森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.04.30
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森田先生は「心身同一論」の立場です。これは物の見方の話です。
森田先生は両面観の物の見方を大切にされていました。

「鐘が鳴るや、撞木が鳴るや、鐘と撞木の間が鳴る」というエピソードがあります。鐘が鳴るというのは、鐘だけでは鳴らない。撞木だけでも鳴らない。
鐘と撞木の相互作用の結果鐘が鳴るというものです。
森田先生の話は宇宙論にまで及び、アインシュタインの相対性理論にまで言及されています。
この世に存在するものは、相互作用と流動・変化という動きによってバランスや調和が維持されているという考え方です。

心療内科がありますが、胃潰瘍になった人を身体的な側面からのみ処置しても、胃潰瘍になった原因であるストレスや人間関係の改善にも目を向けなければ完治しないということです。
これこそ「心身同一論」の考え方なのではないでしょうか。

森田理論では両面観の物の見方をとても大事にしています。

円錐柱を真上から見てこれは丸い物体だと判断しているようなものです。
あるいは真横から見てこれは三角形の物体だと信じてしまうようなものです。
飛行機でいえば片方のエンジンが止まっているにもかかわらず、強行着陸を試みるようなものです。

0か100、正しいか間違いか、全か悪かといった二分法的な考え方は、いくら理論的に正しそうに見えたとしても、それにのっかってはいけないということになります。

ちなみに両面観に関する森田の言葉には次のようなものがあります。

・神経症的不安の裏には生の欲望がある。
・感情はコントロールできない。冷静になったときは、感情と理知の調整が必要になる。
・主観的事実は大事だが行動するときは、客観的事実を重視するとうまく収まる。
・精神拮抗作用は全ての人に備わっている。それを活用することが肝心だ。
・現実的不安と神経症的不安を区別して対応する。対応方法は反対になる。
・現実的欲望と観念的欲望ある。観念的欲望は暴走しやすい。

・努力することはしんどいが、目的を見失わないように取り組んでいきましょう。
・不安になりきってしまうと、不安は霧散霧消してくる。
・煩悩になりきると、精神的に安らかな境地が訪れる。
・神経症でのたうち回った経験は乗り越えた途端に光り輝く宝物に変わる。





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Last updated  2026.04.30 06:42:59
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