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タスキの対決黒 天頂の囲碁 6目半コミ出し白 魔婆斗ひさびさに天頂戦。この碁では、ひたすら自陣を固め、カウンター狙いに徹する作戦をとった…つもりである。時に不備が生じるのは棋力の不足によるものでやむを得ない。黒1、3のタスキ星に対し、「タスキ三々」で対抗。あまりきいたことのない布石であるが。星・三々は一手でシマる適当な手がないので、逆に言えばカカリを急がない。白6はじっくり構えて、発展の拠点を作ろうという手。とにかく三々は位が低いので、単独では展開しづらい。放っておいたら、いつ圧迫されるか、不安でしょうがない。黒7が個性的。はやくも「天頂流」である。白8は、右方の黒の構えをけん制したもの。黒11、13もすでにおなじみの「天頂のツケノビ」である。白16と、ワリウチのごとく上下を見合いにしたのに対し、黒17はつまらない。ここは18の下にツメるべきではないか。白18にヒラけ、さらに20のスベリまで打てては白満足。黒19では、一本18の上にコスミツケたい。黒23も白22が来てからではつまらない。黒17、23の疑問手が出て、序盤はやや打ちやすいかと思った。
2010.01.31
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ドラマチックな殴り合い『実力五段囲碁読本・悪力対策』が悪力ナンバーワンに推す豪腕・九世安井算知の譜から。図は黒1とツイだところ。通算185手目である。この碁は、100手目あたりまで、上辺の黒を白が着々と包囲し、黒のシノギやいかに、という局面だったが、そこから算知が自慢の豪力を発揮し、逆に白を切断して大攻め合いに持ち込んだ。白の土屋秀和は、いわずと知れた後の本因坊秀和。さすがの秀和もこの展開には閉口したに違いない。というか、思ってもみない展開だったろう。算知の豪腕がいかんなく発揮された名場面といえよう。譜が手に入る人は、ぜひ並べてほしい一局である。この「馬鹿力」は、ちょっとありえない。しかし、これで黒優勢とはならないところが碁の面白さだ。思い出してほしい。「石を取られたらコウを狙え」…逆に言えば、石を取った方は、常にコウに怯えなければならないのだ。…というか、この碁ではそもそもコウつきで石を取っているのだ。上辺の攻め合いは、いますぐダメを詰めあうと、黒取り番のコウである。出入り120目というこの大コウは、現在は黒勝ち。「だったら黒勝ちじゃん?」と思うかもしれないがさにあらず。これに見合うコウダテ一つさえあれば、たちまち白の勝ちが決まるのである。ここから白の反撃が始まる。それに見合うコウダテ一コウを求めて…。(以上『ハイセンス囲碁ブック・天下の奇譜と奇手』~高木祥一著より)なんとドラマチックな展開であろうか…。この後が実にスリリングな応酬になる。何しろ黒は、2手続けて打たれても死なないようにしておかねばならない(左辺上方の黒がまだ完全に活きてはいないことに注目)。むしろ怖いのは黒の方なのである。変則囲碁のひとつに、「2手連打1回OKルール」というのがあるが、これは実に絶大な威力で、置石5子に匹敵するとか、あるいは7子とかいう人もいる。算知はこれに近いハンデを負ってしまったのである…。もっとも、手数がだいぶ進んでいるので、そこまでの差はないか…。結末はあえて伏せるが、いずれにせよ、こういう譜を見ると、囲碁を覚えた幸福感が実感できるというものである。
2010.01.30
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無益な寄り道白は悠々29に手を戻す。対する黒30以下は、前譜と同様の無益な寄り道。地の損はない(もともと白地)が、コウダテ損である。もっとも、コウが生じる余地はないが。白33と最大の逆ヨセにまわってきっちり1目勝ちである(44手まで)。この碁では、序盤から白が強引な仕掛けをしたがうまくいかず、黒は大差で勝てるはずだった。ツケからのサバキは、九路盤では狭すぎてうまくいかないようだ。黒は白の一部をできるだけ小さく活かし、その逆サイドでより有利な形を作るようにすればよろしい。また、自らの援軍が周囲に控えているときは、あまりツケとかハネとかは打たず、じっとノビ系の手で相手に調子を与えないほうがうまくいくようだ。「ツケにはハネよ」というが、攻めるときは「ツケにはハネない」のがコツである。〔新格言〕攻めるときには「まっすぐ系」ここでいう「まっすぐ系」とは、「ノビ」「ヒキ」「サガリ」「ナラビ」などの自分の石の隣に打つ手と、「ツギ」である。攻めるときには、このような味を消す手が有効になる。シノぐ方は、相手の味を利用して、いやみをつくことで活路を求めるからである。逆に、「ハネ」のみならず「コスミ」もカーブ系と考えてよい。曲げる手(いわゆる「マガリ」のように、自石の隣に打つ手は別)は、味ができるからよろしくないのだ。同じように、「トビ系」も、攻めの際には適切でない。ワリコミの筋を生じるからだ。攻めるときには弱みを作らないことが優先で、足の速さは関係ない(むろん自軍の包囲網の中での攻撃という前提であり、攻めるというより「追う」といった方が適切な場合はまた別である)。ただし、ハネ・コスミなどのカーブ系やトビなどが急所になる場合もある。このあたりが碁の難しいところか…。
2010.01.29
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先手を取るべし白13のツケに黒14下ハネは頑張った手だが、こういう手は往々にして後手をひきやすい。ここは先手をとって右下にまわりたい。黒14で13の上にハネるのはどうか。白のヒキに対して、右下隅を占めてしまう。白からC-2にハネる手は残るが、左上で地を稼いでおり、右上とつながるぞと脅しながら右下隅をまとめれば、黒有望だったのではないか。白15のハネ返しに対して黒16と切ったが、これは白の思う壺。黒20と出て白地削減をはかる。しかし黒22では21の上にハネダしたい。しかし、そうすると27に切られ、16以下の黒3子がもたない。とは言え、黒22はもっとひどい。白23と喜んでツガれ、右辺および右方上下の隅の味が消えている。黒24は損の上塗り。白25をキカし、白27にツキアタられては、一気に形勢微細である。黒22では13の上に打って1子をヌキ、白に右辺を受けさせて貴重な先手をF-9ハネツギ(先手ヨセ!)にまわしたかった。もちろん実戦と違って右辺の黒3子のモチコミもない。黒5、6目は手堅く勝てたはずだ。この碁では、黒がもたついて先手を取れないでいる隙に、白はどんどん稼ぎまくった。碁で大切なことは地を取ることでも石を取ることでもない。先手を取ることである。
2010.01.28
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おなじみの筋黒6は格言に従った一手。しかしこの場合は、黒7あたりにノビるのではないか。というのは、白7アテからの「例の筋」が見え見えだからである。白11まで、ここを突き抜かれはしたものの、がっちり左上隅、左辺、そして左下隅を確保して、右上の黒の活力も完全に絶えたわけではない。これはこれで簡明な行き方か。しかしここで、白13のツケ。白はなんともいやらしい手を次々と放ってくるものである。あわよくばここを先手でワカれ、右下を大きく白地にしてしまおうとしている。ここは先手を与えないようにしたい。〔こぼれ話〕少々の得より先手囲碁では、部分的に少々得をしても、先手を取られ、より大きなダメージを受ける場合がある。逆に、多少の損をかえりみずに先手を取り、急場に回ることで優位にたてるケースも多々ある。先手ということは、ゲームで言えば「ターン」を消費せずにプレイできるわけだから、これは絶対的な強みである。「手抜きは常に3番目以内の好手」ともいわれるゆえんである。また、ヨセで先手、先手とヨセ続けると「コンボ」状態である。戦いの終わりを見極めるタイミングが難しいが、先に最大の両先手に回った方が(とくにアマの場合)思わぬ大差をつけることもある。
2010.01.27
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切り違い対策今度の碁は、うって変わって白、積極的な戦法。しかし、だから大差の碁になるとは限らない。そのへんも、碁の玄妙なところ。白1、いきなり策のある手である。とりあえず空き隅に一着するのが常道かと思われるが、残りの空き隅を占められては局面が単純化して面白くないとみたものか。直接相手にせずの黒2は有力。しかし、堂々とどちらかをハイ、受けてたつのもあったろう。白3、これまた策のある手である。黒4は最強。しかし、最強なればこそ、隙も生じやすい。白5の切り違い。覚えたての方が閉口する手の代表格ではないだろうか。しかし、これは恐れる手ではない。切りには2種類あり、相手を攻める切りと、サバキの切りである。「切り違い」は、はっきり後者に属する。切り違いから両方取られるということは、滅多にない。この手を打たれた時の最悪の応手は、多くの場合、どちらかをアテることである。最初は必ず切られ方が1手多いのに、アテることで敵の石を強化する。もちろん例外はあるが、まずアテる手は第一候補にならないと考えた方がよい。格言に「切り違い一方をノビよ」というのがある。問題は4通りの中のどのノビを打つかであるのだが…。ともかく、この格言を思い出せば、まず上手の切り違いに悩む必要はなくなる。この手を打たれたら、どこかは好形を得られるのは仕方がないのであって、問題は、自分もそれに負けず劣らぬ好形を得ることである。さてこの局面、どう打つか。
2010.01.26
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取られたときの心得黒22をキカしてから、24と左下隅を活きた。白25に黒26とハって隅の白地化を拒否する。黒28はどうだったか。直接動いても手はない。ならばコウダテに残しておくべきではないだろうか。石を取られた場合は、(1)まず攻めあい負けに持ち込む(手がいるので敵の地は思ったほど大きくなくなる)。(2)それが無理ならコウダテに使うことを考える。のが基本である。石を取ったほうが有利とは限らない。取り方によっては豊富なコウダテを相手に与えることになるのである。これが碁の面白いところだ。石が死んだら、「どこかコウになるところはないか?」探すくらいでないといけない。だから、手がないところを「動いてみる」のはせっかくの豊富なコウダテを自ら浪費する損なのである。相手の地の中だから損も得もないだろう、と考えるのは誤りである。「どうせ相手の地の中作戦」を発動してよいのは、活きる可能性がある(あるいは死活が読みきれない)場合だけである。明らかに手なしだったら、コウダテ温存すべきである。また、白29で27の左に出て、隅をコウにする手もある。かといって左上を連打してもなかなか活きない。黒28は、危険な寄り道だった。結局黒30に手が戻り、白31とサガられてみると、すでに地合いは白よしである。この碁の黒の敗因は、やはり左辺の裂かれ形を打ったことであろう。結果的に、左上に白の大地ができた。右上・左下の黒地はは大したことがなく、続けて右下を黒地にしても左上から中央の白地に及ばない。なお、この碁はその後さらに黒もたつき、右下も黒地にならず(もちろん白地にもならなかったが)、とんでもない大差となった。しかし、もはやこの譜以降にみるべきところはないのでここまでで打ち切りである。〔本日の教訓〕石を取られたらコウをねらえ!
2010.01.25
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裂かれ形白9は悩ましい。ハザマであると同時に左辺を破るぞと言っている。黒は10とこちらを受けたが、白11に出られては苦しい。黒10では、左辺を受けるものではなかったか。中央は捨てて、各所ヨセまくって逃げ切りをはかる。それでよかったのではないか。一例として、黒11、白10、黒C-7。中央は捨てても大きくない。左上、左下、右上の3隅と左辺を確保し、右下の白地を最小限に抑えれば黒勝ちだろう。黒12、14。典型的な裂かれ形である。白11を許してからここを打つのでは最悪である。かといって隅を捨てるにもうまい形がみつからない。やはり黒10の方向が誤りだった。白17から形を決めにいく。黒18といったん出た以上は、19の下に切りたいが中央の黒がダメヅマリのためうまくいかない。で、黒20に戻る。こうなるなら18は打たない方がいい。コウダテ1個損である。白21に回られては、すでに細かい。〔本日の教訓〕裂かれ形を打つな
2010.01.24
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打ってはならない手囲碁をはじめて間もない方で、対人戦の前にPC相手で打ち方を覚えようとして、なかなかCOMの壁が越えられないという方もいらっしゃると思う。そんな方のために、COM碁攻略法…みたいなものを書いてみよう。…といっても、たいしたものではない。私の技量は取るに足らないが、高段の人よりも、むしろ初心者の気持ちがわかるだろうと思われる。入門者は、むしろ高段者の教えを受けない方がよいかも知れない(当然基本は別)。その意味で多少は役に立てるのではないかと勝手に考えている。譜は銀星DS(黒)と魔婆斗の九路盤二子局。この碁を見本に、「打ってはならない手」を確認しておこうと思う。白1に黒2とわが道を行く態度で、立派な作戦。白は早々と3に打ち込む。黒4は感じが出ているが白5のハザマをつかれるのが弱点。この手では、その1路上にツケる方がよいのではないか。右上の置石と2の石との関連もよい。白5にハネダされても、切ってよろしい。味方の援軍が控えているところでは、緩まない方が成功する確率が高い。白5に黒6はやむをえない。この手で5の右に押すのは白にノビ出されて裂かれ形になる。白7、急所。まったく白というものはいやな手を打ってくるものである。早くも黒はどう打っていいか迷う局面に導かれている。その遠因は、やはり黒4の一手に帰せられるのである。〔本日の教訓〕接近戦では緩まない。
2010.01.23
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ゲームのタイトルではない。れっきとした碁の話である。「名人中の名人」と言われた本因坊秀栄のベスト・バウトとされる一局から。相手はかのハードパンチャー・田村保寿(のちの本因坊秀哉名人)。100手目である。序盤、左辺の厳しい攻めが奏功し、下辺保寿らしい強引な石取りにも、ノビキった2目が諸々の利きを残しておりすでに白が面白い局面。ここで秀栄は全局を制するすばらしい一手を放つ。秀栄といえば、「三子捨ての妙手」が有名である(これも相手は保寿)が、どちらかというと派手な妙手・鬼手の類は少ない。まさに全局の流れがすばらしい。自然な流れで、自然に勝ってしまうのである。この碁も、序盤の構想が当時としては斬新で、「この一手」という手ではなく、まさに流れで大局を制している。白1がまさに大局を制する一着。中央の拡大、上辺の黒地の制限、右辺への応援と、「一石三鳥」の働きである。無論本からの受け売りなのでこの後の変化にふれることは遠慮するが、とにかくこの一着を味わってほしい。(日本棋院刊・古典名曲選集『流水秀栄』高木祥一著)
2010.01.22
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格闘技でもっともわかりやすい勝ち方がKOであるのと同様に、囲碁でも大石粉砕の中押し勝ちは、とくに私のように棋力の低いファンにとってわかりやすく、また爽快感もある。囲碁史上のハードパンチャーといえば、どのような名前が思い浮かぶか…。その前に誤解を避けるために大前提をひとつ書いておく。それは、およそプロ(いにしえでは「碁打ち」)である以上、誰もがハードパンチャーである。ということである。ある程度以上、碁を打たれる方、キャリアのある方には当たり前の話なのだが、意外と忘れられやすい。たとえば、趙治勲の碁を「地面を這いずっているだけの碁」だとか、小林光一の碁を「地下鉄みたい」だとか、これはものの一面しか見ない、誤った見方である。後者はプロの発言なので、この表現が一面的であることを承知の上で意図的に言ったものであるが、多くのファンの誤解を招いたことであろう。また、趙治勲に至っては、私は「あれこそ力碁の極致」だと思っている。何しろ、鉄壁(だと相手が思っている)をボロボロに破壊し尽くしてしまう碁で、これを「シノギ」=守りの碁などとはとても言えないのではないか。また脱線したが、要するに、そもそもプロと名のつく人種は、もとより想像を絶する悪力の持ち主なのである。ここで挙げる何名かは、裏を返せば「力で相手の石を粉砕して勝った棋譜が残っている」に過ぎない、という見方もできる。まあ、見て爽快な気分にさせてくれる棋譜、一手を残した棋士と言えば無難なところか…。本因坊丈和名人碁所。総合力でも屈指だが、この人こそ「元祖ハンマーパンチ」ではないかと思う。赤星因徹との「血闘」や、外山算節との力でねじ伏せにいくような碁は、やはりファイタータイプの典型だろうと思う。本因坊秀哉名人。最後の世襲本因坊。この人もかなり力づくみたいな手が目立つ。トップ棋士でこれだけ力を誇示するような打ち方をする人も珍しいのではないか。古碁最後のハードパンチャーである。その師匠の秀栄が、白番で秀哉の猛ラッシュをひょいひょいかわす棋譜は圧巻。しかしその後の秀哉の屹立ぶりを見ると、秀栄の強さも、秀哉がいたからこそ光ったのではないかと思う。岩本薫古碁ばかり続いたのでこのへんで現代からも一人(「現代」というには異論があるかも知れないが、ここでは便宜上、コミなし碁時代を古碁、コミあり碁を現代ということにする)。私の愛読する『鬼手』という本(上村邦夫編)に何回か登場するが、度肝を抜くような強打が印象的だ。とくにその最初を飾った、木谷実との1局で放たれた手は、鬼手のデパート・坂田栄男ですら、「びっくりした」と語っているくらいである。安井算知 (俊哲)同じく私の愛読する『実力五段囲碁読本・悪力対策』が悪力ナンバーワンに推している人。確かに、秀和相手に包囲された石から逆襲し、秀和の石を取ってしまった碁などは、「力こそすべて」と言わんばかりだ(実際にはその時点で勝利確定ではなかったらしいが)。なるほど、他の碁(そんなに数は見ていないが)も力感あふれる打ち回しである。加藤正夫やはりこの人をはずすわけにはいかないだろう。昭和のハードパンチャーの代表格であり、「殺し屋」の異名をとる。もちろん、殺し一辺倒ではないのだが、すきあらば滅殺をねらうファイトスタイルは、アマ級位者~低段者にもわかりやすく、また見ていて楽しい碁だった。宮沢吾朗「吾朗通れば道理ひっこむ」と言われた強豪。この人の碁もスリリングでまさに「盤上の格闘技」の趣がある。ただし、崩れだすと止まらないという弱点もあるとか(そんなこと言われても、私などにはわからない。結果をみて、「ああ、崩れたんだな…」とわかるのみである)。崩れだすととまらないのは、我々級位者~低段者の方である(というか、むしろ「常に崩れている。相手も気づかないからバランスを保っているだけ」)。宮下秀洋 「福島の猛牛」。こんなレスラーみたいな異名を持つ棋士も珍しいのではないか。対坂田戦にとくに見るものがある。また、武宮正樹が、その著で宮下の模様殴りこみの一局を取り上げている。攻めに強い人はシノギも強いのだ。大平修三この人も「ハンマーパンチ」の代表格であろう。古碁はともかく現代碁でも、残念ながらここに挙げた人は宮沢吾朗以外故人となってしまった。前にも書いたが、じつはこの人には、1局ご指導いただいたことがある。私の気合の反撃をほめてくださったことがじつに思い出深い。あの碁が大平先生の指導碁でなかったら、あのツケコシは打てなかったかも知れない…。天下の大平修三相手だからこそ、つぶれてもいいから積極的に打とうという気になったのだ。
2010.01.21
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いずれもメーカーが「世界最強」を誇る両ソフト。人のHPなどを見る限りでは、直接対決では「世界最強銀星」(以下、略して「最銀」)の方に分があるそうな…。でも私は天頂で満足している。さすがに1万円前後もする囲碁ソフトを2本も続けて買う気はしないし…。そもそも、囲碁には面白いもので相性というものもあり、直接対決で分があるから棋力が勝っているとは限らない。人間同士でも、というか人間の場合、さらに相性というファクターが勝負に占める要素は大きくなるから面白い。例えばいにしえの本因坊秀策は太田雄蔵が大の苦手。あの「黒番無敵」秀策も、雄蔵の晩年まで互先の手合いだった。しかし、秀策にほとんど勝てなかった坂口仙得は、雄蔵には生涯向先先先を保った。現代ではこれほど見事な三スクミは見当たらないが、それでも趙治勲と加藤正夫(故人だが)の、異様なまでの星の偏り方など、どうみても力量差をそのまま反映しているとは思えないものがある。囲碁でなく格闘技でも同様だ。K-1でホーストがシカティックにどうしても勝てなかったことは「相性の問題」としか理屈のつけようがない。話が相当それたが、両ソフトのどちらが優れているかは、まあ同じ人間、それもめちゃめちゃ強い人が両方と打って初めて客観的に判定できるのであろう。私ももちろん、機会があったら最銀とも対戦したいと思っている。その前に、まずは自分が天頂とどのくらいまで打てるのか、それを試してみたいとも思っている。
2010.01.20
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不出来の碁黒 天頂の囲碁 6目半コミ出し白 魔婆斗黒1と白2は見合い。続いて黒A-15の2子取りには、もちろんその上にウチカク。黒3は悩ましいが、白4とひとつ出てから6以下ハウ。黒11から13で味が悪くなったがなんとか支えきれるだろうとみている。黒15。これはいったい、なんという手だろう…。こういう手が出るときは、天頂が非勢を意識している場合が多い。ただのコウダテ損だろうに…。黒17も白18と代わって疑問。18の方から切るほうが狙いの本線だろう。なお、黒から28の断点を切る手が怖いが、今のところ白27とツギ、黒11の下にアテても白ツイで黒からさらに突っ込む手がない。このあたり、きわどいところだがヨミキリである。黒は19以下、ここを止めて下方に中地をつけようとしたが白26までうまくいかず、白26となっては白P-10ワリコミが生じ、右辺も何かと味悪である。黒27と出て白28ツギに対し、天頂は投了した。本局、天頂不出来の1局のように思う。投げっぷりのよさにも驚く。まだ下辺に打ち込んで一戦交える余地はあるのではないだろうか。何しろ黒には弱い石はひとつもないのである。取られてしまった石はあるが。もっとも、白にも弱い石はなかなかできない。とは言え、L-3に打ち込み、なりふりかまわず上方につながって右下をいじめるような展開になり、さらにH-3の方の打ち込みまで実現すれば、ひょっとしたらひょっとするのではないか…。いや、こういうことを考えるから弱いのか…。おすすめです!「天頂の囲碁」(楽天で一番安かったところをリンクしました)
2010.01.19
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囲わせない黒 天頂の囲碁 6目半コミ出し白 魔婆斗本局では徹底して中央を囲わせない作戦。黒1、3から5のヒラキは珍しい。これも棋風の現われか。黒7も天頂独特。白は8、10とハって実利を占める。黒11の外しに白12はのちに22のハネダシねらい。黒13にすぐ14としたのは中を囲わせない意思表示。普通に左辺や下辺を打つのでは、K-14あたりからぐんぐんノビられ、囲われるのをきらった。白16、18のツケギリから右上白20にツケ、黒21ノビに白22とかねての狙いを実現。白26と黒の2子を制して満足した。黒29と切り違いの両方をノビられたが、これだけ手をかけてもらえばここは惜しくないと見る。右下を侵食してこれも満足。左辺に転じ、白46のツケは上方を囲おうとしたもの。相手には囲わせず自分だけはしっかり囲おうという虫のいい手。対する黒47はどうだったか。白48とツイでは上方はこのままでほとんど白地だろう。さらに白50のハネ1本で下辺まで白52と囲ってしまう。白56以下の中央の境界線争いに続いて、黒71と下方を止めたのは勢力の接点で好点だが、白72の出を喫してはここが破れ、形勢を損じた。白76に黒78と抵抗すると、O-11のカケが厳しい。黒79は天頂の勝負手。しかしここは勿論白82と取りにいく。周りの白はがちがちに堅い。黒97に白98、100は基本死活の問題。おすすめです!「天頂の囲碁」(楽天で一番安かったところをリンクしました)
2010.01.18
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今日は棋譜そのものはお休みして、棋譜について思うところを。棋譜と棋力私はこれまで、3回だけプロに指導碁を打ってもらったことがある。きちんと授業料を払えばもっと打ってもらえるのだが、出費を惜しんだというより、横着の結果である。手合はいずれも5子。こちらは「初段…くらいですかね」と弱気に言っているのに、あっさり「それなら5子くらいで」と言われた。いくらなんでもそれはないだろう…と思ったが(日頃私の周囲のうわ手…プロでもなんでもない人に7子とか置いているのに)、こういうものは先生に逆らえるものではない。結果は無論、全敗であるが、その中で1局、ほめていただいた手がある。それは、封鎖に来た白に対し、ツケコシで反撃の姿勢を見せた一手だ。周囲の先輩方は異口同音に「それは無茶だろう」と言ったが、先生だけは「いや、こう打ちたい」と言って下さった。実に思い出深い1局である。ところが、その1局が、どうしても思い出せないのである。それだけ思い出深ければ、当然棋譜も覚えているだろう、と思われるのが普通だが、あえて言い訳を言わせていただければ、「一生懸命打つことに精一杯で、棋譜を覚えている余力がなかった」のである。一見、これは逆で、一生懸命打っていれば棋譜くらい覚えていられるだろう、という声が出そうだが、これが私の棋力の限界なのである。一生懸命打てば棋譜を覚えていられる、というのは一定以上のレベルの棋力があって初めてできることなのである。ある本であるプロが「棋譜をつけなさい。100手まで思い出せればアマ初段、終局まで再現できればアマ三段」と述べていたが、その通りだと思う。つまり私には1局思い出せるほどの棋力がないというだけの話だ。棋譜を思い出せない主な原因は、変な手が多いからだ。着手に必然性がないから、いざ対局が終わってみると、どこに打ったかわからないというわけである。三段の人が初段より記憶力が優れているわけではない。これまで公開したCOM戦の棋譜をご覧頂ければおわかりいただけると思うが、確かに変な手をたくさん打っている。COMの機能がなければまず再現は不可能だろう。棋譜ソフトについてこれまで公開した棋譜は、「囲碁松ちゃん」というフリーソフトを使って編集したものだ。私の知る限り、譜分けのできるフリーソフトは、現在のところこれ1本しか存在しない。しかし、残念ながら今は開発がストップしており、WindowsXPまでしか対応していない。私の使っているPCがXPマシンだからこのソフトが使えているが、そろそろPCも老朽化してきた。このPCがいよいよだめになったら「第○譜」なんて遊びも終わりかな…と思っている。結構楽しかったので残念だが…。
2010.01.17
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今日は棋譜は一休み。最近こそ続けて棋譜をアップしているが、ブログを始めたばかりの頃はそれこそ雑多なテーマを取り上げていた。その中でひと頃やたらにはまったのが「デスノート」である。話の内容は荒唐無稽としかいいようのないものであるが、一貫してシリアスタッチで描かれているのがなんともアンバランスで面白かった。極めつけなのが「究極の小心者」としかいいようのない、主人公のキャラである。「名前を書くとその人間が死ぬノート」を偶然手に入れた主人公(キラ)が、そのノートの魔力に負けて次々と殺人を重ねていく、というストーリーだが、私には単にビビっているだけにしか見えなかった。だったらやめればいいのに、自分を正当化するために開き直り(この思考過程が傑作)次々と殺人を重ねることになる。最高なのは、策を弄するときの独白と、動揺したときのリアクションの大袈裟なところである。囲碁で使えそうなお気に入りのフレーズをいくつか紹介してみよう(今回のテーマは「デスノート」ではなく囲碁なのだ)。勝った…!計画通り…!→相手がはまった時。宮野真守風に言うのがポイント。思い通り思い通り思い通り!→大きな構想が実りつつあるときに使う。「勝った…」は、部分的な折衝用。「ああ、これ?これはですね…」「キラだから…」→ネット碁で「なんでそんな変な手ばかり打つんですか?」ときかれた時。僕は、新世界の…神だ!→勝利の瞬間。しかしそれにしても、こんな台詞が思い浮かぶとは、夜神月ってものすごいキャラだなあ…。かつてのYAHOO!碁などでは、チャットしまくりでけっこう言いたい放題言い合って楽しくやっていた。その頃の雰囲気だったらこういうチャットもありだろうが、今やったらめちゃめちゃ顰蹙をかうだろうな…。ちなみに私はYAHOO!碁で「kira_light_y」というHNを持っている。こういうふざけたチャットOKという方が、もしYAHOO!でこのHNをみかけたら、「私は、Lです」とでも話しかけてください。
2010.01.16
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どんなもんじゃい!黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁黒1の「痛すぎる」切りに、白2、4はやむを得ない。ここで白はついに、右下10の三々の勝負手を決行してきた。これは予想通り。白はいったん12以下と左辺を攻めてきたが、黒17から19が自慢の一手で、次に20の眼持ちと21以下の活きが見合い。実戦は黒23までとはっきり活きて勝勢確定。白24以下は「攻め固め」の悪手。黒29までとなってはほっと一息である。上辺白30にも黒31と出てよい。このあたり、あっち打ったりこっち打ったりで、天頂の苦戦を物語っている。上辺は白がどうやっても黒の眼は取れない。黒37は69以下ここの白地をがらがらにしようという手だが、右下を取りきるほうが堅実だった。こういうむさぼりが、往々にして天頂に勝負手を与えるものである…。しかし、この碁は形勢が離れすぎていた。白38。ついに右下を動き出してきた。黒39は当然。白42から44と、あちこちに味をつけようとしてくるが、黒45とがっちり隅を制して動じない。白50、52のカミ取りに手を抜いて右上黒53と侵入したが、ちょっと味悪だった。白56に57の後退が余儀なく、左下は大きく削られた。しかし、黒59のフリカワリも大きく、下辺左方の黒一団が死なない限り(笑)優勢を堅持している。白は62以下、下辺を動き出してきたが、黒67にいったん白68と転戦。まさかここを地にして下辺はシノギ勝負?ここで黒は69以下を決行し、中央の白地をがらがらにしてしまう。白は72と下辺に手を入れて左方の黒との差し違えを狙ったが、冷静に黒73、75と活きて相手の出方を見る。このあたりでは仕上げの図が見えている。中央、白76に手を戻しても黒77、79として、J-12の断点のため白82に手を戻さなければならないのが白つらいところだ。白90は素直に黒91に出られて損だろう。白92とここを止めた時、黒93で後に3子取りを残す。白94で下辺の活きをはかった時、黒95が仕上げの一着だった。白96、98に黒99がしゃれた手で、白100が余儀なく、黒101で白死である。黒103ハネで黒99の意味が明らかになる。白からQ-6以下の突進で右下を手にしようという野望を絶っているのだ。これを見て佳奈ちゃん…じゃなかった天頂は投了した。いかに地が好きな私でも、あれだけ高圧されるとたとえ勝っても気分が悪い。あえて棋風に反して中央志向の碁を打ち、力で圧倒して勝てたという意味で、大いに意義がある勝利だった。まさに亀田興毅ばりに「どんなもんじゃい!」とふんぞり返りたくなる1局である。アップした棋譜ではボコボコにしているように見えるけど、やはり強い!買って損はないです。
2010.01.15
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堂々の力勝負黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁「天頂の囲碁」入手後、初対決では苦杯を喫したものの、2戦目で勝利を挙げ、その後はなんとかそこそこの成績をおさめることができたが、いずれも地の碁が中心で、どうしても中央に天頂の大きな地ができる展開となった。これは強引に制空権をとろうとする天頂の棋風によるものなので、それならそれで地に甘い天頂の弱点をついて、素直に地を稼げばよいのだが、どうしたものか、なんとしても制空権争いで勝負したくなった。私もかつては大甘といわれたほどの勢力志向の碁だった。昔に返って、正面から堂々の力勝負を挑んでみようと思って打ったのがこの1局である。黒1、天元。とっさのひらめきで打った初手である。囲碁は理論上、初手は2線とか1線とかでない限り、どこに打っても問題ないということであるが、力のない者がこういう手を打つとたいてい甘くなる。隅から打つのは絶対ではないまでも無難な選択であり、初手天元は冒険といえば冒険である。しかし、私には成算があった。それは、天頂は地に甘いので、こちらが甘くされることはまずないだろう、というものである。白2、4に対し、黒は3、5と星を2つ打ち、あくまで勢力重視の意思表示だ。白6の星から小ゲイマは、なぜか天頂のお気に入りで、普通は8の方を先に打つとしたものだが、黒7と打ったため結局ここも白がシマった。しかしこれは計算どおりの展開で、黒7で8にカカるなどはヤキモチで、勢力重視の構想が崩れる。黒9に白10はありがたく、自然に勢力拡大。さらに白12も薄く、後に禍根を残すこととなった。黒19までとなっては好調である。白20と侵入を急ぐのはやむを得ない。黒25で空中戦開始だ。黒29以下33までの愚形もものともせず、右下から下辺を大きくして黒49までいい気分で打っていた。白50に黒51、53のツケノビは、中央を切り離して攻勢をかけようとした手だが、天頂もさるもの、隅をあっさりあきらめ白54とつながる。もっとも、左下隅は味が悪くこのまま地になるとは思えない。白60から62ではっきりここをおさまりに来たが、黒の唯一の懸案であった左辺の弱石が強化されて安心した。なんだか今日の天頂は元気がない。天元作戦成功か?黒67と上辺にちょっかいを出したのに対し白68とツケてきた。黒69は決断の一手。よせばいいのに、こういうスキが見えると何かやっていきたくなる。白74で75にノビられるとまずいのではないだろうか?しかしそれでは黒74から方針転換されて面白くないと見たのか、またしても「根こそぎ戦法」である。だが黒75と抜いては眼型豊富である。あちこち決めて白90とじっとノビたがこれは厚がり過ぎではないだろうか。黒91以下なりふり構わず活きてほぼ「勝利宣言」である。黒97とはヘンな手だが、白98とかわって黒99、101の出切りが狙いの一手だ。白は80の上からアテて取ることができない。これが先ほど言った「禍根」だ。どうだ、まいったか。
2010.01.14
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本日はある天頂との対局のハイライトを。【第1図】は、天頂の鋭い勝負手を示した。局面は左下で石を取り、右下を大きく囲わせたものの右上にも確定地を取り、中央の厚みにも相応の地がつきそうな黒がやや優勢かと思われた局面。左上は上辺の折衝に失敗してかなり味悪である。ここで白1が、黒の味悪をついた強烈な一撃。魔婆斗は完全に意表をつかれ、いっぺんに冷静さを失ってしまった。【第2図】白△に対し黒1とは、なんともひどい手である。すかさず白2にハネられ、どうやっても手である。黒3と小さく活かそうとしたが、白4が頑張っている。この手で白5と活きを確定すると、黒8のオサエがきき、黒の被害が最小限にとどまる。それでは面白くないと見て根こそぎを狙ってきた。黒5以下、最悪の限りを尽くして白10に切られては全滅である。その後の蛇足も目を覆うばかりである。おまけにお返しに右下に入りコウを狙ったのに対し、あえて活かすという余裕をかまされてしまった。左上で黒がもくろんだ活かし方をされているのがじつに皮肉である。この碁は終局まで粘り、かなり追い込んだが5目半負けに終わった。【第3図】じつは、白△に対しては、黒1と打つのが冷静だった。右方のお荷物には目もくれない。もともと味悪を打っていたのがいけないのであって、この程度の被害はやむを得ない。いろいろあるが、どうやら白2と出るくらいなので、黒3以下の専守防衛で、白が10などとおとりを取ってくれたら、そこで黒11あたりに打って優勢である。ともあれ、こんな勝負手を繰り出してくるソフトには今まで出会ったことがない。まさに驚異である。やはり買って損はないソフトである。天頂の強さが発揮された場面は、また機会があれば紹介していきたいと思う。天頂相手の碁では、まず自分の弱い石を作ってはいけない。また、やばくなってきたらいかに最小限の被害にとどめるか、または全部助けようとしないで石を捨ててフリカワリを狙うなどといった心がまえが肝要である。購入以来、互先で13戦して9勝4敗(黒番7局、白番6局)。どうやら魔婆斗の方が少し強いようである。しかし、酒を飲んで酔っ払って打って何連敗もした碁は除く(棋譜を残していない)。どうやらビールまでが限界で、日本酒が入ると勝てないようである…。
2010.01.13
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投げっぷり黒 天頂の囲碁 6目半コミ出し白 魔婆斗黒1のノゾキから3。あくまで眼を作らせないという打ち方だ。まだ上方に出口が開いている。そこで白4。大所に回る。黒5から7が、天頂独特の、力を出した打ち方。もうトリカケ一直線。怖~。白は8から10と切り、反撃の糸口を残す。黒11以下の突進はヨミキリだ。なおも出切ってきたら、あっさり上方の1子を捨てて右辺下方へヒラく。天頂は15、17以下とここを悪あがきしてくる。しかし、左辺の白は容易に死なない。白22まで、5目ナカデみたいな形だが、黒がすぐ眼を取りに来ると2-7にコスンでこちらに一眼あるのが自慢だ。かといって、1-8スベリも、3-10に打って「AとBが見合い」(AとBはどこかは、自分で考えてね)。黒23とツイだ時、白24のケイマを見て、天頂は投了した。佳奈ちゃんの「負けました」がメガカワユスw。(←この表現もはや死語?)しかし、この投了はちょっと早い気がする。天頂はいやに投げぶりがよい印象だ。まだ7の上にツギ、白がつながったとき、上辺星あたりにツケてもたれていってはどうか。あるいは11-4からコスんで無理やり切りに行くとか…。13の右の出切りを見て右辺を目一杯にツメ、さらに下辺を囲い、あわよくば中央上方にも黒地を…いや、無理か、さすがにそれは。やはり天頂の判断が正しいようだ。かくて魔婆斗、白番でも勝利をおさめた。
2010.01.12
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いっぺんに黒 天頂の囲碁 6目半コミ出し白 魔婆斗白44に、天頂はやはり45から出切ってきた。さらに上をぐんぐんオシて、白52まで、労せずして下方に白のカベができる。おろかものめ。白はすかさず54と狙いのカタツキ。黒55のハイにしろ56から58といよいよ左方黒のカベ攻めが現実に近づいてきた。ここで黒59の戦線離脱…。ハア?(゚Д゚;)なんじゃそりゃ?気を取り直して、しからばと遠慮なく白60と急所ノゾキ。これはツグだろうと思いきや、はやばやと黒61の早逃げ。白は喜び勇んで62と切る。早くも大ポイントである。さらに黒63。意味不明。白63から「唐人の泣き手」でも警戒したのだろうか?んなもん狙ってないって…。(^_^;)白は64と上辺に転じ、上方の黒カベから大きな模様ができるのを警戒する。黒65からのツメに、白66と、左上隅とつながり気味に治まる。これでここの黒模様は大きくならない…はず。黒69と右辺に踏み込まれるのはやむを得ない。白70とコスミツケ、黒タチにケイマ、の予定だったが、天頂もさるもの、ここをカカリ1本にとどめて、黒71と様子を見てきた。白72と受けないと、あっという間に眼がなくなるのでやむを得ない。とにかくここは、周りの白が生きれば黒は自然消滅だ。自重、自重…。黒73。これはいったい…?カベにへばりついたような手だが、ともかく眼形を取りに行っている。まさか攻め合い狙ってるんじゃ…。いやそのまさかだった。黒75以下、露骨に欠け目作りの手を打ってくる。気がつくと白はなかなか一眼確保できない。黒83。またしてもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ものすごい眼とりである。普通は無理攻めというが、天頂の場合は何があるかわからない。ともかく白84と出て、以下、88まで下方に出まくる。これで下辺も大きくなりにくいだろう。なおも白92と出ようとしたのに、黒93と、右下の接触戦と働かされながら受けられた。白94は急所の一撃。しかしこれでも黒に96とツガれるとそのあとの展開に自信がなかった。右上方面に活路を求めるしかないが、それこそ右辺の白とカラミにされそうだ。ここでなんと95。おいおい…それはぬるいだろう。白96が先手で打ててさらに白98にまわり、不意にこの白が楽になった。さらに黒99…。天頂どうしちゃったの?といいたくなる。白100が打てては、いっぺんにシノギ形だ。しかし…。
2010.01.11
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RPGやりこみサイト風黒 天頂の囲碁 6目半コミ出し白 魔婆斗DQやFFシリーズのいわゆる「やりこみサイト」で、ゲーム体験記を面白おかしく書いたHPがかつて乱立していた。よくもこんな面白く書けるなあ、と感心した覚えがある。とてもその足元にも及ばないが、今回は「やりこみサイト風」自戦記にチャレンジしてみよう。まずはゲームスタート。おっ、黒1、いきなり目外し。はやくも妖しい雰囲気が漂う。白2、黒3と星を占めあった後、左上白4小目に、でたあ、天頂得意の二間高ガカリ。しからば白も6と、位負けしないよう高ガカリだ。対して黒7。はれ?なんすか?ぬるい…。こう打たれちゃうと、カカった石が軽くなるので、後が何かと打ちやすくなっちゃう。後からカドに打って所帯を持つもよし、6の石から左へ一間トビで位の優位を主張するもよし。そもそも黒が三々に打ってたら、白6のカカリに一間には受けんだろう?目外しの一手がつまらない手になっている。しかし続いて黒9…二間高ガカリへの手抜きに対して、内ヅケキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!超難解定石である。10、11とキリチガエて、それからどうするんだっけ?12だっけ、16だっけ?とにかくどっちかにノビとけば間違いないな、と12にノビる。黒も13。あれ?卍にノビるの?なんか違ったような…。まあいいや。白はありがたく14とシチョウにカカエ、ここは完全活き。その後の黒17オサエにはきかない。黒18とワリウチ、黒のカベをバカにする。黒19は当然だが、白20以下、狭いながらもひたすら治まりをめざす。これで黒カベの威力も半減でしょう。黒21から23、25しつこいなあ。カベからこんな狭苦しく打ってきて、凝り形なんですが何か?かまわず白26から28の三々入り。なんとこの手は、あとから左方の黒のカベ攻めを狙っている。白38トビに黒39と上方に迫って受けてきたので、白40とツケ1本で形を整え…(;´Д`)形を整え…(;´Д゚)整え…( ゚Д゚)なんだこれは?こんなところで黒41とハネてきた。黒43ノビなら27の石にカタツキして調子いいかな、なんて思ってたのに…。決断の末、オサエは無理と判断、ピンとツイだ。黒43と悠々と固められた。思わずカッとなって白44。(#゚Д゚)=○ゴルァ!もっとも、ここを破っておかないと、上下の黒に何の狙いもなくなってしまう。とはいえちょっと無理気味。なんだかいやな予感が…。
2010.01.10
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天頂の囲碁 2戦を終えて 凡人代表 魔婆斗噂の「天頂の囲碁」と対戦してみて、予想以上の手応えに、驚くと同時に非常に嬉しい思いで一杯です。何よりも、まずは1勝できたことにほっとしています。これが正直な感想です。これまでのソフトは、どうしても前評判倒れの傾向が強く、「○○プロ認定・○段」などといっても、眉唾ものというのがほとんどでした。しかし、天頂は違った。これははっきりしています。勝ちきるためには最後まで気が抜けない(ほんとうは烏鷺3でも銀星DSでも気を抜いてはいけないのですが…)ところは、今までのソフトをはるかに超えています。独特の勢力重視の棋風は、実利派の私にとって大いに脅威です。また、劣勢になってからの勝負手も、烏鷺3などのダメ詰めアタリ一辺倒に比べ、数段高度で、優勢になってから悩まされることも一再ではありませんでした。考慮時間の長さも、この棋力ならば許せます。ただ、人間の欲というものは際限のないもので、この棋力とレスポンスで、ポータブルゲーム機で作動しないものか…と、つい思ってしまいます。それはあまりに欲張りかもしれませんが、もしかしたら近い将来、DSかPSPで、これと同等の性能のソフトが開発されるのでは…と思っています。私は、正直言って、「COMが人間に囲碁で勝てるわけがない。それはプロでなく、せいぜいアマ初段クラスであっても、永遠に機械が人間を超えられるわけがない」などと不遜な考えをもっていましたが、もしかしたら、持時間無制限のルールでは、すでにCOMは人を超えているのではないか、とすら思っています。ただし、超特大スーパーコンピューターで動くソフトで、なおかつ考慮時間は1手1万年とか、そういうレベルです。囲碁というものが人間のゲームである以上、人間の寿命を無視した、こういう設定は現実的ではありません。しかし、「最善の手をさがすために時間を惜しまない」という前提であれば、性能的にはすでにこのレベルに達しているのではないでしょうか?そうなると、あとは処理速度をいかに速めるかだけの問題で、これは時間が解決してしまうのでは…と恐怖に似た思いを持っています。「モンテカルロ法」なる思考ルーチンについては、とくに驚きませんでした。なぜなら、「最も勝利する確率が高い手を選択する」という手法は、すでに一定以上のレベルの棋力の人間ならば、とっくに採用しているものだからです。プロは定石の本を見ながら対局することなどありません。これは、それが反則だからではなく、意味がないからです(囲碁連盟規約のどこにも、「対局中に定石の本を見てはいけない」などとは書いてありません)。定石は局面によって適・不適が変化し、むしろ「場合の手」をいかに見つけるかが序盤の鍵となることが多く、これは対局者のレベルが高ければ高いほどその傾向が強まります。つまり、少なくともプロもしくはセミプロレベルの打ち手の打ち方こそが「真・モンテカルロ法」ともいうべきものなのです。そのほか、このソフトと対戦しての感想といえば、「天頂投了の時の、佳奈ちゃんの声が可愛い」ということぐらいでしょうか…。奈穂ちゃんの読み上げもgoodです。いやしくもプロの先生にちゃん付けとは無礼極まりないですが、そうは言っても「碁界のマナカナ」(誰がそんなこと言った?)・万波姉妹はザル棋士にとって永遠のアイドルだと思います。
2010.01.09
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リベンジ成る!黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁黒49の出に対して、白はこの黒の一団を狙っているのでここをつながらせるわけにはいかない。白50で53と打つと、黒50に突っ込んで中央二子の切断と黒51からの4子取りが見合いになる。白50と抵抗してきたので、黒は51と切り、白52に黒53とここを切断する。しかもこの手がアタリになる。白54に対する黒55のアテを見て、天頂は投了した。魔婆斗、拳を高々と上げて雄叫びである。続いて白が左方の(52以下の)4子を助けると、黒はワタリを止めてから9-4のツケ一発で54以下の白は助からない。魔婆斗の見事なKO勝利でリベンジ達成である。しかし投了できる能力を持っているというのも、これはこれですごいソフトである。これまでの3桁差の碁は一体…。この碁は終始、黒が地合でリードし、表面上は完勝に見えるかもしれないが、随所で天頂の力が感じ取れ、やはり相当な力量であることは間違いない。少なくとも、これまで魔婆斗が知っていたソフトとはまるで違う。こんなソフトを「ゲーム」としてとらえ、必勝法を研究するなんて勿体ない。ぜひ生涯のライバルとしたいものである。
2010.01.08
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ゴール間近黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁黒27に白30とカケてもこの石はつかまらない。黒28から29とマガり、白がオサエるとその下を切って、黒32の3子取りがあるので白は30の石を助けられない。これが中央の黒の厚みの効果である。白はやむなく28以下、ここを収拾にかかる。黒33に石が来て、右上14-4の断点が緩和された。さらに白36以下のハネツギをここで決めてきたので、右上隅の味がほとんどなくなった。魔婆斗は、勝利を確信して39のツギである。白40の出は、黒のダメヅマリをねらっているが、黒41と換わって大悪手。その理由は次譜で明らかになる。さらに白42のツケから44とアテたため、ここの黒が固まり、また白は先手を取りづらくなった。白44では、42の左にヒクべきである。加えて白46―これは何という手だろう…。打つなら42の左ツギから一線ハネツギを権利として残すか、他に転じるものではないか。わざわざ黒を先手にしてくれるのか。黒47オサエに、なんと白は48と手を抜いてきた。これでは42の左に切ってさらにアテに対して9-1にハネる手があり、黒先手で丸得ではないか。しかし、魔婆斗はもっと厳しい手を用意していたのである。
2010.01.07
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魔婆斗の強打黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁黒1は単なる消しに見えてさにあらず。左辺の黒一団の補強、上辺への進出さらに後の強打を狙っていた。白2以下は読みきりで、黒3とこちらをつながり白は7の点に入れない。白はともかく8、10とここを止める。だが黒11に白12と受けた形が味悪だった。魔婆斗はここで黒13と両アタリして、借金の取り立てにいった。白14に黒15とポン抜き、ここの白地が消えた。さらに黒19と一団を補強しつつ中地を値切る。白22は、ここを黒に打たれると右辺がぶち抜きの黒地となり、地合いが大差になるのでやむを得ない。白26と中を囲った時、黒27が狙いすました魔婆斗の強打だった。まさに白の肺腑をえぐる一撃である。これも前譜でできた中央の黒の厚みがあればこそである。ついに「最強ソフト」天頂がぐらついた瞬間だった。
2010.01.06
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乗ってきた黒黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁白76の出に、黒は77と頑張った。その上の断点がいやみで、隅も何かと味が悪いがやむを得ない。あまり言うことをきいてばかりいては、この程度の優勢など、すぐに帳消しになってしまう。白はここで78と、懸案の下辺・左下方面を守る。黒79は手堅い進撃。白80以下、囲いに来るが、この規模なら囲わせても大きくない。魔婆斗は83から85とオシ、じわじわと白の中地を値切りにいった。ここで天頂は手を抜いて白86にツギ、左下の黒一団を攻めにきたが、魔婆斗は黒87以下、ここでも手堅く受ける。白90に黒91と、完全に活きてしまう。白92まで決めてきたが、これはコウダテ損ではないか。白94にはキク必要なしとみて、黒95と「二目のアタマ」をハネるのが気持ちいい。白96に黒97の二段バネ。魔婆斗乗ってきた。白は98から100と、必死に中央をまとめようとするが、その間に中央上方には黒の厚みができている。また、82の下の断点も残り、全局的に白は薄い。黒101が、必殺の狙いを秘めた一手だった。
2010.01.05
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沈着な魔婆斗黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁中央が白っぽくなったとはいえ、まだ左下方面と右上方面に入口があいている。また、黒は確定地も多く右上一帯の模様がまとまれば地合は大いに有利だ。本譜では、憎たらしいばかりに冷静沈着な魔婆斗の打ちまわしが目だった。黒55のトビは、消しであると同時に下辺星からの出切りを狙っている。白がアテから出てくると、今度は右方のカベの弱点が露呈する仕掛けだ。天頂は白56、黒57の交換をしてから58と、こんなところをハネてきた。黒は59とじっと急所に受けて攻められる石を作らないことに専念する。白60から62のツケハネ―。天頂はいい加減焦れてきたのだろうか。ここでも魔婆斗はじっと63にヒイて動じない。ますます右上隅への侵入が困難になり、堅く打っておいて悪くないとの判断だ。白64に戻ったとき、黒65以下、左上隅を決め、上辺にできた白の厚みをけん制する。途中、黒69のハネダシ一本は、ここに味を残しておく大事な一手。これが後からものを言ってくる。白70で71の方を切る手が怖いが、隅に弱みがあるので無理。白72に対し、66の左を切ってすぐ隅を取りに行くのもあるが、白から73に叩かれ中央が拡大するのをきらった。黒73となって、ここの黒はそう簡単に死ななくなった。白74の備えが余儀なく、これで黒決して悪くない。黒75と、中央の侵略に乗り出す。黒優勢である。
2010.01.04
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ツケノビ黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁白28のヒラキヅメに対し、魔婆斗は黒29と侵入する。白がハサめば、三々にツケて隅にフリカワってしまおうという手だ。対して天頂は、白30とコスみ、隅へのフリカワリを拒否する。しからば黒31と、今度は左辺の白の腰高をとがめようとする。白も二線に石がきており、打ち込まれてもなんとかサバけるとみている。これに対し、天頂は白32、34とツケノビてきた。黒35のノビに白36のオサエは普通。しかし、黒37に手が戻っては、この黒の一団はとりあえず治まった。魔婆斗「ツケノビはありがたかった。ここはサバかれても、打ち込んで攻撃するものではないか」白38と大またにヒラいたのに対し、すかさず黒39の打ち込み。なんと、天頂はここでも白40、42とツケノビてきた。前局および本局前譜白14のコスミツケに続いて、天頂の独特な手法がここでもひとつ明らかになった。極端なまでの勢力志向だ。黒はともかく上に進出したいので、45とカケツイで力をためる。当然右下隅との連絡を断ってくる…と思いきや、白は46とこちらを止めてきた。黒47と連絡してはここも心配がなくなった。確かに中央は白っぽくなってきたが。白48以下キカシにきたのに対し、黒51が厚がりすぎで、ここで先手を取った白は54にまわる。
2010.01.03
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黒走る黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁人類はもう、コンピューターに追いつかれてしまったのか…。魔婆斗の持論は、「プロがコンピューターごときと勝負するようではダメ。自分のような、人間ならば必ず到達できるレベルの棋力の者が勝って、初めて人間の優位性が主張できる」である。この論法でいくと、魔婆斗敗れた今、もはやCOMは人類に追いついた、ということになってしまう。人類の威信をかけたリベンジマッチ。戦前に魔婆斗選手の抱負をインタビューしてみた(K-1MAX風)。~今回の勝算は?魔婆斗「ふっ、笑っちゃうよ。勝つに決まってるよ。番狂わせは二度は起きない。必ず倒す」~ズバリ、展開は?魔婆斗「KO。人間が完全に勝っていることを証明するためにも、必ずKOするよ」さて、盤面に目を移して、魔婆斗の小目から三々に対し、天頂は白4の高目。すかさず黒5と入っていったのに対し、白6は珍しい。魔婆斗「黒7では、下ツケも考えましたが、天頂のことだから、ハネダシてくるかな…、と。面倒なので自重しました」白8以下のツケヒキも、6の位置が中途半端なので黒悪くないとの判断だ。右辺白12の高いワリウチに黒13と上からツメ、シマリを効果的にしようとする。これに対し天頂はいきなり白14とコスミツケた。黒は15から17と受け、右上が大きいと主張。白も右辺をヒラかず左上を得意の二間高ジマリだ。魔婆斗は黒19と右辺に一撃し、白20から22以下の五線オシでカベを作ったとき、上辺27とヒラく。右辺に確定地、右上にいい模様をもち、黒が走った感じの立ち上がりである。
2010.01.02
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魔婆斗、散る黒 魔婆斗 6目半コミ出し白 天頂の囲碁黒91では、92にハネた方がよかったかも知れない。活きないまでも、隅に何か手がかりが残るかも知れない。こうした含みを残して、上辺星あたりに転戦したらどうだったか…。ソフトの地合分析をしてみると、意外にも「黒2目勝ち」と出た。たしかに、右下から下辺の黒地も大きく、地合では案外悲観することもなかったのかも知れない。もしかすると、「投了が敗着」か?しかし、そういう問題ではない。気がついていなかった強打をくらい、石が取られたのは事実なのである。心理的にはもういけない。かくて「魔婆斗、散る」である。「次は必ずKOする」とリベンジを誓っていたが、はたしてどうなることか…。
2010.01.01
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