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2020年04月24日
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カテゴリ: 自動車メカ、部品
 熱効率と重量の面から1000cc~1300cc程度のガソリン・エンジンは3気筒が最適(1気筒あたり300㏄~500㏄)との見解があった。
 1977年に登場した初代ダイハツ・シャレードは、FF1000cc4ストローク3気筒横置きエンジンで登場し、1978年のカーオブザイヤーを受賞した。
 4ストローク直列3気筒独特の偶力振動抑制対策は、クランクシャフトとバランサーシャフトで解決した。
 シャレードは4代目(1993年)となり、引き締まりのない車体と4気筒エンジンを搭載。
 特徴がないコンパクトカーとなったシャレードは2000年に終了した。

 エンジンは気筒数の加減で排気量・出力を変化させるという手法が進化。
 新たなコンパクトカーの3気筒の流れが始まった。
 2004年9月ティーダに搭載されて登場した日産・HRエンジンはその流れの嚆矢。
 直列3気筒DOHC12バルブと直列4気筒DOHC16バルブで構成され、排気量は1.0L、1.2L、1.5L、1.6Lだった。
 2010年3月、タイで発売されたK13型マーチに直列3気筒エンジンのHR12DEが搭載。
 2011年、アイドリングストップ機構とスーパーチャージャーを追加した直噴ガソリンエンジン・HR12DDRが追加され、欧州向けマーチ(マイクラ)に搭載。
 2012年発売の2代目ノートにHRエンジンが搭載。

 ラインナップは1.2 L 直3 DOHC HR12DE型、1.2 L 直3 DOHC SC HR12DDR型、1.6 L 直4 DOHC HR16DE型。
 2016年、ノート「e-POWER」の発電専用エンジンとして、3気筒のHR12DE型が搭載された。
 e-POWERは、リチウムイオンバッテリーとEM57型モーターを組み合わせ、モーターのみで駆動するシリーズ方式のハイブリッドシステムを採用した新型パワートレイン搭載車を追加した。
 シリーズ方式のハイブリッドシステムを採用した量産型コンパクトカーは世界初。
 燃費効率を追求したHD12DEエンジンは 1,198cc (内径×行程は 78.0mm×83.6mm)直列3気筒 DOHC 12バルブ。





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最終更新日  2020年04月24日 06時00分08秒
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