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2021年10月20日
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カテゴリ: 環境・自然災害
 2017年6月28日、中国のエネルギー開発事業者であるパンダ・グリーン・エナジー(Panda Green Energy Group)は山西省大同市でパンダの形をしたメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設して系統に接続し、試験運転を行っていると発表した。
 2017年6月29日に発電を開始。
 2018年6月29日までの1年間の発電量は8163万キロワット時だった。
 過去2年の年間発電量は8000万キロワット時程度で、これは3万4000世帯の年間電力消費量に相当する。
      ​
パンダ発電所
石炭の都を新エネルギーの都に
山西省大同市
2021/09/26 1新華社
 中国山西省大同市に、一対のかわいらしいパンダがいる。とはいえ、動物園の話ではない。「パンダ太陽光発電所」のソーラーパネルで描かれたパンダだ。中国でもよく知られる米国映画「カンフー・パンダ」の主人公と同様、2匹のパンダも独特の「中国カンフー」で多くのファンを獲得している。
 「2015年の国連持続可能な開発サミットからアイデアを得た」と同発電所の孫井松(そん・せいしょう)所長は語る。サミットで持続可能な開発目標(SDGs)17項目が設定されたことにちなみ、「安価でクリーンなエネルギー」の旗印を掲げる中国を象徴するものとしてパンダを選んだという。
 パンダをデザインした世界初の太陽光発電所は現在、外部へのクリーン電力の送電を始めている。発電所は標準的なサッカー場約174面分の広さで、有効発電時間は年平均1580時間。約8千万キロワット時のグリーン電力を発電できる。
  ―  引用終り  ―
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 炭酸ガス排出量の削減も重要だが、おそらく中国の喫緊の課題は大気汚染。
 石炭を燃やすことで生じている大気汚染は、中国人の健康を明らかに損なっているので、切替は急務。
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 土壌汚染、水質汚濁も解消に向け急ぎ取り組む必要がある。
 2008年6月に「水汚染防治法」が、2019年1月「中国人民共和国環境保護税法」が施行されている。
 法の施行は、汚染の実態把握が進んでおり、何らかの解決の方途と時期の目途が立っていることを示している。
 水質、土壌の汚染は蓄積が多く、大気汚染ほど一朝一夕に解決しない。
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 近隣国の公害防止策は、日本にとって好ましいことではあるが、その始末には注目しなければならない。
 公害、汚染の輸出は、日本も経験したところであるからだ。





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最終更新日  2021年10月20日 00時00分16秒
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