仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.01.15
XML
カテゴリ: 教育
朝日新聞 記事 によると、大都市圏では私立中高一貫校で高校の募集停止(いわゆる完全中高一貫)が相次いでいるという。1都2県(千葉、神奈川)ではここ5年間に私立中学(中等教育含む)は定員を1000人増やし、私立高校は7000人以上減らした。愛知や関西も同様。

6年一貫で進学実績を伸ばしたいという思惑と、高校からの入学組に対応して進度を変える手間を省くため、だという。少子化を背景に、優秀な生徒を囲い込む私立の流れが加速しているということだろう。相対的に数が多くなり生き残りが課題の女子校に特に目立つ。中堅進学校が公立の滑り止めを脱皮する狙いもあるそうだ。

1都3県(埼玉含む)では今春の中学入試は、5万2500人で、小学6年生の6人に1人が受ける見通しで、過去最高だった今年度をさらに若干上回るそうだ。県立千葉中の開設(県立千葉高校に併設)など公立の一貫校も増えており、公立を合わせると受験者は6万を超えるとも。こうした中学受験ブームも追い風になっている。

もっとも高校募集停止には問題もあって、似た境遇の生徒がずっと一緒のため社会性の欠如を心配する声もあるそうだ。
------------
ザッとこんな記事だった。

東北の教育事情は首都圏などとはだいぶ異なるが、それでも中高一貫校の台頭の兆しは、あるように思う。

ところで、中高一貫教育には、3つのタイプがある。(例示した学校のクラス数は1学年あたり)


 東北を中心に例を挙げれば、
  仙台育英学園秀光中等教育学校(私立、前期3クラス、後期2クラス)
  新潟県立津南中等教育学校、群馬県立中央中等教育学校
(2)併設型の中学校・高等学校
 (高校入試を行わずに同一の設置者による中学と高校を接続)
 例 宮城県立古川黎明中学校・高校(中学2クラス、高校6クラス)
   青森山田中学校・高校(私立、中学2クラス、高校11クラス)
(3)連携型の中学校・高等学校
 (既存の中学校と高校が,教育課程の編成や教員・生徒間交流等の面で連携を深める。)
 従来の私学の中・高併設タイプではなくて、近年主に公立中・高間で取り組まれるもの。
 例 軽米高校・葛巻高校(岩手) 志津川高校(宮城)

説明 )。中等教育学校なる制度が我が国に導入されて10年近くになるが、制度改革による多様化としての機会提供という意味にとどまらず、教育の成果としても評価を受けつつあるようだ。

東北では、中等教育学校としては仙台育英学園秀光(平成15年度、前期全学年9+後期全学年6クラス)。

併設型では、私立で
 青森山田中学校+高校(平成13年度、7+33)
 弘前学院聖愛中学校+高校(平成18年度、4+18)

 桜の聖母学院中学校+高校(平成18年度、6+13)
公立では、青森県、宮城県、秋田県(2ペア)、秋田市、福島県が設置済み。
----------
青森県 県立三本木高校附属中学(平成19年度 学年2クラス)+三本木高校(全20)
宮城県 県立古川黎明中学校(平成17年度 2)+古川黎明高校(6)
秋田市 市立御所野学院中学校(平成12年度 4)+御所野学院高校(2)
秋田県 県立横手清陵学院中学校(平成16年度 2)+横手清陵学院高校(設置母体校は県立横手工業高)(5)
秋田県 県立大館国際情報学院中学校(平成17年度 2)+大館国際情報学院高校(設置母体校は県立大館商業高)(5)
福島県 福島県立会津学鳳中学校(平成19年度 3)+会津学鳳高校(6)がある。
----------
さらに、平成20年度以降では、仙台市が東北初の公立中高一貫校を開設し(21年度)、また併設型は宮城県立(仙台市、仙台二女高を母体)、岩手県立(一関市、一関第一高を母体)で設置を予定している。私立では、岩手中学校・高校(21年度)。

宮城県でいうと、古川黎明は今春に初の高校卒業生を輩出する。その進路状況が注目される。また、進学校として着実な大学合格実績を挙げている古川学園も中学校を開設予定で先日入試があった。古川学園中学校が上記の文部科学省サイトに出ていない理由は調べていないが、進学校に進めるというメリットは大きいだろう。初年度ということで倍率は高くなかったようだが、やがて人気が出るのではないだろうか。

東北の中高一貫教育の成果と評価はこれからだが、見守っていきたい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.01.15 22:40:11コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re[1]:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 荒巻昭和人さんへ コメントありがとうご…
荒巻昭和人@ Re:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 団地名なつかしいですね。広告に使われて…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: