューってママを抱きしめたら、 ママはそのまま泣いたの・・。」「・・・。」「私・・・もう、見ていられなくて《咲花》を出たの。」“――さて、今度は夏恋の心の番だ。”「そっか。」「気持ち悪い。」「そう・・・かな?」「――だって! ママはパパが死んだってパパの奥さんなんだよ。 それに、ママは先生よりずっと年上で・・・。 先生は学校の先生なんだよ。なんかいやらしいってゆうか。 ・・・なんでママに触るのよ。」“まぁ・・・私も夏恋の前では、それはNGって思う。「まぁ、ボクちゃんも若いから、上手に言えなくて プラス、体も暴走しちゃったんじゃないかと思うんだけど。 ただボクちゃん、自分の知らない渡瀬先生との家族とか 喜春の美しすぎる幻想に、ちょっと妬いたかな?」「美しすぎる幻想って、何? 先生にママの何が分かるの。」「そうだなぁ。 例えば・・・病気やもしかしたら後遺症の残る 渡瀬先生に献身的に尽くす妻の姿とか・・・。 渡瀬先生の事については、私も含めて友達みんなが 腫れ物に触るように接してきたでしょ。 でも、ボクちゃんはみんなと違った。 妬いてたもあったかもしれないけど、 現実を突きつけて、終わりにしろって言ったのよ。 渡瀬先生を、過去にしろって言ったのよ。」「・・・ママは、パパを過去のできるの?」―つづく― いつもお読み頂きましてありがとうございます! \(^―^)人(^0^)/関東も梅雨明けしましたね!八月に入りいよいよ夏本番。暑さも厳しくなると思いますが皆さんが楽しい夏休みを過ごせますように!次回をお楽しみに~!携帯HPのチャレンジ版【ビロードの背中】です♪【http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/15350】『投票』していただけたら、とっても嬉しいです♪毎日の励みに、ポチッとして頂けたら嬉しいです。。。
Aug 1, 2007
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