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2023年04月21日
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テーマ: 潜水士(3)
カテゴリ: 船舶・navy
 2023年4月6日、陸上自衛隊第8師団長ら10人が乗ったUH60JAヘリコプターは15時46分、宮古島分屯基地を離陸し、同56分、同島の北西約18キロの空域を飛行中にレーダーから消えた。
 海上自衛隊の艦艇が13日、海中でヘリの機体とみられるものを発見した。
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【陸自ヘリ事故】 
あす朝にも再開へ
沖縄タイムス+プラス  2023年4月15日 
 陸上自衛隊幹部ら10人が乗ったUH60JAヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺で行方不明になっている事故を巡り、防衛省は15日、機体の主要部分とみられる物体や複数の搭乗員らしき姿が確認されている海底への「飽和潜水」に向けて準備を進めたが、荒天などのため、海底への潜水を断念した。16日朝にも再開する。
 飽和潜水は、深い海へ潜る技術。海上自衛隊の潜水士が「チャンバー」と呼ばれる密閉された特殊な部屋で、半日以上かけて深い海の高圧で作業できるよう体を慣らす。潜水士はその後、同気圧に保たれたカプセル型の昇降機で海底まで降り、海中に出て作業する。
 海自の潜水艦救難艦「ちはや」の潜水士が14日午後、飽和潜水に向けた活動を始めたが、機材の不具合で中断していた。
 機体とみられる物体や複数の人らしき姿は、伊良部島の北側水深約100mの海底で確認されている。政府関係者によると、物体は大きく破損しているという。(東京報道部・新垣卓也)
  ―  引用終り  ―
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 4月16日、自衛隊は「飽和潜水」による捜索を行い、潜水士が海底に沈んだヘリの主要部とみられる物を直接確認し、周囲で5人の姿を発見した。

 「飽和潜水」は、人間が深海の水圧に耐え、安全に長時間作業ができるように開発された潜水技術。 飽和潜水を行う潜水員は、まず高い圧力環境を再現・維持できるカプセルに入り、作業現場と同じ圧力までカプセル内の気圧を上げて高圧下に順応したのち、水中へと移動して作業を行う。
 海上自衛隊・潜水医学実験隊(潜医隊)で、潜水に関する医学や心理学、人間工学などを研究し、深海で遭難した潜水艦から乗員を救出するという特殊な任務を担う潜水士を養成している。
 海上自衛隊の潜水艦救難艦は、飽和潜水を行える装備を備えている。
 海上自衛隊は、6名ないし3名のチームによって飽和潜水を実施する。潜水チームがタンク(DDC)に入ると、まず、2気圧(水深10m相当)まで加圧される。
 ここで点検を行った後、呼吸ガスをヘリウム・酸素混合ガス(Heliox)に切り替えて、所定の深度に相当する圧力まで一気に加圧する。目標深度が200mより深い場合、加圧速度を遅くする。長時間の加圧に対応するため、DDC内には、シャワーやトイレなど、必要最低限の居住設備が設けられている。
 潜水艦救難艦は、海中で遭難・浮上不能になった潜水艦の乗員救助の任に当たる艦である。艦種記号はASR(Auxiliary Submarine Rescue Vessel)。海上自衛隊は「ちはや」と「ちとせ」、2隻の潜水艦救難艦を保有する。
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日本で一番深く潜水できる 
2022-06-08 MAMOR
日本で一番深く潜る男たち自衛官飽和潜水部隊
 潜水に関する医学や心理学、人間工学などを研究し、深海で遭難した潜水艦から乗員を救出するという特殊な任務を担う潜水士を養成しているのが、神奈川県横須賀にある海上自衛隊潜水医学実験隊(潜医隊)だ。
 すさまじい水圧に耐えながら安全で確実な救出作業を行うため、時には深度450メートルを想定した環境での作業も行う。
  ―  引用終り  ―





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最終更新日  2023年04月21日 06時00分10秒
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