SAC.COM

2022年02月25日
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テーマ: 国際政治(21)
カテゴリ: 航空&ミリタリー
​ 米中対立のすきに、ロシアは十分に計画された攻撃で、反撃する暇を与えず ウクライナ軍の制圧をはかった。
 戦略核兵器を多数有する常任理事国による侵略戦争には、国際連合(United Nations、連合軍)が 無力であることをさらけ出した。

 NATOに加盟していないウクライナに米軍などが駐留することはないだろう。
 ウクライナは、各国の兵器の一大売買・消費市場と化す。
 ロシア・プーチン大統領は、ウクライナのNATO加盟は、米国にとってのキューバ危機のようなものと表した。これは核戦争の危機を示唆している。

 日本のマスコミは「ロシアの暴挙に世界が抗議している」などと述べているが、中国は、ロシアの行為を批判も非難もしていない。
 ロシアの次は中国の出番となる。
     ​ ​​
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 ウクライナ陸軍(ウクライナりくぐん、ウクライナ語:Сухопутні війська)は、ウクライナ軍の陸軍。
 旧ソ連軍のキエフ軍管区(英語版)、オデッサ軍管区(英語版)等の部隊を継承した。
 2005年末の時点で、総員9万7千人(内、軍人7万8千人)。戦車×732両、装甲戦闘車両×1,713両、戦闘ヘリ×106機、火砲(100mm以上)×1,298門を保有する。
 冷戦時代のソ連地上軍に倣い、ウクライナ地上軍と呼ばれることもある。
兵科
 機械化歩兵(ウクライナ語版)(Механізовані війська)
 戦車兵(ウクライナ語版)(Танкові війська)
 山岳兵(ウクライナ語版)(Гірська піхота)
 ロケット兵・砲兵(ウクライナ語版)(Ракетні війська і артилерія)
 陸軍航空隊(Армійська авіація)
 防空兵(Війська протиповітряної оборони)
  ―  引用終り  ―
     ​
 2014年、ロシアによるクリミア武力併合後、ウクライナは国防力充実に努めてきた。
 さらにウクライナ東部国境周辺のロシアの脅威が高まるにつれ、ウクライナへの各国の武力援助が行われた。
​     ​ ​​
2021.12.12 Sun posted at 14:39 JST
 米国務省当局者は12日までに、バイデン大統領が承認した安全保障上の援助計画に基づき小火器や弾薬を含む装備品がウクライナに到着したと報告した。
軍事援助は総額6000万ドル(約68億円)相当 で、年明けには迫撃砲などの発射地点を特定するレーダー4基を含む最後の装備品がウクライナに輸送される。米国防総省のカービー報道官によると、これら援助には 対戦車ミサイル「ジャベリン」 など致死性の兵器も含まれた。
 軍事支援はロシア軍が対ウクライナ国境周辺で進める兵力増強などを受けたウクライナの国防能力強化が目的。米はロシア軍の動きに警戒を強め、北大西洋条約機構(NATO)加盟国らと協議し、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った場合の対応策を練ってもいる。
  ―  引用終り  ―
     ​
 2022年1月17日、ロシアがウクライナ国境に約10万人の兵士を集結させている事態を受け、英国のベン・ウォレス国防相は、ウクライナに自己防衛のための短距離対戦車ミサイルを供給していると発表した。
 一方、ウクライナの空軍力の整備は遅れている。
     ​
最新鋭のミグを迎え撃つ
ウクライナ空軍の装備は、
なぜソ連時代のポンコツなのか
Ukraine's 30-Year-Old Fighter Jets Hand Russia the Air Advantage in Any War
ブレンダン・コール
2022年1月27日 Newsweek
<2014年にロシアにクリミアを奪われてから、ウクライナは戦力の近代化と増強を図ってきた。だが、東部の新ロシア派分離主義者たちとの地上戦に気を取られ、空軍力は後回しにされてしまった>
 2014年にロシアに武力でクリミアを併合された後、ウクライナ軍は大きな進歩を遂げてきた。だが以前よりも訓練が行き届いた部隊や設備をもってしても、 ロシアに制空権を握られている現状では、ウクライナが無防備なことに変わりはない。
 ウクライナはNATOやアメリカの支援を得て、戦車や装甲車、砲撃システムの近代化を行ってきた。今では軍用車両のハンビーや哨戒艇、レーダーシステムや対戦車ミサイル「ジャベリン」などの装備を保有している。
 戦闘に即応できる部隊も、8年前のわずか6000人から15万人に増えた。またキエフ国際社会学研究所が2021年12月に実施した世論調査では、ウクライナ国民の3分の1がロシア軍の侵攻に武力で抵抗する考えだった。
 だが装備も覚悟も十分にあるウクライナ軍でも、航空能力で勝るロシア軍が相手では分が悪そうだ。
 ヨーロッパ外交評議会(ECFR)の上級研究員であるグスターブ・グレッセルは、「特に防空能力で、ウクライナ軍には大きな不安がある」と語る。
空軍の設備は「全体的に時代遅れ」
 ウクライナはなぜ空軍力の強化に遅れたのか。グレッセルによれば、クリミア併合を受けてウクライナ東部で勃発したウクライナ政府軍と親ロシアの分離主義勢力の武力衝突では空軍は必要なかったからだと言う。
  ―  引用終り  ―
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 現代の先制攻撃の定石は、最初に防空能力に関連するレーダーサイト、滑走路・管制塔、対空ミサイル基地などを叩き、制空権を確保する。
 2月24日、ロシア国防省は、ウクライナ空軍基地の軍事インフラを破壊し、ウクライナの防空能力を弱めたと表明した。
​     ​ ​​
ロシア
ウクライナ防空体制制圧か
国防省表明と報道
ロイター編集
2022年2月24日 REUTERS
 ロシア国防省は24日、ウクライナ空軍基地の施設を機能できない状態にし、ウクライナの防空体制を「制圧」したと表明した。ロシアメディアが伝えた。
 ロシア軍は、同国軍機1機がウクライナで撃墜されたとの情報を否定した。ウクライナ軍は、ロシア機5機とヘリコプター1機をルガンスク地域で撃墜したと述べていた。
 インタファクス通信 によると、ロシア国防省は「ウクライナ軍の防空設備は制圧された」とし、「空軍基地の軍事インフラは機能しない状態になった」と述べた。
  ― 引用終り  ―
     ​
ウクライナ海軍
 2014年のウクライナ騒乱から続くクリミア危機では、司令部のあったセヴァストポリが陸上からロシア軍に占領された上に、クリミア半島全体がロシアにより併合され、セヴァストポリの海軍艦艇も港を閉塞された上で制圧された。占領時点では地中海に居たヘーチマン・サハイダーチュヌィイを除く全主要艦艇がロシア軍に接収されるなど、海軍兵力が事実上消滅する事態となった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  …  (略)  …
装備
艦艇
 2016年8月現在。1部『Jane's Fighting Ships 2011-2012』及びウクライナ海軍ウクライナ語版Wiki及び英語版ウクライナ海軍装備リストWikiより参照。
 過去に就役した艦艇については「ウクライナ海軍艦艇一覧」を参照。
フリゲート
・クリヴァク3型×1
 ヘーチマン・サハイダーチュヌィイ(U130 Hetman Sagaidachiny) - 1993年
・コルベット
 グリシャ型×1
 ヴィーンヌィツャ(U206 Vinnitsa) - 1976年
巡視船
・1400M GRIF型
 スカドーウシク(U170 Skadovsk)
・ギザ級
 (U174 Berdyansk)、(U175 Akkerman)
ミサイル艇
・マトカ型×1
 プルィルークィ(U153 Pryluky )
中型揚陸艦(LSM)
・ポルノクヌイC型×1
 キロヴォフラード(U401 Kirovograd) - 2001年再就役
上陸用舟艇
・1176「アクーラ」設計揚陸艇×1
 スヴァートヴェ(U763 Svatove(旧 U430))
哨戒艇
・1824B型×1
 ペレヤスラーウリ(U512 Pereyaslav)
掃海艇
・エフゲーニャ型×1
 ヘニチェーシク(U360 Genichesk)
練習艦
・ペトルーシュカ型×3
 (U540 Chigirin)、(U541 Smila)、(U542 Nova Kahovka)
 772型X1
 (U543 Voznesensk)
 СК620型X1
 (U544 Титан)
工作艦
・アムール型×1
 ドンバス(U500 Donbas)
給水艦
・ヴォーダ型×1
 (U756 Sudak)
消磁船
・ベレザ型×1
 (U811 Balta)
設標船
・スーラ型×1
 (U852 Shostka)
水中作業母艇
・イェルバ型×1
 (U700 Netisin)
港内艇
・各型×12
 (U240 Feodosiya)、U241、U631-634、(U635 Skvyra)、U732、(U783 Illichivsk)、(U853 Shulyavka)、(U891 Kherson)、U926
迎賓艇
・ペトルーシュカ型×1
 (U782 Sokal)
消防艇
・ポザールヌイ型×2
 (U722 Borsziv)、(U728 Evpatoriya)
曳船
・各型×4
 (U830 Korets)、(U831 Kovel)、(U947 Krasnoperekopsk)、(U953 Dubno)
航空機
・2011年6月現在。『Jane's Fighting Ships 2011-2012』より。
固定翼機
・アントノフ An-12 カブ×1
 アントノフ An-26 カール×2
 Be-12 メイル×3
回転翼機
・カモフ Ka-29×16
 カモフ Ka-27 ヘリックスA ASW×16
 ミル Mil-14 ヘイズ×5
  ―  引用終り  ―



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最終更新日  2022年02月25日 06時00分06秒
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