2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全4件 (4件中 1-4件目)
1
THE HERBIE MANN-SAM MOST QUINTET 癒しの一枚。中でも究極は④LOVE LETTERS。このアドリブもない演奏が、なぜか心に染み入った。アヤドの歌を既に聴いていたからだろう、彼女の声がフルートの音色とともに頭の中で即座に聴こえてくる。「おなじみ効果」で癒しは倍増。マンとモストを聴いているようでいて、実は頭の中のアヤドチエを聴いていたのだ。まあこの一曲は特別として、ミディアムからミディアムファストで演奏される各曲は申し分ないスイング度で楽しませてくれる。いずれもテーマからアドリブに入る瞬間のピックアップと呼ばれる部分のフレーズがどうしようもなく小気味よく、また同一人物による声とフルートの合奏という、フルートにしかできない芸も見ることができる。フルートって実は簡単な楽器なんじゃないかと素人に錯覚させるほどの見事さ。音色が爽やかだ。ああ、ほんと癒される。
2002年10月24日
コメント(0)
DELIGHTFULEE MORGAN いかにも60年代ブルーノートな盤。ワルツあり、ロック調あり、ビートルズあり、カリプソ調ありのカラフルな曲構成。ハードバップは66年にはもう爛熟期を終え色々な姿を纏い始めていることがわかる。③NITE FLITEがモード曲でやたらかっこよく、モードはあまり好みではないのだがこれだけすばらしくスイングしてくれたら文句のつけようがない。モーガンが絶好調、ジョーヘンもフリークトーンまで混ぜつつ飛ばす。相変わらずモーガンの綱渡り的ソロは健在で、まあ最後までこの人はこうなのだろうと、根本的な変化のなさに逆に大いに安心してしまう。どの時期を切り取ってみても変わらない面をもっていることがジャズマンの一つの条件だと思うが、創造的・突発的・噴出的な演り方は変わることがなかった。
2002年10月22日
コメント(0)
MILES DAVIS AND MILT JACKSON 一度聴いたら印象に残る作品。まず曲。なんかちょっと変わったトンガッタ曲が多い。のっけからエリック・ドルフィーのようなDR.JACKLEが聴こえてくるが、各人のアドリブは実にスムーズかつメロディアス。③MINOR MARCHもどこかトンガッテいるのだが、アドリブがまたすばらしい。ゴツゴツと始まり滑らかに展開する各曲を聴いていると、バタバタとうるさい昔の車を思い出す。動き出した最初バタバタするところがまた味があるというものだ。ミルト・ジャクソンのヴァイヴは滑らかな潤滑油のようにいついかなるときにもスムーズなバンドの回転を保証する。究極のエンディングは④CHANGES、マイルスのミュートで癒され切って終わる。全四曲と短いが、すぐ終わるのもこの盤の個性。なんとなく前衛がかった絵画みたいなジャズだ。
2002年10月10日
コメント(0)

WAY OUT WEST/SONNY ROLLINS ピアノレス・トリオが渋い。ホーン奏者にとってはよっぽど自信がないとこういう編成はできないだろう。余計な味付けがない分アドリブの質自体がものを言う。しかしロリンズは真っ向勝負で吹ききり、文句無しの演奏を見せる。3COME, GONEでの延々と続く怒涛のスイング。豪快かつ流麗なフレージング。ひたすらアドリブ一本に賭けるミュージシャンとしての意気込みが伝わってくる作品だ。即興で歌うことにかけてはこの人はおそらくワン&オンリーで、同じ路線でこの人がやってのけたレベルを超えることはなかなかできないのではないかと思う。5THERE IS NO GREATER LOVE、口よりうまくサックスを扱う巨匠の至芸といえようか。
2002年10月07日
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1
![]()

