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2024年08月31日
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テーマ: 巨大地震後(38)
カテゴリ: 地震、原子力
 核燃料デブリは、人が近づくと1時間以内に死亡しうる高線量の放射線が出ている。
 2024年8月22日、東京電力は、福島第1原発2号機で溶融核燃料(デブリ)の取り出しに向けた準備作業を開始した。
 準備作業中、デブリの回収装置の取り付け手順でミスが発覚したため、試験的取り出し作業を中止した。
 回収装置を押し込むパイプの取り付け順を間違えていた。作業再開の時期は未定。
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 核燃料デブリは原子炉の外まで広がっており、デブリの総量はチェルノブイリ原発やスリーマイル島原発の5倍から7倍近くに上るとみられている。
 福島第1原発廃炉の最難関課題とされている核燃料デブリ採取は、慎重さとは程遠いミスで中断された。
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デブリ採取中断で
共同通信  2024年8月26日 11時44分
 また処理水の海洋放出開始から24日で1年となったことについて「計画通り進められたことは前進だ」と評価。一方で「一度でも問題が生じると新たな風評に県民が悩まされるということになりかねない。安全確保を徹底して廃炉作業に取り組んでほしい」と話した。
  ―  引用終わり  ―
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 取り出しに向けた準備作業は22日午前7時25分ごろ開始された。
 遠隔操作で「テレスコ式」と呼ばれる最長22mまで伸びる釣りざお状の装置を原子炉格納容器との接続部の手前まで進入させたが、作業員が同装置に取り付ける5本のパイプの接続順序に誤りがあることに気付き、午前9時前、作業を中断した。
 当初の計画ではパイプを格納容器内まで1週間かけて投入し、パイプの先に取り付けた爪形の装置で約2週間程度かけて格納容器の底にたまった核燃料デブリを、最大約3グラムを取り出す予定だった。

 福島第一原発およびその周辺は、各種の放射性廃棄物とともに物理的に封鎖するのがもっとも確実な処理方法。
 廃炉はリスクに満ちた実験的試み。
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青森・六ケ所村の
核燃料再処理工場、27回目の完成延期が確実
「サイクル政策」破綻で各原発内長期保管が常態化
東京新聞 2024年3月10日 06時00分
 原発から出る使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)は、27回目の完成延期が確実となっている。原子力規制委員会の審査が進まず、「2024年度上期(9月まで)のできるだけ早い時期」とする原燃の目標は達成が困難な状況。使用済み核燃料の受け入れの見通しが立たず、各原発では敷地内に新たな保管場所を確保する動きが相次ぐ。(小野沢健太)
◆当初の完成予定は1993年、説明できない原燃
 「今まで何をやってきたのか」。2月29日の規制委の審査会合で、事務局の原子力規制庁の担当者はあきれた。原燃は一部の項目で説明の準備が間に合わず、具体的な議論ができなかった。関西電力出身の原燃の决得(けっとく)恭弘執行役員は「はっきり言って『自分ごと』になっていない。遅ればせながら、そう感じている」と、基本的な意識の問題をさらけ出した。
  ―  引用終わり  ―
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最終更新日  2024年08月31日 06時00分15秒
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