仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.07.28
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カテゴリ: 東北
カツオは鎌倉時代から刺身で食されていたようで、死後のいたみが早いことから以前はゆでて固くしたり干しカツオとして食したと思われるが、「徒然草」には鎌倉地先の新鮮なカツオの記述がある。室町時代には鰹節も文献に見える。

マグロも古代から広く海沿いの地方で消費されていたと考えられるが、中世以降、支配階級にとって、タイやヒラメに対して赤身の魚は価値が低かった。マグロが広く武士階級にまで食されるのは、江戸時代後期と言われる。カツオに比べてマグロは好まれず、しかもトロは戦前まで赤身に対して人気がなかった。

北大路魯山人の著には(1930年、魯山人味道)、大トロは寒い時分に東京人がネギと一緒に煮てすき焼きのようにして食うもの、と記している(1930年、魯山人味道)。大正時代には中トロが好まれたようだが、昭和になってもマグロ自体がいまだ下手の扱いで、「もとより一流の食通を満足させるものではない。 いかに最上の宮古まぐろと言ってみても 、高の知れた美味にすぎない。」

ここで、三陸の宮古のマグロが最上とされている。戦前は冷凍設備もなく、脂の多い魚は鮮度落ちが早く下等とみられたのだろう。

今なら大間だろうが、当時は宮古だったようだ。

■阿部宏喜『カツオ・マグロのひみつ 驚異の遊泳能力を探る』恒星社厚生閣、2009年 から

今は宮古でマグロと連想する人は、いるだろうか。宮古の水産というと、サケとか、ウニとかいう印象だが。

宮古市ホームページの水産課をのぞくと、(まずはオットセイのタロちゃんの話題に目が奪われますが、本州最東端宮古市魚市場の水産カレンダーがある。たしかに、クロマグロは出ていた。6月7月が最盛期。





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最終更新日  2010.07.28 06:31:46
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