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2022年02月09日
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テーマ: 経済一般(14)
カテゴリ: 経済
 幾度も経済の停滞、バブルの崩壊の可能性が指摘されながら、中国経済は成長を続けている。
 一方、1990年代のバブル崩壊以降、日本経済は停滞を続け失われた○○年を更新している。
 日本が静かに衰退を続ける理由は、成長を前提とした資本主義経済の中で、日本が保守的姿勢を続けたのためという記事が下記。
     ​
日本経済が衰退した要因
2022年1月31日 サーチナ
  …  (略)  …
  中国メディアの網易はこのほど、「日本経済の衰退の過程を研究すれば、中国は同じ過ちを避けることができる」と題し、日本経済衰退の原因とそこから学べる教訓について考察する記事を掲載した。
     ​
     ​
  記事によると、日本人の保守性については、自動車分野にもよく表れているという。中国をはじめ、世界中で電気自動車(EV)へと移行する流れになっているのに、日本はいまだに内燃機関車にこだわっていると主張した。これは、部品数の少ないEVへシフトすると、自動車関連産業で働く多くの人が失業してしまう恐れがあるためだと分析している。
  ―  引用終り  ―
     ​
 高度経済成長時代、日本経済は成長を求めて革新を選択した。
 政治的保守主義者さえ、伝統よりも成長のための革新・刷新を選択した。
 現代の日本は、過去を損なうことを恐れて、新しい一歩が踏み出せずにいる。
 成長に向かうべき力は、衰退する産業を維持することに割かれた。
 収益の源泉を原価の削減、とりわけ労務費の削減に求めた結果、高齢化と相まって内需は停滞を続け、投資は海外に向かった。
 失うことを恐れるあまり、将来どころか現在も失いつつある日本社会の精神構造は、コロナ禍が明けたとしても、簡単には変わらないのだろう。
 もちろん、日本の選択も悪いことばかりではない。
 成長で失った多くの物事を取り戻しつつあるからだ。
     ​
中国は大きく発展したのに
2022-01-05 サーチナ
  …  (略)  …
  この女性は「自分が日本に来た理由」と「そのまま定住することにした理由」について、質問に答える形で説明している。中国国内の大学を卒業したものの、そのまま就職しても給料の高い仕事には就けそうになく、日本に行ってみようと思い立ったそうだ。結局、日本では大学院まで進み、卒業後も日本に留まることにしたという。
  この女性によると、「中国は確かに大きく発展した」とはいえ、大学を卒業したのに就職先がない人も少なくないそうだ。この女性が日本に留まることにしたのは「日本なら豊かな暮らしができる」からであり、豊かになった中国ではチャンスも多いだろうが、そのぶん競争が激しく、ストレスも大きいことが日本に留まる中国人が多い理由と言えるだろう。
  ―  引用終り  ―
     ​
 より人間的な暮らし、生活の質をどうとらえるかは様々だが、成長一辺倒の社会から日本が向けだそうとしている動きを、コロナ禍が促進していることは確かだ。





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最終更新日  2022年02月09日 06時00分09秒
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