inti-solのブログ

inti-solのブログ

2023.03.24
XML
テーマ: ニュース(96563)
カテゴリ: 政治
フランスで年金改革めぐる抗議続く ボルドーでは市庁舎に放火

フランス政府は今月初め、年金受給年齢を62歳から64歳に引き上げる法案を強行採択したが、これに抗議するデモが連日続いている。マクロン大統領は、年金改革は必要だと法案を擁護。ボルヌ首相も、将来的な年金システムの大赤字を防ぐための改革だと説明している。
ボルドーでは、デモ隊が警察と衝突した後、夕方になって市庁舎の玄関が炎に包まれた。出火原因などは明らかになっていないが、火は消防隊によって速やかに消し止められた。
この日はフランス全土で100万人以上がデモに参加。内務省によると、パリでは11万9000人が抗議に集まった。
パリでの抗議はおおむね平和的だったが、マスクを着けた暴徒と警察が散発的に衝突した。ロイター通信によると、暴徒らは店舗の窓を割ったり、街灯や標識などを破壊したり、ファーストフードのマクドナルドの店舗を襲撃したりしたという。~
抗議参加者は~「この改革にも反対しているし、民主主義がもう何の意味も持たないという事実にも本当に反対している」、「私たちの声が政治に反映されていない。うんざりしている」と語った。
AFP通信が取材した別の参加者は「抗議することで、自分たちの声を届けられる(中略)他の方法では改革案を取り下げられない」と話した。~
フランスでは1月以降、年金受給年齢引き上げをめぐる抗議集会が9回開催されており、労働組合は28日にも10回目の実施を呼びかけている。
3月6日にストを開始したパリのごみ収集業者は、27日までストを続けると発表した。

---

市役所に放火とか、暴徒が破壊行為というのはよろしくありません。しかし、その点を除けば、政府の政策に反対する者が手デモやストなどの抗議行動を行うことは正当な権利であり、そこに多くの国民が参加している、つまり政治への批判がきちんと機能している状況は、「うらやましい」と思わざるを得ません。
さらに言えば、問題となっているのは年金の支給開始年齢引き上げですが、それが62歳から64歳に引き上げられる、ということ。日本の場合はとっくに年金の支給開始年齢は65歳になっています。※

※共済年金ではない(=公務員ではない)女性に限り、経過措置で厚生年金部分は現在62歳支給開始です。それも1966年生まれからは65歳支給開始になります

年金支給開始が早いのは、それだけ少子高齢化が深刻ではない(実際、フランスの合計特殊出生率は1.8~2.0で推移しており、日本よりずっと高い)ことの証左でもあり、そのことも含めて、うらやましい限りです。
日本では、ストなんてほとんど絶滅状態だし、デモは絶滅していないですが、「年金支給年齢引き上げ反対」なんて掲げようものなら、高齢者叩きの大好きな競争原理主義者たちがさらにバッシングを過熱させかねない状況です。
しかし、そのような社会情勢で政治が良い方向に向かっているかと言えば、全然そうではないことは一目瞭然と思います。

もちろん、フランスだって理想郷でも何でもなく、問題はいっぱいあるでしょう。逆に、日本にも良いところはいっぱいあります。それでも、ことこの面に限っては、フランス国民の反応はきわめて正常だし、日本人一般の近年の反応は異常だと思わざるを得ません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.03.28 19:58:05
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: