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すいません、ここんとこ実生活の方が、仕事・付き合い・家族サービスと(お蔭様で)忙しくてね、おまけに同人誌「短歌人」の来年1月号の原稿締め切りも迫ってきている始末で、火~噴いてますので、こちらは要点のみ書いておきます。おととい29日(月)の夜は、ウォーキング13回目。6779歩。ラストは計算の便も考えて時間調整して54分(0.9時間)。歩行距離は、6779×0.75(cm)≒5.1km平均時速は、5.1(km)÷0・9(h)≒5.65km/hだった。推定消費熱量は、89kg×4(METS)×0.9(h)≒320kcal昨夜30日(火)は、雨催いの天気の中、14回目。7065歩、54分。けっこうノリノリでやれた。もう、誰も俺を止められない(・・・ってほどのことでもないが)歩行距離は、7065×0.75(cm)≒5.3km平均時速は、5.3(km)÷0・9(h)≒5.9km/h推定消費熱量は、89kg×4(METS)×0.9(h)≒320kcalだった。寒いかと思って、長袖・長ランニングパンツの上下だったが、思いの外湿度が高く、最後の方は暑くて汗だくになった。まだ半袖・ショートパンツでいいみたいだ。現在の体重は、(書きたくもないが)89.2kg(身長178cm)。ボディ・マス・インデックス(BMI、体格指数。標準は22)は、(見たくもないが)28.2!!!∵89.2(kg)÷1.78(m)÷1.78(m)とはいえ、これでも、シェイプアップ大作戦開始前の9月初めに比べると、ほぼ4kg痩せたことになる体重そのものよりも、贅肉が落ちて筋肉に置き換わりつつあることが実感されはじめた。妻からも、はっきり目に見えて締まってきた(特に首、肩まわりなど)と認定(?)され、おほめにあずかっている今日この頃である。デヘヘヘ~
2007年10月31日
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流鏑馬(やぶさめ)の模様(昨28日朝9時~二荒山神社表参道にて)当地の地名・宇都宮の名の由来でもある宇都宮二荒山神社の秋季例大祭「菊水祭」が、26日(金)~28日(日)の3日間に亘り、市内で古式ゆかしく盛大に執り行われた。まあ、地元以外の方は(・・・地元の人間ですら?)、大して興味ないでしょうけどね~ 的を射抜いた瞬間!!・・・ですが、腕が悪いのか、カメラのシャッターの反応(レリーズ)時間がノロいのか、決定的瞬間を完全に逃しております~^^; 菊水祭は、二荒山神社の本来の祭式である「秋山祭」に、この地を支配した武家階級による付け祭として始まり、さらに江戸時代になると、豊かになった町人階層による“付け祭の付け祭”として、勇壮な山車・屋台などが繰り出す大祭となった。日光東照宮の宮大工、いわば“左甚五郎の末裔”たちが、冬に当地に逗留する間の仕事として請け負った人形屋台などは、ちょっとした文化財級のシロモノである。ただ、現在ではこれらは、非宗教の市民の夏祭りとして1976年に創始された、8月上旬の「宮まつり」に参加するようになり、こちら秋祭りの方は、いささか寂しくなった、というよりむしろ、ある意味では本来の姿に戻ったと言えるかも知れない。旧町内(神祇町・じんぎちょう)に生まれ育った私も、地元町会の一員として毎年参加し、夏の宮まつりには(やや不定期だが)4~6年に一度程度、壮麗な彫刻屋台(通称、山車・だしとも言っている)を出している。来年辺りは、そろそろ宮まつりに山車を出そうかという機運が盛り上がって来そうな感じもしている。出すなら出すで、これは大ごとである。考えただけでめまいを覚える。今回は26日(金)昼の町会会所開きから始まり、会所設営・会所番・直会(なおらい・・・という名の、昼日中からの公然たる宴会!!)でヘトヘトに疲労困憊。後片付けからお神酒配りまですべて終わった昨夜は、子供を風呂に入れてちょこっと遊んでやった後は、泥のごとく眠りこけた。実は今夜も、菊水祭お日待会という名のシメの宴会があり、これは町会にとっても年賀と並ぶ最大の会合で、町内のビルに居を構える一流企業の支店長クラスなども列席する場であるが、子育てのため、僕はここ数年“パス”ということで勘弁してもらっている。ちなみに町会への入会の儀式なども、この席で行われる。まさに、ヤクザ映画によく出てくる、“○代目襲名”の儀式と同じ、厳(おごそ)かというか厳(いか)めしいというか、重苦しい空気が支配する。宴(うたげ)とは申せ、すごく神経が疲れるのよ~ん祭りとなると、完全に江戸時代、封建社会に戻る旧町内なのである。なお、昨年の菊水祭の模様は、こちら(上)とこちら(下)をご覧下さい。
2007年10月29日
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有明の月 きのう早朝写す。月齢16.9。 右の建物は、栃木県庁。
2007年10月29日
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たまにゃんさんに宮柊二夜半よわに来てをり「コスモス」に属するブログ友達を経て広辞苑やつと「ブログ」を収録すこれより晴れてブログ三昧*宮柊二「悲しみを窺ふごとも青銅色せいどうのかなぶん、、、、一つ夜半に来てをり」より。・・・そういえば、「ブログ」という言葉を使った短歌を見たことがないように思う。↑これが、「ブログ」に言及した初の名歌だろうか?!?「うざい」「いけ面」も登場、広辞苑10年ぶり改訂 〔読売新聞〕 累計1100万部の売り上げ部数を誇る国語辞典「広辞苑」(岩波書店)が、10年ぶりの改訂(第6版)を行い、「メタボリック症候群」「うざい」「ブログ」など、世相を反映した新語が新たに加わることになった。 特に、情報通信や金融・経済、環境に関する言葉が大幅に増え、新語のうちカタカナ語は4割近くを占めた。初刷30万部で、来年1月に刊行される。 広辞苑の改訂は、1998年以来で、今世紀になって初めて。第5版に収録した23万項目に1万項目を加えて、総項目数は24万項目になった。 新たに収録された語には、「着メロ」「顔文字」「ワンセグ」などIT(情報技術)社会を色濃く反映したもののほか、「癒(いや)し系」「クレーマー」「ニート」「敵対的企業買収」「京都議定書」など、この10年の間に定着した言葉が目立つ。 「いけ面(めん)」「うざい」といった若者言葉も「日本語として定着した」として採用された。美男子を意味する「いけ面」については、「『いけている』の略『いけ』と顔を表す『面』とをあわせた俗語か。多く片仮名で書く」と、その由来を注釈。うっとうしいの意の「うざい」は「『うざったい』を略した俗語」としている。 古典作品に限られていた用例も、夏目漱石や森鴎外など明治以降の作品から追加。「太陽系」の説明では冥王(めいおう)星を「準惑星」とするなど、最新のデータや研究成果を盛り込んだ。 一方、「萌(も)え」「できちゃった婚」「クールビズ」といった語は、「流行語の域を出ていない」「狭い範囲だけで使われている」などの理由で採用が見送られた。(2007年10月23日23時22分 読売新聞)広辞苑に「SNS」「ゲイツ」「ネットサーフィン」 〔ITmediaニュース〕 岩波書店は、国語辞典「広辞苑」を10年ぶりに改訂した「第六版」を、来年1月11日に発売する。新たに1万語を追加し、IT関連用語も多数収録した。「日本語の変化の姿を的確にとらえ、いっときの流行にとどまらない、言語生活に定着した語を厳選した」としている。 新たに収録したIT関連語は「ネットサーフィン」「ユビキタス」「着メロ」「メル友」「ワンセグ」「デジタル放送」「ICタグ」「ブログ」「IP電話」「ADSL」「ファイアーウォール」「MP3」「検索エンジン」「SNS」「TRON」「XML」「(ビル・)ゲイツ」など。 書籍は、普通版が8400円(菊版)、机上版(B5版)が1万3600円、DVD-ROM版が1万500円。携帯電話版は1月11日以降、第六版の内容に切り替える。ITmedia ニュース[ 2007年10月25日0時00分 ]
2007年10月28日
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所属する短歌結社の「短歌人」11月号に、拙作6首が掲載されました。夕立が造りし河岸段丘の先カンブリア紀なるさ庭べ *1風立ちぬ生きねばならぬ天地あめつちと時のあはひに人の摂理ことわり *2秋されば萩の花野をゆきゆきて顛たふれ伏すてふ人ぞゆかしき *3土佐礼子走る最後の距離ファイナルディスタンス 晩夏の火照り冷めやらずけりその男いのちの果てに見しものは鞦韆ぶらんこ揺るる小さき公園パルコ・ピッコロ *4「孤悲こひ」といふ字が書いてある万葉集原文見つつ夜半よわ物思ふ*1 実を言うと、この歌を着想したのは、10代の頃。1首詠むのに30年かかった~!?!*2 「風立ちぬ・・・生きねばならぬ」: ポール・ヴァレリー「海辺の墓地」*3 河合曽良「行き行きてたふれ伏すとも萩の原」*4 黒澤明「生きる」なお、同誌11月号の作品月評(9月号分)に、拙作「酒一斗飲み干すごとに詩一篇出来たとかいふ古人いにしへびとは」が選出された。・・・これは、やや自虐的諧謔のニュアンスを含ませた歌。初夏のクソ暑い夜、さらりと詠めた。畏敬する歌人・諏訪部仁氏評・全文。「『李白一斗詩百篇』とは、杜甫が李白を称えた詩句だが、この一斗はほぼ今の一升に当るとはいえ、豪気な話だ。『歌百首』のためなら斗酒なお辞せず、といきたいものだが。」ちなみに、「杜甫・李白」はもちろん念頭にあったが、なんも注釈や説明文を付けたわけでもないのに、きちんと読解して戴いた。さすが一流歌人だな~、と感涙メチャンコ嬉し~だす・・・と同時に、「詩百篇」の方が良かったかな?と、その点でちょっと蒼ざめた馬になっている。詰めの甘いところが、僕らしいかさらに、別の欄「Selection(9月号分)」でも、「テレヴィジョン消せば見るべきもの見えつ月と夜空と妻子めこと我が身と」が選ばれた。・・・ハッキリ言って、現在僕は得意満面、有頂天であると言っていいだろう〔ぼつにされた歌稿9首〕黎明あかときの幻醒めず神かむさびし蒼古の陸くがに遥か呼びかく朔つきたちは密みそかに木霊こだまこぞり来よ黒蜻蛉くろあきつ游うくふわふわそは我あさらさらと白粥流し込みながらけさの光に包まれてゐる十六夜いざよひの皓月冴えてしめやかにプールサイドの夏は畢おはんぬ季即ち玄冬、青春、朱夏、白秋。余白の人に我もなりつつしめしめとほくそゑみつつ酒ふふむ秋の初めの文芸復興リナッシメント三人みたりの子連れて夕べの道端のおしろい花を見に行きしかな夫婦めをとにておしろい花のおしろいは役に立つのか論あげつらひをり利発なる吾子わこにてはある「シンデレラアンパンマン」とおのが名呼びつ註:「リナッシメント」は、英仏語「ルネサンス」の原語(イタリア語)。〔自己反省〕全体としてみると、引用が多すぎて、自分の言葉で表現し切れていないことと、肩に力が入りすぎていて堅苦しい感じも拭い去れない。・・・今後の反省材料というところ。
2007年10月27日
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24日(水)の夜は、ジョギング12回目で、総歩数7964歩。1歩75cmとして、8000×0.75=6000m=6km。最後、時間調整をしてちょうど60分にしたので、計算が楽で、平均時速も、6km/h。METS公式に当てはめて、90kg×4(METS)×1(時間)=360kcalだった。25日(木)は個人休だったが、これまでの蓄積疲労もあり、半日ぶっ倒れて寝てた。やっぱり年だね~、疲労回復が遅いよ^^;愛妻ちゃん、なんもお手伝いできなくて、すまぬ夕方、子供と一緒にお風呂に入って遊んでやって、やっとよみがえったというか、人心地ついたというか。ただ、気分は爽やかだし、疲れはあるものの、体調はいい。何よりも、日常生活で歩いたり、肉体労働的なことをするのが全然苦にならなくなった。肥満のピークだった夏の終わりごろは、階段の上り下りぐらいでもフ~フ~言ってたのだから、これは革命的な進歩であると言えるかも知んない
2007年10月27日
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60,000アクセスを、アクセクせずに超えました~皆様、いつもご愛読ありがとうございますこれからもよろぴくね~600042007-10-24 14:26:15jemjamさん 600032007-10-24 14:24:05*.ucom.ne.jp 600022007-10-24 14:23:51ふーみん831599さん 600012007-10-24 14:20:40HTNMさん 600002007-10-24 14:17:54*.ucom.ne.jp 599992007-10-24 14:17:53エクセレントなつさん 599982007-10-24 14:17:46122.1.*.* 599972007-10-24 14:17:24*.ucom.ne.jp 599962007-10-24 14:16:04楽天mini情報満載さん 栃木・宇都宮市下河原「田川」沿いの道にて、けさ写す。今朝、ふと思い立って来てみました♪コスモスも、もうそろそろ終わりのようで、一目見られて良かったよ~ん
2007年10月24日
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詳しい人に聞くと、ガンカモ類の水鳥の多くは夜行性で、夜にせっせと落穂などをついばんで、昼は休んでいるのだそうだ。・・・ど~りで、いつ見てもグ~タラ寝ていると思った 栃木・宇都宮市下河原「田川」にて、けさ写す。
2007年10月24日
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栃木・宇都宮市下河原「田川」沿いの道にて、けさ写す。
2007年10月24日
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昨夜はジョギング11回目。歩数7882歩。60分。あとあと計算を楽にするための時間調整で、最後は自宅の周りをグルグルまわって、ジャスト1時間。(1歩75cmとして)距離は、7900×0.75≒5.7km。同じく平均時速は、ゆっくり目の5.7km/hだった。数字で言っても分かりづらいだろうが、これがどのくらいの速度かというと、体感的には「ウォーキング(歩き)での全速力」に近い感じである。いわば、「競歩」みたいな感じ。体が出来てきて、このぐらいの速さを続けるのは平気になった。道行く人々を次々と追い越してゆくのが、正直、ちょっとした優越感である。推定消費熱量は、METS数式に当てはめて、90(kg)×4(METS)×1(時間)=360kcal(キロカロリー)だった。実を言うと、昨夜はかなり不調だったこれまでの蓄積疲労が出てきたみたいだ。最初、調子に乗って飛ばしすぎて、脚が痛くなり、安倍前政権のごとく脆(もろ)くも失速。ほとんど全行程、ウォーキング(歩き)と相成った。やっぱり、無理は禁物のようである。しりあがり寿(ことぶき)がいいようで、おあとがよろしいようで。だが、しばらく脚の痛みに耐えながら歩いていたら、次第に体も温まってきて、徐々に楽しく気持ちよくなってきた。そろそろ寒いかな~と思って長いランニングパンツをはいたのだが、意外と寒くなくて、最後は汗をジットリかいて、暑いぐらいになった。まだ、ショートパンツでいいみたいです現在、178cm、89.6kg。夜明け前って感じ?!?
2007年10月24日
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「雨ニモマケズ風ニモマケズ」で知られる宮沢賢治の詩の最高傑作「十一月三日」は、賢治が闘病中に手帳につづったものが後に見つかり世に知られるようになったが、遺族の許可を得て、その手帳(いわゆる「雨ニモマケズ手帳」)の実物が、23日から11月4日まで、11年ぶりに神奈川県平塚市美術館で公開されている。(昨夜23日夜の関東ローカルNHKニュースOA文に、若干加筆。)chocoさんのブログで知ったが、これは賢治ファンにとっては、驚くべき快挙と言っても言いすぎではない。完全主義者で推敲魔だった賢治作品の原稿の多くは、生前はほとんど無名であったこともあり、どれが最終決定稿であるか判然としないほどの雑然とした有り様で、研究者を悩ませてきたが、この作品に限っては、発表ということが念頭になかったせいだろうか、手帖に残した走り書きという趣きで、死後そのまま紹介されて、日本近代詩の傑作の一つという評価は揺るぎないものとなった。なお、発見したのは、作家・横光利一、詩人・草野心平、文芸評論家・谷川徹三らである。現在日本最高の大詩人、私も畏敬してやまない谷川俊太郎は、徹三の長男。その父の詩を詠んだ、日本現代詩の最高傑作「父の死」を収めた詩集のタイトルは、「世間知ラズ」である。「雨ニモマケズ」という言葉が、ここまで響き続けていることに、感涙を禁じ得ない。詳しくはこちら。夢見つつイーハトーブに埋もれけりサウイフヒトニボクモナリタイ(拙作)
2007年10月24日
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紀友則(きのとものり)秋風に初雁はつかりが音ねぞ聞こゆなる誰たが玉梓たまづさをかけて来つらむ古今和歌集 207秋風に乗って、初雁の鳴く声が聞こえるようだ。誰の恋文を携たずさえて来たのだろうなあ。註平安貴族といえば、いわば先祖代々強大な利権許認可権独占の、終身の上級国家公務員であったわけだが、政治・行政らしいことは何一つせず、ひたすら宮中などのルーティーン・ワーク(決まりきったお仕事)の年中行事をこなすことの他には、恋をして歌を詠んで酒を飲むことぐらいしかしなかったことで知られる。特に、子女にとっては、和歌的教養を磨き「うたのおけいこ」をしつつ、恋(→婚姻)をすることが、最大かつ唯一のお仕事だったといっても過言ではない。・・・ちょっと羨ましい?!?いや、僕もそういう世界に35%ぐらいは憧れつつ、それじゃダメだろうな~、生きていけないだろうな~と思う現実的で真っ当な(?)感覚と両方抱えて生きてるわけざんすしかし、その不健康な生活も祟ってか、彼らの平均寿命は、わずか35歳ぐらいだったろうと推測されている(樋口清之「おもしろ雑学日本意外史」)。むしろ庶民の方が長生きだったろうとも言われている。武士階級(=開拓武装農民階層)の成長と、理論武装、政治的台頭とともに、彼ら貴族が滅び去る運命であったことは、哀れではあるが火を見るより明らかなことだった。・・・この歌も、そうした平安貴族の、のん気というか、長閑(のどか)というか、太平楽というか、アンニュイ(倦怠感)に満ちた感覚が良く出ている。作品としては、語調も整った、なかなかの名歌といえよう。
2007年10月23日
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ふと読みたくなったので、再録します。なお、このほかの「枕草子」現代語拙訳は、左サイドバーの「ものぐさ枕草子」カテゴリーから入って下さい。このほかにもご紹介すべき名文の章段はたくさんあるんですが、ごらんの通り、入力するだけでもなかなかの大仕事でね~、気が重いざんすよ~清少納言 枕草子 初段春は、あけぼの。だんだん白んでゆく山際が少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいたの(が、すてきね)。夏は、夜。月の出ている頃は言うまでもないわね。闇夜もなおさらね。蛍がたくさん飛び交っているの。また、たった一匹二匹などがほのかにぼんやり光っていくのも、すてき。雨なんか降るのも、すてきね。秋は、夕暮。夕日が射して山の頂きに近づいたところへ、烏が寝床へ帰ろうと、三つ四つ、二つ三つなど急いで飛んで行くのさえ、しみじみする。まして、雁なんかの連なったのが、とても小さく見えるのは、すっごくすてき。日が入り果てて、風の音、虫の音(ね)など、もう、言葉では言い表わせない。冬は、早朝。雪が降ったのは、言葉にできないわ。霜がとっても白いのも、またそうでなくても、すごく寒いので火など急いで熾(おこ)して、炭を持って(廊下などを)渡っていくのも、とってもハマっている。昼になって、気温が暖かく緩んでくると、炭櫃(すびつ)、火桶の火も白い灰がちになって、ダサいのよね。(拙訳)春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは少し明りて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。蛍の多く飛び違ひたる、また、ただ一つ二つなどほのかにうち光りて行くも、をかし。雨など降るもをかし。秋は、夕暮。 夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて三つ四つ二つ三つなど、 飛び急ぐさへ、あはれなり。まいて、雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。冬は、つとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも、また、さらでもいと寒きに、火など急ぎ熾して炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、温くゆるびもていけば、炭櫃、火桶の火も白き灰がちになりて、わろし。
2007年10月22日
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当地・栃木宇都宮では、19(金)、20(土)の両日、昼間は晴れ時々曇ぐらいだったのに、ニャンと、宵になると一天にわかにかき曇り、雨の降りしきるシニカルな天気が続き(天気予報、はずれてるぞ~!)、お蔭で子供たちとは連夜ことのほか楽しく遊べたのだが、走れないストレスでイライラしていたのも事実だった。・・・というわけで、昨晩は満を持してジョギング10回目。無理せず、ほとんどウォーキング(速足)だったが、一部(人目のあるところでは見栄を張って)ランニング。総歩数9612歩。正味時間1時間12分(1.2時間)。1歩75cm(0.75cm)として、距離は、9600×0.75=7200m=7.2kmだった。平均時速は、7.2÷1.2(h)=6km/hだった。推定消費熱量は、METS数式に当てはめれば、90(kg)×4(METS)×1.2(時間)=432kcal(キロカロリー)だった。体脂肪だけが燃えるわけではないが、仮に体脂肪1g:7.2kcalに換算すれば、60gの中性脂肪に当たる。その3分の2が燃焼したとして、40g。なかなかのことではござるまいか?・・・と、突然時代劇になる(^^)なお、皆さんとっくにご承知だろうが、念のため書き添えれば、「減量」の定義は、「体脂肪を減らすこと」にほかならない。夏季など、ジョギングで1.5~2kgぐらい体重が減ることもあるが、これはほとんどすべて水分であって、補給すればすぐ元に戻るものであり、何の意味もない。あくまでも、体脂肪を見据えるべきなのは当然である。45~50分辺りで、かなりキツさを感じたが、それを我慢して通り越すと、急速に気持ちよくなった。ややランナーズ・ハイの状態になりかかったと言ってもいい。かなり愉しかったし、ある種の深~い快感があった。体内の糖質グリコーゲンの枯渇と、体内脂肪(皮下脂肪などの中性脂肪)の燃焼への移行が実感されたということだと解釈される。体脂肪の蓄積は、ほぼ無尽蔵のエネルギー(カロリー)を供給するように、人体は出来ている。太古の僕らの祖先が、飢餓の危機に晒されながら、獲物を追いかけて延々と草原を歩いていった生活に順応した、人体のメカニズムである。ジョギングでは割と珍しいが、ランナーズ(スイマーズ)ハイの状態は好きな水泳ではしょっちゅう体験しており、泳ぎ始めて45~50分以降に訪れることも同じである。帰ってきた時は、けっこうヘロヘロに疲れていたが、最近は回復も早い。風呂場の大鏡に己の裸身を映すと、体型が明らかに締まってきたことが認められる。・・・ニャハハ~体重は、89.6kgで、減量は遅々たる歩みではあるけどね。さて、突然ではございますが、おまけの画像。1999年9月、イタリアは水の都ヴェネツィア(ベニス)にて、ゴンドラを楽しむ愛妻とワタクシくまんパパどす(左の2人)。(・・・右側のカップルは、なんも関係ありません)・・・懐かしいのう。この時、僕は78~79kgだったかのう。当時は、女房のご機嫌を取ってイタ飯・フラ飯三昧だったこともあり、独身時代にキープしていた72~73kgからすでに太り始めていて、内心焦っていた^^;その後、危機感を持った僕は、弛まぬ運動とダイエットにより73kgまで落としたが(その頃の証拠写真もあるよ)、4年前の妻の妊娠から出産を経て、構想4年をかけた驚天動地のリバウンドに見舞われて、現在の身の毛もよだつ90kg前後に甘んじておる、お恥ずかしい次第なのじゃわい
2007年10月22日
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額田王 長歌冬籠り 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂しみ 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の 木の葉を見ては 黄葉もみつをば 取りてそ偲しのふ 青きをば 置きてそ嘆く そこし怜たぬし 秋山我は万葉集 16冬ごもりが終わって春が来れば、今まで鳴かなかった鳥もやって来て鳴きます。咲いていなかった花も咲きますが、山は木がたくさん繁るので、入って行って花を手に取ることもできません。草が深いので、花を折り取って見ることもできません。・・・(そこへいくと)秋山の木の葉を見ては、紅葉したのを手に取ってしみじみ愛(め)でます。まだ青い葉は、そのままにして嘆きます。そんなことが愉しい。秋の山ですわ、私は。註春の歌かと思いきや、秋山の賛美で終わる、大女流歌人・額田王の凝った趣向の技巧的名歌。宴(うたげ)の席で披露されたものと解されるが、その場は本当に盛り上がっただろうな~黄葉もみつ:紅葉する。連用形「もみち」は、現代語「もみじ」の語源。 怜たぬし:原文「恨(うらめし)」。古来、諸説紛々だが、「まだ紅葉前で青い葉を嘆いて恨めしく思う」という説と、「(私は)怜(たのしい)」の誤りであるとする本居宣長の説がある。個人的には、本居説をもっともと思う。
2007年10月21日
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昨夜はジョギング9回目。正味40分。更けゆく秋の夜風が、火照った体に心地よかった。実はここ数日、仕事に加え、業界や町内会の付き合いで忙しく、走れないフラストレーションが溜まっていた。やり始めたら絶好調で、けっこう飛ばした感がある。今回は、ちょっと計数的に理詰めに分析してみようかな~。・・・といっても、数学というよりは算数の領域ですけどね~。初めてオムロンの万歩計を使ってジョギングの歩数を計ってみたら、昨夜は5890歩だった。おおよそ6000歩と見なして、1歩75cm(0.75m)とすれば、全体で4.5kmの行程だった。平均時速は、4.5(km)÷0.67(h・時間)=6.75km/hであった。これは、ほぼ直感的に肯ける数字だと思う。世界レベルの一流マラソンランナーの速度は、ほぼ1km3分、すなわち時速20km/hであることはご存知の通りだ。自転車並みのスピードであることに改めて畏敬の念を抱いてしまうが、それはともかく、僕はトライアスリートだった経験から、走る・泳ぐ・自転車など全ての持久力系の運動で、世界記録の約半分弱の速度が限界だということが分かっている。マラソンランナーが30分で走り抜ける10kmに、僕は1時間強かかる。つまり、ピークの速度がおおむね10km/hということで、ジョギングの場合、途中で流したり歩いたり、また街なかゆえの宿命で信号待ちなどもあって、ならすと7km/h弱というのは、妥当というか上等な方だと思う。さて、いよいよ興味津々の、消費した熱量(エネルギー)、いわゆるカロリーの計算に移るが、時速7km/hを5METSとして、スポーツ生理学のMETS数による公式に代入すると、90(kg)×5(METS)×0.67(h・時間)=300kcalということになる。これはまあ、やや大雑把な計算であり、一定の誤差があることはお察しの通りだが、当たらずといえども遠からずの範囲内だといえよう。体脂肪1gは約7.2kcalの熱量に当たるとされるので、300÷7.2≒42g(の体脂肪)に相当する。40分走っての、40gの脂肪の消費をどう見るか?少ないとお思いだろうか?うんにゃ今、手元に雪印の「切れてるバター(100gパック)」があるのだが、この4割方が燃えるとすれば、けっこうなかなかの量だと思う。・・・とはいえ、たまにゃんさんのコメントでのご指摘の通り、ケーキ1個、菓子パン1ケ、カップヌードル1杯で、元の木阿弥である。ヒジョ~に、厳しい~っ!!!さらに、運動で燃えるのが体脂肪ばかりではないのはご存知の通りであって、10数秒以内の激しい運動にはATP(アデノシン3燐酸)がまず使われ、その後は筋肉細胞や肝臓内に蓄えられたグリコーゲンという糖質と脂肪が使われる。余談だが、カレーなどのレシピで、大量の玉ねぎを30分から1時間も炒めるという、しろうとにはおよそ実行不可能と思えることがよく書いてあるが、これは炒めることによって玉ねぎの頑丈な細胞壁を破壊し、球根が冬を越すためにせっせと細胞内部に蓄積したグリコーゲンなどの糖質を出させるためのプロセスである。それによって自然な甘みが抽出できるらしい。出典は忘れたが、事実であろう。グリコーゲンと脂肪の代謝の比率は、個人差も大きいらしく学者の間でも諸説紛々であるが、スポーツ生理学の最新の知見では、けっこう短時間(といっても15分以上ぐらい)の運動でも、脂肪はかなり燃焼するとされている。いずれにしても、運動の強度にもよるが、グリコーゲンの利用は運動時間に反比例的相関で減って行き(その反面、脂肪の燃焼の比率が増し)、おおよそ40~45分間で(ウルトラマンの太陽エネルギーのごとく)体内のグリコーゲンは枯渇するとされているので、これ以上続けられればこっちの天下であり、あとは体脂肪が燃えるに任せて、ランナーズ・ハイなどを楽しみながら運動を続ければいい。しかしまあ、40分以上の運動というのは、多くの人にとっては、言うは易し行なうは難し、かも知れないけどね・・・すいません、けっこうアタマ痛くなりました?!?アマチュアランナーにはよく「LSD」という、麻薬の名前みたいな、いかにもアメリカンスラング(俗語)っぽくガラの悪い、駄洒落じみた標語がある。「ロング、スロー&ディスタンス(長く、ゆっくり、長距離)」を走れ、ということである。これは、持久力の鍛錬や怪我、事故防止の観点ばかりではなく、シェイプアップ(減量)の観点からも、十分首肯できる原則だと思う。僕も、さらに無理のない範囲で、徐々に走る時間&距離を伸ばしていきたいと思っている。走るって、すっごく楽しいざんすよ~・・・ところで、今ふと気が付いたが、このブログは和歌・短歌ブログだったざんすね~^^;そっちの方は、いったいどこへ行っちゃったんだろう?!?そちらにも、もう少し目を向けますかいのう?
2007年10月19日
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「あら?よっちゃん(我が家における僕の正式呼称)、少し体が引き締まったんじゃないの?」「あ、やっぱ分かるかい?・・・そ~なんだよね。ベルトがさ、『キツ²』から『キツ』ぐらいになったんだよね~。」などというスィートな(?)夫婦の会話も飛び出す今日この頃である実を言うと、体重は90kg弱に張り付いたままで、微動だにしていないのだが、贅肉が筋肉に置き換わりつつあるという実感は確かにある(・・・希望的実感???)。昨夜はジョギング8回目。実質45分間。8回目ともなると、かなり体が出来上がってきて、足取り快調、絶好調勢いに任せて、宇都宮市街地の中心部をほぼ一回りしてきた。歩いていても自然と走りたくなり、しかもけっこう続く。4割ぐらいがランニング、あとはウォーキングという感じだった。風があってかなり肌寒い宵だったが、最後は汗がじっとりにじむぐらい体が温まった。結局、今頃の気候が、ジョギングにはちょうどいいようである。ただ、惜しむらくは、おとといオムロンの万歩計を近くのドラッグストアで買ったというのに、装着するのを忘れてしまったのが悔しいともあれ、走り終わった気分のすがすがしさたるや、堂々たる世界王者・内藤大助選手のごとくであったところで、その内藤ってボクサーは今回の事件で初めて知ったけど(皆さんも同じじゃなかろうか)、立派な男だね~。ユーモアもふんだんに交えつつ、言うべきことは断乎として言う挙措には感服。ビックラこいたじょ~。いや、これこそ日本伝統のボクサーそのものの姿かも知れないね。ちょっと目頭が熱くなっちゃった。亀田一家に過剰に肩入れしてきたTブーSも猛反省の模様。ついでに言えば、奥さんが美人かつ良妻なのにも驚いた。やっぱし、いい男にはいい女が付くんだな~、なんて思っちゃったね。そして一服の清涼剤のような爽やかな風が吹き抜けた。ところで、僕の留守中、パパがお外へ出かけた気配を察したのか、3歳7ヶ月の三つ子の娘たちが「お外へ連れてって~」と、妻にひとしきり駄々をこね回し、グズッて大変だったらしい。帰った時は、ちょっとした愁嘆場だった。この「お外へ連れてって」という幼い心の叫びが、いつしか「あたしを野球に連れてって」とか「あたしをスキーに連れてって」とか、果ては「Fly me to the moon(あたしを月に連れてって)」とかになるのであろうか?また、「抱っこして」が変容して、ついには「抱いて」になるのであろうか!?!女の子小さいときは「抱つこして」大きくなると「抱いて」とぞ言ふ(拙作)・・・こうなると、もはや父権の及ぶところではない。できるだけ先延ばしして、極力、永劫なる遠い未来の話であってもらいたいものであるなお、ジョギングの消費カロリーについてはこちらをど~ぞ
2007年10月16日
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よくご訪問&コメントを頂いている(ありがと~ごじゃります~)魔法の木マスターさんが、「ブログ村」ランキングのバー・レストラン部門で1位になり、その他の部門でも上位につけている。一口に1位というが、並み居るアルファ(人気)ブログを向こうに回して、コレハすごいコトデスヨ!!!信じられないぐらいの快挙じゃなかろうか。・・とはいえ、どうやって作ってるのか僕には見当も付かないぐらいの高度な技術を駆使したエントリーの数々と、スタイリッシュでクールな構成と、笑える内容のギャップ感みたいなのが圧倒的で、当然といえば当然だよね~。ホントに、ど~やってんの?これ、アイコラとかいうの?いや、よしんば技術的なやり方が分かっても、次から次へと泉の如く滾々と涌き出て繰り出される、とても真似のできないアイデアの数々。笑いと同時に、研ぎ澄まされた感性も感じずにはいられないざんすね。1ヶ月ぐらい前だったか、正確には覚えてないが、僕のブログ(短歌)に、マスターさんから「凝りに凝ったすばらしいブログ」とかなんとか、望外のお褒めの言葉を戴いたことがあるのだが、そのレスポンスで、「そのお言葉は、そっくりそのまま、熨斗(のし)を付けてお返しします」とご返事したのは、当たっていたと思う・・・やっぱし、マメな奴には福が来る(福富太郎)
2007年10月13日
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昨夜は、ジョギング&ウォーキングの7回目。おとといはちょっとやりすぎて、筋肉痛など疲れもあったので、ちょっと軽めに9時20分から正味45分間、いい汗をかいた。運動量的にはまずまずだと思う。酔眼朦朧たる男女の酔っ払いが放歌高吟する“ハナ金”の宵の街を、一陣の風のように颯爽と駆け抜ける僕がいた。ここへきて、体のほうもどうやら適応し始め、走る意思に追いついてきて、ますます絶好調。楽しい日課になりつつある。きのうの記事で、さほどの結果は出ていないと書いたが、よく考えてみれば、9月初めに比べて、早くも3kg痩せたことになる。今のところ“焼け石に水”レベルとはいえ、順調と言えば言えるんじゃないかとも思うね。このペースで行けば(行ければ、の話だが)、理想の70kgとまでは行かずとも、75kgぐらいは目指せるんじゃないかな~・・・とはいえ、そもそもモチベーション(動機付け)に、いささか欠けるのも事実なんだよね~。若い頃だと、走ってスリムになって女にモテたいとか、美女にチヤホヤされたいとか、美しい淑女たちにハートマークの目で見られたいとか、街行く通りすがりの若い女たちにキャ~キャ~言われたいとか(事実、そんなこともあったのでがんすよ~、今思うと信じられないけど)、ほとばしるような燃えたぎるモチベーションが溢れかえっていたのを記憶しているが、この年になってみると、もう美人の妻は手に入れてしまったし、健康で才気煥発の美少女である娘たちが3人もいて、腹ぐらい出ていても大した実害はないと、悟りの境地に達してしまっているのは否めない男として下り坂は否定しようもなく、ハングリーさは凋(しぼ)んでしまっているのだ。誰もが通る道なんだろうけど。「健康のため」なんていうお題目は、ほかの人はいざ知らず、生まれつき頑固なまでに丈夫な僕にとってはほとんど意味を成さない空虚なスローガンに過ぎない。しかし、それにもかかわらず、僕が走るのはなぜだろうか?実際、日々新た、走りたいという衝動を抑えきれない。それはすなわち、上記の不純な動機付けが間違っていた、少なくとも本質的でなかったことを意味する。おそらく、走りたいから走るのだ。そこに山があるから上るのだ。それがヒト科ヒト属ヒトという脊椎動物の、きわめて自然な行為だからだ。う~む、ピュアだ。かつてなかったほどの純粋な境地で、僕は走っている。シジュフォスの神話だと、人は言うかも知れない。しかし、それは最も高邁な、聖なる遊戯である。・・・今回は、ちょっと哲学的に攻めてみましたそのせいか、各地の大学からのアクセスが伸びております。
2007年10月13日
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昨夜はジョギング・ウォーキング6回目で、約75分間、みっちりやっただす。・・・が、またしても右足薬指にできたマメが痛み出し、行きはよいよい帰りは痛い、ざんした。現在未だ89.8kg。思ったほどの結果は出てないが、腹から脚にかけての筋肉の張りに、曙光を見たワシなのであった。さて、今日はパソコンと周辺機器の総入れ替え。長年使い込んだ富士通のWindows98のポンコツも、ついにセミ・リタイアの日が来た。長い間、よく頑張ってくれたのう(ここ、BGMは、Kiroroの「長い間」。)DELLのピッカピカのXP新型マシーンは、さすがにすんばらしいのではあるが、しかし、字と画面がデカイ!デカすぎるぞよ~。なんでこんなにデカイんだ?!?・・・っていうか、これが普通なのですかにゃ?皆さん、こういう感じで見てるわけ?にゃるほど、ブラウザーとディスプレイの違いでこんなに違うんだと再認識しただす。今までの15インチから19インチになったのに加え、なんかいろんなHPがすべて拡大気味に表示される感じで、やっぱりちょっと変だと思う。今、「グラフィック・プロパティ」というのをいじったら、直った。こういうの、あるだすなしかしそのほか、細かい使い勝手も、けっこう違う。いろいろ手探りで研究しつつ、慣れるまで半月ぐらい?マークが頭に点滅し続けるのは避けられない模様。戸惑いつつ、ほんじゃまか~。
2007年10月12日
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昨夜は、3歳半のかしまし娘3人を連れて、ちょっと遠い郊外の超大型スーパーマーケットまで車で出かけて、お買い物&探検。なにしろ、幼児ってものはメチャンコ元気。有り余る体力を消耗させないと夜よく寝ないので、やたらと連れまわして歩かせ、目いっぱいはしゃがせて疲れさせる、大人の知恵の深慮遠謀。子供たちは大喜び。僕ら夫婦も、半額セールの品々をたんまりせしめて大満足、結果オーライ、シメシメな秋の一夜であった。そのあと、ワタクシは殊勝にも夜の街へウォーキング with ジョギングに旅立ち、これで5回目。世間では3連休の最後の夜とて歩く人も少なく、空いた道をす~いすいと駆け抜けた。約45分間。気温は低くて涼しいのだが、けっこう湿度が高く、汗びっしょりになった。シャワーを浴びたあと、結社誌「短歌人」12月号原稿の最終チェック。欲を言えばキリがないので、おおむねこれでいいかな~と、大筋自己了承。ただし、一部語句に改訂を施した。晩酌を一杯引っ掛けて、0時就寝。一応、最終決定稿15首を掲載します。本日送付して、肩の荷がおりたざんす。わたつみへパン涎よだれ掛け地蔵菩薩に着せありく嫗おみなお地蔵様になりゆく荒海の汀みぎはにい這ひ徘徊もとほろふ海鼠なまこの腸わたの硝子の小瓶夢みつつ花咲く森に埋もれけりサウイフヒトニボクモナリタイ *1祖母おほははの俤おもかげ偲びいにしへの田中絹代のキネマ貪る悲しくて見るに堪へざる人の世のカメラワークはわたつみへパン *2厭離穢土欣求浄土おんりゑどごんぐじやうどと祷いのりつつ海のあをさに帰るとふことさ庭べに実りしトマト齧りせば皮いと堅き野生の子ワイルドチャイルド手の込んだ失恋の歌身に沁みて白き光に晒されてゐる雨粒の星屑砕け割れて散るウィンドシールド途方に暮れて流血の惨事もありし夫婦めをとなりジャガー横田が他人に見えず熊野なる深山みやまの奥の爺婆ぢぢばばに語り聞かせに行くといふ君九十九折つづらをり昼なほ暗き奥山の径みちに迷ひて行き倒るなよ「泣かないよ強い子だもん」シャンプーが目に入りし子に我が目潤めり「強いから泣かないんだよ」なだめつつ中山美穂の歌を思へり *3限りなく優しかりける亡き母に似てゐるのかも知れぬこの吾子わこ*1 宮沢賢治「十一月三日(雨ニモ負ケズ)」/「夢み」は、古語動詞「夢む」の連用形。*2 溝口健二「山椒太夫」、ジャン・リュック・ゴダール「軽蔑」、北野武「HANA-BI」それぞれラストシーン。*3 国分友里恵、中山美穂「ただ泣きたくなるの」著作権を有します。© Nosho "DaddyBear" Sakamoto 2007 All rights reserved.
2007年10月09日
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くまんパパ 「短歌人」12月号原稿 15首(旧作を含む/旧かなづかひ)事実上の締め切りは明日9日なので、まだ丸1日ある。大幅変更もあり得る。今夜は、眠れそうもないわたつみへパン(仮題)涎よだれ掛け地蔵菩薩に着せありく嫗おみなお地蔵様になりゆく荒海の汀みぎはにい這ひ徘徊もとほろふ海鼠なまこの腸わたの硝子の小瓶夢みつつ花咲く森に埋もれけりサウイフヒトニボクモナリタイ *1祖母おほははの古ふりし俤おもかげ慕ひつつ田中絹代のキネマ貪る悲しくて見るに堪へ得ぬ人の世のカメラワークはわたつみへパン *2厭離穢土欣求浄土おんりゑどごんぐじやうどと祷いのりつつ海のあをさに帰るとふことさ庭べに実りしトマト齧りせば皮いと堅き野生の子ワイルドチャイルド手の込んだ失恋の歌身に沁みて白き光に晒されてゐる雨粒の星屑砕け割れて散るウィンドシールド途方に暮れて「泣かないよ強い子だもん」シャンプーが目に入りし子に我が目潤めり「強いから泣かないんだよ」なだめつつ中山美穂の歌を思へり *3 限りなく優しかりける母にやや似てゐるのかも知れぬこの吾子わこ流血の惨事もありし夫婦めをとなりジャガー横田が他人に見えず熊野なる深山みやまの奥の爺婆ぢぢばばに語り聞かせに行くといふ君九十九折つづらをり昼なほ暗き奥山の径みちに迷ひて行き倒るなよ*1 宮沢賢治「十一月三日(雨ニモ負ケズ)」*2 溝口健二「山椒太夫」、ジャン・リュック・ゴダール「軽蔑」、北野武「HANA-BI」それぞれラストシーン。*3 国分友里恵、中山美穂「ただ泣きたくなるの」締め切りまぎわの自己批評:全体的にリキは入ってるが、ちょっと堅いかな~。もうちっと柔らかめの方がいいかな~、と苦悩中(くよくよ)著作権を有します。© Nosho "DaddyBear" Sakamoto 2007 All rights reserved.
2007年10月08日
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モモンガ2006さんのコメントへのレスポンスが、制限字数1600文字を軽くオーバーしてしまったので、ブログ本文でお応えすることにしますね>健康づくりの秋!ですね。>ウォーキングは1万歩/日、楽勝なのですが、>ジョギングはぜいぜい・・・で、20分足らずが、はっきりいって続きません?!>目指せ、ホノルル・マラソン、と>密かに思っています。モモンガさん、1日1万歩、楽勝なんですか??・・・軽くおっしゃいますけど、それ、すごいことですよね~。1歩80cmとして、8km歩いてるわけですから、相当な運動量です。8kmって、最寄の地域の地図を見てみれば分かりますが、ビックリするぐらいの距離です。・・・心肺機能の鍛錬には、それで十分じゃないですか?(笑)ウオーキングとジョギング(ランニング)は、別物ですよね。何しろ、足にかかる衝撃がやっぱりキツイですよ。無理することないんじゃないですか?高橋尚子や土佐礼子みたいな一流マラソンランナーも、よく足を傷めていますが、当然ですよね。僕らしろうとでも、つまるところ同じことで、その対策は、筋力の強化と減量かな~。要するに「走る」という行為というか状態に、自分の身体を「適応(フィットネス)」させるってことに尽きるんでしょうかね。なかなか言うは易し、行うは難し、ですけどね~。僕は、10代の頃は軟派系文化部で体育会系の部活はやってなかったので、本格的なランニング歴は20代の頃からですが、それでもけっこうベテランの域になりました。・・・が、未だに、よく言われる法悦状態、「ランナーズ・ハイ」になったことが一度もないと思うんですよね~。たぶん、それほどの距離・時間を走ってないからだと思うんですが、いつまで経っても苦しさは消えません。継続的にやって慣れてきますと、苦しさはかなり薄れてきますが、せいぜいそこまでで、楽しいというところまでは行きません。今も、水泳、自転車、ランニングの中では、ランが一番嫌いです。・・・スピード感はないし、カッタルくてね~(笑)その代わり、水泳ではしょっちゅう「スイマーズ・ハイ」(という言葉があるのかどうかは分かりませんが)は経験してまして、この種の境地がどういうものかはだいたい知ってます。確かに、けっこう飛ばして、最低2000m(僕の場合、40分ぐらい)は泳がないと、「ハイ」は現れてきませんね。ある種自虐的ともいえる比較的ハードな運動をしていると突如現れる、永久にやめたくないほどの、ものすごくいい気持ちです。神経伝達物質(脳内麻薬)ベータ・エンドルフィンなどの分泌によるもので、これは苦痛に対する体の(脳の)最終的に近い防衛メカニズムだとも言われており、僕の経験でも体調が悪いときや疲れている時に入りやすいように思います。従って、耽りすぎるのは危険という説もあります。とりあえず、10kmマラソンはお奨めですね。僕も今後やってみたいです。トライアスロンの経験で言いますと、僕はランニング10kmを1時間強のペースです(1km6分強)。長距離競走世界記録のちょうど半分ぐらいのペースで、水泳も自転車もみんな同様です。このぐらいが僕の、それほど無理しない範囲での限界なんだと思ってます。ホノルルマラソン?・・・正直申し上げて、無謀じゃないですか?!?
2007年10月08日
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Inspired by Mrs.choco's blogMission:Impossibleダイエット大作戦絶賛実行中!!・・・というわけで、昨夜は、9時10分から正味40分間、軽いランニング(ジョギング)を交え、ウォーキング・エクササイズをしっかりやった。涼しい宵だったが、汗だくになり、なかなかの充実感があった。普段忘れかけている、自分がヒトという名の直立二足歩行の動物であることを思い出す、と言ってもいいだろう。本当はもう少しやりたかったのだが、右足の薬指が汗で擦れて痛み出し、どうにも堪えがたかったたので、大事を取って無理せず、やめておいた。以前、トライアスロンをやっていた頃のトレーニングでも、水泳の場合、1回に4000m~5000mは平気で泳いだりしていたのだが(1分50mのゆるめのペースで、1時間20分~40分ぐらい泳ぎっぱなし)、体(心肺機能や持久力)の方はまだ全然大丈夫なのに、脇の下が擦れて、ひりひり痛くてたまらなくなり、やめることが多かった。ランニングでも、汗をかくとおっぱい(乳首)がTシャツに擦れて痛くて痛くて、・・・なんてことも多い。やってみた人でないと分からない、思わぬ陥穽(おとしあな)だよ~ん。結局、筋力・持久力に、皮膚の強度がついてこないんだろうね。よく豪腕のボクサーが、コブシを傷めるなんてことも聞く。自分の腕力に、掌の骨や皮膚組織などが負けてしまうわけだね。さて、食事の方は、なるべく糖質(炭水化物のうち、食物繊維を除いたもの)をカットしており、ご飯やパンも少なめにしているが、折しも食欲・味覚の秋であり、タイミングは最悪かも知れないおまけに、妻は放っておくと肉・魚・卵類は全然食べなくても平気なぐらいの大の炭水化物狂いで、確かに、おいしいパンだのケーキだのの情報には異常に詳しい。菜食主義者(ベジタリアン)かよ!!!・・・とツッコミを入れたいぐらいだ。いろいろと、炭水化物(カーボハイドレート)系の美味そうなものを買ってきては、子供たちと一緒にニコニコ笑って食べている。「よっちゃん(我が家における僕の正式呼称)も食べる~?」という誘惑には、なかなか抗しがたいものがある。苦渋の日々である。本人は、牛乳を飲んでるからダイジョウブイだとかノタマっているが、極度の冷え性は、その偏食が原因じゃないの~?・・・とツッコミたい。たぶん、僕と(子供たちとも)5℃ぐらい感じ方が違うらしいと、長い付き合いの中で判明している。ところで、僕はサプリメント(健康補助食品)に対する先入観はなく、むしろ健康ヲタク、サプリ・マニアの傾向すらある。効能は、はっきりあると感じている。年よりかなり若く見られることは、しばしばある。使用しているサプリメントの一部・・・何しろ、最後の大物であったワタクシめは、崖っぷちをすべり落ちた41歳になってやっとの思いで結婚し、年いってから生まれたカワユイ娘3人は、まだ3歳。この子たちが成人し、一人前に育つまでは、絶対に死ねないのだ(悲壮)あと、少なくとも25年は元気でいたいというのは、僕の悲願である。そのためには、言うまでもなくまず健康。QOL(クォリティ・オブ・ライフ)に有効であると信じうるサプリメントは、末永く飲みつづけたいと思っている現在は、普通のマルチビタミン・ミネラルのサプリメントは日常的に摂っている。また、薬剤師でボクサーあがり(本当です)の川崎(お前だよ)という友人の薦めで、補酵素(コエンザイム)Q10も時々摂取している。玄米黒酢もいいらしいので、欠かさず飲んでいる。非常に美味しいとは言えないが、けっこうイケる。なんか効きそうな感じはする。皮膚のためには、コラーゲンやヒアルロン酸、スクワレンのサプリメントも有効かな~。これは、妻のお肌の曲がり角を心配して、大量に買い込んだストックがあるので、それを流用することにするあいかわらず話がそれまくりであるが、ともあれ10月2日(日)の本格開始から、これで4回目。これで、「三日坊主」の轍(てつ)は克服した!?!なお、もう少し痩せたら、僕の写真も載せたいと思うが、まだまだ、とてもお見せできるようなシロモノではない・・・トドです現在、90kg。目標:70kg。夜明けは遠い(目標値70kgは、僕の身長178cmの標準的体格指数、ボディ・マス・インデクス、BMI:22に相当。)
2007年10月07日
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9月30日(日)に再放送された、皆様お馴染みの人気番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系全国ネット、TXN)の「第16回温泉美人女将大会in修善寺」を何気なく見ていたら、老舗の「新井旅館」というところが会場になっていて、その7代目女将(おかみ)・森桂子さんという佳人が登場したのをを見て、視線は釘付け、オヂサンは一目惚れしてしまったざんすよ~何気なく見ていた割にはきっちり録画していたDVDの当該部分を、繰り返し見ている始末。オレって、本質的に助兵衛なのかも知れぬと認めるに吝(やぶさ)かではない今日このごろでありんすなんという楚々とした、しかも凛とした気品のある、かといって気取っているわけではなく、気さくで朗らかな人柄であろ~か。美人ではあるが美人すぎない、控えめではあるが芯が強いことを感じさせる言動、立居振舞い、佇まい。・・・まいったじょ~。しいて言えば、大歌人の馬場あき子さん(短歌結社「かりん」主宰)の若い頃にちょっと似ているのかな~とか思った。わが国を代表するような文人墨客が常時逗留し、旅館全体が文化財であるような名門旅館であるが、その建物の風格に全然負けてない女将の風情なのであった。一度でいいから泊まりて~、ってのは言うまでもないことである(栃木からだと、伊豆くんだりはけっこう遠いんだけどね)。「8代目」になるべき可愛いご長男が生まれて、子育て没頭中につき自筆ブログのエントリーはお休みの模様なのがちょっと残念だが、若いのにこういう落ち着いた弁財天か観音さまみたいな人っているんだにゃ~と、ひたすらさっさ歎異抄。・・・しかるに、はたと省みれば、僕もサービス業・接客業を営んでいるのであった。お客様にどういうイメージで見られているのかってことは、大問題でありんす。も~、男女の性の垣根を取っ払って、見習うべきところは見習いたいと思う、謙虚なワタクシなのであった。
2007年10月06日
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昨夜8時45分からぴったし60分間、秋の夜のジョギング/ウォーキングにいそしんでみた。自覚的な、きちんとまとまった形のトレーニングとしては、10月2日(火)、3日(水)に続いてこれで3回目。きのうの4日(木)あたりは、かなりの筋肉痛と疲れだるさを覚えたが、同時に、急速に体が適応(フィット)しつつあるのも感じている。もともと体を動かすのは大好きで、ランナーズ・ハイに取り憑かれた運動中毒 addicted to exercise めいたところもあるので、心身がエクササイズ・モードに入るのに、体内の稟議・根回しはけっこうスムーズに行われた感じがする。妻が三つ子の赤ちゃんを妊娠してから2004年の出産を経て丸4年、運動をするどころではない子育て地獄天国の日々だったが、ここへきてようやくある程度の余裕が生まれ、自己身体ルネサンスの秋を迎えることとなった。厳粛な遊戯として、「走る」という言葉との契り engagement を結んでみる。走るべきだ、という義務感めいたものではなく、走りたいという内発的欲求に導かれつつ、早足で秋の夜の街を駆け抜ける。決して無理はせずに、ちょっと走ってキツくなったら、すぐ速歩に戻す。無理は絶対続かない。これ、中年男の人生訓。無理を通せば道理が引っ込み、どこかに皺寄せが出る。安倍前首相のような、思わぬ悲劇の誕生になったりする。秋の白い風が強くて、肌寒い陽気だったが、すぐに全身汗ばむほどに温まってくる。走るには、ちょうどいいぐらいの気温だ。JR駅前大通りから、宇都宮大明神の二荒山神社の階段を上って降りて、足先は、ついつい勝手知ったる歓楽街の方へ小夜更けて、爛熟した金曜日の夜、酔歩蹣跚の男女の群れの中を突き抜ける。中にはなかなかの美女の酔客もいて、千鳥足のミニスカートが目に心地よい裏道に入ると、星空が美しい。ある種の、爽やかな孤独感とでもいうべきか、宇宙の中の絶対的な相対の感覚が蘇ってくる。それは、言うなれば、根源的な天動説への魂の回帰であろうか。深い意味で、自己が中心であり、その周りを宇宙が回っているという、統御(インテグレート)された静かな、しかし確かな自己感覚とイメージが、ふつふつと湧き上がってくるのを感じる。走る、歩くという、人間に生来備わった能力の行使は、このようなありうべき感覚の再生をもたらすもののように思えた。これは、もしかすると、軽い永劫回帰?・・・ちょっと、理屈っぽかったかな?
2007年10月06日
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【短歌作品みたいに、無い知恵を振り絞ってウンウンうなって考えに考え抜いたエントリーより、↓こういう気楽に何気に書いた記事の方が、ぜんぜんアクセス伸びております。・・・ブログの本質を考えさせられるよね、なんちゃって。】おとといきのうの夜あたり、リラックスして赤ワインなど一杯やりながら精神を集中してみたのだが、短歌一首どころか、全く言葉の一句も浮かんでこないのには、あやや?・・・と愕然としてしまった。お気に入りのシンガー&ソングライターEPOの、精神性の高い曲のCDなどを流して、気分を変えてもう一度、と試みたが、やっぱりダメである。最近けっこうストレス溜まってるからな~、Dr.スランプかな~などと思っていたが、きょうブログを読み返してみたら、ここ1ヶ月弱だけで、硬軟取り混ぜて120首ぐらい詠んでることに気づいた。大部分は思いつきの駄作とはいえ、詠みすぎ、作りすぎ~。好きな道とはいえ、これは明らかにやりすぎ、書きすぎ~。もはや脳内がカラッポなのである。「腎虚」みたいなものである。新たな発想など、浮かびようもないよね。まあしかし、下手な鉄砲数打ちゃ当たる。これまで数年間にわたって詠んで、友人知人にメールマガジン方式で送った数千首のエチュード(試作)もある。古い読者の皆さんはご存知だが、これらはこのブログでも以前は掲載・公開していたが、同人誌デビューに際して著作権を意識し、すべて削除した。これだけあれば、まぐれで上手く出来てるのもあるだろうから、「短歌人」12月号の原稿15首ぐらいは何とかなるだろ~。・・・むしろ選ぶのに苦労するぐらいかにゃ~。それにしても、短歌同人誌に載る皆さんの歌のうまいこと。セミプロ・インディーズみたいな人が集まってるんだから、当然といえば当然なのだが。とてもじゃないが僕には詠めそうもないな~、と気おされ滅入る気分と、何くそ~負けてたまるかという虚勢とハッタリ、両方綯(な)い混ぜになった気分が、我ながらいささか可笑しくも清々(すがすが)しい。選者の先生方の講評もなかなか厳しく、学生時代の10代の少年に戻ったような気分だ。やっぱり稽古事(けいこごと)ってものは、志を同じゅうした者の切磋琢磨する集団に入ってみなければ、本当のところは会得できないな~、ということを実感しつつあるざんすよ~。なお、朝日新聞「アベする」炎上・新語「アサヒる」大流行騒動は、週刊新潮10月11日号が記事として掲載、ついに一般メディアの報ずるところとなりました~
2007年10月05日
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仕事は忙しいし、短歌結社誌の締め切りは迫るし、ネットショップの立ち上げも急ぎたいし、幼い三つ子の遊び相手など家族サービスもしなくちゃならないしと、つまるところ自分で勝手に忙しくしてるだけなのではありますが、多忙警報発令中につき、ブログエントリーは当分最小限度ミニマムとさせていただきます。悪しからずヨロチクビ~。なお、おととい2日(火)の夜から、ウォーキングを始めてみました。初日は、正味40分間、かなりの早足で歩き、3分間ぐらいジョギングもしてみました。かなり涼しかったのですが、汗がジワ~っと滲み出し、最後には汗びっしょりになりました。余勢を駆って、きのう3日(水)も20分ぐらい歩きました。久しぶりに、自分の腹や太ももやお尻の筋肉の存在感を意識(マッスル・コンシャスネス)しました。同時に、大量に備蓄されたしろたえの皮下脂肪・ゼイ肉のありかもはっきり意識しました。今日あたり、かなり筋肉痛はあります(特に首から背筋、太ももの筋肉がかなり重痛い)が、気分は爽快です。食べ過ぎにも気を付け始めているので、すでに心なしか腹も引っ込んだような、・・・そうでもないような。いずれにしても、今後も続けたくなりました。今は、たまらなく歩きたい、ひいては、走りたい気分だす。ところで、“エリカ様”の武勇伝のテンマツは、けさのテレビ朝日独占インタビューで、涙の謝罪という竜頭蛇尾な形で、マスメディア得意のつるし上げ方式集団リンチでシメられたわけだが、少し可哀想な感じもしてしまったのは僕だけじゃないよね。子供の世話をしながら、思わずチラチラ見てしまったざんす。見ているとけっこう聡明で、理路整然と釈明するクレバーさがあることがよく分かった。たぶん、派手目な外見に似合わず、本質的には、意外と内気(内向的)な娘なんだろうな~と思った。僕などがあんまり断定的なことを言えないのはもちろんだが、もともと内向性の人特有の、心の鎧(よろい)めいた外界への拒絶感があるところに、今のメディアや社会に特有のえげつない突っ込みが繰り返されると、苛立ちや敵意さえ芽生えることがありうるだろう。そういう目をしている。強度の内向性が、一気に攻撃性に転化するということも、よくあることだと思われる。しかも、21歳だもんね。昔の21歳といえば、けっこう大人だったと思うが、今の21歳は、一般的に言っても全然子供だ。現代の心理学的“成人”は30歳であるという、精神医学界の共通理解があるという(斎藤環「社会的引きこもり」、「戦闘美少女の精神分析」などに記載)。・・・なるへそと思うね。また、内向的な人が表現活動に向いていないかというと、全くそんなことはなくて、僕みたいに明らかな外向性の人格が、常識・良識に沿った、比較的凡庸な短歌しか詠めないことは典型的で、外向性の人は妥協的・総合的である。どうしても、世間の常識に則った“いいひと”を演じてしまふんだよね。ほんわかムードの。自分で自分を爆砕したいとも、つねづね思ってるけどね。これは、例えば一流歌人を見ても、外向性と思われる俵万智さんの短歌を読んでみると、感性こそすぐれて研ぎ澄まされているのはもちろんだが、やはり全体的に見てほんわかムードで常識的であり、非常に分かりやすい表現形態を取る。逆に、内向的な芸術家・表現者が、妥協のない、孤高の、あるいはエポックメイキングな仕事を成し遂げることがあるのは、歴史的事実として経験的によく知られており、心理学関係の書物をひもとけば、具体例に事欠かないだろう。現代の歌壇でいえば、天才・水原紫苑女史を挙げて差し支えないように思われる。彼女の詠む歌は、いずれも非常に難解晦渋である。理解を拒絶しているようにさえ見える。しかし、その中に、前人未到の孤高の境地が切り拓かれており、和歌短歌1300年の歴史の中でもかなりの高峰を築き上げつつあると言っていいのではないかとさえ、僕は見ている。――また話がデカく広がりすぎそうなので、沢尻エリカの話題に戻るが、彼女も仕事(演技)には非常に熱心だそうだし、演技力も将来性もきわめて高く評価されているといわれる。・・・というわけで、将来のある若い才能を、あんまり寄ってたかっていじめるのも、どうかと思うんだよね~(^^)人間なんて、けっこう弱いよ~。弱いようで強いとも思うけど、強いようで弱い。そこいらへんの振り子運動。結社誌「短歌人」12月号のための下書きエスキス 2人間は柱時計の振り子ペンデュラム強くて弱く弱くて強い颯爽とエムペドクレス引きこもる樽の中より世を眺めつつ汝女なおんなよありがたきかな成功が何であるかを教えてくれる背中よりセーヌの水に飛び込んでのちのしずけさ レ・ミゼラブル地獄変インフェルノはた天上篇パラディーゾ洪水おおみずは胸に及べりもて瞑すべし男と女 Homme et femme古事記によれば男は成り成りて成り余りて出来た女は成り成りて成り足らざりて出来た旧約聖書によれば女エヴァは神ヤハウェによって男アダムの肋骨あばらぼねより造られた生物学によればオスはメスのXX遺伝子の出来損ないのXY遺伝子から発生しただからぼくらは惹かれ合う著作権を有します。© Nosho "KumanPapa" Sakamoto 2007 All rights reserved.
2007年10月04日
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