仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2015.03.13
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カテゴリ: 宮城
女川の海上、江島群島の足島は、ウトウの繁殖南限地だそうだ。この無人島には、花崗岩の岩礁地帯はウミネコが、上部の土壌地帯はウトウと、2つの集団に分かれて何千羽の大群がつく。蛇や野ネズミがいないので繁殖地としての条件が良いのだ。

ウトウの餌はコウナゴやメロウド。海中にもぐるウトウの群れに追われて、コウナゴが密集して海面に盛り上がる。これをウミネコが狙って舞い降りる。それをみて漁師がすくい上げる漁法があるという。

東北でウトウというと、青森市の善知鳥神社が有名だが、そもそもウトウ、ウドとは洞穴のことで、宮崎県の鵜戸神宮も関係があるそうだ。鳥のウトウは、横穴に営巣するからこの名が付いたという。

宮城県にもあるが、ウトウ沼(坂、堤)などの地名も、こうした穴と関係があるらしい。

七ヶ浜町松ヶ浜に謡(うとう)があるが、全国的に両側に山が迫る坂道をいう例があるそうだ。

足島にもどるが、「陸前江ノ島のウミネコおよびウトウ繁殖地」として天然記念物とされている。宮城県のサイトによると、ウトウは特に足島に多く、1m以上もある横穴を掘って中に1卵を産む。繁殖期は5月~7月、とある。

ウミネコ Larus crassirostris(かもめ科) ウトウ Cerorhinca monscerata(うみすずめ科)

■三原良吉『郷土史仙臺耳ぶくろ』(宝文堂、1982年)などを参考にしました。





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最終更新日  2015.03.14 23:22:47
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