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映画「愛を読む人」


2026年07月08日
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7月6日は午後からの文化講座だったので、午前中は久しぶりに映画でも観ようと思い、シアターキノに行った。
事前に、ちょうど良い時間に見ることのできる映画を探して、この映画を観ることにした。

「ザ・コラール…希望を紡ぐ歌」

【STORY】
第一次世界大戦下のイギリス北部ヨークシャー。徴兵で多くの団員を失った合唱団は、存続の危機に瀕していた。若者や町の人々を迎え入れ、“歌うこと”を通して再び心を結び直そうとする。
新たな指揮者に選ばれたのは、敵国ドイツで活動していたヘンリー・ガスリー。
偏見と不信を背負いながら、彼は退役軍人、売春婦、敬虔なボランティア、徴兵を控えた少年たちなどの寄せ集めの団員たちと向き合い、熱心な指導のもとで、失われたつながりと希望を取り戻していく。
やがて彼らは、前代未聞の“ある挑戦”へと踏み出す。しかし、再び徴兵通知が届き始め、ようやく芽生えた平穏は、戦争の影に呑み込まれていく。


予備知識のないままに見たのだが、とても良かった。
第一次世界大戦下のイギリス北部の町で、団員が次々と徴兵され、新たな指揮者となったドイツで活動していたガスリー。
ただ、敵国で仕事をしていただけで冷たい視線やあらぬ噂にさらされる。
これはどこの国でもあることなのだろうが、敵国のものではない合唱曲を探したら、みんなドイツの作曲家のものだったというのには少し笑ってしまった。
音楽には国境はないと言われるが、戦時下になると音楽にも国境線が引かれるのか。

ということで、彼らが選んだ曲はイギリスの作曲家 エルガー の、 「ゲロンティアスの夢」
団員は少なく寄せ集めだし、オーケストラなんてものは望めず数人の室内合奏。
それで可能な合唱曲にするための演出や編曲に取り組み、やっと発表の日を迎えたその日、
何と作曲家のエルガーが現れてその編成や編曲に怒り心頭。
しかし、それがために団員の心は一つにまとまり、素晴らしいコラールとなる。

団員はもとより家族も恋人も戦争に行き、あるものは命を失い、
あるものは心身が傷つき、あるものは自分の限られた今の時間を意識する。
やんちゃな若者たちの真実の一面が、何だか人間臭くて切なかったし、これが人間なのだろうと思った。
その中で、共に歌い音楽に心を合わせる時、希望が生まれ未来を信じようとする。

いつまでたっても戦争が途切れないことでも証明されるように、
人間ってものはいつまでたっても愚かで悲しいけれど、
何とか希望を見つけて生きようとするときに、人の美しい側面も現れてくる。
そんなことを感じながらの心を一つにした合唱を聞くと、鳥肌が立つような気がした。





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最終更新日  2026年07月08日 08時55分31秒
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