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分かり易い本だった。特に、ポスト・モダンを代表する哲学者であるボードリヤールやドゥルーズの思想が死や狂気に帰結するというのは共感した。これはニーチェの狂気やドゥルーズのアルコール依存症及び自殺にも合致するように思う。特に才能を持たない世人が交換可能な快楽と他者との比較によって喚起された欲望を生きるしかないというのも真実だろう。いや、例え哲学者や科学者、あるいは芸術家、政治家同士であっても醜い中傷は存在する。自分が他者より優れていると強く思いたがっている人間は結構いるのだろう。一方、社会という概念が日常性からの乗り越えと他者との共感可能性とに基礎を置くという考えも頷けた。事実、物の感じ方や考え方が近い者同士が共同体を作る可能性はある。プルーストが言うように思想が同じなら同じ人間と言っても良いかも知れない。ともあれ、同じ目標に向かって協力し合う者同士にしか友情は成立しないのだ。というか、それが友情の定義ではあるまいか。
2016/05/30
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見応え十分だった。ピーター・オトゥールがハマッていた。原作者セルバンテスとドン・キホーテの二役を見事に演じていた。あの気品を持つ現代の男優をあまり知らない。巧さではデ・ニーロが良い勝負だろうが、あの気品は無い。アンソニー・ホプキンスにも気品はあるがドン・キホーテは似合わない。昔ならサー・ローレンス・オリヴィエにも気品があったが、やはり似合わないだろう。安宿で働く女を演じたソフィア・ローレンも素晴らしかった。タイプは違うが存在感はイングリット・バーグマンと並ぶだろう。現代ではメリル・ストリープくらいか。物語は要するにボケ老人の話だ。しかし、騎士物語にかぶれたボケ老人が世の悪に立ち向かう姿には一片の真理が含まれている。ドン・キホーテが安宿で働く女であるソフィア・ローレンをドルシネーア姫として扱うシーンは泣けた。作者のセルバンテスは人間社会の愚かさと醜さが骨身に沁みていたのだろう。人間の抜き難い悪に抗する無力さをドン・キホーテに託したのだ。原作は途中までしか読んでないがうまくまとめていた。サンチョ・パンサがケット上げされる抱腹絶倒のシーンが割愛されていたのは、ちょっと残念だった。
2016/05/30
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後半終了2分前にフランスが低いニアのCKで1点入れたが最終的に2-1でイングランドが勝った。まず、前半直ぐにイングランドの右SHワード・プラウズが前線に出したロング・フィードをダイヤゴナルで走り込んだ左SHのベーカーが前に出ていたキーパーの頭越しにヘディングシュートを決めた。2点目は前半終了間際10番ロフタス・チークが、これもまた前に出て来たキーパーより一瞬先に軽く蹴ってゴールに流し込んだ。どうやら彼は日本戦では全然やる気がなかったようだ。一方、フランスは早いドリブルが得意のバンバはイングランドのドミニク・ヨルファに抑えられていた。ギラシとキャプテン、ケメンは良いプレイをしていたが後半に出場した10番ムセは活躍出来なかった。CL決勝とは比ぶべくもないが十分に見応えのあるゲームだった。しかし、CL決勝との圧倒的なパフォーマンスの差は一体何なんだろうか。経験と才能の差と言えばそれまでだが、彼らは余程の天才集団なのだろう。それにしても、日本も彼らの単に守備するだけではなく低い位置でボールを奪いダイレクト・プレーでゴールを狙うアグレッシヴさは学んで欲しい。
2016/05/30
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今大会4ゲーム中1番良いゲームだった。ギニアに7-1で勝ったイングランドに0-1はそう悪くない。ボランチでダメダメだった喜田がCBで見違えるほど良いプレイをしていた。大島はショート・パスのミスが多かった。野津田はバーに弾かれる惜しいミドルシュートがあったし、南野へ良い縦パスを出していた。わけても井手口の果敢なプレイは素晴らしかった。南野は見事なフェイントからの抜け出しを見せた。後はリオに向けて遠藤、中島、武蔵、久保等が帰って来るのを祈るのみだ。
2016/05/28
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良い映画だった。ウクライナの農村に住むユダヤ人達がロシア政府によって迫害されるストーリーと、自由恋愛はおろか男女が一緒に踊ることすら許されない因習が背景にあった。トポル演じる農家の家長には5人の娘が居る。あろうことか、自分より年上の肉屋が長女を見染める。元々、父親は彼が嫌いであり教養のある男と結婚させたがっていたので一旦、断ろうとするが、貧しい自分と違い裕福な肉屋と結婚させた方が娘が幸せになるだろうと思い承諾する。喜んだ肉屋と居酒屋で飲めや歌えのどんちゃん騒ぎをやらかす。だが、長女は貧しい仕立て屋と恋仲だった。泣いて嘆願する長女に折れ、父親は肉屋との縁談を喜んでいた妻に一芝居打つ。それは、肉屋の死んだ先妻が夢に出て来て「もし長女が結婚すれば3週間後に殺す」というものだった。これが効を奏し、めでたく長女と仕立て屋は結婚する。結婚式のシーンで歌われた「Sunrise, Sunset」は私のサントラ史上屈指の感動物だった。 その後も父親の目論見はことごとく破れる。次女は革命を夢見るキエフから来た学生と婚約し、ペテルスブルクで活動中逮捕されシベリア送りになった婚約者を追って行く。三女は、ロシア男と勝手に結婚する。人種も宗教も違う為、父親が猛反対すると、さっさと家を出て行った。ラスト、ロシア政府により村を追われることになった家族の元へ三女が別れの挨拶をしに来る。頑なな姿勢を崩さなかった父親も最後の最後にかろうじて許すのだった。時代はどんどん変わって行くのだ。タイトルの「屋根の上のバイオリン弾き」は不安定な人生の中でも精一杯生を楽しもうという比喩なのだろう。
2016/05/26
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2-1で勝ったとはいえ初回同様かなりトホホなゲームだった。全体にイージーミスが多かったが特に相変わらず喜田が酷かった。南野の緩い横パスも悪かったがポジショニングの悪さでボールを取られていた。後、完全に遅れてプレスに行きイエローを貰ったのも酷かった。判断の悪いSBの際もダメだ。一方、井手口のプレイは切れがあって良かった。浅野は果敢だし、植田は信頼出来る。三丸、三浦は及第点だろう。野津田と前田はメリットとデメリットが相半ばするように思う。鎌田はアピール出来なかった。全体的に、イタリア戦の前半を除いたコンフェデのA代表のような印象だ。
2016/05/26
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ボランチが大島と井手口に替わっていたしFWに南野が入っていたので初回よりメンバーは良かった。初回、よく獲られていた緩いショート・パスもあまり見られなかった。南野はヨーロッパで鍛えられさすがに良い動きをしていた。だが、前半にポルトガルの10番にコースを狙った見事なボレーシュートを決められた。後半、日本の攻撃にメリハリが無いままずるずると1点ビハインドもまま終わってしまった。だが、井手口は守備もパスも良かった。特に顔を前に向けたまま横に出す意外性のあるパスがよく通っていた。途中、矢島と野津田が替わった。矢島に較べて野津田はやや不器用に見える。決定機も逃していた。SB際のプレイは前回同様いまひとつ切れが無かった。CBの三浦は及第点だろう。ともあれ、遠藤、中島、久保、武蔵の不在は痛い。リーグ戦突破はほぼ不可能だろう。
2016/05/24
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今回のファミリー・ヒストリーは漫画家の蛭子 能収さんだった。父親は漁師だった。三兄弟共に同じ船に乗っていた。末っ子でありながら船長だったのだから余程腕が良かったのだろう。しかし、戦時、機雷の掃海任務中機雷に触れてしまい船が大破する。そして、自分は助かったが兄弟を亡くす。それを機に明るかった性格が一変した。戦後も漁を続けるが陸に上がっても飲み会に顔を出さなくなる。漁から帰った時、母親はいそいそと料理を作り父親をもてなした。蛭子さんは母親を盗られたような気がして嫌だったそうだ。そして、おそらく自分のせいで兄弟を死なせたと思っていた為元気が無くおならばかりしている父親をダメ男と思っていた。当然ながら父親は家庭でそんな経緯を話していなかった。だが、この番組で初めてそれを知った蛭子さんは泣いた。
2016/05/23
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遠藤と中島が居ないとはいえかなりトホホなゲームだった。まず、ボランチの喜田がダメダメだった。プレイが全体にモタっていたし失点に繋がったプレイを含めバイタルエリアで2度もファールを与えていた。左SBの際もダメだった。緩いバックパスを相手に獲られ失点に繋がった。パラグアイはプレッシングも速く、身体の使い方が巧く、ワンタッチ・プレイも多く見られた。特に20番のディアスのプレイが光っていた。一方、日本は矢島と亀川は良かったが野津田はミドル・シュート以外のプレイは微妙だった。浅野は1点返したプレイ以外はあまり活躍出来なかった。後半、入ったオナイウは良かった。何度もチャンスを作っていた。日本は全体にアグレッシヴさに欠けた。ワンタッチ・プレイもほとんど見られなかった。中盤やゴール前で緩く短いパスをよく獲られていた。植田のロングフィードは良かったが生かせなかった。岩波に替わって入った三丸は遜色のないプレイをしていた。ともあれ、故障者が帰って来ない限り、このメンバーで上に行くことはないだろう。
2016/05/22
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なかなか好感の持てる対談だった。妻夫木は「ウォーターボーイズ」から好感を持てたがなんと言っても「マイ・バック・ページ」が良かった。がに股はわざとらしかったが川本三郎の純朴で骨太な誠実さは出ていた。若い頃、バンドや読モなどをやっていて調子に乗っていたらバンド仲間に「お前のことを信用してるやつなんか一人も居ない」と言われ泣いた話も良かった。満島ひかりは気の強さが前面に出ていて苦手なタイプだが「悪人」の演技は光っていた。台本をあまり読まない所を見るとどうやら天然のようだ。役に入り込める所が演技派と呼ばれるのだろう。妻夫木が駈け出しの頃、個性が無い事に悩んだ話も面白かった。やがて、「個性が無いのも個性」と割り切る。言葉の厳密な意味では間違っているが言いたい事は分かる。さておき、普通の人間を演じる役者も必要なのだ。その中で、優秀な人間に仕事が来るのだ。満島ひかりが故郷の奄美で民謡を習った話も興味深かった。ずっと虐げられ何も物を持てなかった人々が歌に想いを込め複雑な母音を発するようになったのは、マイルス・デイヴィスが「同じE♭でも丸もあれば三角もある」と言ったのを連想した。後、ブルースの歌詞にある「荒れた唇にトランペットのマウスピースを当てると悩みは熟するのだ黄金の音色に」とか。ともあれ、二人には仕事に対する誠実さと心の綺麗さは共通するようだ。
2016/05/21
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ロゼッタはいつも怒っている。それは仕事が無くアル中の母親とトレーラーハウス暮らしだからだろう。母親は酒欲しさに近所の男と寝ている。娘にアルコール依存症の更生施設に入るように言われても嫌がる。きっと人生に絶望しているのだろう。ロゼッタはいつも早歩きだ。まともな暮らしを得ようと突進しているように見える。身体は売らないし盗みもしないが池の鱒は密漁している。孤独なロゼッタがワッフルを売る屋台の男と友達になる。男は色々親切にしてくれるが仕事欲しさに男が食材をちょろまかしていることを社長に告げ口し自分が後釜に納まる。ある日、母親が家の前で泥酔しているのを発見する。何を思ったのか突然社長に仕事を辞める電話をする。その後、トレーラーハウス用の重いガスボンベを運んでいる時、ロゼッタを恨んでいるワッフル店をクビになった男がやって来る。ガスボンベの重さに耐えきれなくなりしゃがみ込んだロゼッタは初めて泣く。それは、卑劣な手段によって男の仕事を奪った罪の意識なのだろうかはたまた、人生への絶望なのだろうか。ともあれ、社会における女性の立場の弱さを巧く表現していたように思う。
2016/05/21
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気候が良くなったせいか飼い猫がベランダに出たがるようになった。出してやると日向が気持ち良いのかはしゃいでゴロゴロする。元来、私はボーッとするのが苦手なタチだが、その姿を眺めていて思いがけず幸福感を味わった。それは、自分の子供がまだ赤ん坊だった頃、ミルクを飲ませた後、縦抱きにして、耳元でゲップの音を聞いた時や、風呂に入れている時に感じたものと似ているように思う。ひたすら自分がやりたい事を追求して来た私にも父性愛のようなものがあるということか。
2016/05/19
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チャンドラーの「playback」に「crepe soles」という単語が出て来た。女を訪ねた男の足音がしなかったので柔らかい靴底であることは間違いない。しかし「縮緬底」ではイマイチ意味が分からない。ネットで調べるとなにやら履くのが楽で雨の日もオーケーらしいのは分かるがやはりピンと来ない。そこで、画像を調べるとお馴染みのクラークスのデザートブーツが出て来た。なるほど、あれなら雨の日はともかく履くのは楽だし音はしない。そして、なにより表面が縮緬状だ。別に粗探しして喜ぶ趣味はないが清水俊二さんの訳である「コルク底」は間違っているようだ。
2016/05/19
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今度ラジオで掛けて貰うジャズはハードパップなので"Five Spot After Dark"が入っているアルバム「ブルースエット」を買った。温か味のあるアンサンブルとファンキーなテーマの超人気曲だが、それほど強い思い入れは無かった。だが、届いたCDを試聴した途端、昔、ジャズ喫茶で働いていた頃を思い出し懐かしさの余り、嗚咽してしまった。音楽で泣くのは久し振りだ。そして、今回、下調べをした時に初めて気付いたが「ブルースエット」は「Blue Sweat」ではなく「Blues-ette」だった。「ette」はいわゆる「指小辞」というやつで、「Tablette」なんかもその口だ。今の今まで「青い汗って変なタイトルだな」と思っていた(笑)
2016/05/17
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ドゥルーズに対して私がうさんくさく感じる点を対話形式で表現してみよう。ドゥルーズ「目的は質問に答えることではない。質問から抜け出すことだ」私 「単に質問をのらりくらりはぐらかすだけなのでは?あ。そうだ。質問には答えてくれないんだ」ドゥルーズ「お前は何になるのかなどという質問は特に馬鹿げている」私 「じゃあ、なりたいものがある私は馬鹿なんだ」ドゥルーズ「何かを正確に示すには不正確な語りしかない」私 「要するに何も正確には伝わらないって話か」ドゥルーズ「固有名詞はある一人の人や主体を指すのでは全くない」私 「いやいや。普通指すでしょう。ただ、主体の本質までは表わさないでしょうが誰もそこまで期待してません」ドゥルーズ「裁判官であるより掃除夫でありたい」私 「どちらも必要ですが」ドゥルーズ「正義とか正確とかは悪い観念だ」私 「最早、ちゃぶ台返しですね」ドゥルーズ「哲学に正しい観念などない。ただ観念があるだけだ」私 「相当な「正しい」恐怖症ですね」ドゥルーズ「ある考えが正しいか真実であるかを求めるべきでない」私 「じゃあ、あなたの文章にも正しさと真実は無いということですね。ああ。読んで損した」
2016/05/16
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友達がDJをしているラジオ番組にまた出て来た。今回は大分リラックスして喋れた。友達がヴォーカリストなので男性ヴォーカルのCDを持って行った。若い頃の小粋で巧いシナトラと一旦引退してから復帰後の円熟したシナトラを味わって貰った。昔、ジャズ喫茶で働いていた頃常連だったお客さんの話も出来た。その人は船長さんという仇名の海外航路の船員だった。陸に上がっている時はいつも昼間から店が閉まるまで居た。大人しい人だったが、ある日、閉店間際にその場に居た人全員に握手を求めた。そして、キョトンとしている我々に向かって「ありがとうございます。今日、僕の誕生日なんです」と言って去って行った。彼が去った後、ママは「渋い男やなぁ」と言った。他にも、私は直接会ったことはないが、ジョン・コルトレーン狂いでトレーンという仇名の常連さんが居た。彼は、コルトレーンが急死した時、ショックで雲隠れした。それからかなり経ったある日、普段あまりリクエストしないママが私に「トレーンを掛けて」と言った。トレーンを掛けている時、店の電話が鳴った。それは、雲隠れしていたトレーンからだった。彼は言った。「ママ。ええのん掛けてるやん。今日、子供が生まれてん」ジャズ喫茶で働いていると、時々、そんな良い場面に遭遇する。この話もいつか出来ればと思う。
2016/05/15
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遂に公園に蚊が現れた。これで当分サックスの練習が毎日出来ない。だが、最近、バンドが一つ増えたし、結構、ライヴをやるバンドだから腕を落とす訳には行かない。多少、金が掛るがスタジオに入る日を増やすしかない。
2016/05/13
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琴奨菊が相手の立ち合いの変化で負けるのを何度観たことか。本人は「やるやつはしゃあない。やらせておけ」と言っているらしい。だが、ヴィデオを見ると全然相手を見ていない。あれでは、物凄い圧力で突進して来る相手をついかわしたくなるのではあるまいか。ましてや、負けの込んでいる相手なら仕方ない気もする。好い加減学習して欲しい。人間、考え方が最重要である。
2016/05/13
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この所、親方や審判部から再三注意を受けているにも関わらず白鵬のダメ押しが続いている。白鵬は相撲界に不祥事が続き客入りが減った時にも一人横綱で支えた上、数々の記録を塗り替えて来た。間違いなく大横綱である。だが、先場所、琴奨菊が優勝した時、久し振りの日本人力士の優勝に日本中が沸いた。これではまるでモンゴル人横綱ではいけないのかと取られても仕方ない。また、舞の海を筆頭に白鵬の力の衰えが口にされることもままある。白鵬はこれらの事が気に食わないのではあるまいか。いずれにせよ、心技体、三拍子揃えるのは至難なのだ。
2016/05/13
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安岡力也さんの息子力斗さんが父親に自分の肝臓の64%をあげた話を読んで驚いた。親が子供にあげるのならまだ分かるが前途のある子供が親にあげるのは初めて聞いた。当然、周囲は猛反対したそうだが本人は「いいよ」と即答したそうだ。そして、それは親孝行の前段階に過ぎず、元気になったら孫の顔を見せたかったそうだ。今、父親が亡くなってから4年経ち、毎日仏壇に手を合わせ仕事の相談をするそうだ。当然、答えは返って来ないが、ここにこそ、自分の肝臓をあげた理由があるような気がする。もし、自分の肝臓をあげずに死なせていたら仏壇に相談など出来ない。
2016/05/13
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前半、日本が3点先取した。1点目左から矢島がコースを突いた見事なミドルシュートを決めた。2点目も左から矢島がボレーシュートで入れた。3点目は中央から富樫がループシュートを決めた。時々球離れが遅く取られる場面もあったがワンタッチ・プレイも多く概ねテンポが良かった。野津田と浅野、植田のプレイが光っていた。時々ミスもあったが奈良も及第点だろうか。伊東と橋本は微妙だ。後半、交代枠6人全部使ったが動きが重くなり無得点だった。ガーナのDFも頑張ってはいたが前半見られたパス回しの良さがあまり見られなかった。交代選手では井手口のプレイが良かった。
2016/05/11
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朝日の声欄に高校生が自分で作った憲法9条を投稿していた。まず、国際紛争の武力による解決を禁止する第1項はそのままにし第2項以降で専守防衛に徹する自衛隊を認め集団的自衛権と海外での武力行使は禁止する。そして、核兵器の製造、保持、並びに核兵器の持ち込みを禁ずる。アメリカのご機嫌を伺い、ついでの核兵器による抑止力にもあやかろうと目論む大人達は反対するだろう。だが、こんな立派な意見を持った高校生が今でも存在することに一縷の希望を感じる。
2016/05/11
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批評家である早稲田大学准教授市川真人が世界でいちばん貧しい大統領の本を論評していた。曰く、「使い捨てを世界中が覚えたら破綻する」「我々はつい人生の使い方を間違える」「欲深さこそ妖怪だ」等、ムヒカの言葉はどれもまったく正論だと一旦肯定し「わざわざ言われるまでもないほどに」とこれもまた、わざわざ傍点付きで続ける。要するに「言うは易く行うは難し」と言いたいらしい。これもまたまったくの正論だ。だが、ムヒカの言葉を素朴な善意の正論とするなら彼のは捻くれた悪意ある正論だと感じる。
2016/05/08
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ようやく読み終えた。まず、全能の神が自分の言う事を聞かない人間を作った事が矛盾している。人間の罪を神が預言者の口を借りて伝えるのも非常に怪しい。それが妄想でない保証はどこにもない。偶像崇拝を憎むが聖所を作る事も聖なるものを崇めるという意味では同じように感じる。殺人、姦淫、窃盗を諌めるのはある意味当然の事である。裏を返せば、それがよく行われていた事の証だ。姦淫は現代でもよく行われている。人間は自分の快楽の為には他者の尊厳をしばしば踏みにじる。それらは抜き難い人間の宿痾なのだ。神の怒りの名を借り罪の無い人間が一緒くたに殺される場面もよく出て来る。これは、カトリックによるプロテスタントの虐殺、ナチスによるユダヤ人虐殺、極右による左翼狩り、共産主義者による知識人狩り、イスラム原理主義者による大量虐殺や奴隷制の復活等、自分勝手な正義を振りかざす集団の暴挙に簡単に転嫁されそうだ。ともあれ、なんらかの権威にすがり自分達の立場を強固にしようと目論む集団は警戒しなければならない。
2016/05/08
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ロシアン・マフィア物だった。「ゴッド・ファーザーパート1、2」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」にはやや及ばないもののかなりの秀作だった。KGBに追われロンドンに逃れたロシアン・マフィアのボスが表向きレストランを経営している。陰では14才の少女をレイプし人身売買する悪党だ。物語は酒浸りでゲイの息子が自分の悪口を言った仲間を勝手に殺すシーンから始まる。それを手伝った冷酷で沈着な運転手がやがて父親に認められ組織に迎えられる。別の進行で薬局に助けを求めた妊婦の少女がその場で倒れ病院に運ばれるシーンがある。彼女は死ぬが赤ん坊だけ助かる。彼女の遺品から日記が見付かる。それはロシア語で書かれていた。ロシア人の伯父さんを持っていた助産師のナオミ・ワッツが翻訳を頼む。深入りするのを嫌う伯父さんに、一旦、翻訳を断られたナオミ・ワッツは遺品の中にあった名刺を頼りにロシアン・レストランを訪ねる。そして、そこの感じの良い主人に翻訳を頼む。だが、その主人こそ少女をレイプしたマフィアのボスだった。そこから一気にナオミ・ワッツの周辺は危険を帯びる。組織に入れられた運転手が冒頭殺された仲間の復讐を避けるため、息子の身代わりされるシーンまではよく出来ていた。だが、男が実はKGB後ロシアで権限を持つFSBの潜入捜査官だと分かった辺りでリアリティが薄れた。お陰で男が所々善人に見えた事の辻褄は合うが、あまりに能力が超人的過ぎた。ともあれ、捜査官を演じたヴィゴ・モーテンセンやロシアン・マフィアのボス、アーミン・ミューラー=スタールは光っていたしナオミ・ワッツの魅力は強烈だった。現在、彼女は正義感とセクシーさを兼ね備えた女優ではトップのような気がする。
2016/05/07
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最近、嫁さんが時々一人歩きに行っている。今回の目的地は万博公園でやっていたフリーマーケットだった。元々、ぶらぶら歩きが好きなタイプで、今回は一応バスタオルが目当てだったようだが生憎無かった。その替わり、インド綿のような柔らかい生地で出来た紺のバンダナを私に買って来てくれた。fm802主催だったのでライヴもあったそうだが大したレヴェルでは無かったそうだ。当然だが、むしろ、DJの方がプロッぽかったそうだ。最初、興味無かったそうだが園内を20分くらいで一巡してくれる汽車型のバスに乗った話が面白かった。写真を見せて貰ったがいかにも遊園地で子供が乗りそうな可愛いバスだった。何やら、「今なら空いています」のアナウンスに乗せられて乗り「手を振ってください」の無茶振りで回りの客に手を振らされた嫁さんの照れた姿を想像すると可笑しかった。
2016/05/07
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朝日新聞の声欄に理容業で74歳の方の意見が載っていた。主旨は現行憲法では自衛隊が憲法違反の怖れがあるので憲法に自衛隊の保持を明記すべきだというもののようだった。その是非はともかく、知識人の皆さんが軍隊を怖れるのは的外れであり駄々っ子のようだという表現が気になった。駄々っ子というのは明らかな侮蔑である。そこには知識人への敵意が感じられる。主張の是非以前に自分と違う意見の人間を頭ごなし侮蔑する人物の意見をまともに聞く気はしない。
2016/05/05
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システィーナ礼拝堂天井画を描くミケランジェロの苦悩がテーマだった。ダヴィデ像ひとつとってもミケランジェロの偉大さは明らかだが存命中でもその名声は確立されていたようだ。自分を彫刻家とみなし絵画を軽視していたミケランジェロが教皇から天井画を描くよう半ば強制的に依頼される。教皇のモチーフに対する反感も手伝ってかミケランジェロは一旦トルコからの依頼を受けようとする。だが、かつて愛人だったメディチ家の夫人に説得され着手するが、やはりモチーフが気に入らず逃亡する。逃亡先の石切り場で着想を得たミケランジェロは教皇に謝罪し再び描き始める。やがて、ローマがドイツ、フランス等ヨーロッパ列強との戦いで劣勢になる中どうにか完成に漕ぎ着ける。史実はどうか知らないが時として無礼な振舞いにも及び教皇との間に度々軋轢が生じたエピソードや教会関係者達の絵に対する無理解は面白かった。ミケランジェロは当時としてはモダンな人だったようだ。ミケランジェロを演じたチャールトン・ヘストンも魅力的だったがローマ軍司令官も兼ねた教皇の威厳を人間味を失わず演じたレックス・ハリソンは見事だった。
2016/05/04
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岡崎が所属するレスターが創設133年目の初優勝を成し遂げた。正に歴史的快挙だ。地元では飲めや歌えやの大騒ぎだろう。岡崎の活躍を観れなかったのは残念だが前の選手なので大きく貢献していたのは確実だろう。サッカーと言えば高校の頃、地味なスポーツだった。知っている選手もペレや釜本くらいだった。大体、競争が嫌いなのでスポーツそのものに関心が無かった。何故かバスケだけは何となく好きでマイケル・ジョーダンの美技をたまに観ていたくらいだ。それが日韓共同主催のワールドカップくらいからサッカーの面白さに目覚めた。まだまだ、フォーメーションの事や、オフザボールでの選手のポジショニングの妙とかはあまり理解出来ていない。だが、岡崎の果敢なプレーは前から好きだった。よく泥臭いと言われるが球際の強さには目を見張るものがあった。そして、何より、あの野武士を思わせる面構えが好きだ。スポーツ選手の活躍を、これほど心の底から喜べる日が来るとは思わなかった。
2016/05/04
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古い知り合いのライヴで対バンの女性が「お茶の歌」という曲を歌った。愛する人に熱いお茶を淹れてあげるという内容だった。その曲で、昔観た「黄昏に燃えて」という映画を思い出した。元大リーガーのホームレスをジャック・ニコルソンが演じ元ラジオ歌手をメリル・ストリープが演じていた。チョイ役でトム・ウェイツなんてのも出ていた。ある日、ビールでほろ酔いだったジャック・ニコルソンは生まれたばかりの赤ん坊を床に落とし死なせてしまう。そのショックに耐え切れず家を出たまま今はホームレス暮らしである。途中の筋立ては忘れたが、ジャック・ニコルソンが家に帰ってみると妻は温かく迎えてくれたものの、長い間家に居なかった父親を子供達は許さなかった。居たたまれず再び家を出て貨物列車に飛び乗ったジャック・ニコルソンは妻がアイリッシュ・ティーを淹れてくれる夢を見る。夢現でジャック・ニコルソンは妻の幻影に「君のお茶が飲みたかったんだ」と言う。このシーンを泣きながら見た後、嫁さんが帰って来たので私も思わず「ごめん。お茶淹れるくれる?」と言った話を、その女性歌手にすると知り合いが「また、ええ話を」と茶々を入れた。だが、あの場面であの話をしない訳に行かなかった。
2016/05/01
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以前、在籍していたバンドで出ていたライヴでよく対バンになったミュージシャンのライヴに行って来た。もう、20数年振りだが力強く若々しい声だった。昔、ジャクソン・ブラウンが好きだと言っていたが硬派な音楽だった。どちらかというと無愛想なイメージだったが行くなり本番まで横で気さくに喋ってくれた。彼の前に女性によるウクレレとピアノの弾き語りがあった。期待を遥かに上回る聴き応え十分のパフォーマンスだった。パラパラの客席が勿体ないレヴェルだった。ピアノの人はアンジェラ・アキに負けないと感じた。いや、透明感があり感情のこもった声はもっと良かった。ウクレレの人は脱力系で好感を持てた。オリジナル曲に「メガネ」というのがあったがそれこそ、映画の「メガネ」や「かもめ食堂」のような脱力系の映画のバックで流れると良いような音楽だった。
2016/05/01
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