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スタメンに動きの遅い大野とヘタなGK山根が居たのが不安だったが的中した。まず、坂口のミドル・シュートをオーストラリアのGKが弾いたボールの近くにいた大野が決められなかった。そして、1点目、ヘディング・シュートを山根が背の高さを全く生かせず決められた。これはポジショニングの悪さが原因だろう。もう1点も、山根の飛び出しが遅く、身体を投げ出した所を軽々とフェイントでかわされゴールに流し込まれた。いやはや、予選突破も危ぶまれる展開だ。しかし、ようやく大野を横山に替えた辺りで少し流れが変わりなでしこらしい細かなパス回しが見られ始めた。そして、前半、アディショナル・タイムに中島からのサイド・チェンジを川澄が受け、それを有吉に渡し、有吉のマイナスのアシストを坂口が蹴り大儀見が見事に決めた。後半、良いシーンも何度かあったが、パスミスが目立ち始めた辺りで流れがまたオーストラリアに変わり完璧な崩しの後1点追加されたまま岩淵や川村の投入も空しくずるずる負けてしまった。澤が抜けて心配していたが、あまりにも情けないゲームだった。最大の敗因はGK山根だったと思う。
2016/02/29
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米大統領選のサンダース候補が掲げる公立大学無償化や医療保険改革の姿勢に共感した若者達の支持が増えているようだ。彼らは1980~2000年頃に生まれたミレニアル世代と呼ばれるそうで大卒者の内、44%が大卒学位不要の仕事に就いているそうだ。その半数が「アメリカンドリームは死んだ」と考えるのも無理はない。これは非正規雇用が約40%を占める日本の状況にも似ている。そんなものがかつてあったかどうか知らないが「ジャパニーズドリーム」も既に死んでいる。夢を殺す原因は何か。それは、「自分さえ良ければ人のことなど知ったことか」というエゴイズムだろう。これは今に始まったことではない。しかし、若者が再び夢を見られる社会にするには極めて困難でも社会主義的な政策を例え僅かでも取り入れるしかないのではあるまいか。
2016/02/29
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チーム・ワークはサンフレッチェの方がやはり上だった。フロンターレは大久保がさすがの良い動きをしていたし中村も良い縦パスを出していたが、全体としてカウンターは遅いしFWのシュートタイミングも遅かった。後半、まさかの展開だった。ミキッチの良いクロスを柴崎が外した後、ミキッチも疲れて来たのかクロスの質が落ちた。その後、前半、あまり良い動きではなかった小林が左からのグラウンダーのクロスを決めた。後半、広島も浅野やウタカを投入していたが終了前10分ほどからでは取り返せなかった。ゲームの流れでは2-0か1-0くらいで広島が勝つだろうと思っていたがやはり、勝負は分からないものである。
2016/02/28
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MITの名物教授ウォルター・ルーインが書いた「これが物理学だ!」を読み終えた。NHKでやっていた白熱教室の雰囲気が伝わる良い本だった。当然、補遺を含め難しい所も多々あったが別の教科書を学んでまた読み返したい。テレビよりプライヴェートな話もあったし何より、美術への情熱が物理に劣らず旺盛だったのには少し驚いた。しかし、世界の隠された法則を知ろうとする情熱や新しい物の観方を知ろうとする貪欲さは共通の起源を持っているのだろう。
2016/02/28
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タイトルから想像してヒスパニック系主人公のアメリカを舞台にしたコメディだと思った。しかし、コメディ要素もあったものの恋愛の要素が強かった。夫と別れた子持ちの美人がメキシコを離れL.A.に居る親戚を頼り裕福な白人家庭でメイドとした働く。四つ星を獲ったレストランのオーナー・シェフである主人が自己中で独裁的な美人妻に手を焼き、挙句の果てに浮気され、美人メイドになびくのはお約束だ。やはり美人で頭の良い娘が美人妻に気に入られ、奨学金を貰い私立校に入学するストーリーが挟まれたが、親の恋愛沙汰の末、退学するのは不憫だった。要は、金持ちと貧乏人という古典的な対比に人種の違いもまぶしたという所か。あのまま、メイドが主人の妻に納まるというのもベタ過ぎて頂けないが悲しいラストだった。
2016/02/26
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MITのウォルター・ルーイン教授は物理を上回る程の情熱を美術にも持っているそうである。なので、自身のFacebookのページで毎週美術に関するパズルを出しているそうだ。そこで、ハタと気付いた。滅多にそんな事を思わない私が、教授が亡くなったらアメリカへ墓参りに行きたいと思ってるくらいだ。私も教授に友達申請しよう。早速、拙い英語で感謝と尊敬を述べ友達申請した。これで、無視されたら哀しいだろうが、久し振りにワクワクした。
2016/02/26
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チョーサーの計算だろうが二話目は打って変わって下世話な話だった。金持ちだが年老いた大工に若くて美人の妻が居た。その妻に下宿人の学生が言い寄る。学生は妻と一晩過ごそうと、大工にノアの洪水から逃れる為一晩天井から吊るした鉢に入り何が起こっても黙っていろと告げる。夜中、大工の妻に横恋慕した別の洒落者が夜這いをかける。洒落者を馬鹿にしていた妻は暗闇の中、なんと、自分のお尻の穴にキスをさせる。それに気付いた洒落者は復讐の為焼けた鋤を持ち、もう一度キスをせがみに行く。調子に乗った学生が自分のお尻を突き出すと焼けた鋤をお尻に当てられ大やけどを負い「水~!」と叫ぶ。それを聞いた大工は、「すわ。ノアの洪水が来た!」と思い鉢を吊るしていた縄を切り下に墜ち、腕を折る。大工が大騒ぎしたので町の人が集まって来たが学生が大工はノアの洪水が来るという妄想に取り憑かれていると告げ町の人と一緒になり笑い物にする。なんともはや酷い話である。これは、年老いた金持ちが若い妻を持っていることへの嫉妬なのだろうがとても正当化出来ない。チョーサーは、日本の落語と同じで、人々の煩悩を肯定するスタンスなのだろう。
2016/02/25
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Jリーグの新人研修の為、各クラブの担当者に、長くプレー出来る選手についてアンケートした所、人間力が1位の45%で、技術力の30%が続き、身体能力が25%だった。そして、人間力の内訳のベスト・スリーは、傾聴力、主張力、忍耐力だった。つまり、人の言う事をよく聴き、主張もし、我慢すべきは我慢するという所か。なるほど、最強の人間像が浮かび上がって来る。
2016/02/23
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伊藤理佐のトークショーに300人ほど集まりメガネをかけた1番後ろの列の男の人が手をあげ「男の下ネタは、どこからセクハラになってしまうんでしょうか」と聞いた。伊藤理佐の答えは「自分のチンチンのことは言ってもセーフ、目の前の女の人のオッパイのことを言ったらアウトではないでしょうか」だった。いやいや。この答えも場合によっては十分セクハラである。そこで悩んだ彼女は「お医者さまが半分金玉を出して治療していたら娘が笑って病気が治り出したので、喜んだお父さんがふたつ出したらビックリして倒れちゃった」という落語の「金玉医者」を思い出しなるほど、半分くらいなら良いんだと思ったのも束の間近くに居た小学生の娘やお母さんにそれも言えないと気付く。正解は、出来るだけ下ネタは言わない。言うにしても、よくよく相手を見るである。
2016/02/22
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電子殻にはK殻、L殻、M殻、N殻とあり、それぞれに入る電子の数は2、8、18、32であり、2n^2で表わせる。そして、外側の殻になるに従って電子が回る軌道が増えこれも、s、p、d、fと名付けられた軌道毎に4つずつ増えそれぞれ、2、6、10、14になる。これは、等差数列の一般項の公式、An=A+(n-1)Dで表わせる。この場合、2n=2+4(n-1)だ。等差数列の公式など日常生活では全く必要ないが初めて役に立った。
2016/02/21
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今回、歴史学者ブローデルの「地中海」が取り上げられた。16世紀、最も栄えた国家はイタリアだったようだ。インドなどに行きゴマや香水等を手に入れ巨額資本を蓄積した商人はやがて手形を発明する。その手形がまた富を生み、やがてスペインに戦争の費用を貸し付けるまでになる。資本のグローバル化は戦争も生み出すのだ。そして、消費者と生産者の間に入った資本家に富が集中するシステムが作られる。つまり、世界は少数の富裕な資本家と大多数の貧乏人に二極化するのだ。その資本主義を打倒しようとしたマルクス主義が敗北した世界においての希望は、富だけではない幸福の多様化であり、「より早く、より遠く、より合理的」を金科玉条とする資本主義に対して「より遅く、より近く、より寛容」であるという言葉に説得力を感じた。
2016/02/21
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前半最初、サンフレッチェが押しているように見えたがガンバが攻撃に転ずるとガッチリ守りを固めた。ガンバの新メンバーでは遠藤とボランチを組んだ井手口の動きが良かった。ディフェンスも良かったし、良いパスも何本か出していた。FWのアデミウソンはブラジルで10番を付けていたようだが回りも使える良い選手のようだ。パトリックはまたもや体重が増えているのか動きがやや鈍く何度もファールしていた。広島は右SBで良い仕事をするミキッチが残留し脅威になっていた。後半すぐ、塩谷からのロングアシストを寿人が素晴らしい飛び込みで決めた。しかし、丹羽が与えたPKは実際はハンドではなく顔だったので不運だった。それを10番を背負った浅野が決めた。その後、阿部からのクロスを宇佐美が頭で決めたが交代した広島のウタカが見事なミドルシュートをボレーで決めた。後半、交代して入ったガンバの倉田と長沢は機能しなかった。ガンバファンとしてはなかなか辛いゲームだったが、井手口の活躍は特筆に値すると思う。
2016/02/20
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安直なタイトルなので期待してなかったが良く出来た脚本だった。そう言えば、ニュアンスはよく分からないが原題は「BREACH」だ。実在したアメリカ史上最悪のスパイをクリス・クーパーが熱演していた。デ・ニーロやアンソニー・ホプキンス程ではないものの見ていてヒリヒリするような名演技だった。「アメリカン・ビューティ」でも重要な脇役を演じていたが長い間やっていると大チャンスがやって来るものだ。ITの知識を買われ、クリス・クーパーの監視役として送り込まれたFBI捜査官志望の若者も良い演技だったし、仕事の内容を秘密にされ葛藤する妻も巧かった。若者の女性上司を演じたローラ・リニーも決してヘタな人ではないがFBIの切れ者を演じるのは、やや荷が重かったのか残念ながら少し演技臭があった。終わってから良い映画を観た感覚が残った。
2016/02/19
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Facebookに撮り溜めた写真を毎日アップしていたが2月22日が「猫の日」である事を知りニャンコの写真だけは、その日にしようと思った。そして、朝刊を読むと「日本記念日協会」の代表理事の方の記事が載っていた。小学生の女の子から、6月10日の父親の誕生日プレゼントを相談され「時の記念日」にちなんで目覚まし時計を勧めたら「一生の思い出に残る誕生日になった」と喜ばれたそうだ。なにげない日常を大事にするのは良い事だ。それを、あまり取って付けたもので飾るのは好まないが記念日も役に立つ事はある。
2016/02/18
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川崎の老人ホームで三人の老人をベランダから投げ落として殺した元職員は「手が掛ったから」と供述したそうだ。決して許されない事ではあるが気持ちは分からないでもない。そう言えば、痴漢、万引きから殺人に到るまで人それぞれ願望の違いはあったとしても、多少、気持ちは分かるのではあるまいか。ただ、それを我慢出来るかどうかが重大な分かれ目だろう。実際、「マシュマロ効果」として知られる心理学実験の結果によると子供の頃、まず、一つ与えられたマシュマロを15分後まで食べずに我慢しもう一つのマシュマロを貰えた子供は、その後、社会的成功を収める率が高かったそうだ。しかし、それは恐らく、生まれ付きの性格だろうから後の犯罪者も生まれ付き決まっているという事なのだろうか。
2016/02/17
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カンタベリーへの巡礼途中、旅籠で同宿した巡礼者達がそれぞれの話を語った夜、口火を切ったのは騎士だった。それは、戦争によって囚われた二人の騎士の苦難と恋愛の話だった。イリアスやニーベルンゲンの指輪に続いて、またしても高貴な美女を巡る武勇の物語である。少々、うんざりだ。現代でもトロフィー・ワイフという言葉があるくらいだからなるほど、美人の価値は高いのだろう。実際、若くて美しい女性は、その身を高く売れるし、芸能界で成功すれば大金も夢ではない。しかし、たかが見た目の美しさだけではないか。それも、ほんの短い期間であり儚いものである。それに較べれば芸術や学問の優れた成果の方が余程価値が高いと思うのだが。
2016/02/17
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まだ全体の4分の1くらいだがアインシュタインがフロイトに問うた「いかにして戦争を抑止するか」の答えが興味深かった。フロイト曰く、人間には他者と繋がろうとするエロスの欲動と他者を破壊しようとする欲動タナトスがある。エロスには恋愛は勿論国粋主義や天皇崇拝なども含まれる。そして、タナトスは国家による侵略や個人のいじめなども当然含まれるが自己に向かうと自殺も引き起こす。社会で居場所を失った加藤が秋葉原で行った大量殺傷はその暴発だろう。そこで、フロイトが戦争の抑止力として挙げたのは文化の発達だった。なるほど。文化を共有する者同士で敵意が暴発する可能性は低くなるように思う。現在、世界で最も広く普及している文化と言えば、ポップ・ミュージックとサッカーだろうか。私が最も好きな音楽はフリー・ジャズでありスポーツにもあまり関心は無かった。しかし、これからもポップ・ミュージックとサッカーは支持し続けようと思う。
2016/02/15
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嫁さんの親戚のご主人が国立の理工系を出ているので時々数学を教えて貰っている。不等式の証明の途中で出て来たp(1-p)a+q(1-q)bがpqa+qpbになるのが分からなかった。メールで聞いてみると、条件のp+q=1からp=1-q、q=1-pだからということだった。なるほど。聞いてみるとまるで手品の種明かしのように簡単だ。しかし、こんな簡単なことを予め条件も与えられているのに分からなかったとは、やはり、自分に数学センスが無い証なのだろう。
2016/02/13
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早朝、水星を観るには少し早過ぎたようなのでパソコンで時間を調べアラームを仕掛けた。次に観た時、東の空が少し明るんだギリギリの所で水星をもう一度観る事が出来た。思えば、アインシュタインが重力で空間が曲がる事を確かめたのは太陽の重力によって空間が曲げられ見えないはずの水星が見えた時だった。奇しくも、重力波が初観測された事を新聞で見た朝に滅多に観られない水星をまた観れたのは正しく僥倖であった。
2016/02/12
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ヴォルテールの「寛容論」の広告で高橋源一郎の「この本を読まなければならない。いますぐ。世界が壊れてしまう前に。」という言葉が引用されていた。いや。世界は既に壊れているし、そもそも、全体としてまともだったことなどないだろう。各個人にとってまともな世界が部分的に存在するだけだ。問題は世界共通のルールというほとんど奇跡的な観念を樹立出来るかどうかに掛っている。
2016/02/12
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重力波をアメリカのチームが初観測に成功したようだ。漠然と日本が最初だろうと思っていたが最近アメリカの観測装置の精度が飛躍的に上がっていたそうだ。と言っても長さ4キロの検出器に対し、水素原子核の1万分の1程度という極めて小さな空間のひずみを捉えたのだから途方もない話ではある。その重力波は13億光年離れた二つのブラックホールが合体した時に出たらしい。なるほど、いかにも大きな重力波が出そうではある。これによってアインシュタインの相対性理論が更に裏付けられ最終的な宿題も解決された。後は宇宙誕生直後の姿の観測に向かい「力」や「物質」誕生の謎に挑むようだ。それにしても「ヒッグス粒子」の時も驚いたが私が生きている間に重力波が観測されるとは思わなかった。「天災は忘れた時にやって来る」とは言うが発見もまたそのようだ。と言いつつ、一般向けの啓蒙書でも最後の方は怪しくなりニュートン力学の理解すら怪しい私にとって科学の先端はまたもや遠くなってしまった。
2016/02/11
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以前から、その全体主義的かつ国粋主義的発言で嫌いだった高市総務相が政府により政治的公平性が欠けると判断された放送局に電波停止を命ずる可能性について言及した。自分の時にはやらないだろうとは言っているが明らかな脅しだ。安倍政権によるファシズムが着々と進んでいる。
2016/02/10
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少し離れているのでチャリンコで行かないといけないが近所の銭湯に行って来た。そこは湯上りにたこ焼きを食べられてビールが飲める。コンデジを持って行き、大きなタコの絵が書いてある外壁やのれんビールとたこ焼きなどの写真をFacebookにアップしたら好評だった。中には場所を聞いてくるやつもいた。途中の道路で見たキティちゃんの道路標識も可愛かったので撮った。今日、アップするので反応が楽しみだ。
2016/02/10
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明け方、東の空を見ると低い位置に明るく輝く星があった。多分、金星だろうと思ったが、念の為パソコンに入っているプラネタリウムのソフトで調べたら、やっぱり金星だった。ついでに左下の星を調べるとなんと水星だった。アイソン彗星を観ようとしてたまたま観れた時以来二度目の水星だった。水星は太陽の近くを回っているので観測が難しい。なにやら冥王星も右上に居たようだが、これは暗過ぎて肉眼では無理だった。冬らしく快晴に恵まれた幸運だった。
2016/02/08
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嫁さんが今日膀胱ガンの手術後必要な最終検査に行った。メールが来たが、怖くてしばらく見れなかった。綺麗に治っていると書いてあるのを見て心底ホッとした。主治医は元々凄く慎重な人なので、どう転んでもそう酷い事にはならないだろうと思っていたが、ひとまず安心だ。膀胱ガンは再発率が高いそうなので、これからもこまめな検査は欠かせないが、これで以前と同じように生活出来ると思うと心を覆っていた雲が吹き飛んだ。
2016/02/08
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期待以上に良かった。スクール・カーストの最底辺にいる映画部の部長が一応主人公のようだった。後、推薦で大学に行ける程スポーツ万能である桐島の親友が狂言回しという所か。これは、自身、スター選手になれず挫折を味わった原作者朝井リョウの分身だろう。物語はスター選手桐島が突然学校に来なくなりクラブも辞めるというちょっとした事件から起きた波紋を様々な視点から描く群像劇だった。そこには桐島のアイドル並みに可愛い彼女と桐島の親友の彼女が持つ人を見下す残酷さや、どう頑張っても1位にはなれない者達の哀しみ等があった。ただ、作者が本当に言いたかった事は、ラスト、映画部が撮影する屋上に突然現れたバレー・ボール部部員やその他のクラブ部員、そして桐島とその親友の彼女達によって撮影が邪魔され、あまつさえ小道具を蹴り飛ばされた事に映画部部長が強く抗議したシーンにあった。小競り合いの末、8mmカメラを壊され悄然とする映画部部長に桐島の親友はカメラのカヴァーを拾って渡す。そして、何故、8mmカメラでないといけないのか聞く。部長はヴィデオには無い味があると答える。これは、レコードとCDの違いに当たるだろうか。続けて、親友は部長に将来監督になってアカデミー賞を目指すのかと聞く。部長は「監督には成れないだろうが、映画を撮っていると、たまに、自分が好きな映画と繋がっているような気に成れる」と答える。正に、ここが映画の核心だったろう。運動神経に恵まれながらもクラブ活動はせず、ただ漫然と進学塾に通い、これと言って生き甲斐を持っていなかった親友は、その言葉から何かを感じて屋上から去る。最後まで桐島は登場しなかった。だが、最初からそんな事はどうでも良かったのである。
2016/02/05
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京都大学名誉教授の佐伯 啓思は、現在の世界を大きく言えば自由や民主主義、市場競争などを軸にした戦後の既存の世界秩序の維持をもくろむ欧米に対して、この欧米中心の「国際社会」に異を唱え、既成の国境線への挑戦を企てるロシアや中国、それにイスラム過激派が対峙するという構図になるだろうと言う。確かに。そして、「価値」とは、それに対する侵害者や破壊者に対しては身を賭しても守らねばならないものだろうと続ける。それもまぁそうだろう。一方、戦後の日本は確かな価値を見失ってしまったのでまずは「われわれ」が確信をもって守るべきものは何かを改めて問うべきだと続ける。これはどうだろうか。人間、生きる上で社会が必要であるのは当然だ。それには統一言語やインフラの整備は必須だろう。しかし、価値はどうだろうか。保守と革新、資本主義者と社会主義者、男女、老人と若者、都市生活者と地方生活者、金持ちと貧しい人、頭の良い人と悪い人、才能のある人、無い人、上品な人と下品な人、勇敢な人や臆病者、肉食系と草食系等様々な人間が統一した価値を持つ事など所詮不可能ではあるまいか。人間は社会生活する上で価値の違う者を許容するしかないのだ。それを、「われわれ」全員が確信を持って守るべき価値について当然の如く語る佐伯 啓思は全体主義者であるように感じる。そして、それこそ私が身を賭して抗いたいものである。
2016/02/05
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新聞への投稿で、SEALDsの若者が戦争に反対する事は戦争で亡くなった方々への侮辱であると思う人が居る事を知り少々、虚を突かれた。勿論、自ら志願し特攻で散った方々等には深く哀悼の念を感じる。しかし、兵士や銃後の非戦闘員の中には内心戦争には反対だが仕方なく従っていた人々も大勢居たのではないだろうか。今でも、アメリカとのGDPの差は4倍以上あるが、当時も5倍あったそうである。そして、日本軍の暗号はことごとく解読され情報戦でも負けていた。実際、敗戦の年の春にはソ連の参戦が近い事を軍部が知っていた事をイギリスはヨーロッパに居た日本軍の通信を傍受し知っていた。だが、関東軍司令官に大陸での戦闘はもはや不可能との報告を受けた天皇がソ連を介した講和を進めるように御前会議で発言されたにも関わらず徹底抗戦を叫ぶ陸軍がその情報を握り潰した。兵士の3分の2は餓死によるものだったらしい。そして、300万を越える日本人戦没者の内200万が敗戦の年に亡くなったそうである。これは明らか徒に戦争を長引かせた軍部の責任である。この愚かで極めて悲惨な戦争を経験した国で後に生まれた若者が戦争に反対する事を戦没者への侮辱と捉える人が居る事に強い戸惑いを覚える。
2016/02/04
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今回は第三回と第四回しか観れなかった。しかし、手応えは十分だった。どうやら全体を通じて「代表的日本人」や「後世への最大遺物」等の著作が中心だったようだ。「代表的日本人」には西郷隆盛などの有名人も登場するが市井の人の生き方を重要視する内村 鑑三らしく早逝した妻もその例に挙げていたのが哀切だった。彼は、「大きな事が出来なくとも、高尚な生涯を送る事によって人は回りに影響を与える事が出来る」というような事を説いたようだ。これは私のような、これと言って大した事が出来なかった人間には慰めになる考えだ。そして、人生はその生涯を他者に受け渡す為の準備期間であると捉えるようだ。本を読むという行為もその準備に数えられる。内村 鑑三が言うような高尚な人生を送る自信は無いが出来る限り真っ当な人間ではありたいと思う。
2016/02/03
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この所、いくら練習不足とはいえソプラノ・サックスの鳴りがあまりに酷いので少々ヘコんでいた。「三歩進んで二歩下がる」という歌の文句があったが「百歩進んで九十八歩下がる」くらいな感じだった。そして、ようやくバネが一箇所ヘタッているのを発見した。この為、キーがちゃんと塞がってなかったので鳴らないのも当然だ。思えば、買ってから40年近く経っているので不思議ではない。仕方なくビニールテープで応急処置して吹いたらちゃんと鳴った。早速、馴染みの楽器店に修理の予約を入れた。これで、長く続いた憂いから解放されそうだ。
2016/02/02
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