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2021年09月13日
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テーマ: 電気自動車(301)
カテゴリ: 自動車
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 9月7日ドイツ・ミュンヘンでモーターショーが始まった。
 気候変動対策に取り組むヨーロッパのメーカー各社が、走行中に炭酸ガスを出さない電気自動車の新モデルを大量に発表した。
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 ドイツ・フォルクスワーゲンは、いま販売している主力のEVより大幅に価格を下げる小型の車を披露し、2025年からの発売を目指すとした。
 ドイツ・ダイムラーは、セダン、SUV、高級車などタイプの違うEVを一気に公開。
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 フランス・ルノーは5年がかりで開発した新しい主力のEVを公開した。
 EUがハイブリッドを含むガソリン車の新車販売を2035年に事実上禁止する方針を発表しており、EVの普及拡大は必定となっている。
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 9月7日、トヨタ自動車は、ハイブリッド車や電気自動車向けの車載電池について、供給体制整備と研究開発に向けて2030年までに約1兆5000億円を投資すると発表した。
 バッテリーのコストが高いEVの販売価格を、ガソリンエンジン車に近づける施策。
 電池の量産は、投資額が非常に大きいため、多くの自動車会社が自社生産を避けている。
車両と一体開発でコスト半減目指す
By Reuters Staff
2021年9月7日 REUTERS
 トヨタ自動車は7日、2030年までに電動車用電池の生産と研究開発に約1兆5000億円を投資すると発表した。
 世界で脱炭素の流れが強まる中、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの需要拡大に向けて電池のコスト低減に取り組むとともに、生産体制を整える。
 電池の生産に1兆円、残りを研究開発に充てる。車両と一体で開発を進めることで、1台当たりの電池コストを引き下げる。20年代後半には、来年発売する新型EV「bZ4X」に比べて50%の低減を目指す。
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 オンライン形式で会見した前田昌彦・最高技術責任者は、電池単体のコストを「材料や構造の開発によって30%以上の低減を目指す」と説明。車両の走行1キロメートル当たり消費電力も30%改善させて電池容量の削減につなげ、電池コストを下げる考えを示した。
 より高性能な電池として期待される全固体電池については、20年代前半に実用化する従来の方針を維持した。前田氏は、現時点では寿命に課題があり、EVに搭載するには課題があると指摘。解決に向けて鍵となる固体電解質の材料開発を続けるとともに、早期に実現できる「HVにも適用したい」とした。
  ―  引用終り  ―
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 EV各社、電池製造各社が実用化に向けて研究開発を推進していると思われる、「全個体電池」の取組をトヨタが続けていることも宣言された。
 小型で容量が飛躍的に大きくなると思われる全個体電池が実用化されると、EVは充電時間の大幅短縮が実現すると想定される。
 PHEVにおいてはEVとしての走行距離が大きく伸びることが想定され、長距離ドライブの決め手となると思われる。
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最終更新日  2021年09月13日 06時00分08秒
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