inti-solのブログ

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2023.03.20
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テーマ: 鉄道(23145)
家族旅行で静岡の川根温泉に行ってきました。元鉄道ファンの私か行き先を決めたわけではなく、なんと相棒がここに行きたいと言い出したのです。(私はむしろ、沖縄に行きたかったのですが)

川根温泉と言えば大井川鐵道、大井川鐡道と言えばSL保存運転です。もちろん元鉄道ファンの私はそのことは知っているわけですが、相棒はそれを知っていて行きたいと言い出したわけではないようです。が、SL列車があると言ったら、案の定乗りたいと言い出しました。実のところ、私も大井川鐡道に乗ったことはないのです。

というわけで・・・・・・

東海道線金谷駅に隣接する大井川鐡道の金谷駅。こんな小さな駅だったんですか!!
実は、大井川鐡道は一駅となりの新金谷駅が中心駅で、SL列車も新金谷駅から発着します。


大井川鐡道には現在運転可能なSLが3両あり、C11が2両とC10が1両です。ほかにC12とC56が1両ずつ、休車状態ということです。


残念ながらこの日は雨で、結構激しく降っていましたが、傘を片手に頑張って撮影しました。
C11が牽引するかと思ったら、やってきた機関車はC10でした。旧国鉄のタンク機関車の中で、C11が一番知名度が高く、製造数も380両なのに対して、C10はたった23両しか作られていません。


ホームに入線しました。





それにしても、客車7両を連ねた大編成をこんな小さなタンク機関車1両で牽引できるのか、と思ったら、後ろに電気機関車が補機としてついているんですね。後で調べたら、C10が単独で牽引できる客車は4両までだそうです。
もっとも、この電気機関車自体、相当の年代物ですが。
そして、この客車がまたすげー年代物でした。我が家が乗車したのはオハ47という車両でしたが、内装などはボロボロです。もちろんドアは自動ではなく手動です。


家山駅に着きました。昨年秋、台風被害によって大井川鐡道は各所が寸断され、現在は家山-千頭間が不通になっています。大井川鐡道はコロナ禍で乗客が減少し赤字となっていたことから、この復旧費用を捻出できずに、公的支援を要請する状況になっています。
SL列車も現在は家山駅までの運行となっています。

で、この日宿泊の川根温泉ホテルまでは代行バスで移動しました。
で、翌日は無事晴れました。


本来宿の最寄り駅の川根温泉笹間渡駅。前述のとおり台風被害のため運休中で列車は来ません。


無人のホーム。


お茶の産地だけに、あっちもこっちも茶畑だらけでした。


桃の花が満開です。



しかし、家山-千頭間は運休中ですが、その先の井川線は運行しており、大井川鐡道は南北に分断された状態になっています。だからそのままにはしておけないはずですが、お金がなくてどうにもならない状態なのでしょう。


帰路は、晴れたので家山駅まで歩きました。絶景です。
上流の畑薙ダムなどで水がせき止められているので、大井川の流量はかなり少なくなっています。


家山駅では、ちょうどSL列車が到着したところでした。前日と同じC10による牽引でした。うーん、C11ではなかったか。


はSL列車ではなくEL(電気機関車)列車にしたのですが、実は電気機関車牽引と言いつつ、この列車は後ろに蒸気機関車をつなげたまま新金谷まで運行するようです。



前日は雨でしたが、晴れて大井川もよく見えます。


あっという間に新金谷につきました。C10は切り離されて機関庫へと戻っていきます。


乗り換え時間が5分しかなかったので、車窓からC10をお見送り。金谷からは各駅停車と新幹線を乗り継いで、あっという間に東京に帰りました。
次に来るときは千頭まで全線復旧していることを祈ります。





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最終更新日  2023.03.20 21:30:47
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