音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2008年01月15日
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 ■GIAのWInd Works第3弾

 コーポロン=北テキサス・ウインド・アンサンブルのGIA WindWorksの新譜です。昨年からGIAに一昨年GIAに移籍したコーポロンがKlavierで行っていたシリーズを継続した物で、コンセプトは変わっていません。昨年分が年末にリリースされました。私も発売前に予約したのですが、届いたのは今月の10日過ぎと大分遅れました。

  例によって、2枚で、2枚とも古い作品と新しい作品の組み合わせです。HOMAGEはスザーとの「戦いの組曲」とネルソンの1980年代の作品、それに最近の作品との組み合わせです。

■重層的な響きが素晴らしいズベイのShadow Dance

 特に良かったのは、デビット・ズベイの「Shadow Dance」コーポロンはKlavier Wind ProjectでMyaku (1999)を録音していましたので、それ以来のズベイ作品の録音です。

 最近ぼちぼち演奏されだした?ズベイの作品。Myaku は素晴らしい作品で、私はこの出版されていない曲のスコアを作曲者から直接購入したことを思い出しました。この曲は大変難しい作品だったことを思い出します。

 今回のShadow Danceも素晴らしい作品です。ズベイらしい重層的な響きが素晴らしく、トランペットを鐘のようにならすオーケストレーションも健在です。とにかく聞いていてワクワクするような作品。

■ユーモアを感じさせるカールマンの「変容」

 続く、ダニエル・カールマンの「変容」はベネットの「古いアメリカ舞曲による組曲」の雰囲気に似た、ユーモアの感じられる楽しい曲です。

■良い演奏でさらに引き立つ鉾山亘の「Beyond」

 鉾山亘の「Beyond」は以前UNLV WIND ORCHESTRAの「THREE STEPS FORWARD」というアルバムに収録されていていて、なかなか良い曲だと思っていました。今回聞いてみて、その良さをますます感じてしまいました。それはULVの演奏よりもレベルが高く、響きに余裕があることからくる曲のスケール感のアップが原因だと思います。

 よく、ある演奏が出現したことにより、その曲が一気にブレイクすると言うことはありますが、この演奏によりこの曲が一層広く演奏されることが期待できるのではないでしょうか。

■ネルソンの傑作 Medieval Suite

 1980年代の作品であるロン・ネルソンの「Medieval Suite」は初めて聴く曲ですが、これも良かったと思います。ネルソン特有の広がりのあるスケールの大きい音楽です。

 最後はグラハムの「レッド・マシーン」。この曲もコールドストリーム・ガーズ・バンドなどの録音があります。ここでの演奏をコールドストリーム・ガーズ・バンドの演奏と比較すると、スケールが大きく、響きが柔らかいため、曲の良さがいっそう引き立っています。

■スザートのルネサンス舞曲集が微温的で物足りない

 そのほかスザートの「ルネサンス舞曲集」をM.ワルターズが編曲したものが収録されています。この曲は金管アンサンブルで良く演奏され、この場合「スザート組曲」という名前の方が良く知られていると思います。

 この曲自体はそんなに悪くない曲だと思いますが、このCDでは他の刺激的な曲に比べいかにも古くさく微温的に響き、分が悪いです。


(GIA CD-744)

1.Tielman Susato:Twelve Dances from "The Dancerye"
  La Mourisque
 Branle Quatre Bransles
 Ronde & Solterelle
 Ronde Mon Amy
 Allemaigne & Recoupe
 Pavane Mille Regretez
 Basse Danse Bergeret
 Danse Du Roy
 Ronde
 Passe Et Medio
 Ronde
 Pavane La Bataille1
2.David Dzubay:Shadow Dance
3.Daniel Kallman:Metamorphosis (On an Original Cakewalk)
4.Wataru Hokoyama:Beyond
5.Ron Nelson:Medieval Suite
 Homage to Leonin
 Homage to Perotin
 Homage to Machaut
6.Peter Graham:The Red Machine

North Texas Wind Ensemble
Eugenen Migliano Corporon(cond)

Recorded University of North Texas Winspere Performance Arts Center
July 18-19,2006,March 30-April 2,2007







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Last updated  2008年01月16日 23時50分11秒
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