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2020年09月21日
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カテゴリ: 民間航空
 2020年2月25日、ANAホールディングスは、ボーイング787型機を最大20機追加発注したと発表した。
 確定発注は超長胴型の787-10が11機、長胴型の787-9が4機の計15機。
 ほかに5機の787-9をオプション発注(仮発注)した。
 エンジンはANAの787で初のGE製GEnx-1Bを選定した。
 2016年と2018年に発生したロールス・ロイス製(トレント1000)エンジンのトラブルが長引いたことに起因すると思われる。
 2018年のトラブルでANAは夏の繁忙期に1000便欠航となった。
 今回の発注で、ANAの787は100機の大台を超えて103機となる。


 2020年8月30日、米ボーイング社は787型旅客機の胴体の結合部分に不具合が見つかり、点検や修理が実施される予定だと発表した。
 問題点は同型機の一部の後部胴体部分で設計基準に満たない状態にあるとし、根本的な原因を解明するための調査を進めているとした。
 8機が該当するとし、ユナイテッド航空、エア・カナダ、シンガポール航空の機体とされた。
 8月31日、ANAの国際線機材の787-10が該当すると全日本空輸が発表した。
        ​
787胴体不具合、ANAも1機該当
787-10の2号機
By Tadayuki YOSHIKAWA
2020年8月31日 Aviation Wire
 ボーイング787型機で発覚した胴体不具合問題について、全日本空輸(ANA/NH)は8月31日、1機が該当することを明らかにした。
 国際線機材の787-10が該当するという。
 ボーイングによると全世界で8機が該当し、この問題を最初に報じた米国の航空ニュース媒体「The Air Current」はユナイテッド航空(UAL/UA)とエア・カナダ(ACA/AC)、シンガポール航空(SIA/SQ)の機体が該当すると報じていた。
 日本航空(JAL/JL、9201)によると、同社で該当する機体はないという。
        ​
 ボーイングによると、787の後部胴体結合部に2つの問題が見つかり、8機が運航停止。
 FAA(米国連邦航空局)には報告済みで、設計基準に満たない状態であることから機体の点検や修理が行われるという。
 ANAは787のローンチカスタマー(初期発注者)で、2004年4月26日に50機購入すると決定。
 ボーイングの受注履歴によると、標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を45機、超長胴型の787-10を14機の計95機を確定発注しており、全3機種を運航する世界最大の787オペレーターとなっている。
  ― 引用終り ―
        ​
 バッテリー問題、エンジン問題そして今回の胴体問題と大きめのトラブルが続いても、ANAはB787が大好きだ。





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最終更新日  2020年09月21日 06時00分08秒
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