森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.08.16
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SSRIについて考えてみたい。


一般名フルボキサミン 商品名デプロメール、ルボックス

一般名パロキセチン  商品名パキシル

一般名サートラリン  商品名ジェイゾロフト



SSRIによって脳内のセロトニンが増え、その結果うつ病が治るという仕組みは、確かに明快で分かりやすい。
でもSSRIがセロトニンを新たに作り出しているのではない。
またセロトニンを作り出す手助けをしているのでもない。

伝達の役目を終えたセロトニンがシナプスに収納されてしまうのを阻害しているだけなのである。
シナプスとシナプスの間にできるだけ長くとどまらせて、その結果不安や憂うつ等の感情を抑えようという薬なのである。このことはよくよく理解しておく必要がある。

セロトニンの絶対量が不足気味であるという状況は何ら変わりがない。
つまり対症療法の薬なのだ。根本的治療薬では決してない。
しかもこの薬はかっての3環系抗うつ薬、4環系抗うつ薬に比べて格段に高価である。
売れば売るほど儲かる薬なのである。
それでもうつ病の人は藁をもつかむような心境だと思う。

SSRIを過大評価してはならない。それどころか、これらの薬が効かない。
また、重大な副作用があることが明らかにされている。
衝動性、イライラ、興奮、暴力性、自殺願望、先天性奇形児、薬への依存性などである。

それなのに、どうしてセロトニンを身体の中で作りだすことを優先しないのだろう。
対症療法で対応することは無知の人をだますようなものだ。

腸内細菌の力を借りてその前駆体がつくられている。
それを腸の神経細胞が脳に送り活用しているのだ。

その仕組みをまず理解してみよう。
口から摂取したタンパク質は、胃の中でカルシュウム、ビタミンC、消化酵素などによって分解されてアミノ酸になる。
その中のトリプトファンというアミノ酸がビタミンM(葉酸)、鉄、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB6の力を借りてセロトニンとなるのである。
この中でビタミンB群、ビタミンM(葉酸)の産生に腸内細菌が大きく関わっていることを見逃してはならない。
その他ドーパミン、メラトニン、ノルアドレナリン、GABA等の神経伝達物質も腸内で腸内細菌の力を借りて作られている。

この仕組みを理解すれば、精神疾患は小手先の対症療法で解決するものではない。
食生活のバランスをとることはもちろんであるが、腸内細菌の棲みやすい腸内環境を整えることに尽きるのである。
セロトニンをいかに作り出すか、根本的なところから取り組まないといけないのである。
(こころの免疫学 藤田紘一郎 新潮社参照)






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Last updated  2015.08.16 17:18:41
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