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2020年06月20日

しばらく畑に行かずにいると、畑の様相が一変している。
枝に芽が出始めていたような二週間前だったが、今は枝に葉が茂り始め、花芽が沢山ついている。
開花は今月末から来月にかけての予想のようだが、今のところ順調に生育しているようだ。
下草はブドウ以上に茂っていて、以前はタンポポの綿毛がうるさかったが、
今は黄色やオレンジ色のタンポポに似た花が群生し始めた。
(残念ながら名前がわからない)
もちろん、イネ科の植物やイタドリ、この土地に根付いている葛などがぶどうの木にまとわりついているような感じ。
この日の作業は、伸びてきている枝の誘引と、株周りの雑草除去。
草刈り機で刈るにも、株周りが草で埋もれていたら枝を傷つけてしまうためだ。

この畑には、一体何種類の植物や微生物、虫や鳥が共生しているのだろう。
息子たちはできるだけ自然の状態の中で、
多様な生き物と共生しているぶどうを育てたいと考えているようなので、
毎年毎年、共生のバランスのギリギリ許容範囲で防除などをしているという。
だから、ちょっと油断すると肝心のぶどうにダメージを与えることになる。
なんとめんどくさい仕事をしているのだと、この畑を手伝うようになってからいつも思うのだが、
生き物は元来面倒くさく手のかかるものなのだ。
人間の作業効率のためにバランスを崩したら、必ずしっぺ返しが来る。
日々、そんなことを感じているので、畑の中にいるとなんだかホッとするのかもしれない。
みんな精一杯生きようとしている。
食物連鎖の中で動植物は生存できるのだから、

ウィルスだって同じことだ。
ウィルスに何種類あるのかわからないが、そのウィルスのおかげで人間が守られているってこともあるのではないか。
新型コロナウィルスは今人類の目の敵にされているが、彼らにも大切な役割があるのかもしれない。
私はずっと、このウィルス騒ぎは人間社会への警鐘だと感じてきたが
ひょっとすると人類が生き残ろために必要なプロセスなのかもわからない。

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最終更新日 2020年06月22日 09時06分10秒
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■コメント

Re:ぶどう畑で思うこと(06/20)

maki5417 さん

人間社会への警鐘

温暖化への警告なんて言われていますね。
人間とは別々に暮らしていた動物が人間社会に近いところで生活せざるを得なくなったので動物から人へです。

人間が運ぶウイルス、病原菌。
ヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌で南米の人々が死んだ話。
コレラ対策で日本の公衆衛生や医学が発展した話。
風土病のおかけで、長らく中国本土からの人の流入を妨げてきた台湾など、いろいろなことを思い出してしまいますね。

今回の第一波でほとんど感染してないことが、ショックでした。
まあ、当面はよかったのでしょうが。

コロナの今年はどんなワインができるか楽しみですね。
収穫の人手が足りないとこともあるようです。 (2020年06月22日 10時07分45秒)

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Re[1]:ぶどう畑で思うこと(06/20)

みらい０６１４さん

maki5417さんへ

今回のコロナ騒動がいつまで続くのかわかりませんが、それぞれの人がそれぞれの立場で色々と考えてしまうことは間違いがないでしょう。
そのことが、今までの価値観や生活スタイルを見直し、地球やそこに生きる生き物の一部としての自覚と反省を生むことが出来ればいいのですが。

>収穫の人手が足りないとこともあるようです。

大規模なヴィンヤードやワイナリーではそうかもしれませんが、息子たちのような家族経営の小規模なワイナリーでは、あまりそのような心配はないでしょう。
良いのか悪いのかわかりませんが。 (2020年06月22日 14時58分42秒)

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Re:ぶどう畑で思うこと(06/20)

ぼちぼち7203 さん

こんにちは。
こちら兵庫県の素人の畑ですが、それはそれは多くのゲスト（？）がいますよー。プロの方はそうも言っておられないので、それなりに、消毒他、余念がありません。最近、お知り合いのお茶の先生が、茶畑の管理から始めたいとチャレンジされています。何かと大変なようです。応援したいなあと思っています。こちらは、いよいよ黒豆の植え付けが始まったようです。我が家は、、去年の虫害（基本、何もしないので・・）に懲りて、今年は、パスします。。
ご子息の葡萄畑のご苦労、お大変でしょうが、頑張ってください！！ (2020年06月22日 15時02分36秒)

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Re[1]:ぶどう畑で思うこと(06/20)

みらい０６１４さん

ぼちぼち7203さんへ

>こちら兵庫県の素人の畑ですが、それはそれは多くのゲスト（？）がいますよー。

ぼちぼちさんは兵庫県なのですね。
ゲストと言えば、この日夫は大きなウサギと出会ったと言ってました。ずうずうしくて、「こらっ！」と言っても平然として、のこのこと草むらに入って言ったとか。
息子に報告すると、「うさぎだったかあ。あの食べ方は鹿かと思っていた」ですって。
どうも、畑のどこかに巣穴があるようです。
ウサギならまだ可愛いけれど、羆なんかは御免こうむりたいものです。
無農薬や減農薬の農業は、薬の代わりに手間をかける必要があります。
そのような農業を頑張っている農家を応援してほしいですね。
自然との共生は、言葉では美しいけれどなかなか大変なのが現実です。

(2020年06月22日 15時42分12秒)

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