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国会では、消費税を増税するための「税と社会保障の一体改革特別委員会」の審議が始まった。日本共産党は、2月のはじめ、消費税増税に頼らず社会保障を充実させ、経済を活性化させる「提言」を発表していて、長野県内でも、私たちは、地方議員などが手分けをして、経済団体をはじめとする皆さんにこの「提言」をお届けしながら懇談を重ねてきた。 今日は、この経済「提言」に対するご意見やご要望を幅広い皆さんにお聞きしようと、長野市内のホテルを会場に、日本共産党長野県委員会主催の経済懇談会が開かれ、各界、各層から85名の皆さんに参加していただいた。 主催者の今意見委員長のあいさつの後、井上さとし参議院議員が経済「提言」について詳しく説明し、参加者の皆さんから率直なご意見をいただいた。 県内最大手建設会社の相談役さんは、地元商店街の壊滅的な衰退や、大手チェーン店やスーパーなどで200円台の安いお弁当などが価格破壊で売られる時代になり、低賃金労働者の拡大に拍車をかけている現実を何とかしたいと口火を切り、政府はTPPを国民の意思を無視して強行しようとしているが、長野県の農業関係者や医療関係者が手を組んで阻止してほしい、長野商工会議所がTPPに賛成とは、理解できない、と述べ、「仲間を増やさなければ正しいことも通らない。提言を実現するためにも仲間を増やしてほしい。皆さんの主張が少数派の悲しい呼びかけではいけない。」と、厳しくも心強い激励。 老舗のお菓子屋さんの会長さんは、昨日小布施町で開かれた「9条の会」での中馬清福さん(信濃毎日新聞主筆)の講演内容も紹介しながら、「民主党はついに第二自民党になってしまった。このままでは改憲に走る恐れがある。私は経済人でありながら、今まで消費税にはあまり関心がなかったが、政府は公約に反して無駄遣いの聖域にメスを入れない。大企業減税などをやめれば財源はある。提言を実現してほしい。国会では共産党、社民党の護憲勢力が少数派だが、護憲の議席をどうしても伸ばしてほしい。」と。 税理士さんからは、輸出大企業は消費税の1%を輸出戻し税として還元されていて、約3兆円が輸出大企業の実質補助金になっている実態や、大企業の下請けの外注、派遣労働者の人件費は人件費として扱われないために消費税の課税仕入れという扱いになっており、中小企業の人件費も課税仕入れの扱いにするべきではないかというご意見も。 別の税理士さんからは、消費税が払えない中小零細業者の滞納が増えていて、滞納分として徴収された他の税金を消費税の滞納の穴埋めに回し、滞納額を小さく見せている実態もあるという報告も。 長野市内の印刷会社の社長さんは、消費税が3%から5%になり、課税対象が売り上げ1000万円になってから、本当に厳しくなった実態を報告。売り上げがあれば赤字でも収めなければならない消費税の支払いために、家族の死亡保険金を当てたこと、しかも滞納すれば、14.7%もの延滞金で悪徳金融業者を上回る事態だと告発。 長野市内の病院理事長も、患者からは消費税は取らない病院経営で、年間1億5000万円の消費税を納めており、10%になれば3億円の消費税を納めなければならなくなるとのこと。 私は、県の税務課からいただいた資料で、消費税が3%から5%になった1997年(平成9年)に約69億円だった長野県の地方消費税収入が翌年には約285億円になり、その後も200億円台で推移している一方、県税収入全体は1997年(平成9年)の2491億円から2010年(平成22年)には1908億円まで減少、約600億円近い減少になっており、法人税にいたっては、1997年の895億円から2010年の367億円まで落ち込んでいる長野県の実態を報告。 消費税の増税は景気を確実に冷え込ませる。消費税増税に頼らない道を、是非とも実現していかなければと思う。 多くの皆さんから、そして今まで、あまり懇談の機会もなかった皆さんも含めて、貴重なご意見をいただいた有意義な経済懇談会だった。参加者からの激励もいただいたように、この経済「提言」を実現するためにも、国会の議席を増やさなければ、と痛感した。この経済懇談会に出席していただいた皆さんの思いにお応えするためにも、がんばらなくては。
2012年05月20日

今日5月5日、北海道の泊原発が、定期点検のために午後5時から出力を落とし始め、午後11時には停止する。これで、日本に現在ある50基の原発すべてが停止し、原発ゼロの日を「こどもの日」の最良のプレゼントとして子ども達に手渡せることになる。 この日を記念し、今後も原発の再稼動を許さず、原発ゼロの日本を作りたい、との願いをこめて、長野市では、「原発に頼らない未来を創るプロジェクト」主催で、午後2時から、長野駅近くの南千歳公園集合で、「5・5☆こどものために大行進♪in長野」が行なわれ、約200名の市民が参加した。(南千歳公園での集会後、パレードが出発し、行進しているうちに参加者がどんどん増えて、公園に帰ってきたら約200名になっていたというのが正確。) 参加者は、脱原発カラーの黄色のものを身につけてアピールしましょうと言うことで、私も黄色のブラウスを着て参加。3分間スピーチを私も指名されたので、4月に福井県の大飯原発の再稼動を許さないための市民パレードに参加したときのこと、福井県庁で断食をして原発再稼動に反対した中島住職のことをお話した。 あの時は、どしゃ降りの雨の中で私たちのパレードに、町の人たちは、食堂やビルの戸や窓をほんの少しあけて、小さく手を振ってエールを送ってくれた。でも、3月末の、物々しい機動隊の警備の中で開かれた住民説明会では、町の財政も、住民の雇用や暮らしも、長年の原発マネーに頼らざるを得ない現実がありながら、多くの参加者が勇気を持って「再稼動は心配。」と発言してくれた。5月5日に泊原発がいったん止まっても、5月7日には大飯原発が再稼動する、と言われていたシナリオが、住民の世論の力で崩れたのだ。 (原発ゼロをめざす運動で、すっかり仲良くなったマブソン青眼さん。放射能測定器をご自分で購入し、毎週金曜日にもんぜんぷら座で子供のための食材の測定優先で無料で貸し出しているほど、熱意あふれる人。) (福島から長期にわたって避難されている方たちのグループからも今日のパレードに参加され、代表の方がご挨拶された。この人たちから、ふるさとを奪い、この人たちの人生を狂わせた原発を許さない。) 思えば、福島原発事故前には37基も稼動していた日本の原発が、その後、定期点検を終えてもひとつも稼動できずにいるのも、住民世論の大きな力だ。この力を信じて、原発ゼロの日本をめざしたい。 福島原発事故がおこってから、南千歳公園集合で、幾度となく原発に反対する集会やパレードが行なわれたが、今日のパレードの参加者は、小さい子供さん連れの若いパパやママがいつになく多かったのも特徴的。やはり2人の小さい子供のパパでもある日本共産党長野1区の衆議院予定候補者の武田良介さんは、最近あちこちに貼られたポスターがやや目立つようになり、今日のパレードに参加した若い子育て世代の皆さんから、「もしかして、ポスターの人ですよね。」なんて、声をかけられてもいた。 政府や電力会社は、夏のピーク時の電力不足を口実に、原発が無ければ国民の暮らしや日本の産業、経済に重大な影響が及ぶのだと脅迫まがい。本当に、電気は足りないのだろうか。足りないのだとしても、原発以外には確保できないのだろうか。 そして、原発が他のエネルギーとは決定的に違うのは、発電すればするほど高濃度の放射性廃棄物を出し、使用済み核燃料の処理方法も無いこと、数万年もの管理を後の世代につけとして残さざるを得ないこと、原発で働く多くの労働者の確実な被爆と言う非人間的な労働無しに稼動できないこと、もちろん、ひとたび事故を起こせば、放射能汚染をはじめとする被害を完全に償うことはできないこと等々、人間らしく生きられる社会と原発は全く両立できないことだ。 たとえ、電気が足りなくても、原発にエネルギーを頼ることはもう、終わりにしたい。 そんな思いをこめて、一歩一歩、同じ思いの人たちと歩いたパレードだった。
2012年05月05日
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