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朝起きると、昨日強く吹いていた風は治まり、東の空は日の出を前にかすかに明るく色付いていた。 今日は、良い天気になりそうだ。***宮島一周キャンプツーリング二日目の朝は、美しい日の出でスタート!朝食を摂り、食器を洗い、テントを片付け、荷物をパッキング。 今日は、満潮時に大鳥居に着くため、9時に出発予定である。***9時過ぎに出艇。 少し向かい風が出て来たが、パドリングに影響するほどではない。宮島の岸沿いに、順調に進んで行く。宮島の裏側は人工物が少なく、自然海岸が続く気持ちの良いツーリングコースである。***反時計回りに漕ぎ進み、いくつかの岬を回ると、広島の街が見えてくる。包ヶ浦の海水浴場でシーカヤックを揚げ、しばし休憩。 秋らしい澄んだ青空と、ポカポカと暖かい日差し。ここまで来れば、大鳥居まではもうすぐだ。穏やかな海に再び漕ぎ出し、岬を回る。転潮の時間を過ぎ、ここからはゆるやかな追い潮に乗って、順調に大鳥居を目指す。***参道を歩く観光客を左手に、右手には頻繁に行き交うJRのフェリーを眺めながら、大鳥居へ。久し振りに海から眺める大鳥居。 雲一つない秋晴れの青空に、朱色の大鳥居が映える!***お昼を過ぎていたので、そろそろ昼食にしましょう、ということで近くの浜に上陸。ああ、腹減ったあ。久保田さんが、『お昼ごはんを準備していますから、みんなで焼きたての『もみじまんじゅう』を食べにいったらどうですか?』とのうれしい提案。『では!』ということで、通い慣れた常連さんを先頭に、海を漕いでいるままの怪しい姿の一団が、観光客で溢れる宮島の路地を闊歩する。すると、ある人は不審な目つきで我々を眺め、ある人は目を合わさないようにすれ違って行く???ガラスに映る自分の姿を見て納得。 坊主頭にサングラス、ニッカボッカに見えるパドリングパンツに、長靴にも見えるパドリングブーツ。『いやあ、こりゃあ思いっきり怪しいや』***職務質問される事もなく、無事に目的の店に到着。ここは、昔私も家族で宮島に来る度に立ち寄っていたお店。 焼きたての『つぶあんもみじ』が最高においしいお店である。 やっぱりみんな、好きな店は同じなんだ。それにしても懐かしーい。家族へのお土産も含めて、5つ購入し、一つをその場で頬張る。 うん、ウマい!ホカホカとあたたかいもみじ饅頭は、本当においしい。***海岸に戻り、準備していただいた『うどん』のお昼ごはん。 大人の宴(うたげ)で疲れた胃にピッタリの思いやりメニューである。 つるつる、ゴクゴク、はふはふ、ツルリ。シェラカップに2杯でお腹いっぱい! あー、ウマかった。 ごちそうさまでした。***フネを下ろし、パドルパークに向って最後の一漕ぎ。潮の状態もよく、30分弱で出発地点に戻って来た。 ああ、楽しかったなあ。スゴイ強風の追い風、追い波。 そして夜の大人の宴を堪能した初日。美しい日の出と、最高の天気の中訪れた大鳥居。 そして、焼きたてホカホカのもみじ饅頭。気さくなメンバーに恵まれ、多様な状況で漕ぎ進み、キャンプした楽しい二日間。たまには、商業ツアーに参加するのも好いものだなあ。 様々な至福の一時を堪能した週末であった。秋の宮島一周ツーリング、オススメです!
October 28, 2007
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久し振りに、宮島を漕ぎたい! という訳で、これまた久し振りに商業ツアーに参加する事にした。今回お世話になったのは、『パドルパーク』 かなり前ではあるが、愛艇ソルスティスSSを購入したショップでもある。***27日、土曜日。 8時前にショップに到着。今日は、東京や大阪から来られた方を含めて7名のお客さん。 小学生のお子さん連れの方も2組あり、タンデム3艇、シングル2艇とまとまりの良いグループだ。カヤックに荷物を積み込み、みんなで分担してカートで運搬。 出発前のナビゲーション。 今日は北風が思いっきり強いので、鳥居の方に行くのは諦めて、追い風を受けて南下して行く事になった。***港を出て、宮島との間の水道に出ると、強い北風が歓迎してくれた!ラダーを下ろし、追い風、追い波に乗りながらすごい勢いで南下。 風は強いが、波がそれほど高くないので、安心して進む事ができる。今日は、漕ぐ必要はない。 パドルを漕ぐ手を止めても、ピューッとスゴい勢いで押されて行く。こりゃ、楽でええなあ!***しばらく進み、岬を廻り込むと風裏。 ポカポカと暖かい秋の日差しを浴びながら、気持ちの良いお散歩ツーリングとなった。***『少し早いですが、ここで昼ご飯にしましょう!』とパドルパークの久保田さん。ここでキャンプでも好いな、という絶好のロケーションにある気持ちの良い浜に上がり、一休み。みんなで輪になり、小さな焚き火を熾し、お昼ごはんができるのを待ちながら、自己紹介を兼ねたおしゃべりに花が咲く。***おいしい焼きそばを食べ、コーヒーを飲み、しばし休憩。『そろそろ出発しますか!』との声で、準備を開始。 午後は、青海苔浦までのゆったりした行程。シーカヤックを浮かべて乗り込み、色付き始めた紅葉を楽しみつつ、秋の宮島を漕ぎ進む。岬を回ると、今度は向かい風。 でもそれほど強くないので安心だ。バラバラにならないよう周囲をワッチし、時おり休憩を入れながら、青海苔浦へと漕ぎ進む。午後3時半過ぎ。 無事、今日のキャンプ予定地に到着。 浜に上がると、青海苔浦から先は、結構な白波が立っている。 ピンポイントの風裏キャンプ地!***フネを揚げ、荷物を降ろし、テントを張る。薪を集め、テーブルにビールが準備されると、ハッピーアワー開始だ!『注ぎましょう!』 『あ、ありがとうございます』 トクトクトク、シュワシュワシュワ。『カンパーイ』 グビグビ、グビリ! プハーッ! うーん、ビールが最高に美味い!***日が沈むと、大人の時間がやってくる。満月の月を眺めつつ、ビール、ワイン、焼酎、日本酒。 いやあ、最高に楽しい一時。『旨いなあ』 『おいしいですねえ』 始めて合うメンバーだが、今日一日を一緒に漕ぎ進んだことで一体感が生まれ、みんなお酒好きということもあって、宴は盛り上がる。目の前に浮かぶ『阿多田島』さえ、最高の酒のつまみと化した(今回のツアー参加者以外には理解不能な一行です、スミマセン)。***お酒もたっぷりと楽しみ、皆さんといろいろなお話をさせていただいた。 至福の宴!途中で眠くなり、一足早くテントに戻ってシュラフにもぐり込んだが、他の皆さんは、11時過ぎまで楽しまれていたそうだ。 みんな元気やなあ、スゴイ。明日は、厳島神社の鳥居に行く予定。 良い天気になりますように!
October 28, 2007
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風が強かった昨日とは打って変わって、今日は穏やかな晴れとなり、絶好のツーリング日和。久し振りに、亀ヶ首に行ってみよう!***9時過ぎ。 いつもの浜からシーカヤックを漕ぎ出す。 秋らしく、空気が澄んで気持ちの良い朝だ。奥ノ内湾を出て亀ヶ首までのルートは、風が吹くと荒れる場所。 東風、北風、南風。 どの風でも波が立ち易いので、安定した天候のときにしか、亀ヶ首に向う事はない。鈴鹿島の南で、釣りをしている船の横を通る。 『こんにちは』 『どこまで?』『今日は、亀ヶ首まで行く予定です』 『さっき、結構風が吹きよったよ。 じゃけん、私らはここまで戻ってきた』 『ありがとうございます。 じゃあ、近くまで行ってみて、風が強いようなら引き返してきます』***途中、特に風が吹く事もなく、弱い引き潮に乗って順調に漕ぎ進み、1時間ほどで到着した。ここ亀ヶ首は、旧海軍の試射場などがあったことで有名な場所である。 今でも、コンクリートで作られた昔の施設の残骸が残されているのだ。浜にシーカヤックを引き揚げ、見晴らしの良い場所に上がって一休み。***今日は日帰りツーリングなので、超ミニマムパッキング。ストーブも、久し振りに『パイトーチSSS』を引っ張り出してきた。 これが良くできたアルコールバーナーで、お気に入りの品の一つである。お湯を沸かし、抹茶ラテを入れる。 海を眺めながら、シェラカップに注いだ抹茶ラテをすする。ああ、温かい飲み物がおいしい季節になったなあ。***荷物を積み込み、バウを北に向けて情島へと向う。 今日は、情島でお昼ごはんにする予定。太陽を背にして、穏やかな瀬戸内の海を漕ぎ進む。漕ぐ手を休めると、物音一つしない静けさに包まれる。 ポカポカと暖かい日の光を浴びながら、雑音のない贅沢な空間で美しい景色を眺める。最高の一時! 今日は、海に出て良かった!***情島の桟橋に近づくと、以前訪ねた時にいろいろな話しを聞かせていただいた漁師さんの船が見えた。『こんにちは。 ご無沙汰してます。 今日は、亀ヶ首まで行ってきたんですよ』 『今日は凪で良かったなあ』 『ええ、穏やかで良かったです』『そういえば、情島の事が、数ヶ月前に新聞に出てましたねえー。 見ましたよ』 『そう、出とったらしいね』『今から漁ですか?』 『うん。 今から網を入れてみようと思うて』 『最近はどうですか?』 『それがのう、盆から後はあんまり魚が採れんの』 『そりゃあいけませんねえ。 今日はようけ採れりゃあええですね』***干潮で干出した桟橋の近くのゴロタ浜にフネを揚げさせていただき、お昼ごはんの準備に掛かる。『パイトーチSSS』でお湯を沸かし、うどんを作る。ふーふー、ハフハフ。 つるり、ゴクリ。 うん、うまい。***食後に散歩していると、蛸壷の手入れをされているおばさんが居られた。『こんにちは』 すると、『こんにちは』と返事が返ってきた。『蛸壺の手入れですか?』 『そうよ』 『タコは、きれいな壷が好きらしいですね』 『そうそう、きれい好き。 それに、掃除しとかんと、揚げる時に重いしね』 『ああ、なるほど』今日は漁は休みで、ご夫婦で蛸壺の手入れをされているようだ。 手を動かしながらも、私の話し相手になって下さる。お話を伺うと、タコは年中捕れるが、夏がシーズンである事。 昔は、サワラ漁にも行っていた事。 また、この島にあった学校の話しや、そこに赴任してきた先生たちの生活等々、『あるく、みる、きく_旅するシーカヤック』をテーマに海旅を続けている私にとって興味深いお話を伺う事ができた。『じゃあ、そろそろ昼にしようかね』と言って、椅子にしていた台と、タコ壷を掃除していた道具を手押し車に載せられた。 『どうもありがとうございました』***しばらくすると、漁に出ていた船が桟橋に戻ってきた。 『どうでした?』 『だめだめ、一匹だけ』 『そうですか』『見せてもらってもいいですか?』 『ええよ、乗りんさい』 いけすを覗くと、30cmを越える鯛。 立派なものである。 『すごいですね』***地元のおじいさんが加わり、桟橋に舫った船の上で、しばし四方山話。サワラ漁をしていた頃、網にはサメが掛かる事があり、市場に売りに行っていたという話。 漁をしていると、大きなサメが舷側にピッタリとくっついて来て怖かった話。『あんたあ、カヌーに乗っとって、サメは大丈夫か?』 『イルカは見た事があるんですが、サメはまだ見た事ないんですよ』『サメは大きいんですか?』 『うん、4、5メートルはある』 『網を揚げよったら、船が傾いたこともあったのう』***また、昔はこのあたりでも、『デゴン(すなめり)』がよく見られたとの事。 『サワラの網に、デゴンも時々入りよった』 『今じゃあ、デゴンも見んようになったのう』もう一人の漁師さんは、若い頃には五島列島や対馬に住んで漁をしていた経験や、和歌山から鰹船に乗ったこともあるという。 イルカ漁の話や、五島での漁の話、面白い武勇伝なども聞かせていただいた。 漁船の上での、最高に楽しい一時!『あんた、「でんちょう」食べるか?』 『え、いいんですか?』 『ええよ、2匹持って帰りんさい』 『ありがとうございます』すると、もう一人のおじさんは、『煮付けたら、甘うておいしいで』 『ええ土産ができました』***『じゃあ、帰ります』 『気を付けての』 『なかなか島に泊りにこれませんが、また遊びに来ます。 本当に、ありがとうございました』最高のパドリング日和に恵まれ、気持ちの良いツーリングと、島の人々から様々な興味深いお話を聞く事ができた秋の一日。日帰りツーリングではあったが、久し振りに『あるく、みる、きく_旅するシーカヤック』を堪能する事ができた。 やっぱり、瀬戸内は最高じゃのう!
October 21, 2007
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今日の目的地は倉橋島。 シーカヤックツーリングのついでに、息子達のお気に入りである『里ラムネ』と、家族みんなのお気に入りである倉橋島産の『醤油』の買い出しに行く事とした。***今日は風が少し吹いている。 北東寄りの風。 先週土曜日に漕いだ時と同じような風向きである。 出発地点は海の状況を見ながら決める事とし、倉橋島へと向う。現地でチェックすると、やはり東~東北の風。 なら、風裏となる、あそこの浜から出す事にするか。***シーカヤックを浜に下ろし、出艇準備をしていると、ボート釣りから帰ってきたおじさんに話しかけられた。『このカヌーは速いんですよね』 『そうですね。 時速7キロくらいじゃないでしょうか』すると、小さな船外機を付けた自分の分割式ボートを指差しながら、『じゃあ、やっぱりこの舟より速い』『2週間くらい前、情島のところで、これと同じようなカヌーを見たんですよ。 思ったより、スイスイ進むものですね』 『そうですか。 じゃあ、だれか漕ぎに行っていたんですね』これを切っ掛けに、波の中での安定性や、柱島、周防大島に渡ったときの話などなどで盛り上がる。『面白いですよー。 機会があったら、ぜひチャレンジしてみて下さい!』 『ありがとう。 じゃあ、気を付けて』***カヤックを海に浮かべ、乗り込み、スプレースカートを装着。 アークティックウインドを手に、静かに漕ぎ出す。ここは、風裏なので穏やかだ。この先は、風が強いのは分かっているが、今日は日帰りツーリング。 キャンプ地を探しての、のんびりゆったりツーリングではないので、トレーニングも兼ねてあえて岬を越えてみる。***岬を越すと、予想通りの向かい風。 少し強めだが、漕ぐ筋肉を鍛えるにはちょうど良い感じ。バウから飛んでくるスプレー/スプラッシュを上半身に浴びながら、一漕ぎ一漕ぎ、しっかりと水をキャッチしながら漕ぎ進む。今日の相棒は、少し重いがキャッチが良く信頼できる『アークティックウインド(ワーナー)』強い向かい風の海況は、お気に入りの『インチューンパドル』や、この『アークティックウインド』のようなナローブレードが、そのポテンシャルを最大限活かせるシチュエーションである。ゆっくりと、だがしっかりとキャッチする感覚を楽しみながらのパドリング。 いいなあ、この水をつかむ感触!しばらく漕いで、Uターン。 今度は追い波だ。だが、波がそれほど高くないので、サーフィン状態にはならない。 斜め後ろからの波を利用しながら、岬へと戻る。***岬を過ぎると、風裏の穏やかな海に戻る。小さな浜にシーカヤックを揚げて、お昼ごはん。***再び漕ぎ出し、今度は南下して行く。が、風裏となる湾を過ぎると、再び強い向かい風。風でざわついた海面が、日に照らされてギラギラと光っている。今日は、ここまでにしておくかなあ。 実漕ぎ2時間半の、短い日帰りツーリング。***道具を片付け、フネをカートップして、今日の目的の一つである『里らむね』へと向う。『こんにちは。 また、ラムネ買いに来ました。 空ビンも、2ケース持ってきています』出て来られたおばさんが、私の車を見て、『ありゃ、これはカヌーね』『ええ、そうです。 今日は、あっちで漕いで来たんですよ。 でも風が強くて、早めに上がりました』 『そうねえ、ここら辺で漕ぎよるん?』『ええ、時々倉橋で漕いでるんですよ。 その時には、ここに寄ってラムネを買うんです』***機械を見ると、今日は動いていないようだ。『今日は詰めないんですか?』 『そう、毎日詰めるわけじゃないんよ』そして、笑いながら『毎日詰めるくらい売れよったら、長者になるわ!』 私も釣り込まれて、いっしょに笑いながら、『いやいや、どんどん売って、長者になって下さいよ!』『うちの息子らが、ここのラムネが大好きなんですよ。 高校生と中学生なんですけどね』『そりゃあ、よう飲む頃じゃ。 たっぷり飲ましちゃりんさい』『ありがとうございました。 また来ます』 帰りには、もう一つの目的である、地元のおいしい醤油を買い込み、今日の任務はすべて完了。***今日は天候も今一つな上に、残念ながら日帰りツーリングであった。 やっぱ、キャンプツーリングがいいなあ。 来週は天候に恵まれますように!
October 13, 2007
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瀬戸内の島をロードスターで巡るドライブ旅行二日目は、大崎上島にある絶景の『きのえ温泉』と木江の古い町並み散策、そして竹原の美味いラーメン『太華園』***朝、目が覚めると外は雨。 天気予報の通りだ。ここは自炊なので、台所で昨日の晩ご飯だった鍋の残りを温めてうどんを入れ、ウインナーを焼いて、簡単な朝食を準備する。テーブルに座り、曇り空の海を眺めながら、昨日巡った島々の事や、この辺りを漕ぐ普段のカヤックツーリングの事、今日の予定などを話しながらの朝ご飯。朝食が済み、洗い物を片付けると、コーヒーを入れて再びテーブルに付く。 二人の息子たちに留守番を任せて家を離れ、久し振りに夫婦二人きりの静かな時間。息子たちが小さい頃の想い出話、彼らの将来について、そして次の旅行のプランなどなど。 コーヒーを飲みながら、朝の楽しい一時。***荷物を片付け、鍵を返し、ロードスターで小長のフェリー乗り場へ。フェリーを待っている間に雨は上がった。 空も明るくなり、日が差しそうな気配。フェリーでわずか十数分で大崎上島へ到着。雨は上がり、空も明るくなってきた。 ロードスターの屋根を開け、まずは、一度散策してみたかった木江に向う。こじんまりとした、だが良い雰囲気の港。 木造3階建ての歴史を感じさせる旅館。昔の賑やかだった頃の名残を残す、風情のあるメインストリート。 私好みの旅館と洋酒喫茶。 ***11時前に、今日のメインである『きのえ温泉』へ到着。 大三島側の対岸には、先日訪れた『ところミュージアム』の建物が見える!ここの露天風呂は、景色が良い事で有名であり、一度入ってみたいと思っていた。 妻も楽しみにしている場所の一つである。お湯は潮湯で、体が芯から温まる。 いつも漕いでいる海を眺めながら露天風呂に浸かり、熱くなったら潮風にあたって体を冷やす。海をを眺め、潮湯に浸かる。 島を眺めながら、潮風にあたる。 しまなみの橋を見ながら、再びお湯に浸かる。 約1時間のリフレッシュ。ああ、本当にいい露天風呂だった。 ここは、また是非来よう!***帰りは竹原まで、お気に入りの島の一つ、生野島を眺めながらのフェリーの旅。竹原では、少し遅い昼食。 今回は、大好きなラーメン屋さんである『太華園』へ。 妻は、定番であり、人気商品である『中華そば』を、私は前から気になっていた、『元気そば』を注文。ここの中華そばは、本当に旨い。 元気そばは始めてだったが、たっぷりのにんにくと、ニラ、唐辛子などなどで、食べていると自然に大量の汗が噴き出してくる。 うーん、これは効きそうだ。***絶景の温泉でリフレッシュし、おいしい太華園の『元気そば』で締めた、ロードスターでのドライブ旅行。 オープンカーで島を巡り、お世話になっている人々に会い、普段のシーカヤック旅では行けない場所/穴場も発掘できた。久し振りの妻との二人旅は、本当に楽しい二日間であった。 次はどこへ行こうかなあ。
October 8, 2007
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3連休の後半、妻が日曜月曜と休みが取れたので、久し振りに一泊二日の旅に出掛ける事にした。今回の旅のテーマは、『あるくみるきく_旅するシーカヤック』のルートを、陸からの視点で見る、ということにした。いつも一人でフラリと出掛け、シーカヤックで訪れている地元の島々のお気に入りの場所を、妻にも見せてやりたいと言う、まあそんな旅である。***ロードスターのトランクに旅の荷物を積み込み、屋根を開けて走り出す。 目指すは蒲刈の大浦港。今回のルートは、安芸灘大橋を渡ってまずは下蒲刈、上蒲刈。 フェリーで『家船の島、豊島』に渡って集落を散策し、展望台へ。豊島から橋を渡って大崎下島の御手洗へ。 御手洗散策の後は、オレンジラインをドライブ。岡村島で一泊し、大崎下島から大崎上島にフェリーで渡って、木江散策&きのえ温泉でゆっくりとお湯に浸かり、白水港から竹原港にフェリーで戻ると言う予定。このように、いつも漕いでいる海域を、ロードスターで妻とともに巡る旅となっている。 シーカヤックの旅ではなかなか行けない場所も今回は訪れる事ができるので、私自身、とても楽しみにしている。***蒲刈の大浦港が近づいてくると、なんだか賑やかになってきた。 どうやら今日は、祭りのようだ。道路を走っていると、シーカヤックの関係でいろいろとお世話になっている、蒲刈のIさんを見つけた。 クルマを停め、挨拶する。 『こんにちは。 この前はお世話になりました。 今日は、ロードスターで島巡りをしてきます!』***フェリーに乗り込み、出発を待っていると、太鼓の音が聞こえてきた。 デッキに出てみると、近くの小さな港から、櫂伝馬が出てくるではないか!青い衣装で統一した伝馬、赤い衣装で統一した伝馬。 いいなあ櫂伝馬、沖縄で漕いだサバニを想い出す。 ああ、俺も櫂伝馬を漕ぎたいなあ。 ***フェリーは豊島の港に到着。 桟橋を降りると、チケット売り場の所で、豊島に来る度にお世話になっている回漕店の方が居られた。 今日は、桟橋に出られる日だったようだ。 良かったなあ。クルマを降りて挨拶し、妻を紹介する。 『こんにちは。 この前はありがとうございました。 どたばたして、なかなかカヤックを持って来られなくてすみません』 『いいんですよ』『今日は、クルマで島を巡ろうと思って来たんですよ』 『今日は、橋の向こう側の集落で、櫂伝馬のお祭りがあるんですよ。 餅撒きもあると思うから、時間があったら行ってみれば』 『ありがとうございます』***港の隅にクルマを停め、歩いて集落へ。 島独特の狭い路地を散策し、漁港へ行って家船を見る。『ここはねえ、道はないんだって。 このまえおばちゃんに言われたよ。 道なんかつくっとりゃあせん。 家と家の間が道よねえ、だってさ』 『これが家船。 この前の方の屋根の下が、畳み敷きの部屋になっているんだ』 『ここが、豊島温泉。 夕方は人が多くて賑やかで、良い雰囲気だよ』そう、今日は私がガイド役である。***昼ご飯を食べようと、豊島名物『お好み焼きのマリちゃん』に行ってみたが、残念ながらこの3連休は臨時休業。 仕方なく、狭い山道をロードスターで登って展望台へ行き、降りてからは、橋の南側の集落沿いの道を通って、櫂伝馬を見学。***昼ご飯は大崎下島で食べようと、橋を渡って大崎下島の『島の駅』へ。 昼食後は、御手洗に移動し、妻と二人で町を散策。一通り散策した後は、いつもの『潮待ち館』へ。 『こんにちは。 また来ました』『こんにちは。 これで3度目ですかねえ』 『ええ、今日はカヤックじゃなくてクルマで。 そして、いつも一人で来ているので、息子たちを置いて妻と一緒に来ました』『じゃあ、みかんジュース二つもらえますか』 すると、ニコニコしながら、『200円の、いやいや、いつものでいいですよね?』 『ハイ、いつもの! でお願いします!』テーブルに座って冷たくおいしい、地元産のみかんジュースを飲みながら、観光協会の方と四方山話。 歩き疲れた後の、楽しい歓談の一時。 今回も、新たなおすすめ情報を教えていただいた。『今度は、ぜひそこに泊ってみようと思います。 また、楽しみができたなあ』***クルマで展望台へ。 『いつもは、カヤックを下の浜に置いて、歩いて上がるんだ』残念ながら、曇り空で景色は今一つだが、それでもここ独特の風景の感じは良い。***展望台の後は、一度ロードスターで走ってみたかったオレンジラインへ。 いつも、島の高いところに、面白そうなワインディングがあるなあ、と思って見ていたのだ。一車線分しかない狭いクネクネ道は、急勾配のアップダウンを繰り返して山の上に登って行く。景色は最高! ただ、道が狭いので、走りを楽しむような道路ではない。 また、途中で行き止まりになっているところもある。この道は、あくまで蜜柑農家の方用の農道である。ポイントポイントではクルマを停めて記念写真。 『一度、この道を走ってみたかったんだ』『景色は良いわね。 ここは、歩いてや自転車じゃ無理よね』 『そう、だから今日はここに来て良かったよ』***『オレンジライン』のドライブをたっぷりと堪能し、今日の宿泊地である岡村島へ。 ロードスターの屋根を開け、妻とともに島を巡るドライブの旅の初日。 瀬戸内の中でも独特の文化を持つ家船の島、豊島。 妻が行きたいと言っていた、歴史のある風待ち潮待ちの湊、御手洗。 豊島と大崎下島の展望台。 御手洗の潮待ち館。 そして、絶景のオレンジライン。普段漕いでいる海や訪れるお気に入りの場所を、陸からの視点で妻と共有化できたドライブの旅。良い一日だった。 明日は、いよいよ大崎上島だ!
October 7, 2007
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3連休の初日。 今日は、数ヶ月前に知り合ったMさんとの日帰りツーリングの日だ。カヤックを漕ぐのは初めてと言うMさんのために、タンデム艇/シースケープポイント5を準備して、待ち合わせ場所に向う。***待ち合わせ場所で、久し振りとなる再会の挨拶を交わし、出艇場所へ移動。今日は、東風が強いので、当初予定していた場所を急遽変更した。車を停めると、海図を出して現在地の確認。 そして、今日の目的地の説明。フネを下ろし、道具を運び、パッキングを済ませる。出艇前に、簡単なパドリングのお話。 フェザーとアンフェザーのそれぞれの特徴。ワイドブレードパドルとナローブレードパドルの特徴。 前進の漕ぎ方、曲がり方、バックの方法。『陸上でやっても分かり難いですが、海の上で実際に漕いだらすぐに分かると思いますから、早速出てみましょう!』***若干の追い風追い波の中、漕ぐ事1時間ほどで目的地の浜に到着。ここは、完全に風裏になるので、浜は風もなく、目の前に広がる海も穏やかだ。見上げると、雲一つない秋晴れの真っ青な空が美しい!やおら浜を散策開始し、きれいな発泡スチロールのトロ箱を見つける。 あー、これこれ。裏返して水平を出して設置し、コンパクトなカセットコンロを置き、風防をセットすると、キッチンの準備完了!『まずは、お湯でも沸かしてお茶にしますか!』『コーヒーと紅茶、チャイもありますが、どれが良いですか?』 『じゃあ、せっかくなのでチャイで』コンロをセットしてお湯を沸かし、海を眺めながらMさんはチャイを、私はコーヒーを飲む。最高の一杯!***『そろそろ昼ご飯の準備をしてもいいですかねえ』 『ええ』『今日は、ホットサンドです!』今回は、パンにもこだわってみた。 うちの家族の大好物、『エピのパン』昨日、妻に頼んで店に行ってもらい、サンドイッチ用に薄くスライスしてもらったものだ。ちょっと手抜きではあるが、自分で好みの具材を選ぶ事ができるし、軽く焦げ目がついて香ばしく温かいサンドイッチはやっぱりおいしい。パンにチューブのバターを塗り、スライスチーズを載せ、ハム、サニーレタス。マヨネーズをグルリと円を書いて垂らし、粒マスタードを載せて準備完了。暖めたホットサンドメーカーにバターを落とし、二つ折りにしたパンを挟んでコンロにかける。ジュッ。 チリチリチリ。 うん、良い音だ。 しばらく待っていると、香ばしい匂いも漂ってくる。 皿に載せ、少しさましてから手にとってガブリ! うーん、これは美味い。きれいな瀬戸内の景色も相まって、よりいっそうおいしく感じられる。私たち以外には誰もいない静かな浜。 雲一つない、真っ青な秋晴れの空。 目の前に広がる、抜けの良い瀬戸内の風景。シンプルだがおいしいホットサンドを食べ、紅茶を飲み、四方山話。 楽しい一時。***シーカヤックを始めた頃、この付近によく漕ぎにきていた事。 その後も、長男と二人で、あるいはタンデム艇2艇を使って家族4人で海水浴や釣りにきていた事などなど、このあたりの海で遊んでいた頃の懐かしい話し。Mさんからは、私がこれまで知らなかった様々なお話を伺う。 『へえ、そうなんですか!』 『それは知りませんでした!』 興味を持つ分野が違う方との会話は楽しく、興味が尽きない。『それにしても、ここ、良いでしょう?』 『好いですねえ。 同じ瀬戸内とは思えない』食後は、浜をすこし散策。 集落から離れたこの辺りの海は、本当に静かできれいである。何度来ても、飽きる事がない。***1時間半ほどこの浜で過ごし、帰りの準備。『帰りは、向かい風が少しありますが、今日の風とこのフネなら大丈夫ですから。 任せて下さい』 『向かい風なんで、岸ベタで、それぞれの湾に沿って帰ります』最初の岬を回ると向かい風となり、波も少し高くなるが、久し振りに持ってきた『アークティックウインド』はがっちりと水をキャッチし、安定性の高いシースケープポイント5は、しっかりと波を切って進んで行く。風裏で時々休憩しながら、漕ぐ事1時間半。 無事に、出発地点の浜に到着。『お疲れさまでした!』 『いやあ、これはいい運動になりますね』 『今日は、帰ってからゆっくりと風呂に入って、疲れをとって下さい』荷物を片付け、フネをカートップし、着替えて準備完了。『始めてのカヤックはどうでしたか?』 『これはいい、良かったです!』 『機会があったら、またぜひ遊びに来て下さい!』***帰りの向かい風こそ、始めての方には少しきつかったかも知れないが、行きは若干の追い風、追い波。 休憩地点は風裏で穏やかなうえに、秋晴れの最高の天気の中でお昼ごはんを楽しむ事ができた。一日の行程の中に様々な状況が詰まった、充実した日帰りツーリング。 秋の一日をたっぷりと堪能した。
October 6, 2007
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だれもいない静かな浜に張った、一人用の小さなテントの中で目を覚ます。 時計を見ると、5時前だ。 今日の日の出は6時過ぎなので、まだ外は暗い。 5時を過ぎるとケータイを取り出し、更新されたばかりの最新の天気予報をチェック。 今日も曇りがちだが、どうやら晴れ間も期待できそうだ。 良かった!***5時半過ぎにはテントから這い出し、東屋のベンチに座ってストームクッカーでお湯を沸かす。お湯が沸くと、インスタントの『チャイ』を入れ、、次第に明るくなって行く瀬戸内の海を眺めながら、朝のお茶タイム。静かな浜辺の朝。 一人きりで海を眺めながら、土曜日の夜に偶然見たNHKの番組、『あの人に会いたい』で、寅さん/渥美清さんが語られていた言葉を思い出した。『チョウチョかトンボのように、好きなところにフラッと出掛けて生涯を終われるなら、末は野垂れ死んでもいいんじゃないですかね。 そんな人生も好いなあと、寅さんを演じている私自身も思いますよ』 そんな感じの事を語っていた、寅さんのその言葉を聞きながら私は小さく頷き、一緒に見ていた妻と息子たちは、私の価値観/人生観との共通点を感じたのか、目を見合わせて苦笑い。***日が昇るのを待ちながら、朝食の準備。今朝は、妻が買ってきてくれていた『アンデルセン』のパンと、ベビーハンバーグ、そしてオニオンスープ。簡素だが、おいしい朝食を食べていると、日が昇ってきた。ちょうど、東側にある小さな島の頂から日が射してくる。 うん、きれいだ。瀬戸内らしい景色を眺めながら、きれいな東屋の下で食べる朝食。 コーヒーも美味い。 なんという豊かで贅沢な朝なのだろう。 本当に、ここに来て良かった。***食事を終え、テントを畳み、シュラフを片付け、荷物を整理する。一仕事終えると、再びアルコールバーナーでお湯を沸かし、ゆっくりと食後のコーヒー。***ちょうど潮止まりの時間だ。 さあて、そろそろ帰るとするか。シーカヤックに荷物をパッキングし、朝の海に漕ぎ出す。 今日は、生野島の南岸を通って契島を回り、満ち潮に乗って出発した浜まで帰る予定。大崎上島と生野島との間の瀬戸を抜け、バウを北に向けて契島へ。 この辺りは、潮が複雑で早い。ちょうど満ち潮に変わったばかりの時間のはずなのだが、契島と生野島との間の瀬戸は、ザワザワと潮が波を立てて流れていた。流れを観察し、波の状態を見ながら、潮に乗って漕ぎ進む。***帰りは、少し遠回りしてパドリングを楽しんだので、1時間半ほどで出発した浜へ戻った。カヤックを浜に引き揚げ、荷物を運んでいると、いつもこの浜で散歩されているおじいさんが歩いて来られた。『おはようございます。 今日はもう、帰ってきました。 昨日から、生野島に行っていたんですよ』すると、『天気が良くて好かったなあ』と言いながら、近くの防波堤に腰掛けられた。80歳を過ぎている、地元で生まれ育ったと言うこのおじいさん。 カヤックを出すためにこの浜に来るとたいていお会いする機会があり、その度に、この辺りの昔の海の話しや、海での遊びの話しを聞かせていただける。 うれしいことだ。今回も、大阪汽船の客船が目の前の海を行き交っていた頃の話しや、小学生の時、呉線がまだ開通していない頃に、船で広島まで修学旅行に行ったときの想い出話。海辺がまだ松林だったころ、松の木から海に飛び込んで遊んでいた話し。 小学生の頃からフネを漕いで釣りに出ており、中学生の頃には、釣り好きな学校の先生を日曜日に海に連れて行き、良い成績を付けてもらったと言う話し。すぐ目の前の海で、ミル貝やタコ、ワカメがたっぷり獲れていた頃の想い出話などなど。話しを伺っていると、目の前に広がるこの海の、60年前、70年前の様子が、私の目にもありありと浮かんで来るようだ。生野島の、美しいが誰もいない静かな浜で独りきりの一夜を過ごした後だからこそ、地元の方とのこのような会話が楽しく、また、チョウチョやトンボのようにフラリと訪ねてきたこんな私に、様々な昔話しをしていただける地元のおじいさんの親切が、身にしみて感じられるのだと思う。***『また、遊びにきんさいよ』 『ありがとうございます。 また、話しを聞かせていただくのを楽しみにしています』久し振りの生野島キャンプツーリング。 天候にも恵まれてシーカヤックツーリングもソロキャンプも楽しみ、地元のおじいさんから昔の話しも伺って、のんびりまったりと、充実した瀬戸内の島時間をたっぷりと堪能する事ができた。ほんとうに良い休みだったなあ!
October 1, 2007
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