椿荘日記

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その6


December 31, 2003
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三十、三十一日とすっかりお掃除もお買い物も終え、お正月のお料理の用意をされている方が、きっと多いことでしょうけれど、マリのこの「椿荘」では、まだまだお掃除が終わらず、どうも例年通りには参りません。

未だ引き摺る右腕の故障を抱え、磨き仕事や拭き掃除が思うに任せず、加えて何時も頼りの息子が、来年度は中学三年という重要な時期を迎え、勉強に一日の大半を割いておりますので、とても過度に手伝わせる訳にも参りませんし、夫は勤務先での異動後、ますます多忙を極め、一月には海外出張と、昨年に引き続き、母校での特別講義の講師という大役が控えておりますので、下調べや資料の編集、レジュメの作成など準備に忙しく、それでも具合の悪いマリを気遣って手伝ってくれておりますので、それ以上望めるべくもなく、何れにせよ喪中の家ですし、お祝いらしいお正月の仕度はほとんど省略するつもりでしたので、「神迎え」に差し支えが無い様、ある程度綺麗にしたところで、大掃除も良しとしようと考え、のんびりと(笑)構えておりました。

新年一日は、決まりごとの婚家のお墓参りの後の新年会、二日はマリの実家の母を迎え、三日は夫やマリの知人友人を大勢招いての久しぶりの新年会がありますので、その準備も含め、喪中とは言え、相変わらずの「椿荘」ですけれど、来年こそは息子の高校受験の為に「静かな新年」となることでしょう。
2003年は、世界的にも混迷の態から逃れることができず、個人的にも最愛の父を亡くすと言う悲しい出来事はありましたけれど、それ以外はマリに取りましては良い年で、今年のこの楽天日記の項目をざっと見るだけで、自分の幸せな身の上が思われます。本当に様々な素晴らしい人々に恵まれ、この楽天日記を通してお知り合いになった方々とも、実際にお目掛かったりと親しく交わり、実り多く豊かな年であったことを感謝せずにはいられません。

今年の夏から恒例化した、茅ヶ崎の「女王様のカフェ」での、マリの日本画の先生も参加する夫のボサノヴァ・バンドのライブは好評を頂き、来年も引き続きお願いしますねとのマダムのお言葉を光栄に伺いつつ、今年の演奏は無事にお仕舞いとなり、毎月のライブ演奏というステップ・アップを果たしたメンバーは互いにとても満足で、早速新年会を兼ねた練習を一月にということで約束しあったのです。実を申しますと(笑)、マリもボサノヴァバンドで一役買っておりまして、それは「マネージャー」という、アマチュアバンドでは何をしているのか分からないポジションですけれど、中々それはそれで、苦労もあるのです。
元々「女王様のカフェ」は、マリのお友達であるマダムのお店で、マリは大分以前からの常連客でとしてしばしば通っていたのですけれど、マダムが偶然マリの夫がベースを弾くことを知り、ぜひお店で演奏して欲しいとの要望で始まった定期ライブで、飽くまでもアマチュアですし、お客様も下手をしますと酔っている場合が多く、必ずしも静かに聞いてくれるとは限りませんので、その際などマダムと共に、演奏者であるバンドのメンバーや他ののお客様との「スムースな交流」を図る為に取り計らったり、選曲や、先生の日本語の歌詞の確認など、思ったよりも貢献している様です(笑)。
ともあれ夫、先生をはじめ、マリの「マネージャー」としてのお役に感謝して下さっている、奇特なバンドのメンバーは、結局新年会を取りやめ、多忙であろうスケジュールを縫って年内に、忘年会を兼ねた「マネージャー慰労会」を開いてくれることとなったのでした。

当日である28日土曜日の午前中は年末のお掃除に終始し、お昼にはすっかり汚れたエプロンをはずし、着替えて髪も整え、お化粧も直して午後二時からのお客様方に備えます。第一番目にいらしたお客様はマリの先生で、一人一品のお約束に習い、これから「椿荘」の厨房で「ペルー料理」を拵えて下さる為に他のメンバーよりもお早くいらしたのでした。

先生は三十代の半ばに南米を一年半程旅されており、その時に覚えられた家庭料理だそうで、鶏肉とジャガイモ、キャベツのポトフのようなスープ煮に、玉葱をペッパーソース(本来なら青唐辛子なのです)であえて辛味を加えたものを添え、うどん(ペルーでは日系人が多いので、うどんは一般的な食材だそうです)を加えるのですが、以前にアトリエでのお昼に作って頂いた事があり、素朴ながらとても美味しく、お一人での生活の長い先生ですので、お料理はとてもお上手で、「何がいい?」との先生のお言葉にマリは思い切り悩んでしまいました。頭の中には先生のお得意なお料理がぐるぐると列をなして回って(笑)、マリを散々迷わせたのですけれど、結局大勢ということで「ぺルー鍋」になりました。


「本当はコリアンダー(香菜)が欲しいところだけれど・・」と残念そうですけれど、煮立ち始めたお鍋からは早くも良い匂いが立ち始め、マリは殆どご用が済んだ事を察して再び階上に上がり、寝室のクローゼットのワードローブから、マリが何もしない時の為に、と決めている葡萄色のシルクの中国のローブ(長衣)を取り出し、羽織ります。胸にはルネ・ラリックのフロストガラスの「松毬紋」ペンダント(二十世紀初頭当時のオリジナルの空色の絹の紐が付いています)を下げ、慰労の会の仕度は整いました。そう、今回の忘年会のお約束とは、午前中のお掃除以外は、マリは「何もしない」ということで、マリは本当に「何も出来ない」装いで再び階下に降りますと、先生がその姿を頻りと誉めて下さいました。他のメンバーである、ヴォーカルのY嬢、フルートのA嬢のお若いお嬢さん方、先生のパーカッションの愛弟子である優しいY青年も続々と集まり、愈々「忘年会」兼「慰労会」が始まります。

練習も兼ねた集まりですので、夫々麦酒、お茶などで喉を潤しつつ、暫し休憩した後演奏の為に楽器を手に取り、マリが見守る中、和やかに新曲の打ち合わせが始まりました。
好評を博した先生の日本語の歌詞に拠るバンドの新曲は、A・C・ジョビンの名曲「コルコバード」と「エストラーダ・ブランカ(白い道)」で、ブックレットの対訳と違い、柔らかく可憐でさえある先生の作られた詞は、まだまだ覚束ない演奏の中でも美しい輪郭を見せ始め、難しさも感じながら新たに敷かれた可能性に、皆で沸き立つように夢中になって演奏しているうちに、「宴会」の時間となりました。
大好きなシャンパン「ルイ・ロデレール」で乾杯し、女性メンバーが用意してくれたチーズやソーセージの盛り合わせを囲んでの歓談は終始笑い声を伴い尽きることはありません。
華僑の「大姐」の様と表されたマリの姿は、この晩の宴会に相応しく(?)、メンバーに恭しく遇され、肩を揉んでもらったり、正しく座ったままの上げ膳、据え膳の饗応振りは「慰労会」のお約束通りで、マリをすっかり女王様の気分にしてくれるのでした(笑)。
先生の作られた大鍋の「ペルー鍋」は勿論大好評で、シャンパンの後のブラジルのスピリッツ「ピンガ」と共に息子を交えた大勢であっという間に平らげられ(笑)、その後はお待ち兼ねの、マネージャー・マリの為のミニ・コンサートとなりました。

「お抱え楽団」が「女王様」の前で演奏するように、やはり恭しい(笑)様子で徐に始まった演奏は、お馴染みのボサノヴァの曲で始まり、マリの大好きなY嬢のオリジナル曲と続いて、「ムーン・リバー」などの耳慣れた曲、そしてカルトーラの古いサンバ「人生は風車」が、先にポルトガル語で歌われた後、先生の詞になる日本語の、その含みのある深い内容の詩が、美しいギターの音色と、先生の優しい声と共に、椿荘の居間に響きます。美しく繊細無比な歌に、少しばかり酔っていたマリは思わず涙ぐんでしまい、先生がマリの亡き父の葬儀の際、寄せて下さった詩句、「人は皆、育てた花だけで飾られる・・」の一節で終わるその歌に感動を禁じ得ませんでした。
この半年のバンドの進歩は目覚しいもので、ブラジル音楽に造詣が深く、演奏経験も長い先生は当然のこととしても、殊にヴォーカルの女性の変化は目を見張るようで、最初は自信無げで声も小さく、心許無い風情の少女のようだったY嬢は、いまやすっかり成長して一人の「表現者」として、しっかりとした堂々の歌い振りです。
以前貰ったお手紙の中で、音楽と、マリや夫、先生に「恋をしている感じです」と書いてくれた直向きで、純粋な心が結実した美しく素敵な歌の世界は、これからもますます広がっていくことでしょう。

結局マリを囲んでその宵は、夜を徹しての親密な会話と音楽で満たされ、皆で新しい年に置ける飛躍と可能性を夢に見つつ、何時果てるとも無く続いたのでした。






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Last updated  January 3, 2004 10:31:19 AM
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Re:マリ、「女王様」となり、「お抱え楽団」の(12/31)  
素晴らしい年末を過ごされましたね。「ペルー鍋」に興味津々です。マリさんは、多くの料理を堪能されてますよね。今年も更に美味しい料理を探索して下さいませ。本年もよろしくお願い致します。 (January 3, 2004 10:36:47 AM)

Re:マリ、「女王様」となり、「お抱え楽団」の(12/31)  
madamchie  さん
またまた素敵な一夜でしたのね。<br>女王様の周りを取り囲む楽士が、それぞれ素晴らしいお友達とご家族なのですから、これ以上望むべくもありませんね。そのうえ、シェフでもあるのですから・・・・。ほんとに、羨ましいこと!<br><br> (January 4, 2004 08:42:02 AM)

Re:マリ、「女王様」となり、「お抱え楽団」の(12/31)  
素敵な時間をお過ごしですね。<br><br>遅ればせながら、<br>G暦の新年明けましておめでとうございます。<br><br>メッセージ、拝見しました。<br>改めてお便りいたします。<br> (January 8, 2004 05:58:34 AM)

Re:マリ、「女王様」となり、「お抱え楽団  
mizzpri  さん
≠ けましておめでとうございますvv<br>今年もマリさんの素敵なお話、楽しみにしてます。<br>トップの椿の絵、素晴らしいですね!<br><br>マリさん、とうとう女王様に?!<br>とっても羨ましい限りです。<br>私も1回で良いからそんな思いをしてみたいです。<br>でも日本画の先生、日本画もお描きになられるけど<br>ボサノバにも通じてらっしゃる。<br>幅が広いですね。 (January 8, 2004 10:55:28 PM)

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