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2017年10月01日

リベラル新党探る動き　民進、希望の「選別」に反発
10/01 01:34 更新北海道新聞
　民進党の前原誠司代表は３０日、地方組織の幹部が集まった全国幹事会で、新党「希望の党」（代表・小池百合子東京都知事）への合流を巡り「一両日中に（候補者公認の）方向性を出したい」と述べた。小池氏が合流者を選別する意向を示していることから、民進党の地方組織からは衆院選への先行きが見えないことに不安の声が噴出。党内では リベラル派を中心に新党結成を探る動きも 出ている。
　前原氏は党本部での幹事会で「疑心暗鬼がみなさんの不安を増長させている。一刻も早く（希望の党の）公認候補を発表する手順を取らなければいけない」と述べ、調整を急ぎ地方組織や党員らの不安解消に全力を挙げる姿勢をアピールした。希望の若狭勝前衆院議員は、２日に５０人規模の第１次公認候補を発表することを記者団に明らかにした。
　「改革保守」を掲げる小池氏は、憲法改正や安全保障関連法への賛成を踏み絵に、政策が一致しない民進党出身者を「排除する」と明言。民進党内にはリベラル系が合流を拒否されるとの見方があり「数十人単位で排除される」（関係者）との臆測も出る。希望の公認を得られずに無所属で出馬した場合、小選挙区で敗れても比例復活できない。
　幹事会では出席者２８人から３時間半にわたって質問が続出。道連の市橋修治幹事長は無所属で出馬する意向を示した逢坂誠二前衆院議員らを念頭に「民進党の公認に道を開くべきだ」と求めたが、執行部は「民進党は候補を擁立しない」と繰り返した。今後の見通しを執行部が十分説明できていないとして「多くの地方組織は不安と憤りに近い思いを持っている」（宮崎県連）などの意見も出た。
　希望による選別への反発も広がる。辻元清美幹事長代行は３０日、記者団に「リベラルの力は重要だと信じている。（希望に）行かない」と述べ、無所属で出馬する意向を表明。支持組織・連合の神津里季生（こうづりきお）会長も記者団に「（選別は）おかしい。みんな行くのが一番望ましい」と不快感を示した。
　リベラル色の強い旧社会党系グループを率いる赤松広隆元衆院副議長は記者団に「新しい政党をつくることも選択肢の一つにしなければいけない」と言及した。無所属での出馬を検討する枝野幸男代表代行らも同調するとみられる。ただ１０日の衆院選公示まで残された時間は少なく、党内リベラル勢力が新たな政党の下で結集できるかは不透明だ。

民進リベラル系に新党構想＝希望の公認条件相いれず【17衆院選】
9/30(土) 18:57配信時事通信

道内政界、戸惑いと期待　民進、野党連携「水泡に」　「政策共感できる」の声も
09/28 05:00
　民進党が、小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」と事実上合流する方向となった２７日、道内政界に衝撃が走った。共産党と水面下の協議を重ねてきた民進党道連内からは戸惑いが広がる一方、「非自民」の軸となる展開を期待する声も。脱力感と高揚感が交錯する中、２８日の衆院解散を迎える。
　「共産党との連携の協議をずっと積み上げてきたのに全部が水泡だ。はっきり言えば参っている」。民共連携に関する協議で、２日前に続いて党本部を訪れた民進党道連の佐々木隆博代表は２７日、記者団に対して戸惑いを隠さなかった。
　道内では民進党道連と共産党道委員会が昨秋から、道内１２小選挙区での候補者一本化について水面下で協議していた。一部選挙区で民進党の候補予定者を降ろして共産党に譲る案も浮上し、「共闘関係を仕上げる段階に近づいていた」（道連幹部）。
　民進党道連幹部は「有権者を無視した永田町の論理で進んでいる。合流してもプラスにならない」と否定的に見る。道連内には「党名はどうなるのか。選挙用ポスターの印刷も間に合わない」と焦りも出てきた。
　道内はもともと労組が強く「社会党王国」「民主党王国」といわれた地域。「寛容な改革保守を目指す」という小池新党が受け入れられるか未知数な面が多い。民進党の支持母体である連合北海道の出村良平会長は「安倍１強を倒すための野党連携が進むか注視したい」と述べるにとどめた。
　希望の党との合流構想に前向きな意見もある。道内選出の国会議員は「党が合流を決めるなら参加する。安倍政権を終わらせるためなら、小さなことにこだわる場合じゃない」と息巻く。希望の党が「原発ゼロ」「消費税増税の凍結」などを掲げて安倍政権との対立軸を明確にしたことに、ある陣営の幹部は「共感できる部分が多い」と期待をにじませた。
　はしごを外された形の共産党道委員会幹部は「改憲を目指す勢力とは一緒に戦えない。独自に選挙を戦うことにならざるを得ない」とけん制した。
　一方、にわかに生まれた合流構想に自民党にも戸惑いが広がる。自民党道連幹部は「民進党から共産が離れたとしても、小池新党がくっつく方がわれわれにとっては嫌な展開だ」と警戒感をあらわにした。（報道センター　五十嵐知彦、本郷由美子）

今回のドタバタで、良かった面は政治家それぞれの政治信念がわかりやすくなってきたこと。
政権、自己保身、政治信条など、民進党政治家の色合いがはっきりしたのは良かった。
言葉でいいことを言っていても、「ご都合主義」や「権力志向」なのか「長いものに巻かれろ」で「強いものに従う」のか、
なによりも人としてどれだけ自立しているのかわかるような気がしている。
今まで応援しようかと思っていた人に対しても、今後の動向を見ようと思っている。
本当に国民一人一人が自分の頭で考えて、自分の理想とする社会観や思想を持っているかどうかが試されると思う。

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