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2016年02月04日
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カテゴリ: 航空&ミリタリー


 里帰りした零戦、73年ぶりに日本の空でフライト実現 鹿屋基地でテスト飛行に成功。

 里帰り初飛行は、2016年1月27日午後2時12分ごろ海上自衛隊鹿屋航空基地を離陸。

 基地周辺を旋回して、同基地に着陸。



 パイロットは米国人、スキップ・ホルム氏、72歳。


 日本国内での飛行再開に係る資金はクラウドファンディングで調達。

 離着陸の様子は、「パイロットカメラ」と「地上カメラ」の視点からニコニコ生放送でライブ中継された。


日本人のためのクラウドファンディング入門 [ 板越ジョージ ]


 1970年代にパプアニューギニアで発見された零戦22型を米国人コレクターが回収。

 ロシア・ヤコヴレフ社でエンジンなど多くの部品を交換して飛行できるまでに修復。

 オリジナルの「栄二一型」エンジンは劣化が激しく修復不可能だったため、アメリカ製プラット&ホイットニー「R-1830」エンジンに換装された。

 2010年、石塚政秀氏が約3億5千万円で買取り、オーナーになった。

 飛行可能な状態の零戦は世界で6機とされる。




復元した零戦、鹿屋の空を飛ぶ
…操縦は米国人
 2016年01月28日 YOMIURI ONLINE

 旧日本軍の零式艦上戦闘機(零戦)を復元した機体が27日、鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地の上空で、試験飛行を行った。

 機体は全長約9メートル、全幅約12メートル。所有しているフライトジャケット製造販売会社経営の石塚政秀さん(54)(ニュージーランド在住)らによると、1970年代にパプアニューギニアのジャングルでエンジンや主翼、胴体の一部などが見つかり、米国などで飛行できるよう修復された。

 石塚さんは2010年、米国人から約3億5000万円で機体を購入。多くの人に当時の時代背景や技術力を知ってもらおうと、国土交通省から飛行許可を受け、防衛省から基地の滑走路利用などについても了解を得て実現にこぎつけた。

 試験飛行では米国人パイロットが操縦。エンジン音を響かせながらゆっくりと旋回した。1回目は約6分、2回目は約16分、基地の敷地範囲内の上空を飛び、高度は約1600メートルに達したという。基地周辺には多くの航空ファンらが集まり、フェンス越しに零戦を見上げていた。






 今後は、機体の保管場所、スポンサー確保などした上で、国内での公開飛行の継続、動態保存を目指す。



鹿屋基地史料館


 零戦五二型が館内で展示されている。

 屋外に 二式飛行艇 US-1 が展示されている。
 飛行艇ファンなら是非行くべし。





 2014年、株式会社ゼロエンタープライズ・ジャパンは、「零戦里帰りプロジェクト」の資金調達をクラウドファンディングで呼びかけた。


 READYFOR?

 第1弾!
唯一日本人所有の飛行可能な零戦を日本の空で飛ばしたい

 零戦オーナー 石塚 政秀

 支援総額 23,444,000円
 目標金額 20,000,000円
 支援者数 1,018人

 プロジェクトが成立しました!
 このプロジェクトは
 2015年2月4日(水)23:00 に成立しました。


 今回集められた資金は、米国から分解して輸送した機体の組み立て、メインテナンス、保管、保険加入など国内飛行の準備資金に使用する。

 ゼロエンタープライズ・ジャパンの石塚政秀社長は、30年前にニュージーランドに移住。

 27年前に永住権取得後に貿易会社を設立。

 25年前にリアルマッコイズ・ニュージーランド、リアルマッコイズ・ジャパンを設立し、日本のアメリカン・カジュアル・ウェアの販売を行う。

 世界の航空関係者、米空海軍、英国空軍との関わり、ハリウッド映画の製作衣装製作などを行い、8年前から会社経営の傍ら日本海軍艦上戦闘機『零戦』の日本里帰りの活動を進めて来た。



 昭和53年ゼロ戦



 この零戦52型(零戦 61-120号機)は、1943年(昭和18年)5月、中島飛行機小泉製作所で製造された。

 1944年、サイパン島の第一飛行場が米海兵隊によって占領され、本機を含む零戦13機が米軍に捕獲された。

 米国本土に輸送されテスト飛行が終わった後、スクラップになる予定の本機をプレーンズ・オブ・フェーム航空博物館が入手して栄エンジンを含め復元。

 1978年(昭和53年)6月、33年ぶりの「再」初飛行を行った。


 下記のサイトに何かあったのかと思わせる以下の記述がある。




 ※株式会社ブルージェット及び米プレーンズオブフェイム航空博物館は、株式会社ゼロエンタープライズジャパン及びゼロサポートクラブとは一切関係ありませんのでご注意ください。


米プレーンズオブフェイム所蔵
オリジナル栄エンジン搭載のゼロ戦52型で野口武彦氏が飛行します
 2014年9月25日 アビエータープロジェクト 公式サイト

 アビエイタープロジェクト(東京都中央区)では、アメリカ・カリフォルニア州のプレーンズオブフェイム航空博物館(PLANES of FAME Air Museum)と、アメリカの空を日本人パイロットによる飛行について合意しました。さらに、戦後70周年を記念する来年2015年早々にも当プロジェクトでパイロットを務める野口武彦氏による「世界で唯一現存するオリジナルゼロ戦52型」(N46770)を使用したフライトがアメリカで実現することとなりましたのでお知らせいたします。

 …(略)…





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最終更新日  2016年02月04日 07時45分20秒
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