SAC.COM

2020年01月28日
XML
カテゴリ: 船舶・navy
​​
 船舶という単語は知っており使うが、「舶」の意味を知らないことに気付いた。
 今さらながら調べる。
 ​まずは一般社団法人日本船主協会の説明。
      ​
(一社)日本船主協会
海運雑学ゼミナール
127
―船をあらわすさまざまな言葉
 船をあらわす漢字は数十種類あるといわれるが、日本語の中で一般に使われているのは、「船」、「舶」、「舟」、「艇」、「艦」の5種類だ。
 このうち「船」は、小型の船にも大型の船にも用いられる。
 一方 「舶」は、大型の船のみに用いられる。
 したがって「船舶」といえば、大から小まであらゆる船を総称する言葉ということになる。
      ​
 また「舟」は、櫓や櫂によって走るごく小型の船を意味する。
 「艇」も小型の船を意味するが、こちらは機関がついたものをさすことが多い。
 さらに「艇」の場合は、○○艇というように、船の種類や用途をあらわす他の語とともに使われることがほとんどだ。
 「艦」は、護衛艦、潜水艦というように軍用の船に主に使われる。
 英語ではどうかというと、主に大型の船をあらわしていたのが「シップ」(ship)だ。
      ​
 3本または4本マストのシップ型帆船がその語源だが、最近は、どの大きさの船に対しても用いられるようになっている。
 また、「ベッセル」(vessel)は、大小にかかわらずすべての船の総称として用いられる語だ。
 一方、ごく小型の船をさす場合は「ボート」(boat)が使われる。
 しかし、パッセンジャー・ボート、フェリーボートなどかなり大型の船に使われる用例もある。
 このほか船一般をさす言葉として「クラフト」(craft)も使われる。
  ― 引用終り ―
      ​
精選版 日本国語大辞典の解説
せん‐ぱく【船舶】
【名】 (「舶」は海の大船の意)
1.大型の船、特に人間や荷物を積載して海上を航行するように建造した船。
※長器論(1801)「船舶の海洋を渉渡するに沖乗りといふ事あり」
2.商法で、商行為を目的として航海の用に供される櫓櫂船(ろかいせん)以外の船。
      ​
「舶」
精選版 日本国語大辞典の解説
つくの‐ぶね【舶】
【名】 航海用の大船。大きな船。
 つくぶね。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※読本・椿説弓張月(1807‐11)
​ 前「一艘の舶(ツクノブネ)追風よろしきとて、纜を解ありけり」​
​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年01月28日 06時00分12秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R

コメント新着

maki5417 @ Re:コメ 品薄の構図、値上げの秋(09/09) 需給ギャップは20万トン程度。 6月頃か…
maki5417 @ Re:福島原発の核燃料デブリ取り出し…着手できず作業中止(08/31) 核燃料デブリ取り出し 元請けから下請け…
maki5417 @ Re:香川産 養殖鮭に注目(07/07) 外国のように船ごとの漁獲高制限をしない…
maki5417 @ Re:星野リゾートトマム 施設売却(07/05) 中国に買われていたとは知りませんでした…
maki5417 @ Re:中国 重要閣僚解任連鎖 農村農業省(05/22) 5%成長は、立派だと思います。 少子高齢…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: