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2022年01月19日
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カテゴリ: 感染爆発
 新型コロナウイルスとの共存傾向が強まる中、2022年初の国内旅行需要は回復傾向を示している。
 人流削減後、公共交通機関の代表である鉄道の2022年はどうなるか。
5年半ぶりの「新幹線開業イヤー」
2022年1月2日 ITmedia ビジネスオンライン
 鉄道需要は回復傾向にある。2020年9月28日に3度目の緊急事態宣言期間が終了し、国内新規感染者数は激減した。「新幹線が混んできたな」とか「通勤電車で座れなくなった」という声も聞くし、筆者も体感している。
 JR各社とも冬の臨時列車を増発しており、大手私鉄などで大晦日から元日に向けて終夜運転を復活させる路線もある。
 しかし変異型オミクロン株の感染者がジワジワと増えつつあり予断を許さない状況だ。この状況下は、鉄道に限らずあらゆる業種で予測が付かない。
 それでも決定事項はいくつかある。「西九州新幹線開業」「JR只見線全線再開」「新型車両導入」「減便ダイヤ改正」だ。
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 少子高齢化、人口減少時代を迎える前に、コロナ禍が公共交通機関の今後のあり方に向け、巨大な一石を投じた。
 訪日外国人客利用の増加を前提とできぬ中、鉄道、バス、船などの公共交通機関は、その公共性の維持とさらなる効率化の両立を、短期間で実現することを迫られている。
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首都圏でも朝の本数削減
外堀埋まる「ワンマン化」
枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)
2022/01/02 乗りものニュース
減便、3月のダイヤ改正で「加速」
 全ての発端は2019年、新年のカウントダウンが進む12月31日夜に飛び込んできた、中国で病因不明の肺炎が相次いでいるというニュースでした。この時は、まさか2020年に世界が変わってしまうとは誰も想像していなかったでしょう。2022年、コロナ禍は3年目に突入します。
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 鉄道はアフターコロナの在り方を模索しています。コロナ以降、鉄道利用は2019年度と比較して定期が2~3割、定期外が3~5割減少。加えて働き方改革でコロナ前から減少傾向にあった深夜時間帯の利用者が、テレワークの普及や会食自粛でさらに減少しました。これを受けて鉄道各社は2021年3月のダイヤ改正で終電時刻の繰り上げを実施。その分を保守作業の作業時間に充て、作業効率を高めることで作業員の労働環境を改善するとしました。また東急電鉄、相模鉄道、近畿日本鉄道、京阪電鉄、名古屋鉄道などが「利用動向を踏まえ」日中時間帯の減便を実施しています。
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 今年3月に行われるダイヤ改正では、こうした動きがさらに進みます。
 JR東日本は山手線、中央線、常磐線、京葉線などで、大手私鉄では小田急電鉄や西武鉄道が日中時間帯の運転本数を削減します。
  …  (略)  …
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 もうひとつ今後のトレンドになりそうなのがワンマン運転です。
 JR東日本は3月から、宇都宮線(小山~黒磯)、日光線、相模線、八高・川越線(八王子~高麗川~川越)で新たにワンマン運転を開始。東武も日光線(南栗橋~東武日光)、鬼怒川線をワンマン化します。
 今回のワンマン化は首都圏ローカル線区が対象ですが、JR東日本は昨年12月、2025年から2030年にかけて山手線、京浜東北・根岸線、常磐線(各駅停車)、南武線、横浜線をワンマン化する構想を発表しており、東急も2023年度を目途に東横線をワンマン運転化する計画です。今後は各線で人件費の削減に寄与するワンマン化が進みそうです。
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 また運行系統の分割も立ちます。宇都宮線は宇都宮~黒磯間のワンマン化に伴い、宇都宮駅を境に系統を分割し、東京方面~宇都宮間は10両または15両、宇都宮~黒磯間は3両または6両編成での運転になります。常磐線も日中時間帯は土浦駅で系統を分割し、品川・上野~土浦間は10両編成が中心に、土浦以北は5両編成の運行形態となります。利用状況に応じて都心寄りを長編成、末端区間を短編成とすることで車両の運用効率を高めるのが狙いです。
  ―  引用終り  ―
 コミュニティ・バスの路線拡充も行われてきたが、生活交通確保方策として、路線バスの維持・確保も様々検討されている。
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北陸信越運輸局富山運輸支局
地域住民の生活の足である「地方のバス路線」の確保
 地域住民の生活の足として、特に高齢者や学生・児童など自ら交通手段を持たない方にとっては、バスは欠くことのできない交通機関です。
 このことから、こうした方の生活の足を確保するために、国としては「生活交通維持費国庫補助制度」等を用意し、地方公共団体と適切な役割分担の下、地方のバス路線の維持・確保を図り、地域住民の福祉を確保しています。
「地方バス路線維持費国庫補助制度」
 生活交通路線として必要なバス路線のうち、広域的・幹線的なバス路線の運行の維持等を図るため、地域協議会の結果に基づいて都道府県の定める一定の要件の下で、最も少ない補助金で運行する乗合バス事業者に対して、都道府県と協調した助成を行っています。
 大きく分けて「生活交通路路線維持に係る補助」と「特別指定生活路線に係る補助」に分けられます。
  ―  引用終り  ―
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 地域住民の生活の足であるとともに、事業の存続を観光に依存していた定期船も廃止となっている。
 三重県志摩市の英虞湾で運航されていた定期船が、2021年9月に廃止された。
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地域住民に貢献してきた“定期船”
コロナ禍“観光客激減”も影響
三重・志摩市
2021/09/02 中京TV NewsWEB
 新型コロナの影響もあり、三重県で70年以上運航してきた定期船が9月で廃止されることになりました。
 三重県志摩市の英虞湾沖を進む定期船「おおさき」。毎日、賢島港から浜島港の間を1日4往復しています。浜島航路はこの場所で72年にわたって運航してきました。
 この日、賢島港を午前8時35分に出発したおおさきの乗客はゼロ。港に到着するも、乗客は乗ってきませんでした。最近では乗客が1人もいない日も珍しくないといいます。
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 「この航路だと平日ですと、誰も乗らない日とかありますね。最近はこんな日がずっと続いています」
(志摩マリンレジャー 宮本祐介 船長)
  ―  引用終り  ―
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最終更新日  2022年01月19日 06時00分10秒
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