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2021年10月24日
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テーマ: ホンダ(45)
カテゴリ: 自動車
 ホンダの三部社長は、今年「脱エンジン」を宣言。
 早期退職優遇策に2000人が応募し、新しい知見の導入できる余地も用意した。
 まずはエンジンの今後。
     ​
そろそろホンダは「エンジン開発」をやめるハズ!
今後ホンダの「エンジン車」を買っても大丈夫なのか?
2021/9/26 WEB CARTOP
 日本市場でホンダの純エンジン車が新車で買えるのはあと約8年
 「脱エンジン」を宣言しておきながらも、新開発のエンジン、それも3リッターV6ターボというハイパフォーマンスなエンジンを米国のアキュラが発表している。ここ数年でエンジンがなくなる心配はないようだ。
 2021年、社長に就任した三部敏弘氏が発言した内容を整理すると、ホンダの量産車からエンジンが消えてしまう未来はほぼ確実なものとなっている。
     ​ ​​
 ホンダの電動化ロードマップは次のようなステップで進むと考えられる。
2024年:日本で軽自動車の電気自動車(BEV)をローンチ
2024年:北米にてSUVスタイルのBEV「プロローグ」をローンチ(GMと共同開発)
2030年:先進国トータルで新車販売の40%をBEVもしくは燃料電池車(FCV)にする
2030年:日本での新車販売はハイブリッド(HEV)を含めて100%電動化
2035年:日本含む先進国での新車販売において80%をBEV/FCVとする
2040年:グローバルでの新車販売におけるBEV/FCV比率を100%とする
 つまり、日本市場においてホンダの純エンジン車が新車で買えるのはあと8年ちょっとしかなく、2040年にはHEVさえも消えてしまうというわけだ。
 これはグローバルな電動化トレンドにおいて、エンジン開発にリソースを割く余裕はないという宣言と捉えるのが妥当だ。
  ―  引用終り  ―
     ​​ ​​
 ガソリンエンジンの収束前は、ホンダにとって新しいモビリティへの助走期間となるのだろう。
 9月30日のニュースリリースには、すぐには飯のタネ(黒字化)にならなそうな「新領域」がてんこ盛り。
 ビジネスの主力は、旧領域(既存事業)の2輪、4輪、汎用(パワープロダクツ)であることが分かる。
 競争力のある電動化モビリティ事業は、競合が激しく、次世代電池などの量産化に大きく左右されることなどから、ハードルが高い。
     ​
2021年09月30日
HONDA ニュースリリース
~Hondaのコア技術を生かした新領域へのチャレンジ~
 Hondaは、すべての人に「生活の可能性が拡がる喜び」を提供する2030年ビジョンの実現に向け、自身の持つコア技術を生かした新領域におけるチャレンジとして、現在取り組んでいる技術開発の方向性を発信しました。
コア技術を生かした新領域へのチャレンジ
 Hondaは、経営基盤となる「既存事業の盤石化」を図りつつ、「環境負荷ゼロ社会」と「交通事故ゼロ社会」の実現に徹底してこだわり、さらには「新領域へのチャレンジ」にも取り組んでいます。現在、Hondaの研究開発を担う本田技術研究所では、環境と安全の先行技術の研究に加え、モビリティの可能性を“3次元”や、時間や空間の制限に縛られない“4次元”、さらには宇宙へと拡大し人々の時間や空間に新たな価値をもたらす独創的な技術研究を進めています。
 こうした取り組みを可能とするのが、 燃焼・電動・制御・ロボティクス技術といったHondaが培ってきたコア技術 であり、これらの強みを総合的に活用することで、新領域においても人々の生活の可能性を拡げる喜びの実現にチャレンジします。
  ―  引用終り  ―
     ​
 以下、ニュースリリースより項目を抜書き。

1.空の移動を身近にする「Honda eVTOL」(電動垂直離着陸機)
・電動化技術を生かしたガスタービンとのハイブリッドによる「Honda eVTOL」
・ハイブリッド化により航続距離を伸ばし、今後の市場拡大が見込まれる都市間移動に対応
・Honda eVTOLをコアに、地上モビリティとの連携により新たなモビリティエコシステムを創造

2.バーチャルな移動を可能にする「Hondaアバターロボット」(分身ロボ)
・時間や空間の制約に縛られないバーチャルな自己能力の拡張を目指した「Hondaアバターロボット」
・ロボティクス技術を生かした多指ハンドと、独自のAIサポート遠隔操縦機能を搭載
・2030年代の実用化を視野に、2023年度中の技術実証開始を目指して開発中

3.宇宙領域への挑戦
・宇宙領域をコア技術を生かした“夢”と“可能性”へのチャレンジの場ととらえ、研究開発を加速
・燃料電池や高圧水電解技術を生かした、月面での循環型再生エネルギーシステムの構築
・多指ハンドやAIサポート遠隔操縦機能、高応答トルク制御技術などの月面遠隔操作ロボットへの応用
・若手技術者の発案による、燃焼・流体・制御・誘導技術などの応用による「再使用型の小型ロケット」の研究開発

3-1.月面でのチャレンジ
~循環型再生エネルギーシステム、遠隔操作ロボットへの技術応用~

3-2.コア技術を応用した再使用型の小型ロケット
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最終更新日  2021年10月24日 06時00分08秒
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