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荒井由実さんの「14番目の月」を久々にアナログ盤で聴いた。今日は帰って来てから映画3本観て、アルバム2枚聴いた。映画は最初に「ハリーの災難」をBlu-rayリマスター盤で観て、次にクロード・フランソワの伝記映画「最後のマイ・ウェイ」をBlu-rayで観て、ルチオ・フルチ監督の名作「墓地裏の家」の最新リマスターをBlu-rayで鑑賞。その後、Bump of Chickenの「The Living dead」を聴いて、最後に「14番目の月」を聴いた。「14番目の月」はアルバム通してあまり聴くことがない方かも知れない。単曲で聴く曲は多く入ってるアルバムではあるのですが。このアルバムを初めて聴いた時はまだ小学生だったけど、ジャケットの印象もあってサウンドが華やかになったと言うような感じがしたように思う。プロデューサーがこのアルバムから松任谷正隆さんになったからなのだろうか。(編曲に関しては2ndアルバムから全て正隆さんが担当していました)1976年ならもうアリスのコンサートには何度も通い始め、アリス自体も「ALICE V」を発売して、より充実してきてチケットもかなり取りにくくなってきた頃。A面1曲目「さざ波」2曲目「14番目の月」3曲目「さみしさのゆくえ」4曲目「朝陽の中で微笑んで」5曲目「中央フリーウェイ」B面1曲目「何もなかったように」2曲目「天気雨」3曲目「避暑地の出来事」4曲目「Good luck and Good bye」5曲目「晩夏 (ひとりの季節)」LPの歌詞カードをじっと見ながら聴いてると、本当に凄いな!と何度も思える所があった。メロディーの凄さにも歌詞の凄さにも鳥肌でした。前にも書いた事があったと思うけど、自分はB面1曲目「何もなかったように」を聴くと反射的に涙腺が緩む。昔から好きだったけど、本当にこの曲の凄さがわかったのは、何年か前のこと。自分が飼ってた犬ことを思い出すのも、もちろんあるけど、それ以上に言葉の一つ一つの凄さに胸の奥が熱くなってくる。ユーミンが飼ってたシェパードが亡くなった事への想いを丁寧に綴った歌詞。「♪本当の光に満ちてた頃が いつかを知るのは 過ぎ去ったあと」これは生きて行く上で全ての事に当てはまっていて、歌詞カードのここの文章だけがいつも光って見える。最近のインタビューで「死」と言うものは、いつも自分の曲には隠れてるというような事を語っていましたが、自分もユーミンの曲ほど「死」をいろんな形で気づかせてくれる曲はないと思ってる。もちろん「生」も強く前に出しているのが前提ですが。ユーミンの重く冷たい曲は、多分、浅川マキさんや山崎ハコさんの曲よりも重暗いのかも知れない。それ以上にやんわりと暖かく包み込むような応援歌が多くあるのでいいバランスで聴ける。いろいろ書きながら、今すぐにでも聴きたいユーミンの曲は、「Forgiveness」「シャンソン」「永遠が見える日」「ダンスのように抱き寄せたい」「GREY」「離れる日が来るなんて」「丘の上の光」「Midnight Scarecrow」「情熱に届かない」「宇宙図書館」「砂の惑星」「Autumn Park」今、頭に浮かんだ曲を書き出したら、ホントにめちゃくちゃ良い!自画自賛。この曲順のままプレイリスト作って、この12曲を聴きながら今夜中に終わらせないといけない仕事の残りの作業しよう。「何もなかったように」の事だけで終わってしまいそうなので・・・。1曲目「さざ波」はメロディーの凄さに引き込まれてしまう。やっぱり天才だ。アレンジも軽いラテンで心地よくていつ聴いても新鮮に思える曲です。2曲目「14番目の月」はライブのアレンジでの仕掛けが染み付いてるので、スタジオ盤を聴くと、これがオリジナルアレンジだったんだ・・っていつも思ってしまう。3曲目「さみしさのゆくえ」は大人になってから、より好きになった曲。ビッグバンドの演奏で聴きたくなるようなジャジーな感じも好きです。「♪心の翳(かげ)は誰にもわかるものじゃないわ」「♪他人の淋しさなんて救えない 夕陽に翼を見送る」の歌詞は10代の頃からいつも感じてた事。4曲目「朝陽の中で微笑んで」はシアトリカルな世界を感じる。この曲に関してはいろんな解釈があるようですが、自分もいろんな風に考えてしまう曲。歌詞もメロディーもアレンジも凄すぎる曲。10代の頃は大きすぎて恐怖さえ感じる曲だった。5曲目「中央フリーウェイ」が「朝陽の中で微笑んで」の次に流れ始めると徐々に深い霧が晴れてくるような感覚になる。改めてアレンジの凄さに鳥肌が立つ曲。B面1曲目「何もなかったように」は最初に散々書いたので^^;2曲目「天気雨」 この曲が好きな人が多い。自分ももちろん好きな曲。メロディーが天才すぎる。3曲目「避暑地の出来事」 この曲のファンも多いように思う。最高にカッコいいサンバ曲。ブラスアレンジのカッコ良さも最高!「シエリト・リンド」がこの後に普通に流れ出しても何の違和感もない^^4曲目「Good luck and Good bye」は岡崎友紀さんに提供した曲。5曲目「晩夏 (ひとりの季節)」も美しい色や風景が頭の中に次々と流れて去って行く。頭の中を映像が流れ続けて不思議な世界に入り込むような感覚になれる曲。ちょうど今の季節に聴くと、トリップしやすいかも。もうね、やっぱりユーミンは天才ですわ。
2022年09月21日
やっと「スリープレス」がBlu-ray化された!(オリジナルタイトルは「NON HO SONNO」 )VHSビデオパッケージ風のジャケットは・・・。ジャケットはやや不満だけど内容は最高。アルジェントの映画の中でもベスト5に入るほど好きな作品。マックス・フォン・シドー主演ってだけでも大満足なのに、原点回帰的な作風でテンポも良く、この映画のために再結成したゴブリンの音楽も最高!2002年に発売されたDVDと比べると、映像も劇的に美しくなり、音も鮮明。そして!アルジェントの2021年最新インタビュー収録!これはこの日本盤Blu-rayのみの特典。映画の事は何度も書いたような気がするので簡単に。1983年にトリノで起きた連続殺人事件の担当刑事だったマックス・フォン・シドー演じるウリッセ・モレッティは17年後に再び同じ手口での連続殺人が起きた事で引退してたはずの刑事なのに調査を始める。昔の童謡のストーリーに沿って起きる殺人事件。(この童謡は娘のアーシア・アルジェントが作った農場を舞台にしてるかなり残酷な曲)幼い頃にその童謡の絵本のトラウマによって殺人鬼が生まれてしまった。と、超簡単に書くとそんな話。まだ観た事ない人にはヒントになる事も書かない方がいいので。冒頭の場面は1983年母親を殺人鬼に目の前で殺された子供と話すシーン。この子供が17年後にトリノに戻ってきて、ウリッセ・モレッティ刑事と共に謎を解いて行く。列車を貸し切って、終電後から始発まで夜中じゅう撮影された緊迫感と圧迫感のある場面!ここはゴブリンの音楽も強烈にカッコいい場面。17年後の現在の場面でのマックス・フォン・シドーが登場するシーン。さくらんぼを口に含みながらの名演技。日本盤のみに収録されている2021年アルジェントのインタビュー!2002年時に話した事の繰り返しも多いけど、新たに語る真実的な物もあってアルジェントファン必見!世界的な巨匠ダリオ・アルジェントでもマックス・フォン・シドーと仕事するの夢だったそうです。一人暮らしの老人とペットとの関係もアルジェントの映画にはいくつか登場します。ガブリエレ・ラヴィアは3度目のアルジェント映画出演「Profondo rosso」(サスペリア2)で、あの!カルロを演じた俳優です。「Inferno」ではすぐに殺される役でした。バレエの場面の劇場は「Profondo rosso」(サスペリア2)での冒頭のあの劇場です。アルジェントの最新作「Occhiali neri (Black Glasses)」はまだ観られていない。日本公開はないのだろうか?映画館で上映しなくてもBlu-rayで早く出して欲しい。イタリア、フランスでは2月に公開されています。サントラ盤も最高です!殺人のテーマである各動物ごとの音楽も楽しめる。「白鳥の湖」も美しくて素晴らしい映像です。
2022年09月20日
大型台風14号が猛威を振るい九州を北上…そして東へ。昨日の昼までは福井に行くつもりだったけど、夕方にJRのHPで19日のサンダーバードは昼から運転取りやめになったと発表。この時点で友人にも連絡して行くのをやめる事にした。久しぶりにサンダーバートに乗って景色を眺めながらのんびり福井に行くの楽しみにしてたのに。夜、飲みに行く場所も何箇所かはしごするつもりだった。今日、福井に行く目当ては・・・『ハーモニーホールふくい 開館25周年記念公演 ミュージカル「雪の女王」』を観劇する事でした。水夏希さんは雪の女王役。管弦楽の演奏も楽しみだったし、どんな演出で上演されるのかも楽しみだった。多分、公演自体は普通に上演されたのだろうと思う。今頃、見終わって友人と福井の地酒飲みながら、へしこでも食べてたのかも。でも、無理して行かなくて良かった。風も雨も凄いし、家が心配になってたと思う。外にも出られないので、久しぶりに水夏希さん主演の「星影の人」でもDVDで観ようかと・・・。水夏希さんが演じた沖田総司は最高だった。あの時の配役も凄く良かった。中日劇場まで観に行ったのを思い出す。それまでも水夏希さんも好きだったけど、トップになってから急速にハマっていった。水夏希さんがトップスターの時の雪組公演は全てハズレなしだった。海外ミュージカルも1本だけで、あとはオリジナル作品がほとんどだったのも最高です。特にショーは今でも何度も観るけど飽きることがない。どの作品もS級クラスのショーでした。チケットは記念に持っておこうと思う。凄い低価格なのも驚いたけど。サンダーバードのチケットは多分、払い戻しできるように思う。「雪の女王」には関係ないけど。アンドレ役の水夏希さん(退団写真集から)沖田総司役水さんトップの雪組は正塚晴彦先生の作品との相性が凄く良かった。
2022年09月19日
杉田二郎さんの1972年10月5日発売のアルバム。ジローズ解散後、初のソロアルバム。2017年4月に発売されたリマスターCD。今日はそのCDで聴いていた。 編曲は全曲ヘッドアレンジ1曲目「あの扉をあけて」 作詞 及川恒平さん 作曲 杉田二郎さん2曲目「君は眠る」 作詞 山川啓介さん 作曲 杉田二郎さん3曲目「人力ヒコーキのバラード」 作詞 山川啓介さん 作曲 杉田二郎さん4曲目「孤独の広場」 作詞 山川啓介さん 作曲 杉田二郎さん5曲目「まわらない木馬」 作詞 ささきゆうこうさん 作曲 杉田二郎さん6曲目「若いというだけで」 作詞 泉谷しげるさん 作曲 杉田二郎さん7曲目「ひとりになれば」 作詞 及川恒平さん 作曲 杉田二郎さん8曲目「憂世」 作詞 鈴木康広さん 作曲 杉田二郎さん9曲目「春は寂しいネ」 作詞 吉田拓郎さん 作曲 杉田二郎さん10曲目「夕ぐれ時計」 作詞・作曲 杉田二郎さん11曲目「あるがままに」 作詞 左真樹さん 作曲 杉田二郎さんボーナス1曲目「突然」 作詞 阿久悠さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 青木望さんボーナス2曲目「知らずにいたなら」作詞 阿久悠さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 青木望さんこのアルバムの中でダントツに一番好きな曲は10曲目「夕ぐれ時計」です。唯一の杉田二郎さん本人の作詞の曲でもあります。この曲の雰囲気やメロディー、歌詞全てが10代の頃から大好きだった。二郎ちゃんとガロのトミーこと日高富明さん、2人のアコギに、吉川忠英さんのバンジョー、高中正義さんのドブロのソロとオブリ、岡沢章さん、チト河内さんのリズム隊。杉田二郎さんの優しさが滲み出るようなほんわかのんびりと平和な曲。穏やかな空気が流れてる温かさを感じる曲。昔も今も変わらずにこの曲の雰囲気はたまらなく好きです。(ガロの日高富明さんは36年前の9/20に36歳の若さで亡くなりました)このリマスターアルバムの目玉はボーナストラックの2曲が収録されている事。特に「知らずにいたなら」は完全初CD化!「突然」は阿久悠さんの歌詞が素晴らしいのと二郎ちゃんのつけたメロディーの美しさ。そして!青木望さんのこの曲の編曲がめちゃくちゃ好きでよく聴いた。このボーナストラックの2曲は1970年12月10日発売のソロとしてのデビューシングルです。二郎ちゃんの歌い方もそれまでと少し違うように感じられる。重さを出すように発声してるように思う。「知らずにいたなら」はパンプオルガンで厳かな感じで始まる曲。この歌詞は阿久悠さんの原点という感じがする。作詞家デビューして5年目の阿久悠さんが書いた歌詞。まだ代表作と言われるヒット曲を出していなかった頃です。この「知らずにいたなら」は阿久悠さんのこれから歌詞を書いて行く核のような物があるように思う。この曲も二郎ちゃんの歌い方も青木望さんの編曲も最高です!4曲目「孤独の広場」がその次に大好きな曲。この曲はオフコースの二人のコーラスが楽曲により深さを与えてるように思える。オフコースのコーラスは当時、いろんなアーティストでも入ってるけど、聴くとすぐにオフコースのコーラスだとわかるのが凄い。高中正義さんのEギターのソロやオブリも凄く良い!3曲目「人力ヒコーキのバラード」に関しては、自分はシングルバージョンの方がダントツに好きなのでこのアルバムバージョンの印象は薄い。シングルバージョンはシンプルすぎるアレンジかも知れないけど、二郎ちゃんの声とオフコースの二人のコーラスが前に出てて気持ちよく聴ける。アルバムバージョンのストリングスはあれはあれで良い感じなんだけど…。7曲目「ひとりになれば」の雰囲気も心地よくて好きな曲。歌詞もメルヘンチックで、この曲でもオフコースの二人のコーラスの効果でよりメルヘン色を強めていて良い感じです。この曲ではガロのトミーこと日高富明さんがEギターソロを弾いています。ギターマニアとしても有名な日高富明さんの拘りが感じられる。8曲目「憂世」は軽快なアップテンポナンバー。オフコースの初期の曲のようにも思える。オフコースの二人のコーラスがかなり前に出ている曲です。Eギターの派手なソロは高中正義さん。作詞はオフコースの鈴木さんです。
2022年09月19日
1969年にコロムビアレコードが全40種類「STAR MINI DELUXE」シリーズとして発売した企画物シングル。このシリーズの仕様が好きでいろいろと集めています。ハードカバージャケットにミニポスター付き、ジャケ写もシングルジャケットのカット違いなどが多く貴重なイメージ。A面1曲目「出世街道」 作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん2曲目「恋は神代の昔から」 作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さんB面1曲目「歌こそわが人生」 作詞 古木花江さん 作曲 市川昭介さん2曲目「ちょうど時間となりました」 作詞 星野哲郎さん 作曲 市川昭介さん 「歌こそわが人生」は、この4曲の中では一般には知られてない曲ですが、畠山みどりさんファンには人気のある曲。他の3曲ほど売れたわけではないけど、ライブでは外せない曲。畠山みどりさんが得意とする男歌の中でも、ひときわ男臭さを感じる楽曲です。A面はこの2曲の売り上げ合計で400万枚を超える超大ヒットした名曲です。一番人気は「出世街道」だと思いますが、自分はデビュー曲の「恋は神代の昔から」の方が好きで聴く回数も確実にこっちの方が多い。「恋は神代の昔から」をカラオケで歌うとわかると思うけど、歌い回しの難しさとリズムの取り方の難しさを感じると思う。三味線をかなり中心にした編曲も好きな所のひとつ。カッコいいアレンジです!「ちょうど時間となりました」はコンサートのラストに歌われる事が多い曲。この4曲の中で唯一のコミカルソングです。新曲が待ち遠しいのですが、なかなかそんな噂もなく…レコード会社に所属はそのままなので、60周年も過ぎてしまったけど、そろそろ新曲があるのではないかと期待してます^^
2022年09月18日
1976年11月6日テキサス州ヒューストンでのイーグルスのライブ。この日はグレン・フライの誕生日。そして発売前のアルバム「Hotel California」からの楽曲も2曲演奏された。この日の1ヶ月後にアルバム「Hotel California」が発売になりました。テレビ放映用に収録された音源なのでもちろんサウンドボード物。音質はブートにしたら文句なし。この日のライブの曲順はまったく違います。これが実際の1976年11月6日ヒューストンでのセットリスト1曲目「Take It Easy」2曲目「Outlaw Man」3曲目「Doolin-Dalton」4曲目「Desperado」5曲目「Lyin' Eyes」6曲目「Take It to the Limit」7曲目「Already Gone」 (Jack Tempchin cover)8曲目「One of These Nights」9曲目「Hotel California」10曲目「Wasted Time」11曲目「Midnight Flyer」12曲目「Turn to Stone」(Joe Walsh song)13曲目「Funk #49」(James Gang cover)14曲目「Good Day in Hell」15曲目「Rocky Mountain Way」(Joe Walsh song)16曲目「Witchy Woman」Encore17曲目「James Dean」18曲目「Best of My Love」(with J.D. Souther)19曲目「Walk Away」(James Gang cover)20曲目「Tequila Sunrise」「Hotel California」を初めてライブで演奏したのは10月15日 ASU Activity Centernから。11月6日は12回目の演奏。「Hotel California」から始まるセットリストは10月20日~22日のカリフォルニアでのライブ3daysのセットリストでその中の10/21のセットリストがこのCDのセットリストとほぼ同じです。アンコールまではこの日のライブ音源じゃないのかと怪しんでしまう。アンコールの4曲だけがグレン・フライの誕生日の音源じゃないのかと…。観客の歓声の音がアンコールから明らかにまったく違う。CDの曲順1曲目「Hotel California」2曲目「Lyin' Eyes」3曲目「Wasted Time」4曲目「Take It To The Limit」5曲目「Desperado」6曲目「Midnight Flyer」7曲目「Turn To Stone」(Joe Walsh song)8曲目「Already Gone」(Jack Tempchin cover)9曲目「One Of These Nights」10曲目「Funk #49」(James Gang cover)11曲目「Good Day In Hell」12曲目「Rocky Mountain Way」(Joe Walsh song)13曲目「Witchy Woman」14曲目「James Dean」15曲目「The Best Of My Love」(with J.D. Souther)16曲目「Walk Away」17曲目「Tequila Sunrise」演奏された曲目は「One Of These Nights」のツアーの時とほぼ同じで、そこに新曲2曲を加えた感じ。そして一番怪しいと思ったのは、このCDのセットリストに「Take It Easy」が入っていない事。1曲目じゃなければ、アンコールの一番最後に演奏してたはず。このブートCDで泣きそうに感動するのは3曲目「Wasted Time」です。オフィシャルの「Eagles LIVE」での「Wasted Time」は洗練されたアレンジと演奏に進化していますが、このブートCDではまだ数回しかライブでは演奏していない状態。生々しい歌唱と演奏と荒削りなライブアレンジ。Keyはハモンドが前面に出ています。物凄い好きな曲ってのもあるけど、このブートの「Wasted Time」を初めて聴いた時は泣いた。「Wasted Time」に続けて演奏される名バラード連続は反則だと思うほどに感動する。この時の「Take It To The Limit」めちゃくちゃ好きです。それだけでは終わらずに超名バラード「Desperado」がその次に控えています。普通ならバラード3曲続くと、だるく感じたりバラせば良いのにって思ってしまいがちですが、ここまで名曲だと3曲続こうが5曲続こうが納得させられて泣かされてしまう。1976年11月6日ヒューストンでの実際の曲順だと3連続で演奏されてるわけではなく、10月21日のカリフォルニアのライブならこのままの曲順で演奏されています。このCDの「One Of These Nights」の生々しさと重さも最高です。このままテレビ放映されたのならかなり荒いMIXです。自分はこれがいいけど、当時のテレビのスピーカーでこの音が流れたら割れまくってるようにしか聞こえなかったのかも知れない。この時の「Witchy Woman」も本当に最高です。そして多分、本当の11月6日のライブだと思うアンコールの4曲。J.D. Southerが飛び入りした「The Best Of My Love」は貴重すぎて鳥肌です。この日は「Tequila Sunrise」がラスト曲。この終わり方も良いな。1976年2月3日の大阪公演も「Tequila Sunrise」がラスト曲。来日公演の他の日は「Oh Carol」がラスト曲でした。このブートCDは安く手に入りやすいのでネットで探せば買えます。
2022年09月17日
フレディ・マーキュリーの1stソロアルバム「Mr. Bad Guy」からの第三弾シングルカット曲。本人のQUEENとして活動が行き詰った感と大手レーベルからの誘いもあってソロアルバムを製作する事にしたフレディ。QUEENファンの中ではいろいろ賛否両論だったこのソロアルバム「Mr. Bad Guy」ですが、自分はLP買ってきて初めて聴いた瞬間からハマってしまったアルバム。全曲フレディの歌ってのも魅力のひとつ。(QUEENの他のメンバーの歌唱も好きだけど、どうしてもフレディの歌ってる物ばかり 小学生の頃から偏って聴いてしまってた)A面「MADE IN HEAVEN」 Extended Remixこの曲が発売された10年後にQUEENの曲として再構築されて発表されました。アルバムタイトルも「Made in Heaven」を付けられた。当時はQUEENバージョンもよく聴いてたけど、結局はオリジナルのフレディのオリジナルしか聴かなくなった。1985年に聴きまくったバージョンがやっぱり耳に馴染んでるし、しっくりとくる。フレディの弾くピアノとリズム隊、ストリングスが中心になってる方がこの曲には合う。QUEENの方はギターがちょっとやかまし過ぎる感をどうしても感じてしまう。フレディはこのソロアルバムを作る時にギターの音は極力無くして、ピアノ、シンセ、打ち込みを前に出した音楽を作りたかったって話してたので、どの曲もほとんどギターが前に出る事はない。QUEENで言うなら「Don't Stop Me Now」。「Don't Stop Me Now」はアップテンポのロックナンバーなのにほとんどギターが入っていません。ピアノとリズム隊とボーカル。フレディはこんな曲もやりたかったんだと思う。ギターがほとんど入ってなくても今ではQUEENの代表曲のひとつになってる。ギターが入ってくるのが2コーラス目終わってからのGソロのみ。フレディはここもピアノソロにしかたったんじゃないかと思う。ライブではかなりギターが入ってくるようにアレンジし直されていますが・・・。「I Was Born To Love You」にしても自分は絶対的にフレディのソロオリジナルの方が好きです。「MADE IN HEAVEN」[Extended Remix]はヴォコーダーと生コーラスを合わせたような、神聖な感じで始まるバージョン。フレディが弾くピアノがしっかり聞こえるのが気持ち良い。このソロアルバム、全てのフレディの弾くピアノに鳥肌が立つ。どんなアクションで弾いてるのかも頭の中に浮かんでくる。Extended Remixはもちろん、アルバムオリジナルバージョンも最高です。この曲のPVも不思議な世界でQUEENの「It's A Hard Life」以上に強烈な世界。マエストロがタクトを振るとオペラハウスの幕が開き、そこには混沌としか言いようのない世界。このPVはMTVで録画してから数え切れないほど観た。フレディやQUEENのPVは誰も真似できないような独特な世界が広がるものが多い。ブリューゲルの絵画の世界のようにも感じる構図舞台上が豪雨に。みんなズブ濡れ。このPVにかけた制作費はとんでもない額らしい。B面1曲目「Made In Heaven」 [7” Remix version]イントロの低音を少しカットした感じで始まりますが、大幅に変わった感じはしません。PVで流れる音はたしかこっちの方だったと思う。2曲目「She Blows Hot And Cold」この曲はアルバム未収録の曲。QUEENの曲としてこのままのアレンジで収録しても何の違和感もない感じの曲。アルバムに収録された曲にエレキギターをここまでフィーチャーした曲はない。ボーナストラック用だったのか、ギターが全面に出たのでアルバムに入れなかったのかはわからない。これが良い曲なのでもったいない。Gソロも明らかにブライアンを意識したような音色とフレーズ。QUEENの次に出たアルバム「カインド・オブ・マジック」用にレコーディングしてもよかったと思える曲。レコーディングメンバーFreddie Mercury - Lead vocals, Piano, SynthesiserFred Mandel - Synthesiser, GuitarPaul Vincent - Lead GuitarCurt Cress - DrumsStephan Wissnet - Bass guitar, Fairlight CMI
2022年09月16日
1962年6月発売の島倉千代子さんのシングル。そうそう!この大好きな曲の事がかなり後回しになってた。島倉さんのオリジナルの中ではあまり有名ではない曲だと思うけど、島倉千代子さんの歌唱の良い所が全て詰まってるような楽曲です。歌詞もメロディも島倉さんの歌い回しも素晴らしい。A面「祭の夜は」作詞 関沢新一さん 作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さん島倉千代子さんの楽曲にしては少し毛色が違う珍しいタイプの曲です。民謡出身の歌手に作ったような印象の曲です。三橋美智也さんが歌っても合いそうな楽曲です。胸の奥が少しキュッとなるような哀愁と情景が浮かび上がってくる。母親、姉その弟の3人が暗くなりかけた山道を祭りの夜に帰っていく姿を想像すると胸が熱くなる。島倉千代子さんのオリジナル曲の中でもかなり上位に入る好きな曲です。B面「裏町の唄」作詞 関沢新一さん 作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さん「祭の夜は」の世界とは真反対のような悲しい夜の女の歌。「♪ソレ見てごらんよ」で1番、2番、3番とも始まる歌詞は悲しい女を憐れんでいるように悲しく冷たく歌う。24歳の島倉千代子さんは見事に大人の夜の女を歌っています。この曲もA面に負けないほどのクオリティの名曲です。
2022年09月15日
畠山みどりさんの1991年11月21日発売のシングル。この同じ年の7月に1962年の大ヒット曲2曲を初CDシングルカットで発売!「出世街道/恋は神代の昔から」で2枚のシングルを合わせた売上枚数は400万枚です!実際はもっと多くの枚数が売れてるいるようです。この2曲とも名曲中の名曲なので時代が変わっても残っていく曲です。 1曲目「千年杉」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 佐伯亮さんこの曲の事は、何かのアルバムの事を書いた時にも書いたような記憶があるけど、ま、いいか。イントロど頭のアレンジが最高です。強烈なインパクトある尺八演奏から始まります。そのあとの仰々しくHeavyなイントロも凄くイイ!石本美由起さんと遠藤実さんがタッグを組んで名曲が出来ないはずがない。そこに佐伯亮さんの編曲で良質な応援歌になっています。本物の応援歌を歌えるのは畠山みどりさんと水前寺清子さんがツートップだと思う。この曲をリリースした時の畠山さんは52歳。(現在は83歳です)2013年のリサイタルでもセットリスト入りしてる曲です。2曲目「漁り火酒場」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 佐伯亮さんカップリング曲ですが、この曲も人気曲です。50周年記念のリサイタルでは「千年杉」は歌われずに、この「漁り火酒場」がセットリスト入りした。「千年杉」とはまったく毛色の違う、切ない男と女の曲です。不倫の末に離れ離れになっていく悲恋ソング。この曲を歌う時は、純白のウエディングドレスでした。2012年のライブDVDから。
2022年09月14日
ゲイリー・ムーアの1989年のアルバム「After The War」にスペシャルゲストで1曲だけオジー・オズボーンが歌ってる曲があって、それだけ聴こうとiTunesで流してたら次の曲「The Messiah Will Come Again」もそのまま聴いてしまい、アルバム通して聴きたくなったのでアナログ盤を出してきてちゃんとした音で聴いた^^;オジーが歌ってる「Led Clones」はゲイリー・ムーアが当時のメタルシーンへの皮肉を込めて作った曲。ホワイトスネイクやキングダム・カムやグレイトホワイトや多くのバンドがこぞってあからさまなレッド・ツェッペリンのパクりをしてた事を皮肉って笑ってる曲。この「Led Clones」は最初聴いた時は爆笑してしまった。この曲をBLACK SABBATHのボーカルだったOZZYに歌ってもらったのもおもしろい。で、そんな事はどうでもよくて、この「After The War」のツアーのセットリストがこれから先のGary Mooreの活動を暗示してるかのような感じだった事を思い出した。少し前にこのツアーのブートDVDを手に入れてて(VHSで持ってるけど画質が最悪)、まだ観てなかったのを思い出して、それを観てた。自分が持ってるVHSの画質より確実に良いけど、このライブはフルセットリストで収録されていない点がかなり残念。イギリスのテレビ放映用に編集したもの。1989年3月9日のセットリスト★印がDVDに収録されてる曲★1曲目「After the War」 2曲目「Shapes of Things」 3曲目「Wild Frontier」 4曲目「This Thing Called Love」★5曲目「Military Man」★6曲目「So Far Away」★7曲目「Empty Rooms」★8曲目「Blood of Emeralds」★9曲目「Out in the Fields」★10曲目「Over the Hills and Far Away」Encore1 11曲目「Rockin' Every Night」 12曲目「All Messed Up」Encore2★13曲目「Johnny Boy」★14曲目「Parisienne Walkways」「After The War」のB面2曲目に収録されてる「This Thing Called Love」は外さないでほしかった。「Run For Cover」収録のHeavyなナンバー「All Messed Up」もDVDに入ってたら最高なのに。6曲目「So Far Away」~7曲目「Empty Rooms」はライブ盤「We Want Moore!」の時のそのままの構成。このバラード立て続けのこの構成は大好きです。そしてダブルアンコール2曲も静かに聴かせる曲でライブが終わるのも斬新。「Johnny Boy」は「Wild Frontier」収録の名バラードです。「Parisienne Walkways」はゲイリー・ムーア好きなら知らない人はいない曲。このブートDVDで特に圧巻なのは8曲目「Blood of Emeralds」です。「After The War」に収録されてる大好きな曲。ライブバージョンがまたやたらとカッコいい!たしかこの1989年のツアー、最終リハーサルも終わろうとしてた時に突然、ドラムのコージー・パウエルが抜けてしまいツアーの初日から10公演ほどがキャンセルになったんだったと思う。急遽、あの天才ドラマー!のクリス・スレイドが参加!クリス・スレイドの方が何倍も良いと思うから、結果的には大成功。ツアーの最終地、日本でのツアースケジュール。ツアーパンフよりツアーパンフ表紙「After The War」の広告
2022年09月13日
東京公演に引き続き、梅田公演も観劇。この公演はまだまだ何度も観たいと思える、最高に楽しめる作品でした。昨夜、Blu-rayでカトリーヌ・ドヌーヴ出演の映画版を久々にじっくり観てからの観劇だったので東京で観た時よりもさらに深く楽しむ事ができた。終演後にトークショーもありました。トークショーが付いてる事はまったく知らずにチケット買ってたので得した気分。久世星佳さん、真琴つばささん、珠城りょうさん、夢咲ねねさんの4人が出演。久世さんのクールな話が現役当時から好きだったので、生で久世さんの話しているのを観ることが出来て最高だった。あの頃の月組は涼風真世さんと久世星佳の二人を観るために劇場に行ってた。麻乃佳世さんも好きだったし、そして何より汝鳥伶さんの組長が最高に好きだった。作品の良さはもちろん、この8人だからここまで完成度の高い舞台を作り上げることが出来た。このままの8人で再演してほしい。もっと回数観たかった。次は少し映画版に近づけた演出にしてみるとかも、おもしろいかも。映画の中のいくつかある衝撃的なシーンを入れることは出来ないと思うけど…。今日の舞台も気持ちいいテンポ感で、この前観た時よりもより深く鮮烈に心と頭に刻まれました。キャスト全員の凄さを改めて感じたし、繊細な照明やSEなど演出も素晴らしい。明日の千秋楽のネット配信も観るつもり。Blu-rayで発売してくれると一番うれしい。映画版「8人の女たち」昔からカトリーヌ・ドヌーヴが出てる映画はとりあえず何でも発売されると買う。映画館で観ることもあるけど、Blu-rayやDVDで観ることの方が圧倒的に多い。今の映画館は面倒臭くて敬遠がち。いつでも、どの場面からでも好きな時に入れて自由席だった頃が良かった。シネコンになってから映画館で映画を観る回数が10分の1以下になったと思う。昔はあれだけ映画館に通い詰めてたのに。Blu-rayジャケット映画版はミュージカル要素もあって、ドヌーヴが歌って踊るのを観られるだけで最高です!何歳になってもカトリーヌ・ドヌーヴは自分にとっての最高の女優です。カトリーヌ・ドヌーヴ以上好きになれる女優はいない。小学生の頃からこれは変わらない。このブリオッシュの場面・・・水夏希さん最高すぎる!ドヌーヴ・・・美しすぎる!!!
2022年09月12日
二見颯一さんの最新アルバム。「颯~はやて1~」「「颯~はやて2~」は完全ミニアルバム扱いでしたが、今回は9曲収録なのでアルバム扱いになると思う。二見颯一さんのCDはシングルもアルバムも全て買って聴いています。中露半端な歌唱力感を感じてた昭和後期〜平成中期デビューの演歌歌手に比べ、(中にはズバ抜けて上手い人もいましたが…)今の若手演歌歌手は本当に歌が上手い人が多く、個性も豊かになってると思う。歌謡曲、演歌は昔からずっと聴いてるけど、2010年頃からおもしろくなってきた。中でも特に二見颯一さんの歌はお金出して買ってもいいかなと思える歌唱力。民謡出身の人の声はやはり魅力がある。それから二見颯一さんはyourubeで生配信してて、その中でアカペラで昭和歌謡、民謡などを歌っています。普通アカペラだと本当に上手くないと聞くに耐えないのですが二見颯一さんのアカペラは本当に素晴らしい。それに本当に20代の人なのか?と思うような選曲で驚かされる。昨日の配信でも(自分は生では観てなくていつもアーカイブで観てる)三波春夫さんを2曲、三橋美智也さんを2曲、そして民謡を2曲、最後にオリジナル曲を2曲と歌をたっぷり聴けた。これまでのミニアルバムにも自分が大好きな三波春夫さんの「雪の渡り鳥」や三橋美智也さんの「古城」「達者でナ」他にも春日八郎さんの楽曲や昭和の名曲をカバーしています。1970年代以降の演歌のカバーは結構誰でもしてるけど、40年代〜60年代の曲はそれほど歌われてないように思う。本当に歌が上手くないとカバー出来ない歌手が多かったのもあって、ちょっと歌が上手いぐらいの歌手には歌いこなせない曲だらけです。男性演歌歌手では三波春夫さん、三橋美智也さん、春日八郎さん、藤山一郎さん、東海林太郎さんフランク永井さん、岡晴夫さん・・・挙げきれないほどハンパない歌うまが多くいます。その次の世代では森進一さんがダントツに凄いと思う。個性の面でも歌唱力、声域の面でも。50年代〜70年代歌謡は、女性歌手の事の方が多く書いてますが・・・。畠山みどりさん、島倉千代子さん、水前寺清子さん、こまどり姉妹、坂本スミ子さんが特に好きなのでかなり偏って書いています^^;今回のアルバムのカバー曲もかなりしぶいところを突いてきました^^;1曲目「夢情の酒」 作詩:森坂とも/作曲:水森英夫/編曲:石倉重信2曲目「ごめんよ」 作詩:森坂とも/作曲:水森英夫/編曲:石倉重信3曲目「修善寺の夜」 作詩:たきのえいじ/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお4曲目「若竹」 作詩:保岡直樹/作曲:水森英夫/編曲:伊戸のりお5曲目「伊豆の佐太郎」 作詞 西條八十さん 作曲 上原げんとさん6曲目「星屑の町」 作詞 東條寿三郎さん 作曲 安部芳明さん 編曲 斉藤功さん7曲目「放浪のはて」 作詞 かず翼さん 作曲 水森英夫さん 編曲 斉藤功さん8曲目「長崎の夜」 作詞 日野浦かなでさん 作曲 水森英夫さん 編曲 竹内弘一さん 【ボーナス・トラック】9曲目「ただ、会いたい~母へ~」 作詞 にしかずみさん 作曲 西つよしさんカバー曲1曲目は5曲目「伊豆の佐太郎」です。凄いヒット曲なので知ってる人が多いのは当然ですが、歌い継がれていないので忘れ去られそうになってる曲でもあるような気がする曲。高田浩吉さんの大ヒット曲です!股旅物らしい軽快なナンバーで間違いなく名曲なのですが、この曲をカバーした人ってこれまでにいたのか?って思う。かなり渋いチョイスに思える。高田浩吉さんと言えば、よくカバーされるのはやっぱり「白鷺三味線」でしょう・・。この曲は知らない人は少ないと思うほど今でも歌い継がれて残って行く曲。二見颯一さんの「伊豆の佐太郎」、かなり良いですよ。昭和歌謡ファンなら必ず納得させられる歌唱だと思う。カバー曲2曲目は6曲目「星屑の町」です。これもやや変化球での選曲。三橋美智也さんの大ヒット曲ですが、1950年代の一連の作品とは少し異質なジャジーな演奏とムード歌謡っぽい雰囲気もある曲。自分はこの曲は三橋美智也さんの代表曲のひとつだと思ってるのですが意外にもあまり語られていない曲のような感じがします。他に大ヒット曲や三橋さんが歌った事で有名になった民謡など代表曲が多すぎるから仕方ないんだけど。この前「おさげと花と地蔵さんと」や「母恋吹雪」を聴いてたけど、三橋美智也さんのスコーンと抜ける声が、よけいに悲しい曲が辛く感じられ泣ける。やまびこボイスの二見颯一さんに「おさげと花と地蔵さんと」は合うと思う。歌中で「♪さようなら〜 呼べば遠くで さようならと」とやまびこエコーを掛ける演出がある曲です。そう言えば昨日の二見颯一さんの配信で三橋美智也さんの「ご機嫌さんよ達者かね」を二見さんがアカペラで歌ってました。三橋さんの「ご機嫌さんよ達者かね」自体がボーカルがかなり前に出てるレコーディングなのでアカペラが凄く自然に聞こえた。このアルバムのための新曲2曲の事を。7曲目「放浪のはて」は静かで悲しげな昭和古賀メロディのような深みのあるナンバー。アレンジが完全に1950年代後半って感じの渋い演奏。二見颯一さんの歌唱も最高です!ホントに歌が上手い!8曲目「長崎の夜」は1969〜73年の頃の森進一さんの曲のような印象の良い曲です。昭和歌謡のイイ部分をきっちり残したような正統派流行歌って感じです。このアルバム用の新曲2曲続けて聴いてると、歌謡曲全盛のキラキラしてた時代にタイムスリップしたような感覚になれる。ボーナストラックの「ただ、会いたい~母へ~」は西つよしさんの2010年発売の名曲。何かの曲を書いた時にこの曲の事も書いたように思うけど、親になる資格を持たない人が自分の子供をペット同様にしか扱うことが出来ずに自分勝手に不幸な子供を増やしてしまう。そんな事を考えさせられる曲。辛辣な描写はないのですが、かなりきつい曲です。このアルバムに入ってるシングル曲4曲の中では、自分はやはり「若竹」が一番好きです。「修善寺の夜」のカップリング曲だったのですが、1960年代の畠山みどりさんが袴姿で歌っても合いそうな力強い応援歌です。「夢情の酒」のアレンジ、メロディーも凄く気に入ってよく聴いています。二見颯一さんの歌唱がこの曲でも素晴らしい。このアルバムに入ってませんが、最新シングル「0時の終列車」とカップリング曲「木曽の峠」も聴けば聞くほど深みが出てきて、スルメ曲として今頃、よく聴いてます。二見颯一さんの楽曲はスルメ曲が多いように思う。時間差で好きになってくる事が多い。
2022年09月11日
2022年9月9日オジーの13枚目のソロアルバムが発売された!昨日、届いて何度繰り返し聴いたか…。家ではあまり飲まないけど、友人にもらった日本酒を飲みながら聴いてたらお酒がすすみまくる・・・^^何曲か先行リリースされた曲もありましたが、タイトル曲「Patient Number 9」のみ我慢しきれずに聴いてしまった。 それ以外は今日初めて聴く曲。2007年発売の10枚目アルバム「Black Rain」以降のアルバムはどれも文句なしに大好きなアルバム。「Black Rain」「Scream」「Ordinary Man」「Patient Number 9」の4枚が最高です!1980年1stソロアルバムからずーーーっと聴き続けてる自分は2000年代以降のオジーの音楽が最高に好きです。80年代のソロアルバムももちろん今でも聴きまくってます。バックバンドも今が一番カッコ良いし充実してる。★とにかく!OZZY最高のアルバムです!!初回生産限定盤のジャケットこのビジュアルがオリジナルジャケットです。1曲目「Patient Number 9 」 Feat. ジェフ・ベック2曲目「Immortal」 Feat. マイク・マクレディ3曲目「Parasite」 Feat. ザック・ワイルド4曲目「No Escape From Now」 Feat. トニー・アイオミ5曲目「One Of Those Days」 Feat. エリック・クラプトン6曲目「A Thousand Shades」 Feat. ジェフ・ベック7曲目「Mr. Darkness」 Feat. ザック・ワイルド8曲目「Nothing Feels Right」 Feat. ザック・ワイルド9曲目「Evil Shuffle」 Feat. ザック・ワイルド10曲目「Degradation Rules」 Feat. トニー・アイオミ11曲目「Dead And Gone」12曲目「God Only Knows」 Feat. デイブ・ナバロ(13曲目「DARKSIDE BLUES」どの曲もクオリティ高すぎて、好きな曲の順位がつけられない。5人の偉大なギタリストとの競演もアルバムの格をワンランク押し上げてる。何と言ってもアンドリュー・ワットのプロデュースがOZZYの良さを最大限に引き出してくれてる。確実にこれまででOZZYにとって最高のプロデューサーだと思う。こんなにもOZZYの歌声がキラキラ光って聞こえるのは奇跡です。今の一番最高のOZZYと共に過去の懐かしいOZZYの表情が歌声から感じる事もできる。そして懐かしい演出や仕掛けもそこここにあったりする。OZZYのソロを42年間聴き続けた人にはわかるようなものだったりする。焼き回しじゃなくオマージュだったり、新たな色付けで懐かしさを感じさせてくれたり。4曲目「No Escape From Now」のヴァース部分のOZZYのボーカルはサバス2nd収録の「Planet Caravan」のボーカルが一瞬で浮かび上がってくる。「Planet Caravan」はOZZYのボーカルをレスリー スピーカーを使い独特のトレモロ効果を出して幻想的な世界を作り上げています。これに近いエフェクトはOZZYのソロでも何度か使われていますが、今回のが一番「Planet Caravan」っぽいように思う。10代の頃からOZZYの声が好きだから、もしどんなジャンルになったとしてもOZZYの声さえあれば自分は満足できる。こんな癖が強くて真似できないような声ってなかなかない。個性は最大の武器。スウェーデンのメタルバンド「Hellfueled」のボーカルAndy AlkmanはOZZYの声に似てた…。Hellfueled自体がザック時代のOZZYの曲を意識しまくりで作ってたのもあるけど。ギターがかなりZAKKに似せて弾いてるし。OZZYの声に似てるってだけで4枚目の「Emission Of Sins」まで全アルバム買ってしまった。フィンランドのメタルバンド「Heaven 'n' Hell」のボーカルもかなりOZZYを意識した発声で似てるってだけで買った。かなり歌い回しとかも真似てるのがわかる歌唱。2バンドともエフェクトを駆使して似せてきてる感もある。Jeff BeckもEric ClaptonもPearl JamのMike McCreadyも最高のプレイを聴かせてくれる!そしてOZZYのソロアルバムに初めて参加したTony Iommiのプレイは、この前のサバスアルバムでのプレイよりも何倍もカッコ良いものになってる。Zakk WyldeはやっぱりOZZYに一番合ってるギタリストだと再認識させられた。次はTony Iommiとでアルバムを作るとの噂がかなり広がってる。Bill Wardも今、サバスのメンバーとしてプレイしたいとやっと言ってくれてるのでGeezerも当然戻ってきて本物のオリジナルサバスのアルバムを作ってほしい。プロデューサーはもちろん!!!Andrew Wattしかいない!彼に任せたら物凄いサバスアルバムを作ってくれそうです。10年以上ぶりにBURRN!を買った。アルバム聴いてから読もうと思い、まだ読んでいない。
2022年09月10日
アメリカのfunk/ R&B「Earth, Wind & Fire」の大ヒットシングル。1977年11月発売の超大ヒットアルバム「All 'N All」(邦題「太陽神」)からの第二弾シングル。全米だけで300万枚を超える売り上げでした。アルバムからの第一弾シングル「Serpentine Fire」(邦題「太陽の戦士」)ほどのヒットにはならなかったのですが、ディスコでヘヴィロテで流れまくってたのは「Fantasy」だった印象です。自分は「Serpentine Fire」の方が好きですが、日本でよく知られてるのは「Fantasy」。「Serpentine Fire」のブラスアレンジがカッコ良すぎて今、聴いてもゾクゾクする。A面「Fantasy」(宇宙のファンタジー)シングルバージョンはオリジナルから50秒もカットした短縮バージョンです。オリジナルは4分38秒なのに3分46秒に短くする必要ないように思うけどラジオでのオンエアを考えると3分台に当時はするのが暗黙の了解のようだったから仕方ないけど。シングル盤で聴いたのはいつぶりか分からないほどですが、オリジナルが頭に入り切ってるので物足りなさはハンパない。それにしても、この曲のメロディー・・・やっぱり天才すぎる!美しくカッコよく感動的!その後、「All 'N All」を通して聴いてたけどこのアルバムも構成が考え抜かれてて何度も鳥肌立つ瞬間があった。「Jupiter」が一番好きな曲だけど、言葉にならないほどカッコ良い!「Magic Mind」も久々に聴いたけど気持ち良すぎる!B面「Runnin'」他の国ではB面はアルバムラスト曲の名バラード「Be Ever Wonderful」ですが、日本はなぜかこの曲。ほどんどスキャットで歌う高速ラテンファンク。嫌いじゃないけど、他の国に合わせて「Be Ever Wonderful」にしといた方が良かったような…。めちゃくちゃ鳥肌なSAXソロはありますが。
2022年09月09日
イーグルスの大ヒットシングル。6枚目のアルバム「The Long Run」からの3枚目のシングルカット。リードトラックで最初にシングルカットされたのは「Heartache Tonight」100万枚超えるヒット。1979年9月18日全米発売。アルバム「The Long Run」発売の1週間前の先行発売でした。2枚目のシングルカットは1979年11月にアルバムタイトルナンバー「The Long Run」、これも大ヒット。3枚目のシングルカットがこのバラードナンバー「I Can't Tell You Why(言い出せなくて)」です。A面「I Can't Tell You Why」(言い出せなくて)作詞・作曲 Don Henley ・Glenn Frey ・Timothy B. Schmit リードボーカル Timothy B. Schmit ベースのTimothy B. Schmitがリードボーカルを取った曲はこの曲は最初でした。アルバム「The Long Run」のレコーディングが1978年3月から開始され、一番最初に完成したのがこの曲でした。この曲、好きすぎて発売直後は、アルバムの中でこの曲を一番多く回数聴いてたと思う。「The Sad Cafe」と並んでアルバムの中で特に好きな曲です。ティモシー・B・シュミットのファルセットを多用した美しい歌唱がこの曲のアレンジにハマりすぎてていつ聴いても鳥肌立つ曲。B面「Disco Strangler」作詞・作曲 Don Henley ・Glenn Frey ・Don Felderリードボーカル Don Henleyシングル「 I Can't Tell You Why」のB面曲は日本以外の国では「The Greeks Don't Want No Freaks」でした。この「Disco Strangler」はアルバム発売当初は好きじゃなくて飛ばして聴いてたように思う。後々、好きになってきた曲。「The Greeks Don't Want No Freaks」も好きじゃなかったのに、今では好きな曲になってしまってる。この何年かで音楽の好みも少し変わってきたように感じる。好きじゃなかった曲が、急に好きになったり、凄く好きだった曲がそれほどでもなくなったり。アルバム収録の「King Of Hollywood」も好きじゃなかったのに、リピートして聴くようになってたり…。
2022年09月08日
マッドヴェイン「ヘヴィロック断末魔 The End Of All Things To Come」を久しぶりにじっくり聴いてた。2004年頃からマッドヴェインにどハマりして毎日聴いてる時があった。このアルバム、もう20年前のアルバムなんだ・・・。ついこの前のような感覚。マッドヴェインはアメリカのオルタナティヴ・メタルバンド。2000年発売のメジャーレーベル1stアルバム「L.D.50」で衝撃的なデビュー!その中の「Dig」は今でも神曲として崇拝されてる曲です。2021年に再始動!アルバム制作はしていないようですが、ライブはかなり回数やってるようです。海外のライブは動画撮影がほとんど許されてるので、映像撮り放題です。なのでyoutubeにいっぱい今のライブがノーカットで上がっています。2021年〜のライブをかなり観た。容姿の変貌は驚いたけど、やっぱり良いライブしています、。マッドヴェインのアルバムの中で一番好きな2nd「The End Of All Things To Come」のDeluxe Limited EditionのDVDと2枚組のアルバムを引っ張り出してきて聴いてた。1曲目「Silenced」2曲目「Trapped in the Wake of a Dream」3曲目「Not Falling」4曲目「(Per) Version of a Truth」5曲目「Mercy, Severity」6曲目「A World So Cold」7曲目「The Patient Mental」8曲目「Skrying」9曲目「Solve Et Coagula」10曲目「Shadow of a Man」11曲目「12:97:24:99」12曲目「The End Of All Things To Come」13曲目「A Key To Nothing」DVD-1 In The StudioDVD-2 Photo ShotDVD-3 DowntimeDVD-4 The InterviewDVD-5 Goodbye (Unreleased Track)DVD-6 On The Move (Unreleased Track)1曲目「Silenced」~2曲目「Trapped in the Wake of a Dream」~3曲目「Not Falling」の流れは泣けそうになるほどカッコいい!「Not Falling」は本当に名曲なんだと今日改めて感じた。カッコよすぎる!5曲目「Mercy, Severity」は当時から好きだったけど今回、この曲のカッコ良さに新たに気づいた点とかあった。6曲目「A World So Cold」も当時から好き過ぎる曲。7曲目「The Patient Mental」のセンスの良すぎるアレンジも鳥肌もん。そして続く8曲目「Skrying」の異様な世界観は今でも新鮮。9曲目「Solve Et Coagula」のブルータルな激しさもやはり飽きない。タイトル曲12曲目「The End Of All Things To Come」も爆音で聴くと鳥肌止まらない。DVDのオーディオパート「Goodbye (Unreleased Track)」は最高です!3rd「Lost and Found 」の日本盤のみにボーナストラックとして収録されてるバージョンとも少しMIXが違う。マッドヴェインは改めて聴くと名曲が多過ぎる!DVDのメニュー画面
2022年09月07日
今日は台風が日本海を通過する中、宝塚歌劇を観てきました。風が凄かった。風はあるのに異様な蒸し暑さ・・・気持ち悪い気候で最悪だった。鉄道も至る所で運転見合わせや、徐行運転。阪急は問題なく運行してたのでいつもの時間で行けた。この前、久しぶりにDVDで「メイちゃんの執事」を観た。あの時に舞台装置が観たくなって、それに紅ゆずるさん、美弥るりかさん、真風さんの並びも久々、観たくて鑑賞した。その頃から真風さんにはかなりハマってたけど、11年前の真風さんはすでにトップスターの存在感とオーラが十分にあったんだと再認識。「ノバ・ボサ・ノバ」での3役役替りでも、どの役でも華があって存在感も抜群だった。「オーシャンズ11」のライナスと新人公演のダニー・オーシャン役も最高だった。あの新人公演・・・たしかチケット取れずに凄い高いチケット買ったような気がする。真風さんの新人公演主演は4作品劇場で観てるけど、どれもチケット取るのが大変だったと記憶してる。バウホール初主演、ドラマシティ初主演ももちろん観劇。真風さんが出演した作品はほとんど劇場で観てると思う。宙組2番手時代は何となくあまり良い役に恵まれなかったような印象が強い。「神々の土地」がダントツに良かった印象。トップになってからは作品にも恵まれて真風さんの良い部分を前にどんどん出せたように思う。「WEST SIDE STORY」の緊張感ある舞台は最高だったし、「オーシャンズ11」のダニー・オーシャン役も新人公演時とはスケールが全く違う大きさを感じられた。真風さんの主演作品は「バロンの末裔」が一番好きかも知れない。「NEVER SAY GOODBYE」も凄く良かったけど、やっぱり「バロンの末裔」が最高かな。正塚晴彦先生の新作を真風さん主演で観たい。相性良いように思う。「マリポーサの花」か「二人だけの戦場」の再演でもいいし。この前から正塚先生の作品を買ったDVDや録画したDVDでいろいろ観てた。やっぱり独特な世界でおもしろい!「ロマノフの宝石」もかなり久しぶりに観たけど、こんなおもしろかったのかと改めて感動。「銀の狼」は劇場でも何度も観た作品だけど、やっぱりおもしろい。少しいつもの感じとは毛色の違う「ホテル ステラマリス」もやはり名作。「愛するには短すぎる」も「マジシャンの憂鬱」も「ラスト・プレイ」も久々観たら初見で観る感覚で楽しめた。「マリポーサの花」「二人だけの戦場」「ロジェ」「BOXMAN」「ダンサ セレナータ」の5作品が自分のベスト5です。「テンダー・グリーン」は当時、劇場で観劇した時は感動して好きだったけど、歳を重ねるごとにあまり好きな作品じゃなくなってきた。曲は良いんだけど。 10年以上前に観劇後にいつも行く小さな隠れ家的な居酒屋があって、そこで正塚先生が数人で飲んでるのに何度も遭遇した事があった。そこでいろいろ演劇の話などが聞こえてきたのが印象に残ってる。今ではショー作品作家の第一人者のひとりの稲葉太地先生も一緒にいたように思う。まだ大劇場デビューするずっと前だったと思う。でも大劇場デビュー作品「Carnevale睡夢 」は本当に名作だったと思う。あの演出は凄かった。「Carnevale睡夢 」の場面、ひとつひとつがどれも強く印象に残っている。「灰の水曜日」の場面なんてDVDで何十回観た事かわからない。水夏希さんの全てのショー場面の中でベスト!と言ってもいい感動的な場面だった。そうそう!ここの場面で水さんが歌い終わり踊りだすと、影ソロの美しい歌声。この影ソロ、まだ研3の彩風咲奈さんでした! この時が初新人公演主演。この時から彩風咲奈さんのファンになってた。「ソルフェリーノの夜明け」が観たくなってきた。今日の作品は、なかなか冒険してる作品だった。昭和のVシネマのような世界。テレビドラマの舞台化のようですが、まったく知らなかったからイマイチよくわからなかった。芝居というよりストーリーのあるショーを観てる感じの作品でした。大劇場作品としては、冒険してておもしろかった。ここまで暴力的な物がOKになったのなら「仁義なき戦い」とか宝塚でやればおもしろそう。「仁義なき戦い 頂上作戦」が一番好きかな。「仁義なき戦い」シリーズは全て好きだけど。「Capricciosa!!」はイタリアに特化した内容。それなりに楽しめました。雪組公演の「ODYSSEY」ルサンクを買った。彩風咲奈さんが主演なので買うけど、もう一つの目的の美穂圭子さんの写真を楽しみにしてたのに…帰りに寄った居酒屋で封を開けて観てみたら。全て美穂圭子さんが出ていない時の写真。普通、美穂圭子さんも載ってると思うって・・・。美穂圭子さんは載っていませんって表紙に書いといてほしい。美穂圭子さん目当てで買った人もかなり多いと思うのに。販売舞台写真にも美穂圭子さんは1枚もありません。販売DVDも美穂圭子さんが出てない時のものなら、買わずにスカイステージ放映まで待つか…。風間柚乃さんの写真も買った。
2022年09月07日
1963年1月発売の島倉千代子さんのシングル。この曲は松竹映画「あの橋の畔で」の主題歌として作られた作品。菊田一夫さん原作小説を映画化しました。この映画化の前にテレビドラマ版「あの橋の畔で」がありました。テレビ版は1962年1月2日〜1963年3月26日までというロングランのテレビドラマでした。全65回放映。(島倉千代子さん本人も出演で、前にも書いた「夕月」を主題歌にした大ヒットドラマ)そのテレビドラマがロングランで放映されてる中、この映画版も制作された。1962年7月1日公開でした。この映画版にも島倉千代子さんは出演。A面「あの橋の畔で」作詞 菊田一夫さん 作曲・編曲 古関裕而さん菊田一夫さんと古関裕而さんという強力なタッグで書き上げられた名曲です。ドラマ版主題歌の「夕月」も作詞 菊田一夫さん、作曲 古関裕而さんの作品でした。「夕月」は100万枚超える売り上げでした。この「あの橋の畔で」も映画の大ヒットと共に大ヒットしました。原作者が書いた歌詞はやはり説得力があって、古関裕而さんの独特のメロディーとともに楽曲の世界に引き込まれます。この曲の中にも「ああ、夕月の恋〜」と「夕月」が出てきます。軽いラテンのナンバーです。ギロの響きが心地よく良い味を出しています。B面「海を遥かな」作詞 菊田一夫さん 作曲・編曲 古関裕而さんこの曲も映画版「あの橋の畔で」のもうひとつの主題歌として書かれた曲。オリエンタルなフレーズが使われてる演歌調の曲です。どんな内容のストーリーなのか知らないけど、曲の中に「♪海を遥かなカンボジャに」「♪いにしえの恋の名残か アンコールワット」「♪悲しみの 恋に雨降るカンボジャの街」と、舞台は日本とカンボジアの間の遠距離恋愛のような内容なのだろうか。この頃は「カンボジャ」と呼ばれてたようです。カンボジア王国時代です。ややインファント島の風景が頭に浮かんでくるのも古関裕而さんの凄さ^^;
2022年09月06日
アメリカのサイケ/ハードロック「ヴァニラ・ファッジ」の3枚目。今日はオジーの「Bark at the Moon Tour」のブートを聴いてた。そのツアーはドラムがカーマイン・アピスで、カーマイン・アピスと言えば「Vanilla Fudge」って事で、最初の5枚の中からどれを聴こうかと悩んだ末、やはり3枚目を選んだ。「Some Velvet Morning」を聴くために「Near the Beginning」と悩んだ。この後「Near the Beginning」聴いてしまいそうですが…。Carmine Appice - Drums, Backing vocals, Lead vocal (track 6)Tim Bogert - Bass, Backing vocals, Lead vocal (track 1)Vince Martell - Electric guitar, Backing vocals, Lead vocal (track 2) (track 7)Mark Stein - Keyboards, Lead vocals (tracks 3, 4 & 5),(tracks 1 & 2)1991年に突然発売されたボーナストラック3曲追加したドイツ盤CDで聴いた。1998年にもボートラ曲を変えたアメリカ盤が発売されました。1曲目「The Sky Cried - When I Was A Boy」2曲目「Thoughts」3曲目「Paradise」4曲目「That's What Makes A Man」5曲目「The Spell That Comes After」6曲目「Faceless People」7曲目「Season Of The Witch」Bonus tracks1曲目「You Keep Me Hanging On (7" version)」2曲目「Come By Day Come By Night」3曲目「People」1曲目の「The Sky Cried - When I Was A Boy」を初めて聴いたのは10代の頃だったと思う。多くのSE音が恐怖心を起こさせ、激しいハモンドの音が強い怒りに聞こえ衝撃を受けたのを思い出す。多分、このアルバム10年以上ぶりに聴いたけど今の年になって久々に聞いたこの曲は素直に新鮮に感じたし感動もした。今日は7分41秒間妙な緊張感の中、聴いた。2曲目「Thoughts」はヨーロピアンプログレとかユーライアヒープのような雰囲気が好きで若い頃はこのアルバムで一番好きだったのを思い出す。3曲目「Paradise」はインスト部分が多い曲ですが、展開からのロッカバラード部分への流れが今聴いてもやっぱりカッコいい!後半のパートの激しさも最高です。4曲目「That's What Makes A Man」はこのアルバムで一番キャッチーな曲かも知れない。シングルカット向きに思える。プログレ色強めなナンバー。5曲目「The Spell That Comes After」アナログ盤ではここからがB面。何かの信号のようなBass音から神秘的なスペイシーな世界が広がってくる。インテンポになる所までの流れが強烈にかっこいい!ヴァニラファッジってこんなカッコ良かったっけ?って思いながら聴いてた。6曲目「Faceless People」はカーマイン・アピスのリードボーカル。ハードプログレナンバーです。この曲も改めてカッコ良さに鳥肌でした。カーマイン・アピスの素直なボーカルも凄くイイ!7曲目「Season Of The Witch」はアルバムラスト曲。なんでこの8分47秒もある曲をシングルカットしたのだろ?それも曲を半分に切ってA面、B面に分けてる。この曲は前にも何度か書いたドノヴァンの曲のカバーです。Donovanのオリジナルはまったく雰囲気が違っています。3枚目のアルバム、名盤「Sunshine Superman」のB面1曲目に収録されています。オリジナルはブルージーなミディアムロックです。この曲に関しては断然、ドノヴァンのオリジナルがカッコ良すぎるので…。「Sunshine Superman」のB面1曲目「Season Of The Witch」〜2曲目「The Trip」〜3曲目「Guinevere」のこの流れは最強にカッコいい!「Sunshine Superman」のアルバム聴きたくなってきた!「Season Of The Witch」を聴いてると1970年の名曲「Season Of Farewell」も思い出してしまう。ドノヴァンもまたじっくり聴きたくなってきた。これから出るいろんなアーティストの新しい曲を一切聴かないとしても、これまである曲だけで死ぬまで音楽に飽きずに楽しめると思う。ドノヴァンの話になってしまってた。ヴァニラ・ファッジの話に。ボーナストラック1曲目「You Keep Me Hanging On (7" version)」はもう超有名な大ヒット曲。ボーナストラック2曲目「Come By Day Come By Night」はシングル「You Keep Me Hanging On」のB面に収録されてた曲。この曲、めちゃくちゃ良いんだけど忘れ去れている曲のようで勿体ない。ボーナストラック3曲目「People」は4枚目のアルバム「Near the Beginning」からのシングルカット「Some Velvet Morning」のB面のみに収録されてた隠れた名曲。「Some Velvet Morning」自体、物凄く美しくカッコいい曲です。「People」はファンクなノリと民族音楽を掛け合わせたような不思議な曲です。
2022年09月05日
オジー・オズボーンの「Bark at the Moon Tour」は、1983年11月10日イギリスのLeicesterからスタートして12月22日フランスのパリでヨーロッパツアー分を終えた。全33本。年明け1984年1月10日オレゴンのポートランドから全米ツアー開始。6月10日のダラスまでカナダ7本を含む全97本のライブ。前座バンドはヨーロッパツアーの「Heavy Pettin」からモトリークルーに変わった。そして6月28日〜7月7日まで2回目の来日となったジャパンツアー。全8本ジャパンツアーが一応「Bark at the Moon Tour」の最終公演。8月以降にも単発のフェス形式のライブが数本あったけど「Bark at the Moon Tour」の一環ではない。 全138本のワールドツアーは大成功でした。ツアーパンフより。この頃のジャンプ力は凄かった^^;このブートの公演はニューヨーク州ビンガムトンでのライブ。7200席のヴィジョンズ ベテランズ メモリアル アリーナをソールドアウト。 この日は何が起きたのか、この頃ありえないようなセットリストに。と、言ってもオジーファンでなければ「なんだ…そんな事か」と思うと思いますが、このツアーはライブ1曲目は「I Don't Know」が鉄板で揺るがないはずですが、この日だけ1曲目はアンコール1曲目で鉄板だった「Crazy Train」でした。そしてアンコール1曲目が「I Don't Know」、そして「Paranoid」の流れ。SE「Carmina Burana」が流れ、いつものオジーの煽りの叫びもアンコールの時仕様の「Let's Go!CRAZY!!!!!」です。ライブがいきなり終わってしまいそうな感覚になる何か気持ち悪さの残るオープニングwSE「Carl Orff "Carmina Burana"」1曲目「Crazy Train」2曲目「Mr. Clowley」3曲目「Rock 'n' Roll Rebel」4曲目「Bark At The Moon」5曲目「Revelation (Mother Earth)」6曲目「Steal Away (The Night)」7曲目「Suicide Solution」〜Jake Solo8曲目「Centre Of Eternity」9曲目「Carmine Appice Drum Solo」10曲目「Flying High Again」11曲目「Iron Man」12曲目「I Don't Know」13曲目「Paranoid」Ozzy Osbourne – VocalsJake E. Lee – GuitarBob Daisley – BassCarmine Appice – DrumsDon Airey – Keyboardsこの時はまだカーマイン・アピスがドラムですが、3月からトミー・アルドリッジが出戻ります。11月のUKツアーの頃はカーマイン・アピスのドラムは少し浮いてる感が否めなくてオジーのバンドの音ではないような感じでしたが、年明けてこのアメリカツアーの頃には完全にオジーのバックバンドのリズム隊になっていると思う。リズム隊としてはアメリカツアーのブートを聴くと鳥肌ものです。「Mr. Crowley」のリズム隊なんてオリジナルより心地良いように感じる。「Rock 'n' Roll Rebel」のドラムもUKツアーの浮いた感がなくて凄く良くなっています。オジーも気持ち良さそうに歌っています。でも、なぜかクビなのか脱退なのかわからないけどドラムが交代します。このアメリカツアーの雰囲気だったら日本でも、このメンバーで来て欲しかったように思う。ブートのライブを聴いてると、今、オジーがどんな顔して、どんな動きしてるのかと勝手に頭に浮かんできます。この曲の時は両腕をあげて揺らしてるとかマイクをスタンドに置いたり外したり、よくわからない落ち着きのない動きとか、上手から下手にウロウロしてるだけの時や満面の笑顔で楽しそうに胸の前で手拍子してる姿とか・・・。「Bark at the Moon Tour」のブートもかなりの数持ってて、自分の好きなライブやいつもと少し違う部分があるものなどを書いていこうと思う。オジーってハチャメチャでライブでも何するか分からないように思われがちですが、意外にも凄い真面目です。きっちりと仕事を熟すタイプ^^;いつも全力で一生懸命な所が50年近く自分の一押しのメタルシンガーとして揺るがない所。20代の頃、追っかけとか何度もしてその人柄に直接触れたので、自分にとって最高のメタルシンガーって事は何があっても変わらないと思う。「Bark at the Moon Japan Tour」のパンフにしてもらったサイン。この前は写真集やレコードジャケにしてもらったサインを載せたけど、このツアーの時だけでオジーやメンバーに10回以上サインもらってる。Jake E. Lee とBob DaisleyとTommy Aldridgeのサインもうすぐオジーのニューアルバムが発売されます。そのプロモーションでアメリカではこんなデカイOZZYが!いろんな場所に出没しています。
2022年09月05日
1988年4月21日発売の清水綾子さんのデビューシングル。荒木とよひささん×堀内孝雄さん×服部克久さんと言う強力作家陣で作り上げられた楽曲です。A面「旅愁人」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 服部克久さん服部克久さんの編曲は谷村新司さんの楽曲を手掛ける時に作り上げるような音作りです。オケだけ聴くとちんぺいさんのソロアルバムの曲のように思えるアレンジ。この曲は大ヒットはしませんでしたが、美しい楽曲なので歌い継いで行ってほしいと願う曲のひとつ。清水さんの歌唱も心の響く説得力のある丁寧な歌唱で素晴らしい。この曲はべーやん自身も1991年にセルフカバーしています。1991年発売のアルバム「TASTY」の1曲目に収録されています。べーやんのバージョンの編曲は川村栄二さんです。服部克久さんのアレンジとは全く違う切り口で「旅愁人」をべーやんの曲に見事に作り上げています。このアレンジも素晴らしく両方甲乙つけがたい。べーやんが作ったメロディーの素晴らしさが、アレンジを色々変えても名曲になれる力があります。清水綾子さんのバージョンとはさらに違う部分が。2コーラス目終わりからサビへの繰り返し部分の「♪心のそれが旅だと」をカットしてサビに突入します。2番はこの方が自分は好きです。同じメロディーを繰り返すのは1コーラス目だけでいいと思う。作曲者がべーやんなので荒木さんとも相談して繰り返しメロディ部分をカット出来た。B面「青空に届かない」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 服部克久さん軽快でキャッチーなサビは印象に強く残る曲。服部克久さんの編曲ではやや珍しいタイプの曲のように思う。メロディーもべーやんの王道ではないこちらも珍しいタイプのメロディーだと思う。ちんぺいさんが作りそうなメロディーです。
2022年09月04日
毎日放送開局30周年記念の一環として開催された「’80 ニューミュージックフィエスタ1179kHz」出演バンドが日替わりでライブをしました。アリスのライブは、1980年9月3日(水)大阪フェスティバルホールこのコンサート、チケット販売は全て往復はがきの抽選のみ。その頃のアリスの大阪公演は発売日前に2日徹夜で並べば何とかチケットが買えたのですが、全て抽選というのは当選確率は相当なものだったと思う。自分は往復はがきを何枚出したのか覚えてないけど、100枚どころじゃなかったと思う。ハズレの印刷されたハガキがどっさりどこかにまだ置いてると思う。ハズレハガキが届く少し前に当選ハガキが1枚届けられた。それで何とかペアチケット当選!無料って事ではなくてここでやっと購入する事ができる。チケット代金を振り込んでチケットが送られてきた。1階席4列目! 凄いラッキーでした。 かなり上手側でしたが、大満足。7月12日13日14日と大阪厚生年金会館で「サマーコンサート」3days観た約50日後の大阪公演。「サマーコンサート」からこの9月3日の間には日本平で開催された「HOT JAM '80」2daysを観たので1980年の夏は6回、アリスのライブに行けてた。この9月3日の5日前にタイのバンコク・タマサート大学大講堂でアリスとして初の海外ライブを開催。そのライブは24時間テレビの中で1時間に短縮して放送されました。9月3日の事を書く前に少しだけバンコクでのライブの事を。(アリスはバンコクでのコンサートだけではなく、カンボジアの国境での取材。1980年のカンボジアは まだまだポルポト派の悪夢が消えたわけではなく紛争は続いていました)アリスの前にオープニングアクトが2バンドありました。1つ目はチェンマイ出身のフォークバンド「ジョラン・マノベット」 このバンドは8人編成で何と、全員兄弟です。30分2つ目は 10人編成のブラスをフィーチャーしたバンド「インポシブル」 このバンドはラストにはタイ語での「HAND IN HAND」を演奏。40分そしてアリス!バンコク タマサート大学大講堂セットリスト1曲目「スナイパー」2曲目「南回帰線」3曲目「メシア(救世主)」4曲目「ラ・カルナバル」5曲目「Near Dawn(タイ語)」 タイで有名な曲のカバー6曲目「カリフォルニアにあこがれて」7曲目「I Believe in the Sky」(「この空の下」の英語バージョン)8曲目「狂った果実」9曲目「遠くで汽笛を聞きながら」10曲目「チャンピオン」11曲目「昴」12曲目「帰らざる日々」13曲目「HAND in HAND」3000人収容の会場に500人オーバーの3500人を動員!チケットは全席70バーツ興行収益はカンボジア難民救済支援金に寄付当時の70バーツがどれほどなのかわかりませんが、テレビ中継された映像からは客席は興奮の坩堝と化しているのがよくわかった。ステージに押し寄せてくる観客を必死に止めるスタッフが印象に残ってる。このバンコクでのコンサート、英語で歌った「この空の下(I Believe in the Sky)」はアリスファンの中でも語り継がれる感動的な歌唱でした。「スナイパー」〜「南回帰線」の熱量は強烈でした。「ちんぺいさんは「昴」で2番から泣いてしまって、それでも必死に歌い上げる姿が感動的でした。「狂った果実」のべーやんの歌唱もめちゃくちゃカッコいい。バンコクから8月31日に帰国。その3日後がこの大阪フェスティバルホールでのコンサートこの日のコンサートはほとんどのMCでタイ、カンボジアで感じた事を話しています。5日前に体感した事の大きさがよくわかるコンサートでした。アリスの3人もバックのバンドも、異様な熱を帯びた演奏、そして歌唱でした。1980年9月3日 大阪フェスティバルホール セットリスト1曲目「スナイパー」2曲目「南回帰線」 mc13曲目「メシア」 mc24曲目「秋止符」 mc35曲目「街路樹は知っていた」 mc46曲目「ラ・カルナバル」 mc57曲目「デラシネ」 mc68曲目「ボッサ・デ・スー」 mc79曲目「昴」 mc810曲目「狂った果実」11曲目「遠くで汽笛を聞きながら」 mc912曲目「チャンピオン」【アンコール】13曲目「帰らざる日々」 mc1014曲目「さらば青春の時」バンコクから帰ってきて1発目の日本でのライブ。その最初のMCはこんな感じでした。ち「こんばんは ちょっと…(笑う)今、叫びすぎて自分自身あげっぽくなってしまいまして… 久しぶりに大阪に帰ってまいりました。 つい、ちょっと前までタイのバンコックって所でコンサートをしました。マラリアの汚染地区から 帰ってまいりまして初めてのコンサート(笑) 一応あの〜わたくしの方は衛生管理の方から証明をいただきまして、でもまだ完璧にマラリアの 疑いが晴れたわけではないと…。ここにいらっしゃるみなさんに向かってひょっとすると マラリアを撒き散らしながら歌っているという可能性もあるのかも知れませんが 笑って許していただきたいと・・(笑) え〜堀内さ〜ん 紹介します、ありがとうおじさん堀内孝雄さんです」べ「こんばんは バンコクから帰ってきまして、本当にこの大阪が3日にあると言うことを 前々から知ってたんすけどね 3日にちゃんと帰れるかなという不安がいつもありましたけど あのー今、帰ってきて言えるのはやっぱり行ってきて良かったなと思いますね。 最初、行く前は向こうで大砲の弾で殺されるとか、変な恐怖感があったりしましたけど 今、凄く爽やかな感じでね…。今日もあの・・今年、特に体の調子が良くて なんかもう また大阪で、この前は厚生年金でやりましたけど、今日はほんとに頑張っていい汗かきたいと 思っています。よろしくお願いします」ち「え〜我々、平均が31歳に近づいてまいりまして極力、身に赤いものをつけようと言う 無言のうちの約束ができてまいりまして… 紹介します 矢沢透です」(拍手)ち「えーバンコクに行きまして、地元の人間と間違われなかったただ一人の人物、矢沢透でございます。 べーやんと私は完全に現地人と混ざっておりまして一緒に記念撮影しましても どれが自分かわからない、という見事な混ざり方でこざいます。 えー今夜は新しい曲などを織り交ぜて・・・ あの・・このっ・・ほんっとに・・・(急に笑い出すちんぺいさん) あのね・・・みなさんの方からは我々の角度でご覧になれないと思うんですけど このフェスティバルホールというのは、前の方にずーとこう、何と言うんですか「さん」って 言うんですか?これがありまして、ちょうどこの辺から見ますと最前列の方の首だけが その上に(笑い出す)・・乗っているという形に見えまして・・・(笑い止まらず)・・ 鈴ヶ森の晒し首みたいで・・ニヤッと笑われたりしますとドキッとしたりしまして… ・・・さあ、2階席の方も決して忘れておりません 次の曲なんかはほぼ2階だけにお送りしもいいというぐらいの気持ちでやってみたいと思います。 (2階席からの凄い拍手)ありがとう・・・ えー新しいアルバムが出まして、その中にある1曲を聴いていただきたいと思います。 ノストラダムスという人物がおりまして、彼の予言によりますと1999年にこの世は終わってしまう 助けて神様、そういう歌です、救世主メシア」 バンコクでの海外初ライブの興奮冷めやらぬって感じで1曲目「スナイパー」から熱量が凄い!ティンバレスのど頭のフィルインを珍しくきんちゃんが勢い余った感じでリズムが狂ってしまうハプニングがありましたが、すぐにインテンポに。二人の歌はヤバイぐらいに熱かった。なのでmc1でちんぺいさんが「叫びすぎてあげっぽくなった」と語った。mc2はこんな感じち「えー、久しぶりに大阪に帰ってまいりまして、一番うれしいのは日本語でしゃべれると言う事 それも大阪弁を使っても通じるっていう、・・ あのーバンコクでやりました時、終わりの方になるともう英語が出てこないんですよね 一生懸命に頭の中で単語だけを並べてやってるんですけど、えーい、じゃまくさい! わかるかー?っていうと「わかる」と言うんですよね。 あーそんなもんかなと気合いで、けっこう雰囲気で伝わったりするもんですね いろんな歌を聴く機会がありまして、あのー難しいですよね向こうの歌っていうのは 通常では信じられないうようなメロディーがたくさんありまして・・・」 (ここでタイのコンサートで歌った「ニアドーン」をアカペラで歌う) 「こういうあの・・・中国料理のバックで出てくるようなメロディーが多いもんですからね・・ 無事に成田空港に降り立った時に思わずみんなで抱き合って泣いた・・(笑) だんだんと年をとりますと感激をするっていう・・・ 今日、うるさい曲でオープニングが始まりまして、ご年配の方は「なんじゃ?うるさい」 「こんなはずやない」とかいろいろ思ってらっしゃる人もいるのではないかと・・・ 最初、脅かしといてこれからじわじわと首を絞めていくという、蛇の生殺し・・こういうやり方を 我々は好んでおりまして・・今日会場にちらほらとカップルでJoyしてる方・・ あ、Joyって難しい言葉を…(笑)・・・」 そこから「秋止符」のMCへmc5「ラ・カルナバル」を歌い終えた後は、ちんぺいさんとべーやんの漫才のようなトーク。冬の札幌公演でのタクシーでのハプニングを話をひとしきりした後にち「・・・ほんとにね・・これみなさん聞いてください、愚痴ばっかり!なりますけど、 旅に出ますでしょ、朝、とりあえず一番最初に起きるの私なんです。血圧高いもんやから(笑)」べーやんが話に割り込むようにべ「もの凄く陽気なんですよ。オハヨーみんな〜!どこにそんな力があんねやろ?」ち「も、もうしょうがないですね、元気やから。ほいでその〜血圧低いチームってのがありまして 堀内、矢沢というチームがあります。 きんちゃんの方はまだ可愛いんですよね、あの「ふん、ふぅーふぃーでよう〜」(モノマネ)と言って こう起きてきますでしょ、ところがあの・・コイツ、コイツは悪いんでっせぇ〜 ほんと食ってかかって来よるんです。」べ「はへへへ」ち「オハヨー!って言うと 「何がおはようやねん!」」べ「朝、何でかしらんけど腹立つんですね」ち「そんなこと・・・朝に怒ってもしゃーないやんか、そんなもん」べ「例えばあの「コーヒーでらっしゃいますか?」なんてウエイトレスの人に「やかましなお前」、 「おまえ俺、紅茶好きなん知ってるやろ」ち「知らんがなそんなもん」べ「すぐ、こう喧嘩腰になってしまうんですよね・・・」ち「その代わり、夜は寝かしてくれません。明け方まで起きてるよね?わんわん言いながら」べ「え、あのーやかましいの好きなんです(笑)」ち「夜中、廊下声出して走ってるのは彼しかいないんです。 そんな彼が今からみなさんに1曲、嘘みたいですけど歌います。 アリスってグループは歌も歌えるという所を聴いていただきたいと思います、堀内孝雄です」 (この後、デラシネ)mc7 「昴」の前のMCはカンボジア国境での話でした。それはこの時だけだったような気がします。 MCのために決めた言葉じゃなく、カンボジアの国境に行って感じた事をその場で言葉にして 思うままに話したように感じました。 こんな感じのMCはかなり珍しい。ち「あのーカンボジアの国境地帯のノンチャンって村に行きました。そこでずいぶんいろんな物を 見てきました。少し向こうでは戦闘がついこないだまであった・・・ 急に地雷の爆発する音とかね・・ドカーンって言うんです、我々3人でオロオロしておりますと そしたら通訳の人が「あ、誰か地雷踏んだんでしょう」って言う・・ 「え〜その人どうなりはるんですか?と言うと「いや、死んでるでしょ」・・えー・・ なんかこう、いつ敵が攻めてくるかもわからないって所に自分がいる・・・・・ 行く前の方が怖かったんですよね。無事で帰って来れるのか?とかいろいろ言われまして 「いやそりゃわからんけど、とりあえず行ってみない事には」 毎日こう生活していろんな事を考えてとかやっているつもりなんですけど 何となくこう自分自身に甘えが出て来たりする瞬間ってのがあって、そんな時自分たちをこう 崖っぷちに追い詰めないと何か考えられない時って言うのもあるのかも知れないっていう・・・ そんな密かな気持ちもあって行ってみて、やっぱり良かったなと思いました。 あの、自分の子供たちに父親なり母親なり親がもがいて苦しんだって姿を堂々と見せてやれれば これ以上のプレゼントはないんじゃないかと思います。 やがて自分たちの子供が成人して生活して行く頃、やっぱり世界が平和であればいいなと・・ 「世界が平和であればいいな」と言うとみんな笑うんですよね。 「そんなん別にお前が考えんでも」って。でも、みんなが考えん事には何もならへんのと違うかなと ふと、こう思ったりもするんです。 でも、あそこでボランティアの方が働いていらっしゃって 「誰かを助けようなんていうそんなつもりで来ていたらここでは務まらない」って事を 言われました。みんな自分の為だ。自分がやりたいからやるんだって、その言葉に 凄く衝撃を受けました。他人がいろんな事を言ったりする、 でも他人のために生きているんじゃないって事を確認したいって事を彼女もおっしゃりました。 なるほどそうだなと、自分がしたいのかどうか、自分がいきたいのかどうか、 それだけが一番大きな問題のような気がします。この歌を「昴」」 「チャンピオン」の前のMCもタイ、カンボジアで感じた事を話しています。ち「きんちゃんがチラッと言ったんですけど、難民キャンプとかああいう所に行ってた時に 音楽がないんですよね。なにも音楽がなくて…音楽がまるっきりない生活が3日間ぐらい続きました。 そして久しぶりにちょっとだけ都会の方に帰って来た時に、そこに音楽が流れておりまして 思わず涙が出そうになった…。普段、自分たちはひょっとすると音楽を聴きすぎてるんじゃないかな と、だんだん耳が麻痺してやる事もやる方も聴く方も感動がなくなって来てるのかも知れないね、 なんて話をしておりました。ホントにふと空白の中から飛び出してきた音楽は 凄く新鮮で衝撃的でした。 そんないろんな思いを込めて、最後の曲です「チャンピオン」!」「チャンピオン」の前にこのようなMCをした事はこの時限りじゃないかと思う。アンコールでのMCはち「今日はなんかこう、ドキドキのしっぱなしで久しぶりにこう、緊張、緊張で 硬くなってしまったステージです。最後まで本当にたくさんの拍手ありがとうございました。 そして、最後になりましたが、我々を育ててくださったと言っても過言じゃない毎日放送に 心から感謝いたします。どうもありがとうございました。」「冬の稲妻」も「ジョニーの子守唄」も「今はもうだれも」も「夢去りし街角」も「涙の誓い」も歌わないコンサート。これはこれで新鮮で好きなセットリストでした。それらのヒット曲を歌わないセットリストは1981年3月1日NHKホールまで続きました。中には「冬の稲妻」か「ジョニーの子守唄」がセットリストに組み込まれた日もあったようです。 42年前の今日はきっと朝からドキドキで学校に行ってたんだと思う。急いで帰ってきて大阪に向かったんだろうなぁ。1980年9月3日大阪フェスティバルホールでのアリスのコンサートはいつもとはちょっと違う緊張感と熱量に包まれたコンサートでした。3日前に東京に行った時、きんちゃんに、この前の24時間テレビの時の写真にサインしてもらった。アリスの昔の話や今の話など、いろいろ話せて良かった。お酒と料理はいつも通りに大満足の美味しさでした!
2022年09月03日
山口百恵さんの11枚目のシングル。1975年12月21日発売。1976年頃まではシングルが発売されると買って聴いていました。小学生高学年になってくると歌謡曲を聴くことが減ってきて、日本のフォークや洋楽を中心に聴くようになったので、この頃までの山口百恵さんの曲は思い出深い。A面「白い約束」作詞 千家和也さん 作曲 三木たかしさん 編曲 萩田光雄さんこの曲、まずアレンジが好きです。イントロからドラマチックで歌バックのアコギのスリーフィンガーも疾走感があって凄く気に入ってる。この曲の山口百恵さんの歌唱も表情があって凄く好きな歌唱。いろんな歌手に提供した三木たかしさんのシングル曲にはハズレはほぼないと思う。山口百恵さんのシングル曲と言えば千家和也さんの歌詞が一番インパクトあって頭に残ってる曲が多い。B面「山鳩」作詞 千家和也さん 作曲 三木たかしさん 編曲 あかのたちおさんこの曲は本人主演の映画「絶唱」のテーマ曲でした。でも「山鳩」と言えばアグネス・チャンのイメージが大きすぎる。1973年10月25日発売のアグネス・チャンのシングル「草原の輝き」のB面曲「山鳩」はファンの間でも人気曲でライブでもセットリストに何度も入ってた曲です。アグネス・チャンの「山鳩」は本人がギター弾き語りで歌ったりしてインパクトも大きい。なので2年後に山口百恵さんのシングルジャケットの「山鳩」という文字を見た瞬間にアグネスのカバーだと思って期待して聴いたらまったく違う曲だった。同じ女性アイドル歌手のシングルB面曲という事で余計に同じように感じてしまう。自分はアグネス・チャンの「山鳩」の方が楽曲として好きです。山口百恵さんの「山鳩」もアグネス・チャンの曲同様にフォーク調の曲です。映画のストーリーに沿って書かれた曲なので曲の内容はかなり暗く重い。このシングル2曲が収録されてるアルバム「17才のテーマ」は名曲揃いのアルバム。「昨夜からの雨」「葡萄色の雨」「そして出逢い」の3曲が特に好きで当時はよく聴いた。
2022年09月02日
すごく楽しみにしてた作品!『8人の女たち」を観劇してきました。カトリーヌ・ドヌーブ好きな自分はこの作品をBlu-rayで観倒した。その作品を宝塚OGのみで上演、それも凄く好きなOGが3人も入ってる。東京へは昨日から来てて、友人5人で六本木のいつも行くお店で5時半〜11時半までいろいろ話しながらがっつり飲んでた。その後、3人で二次会。次もいつも行く朝まで開いてる飲める蕎麦屋。次の日は13時公演なのでいつものように飲まずに3時前には出てホテルでぐっすり寝た。六本木から池袋は行きにくい・・・。変な行き方してしまって普通より時間をかけて池袋へ。東京は昨夜からとんでもない蒸し暑さ・・・劇場着いた時はぐったりだった。眠くなったらどうしよう・・とか思ったけど1秒も眠くなる瞬間はなかった^^今日から舞台写真セットが発売という事でグッズ売り場は長蛇の列。パンフと舞台写真セットを購入。ストーリーやオチは分かってるけど、このメンバーで演じる「8人の女たち」最高でした。大阪公演だけにしようかと最初は思ったけど、東京公演も観て良かった。今日は水夏希さんのファンクラブで取れた席でした。パンフミステリー物なのであまり内容は書かないようにしようかと。映画も観てない人も多いと思うし。とにかく今回選ばれた8人の宝塚OGは誰もが最高の芝居を見せてくれました。ここまで笑った舞台はかなり久しぶり。みんなコメディセンス抜群なので隙のない笑いで時間が物凄く早く感じた。1幕65分 休憩20分 2幕65分急に水夏希さんだけピンスポ当たってワールドに入ってしまうのはツボった。湖月わたるさんが急にセリフにメロディーが付くのも笑った。存在感も凄かった。久世星佳さんの絶妙な表情は見逃せない!蘭乃はなさんの振り切った芝居はいつも魅力的です。極め顔も最高!真琴つばささんも普段からおもしろいのにこの役演じたらとんでも無いコメディエンヌに!珠城りょうさんは退団したばかりで、かなり体当たり役。凄く芝居も表情も良かった!夢咲ねねさんもイメージ崩しまくりのパワフルな芝居最高でした。花乃まりあさんも清楚で淑やかな花乃さんのイメージをぶっ壊してくれた。早く大阪公演を観たい!公演終了後は新幹線の時間まで1時間半ほどあったので、東京駅中の蕎麦屋で飲んでました。こんな飲み比べがあった。どれも美味しかったけど、やはり「春霞」が自分は一番かな。辛子高菜を食べながら飲んだ。他にも舞茸天ぷら、いぶりがっこクリームチーズ、キスの天ぷら、冷奴・・・どれも美味しかった。
2022年09月01日
1970年9月1日発売の島倉千代子さんのシングル。7月1日発売の一つ前のシングルが「柿の木坂の家」でした。この曲は1957年9月15日発売の青木光一さんが歌った大ヒット曲。そのカバーを島倉千代子さんが歌った事で話題になりヒットしました。青木光一さんと島倉千代子さんは1950年代のシングルでA面B面を片側ずつに収録したEP盤が10枚近くあったと思う。A面「美しきは女の旅路」作詞 橋本淳さん 作曲 三木たかしさん島倉千代子さんのシングル曲には珍しいタイプの曲かも知れない。三木たかしさんの作るスケールの大きい曲調を歌い上げるように歌う島倉さん。美しく力を感じるファルセットが聴けます。美しいメロディーが流れる中、セリフも入る曲です。橋本淳さんの歌詞も力強く、楽曲をさらにスケールの大きいものにしています。 島倉千代子さんのオリジナル曲の中で隠れた名曲。B面「おんなの子守唄」作詞 橋本淳さん 作曲 三木たかしさんこれもA面と同じ作家陣で作られた曲です。この二人が組んで島倉さんに提供したのはこのシングルの2曲だけです。演歌調の曲ですが、この曲も三木たかしさんの世界を楽しめる曲です。橋本淳さんの歌詞は哀しい女の一人旅が頭に浮かび上がるような抒情詩です。島倉さんの透明感のある歌唱が哀しさを倍増させる。美しい歌声です!
2022年08月31日
1995年11月20日発売のソロ33枚目のシングル。味の素の「ほんだし」のCMとしても使われました。ソロ23枚目のアルバム「I・T・A・N」からのリードトラック。このアルバムはアレンジャー、ミュージシャン、プロデューサー全てアメリカ人で制作されました。プロデューサーはPHIL RAMONE、JACK ELLIOTTです!アルバム聴けばわかるけど、初めてアルバム聴いた時は1曲目「I・T・A・N」のド頭のベースとアコギの音の気持ち良さに驚いた。アレンジはDoug Katsarosです!Gloria Estefan 、Peter, Paul & Mary 、Michael Bolton、Todd Rundgrenなどのアルバムのアレンジ、サポートをしています。ジャケットは縦ですが、写真が横なので・・・1曲目「君のそばにいる」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Tom Scott数え切れない大物アーティストの編曲やサポートをしたTom Scottがアレンジしたこの曲はラテンの心地良いノリのブラスロック。Tom Scottは超有名サックス奏者でもあるのですが、Carole King、George Benson、Dan Fogelberg、Barbra Streisand、Joan Baezらと音楽を作ってきた人です。最近よく書いてるEric Carmenのアルバムにも参加しています。このラテンブラスロックの曲は当時のちんぺいさんのバックバンドだからこそめちゃくちゃカッコ良く演奏できたと思う。何を言って斎藤ノブさんのパーカッションの存在が大きかった!菅沼孝三さんのドラムもあの頃の音にはなくてはならない存在でした。このアルバムもハイレゾ配信されてるので全曲購入して聴いてみてほしい。ブラスセクションの音も、コンガ、リズム隊の音も立体感を感じると思う。PHIL RAMONEが本気でプロデュースしたのがわかるアルバムです。2曲目「悲しみの器」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Jim Cox オーケストラアレンジ Bill Hughes編曲のJim Coxは超絶大好きなOzzy Osbourneの曲もアレンジしています。シングルでは娘のケリー・オズボーンとデュエットで歌った美しいバラード曲「Changes」のアレンジを担当。「Changes」はBLACK SABBATH「Vol.4」に収録されてるバラードですが、その曲を親子で歌い上げています。オジーがカバーしたBuffalo Springfieldの名曲「For What It's Worth」でもキーボードを弾いています。Barbra Streisand、B. B. King、Ringo Starr, Elton John、Ray Charles, Linda RonstadtBoz Scaggsなどと音楽を作った人です。この曲は森進一さんの30周年記念曲として提供した名曲です。ちんぺいさんと森進一さんのバージョン、甲乙付けがたい強烈な名曲になっています。このシングルでしか聴けない、オリジナルカラオケ。カラオケで聴くとどれだけ繊細に作られてるかよくわかります。「君のそばにいる」のオリジナルカラオケの音もかなり気持ち良いですよ。ちんぺいさんのヨーロッパ三部作とアルバム「I・T・A・N」は全曲オリジナルカラオケでも聴きたいとずっと思ってる。 あ、「引き潮」も。
2022年08月30日
1980年代、第一弾シングルは森進一さん自身の作曲の楽曲でした。シングルではこの曲の一つ前の「新宿・みなと町」のB面曲「夜の再会」で初めて作曲を担当。70年代〜80年代前半はペンネーム「蘭世」の名前で作曲していたので、森進一さん自身の作曲とは知らない人が多かったと思います。「森進一」の名前で初めて作曲したシングルは1988年発売の名曲「京都去りがたし」でした。作曲「森進一」の名前で出したシングルは20枚(B面のみの曲もあります)作詞・作曲ともに森さんが担当したシングルは6枚。いい曲を多く書いています。10代の頃からギターを弾いていた森さんなので曲作りも自然な流れだったのだと思います。A面「酒場舟」作詞 麻生香太郎さん 作曲 蘭世さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲が発売される時に、このタイトルだけ見ると森進一さんのファンなら、「盛り場ブルース」「ひとり酒場で」「放浪船」のような熱燗の匂いとおでんの出汁の匂いがしてきそうな昭和ド演歌系かと思った人が多いはず。まあ、編曲が竜崎孝路さんだとわかればド演歌ではないと想像できるけど。軽快なフォーク調の明るめの曲です。森さんの書く演歌調でない曲もいい曲が多い。この曲はライブでももっとセットリストに入れて歌い続けていくべき曲のひとつ。「襟裳岬」の代わりにこの曲をセットリストに入れて欲しい。「襟裳岬」は毎回歌うのでもうそろそろいいと思う。大ヒット曲は山ほどあるから…。この曲の方が断然好きだし。B面「帰ってきて」作詞 山本総一郎さん 作曲 蘭世さん 編曲 竜崎孝路さんこの曲も名曲です。山崎ハコさんがこのまま歌ってもまったく違和感のない感じの和フォークナンバー。中島みゆきさんや山崎ハコさんがレコーディングで泣きながら歌うように森さんも咽び泣きのように歌い上げます。歌バックの演奏はアコギのアルペジオが中心にピアノとEGの少しのオブリ、静かなストリングス。70年代後半の山崎ハコさんの編曲にかなり近いものを感じます。この曲、ライブで生で歌った事はあったのだろうか?生で聴けばかなり強烈に感動しそうです。1980年なら、もう森進一さんのライブには行ってたのですが、「酒場舟」を聴いた記憶はあるけど「帰ってきて」はないような・・・。B面曲を歌う事は珍しいわけではないけど、全B面曲を歌うって事はないから。アルバム曲、B面曲、あまりセットリストに入らなかった楽曲だけでセットリスト組んでライブして欲しい。「襟裳岬」も「おふくろさん」も「冬のリヴィエラ」も「港町ブルース」も「それは恋」も封印してもっと良い曲でセットリスト組んでほしい。「北の蛍」「冬の旅」「さらば友よ」「別れの接吻」「さざんか」「命あたえて」「命かれても」「波止場町」「放浪船」「あゝ人恋し」「あるがままに生きる」「悲しみの器」「旅路のはてに」は絶対外せないシングル曲^^;1973年の森進一さん。コンサートパンフよりデビューから1980年までの全シングルジャケット!
2022年08月29日
70年代フォークの代表的アーティストの一人「ケメ」のヒット曲。1974年3月10日発売。アイドルの要素もありコンサートには女性ファンが殺到したアイドル要素のあるフォークシンガーの元祖的な方です。ソロになる前の「ピピ&コット」もCD化された時に買って聴いた。ライブには行った事はないけど、アルバムはけっこう持ってる。多分、一度だけライブ盤の事を書いたと思う。「虞美人草」「メリーゴーランド」「海ゆりの唄」「愛のソネット」「魔術」・・・今、頭に浮かぶケメの中で好きな曲はこの5曲。曲調や歌唱は可愛い感じなのですが、かなり重く哀しい曲も多い。「海ゆりの唄」なんかは小学生の自分にとっては衝撃的だった。A面「バイオリンのおけいこ」作詞 永田幸一さん 作曲 佐藤公彦さん 編曲 浅沼勇さん小学生の頃にこの曲を初めてラジオで聴いた時は、自分もピアノをイヤイヤ習わされてたので自分と重なっておもしろく聴いたのを覚えてる。1973年発売の4枚目のアルバムに収録されています。フォークの世界でケメのブームがあってから、しばらくしてさだまさしさんが登場してきた。中学生の頃、さだまさしさんはケメにかなり影響されてるように感じてた。この曲はそのままさだまさしさんが歌ってもさださんのオリジナルだと信じる人が多いと思う。曲の作りも凄く似てる点が多いのもあるし。今でもさだまさしさんのアルバムを聴くとケメを思い出す事が多い。B面「今は昼下がり」作詞・作曲 佐藤公彦さんこの曲は「ケメオンステージ第1集」からのシングルカットです。ライブ盤ではこの曲から「雨宿り」に繋がります。(さださんにも「雨やどり」と同じタイトルのありますが、別の曲です)「今は昼下がり」から続けて「雨宿り」を聴くと心が締め付けられるような寂しさを感じます。この2曲は本当に好きです。ライブ盤なので観客の「キャー!」って歓声が入ってるのが気になるけど、これがケメのライブの臨場感なのだと思えばそれも楽しめます。その次の「雪割草」も名曲です。その次が小学生には衝撃的だった「海ゆりの唄」です。「ケメオンステージ第1集」はよく聴いたアルバムです。「今は昼下がり」は弾き語りの曲です。なぜかわからないけど悲しい曲。歌詞カードには載ってないのですが、セリフが入ります。「僕たちは長い間、人目を避けるようにして 離ればなれに暮らしてきました 巡り合った春も楽しかった夏も すれ違いを感じて辛かった秋も そして春を待ち続ける今も 君のたったひとつの願いは 僕の部屋の目覚まし時計になる事だったでしょ? 僕の願いは知ってますか? 僕は君を乗せて走る流星になりたかった だって君を笑わせることのできる男は僕一人だし 僕を泣かせる女も君一人だから…」「♪ 今日は日曜だから 街は歩けない 今度の夏休みには 海へ行こうね」「♪ 私はいいのよ 日陰が好きなのよ 私はいいのよ 日陰が好きなのよ」子供の頃は少し怖くも感じてたこの歌詞とセリフ。この女性、生きていない人じゃないの…とか。「バイオリンのおけいこ」も好きな曲ですが、今日はこのB面の「今は昼下がり」の事が書きたくて書いています。今度、「海ゆりの唄」の事を書こうかな。ケメも70年代フォークアーティストの天才の中の一人です。
2022年08月28日
1961年9月発売のシングル。1961年についてはWikipediaも情報が少なく、シングル発売についてもかなり抜け落ちている。この曲の事も掲載されていません。A面「はるかなる道」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さんこの曲は、古賀政男さんのギターとマンドリンも聴きどころのひとつです!所々、ストリングスとピアノ、アコーディオンが鳴っていますが、90%、古賀政男さんのギターとマンドリンでオケが作られています。23歳の島倉千代子さんの心のこもった歌唱に鳥肌です。この年は美空ひばりさんを抑え紅白歌合戦のトリを取った。歌った曲はこの曲ではなく「襟裳岬」でした。森進一さんの歌った「襟裳岬」も良い曲ですが、島倉千代子さんの「襟裳岬」に方が曲自体は島倉さんの方が好きです。売れた枚数も島倉さんの方が上だったと思う。森進一さんのオリジナル曲に中では別に特に好きじゃないし。森進一さんのオリジナル曲はもっとクオリティの高い曲が山ほどあります。B面「ふるい指輪」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さんこの曲を聴くとゴジラ映画のどこかの南国の島の場面を思い出すのはなぜだろう^^;「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」かモスラ系のインファント島の場面とか、「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣」も合いそうな曲。歌詞も最初の「湖はふかい霧 ふかいふかい 霧の中へ〜」で始まるります。さらに3番の出だしは「湖はくらい水 くらいくらい 水の底へ〜」です。それは置いといて、この曲かなり渋いアレンジです。古賀政男さんが書いたメロディーも怪しげで寂しげで凄く好きな曲です。
2022年08月27日
JUJUのライブに行ってきました。終演後、さっきまで飲み屋はしごで友人3人と呑んでました。日本酒バルで燻製系の料理や炭火焼を食べて飲んで、いつも行くBARへ。この店は洋楽JAZZ、ROCK、R&Bのアナログ盤をたくさん揃えてて、こっちの話の内容でアルバムをチョイスして流してくれる。今日はCCRとニルソン、ママス&パパスなどをアナログ盤の最高な音を聴きながら3人で話しながら朝方まで飲んでた。ツアーパンフとは言えないかも知れないけど、豪華なコンセプトブック。飛び出す絵本のようになっています。ユーミンの写真も!初めて生の歌声を聴いてカッコ良さと渋さに鳥肌でした。存在は知ってたし、ユーミン愛が凄い事も知ってたけど今回、アルバム全曲ユーミンの楽曲という事で初めてアルバムを購入。なかなかマニアック心をくすぐる選曲もあってJUJUは本物のユーミンマニアだと納得。8月25日はJUJUがデビューした日だったらしく、アンコール時にサプライズでバンドが曲をプレゼント。JUJUは泣いてしまって、泣きながら挨拶…。真っ直ぐで温かい心の持ち主なのがよくわかった。前にユーミンとの対談した時にもきれいな心の人だなと思ったのも思い出した。心の美しさが歌唱に出てる。ほんとうに良い歌を聴かせてくれて感動でした。このライブに行くのでJUJUのオリジナル曲もかなり聴いてた。ほとんどユーミンの楽曲で構成されるのはわかってたけど、オリジナル全く知らないってのもどうかと思い6月頃からアルバムを購入して予習してた。まずはベスト盤2枚。今回のライブの1曲目がデビューシングルの「光の中へ」でした。ベスト盤に入ってた^^聞き込んでた曲だったので生で聴けて鳥肌でした。ラテン系の「光の中へ」に続いて歌われたのが、アルバム「Delight Slight Light KISS」のラスト曲「September Blue Moon」だった。この曲もサンバのリズムのラテンナンバー。そして、次はめちゃくちゃ好きな曲、アルバム「悲しいほどお天気」の2曲目「影になって」!!この曲はJUJUのユーミンカバーアルバム「ユーミンをめぐる物語」にも収録されてるのでセットリストに入るのは予想できたけど、やはり生で聴くと何倍もカッコよかった。続いてアルバム「昨晩お会いしましょう」の2曲目「街角のペシミスト」!この2曲続くと最高すぎた!アルバム「ユーミンをめぐる物語」に収録されていないユーミンナンバーも多くセットリストに入ってた。そのチョイスがめちゃ渋い!「ダイアモンドの街角」「Midnight Train」「ジェラシーと云う名の悪夢」「Tuxedo Rain」「12階のこいびと」「花紀行」「メトロポリスの片隅で」「かんらん車」…とにかく選曲が渋い。今回、新たにユーミンがJUJUに書き下ろした新曲「鍵穴」も物凄く気に入ってリピートで何度も聴いてる。ユーミン史上、一番エロカッコ良い曲だと思う。深読みするととんでもない世界が浮かんで来そう・・・ライブで聴くとより素晴らしかった。今日のライブでダントツに好きな曲は「TYPHOON」です。この曲はアルバム「ユーミンをめぐる物語」に収録されてるので聴けるのはかなり期待してた。この曲の気怠く蒸し暑そうな雰囲気がアルバム「VOYAGER」発売時からたまらなく好きだった。JUJUバージョンのアレンジも凄く気に入ってる。もちろんアレンジは松任谷正隆さん。アルバム「ユーミンをめぐる物語」に収録されていないユーミンナンバーのアレンジはオリジナルアレンジに近いアレンジにしてたの良い!バンドの演奏も最高だし、コーラスの二人も強力でカッコ良すぎた。そして今回のライブ、忘れてはいけないのはプロデューサーの松任谷正隆さん!楽曲のアレンジもだけど、コンセプトや装置、照明のセンスの良さ!全てがカッコいい。いつも思うけど松任谷正隆さんは本物の天才プロデューサーです。このライブのBlu-rayが出ることを願う。早くまた観たい。とにかく最高でした!コンセプトブックの他にこのハンドタオルとオリジナルブレンドの唐辛子を買った。白ごまとミカンの皮がブレンドされています。どんな味だろう。開けるのが楽しみ。最近、山椒多めの七味ばかり買ってたので、かなりガラッと変わる。今日はニシンそばでも作ろうかな。
2022年08月26日
このタイトルを見て「???」って思う人はちんぺいさんの少しマニアックなファン。同じタイトルで2012年に谷村新司さんと石井竜也さんの共作楽曲として発表されました。その曲は東日本大震災遺児の学費支援を目的としてチャリティー曲でした。作詞:谷村新司さん 作曲 石井竜也さん 編曲 宮川彬良さんで2012年2月8日に発売。その20年前にちんぺいさんは同じタイトルの歌詞を麗麗さんに提供していました。「風の子守唄」作詞 谷村新司さん 作曲 服部克久さん 編曲 野村豊さんちんぺいさんの歌詞に服部克久さんが曲をつけるのは、ありそうで意外と珍しい曲です。2012年の「風の子守唄」とは、もちろん歌詞はまったく別のものです。麗麗(リリ)さんは天津生まれで、1974年に日本へ、1984年に歌手デビュー。大陸を感じさせる緩やかで柔らかいメロディーに哀しみが沁み込んでくる歌詞。麗麗(リリ)さんの歌唱は澄んだ美しい声で大きいテーマの悲しく美しい曲を真っ直ぐ素直に歌い切ります。麗麗(リリ)さんの歌声は美しくてハマります。大サビで男性のコーラスとユニゾンになるのですが、最初は「お!?ちんぺいさんか?」と思ったけど違います。高田みずえさんの楽曲やばんばひろふみさんの曲で、ちんぺいさんがシークレットでコーラスしてた事もあったので一瞬期待してしまった。アルバムの5曲目にこの曲は収録されています。他の曲にも気に入ってる曲があるのですが、今日はこの1曲の事だけで。
2022年08月25日
森進一さんの1980年11月5日発売の50枚目のシングル盤。今年の7月22日発売の128枚目のシングル「さわりは名調子」まで、ほとんどのシングルの事を書いたと思ってたけど、このシングルの事はまだ書いてなかった。どのシングルの事を書いていないのか、わからなくなってる^^;128曲、どの曲も森さんのソウルフルな歌唱を楽めるので、聴き飽きない。A面「夢という名の女」作詞 阿久悠さん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 薗広昭さん森進一さんの歌詞は阿久悠さんが書いた物がやはり一番良い!森進一さんと阿久悠さん組んだ楽曲は全て超名曲になっています。「冬の旅」「さらば友よ」「北の螢」「北航路」「別れの接吻」「あゝ人恋し」「故郷」「東京物語」「甘ったれ」「林檎抄」「涙きらり」「夢という名の女」「悲しい歌が流行ります」「昭和最後の秋のこと」「はな」「さわりは名調子」と・・阿久悠さん作詞のほとんどのシングルA面が超Sランク曲です。「襟裳岬」良い曲だけどあれは自分の中ではAランク曲。別にコンサートで聴きたいと思わない曲。阿久悠さん作詞の楽曲だけでコンサートしてほしい。この曲は2014年9月17日発売のシングル「えにし」のカップリング曲としてオケはそのままでボーカルだけ吹き込み直し新たにレコーディング。34年後に再び歌った「夢という名の女」は深さを増した熟成した歌唱で聴けます。甲乙つけがたい両方の歌唱です。「夢という名の女」・・・超名曲です!B面「そして煙草<春夏秋冬>」作詞 阿久悠さん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 薗広昭さんA面もそうですが、浜口庫之助さんの作るメロディーも凄い。森進一さんと浜口庫之助さんは何曲か組んでるようなイメージですが、このシングルの2曲のみです。なので、特にこのB面の「そして煙草<春夏秋冬>」は、森さんの他のシングルにないような新鮮な印象をうける。フォークとスタンダードナンバーの間に位置するような楽曲。季節ごとに書かれた阿久悠さんの歌詞も本当に素晴らしい!森進一さんの歌は完全に唯一無二!こんなソウルフルにスモーキーな声で心を聴かせてくれる歌は森進一さんの歌は国宝ものです。ちょうどこの頃のツアーパンフより。野良猫とたわむれる森さん
2022年08月24日
アメリカのロックバンド「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(C.C.R.)の1970年発売のシングル。1970年7月25日発売の5枚目のアルバム「コスモズ・ファクトリー」からのシングルカット。「Cosmo's Factory」から6曲もシングルカットされ、そのうち3曲が100万枚以上売り上げる大ヒット曲です。「Who'll Stop the Rain」「Up Around the Bend」「Lookin' Out My Back Door」の3曲。バンドメンバーA面「Long As I Can See The Light」 邦題「光りある限り」 作詞・作曲 John Fogertyアルバムラストに収録されてるミディアムスローなブルースナンバー。ほとんどの国でこの曲は「Lookin' Out My Back Door」のB面に収録されています。日本と一部の国のみA面B面が逆になっています。自分は「Long As I Can See The Light」の方が好きですが、やはりミリオンセラーになった「Lookin' Out My Back Door」の人気は強力です。胸に沁みてくるようなSAXソロはJohn Fogertyが演奏しています。ソウルフルな歌唱にも引き込まれて毎回聴き込んでしまう。B面「Lookin' Out My Back Door」 作詞・作曲 John Fogertyミリオンセラーに輝いたこの曲は完全カントリー&ウエスタンなナンバーです。アメリカは今でもカントリー&ウエスタンの人気は衰える事なく売れ続けています。日本ではカントリーやブルーグラスはなかなか定着するのは難しいように思ってた。自分はナターシャーセブンがめちゃくちゃ好きなので中学生の頃からカントリー、ブルーグラスは当たり前のように聴いていました。この手のC.C.R. の曲なら「Cotton Fields」が特に好きだった曲。この2曲が収録されてるアルバム「Cosmo's Factory」を最近よく聴いてたけど、今日は40th Anniversary Editionの「Pendulum」を久々に聴いたらまたハマってしまった。日本では「Have You Ever Seen The Rain」が大ヒットしたのでこのアルバムも売れました。何かのCMに使われたのでヒットしたように思う。邦題は「雨を見たかい」でベトナムの空からナパーム弾が雨のように落ちる様を歌っているとか言われています。アメリカのラジオでは放送禁止になった。でも、そんな意図で書かれたかどうかは本人は語っていないようです。「Lookin' out My Back Door」でさえヘロインやコカインの事を歌っているとか広まっていましたが、本人は3歳だった自分の子供のために書いた曲だと語っています。自分の都合の良いように聴くのは自由だけど。
2022年08月23日
オジー・オジボーン3枚目のソロアルバム「Bark at the Moon」が1983年11月15日に発売され、「Bark at the Moon Tour」が発売日の5日前の11月10日Leicesterからスタート。このツアー初日のブートは名盤として語り継がれています。何と言っても名曲「So Tired」がセットリストに入っています。ツアー初日から6本目がこのSheffieldでのライブです。11日 Ipswich、12日 Leeds、14日 Bristol、15日 Derby、そして16日 Sheffield。「So Tired」は12日にはセットリストから外されています。意味不明。名曲なのに。Leicesterのライブは高音質ブートとして残っていますが、オジーの歌唱も演奏もスタジオレコーディング以上のクオリティで聴かせてくれてるのに。「So Tired」のライブバージョンを聴くにはツアー初日のブートを入手するのをおすすめ。最初に出回った時よりも高音質なものが出て来ています。(最初で出た物も音質悪くはありません)Ozzy Osbourne – VocalsJake E. Lee – GuitarBob Daisley – BassCarmine Appice – DrumsDon Airey – Keyboards1983年11月16日 Sheffield City Hall, Sheffield, England SE「Carl Orff "Carmina Burana"」1曲目「I Don't Know」2曲目「Mr. Clowley」3曲目「Rock 'n' Roll Rebel」4曲目「Bark At The Moon」5曲目「Revelation (Mother Earth)」6曲目「Steal Away (The Night)」7曲目「Suicide Solution」〜Jake Solo8曲目「Centre Of Eternity」9曲目「Carmine Appice Drum Solo」10曲目「Flying High Again」11曲目「Iron Man」12曲目「Crazy Train」13曲目「Paranoid」このブートも音質はオーディエンス物ながら音質はかなり良い方です。オジーのボーカルがきっちりと輪郭もくっきり聞こえるのが最高。ワールドツアーの前半のヨーロッパツアーでブートとして残ってるものは多くありますが、自分が持ってるものはほとんどオジーの調子はかなり良好です。これがアメリカツアーになってから、きっとプライベートではっちゃけて体調が悪そうなライブが何公演か残っています。そしてアメリカツアーからドラムが交代。レコーディングで叩いてたTommy Aldridgeが復活。それに伴いテンポアップされた曲も数曲ありました。この日の「Centre Of Eternity」は演奏も歌唱も最高です。ツアー初日の「Centre Of Eternity」はドラムが入ってくるところでギターとドラムがごちゃごちゃになってしまう。Keyも変な事になっているし。この曲のイントロ部分はツアーの初旬はぐちゃぐちゃになってる物がいくつかあります。「Steal Away (The Night)」もこの日のオジーの歌唱が凄くいい!「Bark At The Moon」は初日の演奏、歌唱の方がスリリングでめちゃくちゃカッコいい!でも「Bark At The Moon」て曲自体、文句なしにカッコいいので飽きずにいつでも感動できる。初期のアルバムでは「Bark At The Moon」がダントツにクオリティーも高く、今では初期の中なら一番良く聴くアルバムです。ヨーロッパとアメリカで曲順と選曲が違うのも倍楽しめる所。「今日はUKバージョンで聞こう」とかまったく違う感覚で聴けるのが良い!ツアー終盤に日本ツアーがありました。この時はツアー途中でKeyのドン・エイリーが急遽帰国というアクシデントがあって、それでもツアーは続行。Keyなしの「Mr. Crowley」「Revelation(Mother Earth)」などかなり貴重な音源が残っています。その上、他の国では演奏される事がなかった「Over The Mountain」が急遽セットリスト入り!多分、日本で一番最初に登場した「Bark at the Moon Tour」のブートレッグ盤。11月29日ハマースミス・オデオンでのライブ。年明けてすぐに梅田のブート専門店「HOGG」で買ったように思う。当時のオジーのマニアはほとんどが買って持っていたんじゃないかと思う。音質も特別良くはないが、問題なく聴けるレベル。「Bark at the Moon Tour」で来日した時にジェイクにもらったサイン。初来日、2回目、3回目の来日時はオジーの行く所、行く所、出没していろんな物にサインしてもらった。オジーだけで15回以上サインもらってる。駅や道端、ホテルで写真も撮りまくってた。もう35年以上も前の事。このサインをもらってる時の写真ボブ・ディズリーのサイン大阪と名古屋での写真海外アーティストでオジーほどファンに対して優しい人はいなかった。どこで会ってもオジーの方から声かけてくれたり、サインもファン全員し終わるまでホテルの部屋に戻らない。オジーの周りはいつも凄いファンの数でした。写真のポーズをお願いすると気軽にしてくれたり・・・。自分はさすがにポーズを指定なんて言えなかったけど。初来日から Ultimate Sin ツアーの3回の来日で50枚以上写真撮ってる^^;
2022年08月23日
高島忠夫さんと寿美花代さんを両親に持つ高嶋政宏さんの1993年シングル。高嶋政宏さんと言えば、東宝エリザベート初演で最高の狂気なルキーニを観せてくれたのが一番印象深い。東宝版エリザベートであのルキーニを超える事は不可能だと思ってる。それ以降もいろんな役者がルキーニを演じたけど、高島さんの足元にも及ばないようにいつも感じてた。重厚なのに狂気の軽薄さがたまらなく良かった。高島さんのルキーニは20回以上劇場で観たけど、あのルキーニを生でまた観たいと思ってしまう。2000年東宝版初演のルキーニ「ゴジラ」映画出演でも有名なのもあって、平成VSゴジラに似てるように思えてしまう。ゴジラ以上の目力です。高島さんのルキーニの狂気は凄まじかった。久しぶりにKing Crimsonのアルバム「Red」と「In The Wake Of Poseidon」を聴いてたら、高嶋政宏さんを思い出した。King Crimsonマニアとしても有名な高島さんですが、このシングルのカップリング曲に「Starless」をレコーディングしています。「Starless」をシングルでリリースした日本人アーティストなんて高島さんただ一人だと思う。King Crimsonファンなら12分もある曲をシングルに入れられるのか?とか思うのは当然ですが、歌のある部分を中心に短縮したバージョンでレコーディング。4分半に短縮した「Starless (Abridged)」をさらにまだ要約したバージョンです。 1曲目「こわれるくらい抱きしめたい」作詞 沢ちひろさん 作曲 TSUKASAさん 編曲 武部聡志さんボーカルが少し奥に感じるのが気になるけど、さすが天才アレンジャーの武部聡志さんが料理すると聞き入ってしまう。メロディーや雰囲気はゴダイゴのようなイメージ。ルキーニを演じてた歌唱とは考えられないほどの爽やかでPOPな歌唱です。ちょっとタケカワユキヒデさんにも似てるような・・・。2曲目「STARLESS」Fripp, Wetton, Bruford, Palmer-James 編曲 本間昭光さん高島さんはジョン・ウエットンの歌い回しやブレスの感じまで忠実にカバーしてるように感じる。これをカップリングにするのをOKしたレコード会社も凄いと思う。もちろん英詞のまま歌ってるし、プログレファンしか知らないようなマニアックな曲。2分52秒にまとめても楽曲の良さはよくわかる構成です。編曲の本間昭光さんは松任谷正隆さん主宰の「マイカ音楽研究所」に入学して松任谷正隆さんから作曲やアレンジを学んだだけあって、この「STARLESS」のアレンジも秀逸です!それときっとプログレが好きなんだと思う。2000年初演帝国劇場のパンフから2000年初演稽古場2000年初演稽古場 一路さんのエリザベートが観たい!一路さんのエリザベートと高島さんのルキーニでハウスのカレーのCMにも出てた^^;シシィとルキーニが仲良さそうにカレーを食べる^^大手企業のCMに使われるほど当時は凄い話題だった。これも「平成VSゴジラ」か1974年「ゴジラ対メカゴジラ」や「対メガロ」の時のゴジラに負けない目力!
2022年08月22日
月組公演「グレート・ギャツビー」2回目観劇してきました。まだまだコロナで公演中止になる演劇、ライブが宝塚のみならずかなり多い状況です。この前、月組観劇した次の日から公演がストップしました。ギリギリセーフで観る事ができた感じ。今回も楽前の公演が友の会で当選してて、今回も少し前に上演再開して運良く観る事ができた。そう言えば、前回の観劇の事を書いた時に書くのを控えてたけど、劇場入り口の検温場で赤ランプが光って警告音が鳴ってる人が3人いました。初めて聞く警告音だったので、ちょっと怖かった。なので、自分の体温がかなり低かった事が印象に残って、その事を書いたのだと思う。自分が検温の所にいる間に立て続けに3人はヤバイと思った。熱がある事に気づかずに来たのだろうか…。自分は37℃超えたら「しんどぉ〜」ってなるからすぐにわかる。37.5℃なんてもう外に出て歩くのは無理だと思う^^;いつも35.5℃〜36.3℃ぐらいが平熱なので少しでも熱があると体が教えてくれる。いつでも測れるように体温計はバッグに絶えず入ってるし。それにしても検温場で赤ランプが光ったら焦るだろうなぁ。その人の反応とか見なかったけど、その後どうなったんだろ?入場断られてチケット代が返ってくるのだろうか…とかいろいろ考えてた。この前は2階席1列目で全体を観られて、今日は1階席。また見え方が違って楽しめました。やはり2本立てでいい作品だと思う。初演のままでいいのに。 今日も風間柚乃さんに釘付けでした。7月に観た時は少し物足りなさも感じたけど今日は最高に良かった。風間柚乃さんの芝居は毎回、凄く楽しみです。歌やダンスでの存在感も強力です。「チェ・ゲバラ」でフィデル・カストロ役を演じたのを観た時に完全に虜になった。その前に「エリザベート」でルキーニ演じてるのを映像で観た時も驚愕だった。うますぎる。ニック・キャラウェイ役は演じ甲斐のある役。この役、おもしろ味がないように見えて心の動きが見えてくる役。初演ではこの作品、ほぼ一路さんの印象しか残っていないから、ニックが余計に気になって観てしまう所も大きい。(元々、映画も含め作品自体はそんなに好きじゃないからかもな…。)主演の月城かなとさんも7月に観た時よりも断然良くなってた。立ち姿の美しさは雪組時代から思ってたけど、やはりさすがです。この前、2回観劇した雪組梅田芸術劇場公演の舞台写真も販売になってた。この作品、最高!だったので、何年かぶりにBlu-ray買おうかと思ってる。彩風咲奈さんの事がこの作品でより好きになった。終演後は久々に行った居酒屋で鳥取の酒「こなき」を呑んだ。子泣き爺のラベルが可愛いけど、がっつり辛口でした。美味しかった。
2022年08月22日
1979年6月発売のアルバム「黙示録 I Am」からのシングルカット。「Earth, Wind & Fire」の事は知らない人はほとんどいないと思うので詳しい説明はなしで。アルバム先行シングル「Boogie Wonderland」は映画「Roller Boogie」の挿入歌としても使われ全米だけで100万枚を超える大ヒット。映画「Roller Boogie」はリンダ・ブレア主演のディスコブームに乗った大ヒット映画。主演のリンダ・ブレアも久しぶりに存在感を発揮する役で輝いてた。「エクソシスト」で天才子役として注目を浴びすぎたので、そこから脱皮するのは難しかった。「エクソシスト2」でさらに演技派女優としての存在感を見せつけたけど、オカルト映画女優のレッテルはなかなか剥がしきれない。そんな中の「Roller Boogie」!ディスコサウンドの名曲の数々をバックに輝いていました。ディスコナンバーを楽しむだけでも満足できる映画です。(当時、評価は悪かったけど後々、その評価は良いものへと変わっていった)と、「Earth, Wind & Fire」の事から外れました。リンダ・ブレア好きなもので。A面「Star」スペイシーディスコナンバー。気持ちいい曲です。シングルカットされてもちろん大ヒット!この曲がこのアルバムでナンバーワンナンバーと言う声も多い曲。自分はこの曲はナンバーワンではないですが、めちゃくちゃ好きな曲。トランペットソロにいつも聞き惚れる。当時、ヘタウマとか言ってる人もいたけど完全に上手いでしょ。B面「After The Love Has Gone」自分はこの曲がアルバム、ナンバーワン曲です。日本ではB面曲として収録されていますが、海外では「Star」以上に売れた大ヒット曲です。バラードの頂点とも言えるほどの完璧な構成とアレンジ。ふと、夜中にこの曲を聴いたりすると不思議に泣けてしまう人も多いと思う。あの頃の自分とオーバラップして聴く人もいれば、純粋にこの曲の美しさに泣ける人もいる。この曲の12インチバージョンとかあったように思うけど、持ってないなぁ。アルバムではラテンのリズムが重なってきて次の曲「Let Your Feelings Show」に繋がっていく最高の興奮箇所です。
2022年08月21日
8月19日解禁 アリス50周年のライブ第一弾が発表されました。コンサートツアー自体は来年2023年からとの話でしたが、それまでに何かあるだろうとファンの間ではいろいろ憶測などで盛り上がっていました。まずは年内に1本だけ50周年記念ライブ。-----------------------------------------------------------------------------『ALICE GREAT50 BEGINNING2022』 2022年11月17日(木) 開場17:30 開演18:30 東京 有明アリーナ全席指定¥11,000(税込) 学生券¥5,500(税込)-------------------------------------------------------------------------------50周年ツアーに向けての新曲作りも始まっているらしく、このライブ時期に合わせて新曲も発表されるのではないかと予想。アリスの3人は毎週金曜日22時〜の「MBS ヤングタウン」で大爆笑DJを担当。今が確実にベストな関係なのはラジオを聴いてるリスナーならわかってる。大阪の放送局の番組ですが、ラジコでどこの地域でもどんな時間でも聞くことができます。爆笑ばかりではなく、当時は話す事の少なかった深い音楽の話もたっぷり聴ける。3人の音楽観も細かく詳しく話される回もあります。自分はこの前のNHK SONGSの観覧に当選して現在の生のアリスを体感しました。73歳のバンドとは思えない迫力と安定感を生で体感して、アリスはまだまだ行ける!と感じた。その発表を聴いてからは、アリス三昧です。「エンドレス・ロード」をアナログ盤でフルで聴いてから、「ALICE II」を聴いた。なんでこんなに飽きずに聴けるのか自分でも不思議です。小学3年の頃から聴き始め小学4年でコンサートに行き始め今に至る^^;一番少ない回数しか聴いていない曲でも100回…どころじゃないだろうな、想像できない数、聴いてると思う。「ALICE IV」がどのアルバムよりも一番多く聴いてると断定できる。それまでのアルバムも聴いてたけど、「ALICE IV」を買ってきて聴いてから自分はアリスが好きなんだ!と子供ながらに認識したアルバム。シングルの曲が1曲も入っていないのも何か好きだった。発売ギリギリまで曲順や選曲がなかなか決まらずに最初に発表された収録曲やタイトル、曲順は本決まりの物と大きく違ってました。「紫陽花」が1曲目の曲順でした。「ALICE IV」の事を書いた時に詳しく資料とともに書いています。(アルバム発売の5年後に「黒い瞳の少女」が突然シングルカットされました)(カセットでは1曲目が「紫陽花」です)それまでは姉の影響も大きくコンサートにも行ってましたが、「ALICE IV」を聴いてからは自ら進んでチケットを買うようになった。「やさしさに包まれて」「想春賦」「生きているから」「太陽に背を向けて」「彷徨」この5曲が特に好きな曲。今でも「ALICE IV」を聴く事が一番多い。「冬の稲妻」でブレイクした後もコンサートで「ALICE IV」の曲がセットリストに入る事をいつも願ってた変な子供でした。1977年秋までによくセットリスト入りした「黒い瞳の少女」と1980年の春の短期間に「生きているから」が歌われた事があっただけ。再始動してくれてからは「黒い瞳の少女」と「生きているから」はセットリスト入りしました。でも、やっぱりこの2曲なんだ…と思った。1976年頃まで「やさしさに包まれて」は、ほぼ鉄板曲だったのに。3人だけでいつでも出来る曲です。1972年1月に撮影された、アリス始めての宣材写真。まだ2人のアリスでデビュー曲「走っておいで恋人よ」に合わせて作られた宣材写真。ネガもどこかにあると思うけど、あまり出なかった写真だと思う。1974年2月発売の多分、アリス始めての楽譜本「愛の光」はアルバムバージョンのあの長いイントロから掲載。振り子時計の時を知らせる音の音符・・・。ハープシコードからだとわかるけど、その前のチェレスタの部分弾く人いるのか?(-。-;1973年宣材
2022年08月20日
1965年4月発売の「霧深きエルベのほとり」の主題歌。なぜ1965年4月発売なのか不思議に思う人も多いと思う。「霧深きエルベのほとり」の初演は1963年5月宝塚大劇場公演でした。この時、東京公演はキャストや組み合わせ作品の都合で「霧深きエルベのほとり」は東上しませんでした。が、2年後1965年3月6日〜30日に専科・月組合同公演として東京公演が実現しました。その東京公演に合わせた形でリリースした主題歌EP盤です。この作品は内重のぼるさんのために菊田一夫さんが完全あてがきで作り上げた作品です。初演の大劇場、東京のみ菊田一夫さん本人が演出も担当しました。菊田一夫さんが理想とするカールは初日が開いた時から凄い人気になったと言われています。もちろん観てるわけないのですが、さまざまな写真や音源や公演パンフなどで想像しています。そのまま月組で1973年5月26日〜古城都さん主演で再演。この再演が決まったと聞かされた古城都さんは正直、困惑したそうです。古城さんが下級生時代に内重のぼるさんがカール役を作り上げていく姿を近くで観ていました。内重さんに書き下ろされた作品で1967年の退団公演にもこの作品を選び上演された。内重のぼるさんのファンもこの作品、カール役は他の人が演じる事を許してくれないのではないかと古城都さんは悩んだ。これはyoutubeの古城都チャンネルでも語っていました。しかし、古城都さんのカールも素晴らしい当たり役になり大人気公演となりました。古城都さんと初風諄さんの「霧深きエルベのほとり」も観たかった!自分がこの作品を生で観たのは1983年花組公演から。順みつきさんのカールも凄く良かった!そしてこの前の紅ゆずるさんのカールも本当に素晴らしくてオープニングから感動しっぱなしでした。A面「霧深きエルベのほとり」作詞 菊田一夫さん 作曲 入江薫さん少しスモーキーな低音が本当にカッコいい。内重のぼるさんの歌ってるレコードも何枚か持っていますが、どの曲も歌唱も楽曲自体も素晴らしい曲ばかりです。きっちりと主題歌をスタジオでレコーディングされていると後々、いい状態で残すことができる。いつからか宝塚歌劇はスタジオレコーディングで主題歌を残さなくなってから楽曲の価値自体が落ちてしまうように感じる。舞台のライブ録音での全編歌うわけでもない物を商品化するのは無理がある。この頃の宝塚歌劇の主題歌はコロムビア・オーケストラの素晴らしい演奏で残っていて最高です。内重さんのボーカルにはほとんどエフェクトをかけずに本物の歌声で楽しめます。ほんの少しだけ分からないほどにリバーブかけてる程度です。一番良く聴くのは古城都さんバージョンのこの曲ですが、やはり初演の内重さんの歌唱は特別なものがある。歌声や歌い回しは古城都さんのバージョンが一番好きなのですが。バンドアレンジも古城さんの時のビッグバンドの良さが全面に出てる演奏です。古城さんの歌唱にもほとんどエフェクトは掛けていません。B面「うたかたの恋〜おいらマドロス」作詞 菊田一夫さん 作曲 入江薫さんB面は娘役トップがレコーディングしている事が多いのですが、やはり内重のぼるさんのために書き上げられた作品なのでB面も内重さん一人の歌唱です。特に「うたかたの恋」に関しては娘役がレコーディングする確率が高くなる曲。のちに「うたかたの恋」という作品が登場しましたが、やっぱり「霧深きエルベのほとり」の「うたかたの恋」のイメージが強くて少し違和感を感じた。「おいらマドロス」に繋がるアレンジも自然で、スタジオレコーディングならではのアレンジ。内重のぼるさんの伸びやかな歌声を楽しめる2曲メドレーです。この時の東京公演で古城都さんはシュザンヌを演じました。1967年内重のぼるさんの退団公演での再演時には2番手役のフロリアンを演じた。
2022年08月19日
髙島忠夫さんの1988年6月25日発売のシングル。A面「約束 -PROMESA-」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 神林早人さん「PROMESA」はスペイン語で約束、誓いの意味。この曲も埋もれていくには勿体ない曲のひとつ。このシングルのA面B面とも本当に名曲です。高島忠夫さんといえば宝塚歌劇星組トップスターの「寿美花代さん」と結婚。寿美花代さんは35期生です。男役トップスターで人気絶頂時の1963年「タカラジェンヌに栄光あれ」で結婚のために退団。この時の寿美花代さんファンはかなり混乱したんじゃないかと想像できる。高島さん一家は子供2人とともに音楽一家としても有名で、家族全員でファミリーコンサートも開催していました。キング・クリムゾン好きでも有名なお兄ちゃんの髙嶋政宏さんは映画俳優としてだけではなくミュージカルスターとしても活躍しています。やっぱり東宝版「エリザベート」のルキーニ役は髙嶋政宏さんを超える人はいまだに誰一人、出て来ていない。東宝版「エリザベート」に関しては初演キャストを超える事は100%無理だと思うし、何度も再演したのをほとんど観ていますが、初演の足元にも及ばないといつも思ってしまう。初演キャストだけは特別過ぎたので仕方ないけど…。高嶋政宏さんのルキーニは怖いぐらいにヤバイ空気がずっと漂っていた。そして高島忠夫さん、高嶋政宏さんと言えば!『ゴジラ』!!高島忠夫さんは1962年「キングコング対ゴジラ」で世界的にも有名になった。「キングコング対ゴジラ」は全米公開版も製作されアメリカでも高島さんはかなり有名です。1967年「ゴジラの息子」にも出演!そして政宏さんは平成VSシリーズで重要な人物。1993年「ゴジラvsメカゴジラ」、1995年「ゴジラVSデストロイア」の2作。ちなみに弟の高嶋政伸さんの方が先にゴジラシリーズに出演。1989年「ゴジラVSビオランテ」で黒木翔という主役級の役で出演。この同じ黒木翔役を1995「ゴジラVSデストロイア」で兄が演じた。で、この「約束 -PROMESA-」高島忠夫さん58歳の時に出したシングルです。さすが、歌の上手さは歌い出しを聴くだけでわかる。甘く丸い声がこの曲により説得力を持たせています。べーやんの王道のメロディー(フレーズ)はいくつか出て来ます。少し「裸木」を思い出させるフレーズがあったりします。B面「我が心の少年へ」作詞 荒木とよひささん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 神林早人さん昔、この曲を初めて聴いた時に最初に思った事は、ちんぺいさんが書くメロディーのように感じた。ちんぺいさん作曲と言って聴かせればアリスファンでもそう思うかも知れない。べーやんっぽくないわけじゃないけど、凄く不思議な感じがした曲。なので余計にこの曲はべーやんにも歌って欲しい曲。歌詞も本当に良いしA面以上に勿体なさすぎる。高嶋政宏さんのカバーでも聴いてみたい曲。お父さんの柔らかく丸い歌唱が政宏さんの輪郭のしっかりした歌声でどう聞こえるのか聴いてみたい。高嶋政宏さんにはA面「約束」も歌ってほしい。高島忠夫さん一家は普通の芸能一家を超越した才能の塊の集合体。宝塚歌劇星組トップスターの「寿美花代さん」の退団公演「タカラジェンヌに栄光あれ」のパンフより右から二番目が寿美花代さん退団する寿美花代さんに淡路恵子さんからのメッセージが掲載されています。これも退団公演のパンフより。寿美花代さんは松平家の末裔と言われていて本名の松平から「マッちゃん」が愛称。「タカラジェンヌに栄光あれ」より寿美花代さんの退団特集ページトップになって4年目1956年公演のパンフ。真ん中が寿美花代さん
2022年08月18日
ロス・インディオス&シルヴィアのシルヴィアさんのソロデビュー曲。1983年8月発売。A面「愛のキャラバン」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 国吉良一さん谷村新司さんと国吉良一さんが組んだのは、谷村さんの3rdソロアルバム「引き潮」が最初。「引き潮」の中で国吉さんのアレンジが強烈に輝いていたのはA面1曲目「引き潮」2曲目「哀しみの終る時」 B面2曲目「煙草のけむり」3曲目「暗い桟橋」です中でも、3曲目「暗い桟橋」はめちゃくちゃ好きな曲。ちんぺいさんの歌唱もカッコ良すぎる。国吉良一さんの弾くピアノ伴奏とちんぺいさんの歌、そして間奏に入る向井滋春さんのトロンボーンソロ!歌、ピアノ、トロンボーンのみでここまでカッコ良く楽曲が仕上がるのも奇跡。その後、国吉良一さんとは組むことはずっとなかったのが、1983年「EMBLEM」で7年ぶりに組んで作った曲がタイトル曲「龍のエンブレム」とシングルカットの「夢の世代」、他にも「憧れのチェン夫人」「朝日を求めて」「太陽の誘惑」など、アルバム「引き潮」のジャズ、シャンソンとはガラリと違ってキャッチーなロックナンバー。このアルバム「EMBLEM」の流れで作られたような「愛のキャラバン」。シルクロードを感じさせるメロディーとアレンジ。80年代のちんぺいさん王道の歌詞を感じさせるフレーズも多い。「♪生き急ぐ者だけが 旅する意味を知ってる 心に残されたあやふやな 足跡だけ信じて」B面「あの日のライムライト」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 国吉良一さんこの曲、ちんぺいさん本人に歌ってほしかった1曲。ちんぺいさんのソロ曲で意外とありそうでない曲。シルヴィアさんも雰囲気出していてカッコいい歌唱を聴かせてくれています。ちんぺいさんがセルフカバーする時はイントロと間奏とアウトロをもっと長くしてほしい^^;「愛のキャラバン」よりもこっちの方が絶対に好き。まだまだちんぺいさんが他の歌手に提供した名曲はあるので少しずつ書いていくつもり。 ちんぺいさんもそろそろ何か動きを見せる感じで、楽しみです。
2022年08月17日
日本のフォーク/ロックグループ「バンバン」の3枚目のシングル。ばんばひろふみさん自身、自分が思うにはフォーク寄りじゃなくかなりロック寄りのミュージシャンだと思う。バンバン時代はフォークブームだったのもあって、かなりフォークソングを意識した楽曲が多かった。デビューシングル「何もしないで」はフォークロックでした。ドラム、ベース、Eギターもリードボーカルの高山厳さんの歌唱もロック寄りです。そのB面「こんな道だから」アコギで弾くロックンロール。ドラム、ベース、Eギターも前に出しています。この曲はばんばひろふみさんのリードボーカル。次のシングル「こころの花」です。タイトルのイメージ通りフォークな曲です。でもEギターとドラムは派手に入るパートもあります。そのB面「赤い口紅」は完全なブルースロック曲。前にも書いたけどこの曲めちゃカッコいい!A面「永すぎた春」作詞・作曲 ばんばひろふみさん 編曲 木田高介さんばんばさんは、この曲のようなウェストコースト・ロックが当時は特に好きだったんじゃないかと思う。ソロになってからもウェストコーストの香りがするロック曲が多かった。ばんばさんの作曲も素晴らしいし、やっぱり木田高介さんのアレンジがカッコ良すぎる!ナターシャーセブン時代も木田さんはロック寄りなアレンジも最高でした。この「永すぎた春」はラジオオンエアを意識してか2分40秒と短い曲です。もっとGソロも長くていいと思うし、アウトロもオルガンソロに入って来た所でフェードアウトはもったいない。ここからさらにカッコ良くなりそうなのに。バンバン・ラストライヴ「人生はぬり絵」でのライブバージョンはテンポアップさせてよりロック色強めた感じでカッコいい!CD化されていないのが勿体ない。B面「早くむかえにきて」作詞・作曲 高山弘さん 編曲 木田高介さんこの曲はアリスもバンバンも好きな人なら気付くと思うけど、イントロリフがアリスの「散りゆく花」によく似ています。アリスはアコギでの演奏ですが、バンバンはEギターであのフレーズを弾いています。2曲とも同じ1973年の作品。 かなり謎に思ってる事があって・・・そのGフレーズの後のドラムのフィルインなんだけど、これで正解なのかといつも思う。これで正解ならかなり斬新です。わざとつんのめったようなフレーズを作ったのならちょっと凄い^^;レコーディング、これでOKだったわけだからきっとあのフィルインで正解だったのだろう。Zepでもこんな入り方はないと思う。これ1発録りだったのかな。この曲の話をバンバンはした事あったのだろうか。Gソロも激しいロックナンバーです!高山さんとべーやんは親友なのもあって書くメロディーもよく似てるように思うことがある。今日からちょうど40年前の1982年8月16日に京都円山野外音楽堂で「大文字フォークフェスティバル」をべーやん目当てで観にいきました。バンバンは出ていませんでした。が・・その日の夜はバンバンのお母さんが営んでいた老舗旅館「六三園」で泊まりました。まだ高校生だったので、ちょっと奮発した。この何年か後にも、京都でゆっくりしたい時に何度か泊まった。バンバンが夜に「六三園」に顔を出して、お母さんがその年の祇園祭のうちわを持って来てくれた。その裏にバンバンがサインしてくれたのだったと思う。40年前なので記憶が曖昧だけど、もう1枚うちわがあって、その時に一緒に行った友人の分もなぜか自分の家にあった。・・・・かなり前から連絡取れない友人なんだけどどうしてるんだろ…。3人で行ったのでもう1枚は今でも話す事がある友人が持ってる。フルネーム漢字の名前入りで3人ともにサインしてくれました。この日、べーやんは「海を見ていた少年」「今は春だから…」「サマー・ワインに酔いしれて」「Change Your Mind」「Day Break」などのアルバム「デイブレイク」から多く選曲されていました。フォークフェス…いや、ロックでした。エレキ弾いてるべーやんも好きだったなぁ。これがうちわの表。40年前の祇園祭オフィシャルのうちわってだけでも価値ありそう。
2022年08月16日
山口百恵さんの10枚目のシングル。デビュー曲「としごろ」から都倉俊一さんがずっと作曲担当してきてましたが、この曲が最後でした。自分の担当の最後に本格的なバラード曲を提供したのじゃないかな。山本リンダさんの時もイメチェン曲「どうにもとまらない」から10作目の「闇夜にドッキリ」までで作曲を担当しなくなりました。(山口百恵さんは6枚目シングルだけ馬飼野康二さんの作曲)A面「ささやかな欲望」作詞 千家和也さん 作曲 都倉俊一さん 編曲 馬飼野康二さんこの曲をリリースする前にも静かなバラード調の曲は「冬の色」「湖の決心」と2曲ありましたが、本格的な大人のバラードのシングル曲と言えるのはこの曲が最初です。この曲から歌唱力がよりアップしたように感じる。アルバム曲には大人っぽいバラードはいくつもありましたが。「名前のない時間」「少年の海 -出逢い-」「朝陽の庭」の3曲がすぐに頭に浮かんだ。メロディーの美しさとインパクトある歌詞、繊細な表現力の山口百恵さんの歌唱で名曲に仕上がっています。もう少し長く聴いていたいと思ってしまう曲です。B面「ありがとうあなた」作詞 千家和也さん 作曲 都倉俊一さん 編曲 馬飼野康二さんTBS系ドラマ「赤い疑惑」主題歌として使用された曲。山口百恵さんの長男の3rdアルバム「Blooming Hearts」の中でカバーしています。タイトルの「ありがとうあなた」という言葉は曲間でセリフとしてさらりと語られます。アルバム「ささやかな欲望」のA面5曲目に「ありがとうあなた」は収録されています。その次のA面6曲目「感傷旅行」の中でインパクトあるメロディーで「♪ありがとう〜あなた〜」と歌い上げるのでこの2曲に繋がりがあるように子供の頃から思ってた。
2022年08月15日
1962年5月発売の島倉千代子さんのシングル。この曲は1962年4月15日公開の日活映画「愛と死のかたみ」の主題歌。原作小説の山口久代さん「愛と死のかたみ」を映画化したものです。この映画の事はまったく知らなかったのですが、あらすじや解説などをいくつか読んでみるとかなり重いテーマがいくつか重なっている哀しい内容です。浅丘ルリ子さん、長門裕之さん主演で一度観てみたいと思ってる映画です。この曲の作詞は原作者である山口久代さんが書いています。A面「愛と死のかたみ」作詞 山口久代さん 作曲 船村徹さんかなり前にこの曲の事を調べてた時に、ひとつの謎とぶつかった。まったく同じタイトル「愛と死のかたみ」で及川三千代さんもレコードを出しています。日活映画のオフィシャルには主題歌は島倉千代子さんだったと書いてあるので、かなり謎。歌詞も原作者の山口さんのものではないのでドラマ版の主題歌なんだろうと思っていたら及川三千代さんの方のジャケット写真を見つけて見てみると日活映画「愛と死のかたみ」主題歌と書いてあります。楽曲がまったく違うので共作って事でもなく…でも島倉さんのバージョンが日活オフィシャルにも掲載されてるし、作詞は原作者だし、間違い無いのだろうと思う。ただ、島倉さんのジャケットには映画主題歌とはどこにも掲載されていません。原作者の作詞なので映画のテーマのまま歌詞もかなり重く、島倉さんの歌唱も悲しげです。まだ22歳の島倉さんには重すぎるテーマのように思いますが、この曲以上に重く辛辣なテーマの楽曲もそれ以前に多く歌っています。「死」をテーマにした曲が多いのはやはり戦後の時代背景が大きいのかな。B面「なみだの福音」作詞 星野哲郎さん 作曲 船村徹さんこの曲も歌詞の内容を読むと小説「愛と死のかなみ」をテーマにしてるのがわかる楽曲。「福音」って喜びを伝えるような意味があったと思うけど、哀しい曲です。この曲の島倉さんは歌唱は22歳の表現とは思えない深さを感じさせる素晴らしい歌唱です。A面よりもこの曲、すごいと思う。
2022年08月15日
アメリカのロックバンド「ラズベリーズ」の1972年7月発売のシングル。デビューアルバム「Raspberries」からの2枚目のシングルカット。リードトラックで1stシングルの「Don't Want To Say Goodbye」はアルバムと同時発売。ストリングスを大胆に使ったアレンジのゆったりしたクラシカルなバラードでしたが、ヒットには至らなかった。デビューアルバム「Raspberries」の輸入盤には擦るとかなり強いラズベリーの香りがするシールが貼られてた。匂いを放つジャケットってあの頃いくつかあったように思う。Eric Carmen - Bass 、Vocals, PianoWally Bryson - Lead guitar, Backing and lead vocalsDave Smalley - Rhythm guitar, Backing and lead vocalsJim Bonfanti - Drums, Backing vocalsA面「Go All The Way」デビューアルバム1曲目に収録されてるロックナンバー。この曲のイントロリフなんて80年代のポップ寄りのメタルバンドのGリフの基本になってるようなフレーズ。リズムアレンジもLAメタルでよくあった基本的なアレンジのように思う。歌が入るとメロウになって美しいメロディーを聴かせる。この曲、好きな人かなり多いんじゃないかと思う。知ってる人は知っている系の名曲ですが、70年代ロックファンのツボを全て突いてるように思える曲。エリック・カルメンって多分、確実に数少ないロックの天才のアーティストの一人だと思う。デビューアルバムで聴くと、その後のロックバンドがいろいろ拝借してると思えるアレンジやフレーズが山のように出てきます。歌詞はかなり際どいらしくイギリスでは放送禁止になった所もあるとか。B面「With You In My Life」アルバムB面2曲目に収録されてる曲です。この曲はエリック・カルメンではなくギターのウォーリー・ブライソンの作品です。ベースはチューバが吹き、ブラスセクション、ホンキートンクピアノも加えたコミカルなアレンジの楽曲。この曲も凄く好きだった曲。(今も好きです^^)ラズベリーズを聴き始めるなら、1stアルバムから聴くのがベスト。アルバムラスト「I Can Remember」を聴き終えると、レコード(CD)買った事の満足感に満たされると思う。いいアルバムです。「I Can Remember」で感動しない人間なんているのかな?とまで思ってしまう。
2022年08月13日
1971年月組7月公演「アンデルセン名作 人魚姫」の主題歌レコード。公演が終了してからの1971年9月1日に発売されました。古城都さんが月組トップスターになって本公演13作目の作品アンデルセン名作「人魚姫」の主題歌。この頃、夏休み時期は子供でも楽しめるような作品が上演される事があった。この公演で声楽専科から特別出演の加茂さくらさんが退団しました。A面「愛があれば」 古城都さん作詞 高木史朗さん 作曲 中元清純さん この曲は歌唱力がなければ聴かせる事が出来ない歌い上げ系のバラードです。古城都さんはダンスの人のイメージが強い人が多いのですが、心に響く素晴らしい歌唱が聴ける楽曲がいくつもあります。生の舞台は観た事がないのですが、古城都さんが歌ってるレコードはほとんど収集して聴きまくってます。宝塚歌劇そのもので考えると50年代後半〜60年代が一番好きで、その時代に自分が生きていたら観劇しまくりだったと思う。トップスターもみんな個性と実力と華を兼ね揃えているように思える。この「愛があれば」は楽曲自体が良いし、アレンジもカッコいい!音域も広い曲で下はかなり低いと思うけどしっかり響いています。確かこの公演の前に古城都さんは急性肝炎で少し休養してたように思います。それもあって、この公演では得意なダンスシーンは古城さんを気遣ってかほとんどなく、短い小作品だったショー「川は光る」には出演してませんでした。「川は光る」の方は大滝子さん、榛名由梨さん、笹潤子さんを中心に上演された。初風諄さんも出演していませんでした。B面「海の国」 初風諄さん作詞 高木史朗さん 作曲 中元清純さん 古城都さん演じる「ハインリッセ王子」に一目惚れする「人魚姫ルイーゼ」の役が初風諄さん。「愛があれば」もそうですが、オリジナル曲のクオリティーが高くて驚く。この頃の楽曲は好きな曲だらけです。(それ以前の曲も名曲だらけ)「シンガーズ・シンガー」「今もお前が」「誰かがどこかで」「バビロニアの夜」「アンデスの恋歌」「オー!ビューティフル」「我が心にいつも太陽」「テ・キエロ(君を愛す)」「タイム・マップ」「サンライズ・アゲイン」「歌を翼に」「落葉散る丘の上の小径」などよく歌われる有名どころを除いても良い曲だらけです。この「海の国」もメロディーも編曲も個性に溢れた名曲です。初風諄さんと榛名由梨さんこの作品が退団公演になった加茂さくらさん
2022年08月12日
1967年7月1日〜30日まで宝塚大劇場で上演されたミュージカル「オクラホマ」の楽曲が4曲収録されたアナログコンパクト盤。17cmレコードですが33回転で聴く仕様です。公演中の1967年7月に発売されました。古城都さんのYoutubeチャンネル「古城都チャンネル」が設立されて結構早く登録して毎回興味深く楽しんでいます。その中で「オクラホマ」の上演が決まった時の話をしている回があります。1967年2月に月組トップスター内重のぼるさんが「霧深きエルベのほとり」の再演公演で退団。その年の7月から古城都さんは月組のトップスターに就任と決定していました。その7月公演がこの「オクラホマ!」です。星組との合同公演となって星組トップスターの上月晃さんが特別出演する事となった。トップスターお披露目公演で決まった役は2番手役のジャッド。主役のカーリーは星組トップスターの上月晃さんです。最初はダブルキャストでカーリーとジャッドを交互に演じる予定だったのですが、それを上月晃さんが拒否した事で古城都さんは悩んだ結果、ジャッド役を受け入れた。でもその時、月組の組子たちはその配役に反発。自分の組のトップスターが2番手役なのでそうなるのも当然です。上月晃さんと古城都さんは同期で特別仲が良かった二人。同期ですが上月さんは1965年にすでに星組のトップスターに就任していました。(上月晃さんと古城都さんと甲にしきさんが同時期にトップスターになり3K時代と言われた)しかし、このジャッドって役は演じ甲斐のある難しい役。花や月の再演で観た人も多いと思う。初日が開いて次の日の新聞評に古城都さんの新境地を大きく取り上げる記事が載った。古城都さん本人も語っていますが、この役を演じた事で後々、難しい役の「嵐が丘」初演や「ウエストサイド物語」の初演、そして内重のぼるさんのために菊田一夫さんが完全アテガキで描きかげた「霧深きエルベのほとり」も見事に演じる事が出来たと語っています。この事で上月晃さんと古城都さんとの間に確執が出来た事でもなくお互い仲良くリスペクトする存在だったようです。A面1曲目「オクラホマ!」 上月晃さん今では考えられませんが、男性のコーラスがかなり前に出していて合唱の厚みをつけています。いかにもミュージカルの楽曲って曲。男性コーラスが入るとやはり幅が広がって良い!2曲目「新しい日々」 初風諄さんこのレコードは実況録音じゃなくスタジオ録音なので安定した音とバランスで聴けるのが良い!ローリー役でした。まだ初々しいかわいい声の初風諄さんも新鮮です。B面1曲目「嫌とは言えない」 八汐路まりさん八汐路まりさんはアド ・アニー役です。歌うまの凄い娘役さんです。公演前のレコーディングにも関わらず、難しいこの曲でも余裕で歌い上げています。2曲目「寂しい部屋」 古城都さん他の3曲が明るく楽しい曲なのに対し、ジャッドが歌うこの曲は哀しく重い曲です。映像は残っていないと思いますが、この曲を古城さんが歌ってるのが観たい!歌唱力と芝居力が必要なこの曲を見事に歌い上げています。
2022年08月11日
1974年6月21日にイギリスで発売されたスリーディグリーズの大ヒットシングル。アメリカでは1974年9月6日にシングルカット。日本では日本デビュー3枚目のシングルとして1974年6月に発売。日本デビューシングルは前にも書いた「荒野のならず者 Dirty Ol' Man」でこの曲がいきなり洋楽のデビューシングルとしては珍しくオリコン40位以内に入るヒット。2枚目シングルは「ソウル・トレインのテーマ T.S.O.P (The Sound Of Philadelphia) 」です。この曲はスリー・ディグリーズの曲というかMFSB (Mother Father Sister Brother)の曲にスリー・ディグリーズが少しコーラスとして歌ってる程度ですが、この曲も大ヒット。この曲を聴くなら「TSOP (The Sound of Philadelphia) MFSB Feat. (12" Version)」のロングバージョンが絶対おすすめ。スリー・ディグリーズの歌も多く聴ける。それ以上にオススメは2016年にリレコーディングしたバージョン。アルバム「Strategy: Our Tribute to Philadelphia」のラストに収録されています。全盛期のメンバーは一人しか残ってませんが、カッコいいのでおすすめ。A面「天使のささやき When Will I See You Again」イギリスでUK Singles Chart1位に、アメリカでUS Billboard Hot 100で2位まで上がって大ヒット。日本でも長期にわたって売れ続け人気曲になりました。この曲はどんな国のベスト盤を買ったとしても確実に収録されていると思う。後にWhen Will I See You Againを日本語でレコーディングして日本のみで発売。この日本語バージョンがまためちゃくちゃ良い!レコーディング時点でも日本語発音は素晴らしく素直に胸に入ってくる感覚。ライブバージョンなら今でもすぐに手に入るのは、1975年12月発売の「The Three Degrees Live」です。その前に日本のみで「Live in Japan」を1975年11月にLP2枚組で発売しています。「Live in Japan」をリマスターしてノーカットでCDで再発してほしい!!!今ではYoutubeに現在のライブも含めいくらでもライブバージョンは聴けます。(ほとんどオーディエンス撮りですが、音質のいい物が多い)「天使のささやき When Will I See You Again」のイントロ聴くだけで心が安らぐ人もきっと多いと思う。柔らかく優しい声に癒されます。曲はもちろん最高に良いし歌唱も文句つけようがない素晴らしさです。昨年の秋ぐらいに急にスリー・ディグリーズを聴き直すようになって、子供の頃に聴いてた感動の何倍も凄い感動で3人の歌声を聴いています。昔に聴いてた音楽…何かが降りてきて急に聴きたくなる、そしてその頃以上にダダハマりになっていく。こんな事が最近、多くて何か気持ち悪く感じる事も多い。B面「幸わせの季節 Year Of Decision」この曲は「When Will I See You Again」が収録されたアルバム「International」の一つ前のアルバム「The Three Degrees」のB面のラストに収録されてた曲。B面だけど、この曲も聴いた事がある人はかなり多いと思う。そうそう!この曲も「The Three Degrees Live」で聴く事ができます。テンポアップしたアレンジのこの曲もカッコいい。これ以上速いと雰囲気も壊れるけどギリギリかっこいい速さで聴かせてくれます。完全に忘れかけてたスリー・ディグリーズだったのに何が原因でこんなに最近聴きまくるようになったのか謎すぎる。昨夜はスリー・ディグリーズバージョンの「Stardust」をリピートして聴いてたり・・・。
2022年08月11日
日本のシンガー・ソング・ライター「りりィ」の6枚目のアルバム。りりィさんの事はあまり書いてこなかったけど、アルバムは結構持ってます。仕事中に急にこのアルバムに収録されている「心は夏に誘われて」が頭をぐるぐる流れてた。帰ってきてからアナログ盤でこのアルバムを通して聴いてた。久々に聴くりりィさんの歌は渋くてカッコ良かった!もう亡くなって6年も経つのか…。女優としても存在感があったのに残念です。A面1曲目「ミス・キャロン・ターバット」2曲目「春子」3曲目「かくれんぼ」4曲目「だから私は歌っていたい」5曲目「さびしがりや」B面1曲目「しあわせ・ふしあわせ」2曲目「心は夏に誘われて」3曲目「午後の鐘」4曲目「熱い砂」5曲目「時間よとまれ」6曲目「BLUE NIGHT LILY IN THE VALLEY」りりィさん ボーカル・パーカッション佐藤博さん ピアノ・Mini Moog・鈴木茂さん ギター・パーカッションRiver Mouse Aギター笛吹俊明さん Aギター・ガットギター田中章弘さん ベース小原礼さん ベース・パーカッション上原裕さん ドラムペッカー コンガ・ティンパレス・パーカッションこのアルバムはA面のイメージは薄くて、多分B面ばかり聴いてたように思う。最初に書いた「心は夏に誘われて」〜「午後の鐘」〜「熱い砂」の3曲の流れのカッコ良さに中学生の頃にハマった。それからこんな気だるい感じの夏の午後を感じる曲が好きになった。B面2曲目「心は夏に誘われて」はシングル「ミス・キャロン・ターバット」のB面にも収録されてる。でも、この曲は〜「午後の鐘」〜「熱い砂」の流れで聴くのがベストだと思う。気怠いボサノバだけど鈴木茂さんのオシャレすぎるスライドギターのオブリがカッコ良すぎて今日も聞き惚れまくりでした。小原礼さんのベースのカッコいいフレーズがちょこちょこ入るのも凄い!りりィさんのスモーキーな歌唱がこの曲を何倍もシブくさせて最高です!3曲目「午後の鐘」は2分もない短い曲ですが、「心は夏に誘われて」の流れのまま聴くと最高です!この曲も「心は夏に誘われて」とはまた感覚の違うボサノバです。4曲目「熱い砂」はローズピアノのみの演奏で物悲しく歌うりりィさんの歌唱のしぶさ!この3曲を連続で聴くと満足してしまう。CDも持ってるけど、こんな曲はやはりアナログ盤で聴かないと。生々しい録音をリアルに感じられる。A面1曲目「ミス・キャロン・ターバット」はオリエンタルな香りが溢れる楽曲です。2曲目「春子」はレゲエナンバー。4曲目「だから私は歌っていたい」もレゲエアレンジの曲です。気怠さが心地良い。5曲目「さびしがりや」は山崎ハコさんを彷彿させるような、辛い重い曲。LPの裏ジャケが歌詞になっています。
2022年08月10日
エディ・フロイドの1967年発売のデビューアルバム「Knock On Wood」の状態の良いアナログ盤が手に入ったので、それをずっと聴いてた。アルバム「Knock On Wood」の事は2回ほど書いたと思うので、今日は違うところから。エディ・フロイドのアナログ盤を聴いてて「この曲、ピンクレディーも歌ってた!」と思い出し、まず5枚目のスタジオ録音LP「WE ARE SEXY」が頭に浮かんだ。この中に1979年夏〜秋のコンサートのアレンジのままレコーディングされた「Knock On Wood」が収録されています。(「WE ARE SEXY」はR&Bやソウルの曲だけを集めてレコーディングしたアルバムです)このアルバム、いきなりドナ・サマーの名曲メドレーから始まる渋すぎるアルバムです。「MacArthur Park~Heaven Knows」アメリカの三大ネットワークのNBCで放映されたレギューラー番組「Pink Lady and Jeff」から「Knock On Wood」はB面2曲目のメドレーの1曲目に歌われています。オリジナルよりも速めにアレンジしています。前田憲男さんのアレンジが光るメドレーになってます。次に思い出したのがアメリカで放映してたピンク・レディーの冠番組の中でも歌ってたと思い、またDVD出して来てテレビでのライブの「Knock On Wood」を聴いた。「WE ARE SEXY」のテンポとほぼ同じでアレンジも前田憲男さんの物に近いアレンジです。観客も入ってる生バンドでのライブなの臨場感も素晴らしく二人のパフォーマンスも最高です!生バンド演奏だとブギーロックのようになってるけど、これはこれであり。エディ・フロイドのオリジナルのテンポとアレンジででもピンク・レディーの二人が歌ってるのを聴きたいと思う。もし再びライブ活動するならちょっと落ち着いた感じにアレンジしてR&Bやソウルの曲を聴かせてほしい。でもこのEddie Floydの「Knock On Wood」は何でこんなにカッコいいのだろう…と思いながら毎回聴いている。ボーカルがカッコイイのはもちろんで、各楽器のアレンジ全てがカッコいい!ブルーススプリングステーンがよくカバーしてた「Raise Your Hand」も凄く好きな曲。Eddie Floydは現在85歳で今も健在です。歌っているのかどうかは分からないけど、きっと歌ってるのだろうと思う。80年代以降のEddie Floydのアルバムの事も今度書こう。「Knock On Wood」を歌っている場面。特効も使っての派手な演出です。生バンドに観客も入っていてライブそのもの。番組のラストはいつもJeff Altmanとのやり取りからのコントで終わる。なぜかお風呂で終わる回が多い。あと相撲の力士風の人がオチで出てくる。
2022年08月09日
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