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来月、日本でも発売される、TTTのコレクターズ・エディション版DVDの映像特典とは別バージョンの、RotKの劇場用トレイラーを海外のファンサイトで観ました。予告編を観ただけで、思わず胸が痛くなるような感覚を覚える映画と言うのも、ここ最近の自分にとってはLotRぐらいしかありません。………あぁ……モルドール組が…!ローハン組が…!!裂け谷親子組が…!!!…と、どのシーンを観ても泣けてくるようなカットばかりで、とうとうアラゴルンは名実共に王になってしまうんだなぁ…とか、これでLotRも完結しちゃうんだなぁ…とか、一種、祭の後の寂しさのような、何とも切ない気持ちにまでなってしまう始末(苦笑)。それにしてもゴンドール組(<ファラミア&デネソール)が、一切、予告編に出てこないのはこれいかに?彼らはLotRにおける秘蔵の隠しキャラ扱い…なんでしょうか???ちなみに、昨日のゴールデンシアター『ジュラシック・パーク』の終わりに放映されたRotKの予告編は、日本独自の編集のようでフルバージョンの半分ぐらいの長さしかありませんでした。日本のメディアで、海外と同じ完全版の予告編が流れるのは一体いつのことになるのやら…。イマサラだけれど、相変わらず配給側の戦略と言うのは蛇の生殺しのような仕打ちだわ…(涙)。ところで、今日は久しぶりに(<ホントに久しぶり…)日記以外のページを(自分的には>)大幅に更新しました。平日の夜の舞台鑑賞をする前によく食べに行くお店の紹介文を、ショップカードやオンラインページの情報で確認をしつつ、ちまちまと書き込みと修正を繰り返すこと数十回。まだ公式情報や自分的所感が穴ボコだらけなので、残りは追々更新予定のつもりです。それにしても改めてページを確認し直して見ると、ホントに呆れるほど偏ったチョイスっぷり。とりあえずイタリアンがいっこも無いってどーなのよ…?いや、ホントはあるんだけれど、今、手元に情報が無いからアップ出来ないってだけでぇ…って、それだけ行く回数が少ない証拠じゃないのさ(爆)。しかも行ったら行ったで、すかさずブルーチーズとかカマンベールチーズとかクサイ系(…)の料理ばかりを探し出して頼もうとするし?(苦)………ええっと、職場仲間や家族で食事をする時は変り種(?)を食べることは滅多にないので、趣味の近しい(もしくは許容してくれる>)人と一緒の時には、ついついアジア中心の各国料理に走りがちになってしまいます。その自分の好みに付き合ってくれる人がいると言うのは、ホントにありがたいことなんですが…(感謝)。
2003/09/28
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昨日は、実際にギリシャの人達が舞台で使用していると言う、現代ギリシャ語台本の新訳によるギリシャ悲劇『エレクトラ』を、渋谷のシアターコクーンで観てきました。作:ソフォクレス/翻訳:山形治江/演出:蜷川幸雄/出演:大竹しのぶ(エレクトラ)、岡田准一(オレステス)、波乃久里子(クリュタイムネストラ)、山口紗弥加(クリュソテミス)、原康義(アイギストス)、月川勇気(ピュラデス)、塾一久(守役)、16人のコロス(コーラス)、他。あらすじ:トロイ戦争においてギリシャ軍の総大将だったアガメムノンが、彼の妻とその愛人によって暗殺されたことから端を発した、アガメムノンの次女・エレクトラを中心とした愛憎渦巻くファミリードラマ。………ギリシャ悲劇も家庭内の確執ドラマだと思えば、一気にお茶の間TVで観るような親しみやすい演目に(<大勘違い)。いえ、でも、去年、同じく蜷川演出で野村萬斎さん主演のギリシャ悲劇『オイディプス王』を観た時よりも、個人的にはずっと身近にリアリティを感じられる舞台で面白かったです。とにかく何と言っても、主演の大竹しのぶさんのパワーがスゴかった。特に、弟のオレステスの遺体を燃やした灰が入っていると言う壺の中身が、(それを持ってきた使者が最愛の弟だと言うことを知らずに>)地面にぶち撒かれてしまった時の演技と言ったら、観ているこちらの方がひたすらごめんなさいごめんなさいと謝りたくなってしまうような身も世もない嘆きように、もう、ただただ圧倒されまくり。その直後、真実、オレステスが生きていたとわかった時の、この世にこれほどの喜びがあろうかと言わんばかりの激情のほとばしりにまたもや圧倒されまくり。その表現がただ大声で泣き叫ぶと言うような演技ではなくて、囁くようなセリフの中にも慟哭や歓喜の声が聴こえるような演技で、観ているこちらの方まで有無を言わせぬ勢いでその感情の高ぶりが伝わってくるのがスゴかったと言うか…。大竹しのぶさんの舞台は、最近では『マクベス』初演&再演(マクベス夫人)、『欲望と言う名の電車』(ブランチ)、『太鼓たたいて笛ふいて』(林芙美子)、『奇跡の人』(サリバン先生)…と、立て続けに観る機会があったんですが、井上ひさし氏の『太鼓たたいて笛ふいて』の舞台を別格とすれば、今回の『エレクトラ』でのタイトルロールが、自分にとっては1番、演技だと言うことを忘れてのめり込んで観ることが出来た、直球勝負の迫真の舞台でした。そして今回、舞台初挑戦の岡田君、個人的には結構、演技は上手い方だと思っていたのでそんなに心配はしていなかったんですが(<結構、失礼な言い草)、物語冒頭での初登場時のセリフ回しが思いっきりキレが悪くて、全編これでやられたらちょっとキツいんですけど…(汗)と焦ったものの、再登場時には別人のように朗々としたしゃぺりで、大竹エレクトラとの体当たり演技もかなり良かったと思えたし、最終的には結果オーライと言う感じでした。ところで、観劇中、ふと自分はシェークスピア悲劇を観ているんだったっけ?と錯覚してしまった瞬間が。共に台詞中心の舞台で、王族内での近親者同士の復讐劇を描いた様子が『マクベス』や『ハムレット』を彷彿とさせたのかな。結構、どれも血なまぐさくてドロドロとした人間関係で構成された内容だったりするし、蜷川演出の舞台ばかり観ているので余計に似たような印象を受けたのかも。ただ、同じような悲劇的な内容でも、イギリスとギリシャでは彼らの持つ激情の色は全く違うような気がするけれど…。それにしても、最近、歌舞伎やシェークスピア、ギリシャ演劇と言った古典ものを観る機会がかなり増えました。昔は、スローテンポな古語セリフばかりじゃ眠くならないか?とか、怒涛のような修飾語セリフについていけるのか?とか、神話や伝説に明るくないこの頭で理解出来るのか?とか思っていましたが、今じゃそんな不安も気にせず楽しめるのが不思議です。結局、昔から何度も上演されている人間ドラマには、いつの時代にも通用する普遍性があると言うことなんでしょうか。ただ、古典劇になればなるほどごまかしがきかないような気がすると言うか、演出家以上に役者の力量がかなり問われる舞台になるような気がします。…ああ、だから自分の好みと波長が合うと、余計に面白いなぁと思えるのかもしれないなぁ…。
2003/09/26
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昨日、友人の不破さんと上手く予定が合ったのでようやく鑑賞にこぎつけた北野武版『座頭市』(勝新版未見)。どこかアンバランスできちっと収まり切らないような落ち着かない感じや、画面の静けさが返って次の衝動の前触れのような緊迫感を与えて妙に煽られる感覚とか、いい意味で常に心にザワザワと引っかかるものがあって、そのなかなかスッキリしない感覚のさじ加減が絶妙だったように思えました。何と言うか、ワザと定番の見せ方からハズしているような見せ方で、恐らくそのハズし方がなかなかスッキリしない原因のひとつを作り出していると思うんですが、それが1本芯の通った確信犯的なハズし方?なので、上手く腰が座らないようなもどかしさを感じながらも、それが返って段々と小気味良く思えてきていつの間にか北野ワールドに引き込まれていくのが不思議でした。そして作品中、ちょこちょこと芸人らしい笑いが散りばめられていて、殺伐とした作品世界の中にもちゃんと救いがあったりして、やくざ者とお百姓さんとの住み分けがハッキリとしていたり、市がいてくれれば絶対に大丈夫!…と言う、勧善懲悪のお約束的要素が残っていたりしたことも救いがあると感じた要因だったのかもしれません。時代劇にタップダンス!?と言う斬新な演出も、予告編を観た時はかなり驚きましたが、実際に観てみたらかなり和風なアレンジがされていて作品世界と違和感がなくて面白かったです。百姓が鍬で畑を耕したり、大工が鉋で木を削ったりする時の効果音がミュージカル的だったのも面白かったなぁ。あと、色事にも芸が欠かせないところが良かった。その方が単に色に耽るだけの行為よりもずっと色っぽいと思うし、どこか情緒や知性が垣間見られていいと思うし…。そして今回の私的目玉は浅野忠信だったんですが、『御法度』を観た時も総髪頭と袴姿の異様な似合い加減に、こう言う浪人、ホントにいそうなんですけど…!?と、そのビジュアルのハマり具合にホレボレしたんですが、今回の映画では更に立ち居振る舞いの美しさが加わって、袖にたすきをかける時の所作と言い、刀を鞘にしまう時のさばき方と言い、決して大仰な見せ方ではなく、当たり前のような自然さで流れるように動く演技にまたもやホレボレしてしまいました。古典芸能の技を受け継ぐ身でもなく、イマドキの日本で生まれ育った現代人がここまで見せることが出来るなんて、役者ってホントにスゴいなぁ…!と感動しきり(<ああ、でも全体的に着物ってカッコイイなぁ…しかも色っぽいなぁ…と言うのを再認識したかも。きちっと着込んだ武家の妻女から、崩れた着流しのやくざ者までカッコ良く見えたのは、それぞれが「らしい」所作で振舞っていたから余計にそう思えたんだろうなぁと)。そしてアサノの演じていた服部源之助と言うキャラも、人間的に色々と意味深で良かったな。彼が自分の名誉や妻への気遣いの気持ちから闘うことへの面白さへ傾倒(もしくは自分の強さへ没頭)していき、いつの間にか深みにハマっているサマが何だか妙にリアルだった。特に市との最後の対決シーンで、アンタそんな慣れないことするから…っ!!と、思わず心の中で突っ込みを入れつつ、ホントに劇場で悲鳴を上げてしまったぐらいに(<迷惑な…)アッと言う間の結末(<まさに「アッ」と言う間)を迎えるのも良かった。あのドライでシビアな見せ方が、ナゼか妙に叙情性があるように感じるのは何でなんだろ…。そしてくちなわ一家の末路と言い、やはり人間、己の分を知れ、もしくは奢れる者は久しからずで、本当に強くてたくましいのは侍でもやくざ者でもなく、地に足のついた一般庶民(農民)…と言う、黒澤映画へのオマージュ的なオチもテーマに含まれていると解釈していいんですよね、監督?(<聞くな)北野版『座頭市』は、日本の昔ながらの伝統や古き良きものにリスペクトしつつ、現代日本に生きる北野武のカラーが余す所なく満載されていた、単純に時代劇とは言い切れない新しさのある“映画作品”でした。
2003/09/23
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20日(土)に、自分的楽日のつもりで帝劇へ観に行った『レ・ミゼラブル』(11回目)。キャストは、山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、今拓哉(ジャベール)、新妻聖子(エポニーヌ)、高橋由美子(ファンテーヌ)、河野由佳(コゼット)、岡田浩暉(マリウス)、三遊亭亜郎(テナルディエ)、森公美子(テナルディエの妻)、吉野圭吾(アンジョルラス)、宮里毅(ガブローシュ)、阿部裕(グランテール)、他。これが今公演のラスト鑑賞よ!と自分に言い聞かせて(…)観ていたせいか、いつもより舞台の細部にも目が行き届き、イマサラながらに興味深い発見箇所を見つけたりして、今までとはまた違う楽しみ方が出来た鑑賞回でした。バルジャンが生まれ変わるきっかけになった燭台を目にして、ラストシーンではあれに火が灯されるのね…と、感慨深く思ったり、ファンテーヌの家庭の事情が暴露されて、工場で一緒に働く仲間につまはじきにされている時、どう対応したらいいのかわからなくてただただ彼女を心配げに見ている友達?らしき女性の存在を発見したり、パリのスラム街でエポニーヌにちょっかいをかけるモンパルナスと、彼を全く相手にしないエポニーヌの前にマリウスが現れた時のふたりの表情の変化が面白いよなと思ったり、逮捕しようとしたテナルディエに思わぬバルジャン情報を聞かされて、その後はテナルディエ一派の方を見ようともせずに命令を下す今ジャベールの演技に、気持ちがすっかりバルジャン逮捕に傾いてしまっているのがよくわかるなぁと感心したり、バリケードでのマリウスとエポニーヌの最後のやりとりのシーンで、その様子をクールフェラックが泣きながら見ているのに思わずシンクロしてしまったり。惜しむらくは、こんなに公演数があったと言うのに、今公演での自分的ベストキャスティングでは1度も観られなかったと言うこと。あと、8月&9月公演のみの出演だった別所バルジャンと山本マリウスをもっと観ておけば良かったなぁと。特に別所バルジャンに関しては、キャストインした時点からほとんど期待をしていなかっただけに大穴だったと言うか、まさか1番自分好みのバルジャンを演じてくれるとは思いもよらず、しかも今公演のどのキャストよりもレ・ミゼの世界にマッチしていたように思えたのは、嬉しい誤算だっただけにかなりの不覚でした(悔)。別所バルジャンの演技を観て、自分にとっては特に新鮮に思えたのは、仮出獄をした後に司教様の勧めで食事をさせてもらうシーン。ここ、他の3人のバルジャンだとちゃんと椅子に座って食べているのに、別所バルジャンの場合は床にひざまずいた状態で無我夢中でパンにかぶりついていて、元囚人だと言うことで周りの人間から蔑みを受けて、心身共に荒み切った状態のバルジャンの様子がよく伝わってきてホントに良かった。その後、司教様に許されて改心するまでの演技の流れも説得力があって良かったし…。テナルディエ夫妻からリトル・コゼットを引き取るシーンでは、コゼットを安心させるように彼女の額にキスをする仕草が、洋画を観ているような自然さで心温まる気持ちに。バリケードから救い出したマリウスを担いで運ぶシーンでは、肩に担ぐだけじゃなくて、両腕でのだっこ状態で運ぶ演技にむちゃくちゃ驚かされて、バルジャンが普通の人よりも力があるってことが改めてよくわかったし、以前の公演では下水道まで漏れてくる光がふたりの姿を映すたびに、バルジャンが色んなパターンでマリウスを担ぎ直していたので、それが思い起こされてこれも自分的にはかなりポイントが高かった。とにかく全体的にどこをとっても、その時その時のバルジャンらしさを細やかに表現していて、声質も歌唱力もほとんど文句はなかったし、欲を言えばもう少し声量があれば自分的にはホントに理想的なバルジャン像でした。20世紀版から続投している山口バルジャンは、美声で歌唱力も素晴らしいし、ビジュアルもカッコ良くて自分としては山口さん個人のファンだけれど、彼のバルジャンの場合は親しい人や優しくしようと思っている人に対する時と、そうでない人に対する時との対応にギャップがあり過ぎるように思えて、時々ちょっと冷たい人に見える所が難点だったなぁと。もし、これからも今回のキャストを基本にしてレ・ミゼ公演を続けていくなら、別所バルジャンだけは絶対にハズさないで欲しいです。そしたら、今度は別所バルジャンからカーテンコールでお花をもらいに行く勢いで(笑)、S席チケットを確保するから!………ああ、その前に、演出形態をまた20世紀版に戻してくれたら、泣いて喜ぶんだけどな…(切実)。
2003/09/21
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日を改めて、昨日の鑑賞記録の続きをば。16日(火)には、『レ・ミゼラブル』の昼夜公演(9&10回目)を共に鑑賞。………とうとうやっちまったよ、1日帝劇篭り…。前公演でも、仕事の代休を利用して1度やったよな…(遠い目)。いや、でも、今月末で東京公演は終幕しちゃうし、さすがに来年の1月にやる福岡公演までは観に行くつもりはないからな~(<言い訳がましい…)。んで、今回のキャスト。昼公演:山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、高嶋政宏(ジャベール)、新妻聖子(エポニーヌ)、井料瑠美(ファンテーヌ)、河野由佳(コゼット)、岡田浩暉(マリウス)、駒田一(テナルディエ)、森公美子(テナルディエの妻)、坂元健児(アンジョルラス)、宮里毅(ガブローシュ)、伊藤俊彦(グランテール)、他。夜公演:今井清隆(ジャン・バルジャン)、内野聖陽(ジャベール)、ANZA(エポニーヌ)、マルシア(ファンテーヌ)、剱持たまき(コゼット)、泉見洋平(マリウス)、三遊亭亜郎(テナルディエ)、瀬戸内美八(テナルディエの妻)、吉野圭吾(アンジョルラス)、局田美都子(ガブローシュ)、阿部裕(グランテール)、他。初鑑賞キャストは、新妻エポニーヌ、今井バルジャン、泉見マリウス、瀬戸内テナルディエ夫人の4人。昼公演の見所は、とにかく駒田テナ&森公美テナ夫人の迫力満点のしたたかコンビ!(笑)この組み合わせは1度観てみたかったので、予想以上のキョーレツなご夫妻の演技に、個人的には大ウケでした。おかげで夜公演の三遊亭テナ&瀬戸内テナ夫人のコンビは、3割減ぐらい物足りなかったな(苦笑)。今回の昼公演は全体的にもいつになく熱がこもっていた感じで、アンサンブルの出来もかなり良かったと思うし、イマサラながらにゾクゾクと身震いしてしまったシーンもあって、特にシルエットを強調しながら登場する群衆シーンには言葉にならないような高揚感が。2回目鑑賞の高嶋ジャベも、初見ではただただあの個性的な演技に驚いてしまって、今回でもあのオーバーアクション気味の演技がちょっと気になりはしたけれど、あれはあれでどのキャストよりも人間くさくて、かなり印象に残るジャベール像なんだよなぁと思ったり。カーテンコールでのパフォーマンスも心得たもので、無表情で山口バルジャンとふたりで手を繋いで登場したり(<コワい!)、立ち去り際に思いっきり抱き合ったまま退場したりしてました(笑)。昼公演唯一の初鑑賞キャストだった新妻エポは、思っていたよりも歌が上手くて、4人のキャストの中では1番少年のように華奢な体型で痛々しさが強調されていたような気が。恋する乙女の可愛らしさはANZAエポが1番だと思うけれど、バルジャンに少年と間違われるような雰囲気は新妻エポの方があったかも。そしてガブローシュ(<どのキャストでも可)&伊藤グランテールとの組み合わせにはいつもホロリとさせられてしまう…。伊藤グランテール、ホントにガブ少年を可愛がっているんだなぁって感じがよく出てるんだもの。特にガブローシュがバリケードを飛び出す姿に驚いて、勢い余って椅子から転げ落ちながらも彼の名前を叫ぶ演技は秀逸。あと、マリウスが撃たれて死んでしまったと思ったアンジョルラスが、バリケードに駆け上がろうとするのを無意識に止めようとするも、一瞬の差で空を掴んでしまう演技にもかなりグッとくるものが。出来ればもう1回、吉野アンジョと伊藤グランテールの組み合わせは観てみたかったんだけどなぁ(無念)。吉野アンジョと言えば、今回の夜公演で個人的お気に入りポイントをもひとつ発見。相変わらず一挙一動の所作がキレイなことに加えて、すごく自然な仕草で頻繁に仲間の肩や腕を軽く叩いて慰めたり励ましたりするところが何とも言えずいい感じ。こう言う、さりげなく面倒見のいいリーダーってのには、個人的にちょっと弱いんだよな(苦笑)。でも、グランテールにだけは目で訴えはしても、優しげな態度はとらないんだよなぁ。アンジョルラス、マリウスには特に優しいから、余計にグランテールに対する態度とのギャップが浮き彫りに。………あれ?もしかして吉野アンジョ、結局、グランテールには他の仲間にするような仕草は1度もしてない…かも。…ってことは、マリウスが仲間を思い出してカフェで歌う時に現れる、あの仲良さげな幻影シーンオンリーってこと?………うわー…もういい加減、見納めモードに突入してるって言うのに、イマサラそんなことに気が付いてどーするよ自分!(爆)今公演では、学生達のシーンがかなり削られてしまった上に、アンジョルラスとグランテールの確執(?)の表現がちょっと浅いよな…と、残念に思っていたけれど、最初の方で観た公演の時よりもお互いの考えや気持ちを相手に伝えようとする演技が心なしか深くなってきているように感じるし、吉野アンジョがグランテールに対して故意に一貫してそう言う態度を演技していたとしたら、自分が思っていた以上にキャラの性格を掘り下げて表現しているってことになるんじゃないのかなぁ…。革命で死ぬなんて無駄じゃないのかと疑問を投げかけつつも、ならどうしてグランテールはその革命に参加しているのかと言うとひとえにそこにアンジョルラスがいるからで、恋人は祖国…なんて言っちゃうぐらいに(by 原作)世直し革命一直線のアンジョルラスにとっては、グランテールの姿勢は納得し難いけれども、その彼の人間らしさが理論では割り切れないような感情となってアンジョルラスに多少なりとも影響を与えているのも確かなんだよな。………何だかイマサラながらに切なさ倍増…(涙)。ちなみに坂元アンジョの場合は思いっきりグランテールを励ましてますな。それがそのキャラの演技としてどう感じるかは観る側の好みにもよると思うので、どちらがいいとか悪いとかではないとは思うんだけれど。そして夜公演ではやっと今井バルジャンを初鑑賞。今井さん、声が低めでかなり紳士的な雰囲気だったので、そこからくるイメージでは随分と品のいいバルジャンのように感じたし、聴いていてちょっと危なっかしい感じのナンバーもあったけれど、普通の人よりもかなり力があると言うキャラの外見的イメージはバッチリだったし、内野ジャベを振り切ってリトル・コゼットを迎えに行こうとする時の殺陣がしっかりしていたのは良かったな。この殺陣シーン、何回観ても山口バルジャンだといまいちサマになってないのよねぇ…(苦笑)。9月公演のみに出演している泉見マリウスは、小柄な上に声がかなり若くて高めだったせいか、何だかお子ちゃまっぽいイメージと言うか、現代人的な若者っぽい印象が強かった。吉野アンジョが弓道部に所属している高等部の秀才生徒会長(<ベタ過ぎ)なら、泉見マリウスは同じ学園内の中等部のサッカー部で活躍を期待されている、1年坊主の新人生徒会役員みたい…(<どー言うたとえだ)。ところでこの日は内野さんのお誕生日だったらしく、夜公演のカーテンコールでは客席からバースデイソングが贈られていました♪そして当の内野さんはと言うと、ちょっとはにかみながらも25歳になったとゼスチャーしたら、すかさず今井さんから足蹴りのツッコミをお見舞いされたりして(笑)。ところで内野ジャベ、初見の時にもちょっと思ったけれど、警察の内にも外にも(笑)たくさん隠れファンがいそうな、やけに男っぷりのいいジャベールなんだよな。何だか不屈でロマンチストな、どこぞの鬼副長とイメージ的に被るものが…(<そしてひとり密かにポエムを読む/笑)。なので、その男前っぷりが返って自殺するぐらいに精神に混乱を来たすキャラには見えにくいところも無きにしも非ずで、それならいっそ心機一転して改心(?)し、バルジャンを政府軍の銃弾から庇って華々しく戦死する方が似合いそうだな…なんて思ったり(<…いい加減、バカも休み休み言え…)。いや、でも、個人的には4人のジャベールの中では1番好みの歌声だったので、これなら来年のエリザベートはきっと期待出来るに違いないわ…!!17日(水)には、リベンジ・六本木ヒルズを敢行しつつ『シェフと素顔と、おいしい時間』を鑑賞。さすがに平日なか日の昼間だけあって、先日の東京ディズニーランド状態のような人ゴミもなく、京都では人気のカフェと言う触れ込みの「TO-FU CAFE FUJINO」で軽く朝のお粥セットを食べた後に、ヴァージンシネマズで映画を観てから、同行のあさこ山さんが行きたがっていた「TORAYA CAFE」でお茶をして帰りました。映画の方はと言うと、ちょっと期待していたものとは違ったけれど、とりあえず主演のふたりが魅力的だったから良しとしましょうか(<エラそう)。結構、笑えるシーンもあったし、それなりに面白かったけれど、クライマックスまでの展開がちょっとのっぺりした感じ?だったし、フランス映画の大人の恋愛もののワリには、音楽が妙にハリウッド色の強い盛り上げ方をしていたのがちょっと気になったかな。まぁ、ハリウッド映画のようなハッピーエンドに…と言ったテーマ(?)には合っていたのかもしれないけれど。それにしてもジュリエット・ビノシェの水泳シーンは、どう見てもサービスシーンにしか見えなかったと言うか、あれって水戸黄門における由美かおるの入浴シーンに相当するんじゃないのかしら?いえ、実年齢以上の美しさは眼福でございましたが、ストーリー展開的にはほとんど必要がないような気がしたんですけど(爆)。まぁ、ジャン・レノとふたりでホテルの厨房でお食事するシーンが可愛かったからいっかな…って言うかあのお食事シーン、予告編にも使われていた面白いシチュエーションのカットだったワリには、実はかなり短いシーンだったのが残念だったな。そして一緒に観たあさこ山さんと出した結論は、ジュリエット・ビノシェみたいに可愛くて綺麗なままで年をとれたらいいわよねぇ…と言うことで落ち着きましたとさ(<日本むかし話風)。
2003/09/20
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………やっぱり最初から観ておけば良かった、NHK金曜時代劇『蝉しぐれ』!先週の奉納試合の回を見損ねたことを悔やみつつ(「秘剣村雨」ってタイトルからして何が何でも観るべきだった…今回は犬飼って名前の侍が出てきたりするし…<シュミ丸出し)、やっと鑑賞にこぎつけたと思ったら、まさに自分好みのストーリー展開に大喜びするやら歯噛みするやら。へっぴり腰逸平っムリするなーっ!ぎゃーーーっ犬飼こっち来るなっ!!あ゛ーっ磯貝さん死んじゃヤダー!!!…何て、NHKの時代劇を観ながら(心の中で>)叫んだり応援したりするヤツもきっと珍しいことでしょうよ(苦笑)。それにつけても主役の内野さんはカッコ良過ぎ!(惚)剣の腕が立つ上に、殿様に嫁いだ幼なじみの女性が忘れられないところも仄かに哀愁漂ってていい感じ。しかも頼れる気のいい仲間がいるところがまたいいんだよなぁ…(<その仲間のひとりとしてクドカンが出演していたのにはちょっとビックリ)。いやはや、これは次回も楽しみだわ…♪…って、もうあと2回で終わりじゃないの!(爆)やっぱり気になってチェックしておいたドラマは、ちゃんと始めから観ておくべきなのね…(<アンタ最近、ホーンブロワーシリーズで懲りただろうに…/涙)。来週からはNHKのBS2で、JSA役者のイ・ビョンホン主演の韓国ドラマ『美しい日々』が始まる予定なので、これは忘れずにちゃんと始めから観るようにしよう!気を取り直して(…)、9月半ばの鑑賞記録をまとめて記載。10日(水)『英雄(HERO)』(2回目)13日(土)『テアトロ・ボウ』 青山円形劇場16日(火)『レ・ミゼラブル』昼&夜公演(9&10回目) 帝国劇場17日(水)『シェフと素顔と、おいしい時間』最近、書くペースが落ちてきたせいか、なかなかリアルタイムで鑑賞記を書き込むことが出来ない日々。しょっちゅう外出しているせいで書く時間がないとも言えるけれど(…)、時間が立つと細々とした感想を忘れてしまうので(<記憶力悪し/涙)、なるべく間を置かずに出来るだけ書いときたいんだけどな。とりあえず、上記のうちの2本分の鑑賞記を記載。10日(水)には、レディースデイ価格で2回目の『英雄(HERO)』を鑑賞。1回目ではただただストーリーがどう展開していくのかを夢中で観ているだけだったけれど、2回目では明らかになった真実を踏まえた上で鑑賞するので、中国の大自然や建築物の造形に陶酔しつつも、初見よりもかなり見方が注意深くなるのが再鑑賞時の面白いところ。ノベライズも完読したので、登場人物達の状況や心情の理解度も上がって納得度も2割増しに。やっぱり残剣と飛雪の関係はむちゃくちゃ切ないよなぁ…なんて、思わず心の中でホロリとしてしまったり。残剣が導き出した答えは、彼が恐るべき刺客として高い能力を持っていたからこそより説得力があるし、いつの時代にも通ずるような普遍性があって共感も出来るけれど、いち個人として生きる人間として考えると飛雪の気持ちもわかる。残剣の心変わりに対して憤慨する気持ちの他にも、ずっと自分と同じものを目指していくものと思っていたかけがえのない半身が、いつからか違う方向を見据え始めてしまったやりきれない寂しさや哀しさを感じる気持ちも、きっと彼女にはあったと思う。それは残剣自身が、(人間としての成長とも言える>)最終的な答えを導き出した結果、飛雪の心を傷つけてしまうだろうことをよくわかっていただけに余計に切ないと言うか…。広い視野で世の中を見据える理性と、ひとりの人間としての個人的な感情が自分の中では矛盾なく存在していたとしても、それを同じように相手にも理解してもらうことはなかなか難しいことだと思うし、その究極の融合と相反する矛盾を、お互いがなくてはならない半身同士のふたりによって表現しているところがこの映画の見所でもあり、やるせない所でもあり。そして何かを訴えたり解決に導いたりするには、敵対するものの存在を抹消すると言う考え方だけが唯一の方法ではないと言うことを、改めて考えさせられた映画でした。13日(土)には、構成と演出をJ・A・シーザー氏が担当した久世星佳さんのコンサート形式?のひとり舞台『テアトロ・ボウ』を、青山円形劇場まで観に行きました。以前、職場の同僚から宝塚月組時代のベルバラビデオ(<涼風オスカル&天海アンドレ)を貸してもらい、その時に観た久世アランの演技に惚れ込んで以来、静かに彼女のファンなんですが、今回、改めて実感したのは、私は歌ったり踊ったりする久世さんよりも、ストレートプレイで役を演じている彼女の方が好きだしそっちの方がダンゼンいいなぁ…と言うことでした。…って言うか、久世さん、ヅカ出身者のワリにはそんなに歌が上手い方じゃないよな(苦笑)。その分、始めから普通にストレートプレイで演じていた役者さんのような自然な演技力があって、しかもさりげなく品もあるので、今回の舞台では泉鏡花の『草迷宮』の一場面を演じるシーンが個人的には1番好みだったし、見応えもあって良かったと思う。自分が今まで観た久世さんの舞台で1番感動したのは、桐野夏生原作の『OUT』で主役を演じた時。一見、普通だけれどどこか普通じゃないものを持った女性の役どころがホントにハマってたし、静かに研ぎ澄まされた雰囲気が何だかむちゃくちゃカッコ良かった。ヅカ時代のビデオを観て久世さんに惚れ込んだのも、ひとえに彼女の哀愁漂う演技にやられてしまったのが原因なので、次はまたドラマ性の高い舞台でお目にかかれたらいいんだけどなぁ…と思ってます。残り3本(2本?)の鑑賞記は書き込み量オーバーの為(<またか!/呆)、明日へ続く…。
2003/09/19
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………とうとう園子ちゃんと渉が決定的にお別れしちゃったよ~(涙)。慎司とまどかが(<この若夫婦好きだなぁ…/笑)ふたりの関係にヤキモキしていたように、私も終始ヤキモキしっぱなしでしたが、とうとう大きな節目を迎えてしまった昨日のスペシャル版『白線流し~二十五歳』。何だよ~ふたりとも落ち着いた感じで笑ってお別れしてんじゃないわよ~なんて文句言いつつも、園子ちゃんが連ドラ時代の初々しい高校生時代を想い出して涙するシーンに思わずもらい泣きしてしまいましたよ(恥)。のどかで優しくてどこかほろ苦いこのドラマシリーズ、みんな大なり小なりそれぞれに悩みを抱えながらも、少しずつ成長していく姿が可愛いやらもどかしいやら何だかちょっと羨ましいやら。しかし優介は相変わらず園子ちゃんには弱いのね(笑)。7人の中ではどうにも彼が1番頼りなげで危なっかしいので、頑張って凛々しい弁護士さんになって、いつか思い切って園子ちゃんに再アタックして欲しいです(えっ?)。いや、だって元はと言えば『Love Letter』コンビじゃないですかこのふたり(<酒井美紀&柏原崇)。長年、好きだったカップル(…と言えたかどうかも怪しかったけれど、私にとっては園子ちゃんと渉の関係は理想形カップルのうちのひとつだったんだよ~)が別れちゃったんだから、ちょっとぐらいは都合のいい夢見させて欲しいわよ~(涙)。…え~っと、いいトシして青臭いこと言ってないで(…)、先週の映画と舞台の鑑賞記を各1本ずつ。3日(水)には『ドラゴンヘッド』を、6日(土)には山口さん目当ての母親を連れて『レ・ミゼラブル』(8回目)を鑑賞。『ドラゴンヘッド』は、思っていたよりも役者陣が作品世界の雰囲気にマッチしていてかなり良かったです。妻夫木聡とSAYAKAのふたりが、段々とお互いを支え合っていく様子がいじらしくて可愛かったし、異常な閉鎖空間で弱々しいいじめられっ子から豹変してしまった山田孝之と、地球の磁場が狂ったせいでおかしくなった?自衛官役の藤木直人の演技が、なまじふたりともキレイな顔の作りをしているだけに、何だか妙に存在感があって怖かったな。そしてウズベキスタンロケと言うだけあって、破壊された街の映像もかなりリアルで迫力がありました。しかし、結局オチはどこ?と言いたくなるようなあのラストはどーなのよ(爆)。現代のアダムとイブの明日はどっちだ?と言うような、新しいタイプの和製パニックものと言えなくもないのかなとは思ったんですが、いつまでたっても起承転結の起承ばかりが続く内容に、どーにもこーにもドラマ的には納得がいかなかったかな。あれは飯田節的ラストだったのか、それとも原作の最後もああなのか?(悩)ところで、どうして主演のふたりだけはずっと磁場の影響を受けずにいられたのかしら?何だかハテナマークばかりが飛び交う謎だらけの世界で、映像そのものは見応えがあったし、現代社会への警告めいたシュチュエーションそのものは面白かったんですが、こんなに原作未読だとわからないことばかりの映画ってのも珍しいかも…と思った、ちょっと気軽に人にはオススメしずらい映画でした。そして今回の『レ・ミゼラブル』のキャストは、山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、今拓哉(ジャベール)、ANZA(エポニーヌ)、井料瑠美(ファンテーヌ)、剱持たまき(コゼット)、岡田浩暉(マリウス)、三遊亭亜郎(テナルディエ)、森公美子(テナルディエの妻)、坂元健児(アンジョルラス)、宮里駿(ガブローシュ)、伊藤俊彦(グランテール)、他。そろそろ初鑑賞キャストも少なくなってきたけれど、運良くガブローシュが今回初めて観る宮里くんでした。個人的には、「ラマルク将軍が死んだ」と言うセりフをガブローシュがどう言うかが大きなチェックポイントだったりするんですが、宮里ガブの低音のセリフ回しは、私的には結構、好みでした。それにしても山口バルジャン、司教様に助けられた後で歌う「Valjean’s Soliloquy」が、今まで観た中では1番感情表現が激しくなっていてちょっと驚きました。そして今回の5回目?のカーテンコールでは、何と坂元さんが側転宙返りのアクロバットを披露すると言うサービス付き。さすが元・ライオンキングのシンバ役者、体操選手のように身が軽くていらっしゃる………って、そんなダメ押しのように爽やか体育会系アンジョのイメージを強調しなくても!(号泣)大体、レ・ミゼってもうちょっと重厚感のある舞台じゃありませんでしたっけ???………ああ゛…今アンジョルラスかむばっく………(<まだ言うか)。ところで、こう何回も同じ演目の舞台を観ていると、同じ役者が演じていてもその演じ方に段々と変化が見られたりするので、つくづく舞台はナマモノだなぁと思います。でも、フツーはこんなに同じ舞台を何回も繰り返し観る機会って、そうそう無いと思うんですけどね(苦笑)。だからほとんどの観客にとっては、その時に観た舞台がその演目に対する印象の全てだったりするので、公演期間が何日もあって、しかも場所を変えたりして長期間公演したりする演目だとすると、その時はイマイチ印象が芳しくなかった舞台(役者)も、別の日に観ると多少、感じ方が変わったりすることもあるんだろうなと。ただ、現実問題として毎公演そんなことを気にしていたら、色ンなイミで身の破滅だわ(爆)。それでなくとも、一般社会人としてちょっと異常な観劇数なんだからさ…(汗)。
2003/09/07
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更に昨日の続きの鑑賞記録第三弾。11日(月)に2回目を鑑賞した『踊る大捜査線』、既に話の展開がわかっていても、やっぱりクライマックスのすみれさんのシーンでは思わず息を飲んでしまいました(涙)。実は踊るは青島や室井さんよりも、和久さんや真下、すみれさんや雪乃さん達の方が個人的には気になります。それもこれもツートップのふたりのキャラがむちゃくちゃ立っているから、安心してその脇を観ていられるってことが大前提としてあるんですけど。それにしても織田裕二って瞳に力があると言うか、私は特に彼のファンではないけれど、それでも時々ハッとさせられる表情のショットとかがあったりして、やっぱり織田@青島は魅力的だなと思います。実は表情をワザと隠した?オープニングのショットが1番カッコ良くてお気に入り…だったりするんですけどね。ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』の来日公演は、映画版と元の舞台版をぜひこの目で比較したい!と思っていたところへタイミング良く追加公演が決まったので、17日(日)の夜公演を観に行きました。映画版が華やかで毒々しい世界なら舞台版は静かに妖しい世界で、舞台版が好きな人には映画版は騒々しいだろうし、反対に映画版が好きな人には舞台版はゴージャスさがちょっと足りないと感じるかもしれないなと思いました。どちらにしろ登場人物達は一緒でも見せ方がかなり違うので、舞台版は何と言ってもあの独特な関節技(?)の利いたフォッシー・ダンスが最大の目玉だし、映画版はその舞台版を上手い具合にアレンジしてよりエンターテイメント性の高い作品に仕上げていて、結果的に自分にとっては映画版の方がより好みではありましたが、どちらともに違う良さがあって面白かったです♪『八月納涼歌舞伎』は、第一部から第三部までを続けて鑑賞。おかげで20日(水)は1日中、歌舞伎座に篭りっぱなしでした(苦笑)。演目は第一部が『源平布引滝/義賢最期』『浅妻船』『山帰強桔梗』『近江のお兼』、第二部が『通し狂言怪談牡丹燈籠』『団子売』、第三部が『神楽諷雲井曲毬どんつく』『野田版鼠小僧』。勘九郎さんは相も変わらず愛嬌たっぷりで楽しませてくれたし、福助&橋之助兄弟はふたり揃ってただそこにいるだけで色っぽいわカッコイイわで私的にはもうメロメロ(死語)でした。コクーン歌舞伎を観て以来、この勘九郎ファミリー(?)にはやられっぱなしでハズレなし。浅草での平成中村座のチケットも夜の部だけは押さえたので、観劇するのが今からむちゃくちゃ楽しみです♪『ふたり』は、高校生キャストが全員オーディションで選ばれた赤川次郎の小説が原作のミュージカル。友人の不破さんのシュミと、Studio Lifeの岩崎大が出演すると言うことで21日(木)に観に行きましたが、マジメに少女漫画的展開を目の前(最前列)でやられると正視に耐えないと言うことが今回の舞台でよくわかりました。なまじ岩崎大のルックスや役柄が絵に描いたような正統派二枚目(<追っかけがいるような学校の人気者)だったので、余計に観ている方は気恥ずかしい。しかもやっぱり内股っぽい長い足を持て余し気味に絡ませてたし(苦笑)。いや、もう、演技は熱くて一生懸命だし、長身痩躯の申し分のない美形だけれど、出来れば今度は汚れ役とか三枚目とかで観てみたいかな…。主役の姉妹役のふたりはなかなか可愛かったんですが、妹のヘアメイクがあまりにもイマドキ過ぎて、自分で童話を書いたり、ピアノが趣味だった黒髪の綺麗な優等生のお姉さんにベッタリだった妹像としては何だかちょっと違和感がありました。その姉妹の母親役が奥山佳恵だったんですが、万年少女のような、ちょっと変わっていて精神的に脆い母親像を自然に演じていたので、女子高生ばかりの舞台の引き締め役として上手くバランスを取っていてかなり良かったです。 27日(水)に観に行った劇団☆新感線と松竹が組んだ『阿修羅城の瞳』の再演版は、初演から主役を演じていた染五郎の粋なセリフ回しや所作の美しさを除くと(<特に印象的だったのはラストで赤ちゃんのおくるみから桜の花びらが舞い散る一連のシーン。どこか哀愁めいた舞台効果と、その場に立ち尽くす染五郎の雰囲気がマッチしていてむちゃくちゃ美しかったです!)、兎にも角にも天海祐希さんってばステキ…!!の一言に尽きました。あの夏木マリを押さえ込むだけの説得力を持った女王の中の女王。セリフ回しから立ち居振る舞いまで、何から何まで凛々しくて色っぽくてホントに美しかったです!反面、伊原剛志は、せっかくルックス的にはカッコ良かったのにセリフもワザもちょっとキレが甘くて、初演で演じていた古田新太さんには及ばなかったなぁと。全体的に見ると、前公演のキャスティングの方がそれぞれにバランス良くキャラが立っていて好みだったんですが(<晴明と南北のノリや存在感がイマイチだったし、やっぱり粟根さんの不在は寂しかった)、橋本じゅんさんに関しては比較する以前の問題と言うか、もう、彼は彼のキャラを確立してしまっているので、そこだけはあるイミ別次元でした。同行の不破さんが、「あれってあるイミ舞台あらしっぽくない?」と言っていましたが、確かにそうとも言えるかも。でも、彼の持ちキャラ・轟天的ノリをやられると、たとえやり過ぎでもやっぱり無条件で笑っちゃうんですよねぇ…(苦笑)。29日(金)に観に行った『シンデレラ・ストーリー』は、脚本:鴻上尚史、演出:山田和也、音楽:武部聡志、作詞:斉藤由貴の新解釈『シンデレラ』ミュージカル。主役の大塚ちひろは可愛かったし、井上芳雄くんはまさに生まれながらの王子様のようで、池田成志さんはその演技の全てが脳裏に焼きついてしまって夢に見そうな程にキョーレツな継母役でした。そして川崎麻世@王様、寿ひずる@王妃様、橋本さとし@宮廷大臣、デーモン小暮閣下@魔法使い…と言った他のキャスティングのハマリ具合もなかなか良かったです。ただ、アンサンブル好きにとってはナンバーがソロやデュエットばかりだったのがちょっと物足りなかったんですが、マントをひるがえす所作まで堂に入った井上君の王子様っぷりがあまりにもお見事だったので、それだけでも観た甲斐はあったかもしれない。井上君、正真正銘の現役男子学生だと言うのに、ヴィジュアル的にはまるでヅカの男役のようでしたよ…!そして日本公開を首を長くしてお待ちしておりました『英雄(HERO)』を30日(土)に鑑賞。以前、ジェット・リーのインタビュー記事に「アクションは物語の中の要素でしかない」と書いてあったのを読んでも、実は半信半疑な気持ちだったんですが、実際に観てみたら確かに間違いなくホントにそうでした。あんな超ハイレベルな武術や圧倒的な群集シーンが、結局は話の中の一要素でしかないと思えるなんてスゴ過ぎる。ハイレベルだからこそ、余計に精神面重視のテーマ性が際立ったのかな…?特にトニー・レオンとマギー・チャンのクライマックスでの対決シーンがホントに美しかったです。そして自分が漢字の持つ叙情性を理解することが出来る国の人間で心底良かったなと。ところで、初めて残剣の名前の由来になっている剣を見た時、思わず「…折れたる剣…」と心の中で呟いた自分は、どうにも救いようのない指輪バカでした(爆)。だ、だってホントに折れたる剣だったんだもん!(汗)しかもそれでカッコ良く戦ったりされた日には…(滝汗)。ちなみに個人的にはトニー・レオンは髭面の方が圧倒的に好みです。そして相変わらずジェット・リーはストイックなキャラクターで恋愛ドラマには絡んでこないのねと(笑)。とにかくジェット・リーにもトニー・レオンにもマギー・チャンにもチャン・ツィイーにもドニー・イェンにも秦王役のチェン・ダオミン氏にも、そして大自然の残る中国大陸やホンモノさながらの撮影基地、音楽や美術に至るあらゆるものに魅せられ、期待に違わぬメイド・イン・チャイナならではの美しさに思わず涙してしまった映像世界でした…!
2003/09/06
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とりあえずアップ出来た、昨日の続きの鑑賞記録第二弾。9日(土)には『アレクサンドロス大王と東西文明の交流展』を鑑賞。個人的に1番面白かったのは、ギリシャ系神像がインドや中国を経由して日本の仏教美術にも影響を与えていたと言う具体例。ヘルメス神が毘沙門天像や大黒天、北風のボアレス神が風神、ヘラクレス神が執金剛神、テュケ女神が鬼子母神…と言った具合に。それにしてもこう言う美術展を観るとつくづく思うのが、少なくともギリシャ神話についての知識はあるにこしたことはない、と言うこと。西洋美術にはキリスト教の知識が欠かせないけれども、それと同じぐらいにギリシャ神話も欠かせないと思う。ただ観ているだけでもその造形にホレボレとしたり面白がったりして楽しいけれども、もっと自己満足度を上げたいのならこの虫食い状態のあやふやな知識をどーにかしないと…。本当は、「この彫像、ジャン・レノに似てない!?」とか言ってるだけでも十分、楽しいんですが(爆)。同日にはまた原宿まで移動して土曜講座『北斎と広重の名所絵』を聴講。広重が風景そのものを描いたのに対し、北斎は橋なら橋、滝なら滝、富士山なら富士山と一つのものを多方面から観察して描くことに力を注いでいたので、そもそも同じ“名所絵”として比較するのはいかがなものか?と言った結論から始まった浮世絵講座でした。確かに言われてみればそうかも…。一緒に聴講していたあさこ山さんが、「北斎はちょっとマニアック過ぎ」と言っていたのがおかしかった。どちらにしろどちらの絵も人を魅了してやまない面白さを持っていることに変わりはないと思うんですが、浮世絵は印象派などの西洋美術にも色々と影響を与えているので、北斎や広重の名所絵の他にも、写楽や豊国の役者絵とかについての講座もいずれ聴講してみたいです。『レ・ミゼラブル』の鑑賞記はもういい加減キリがないので(…)、まとめて記載。10日(日)は別所哲也(ジャン・バルジャン)、岡幸二郎(ジャベール)、笹本玲奈(エポニーヌ)、井料瑠美(ファンテーヌ)、剱持たまき(コゼット)、山本耕史(マリウス)、三遊亭亜郎(テナルディエ)、峰さを理(テナルディエの妻)、吉野圭吾(アンジョルラス)、吉武怜朗(ガブローシュ)、伊藤俊彦(グランテール)。12日(火)は山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、内野聖陽(ジャベール)、坂本真綾(エポニーヌ)、井料瑠美(ファンテーヌ)、剱持たまき(コゼット)、岡田浩暉(マリウス)、三遊亭亜郎(テナルディエ)、峰さを理(テナルディエの妻)、坂元健児(アンジョルラス)、局田奈都子(ガブローシュ)、阿部裕(グランテール)。19日(火)は山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、高嶋政宏(ジャベール)、笹本玲奈(エポニーヌ)、高橋由美子(ファンテーヌ)、河野由佳(コゼット)、岡田浩暉(マリウス)、駒田一(テナルディエ)、峰さを理(テナルディエの妻)、吉野圭吾(アンジョルラス)、局田美都子(ガブローシュ)、阿部裕(グランテール)。この3日間での初鑑賞キャストは、岡ジャベール、笹本エポニーヌ、吉武ガブローシュ、そして高嶋ジャベールの4人。岡ジャベは年をとっても声がちょっと若い感じで、アンドロイドのように無機質かつ冷酷な感じのするジャベールだなぁと思っていたら、後日、朝日新聞の芸能欄に「ストーカーのようだ」と批評されていて驚愕。職務に忠実なジャベールの行動も、演じる人間や観る側によってはストーカーに見えてしまうのか…。そして高嶋ジャベも未だかつて観たことのないようなジャベール像でそちらにも驚愕。権力や名誉を重んじる策士としての捉え方からなのか、自分の正体を偽る為とは言え、まるで悪徳商人のような腰の低さで、学生達に取り入ろうとする演技にはどうコメントしたら良いのやら(汗)。ある意味、今後、二度と観ることは出来ないかもしれない貴重なジャベール像だったのかも…。とりあえず自分なりに4人のキャストを比較した結果、今ジャベが1番スタンダードなジャベール像を演じていたような気がする。笹本エポは歌声はなかなか良かったけれど、何だか怒りんぼなエポニーヌだった。自分の思い通りにならないと子供が駄々をこねている風にも見えなくもないと言うか、報われない片想いをしている女の子の健気さや可愛らしさ、惨めな境遇に対するどうしようもない哀しさの表現がイマイチ物足りなかったな。吉武ガブは、演技力そのものは局田ガブに及ばなかったけれども、年齢的にはまさにガブローシュだったので年相応の演技が良かった。特にバリケードで学生達が笹本エポを担ぎ上げて運ぼうとするシーンで、物言いたげな表情で吉野アンジョの腕にまとわりつく様子がむちゃくちゃ可愛らしかった♪その吉武ガブを気遣うように、ゆっくりとその場から退出を促す吉野アンジョのリアクションも優しげで良かったなぁ。この吉武ガブに加えて、歌声的にもビジュアル的にも、山本マリウス・吉野アンジョ・伊藤グランテールの組み合わせは今公演で自分が観た中では1番バランスが取れていて好みだったわ!…良かった…やっと21世紀版アンジョルラスで自分的見所が発見出来たよ…(涙)。文句を言いつつもしつこく何回も観に行った甲斐があったわ!(<しつこ過ぎ)相変わらずカリスマ的魅力は弱かったけれども、この組み合わせだと世話の焼ける弟達を根気よく面倒見る長男のような苦労性のリーダーに見えるところが最大のポイント。我ながら鑑賞ポイントが間違っているような気がするけれども、おかげでどうして自分は坂元アンジョがダメだったのかがようやく解明。坂元版の場合は全ての行動が爽やかな体育会系のノリなので、自らの命を賭けても腐った体制と戦おうとするリーダーの悲哀が全く感じられないんだよな。根本的に、学生革命家って文化系要素の方が強いと思う。あとは、どうしてもビジュアル的にイメージに合わなくて…(汗)。坂元さん、ごめんなさい…(苦)。書き込み量オーバーの為(…)、残りの鑑賞記は明日へ続く。
2003/09/05
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合計12件分をまとめて記載。9日(土) 『アレクサンドロス大王と東西文明の交流展』 東京国立博物館 土曜講座『北斎と広重の名所絵』 浮世絵太田記念美術館10日(日) 『レ・ミゼラブル』(5回目) 帝国劇場11日(月) 『踊る大捜査線2』(2回目)12日(火) 『レ・ミゼラブル』(6回目) 帝国劇場17日(日) 『CHICAGO』 東京国際フォーラム19日(火) 『レ・ミゼラブル』(7回目) 帝国劇場20日(水) 『八月納涼歌舞伎/第一部~第三部』 歌舞伎座21日(木) 『ふたり』 スペース・ゼロ27日(水) 『阿修羅城の瞳』 新橋演舞場29日(金) 『シンデレラ・ストーリー』 青山劇場30日(土) 『英雄(HERO)』………や、やっと書けた…(汗)。7月後半から8月にかけて、映画やら芝居やら美術展やらを鑑賞する合い間に、友達と夜遅くまで飲んだり泊まりがけで遊んだり初めて山陰まで旅行をしたりと、未だかつてない程に遊びに遊びまくった濃度の濃過ぎる夏だった…(しみじみ)。おかげでサイトチェックもままならず、途中、リアルタイムで鑑賞日記を書くことを思い切りよく断念(苦)。その上、パイレーツ・オブ・カリビアンのノベライズを読んだり、ホーンブロワーシリーズの小説を読み始めたりして18世紀の船舶関係の面白さに魅せられたり、出雲や松江に行ったおかげで、日本神話や小泉八雲についてもっと詳しく知りたくなったり、UK版TTTのコレクターズエディション版DVDに収録されていたSEE版TTTや劇場版RotKのメイキング映像を観て、次の冬にも必ず海外脱出をしようと固くココロに誓ったりと、ミーハー根性から端を発したトリビア的好奇心に、更に磨きがかかってしまう始末(…)。もっと将来なり人様なりに有益だろうと思われる事柄に時間を費やすことは出来んのか、自分(呆)。そんなイマサラな自問自答はあっちに置いといて、とりあえず時間のあるうちに鑑賞記をまとめておかないと(汗)。この続きは明日…アップ出来るのか?(謎)
2003/09/04
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