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2020年10月03日
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カテゴリ: 航空事故

 ​純損益は約24億ドル(約2500億円)の赤字。
 売上高は前年同期比25%減の約118億ドル(約1兆2400億円)。
 旅客機部門は受注も納入もゼロに近いはずで、売上高25%減にとどまったのは、「さすが」というべきなのだろう。
 FAAの許可を得ていつ飛べるかわからない737MAXは、キャンセルも続出。
 機体の欠陥による墜落事故の経緯と原因の下院の報告書が公表された。
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737MAX墜落、
ボーイングの「悲惨な」過失の結果
米議会報告書
2020年9月17日 AFPBB News
 米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)の737MAX型機が起こした2度の墜落事故について、米議会下院の委員会がまとめた報告書が16日、公表された。
 報告書は、同社と米連邦航空局(FAA)の「深刻な怠慢の繰り返し」が事故の原因だと批判し、米国の航空規制制度の抜本的改革を求めた。
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 報告は、「MAX機の墜落は一度の怠慢や技術的誤り、管理不届きの結果ではない」「ボーイングの技術者らによる一連の誤った技術的な想定および同社経営の透明性の欠如、そしてFAAの監視が極めて不十分だったという悲惨な出来事の積み重ねの結果だ」としている。
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 今回公表された239ページにおよぶ報告書は、オレゴン州選出の民主党議員のピーター・デファジオ(Peter DeFazio)委員長率いる下院の運輸経済基盤委員会が、計346人が死亡したライオン航空(Lion Air)とエチオピア航空(Ethiopian Airlines)の墜落事故を18か月にわたり調査し、まとめたもの。
 737MAX型機は、2019年3月から運航停止となっている。
  ― 引用終り ―
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 エアバスA320neoに対抗するため737MAXの型式証明発行を急ぐようFAAに圧力をかけたことも事実とされた。
 ボーイングの政治的影響力の他、FAAがフライバイワイヤの制御に関し十分な知見を持っていないため監督能力が低く、ボーイングが過度の影響力をもった要素の一つだったと推察される。
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最終更新日  2020年10月03日 06時00分08秒
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