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2024年01月13日
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テーマ: 航空業界(1762)
カテゴリ: 航空&ミリタリー
 2023年7月18日、米・ロッキード・マーチンが発表した第2・四半期決算は、1株当たり純利益と純売上高がいずれも市場予想を上回った。ウクライナでの戦争などで兵器装備の需要が高まっているとして、通期の利益と売上高の見通しを引き上げた。
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 米・ボーイングの2022年の年間決算は787型機の品質をめぐる問題に加えて防衛関連の事業でコストが増加したことなどから2019年から4年連続の最終赤字となりました。
 米・ボーイングは2023年1月、2022年の受注が前年比約6割増の774機だったと発表した。これは2018年以来の高水準。
 7月26日、ボーイングは2023年第2四半期の業績を発表した。売上高は198億ドルで、 1株当たりの損失(GAAP)は25セント。民間航空機の納入機数は増加したものの、防衛・宇宙部門で損失を計上した。民間航空機の受注残は4,800機超。737MAXの月産レートを38機に引き上げ、787も月産4機に引き上げる。
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 欧州エアバスは業績低下、軍需もなく従業員の2%に相当する750人の削減を目指す。
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防衛・宇宙部門再編の一環
ロイター / 2023年11月13日
 現在のところ強制的な人員削減には至らないとみられ、主に今後2年にわたる退職など自然減と採用減を通じて目標を達成するという。
 エアバス広報担当はロイターの取材に対して削減計画を認めた。
 エアバスの2022年末時点の従業員数は3万4330人。同社は8日発表の四半期決算で防衛・宇宙部門の衛星開発に絡み3億ユーロの費用を計上した。
 エアバスはまた2つの戦闘機事業を1つに統合するとのロイターの報道も確認した。
  ー  引用終わり  ー
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 航空機エンジン製造の英・ロールスロイスは事業改革で最大2500人削減を削減する。
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事業効率化
ロイター 2023年10月17日 16時26分
 英航空機エンジン大手ロールス・ロイスは最大2500人の人員を削減すると発表した。
 トゥファン・アーギンビルギッチ最高経営責任者(CEO)が推進する事業効率化の一環。
 同社は過去10年で複数の事業再構築を実施。2020年には新型コロナウイルス流行の影響を乗り切るため、9000人を削減している。
 アーギンビルギッチ氏は今年1月にCEOに就任。改革をさらに進める意向を示していた。
 今回の合理化計画では、全従業員4万2000人のうち最大2500人を削減する。エンジニアリング・テクノロジー部門と安全部門を統合し、この一環でグラツィア・ビッタディーニ最高技術責任者(CTO)が来年4月に辞任する。
 コスト削減のため、調達とサプライチェーンの管理も改善する
  ー  引用終わり  ー
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 民間航空機について4,800機超の銃注残を抱え、737MAXシリーズの月産レートを引き上げる予定だったボーイングは、737MAX9の機体事故を受け株価が下落。
 ボーイングは赤字から浮上できるか暗雲が漂っている。
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小型機破損事故を受け
共同通信  2024年1月9日 11時3分
 米航空機大手ボーイング製の小型機737―9(MAXシリーズ)の窓が離陸後に吹き飛んだ事故を受け、同社の株価は8日の取引時間中、前週末と比べて一時、9%超急落した。連邦航空局(FAA)は事故機と同じ機体の一部について運航停止を命じており、影響が長引けばボーイングの経営に打撃となる可能性がある。
 ボーイングの8日の終値は前週末比約8%安だった。同社は2023年7~9月期、民間機の品質問題などを背景に16億3800万ドル(約2400億円)の赤字を計上。赤字は5四半期連続で厳しい経営が続く。
  ―  引用終わり  ―
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 4月25日付で商号を「MSJ資産管理株式会社」に変更。
 6月30日、MRJミュージアムを閉館。
 三菱重工は防衛事業で、日英伊による次期戦闘機共同開発に参画する。MSJの開発人員を防衛に配置転換し、飛行試験や空力制御などの知見を生かす計画だ。
 2022年、三菱重工はボーイングと航空機のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に向けて覚書を結んだ。持続可能な航空燃料(SAF)、水素、電動化など脱炭素の新分野で協業するとのことだが、ボーイングの旗色が悪い。

 三菱重工は夢から覚めて地道に現実と闘うのだろう。
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三菱航空機トップが語る世界戦略
渡辺 清治 : 東洋経済 記者
2014/10/19  東洋経済オンライン
三菱重工業は10月18日、愛知県の小牧南工場で小型ジェット旅客機「MRJ」のロールアウト(完成披露)式典を開き、飛行試験用の初号機を初めて公開した。目標とする2017年の納入開始に向け、来年6月までに同機を使った飛行試験を開始する。
MRJは三菱重工が傘下の三菱航空機を通じて開発を進めている、70~90席クラスの地域路線用旅客機。かつて国家プロジェクトとして開発されたプロペラ機の「YS-11」(1962年初飛行、1973年に製造終了)以来、半世紀ぶりに誕生する国産の旅客機だ。
三菱重工は2008年にMRJの開発へ正式着手。3度もスケジュール変更を強いられるなど開発作業は難航してきたが、ようやく試験用の初号機完成までこぎ着けた。
東洋経済オンラインでは、2回にわけてキーマンのインタビューを掲載する。第1回は、MRJの開発・販売などを担う三菱航空機の川井昭陽社長。今後の開発作業やライバルとの受注競争などについて聞いた。
開発作業はこれからが正念場
――飛行試験用の初号機がようやく完成しました。
 三菱重工業がMRJの開発着手を正式に決め、三菱航空機を立ち上げたのが今から6年前。影も形もなかったところから、何とか機体を皆さんにお披露目するところまでは来た。非常に感慨深いものがある。ただし、開発作業はまだ道半ば。登山に例えると6合目をようやく越えたあたりで、ここから先が本当の正念場だ。
 来年4~6月に予定している初飛行(飛行試験開始)が次の大きな節目になる。皆さんにお見せしたのは、そのための初号機。必要な機器を取り付け、内部の配線も済ませているが、それですぐに飛ばせるわけではない。これからアビオニクス(航空電子機器)や油圧といった各機器、エンジンの動作チェックなど入念な準備をやって、しっかり安全性を確認したうえで、飛行試験のフェーズに入る。
  ―  引用終わり  ―









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最終更新日  2024年01月13日 16時00分11秒
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