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2005年01月07日
XML
一昨日の「たった5分のVTRで・・」の日記には、色々なご意見や感想をいただいた。
そのおかげで、私自身も色々なことを考えるきっかけになった。
そんな数々のコメントの中で、シャルドネさんの
「でも、三日もしないうちにケロっと忘れてしまう風な
感動にどれほどの意味があるのでしょうか?」
という言葉が、とても気になった。

第一には、あの時涙が出るほどの反応をした青年達が、
3日でその感動を忘れてしまうのだろうかということ。
確かに、色々な刺激的な生活の中ですっかり忘れてしまう人もいるだろうし、

苦笑いした人もいるかもしれない。
私自身、今ではビデオの何本かしか覚えていないのが現実だ。
それでも、あの時「人間っていいなあ」と感じたことは覚えている。
彼らもきっと、テレビ出演をしてビデオを見て、
苛立ったりしらけたり反発したり、
少しは感動したことくらいは覚えていることだろう。
そんな程度でいいのではないかと、私は今思っている。

第二に、たとえばそんな記憶すらなくなっても、意味がないのか?ということ。
私は、感動したということ自体に意味があると思う。
感動だけではない、悔しかったこと、情けなかったこと、
嬉しかったこと、おかしかったこと、驚いたこと、

目に見えない心の栄養になっているはずだと思う。

たとえばこの私、七年間、それなりに努力して通信での勉強を続けた。
しかし残念ながら、せっかく勉強した知識のほとんどは
幻のごとく消え去っているようだ。
情けないとは思うが、だからといって無駄だったとは思わない。

エネルギーのようになって残っているような気がする。
そしてまた、すっかり忘れていることが、
何かの時にヒョイと立ち上ってきて、思いがけない「知恵」として生きることもある。

人間の心(脳)は、信じられないほどの包容力があり、
意識の底にいくらでも溜め込んでくれるようだ。
それにしても、溜め込む時に「心が動く」ことがなければ
あまり役に立つものにはならないような感じがする。
詰め込みで知識ばかりをタップリ溜め込んだ優秀な知的エリートでも、
現実生活で自分や周囲のために生かすことができなかったり、
あるいは他人の気持ちや体験に心を寄せることができなかったりするのは、
そんなことにもよるのではないかという気がする。










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最終更新日  2005年01月07日 18時13分22秒
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Re:忘れてしまっても、栄養にはなるはず(01/07)  
秀0430  さん
むかし流行した自己開発セミナーと呼ばれるものも、人間の心の奥底に働きかけて、それを揺さぶるもので、激しい感動を起こさせるものと言ってもいいかも知れません。しかし、それは洗脳の心理学と紙一重の危険なものでもあります。

これが、なぜ自己開発になるかを考えると、それは自分が知らない無意識の部分に揺さぶりをかけるので、自分では気づきようがない自分の一面を見ることになるからではないかと思います。それが衝撃的なものであるため、大きな感動もあるのだと思います。

感動というのも、自分の心の深い部分に働きかけないとなかなか生まれないと思います。だから、感動することは、自己開発セミナーと同じような効果を生むのではないかと思います。

自己開発セミナーの場合は、洗脳になっては困るので、もとの日常に帰るような工夫もされていると思います。そして、日常に帰った場合にも、その無意識の世界で起こった記憶が残っていれば、自分の新しい素質として生き残るのではないかと思います。しかし、それは無意識に近い部分に働きかけるので、再び無意識の底に眠ってしまうこともあるのではないかと思います。どの程度意識できるかが自己開発になるかどうかを決めるような気がします。

これが、自覚せずに催眠状態のように無意識に残り続けると、洗脳ということになるのではないかと思います。いずれにしても、自分が望んでもいないのに、無理やり感動させようとするのは、ぼくはかなり危険だなと感じました。 (2005年01月07日 21時42分16秒)

Re[1]:忘れてしまっても、栄養にはなるはず(01/07)  
秀0430さん、コメントありがとうございます。

>それは洗脳の心理学と紙一重の危険なものでもあります。

そうだと思います。私たちの社会は、色々な場面で心理学が応用されていると思いますので。

>感動というのも、自分の心の深い部分に働きかけないとなかなか生まれないと思います。だから、感動することは、自己開発セミナーと同じような効果を生むのではないかと思います。

私は、「自己開発セミナー」は体験したことがないのでわからないのですが、もしもそのセミナーでの感動が本人のそれまでの人生体験とリンクしながらの感動を与えるものであったなら、「洗脳」ということにはならないでしょう。
人は誰でも、衝撃的な体験や感動で自分にとって必要な方向に変化していくものだと思うのです。
「洗脳」のレベルでは、本人の主体的な変化にはならないでしょうし、また別の衝撃や気付きによって、「我に帰る」のではないでしょうか。
↓の秀さんの意見と同様のことですが、私のことばで書いてみました。

>日常に帰った場合にも、その無意識の世界で起こった記憶が残っていれば、自分の新しい素質として生き残るのではないかと思います。しかし、それは無意識に近い部分に働きかけるので、再び無意識の底に眠ってしまうこともあるのではないかと思います。

だから、それは無意識世界に残っていても問題ないと思うのです。

>これが、自覚せずに催眠状態のように無意識に残り続けると、洗脳ということになるのではないかと思います。

そのような方もいるでしょうね。

>いずれにしても、自分が望んでもいないのに、無理やり感動させようとするのは、ぼくはかなり危険だなと感じました。

危険というよりも、固有の意志や感情を持つ人間に対して、とても失礼で傲慢な態度だと思います。 (2005年01月08日 09時18分42秒)

Re:忘れてしまっても、栄養にはなるはず(01/07)  
どうやら人間は、どこかで感動というのか心のありよう
が感動的なものでみたされることを望んでいるという側面
はありそうです。

もし、受け止め方に相違があるとすればそれは「感動」
という言葉についての感覚的な仕分け面での違いではない
かと思います。「感動」にかぎらず語彙としての判別で当然
感覚的な相違があるだろうからです。感動という語彙を私が
平素イメージするものと、すれ違っているからといって私は
みらい0614さんのご意見や論を退けなければならない
理由も資格も権利もありません。これは重々存知ております。
語彙を築くについてのプロセスが各人各様で違うからでは
ないでしょうか。

私自身は、映画で涙を流すなどということは日常茶飯な
ことで感激はしますが、なかなかそれを感動と呼ばれる域の
心的体験、心の打ち震えというような事にはあてるに躊躇を
するところです。

私は、すこし考え過ぎなのかもしれませんが自分の生き方の
様相や倫理的な感覚を揺さぶるほど大きな心の体験を除けば、
「感激」という風な語彙で十分だと思っているからです。

ことさらに混乱をお招きしたようであれば、本意ではありま
せん。申し訳ありませんでした。 (2005年01月09日 15時26分58秒)

Re[1]:忘れてしまっても、栄養にはなるはず(01/07)  
秀0430さん
>むかし流行した自己開発セミナーと呼ばれるものも、-----

これは人生体験の総量の問題なのですが、そのようなセミナー
に限らず洗脳の実態はよく存じております。

販売会社など、敏腕のトレーナーにかかれば新入社員
の大半をみごとにマインドコントロールできるものです。
人間の精神は、それほど強靭ではなく閉鎖的な環境におき
繰り返し反復して特定刺激を与えつづければものの見事に
心に変調をきたし、トレーナーの思うがままに反応すると
いうような人間を多産できます。

シベリア抑留中に、あの三波春夫氏などがたちまち共産
主義者に性格改造されたりなどしたご体験の告白が思い
起こされますがそんな大道具を用いなくても、そのような
空間では、感動を演出することは案外簡単なことです。
市中の販売会社や企業の営業配属人員に対する研修の中味
に実態で大差はないです。

東京ディズニーランドのスタッフ研修ではこのようなメニュー
が入念に用意されておりそのレポートを入手して読んだ経験が
あります。このレポートを制作した企業は、リクルート社で
わたしに下さった方は、同社金融機関担当のです。その内容を
読み進み、これはどう考えても感動的な体験を演出したある種
「洗脳劇」ではないか、という思いました。その調査役も私と
同じ意見。

東京都内の普通の若い男女が、施設内の汚物や嘔吐物をなんの
抵抗もなしに瞬時に洗い清めるような作業。その反射的な運動
を徹底して訓練により衆知徹底するメソッドがアメリカから
持ち込まれているんですね。これはディズニー側が軍事的なま
での教練手法を洗練して体系化したものでした。しかしそこに
も「感動」というものをたくみに機能づけている冷徹なプログ
ラムが存在しているわけです。
(2005年01月09日 15時46分49秒)

Re[1]:忘れてしまっても、栄養にはなるはず(01/07)  
シャルドネ☆さん、おはようございます。

>もし、受け止め方に相違があるとすればそれは「感動」という言葉についての感覚的な仕分け面での違いではないかと思います。「感動」にかぎらず語彙としての判別で当然感覚的な相違があるだろうからです。

私なりに、理解できます。
私自身、シャルドネさんのおっしゃっていることをどこかずれて受け止めているような気がしましたし、だからこそシャルドネさんへのレスという形をとりませんでした。(言い訳ですが)
お互いの言葉の定義(意味)についてのやり取りでは、このような形ではなかなか本当の合意に至ることが出来ず、それで疲れてしまいそうな予感がしたともいえます。
シャルドネさんが私の日記を「批判」ととられることが少し気がかりでした。
批判ではなくて、私がシャルドネさんの言葉で感じたり考えたりしたことを書いたのです。(たぶん、そのように理解してくださっていますよね?)

>語彙を築くについてのプロセスが各人各様で違うからではないでしょうか。

ですから、↑には、全く同感です。

>私は、すこし考え過ぎなのかもしれませんが自分の生き方の様相や倫理的な感覚を揺さぶるほど大きな心の体験を除けば、「感激」という風な語彙で十分だと思っているからです。

そうだったのですね。私は、感動と感激をあまり区別せずにいい加減に使ってました。
「心が何かを感じて動かされること全体」を「感動」と思っていたかも・・。
私は日常生活で「感激した」よりも、「感動した」をより多く使っているように思います。
日常の中で心の動きを体で表現することが苦手なタイプのせいかもしれません。
シャルドネさんのコメントは、「混乱や迷惑」では全くありません。私の心や頭を、良い意味で動かしてくださったのですから。ありがとうございました。 (2005年01月10日 10時12分44秒)

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