inti-solのブログ

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2020.09.30
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テーマ: ニュース(100302)
終電繰り上げ 「働き方変わる」と期待 「身勝手」と批判も JR東日本、21年春に


こうした中、発表された終電の繰り上げ方針。JR東は、新型コロナの影響で午前0時台の山手線利用者が6割以上減るなど深夜帯の乗客が大きく減少する中、終電後に設備の保守・点検をする作業員の労務環境を改善するためだと理解を求める。終電が早まれば、飲食店には早く閉店するところもありそうだ。
JRの利用者らはどうか。新橋、新宿、渋谷の各駅前で聞いてみた。金融会社役員の男性は「利用者が少ないのに電車を走らせるのは無駄だ。繰り上げには賛成」「飲みに行く人が多い金曜だけ終電を遅らせてもいいのでは」と提案する。会社員時代は週1回程度、飲み会で終電に乗っていたという主婦は「終電まで飲むのは昔のやり方。夫も今はそんな飲み方はしないし、時代が違う」。新型コロナの感染拡大前は仕事や遊びで終電を使っていたという男性会社員も「帰宅時間をむしろ終電に合わせていたところはある」と繰り上げに理解を示す。広告関係会社に勤める女性は「終電が早くなれば働き方や社会も変わるかも」と期待した。
一方、士業をしている男性は「JRも商売。保守点検のためと言うが、もうからないから繰り上げるようにしか見えない」と指摘する。旅行会社事務員の女性は「終電を繰り上げて、密が発生しないか心配。郊外に住んでいるので、終電繰り上げは厳しい。JRの都合だけで決められるのは困る」と話した。

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JR各社が次々と夜行列車を廃止していったとき、本当は終電も早くしたいのかも、と思ったことはありますが、実際そうだったみたいですね。もちろん新型コロナの影響はあるでしょうが、ある意味それは「最後の一押し」でしかないのでしょう。
私は通勤にはJRを使っていないので直接的にはこのダイヤ改正の影響はありませんが、私鉄、地下鉄もやがてJRの動向に追随するところも出てくるでしょうから、そうなると私にも影響は出てきます。
とはいえ、「新型コロナの影響で午前0時台の山手線利用者が6割以上減る」というのは驚きました。そこまで終電近くの乗客は減っていたのですね。

かくいう私も、4月以降、外で飲んだのは数えるほどの回数(0ではないけれど)で、最近は仕事が忙しくて帰宅が遅いことはあっても飲み会で遅くなったことは一度もない、という状況です。
仕事で遅いといっても、10時11時ということはないので、終電は全然乗っていません。
電車の混雑度も、4~5月頃に比べると乗客は増えましたが、コロナ以前には戻っていない気がします。3年前の足のケガ以降、満員電車を避けるために始業時間の40分前には職場に着くようにしているので、コロナ以前もぎゅうぎゅう詰めの満員電車には乗っていなかったのですが。

終電の繰り上げは残念なことです。いろいろな面で不便になることは間違いないでしょうから。長距離通勤の人にとっては死活問題というのも分かります。ただ、乗客の需要があってこその交通機関ですから、深夜の利用者が6割も減っているというのでは、終電の繰り上げも仕方がないのかな、という気がします。もちろん、保線の時間確保と作業員の労働環境改善も必要なことですし。

日本中の至るところで衰退局面に入って、これまでの活動を維持できなくなりつつある、その一つの現れが終電の繰り上げということなのだと思います。少し前までは、首都圏の鉄道は終夜運転をすべき、という意見もあり、実際都バスの終夜運転の実験が行われたこともありました。しかし、あっという間にそれも今は昔になってしまいました。





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最終更新日  2020.09.30 19:00:07
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