全3件 (3件中 1-3件目)
1

みなさん、こんばんは。暑いですね なので私のような凡人素人小説家はいつもに増してお頭の回転が思わしくなく、フィクションは思うように書けません。そこで思いついたのが「小説の道草」書けない時のノンフィクション頼みなのです。まず今日はというより今日もですか・・・暑くて・・・そんな夏にぴったしカンカン!(いやいや古いですね、平成生まれの方はご存じない頃のテレビ番組です)そう、夏になーると思い出す♪静かな尾瀬ーこわい話♪ん?( ; ›ω‹ ) あれは随分昔の話、私と兄と2人、居間でテレビを見てました。日テレの「11PM」これも相当に古い。真夜中に雨が降り始めたのですが、どんどん激しさを増してきておまけに雷まで!この夜の出来事をきっかけに私は雷がトラウマになったのです。雷雨は激しさを増し「あれ、今のどこかに落ちたんじゃないか?」と兄が言い、私は顔が引きつっているのを自覚していました。ピカ!と稲光が光るとほぼ同時に耳をつんざくような雷鳴が!!おまけにそれは地響きまで伴っていたから堪りません。酷く驚くと腰を抜かすと言いますが、その時は逆に兄と2人同時にソファから飛び上がってしまいました。そしてどちらからともなく、目の前のカーテンを左右に引き開けた!そこに映し出された光景は今でも瞼の裏に鮮明に焼き付いたままなのです。我が家の前方100メートルほどの所には直ぐそばのお寺の丘のような形状の墓地がありまして・・・。その真ん中には昔から一本の松の木が立っていたのですが、今、その松の木が縦に真っ二つに裂けていて・・・墓地の上部を煌々と照らしていた。あの猛烈な落雷によって枝はことごとく飛び散ったのでしょう、木の幹だけが裂けて燃えているのです・・・。なんだか可哀そうな気がして・・・兄の横顔を見ると兄も同じ気持ちだったのではなかったか・・・じっと雨の中で燃え続ける松の木の哀れな姿を見つめている。兄も私も物心ついた頃から、あの一本松を見て育ったのです。そしてその後、あの神妙な気分をぶち壊す言葉が私の口をついて出てきたのでした。私は昔から思い浮かんだことを口にせずにはいられない、そんな愚かな性分を持つ人間でした。「今の雷でお墓の住人たち起きてきたりしてね ハハハ・・・」兄の返事は痛かった(頭にゲンコ・・・)少年時代の怖くて痛い思い出でした。応援して頂きますと幸いです。(^^♪
2023.07.26
コメント(73)

小説 「scene clipper」 Episode 24 「プッ・・」 強い想いを抑えきれないと言うような表情のまま接近を試みたくせに、銀塚は軽く吹くと同時に口元を指の腹でそっと押さえた。俺は胸の奥がキュンとなるのを禁じえなかった。 (昔と同じだ、この仕草・・・俺の中で初恋はまだ綺麗なまんまだったんだ!整った顔立ちだが真っ直ぐな性格のせいか、可愛すぎる!だがここで反応を間違えるとこの先をリードされちまうぞ、俺!) 「なんだよ、今吹いたのは何だったんだ?」「ごめんなさい、久しぶりに会えたというのにね・・・」「本当にな、相変わらず・・・」「ん、相変わらず何?」また接近しようと・・・否、接近してる! こいつは昔からそうだった、男子には自分から話しかけるようなことは無いのに俺と上妻には積極的に話しかけていた・・・けど、あいつの家裕福だし学校以外じゃお袋さんがいつも隣で目を光らせていたから、何より殴り合いのケンカはするくせに、俺は女子には弱い男子だったからな・・・。告白なんてとてもとてもだった。 「あれ!?上妻君もいる!すごい!久しぶりだわー、2人一緒にいるとこ見たの!」「まあ、そんなとこに立っていたんじゃ他の客の邪魔だろ、こっちへ来なよ」 と上妻は2脚イスを引いて2脚だけになったテーブルにスージーを先にエスコートし、ケンさんと銀塚を俺たちのテーブルに招いた。 その一部始終を目で追っていたリョウは、スージーの隣に腰を下ろした上妻を睨みつけてテレパシートークをおこなった。『お前何余計なことしてんだ!俺はまだ心の整理が出来てねえんだぞ!』『良くいうよ、おれは弾を込めてやったんだ。引き金はてめえで引けよ』『なんだ、さっきまでハラハラさせられた仕返しかよ』『そうだと言ったら?』『テレパシートークじゃ収まりきれなくなって来たけど、どうする?』上妻は深くため息をついた。『・・・分かったよ、女には弱いお前には時間の猶予を与えるべきだった』 上妻は両手を上げて見せた。降参の印だ。 「これだけテレパシートークが出来るって、やっぱ俺たちゃ友達だなあ上妻くん」 上妻が降参してくれたから多少なりとも心に余裕が出てきたようだ。両手を上げて見せてくれた上妻を俺は片手で拝んだ。 「感激!2人のテレパシートークを久しぶりに見た!」銀塚女史はただ一人高校時代の自分に戻っているようだ。俺はそれには何のリアクションもせず、吹いた訳を訊くことにした。 「それでさっき吹いたのはなに?」「そうよね、あーでも私何であんな事思い出しちゃったのかしら?」 そこにマリの言葉が湧いて出てきた。「いい加減イラつくから終わらせてくれないかしら」 マリは『最大限の忍耐が限界』にあることをその言葉の深いところに一応は繋留してある。それをその場にいる全員に伝えたのだ。 「マリさん、俺の従妹が邪魔したようで済まない」「いや、あなたのせいじゃなく・・・」 「なんだ!そっちも知り合いだったの?」マリは俺を一睨みして「こっちは江戸っ子の同級生だから」「あ、左様ですか。それにしても今日は知り合いが一杯登場して、まるでテレビ番組の『あの人は今』って感じだよね・・・」 次の瞬間リョウは、一人の少女が大人になったその背景と過程について想いを巡らさずにはいられなくなる、そんな声を耳にした。 「あなた、マリさんとおっしゃるのね」「そうだけど、なにか?」「ええ、初対面の方にこんな風に言うのは失礼かもしれませんが、私と山本君、そして上妻君とは小3から中・高と仲の良かった同級生なんです。今日会うのは、多分10年ぶり・・・」「・・・・・・」 マリは、自分が腹を立てているのは、この場合そして銀塚にきつくあたるのは筋違いだったと、もう気付いているのだが、隣にリョウがいるがゆえに素直になりにくかったのだ。 それにしても、リョウは驚いた。あの大人しい、明るい性格ではあるが言いたいことを飲み込んでしまいがちだったあの銀塚が・・・(人は変わる、変われるんだ。だが何がこいつをこんな風に変えた?・・・)いつもありがとうございます。(^^♪今日も応援のほどよろしくお願いいたします。
2023.07.11
コメント(58)

小説 「scene clipper」 Episode 23 さてと・・・この場を〆ようとした。 「待てよ、リョウ。おっきな忘れ物があるぞ」「忘れ物?・・・・・」 しきりに首を傾げる。これはリョウの癖で、10代の頃飼っていた愛犬リリの前でこれをやると、リリもつられて首を傾げる。いつだったかリョウの母親がそれを見て笑い出し「リリ、うちの息子に変な芸を覚えさせちゃだめよ」 あれはどういう意味だったのか、リョウは未だに腑に落ちないでいる。 「おい、聞いてんのか!」「そんなに怒るなよ、らしくもない。」「別に怒っているわけじゃないが、説明してくれると言っておきながら待たせすぎじゃないかと・・そういう・・・」 (こいつスージーのこと本気だな) 「はっきり言うと、スージー君も知ってるように」スージーに同意を求める 「そう、リョウさんとわたし、同じ・・意見持っている・・? [Yes, Ryo and I have the same opinion...?] 」 「うーん、日本人はhaveを使うの下手だけど、英語圏の人は日本語話す時にも haveを忘れないって感じ、そんな感じの日本語だな」「もっと勉強します・・・」 「ま、スージー、上手な方だよ君は・・・要するにだ。上妻、お前は何ひとつ気にすることなく、スージーと仲良くしてください。ノープロブレムだ」上妻は肩から力が抜けていくのを感じた。 「リョウ、お前の日本語は英語を翻訳するより難しい時がある・・・」 リョウは笑いながら席を立ち「上妻、ここの会計は持つが翻訳料は払わないぞ」と冗談を言い、自ら笑いながら店を出ていく。 何も無かった、ここまでは。 「さてと生ビール1杯くらいなら大丈夫だよな・・・と、夕子ちゃんは大丈夫か水城?」「出来たらノンアルコールが・・・」「よし、決まった」 と、リョウが皆を連れて行ったのは、改装なった北沢ロフトである。 B2Fのぶ厚いドアを開けると心地良い音に包み込まれる。 カウンターにはライブの無い日の何時ものように、ステージ上のJBLから聞こえてくる好きな音に身をゆだねてタバコをくゆらせているター君がいる。 「よお、ター君暇そうだな」「お前もな・・・今日はいっぱい連れてんじゃない。」「おう、クラス会の打ち合わせなんだ」ター君は俺の連れを一瞥して言う「下手な嘘ついてっと何も飲ませねえぞ」「すまんすまん、ちょっと祝い事があってなその帰りだ」「ん、じゃ好きなとこに座んな」 4人掛けのテーブルに隣りのテーブルからイスを2脚借りてきて座りオーダーを終えた。 知り合いのスタジオミュージシャンがター君と友達で、俺の好きなアーティストのライブには顔パスで入れてくれるので、リョウはビール運ぶのを手伝う。 ドアが開いて2人の客が入ってきた。「いらっしゃい」目が合った。 「リョウさん?」ちょっと元気良さそうな男が俺の名を呼び白い歯を見せた。 (新谷健一・・・だな)「やあケンさん、奇遇だねえ」彼は何か言いそうになったが、連れの女性に後ろから腕を引かれて振り向いた。「どうした?」彼女の目はケンさんを見ていない。(俺?)「山本君?」その女はそう言うとケンさんの前に出た。美人だ、それにプロポーションも抜群・・・「あれ?」「何だリョウさん、由美と知り合いか?」「ケンさん、あんた銀塚(かなつか)の何なの?」俺は結構厳しい目をしていたと思う。 「こっちは俺の従兄妹だけど・・・」 この瞬間俺の頭の中は真っ白になっていたぞ、多分。「久しぶりね、山本君・・・」銀塚由美(かなつか ゆみ)は目を輝かせてリョウに近づく、その距離はリョウをして「近すぎないか?」と半歩後退させたほどだった・・・。いつも有難うございます。今日も応援よろしくお願いします。(^^♪
2023.07.03
コメント(26)
全3件 (3件中 1-3件目)
1