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2024年09月15日
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カテゴリ: ダイエット、健康
​ 高齢になれば体の様々な機能が低下する。耳も例外ではない。
 耳の老化は徐々にすすむ。聞こえの悪さに慣れてしまい、気づいたときには老化で耳は遠くなる「加齢性難聴」となっていることが多いとのこと。
 記事中の耳の健康を維持し、「耳の寿命」を伸ばす最強の食材は次の通り。
・ビタミンB12で内耳の血流を促進する
 シジミやアサリなどの貝類、サンマやイワシなどの青魚、牛・豚・鶏肉のレバー、卵やチーズ
・ビタミンB1で末梢神経や中枢神経の働きをよくする
 豚肉、大豆、ゴマ、玄米、鰻
・内耳の蝸牛(かぎゅう)にたくさん含まれている亜鉛を摂る
・耳鳴り対策でニコチン酸アミド(ビタミンB3やナイアシンとも呼ばれます)とパパベリン(平滑筋に作用して血管を拡張します)を摂る
 舞茸、バナナ
・耳からくる回転性めまい対策
 蒸しパン(ベーキングパウダー)、炭酸水
 血流をよくする、暴飲暴食を慎むことは他の健康法と同様、耳の健康にも大事。
…難聴の専門家が勧める「耳の寿命」を伸ばす
最強の食材リスト
プレジデントオンライン  2024年8月17日 10時15分
  …  (略)  …
■人生100年時代、誰でも必ず「難聴」になる
 歳を重ねれば、身体のあちこちが老化します。日本人の平均寿命は世界でもトップクラスを誇ります。しかし、介護なしに暮らせる期間(いわゆる「健康寿命」)は、平均寿命よりも10年ぐらい短いというデータがあります。
 「100歳まで生きる」のと「100歳まで健康でいる」のは違うのです。
 身体と同じように、耳も必ず老化します。歳を重ねれば、誰でもだんだん聞こえなくなってきます。これが「加齢性難聴」です。
 私たちのDNAには、「何歳まで生きるか」「目や鼻や耳などの知覚がいつまでしっかりしているか」、すべてあらかじめ書き込まれています。もちろん「耳の寿命」も書き込まれています。
 耳の老化そのものは防ぐことはできず、長生きすればするほど耳の老化も進みます。ですから、ほうっておけば誰でもいつかは加齢性難聴になります。
     ​
■耳は少しずつ悪くなっていく
「音が聞こえにくい」「言葉が聞き取りにくい」、あるいは「まったく聞こえない」という症状を、「難聴」と呼びます。私が日々、難聴の人を診察していて実感するのは、「いつ頃からどう悪くなったのか」を自覚していない患者さんがとても多いということです。
  …  (略)  …
 難聴はだいたい50代以降から始まり、本格的な症状に悩まされるのは60代以降です。難聴が50代に始まっているのに、耳鼻科に来るのは60代の半ばぐらいになってからの人がほとんどです。これはとても残念なことです。
     ​
■難聴は大きく分けると3種類ある
 難聴とは「聴覚障害」のひとつで、音を聞いたり区別したりする能力が落ちた状態です。音が「外耳→中耳→内耳」というルートで脳に伝えられるとき、どこかに問題が起きると、難聴が発症します。難聴は、その原因(どこで問題が起きたか、何の問題なのか)によって、次の3種類に分けられます。
・神経が障害されて起こる「感音(カンオン)性難聴」
・耳の機能が落ちて起こる「伝音(デンオン)性難聴」
・この両方の要素で起こる「混合性難聴」
「感音」「伝音」と見慣れない言葉でややこしいので、この本では「カンオン」「デンオン」と親しみやすいカタカナで書くようにします。
     ​
◇デンオン性難聴
 音は聞こえているのに、言葉がクリアに聞き取れない難聴は「デンオン性」です。ザックリは聞こえるのですが、細かい子音が聞き取れずに、「ミカン」と言われたのに「イカン」に聞こえたりします。
 デンオン性難聴は、主に「鼓膜の動き」が悪いことで起きます(まれに耳小骨離断などもあります)。音は聞こえているので、音を感受する「聞こえの神経」の細胞(聴覚神経細胞)は生きています。
     ​
◇カンオン性難聴
 カンオン性難聴は、聞こえの「神経」そのものの問題で起こります。聞こえ方がストンと低下するのは、カンオン性難聴です。音がとびとびに聞こえたりします。
 カンオン性難聴は、脳の問題に近いともいえます。耳の奥にある「内耳」や、さらにその先での障害で、音を感じる「神経」に問題が起こっている状態です。
 神経というのは、要は電気のコードのようなものだと思ってください。途中で断線していれば、どんなに頑張ってコンセントを差し込んでも電気がつかないように、神経が障害されていると音は届きません。
     ​
■ほとんどの「加齢性難聴」は2種類のミックスタイプ
 デンオン性とカンオン性の2つが混合した難聴は、「混合性難聴」と呼ばれます。そして加齢による難聴のほとんどが、「混合性難聴」です。つまり、「デンオン性」と「カンオン性」が混じっているタイプです。どちらかひとつしかない人は、ほとんどいません。
 ここが大切なポイントですが、デンオン性の難聴は改善できます。言い換えるとカンオン性の難聴は回復しにくいのですが、たいていの人が混合性の難聴なので、デンオン性による問題を改善できれば難聴をある程度まで治せるということです。
 あなたにデンオン性難聴があるかどうかは、最終的には耳鼻科で検査を受けなければ判明しませんが、自分でも見当がつく判断基準があります。
□自分の声が頭の中で響く
□こもったように聞こえる
□音は聞こえるがビビッドでなく、言葉の輪郭がはっきりしない
(「そうなんだよ」が「おうなんだよ」と聞こえるなど)
□慢性鼻炎がある
□喘息がある
  …  (略)  …
     ​
■「耳の疲労」が耳の寿命を縮める
 「聞こえの神経」の細胞は主に「疲労」によって非常に劣化します。つまり、耳を酷使していると、耳の寿命は縮まります。早いうちに加齢性難聴を発症すれば、耳の不自由な後半生を生きることになります。逆に、ちゃんとセルフケアをすれば、その発症を遅らせることも、発症した加齢性難聴をUターンさせることもできます。
 たとえば、日常生活でも次のようなことに気をつけるだけで、耳が疲れ切ってしまうのをかなり防ぐことができます。
1.テレビドラマの視聴や、会議インカムの使用は2時間以上続けない。使用した後はしっかり休む
2.イヤホンは1回1時間以内。音量は必ず下げる
3.イヤホンのノイズキャンセリング機能はOKだが、長時間使うのはNG
4.工場や工事現場などでは、できるだけ耳栓をする
5.カラオケ、コンサートでは、ライブ用の耳栓を活用
  ―  引用終わり  ―





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最終更新日  2024年09月15日 06時00分14秒
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